2016年02月26日

Freddie Hubbard『Red Clay』

名トランぺッターのCTI第1弾アルバムとなる名作☆Freddie Hubbard『Red Clay』
レッド・クレイ
録音年:1970年
ez的ジャンル:超絶技巧トランぺッター
気分は... :まぁ、何とかするさ・・・

今回は名トランぺッターFreddie Hubbard(1938-2008年)が1970年に録音した名作『Red Clay』です。

これまで当ブログで紹介したFreddie Hubbard作品は以下の4枚。

 『Hub Tones』(1962年)
 『Breaking Point』(1964年)
 『Backlash』(1966年)
 『The Black Angel』(1969年)

本作『Red Clay』は、HubbardのCTIでのレコーディング第1弾となるアルバムです。

レコーディング・メンバーはFreddie Hubbard(tp)、Joe Henderson(ts、fl)、Herbie Hancock(el-p、org)、Ron Carter(b、el-b)、Lenny White(ds)という5名。プロデュースはCTIの総帥Creed Taylor

CTIでのレコーディングと聴くと、クロスオーヴァーな作品をイメージしてしまいますが、実際の演奏はハードバップな演奏が印象的な1枚に仕上がっています。ただし、Hancockがアコースティック・ピアノではなく、エレピを演奏しているあたりにクロスオーヴァーな香りも感じますが・・・

本作のハイライトであるタイトル曲「Red Clay」も意外にストレート・アヘッドな演奏です。そんな中にもCTIらしいスマートさがあるのがいいですね。

ブルージーな「Delphia」、ハードバップな「Suite Sioux」「The Intrepid Fox」は、60年代と70年代の架け橋的な面白さがあります。

最近のCDには6曲入りのものもありますが、オリジナルLPは4曲構成です。

60年代と70年代の狭間感が面白い1枚なのでは?

全曲紹介しときやす。

「Red Clay」
Freddie Hubbard作。サンプリング・ソースにもなっているRon Carterのベース・ラインが印象的なタイトル曲。そのため、どうしてもそこに耳がいきがちですが、主役HubbardやHendersonのソロも快調だし、Hancockのエレピもいい雰囲気を醸し出しています。リズム隊は終盤にも見せ場を作ってくれます。クロスオーヴァーしているようで意外にストレート・アヘッドな演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=wA1ZelIbUfI

Angie Stone「The Ingredients Of Love」、Papa Chuk「Runaway」、Company Flow「Lencorcism」のサンプリング・ソースになっています。 また、A Tribe Called Quest「Sucka Nigga」のサンプリング・ソースとしてお馴染みのJack Wilkinsヴァージョンや当ブログで紹介済みのThe Solsonicsヴァージョンをはじめ、Mark Murphy、Soil & Pimp Sessions、Cro-Magnon、Medline等がカヴァーしています。

Angie Stone「The Ingredients Of Love」
 https://www.youtube.com/watch?v=cM3GLnhf1iI
Papa Chuk「Runaway」
 https://www.youtube.com/watch?v=CgLCRJW0S7w
A Tribe Called Quest「Sucka Nigga」
 https://www.youtube.com/watch?v=-PuhyQA3kNc
Jack Wilkins「Red Clay」
 https://www.youtube.com/watch?v=flHXwsl8cBI
Mark Murphy「On The Red Clay」
 https://www.youtube.com/watch?v=XdF0AcklZNs

「Delphia」
Freddie Hubbard作。ブルージーな哀愁チューン。ここでのHancockはオルガンをプレイしています。1人でしみじみ聴きたい気分の音ですね。Hubbardのソロが沁みてきます。
https://www.youtube.com/watch?v=aFZQTTb3SvA

「Suite Sioux」
Freddie Hubbard作。リラックスした中にも緩急をつけたメリハリのある演奏で楽しませてくれるハードバップ・チューン。ハードバップな演奏の中でHancockのエレピに70年代の香りを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=G3oW2aQd_5o

A Tribe Called Quest「Jazz (We've Got) (Re-Recording)」、Rumpletilskinz「Is It Alright」 、Deda「Nothing More」、J. Rawls「A United Front」のサンプリング・ソースになっています。

「The Intrepid Fox」
Freddie Hubbard作。本編のラストは格好良いハードバップで締め括ってくれます。スリリングなリズム隊に先導され、HubbardやHendersonがソロでキメてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=6IMJOG-ukFU

僕の保有CDにはボーナス・トラックとして、同じセッションで録音した「Cold Turkey」John Lennonのカヴァー)が収録されています。さらに最近のCDには「Red Clay」のライヴ・ヴァージョンも追加されています。

「Cold Turkey」
https://www.youtube.com/watch?v=zQpMIMqRCII

Freddie Hubbardの過去記事もご参照下さい。

『Hub Tones』(1962年)
ハブ・トーンズ

『Breaking Point』(1964年)
Breaking Point

『Backlash』(1966年)
バックラッシュ

『The Black Angel』(1969年)
ブラック・エンジェル
posted by ez at 04:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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