2016年01月28日

Thundercat『The Golden Age of Apocalypse』

天才ベーシスト、衝撃のデビュー・アルバムThundercat『The Golden Age of Apocalypse』
The Golden Age of Apocalypse [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC302)
発表年:2011年
ez的ジャンル:Flying Lotusの右腕天才ベーシスト
気分は... :やはり魅力的・・・

今最も旬な天才ベーシストThundercatの1stアルバム『The Golden Age of Apocalypse』(2011年)です。

黒人ドラマーRonald Bruner Sr.を父に、グラミー受賞歴を持つ敏腕ドラマーRonald Bruner Jr.を兄に持つ天才ベーシストであるThundercat(本名Stephen Bruner)の紹介は、『Apocalypse』(2013年)に続き2回目となります。

前回、『Apocalypse』(2013年)を発売直後に紹介しましたが、それ以降Thundercatの名が当ブログに登場する回数が多くなりました。Jazz The New ChapterでLAビート・ミュージックの雄Flying Lotusが大々的にクローズ・アップされ、それと共に彼の右腕としてBrainfeederを牽引するThundercatへの注目度も高まったことも影響しているかもしれませんが・・・

前回のエントリー以降、Thundercatが関与した作品として当ブログでは以下のものを紹介しています。

 Sa-Ra『Second Time Around』(2005年)
 Flying Lotus『Cosmogramma』(2010年)
 Bilal『Airtight's Revenge』(2010年)
 The Internet『Feel Good』(2013年)
 Taylor McFerrin『Early Riser』(2014年)
 Flying Lotus『You're Dead!』(2014年)
 Kendrick Lamar『To Pimp A Butterfly』(2015年)
 Kamasi Washington『The Epic』(2015年)

このリストを眺めただけで、"Thundercat参加作品は名盤だらけ"ということがお分かりいただけると思います。

そんな中、昨年末に新作『The Beyond / Where The Giants Roam』がAmazon.co.jp限定CDとしてリリースされましたが、ボートラ1曲を加えた全7曲のミニ・アルバムという点が引っ掛かり、購入するかどうか迷っているところです。

そこでThundercatの魅力を再確認する意味で、1stアルバム『The Golden Age of Apocalypse』(2011年)を取り上げた次第です。

今ほどThundercatへの注目度が高くない時期にリリースされた作品ですが、その分彼のプリミティヴな魅力を実感できりる1枚です。

Thundercatと総帥Flying Lotus以外に、兄Ronald Bruner Jr.、昨年末に2011年のソロ・アルバム『Self Taught』が国内CD化され、注目度が高まっているキーボード奏者Brandon Coleman、元Robert Glasper ExperimentD'Angelo & The Vanguardにも参加していた注目ドラマーChris DaveSa-Ra Creative PartnersShafiq HusaynTaylor GravesHadrien Feraud、女性シンガーJack DaveyとのユニットJ*Daveyでの活動でも知られるBrook D'Leauがプロデュースを務めています。

また、レコーディングにはMiguel Atwood-Ferguson(viola)、Kamasi Washington(sax)、Austin Peralta(key)、Sa-Ra Creative PartnersOm'Mas Keith(vo)、C. Graves(key)、Dorian Concept(key)、Erykah Badu(vo)、が参加しています。

改めて聴き直すと、LAビート・ミュージックと今ジャズが融合し、さらにクロスオーヴァー化しているサウンドが実に刺激的です。この1枚を聴けば、彼が総帥Flying Lotusの右腕として絶大な信頼を得ている理由が分かるはずです。

多分、この記事をアップした直後に迷っていた『The Beyond / Where The Giants Roam』を購入しちゃうんだろうなぁ(笑)

全曲紹介しときやす。

「Hooooooo」
George Duke「For Love (I Come Your Friend)」をサンプリングしたアルバムのプロローグ。

「Daylight」
Taylor Gravesプロデュース。LAビート・ミュージックらしい記号的側面とメロディアスな部分が見事に調和しています。Miguel Atwood-Fergusonがヴィオラで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=oi9hhxuMdGo

「Fleer Ultra」
Taylor Gravesプロデュース。Thundercatのベースを楽しむには持って来いの演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=THcaEKOLZNY

「Is It Love?」
Flying Lotus/Thundercatプロデュース。Sa-Ra Creative PartnersのOm'Mas KeithとShafiq Husaynが関与し、さらにMiguel Atwood-Ferguson、Kamasi Washington、Austin Peraltaも参加したLAジャズ好き、JTNC好きの人には興味深い演奏なのでは?終盤にはFlying Lotus『Cosmogramma』(2010年)に収録された「MmmHmm」がサンプリングされています。
https://www.youtube.com/watch?v=ijiP-FSjDxU

異才シンガーソングライター/マルチ・インストゥルメンタリストDiggs Dukeが話題作『Offering For Anxious』でカヴァーしていましたね。天才ミュージシャン同士通ずるものがあるのでしょうね。

「For Love I Come」
Flying Lotus/Thundercatプロデュース。
オープニング「Hooooooo」の本編という感じで「Hooooooo」と同じくGeorge Duke「For Love (I Come Your Friend)」をモチーフにし、Thundercatの超絶ベースとAustin PeraltaとDorian Conceptのキーボードが絡みます。
https://www.youtube.com/watch?v=B3rVV_Jp_rQ

「It Really Doesn't Matter To You」
Flying Lotus/Thundercat/Hadrien Feraudプロデュース。パリ出身のベーシストHadrien FeraudとThundercatという興味深いベーシスト共演を楽しめます。そんな二人を兄Ronald Bruner Jr.がドラムでサポートしています。
https://www.youtube.com/watch?v=CgO8vioovgQ

「Jamboree」
Thundercat/Ronald Bruner Jr./B. D'Leau Davisプロデュース。生音ビートミュージックって感じが実にエクぺリメンタルですね。Jazz The New Chapter好きの人が喜びそうな演奏なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=8jLzHTAUPgc

「Boat Cruise」
Thundercat/Brandon Colemanプロデュース。ビートミュージック的なミニマルなコズミック感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=y4cEjT80xuI

「Seasons」
Thundercat/Shafiq Husaynプロデュース。二人のコラボ色が強いコズミック・トラック。ヴォーカル入りで意外に聴きやすいかも?
https://www.youtube.com/watch?v=WOooD9TRfh4

「Golden Boy」
Thundercat/Chris Daveプロデュース。この共演も実に興味深いですね。ThundercatのベースとChris Daveのドラムの静かなる応酬を楽しみましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=L4PAsoPh6vE

「Walkin'」
Flying Lotus/Thundercat/Hadrien Feraudプロデュース。Erykah Baduがヴォーカルで参加した話題曲。LAビート・ミュージック的メロウ・ソウルといった趣のキャッチーな仕上りです。
https://www.youtube.com/watch?v=8qGigIMM1Vw

「Mystery Machine (The Golden Age Of Apocalypse)」
Flying Lotus/Thundercatプロデュース。タイトルの通り、ミステリアスな演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=KxGwHk5gDZ0

「Return To The Journey」
Flying Lotus/Thundercatプロデュース。本編のラストはアルバムの余韻を楽しむような演奏で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=s-tqcqsiWcA

「$200 TB」
国内盤ボーナス・トラック。Flying Lotus/Thundercatプロデュース。今は亡き天才ピアニストAustin Peraltaの参加が嬉しいボートラです。
https://www.youtube.com/watch?v=hjp28GO3XIE

『Apocalypse』(2013年)
Apocalypse [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC383)

『The Beyond / Where The Giants Roam』(2015年) ※ミニ・アルバム
【Amazon.co.jp限定】The Beyond / Where the Giants Roam [解説・ボーナストラック収録 / 国内盤] (BRC491AMZ)
posted by ez at 02:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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