2007年06月03日

Grover Washington Jr.『Winelight』

クリスタルな恋人たち...いい響きだねぇ(笑)☆Grover Washington Jr.『Winelight』
Winelight
発表年:1980年
ez的ジャンル:アーバン・メロウ系スムーズ・ジャズ
気分は... :蛇女に首ったけ☆

今回はスムーズ・ジャズ・ブームのきっかけを作った1枚Grover Washington Jr.『Winelight』(1980年)です。

Grover Washington Jr.(1943-1999年)は、 CTIレコードの総帥Creed Taylorに見出され1971年に1stアルバム『Inner City Blues』を発表しました。その後1980年に本作『Winelight』の大ヒットによりその人気を決定づけまシタ。1999年心臓発作で死去。

ご存知のとおり、Bill Withersのボーカルをフィーチャーした本作からのシングル「Just the Two of Us」は全米ポップチャート第2位となる大ヒットとなりました。

当時中学生だった僕にとっては、「クリスタルな恋人たち」という邦題も手伝って、アーバンで大人なサウンドに憧れを持ったものデス。

メンバーは、Grover Washington, Jr. (ss、ts、as)、Ralph MacDonald(per)、Steve Gadd(ds)、Marcus Miller(b)、Eric Gale(g)、Paul Griffin(key)、Richard Tee(key)という布陣デス。

以前にRoberta Flack『I'm The One』のエントリーでも書きましたが、Ralph MacDonald(per)、Steve Gadd(ds)、Marcus Miller(b)、Eric Gale(g)、Richard Tee(key)の5名は僕にとってのドリームチームのようなメンツであり、そのドリームチームの存在感の大きさを知ったのがこのアルバムでした。

個人的にはこの5名が勢揃いしている本作、Roberta Flack『I'm The One』(1982年)、Ralph MacDonald『Universal Rhythm』(1984年)の3枚には特別な思い入れがありますね。特に未CD化のままである『Universal Rhythm』のCD化を切に願うばかりですね。

全曲紹介しときやす。

「Winelight」
タイトル曲はRalph MacDonald/William Eatonの作品。なかなかファンキーな仕上がりですね。ただし、僕は本作にファンキーな要素は求めているわけではないので、ついついスルーしてしまうのですが。

「Let It Flow (For"Dr. J") 」
アーバンなメロウ・グルーヴ。この落ち着き具合いが何ともアダルトですなぁ。印象的なフェンダーはさすがRichard Teeと思いきや、ここではPaul Griffinが弾いていマス。

「In the Name of Love」
「Just the Two of Us」と並ぶRalph MacDonaldの名作(William Eatonとの共作)。ロマンティックでやさしいムードに溢れていますね。

先にあげた『I'm The One』ではRoberta Flackがカヴァーし、『Universal Rhythm』ではRalph MacDonaldのセルフカヴァーを聴くことができマス。RalphのセルフカヴァーではBill Withersがボーカルを務め、Randy Breckerのトランペット・ソロをフィーチャーしています。本作の「Just the Two of Us」とセットで聴くとかなりいいですよ!早くCD化して〜っ!

「Take Me There」
ムーディな展開と軽快でリズミカルな展開がうまくバランスされているという意味で、僕がイメージするスムーズ・ジャズの典型みたいな曲かも。特にRalph MacDonaldのパーカッションが大活躍する展開がいいですねぇ!

「Just the Two of Us」
前述の大ヒット・シングル。グラミー賞も受賞しましたね。ジャズとR&B、ポップが見事にクロスオーヴァーした名曲ですね。

Ralph MacDonald/William Eatonによる楽曲にBill Withersが詞をつけたものです。このタイトルはカリブに浮かぶ小国トリニダード・トバゴのことを書いたものなのだとか。物理的には二つに分割されているが文化的には一つの国という意味らしいです。

Ralphのセルフカヴァーもアルバム『Just the Two of Us』に収録されていマス。コチラはDennis Collinsのボーカルをフィチャーしています。久保田利伸とCaron Wheeler(Soul II Soul等)のデュエット・カヴァーもありましたね。

サンプリング・ネタとしても有名ですね。
主なところとしては、Jeru The Damaja「Black Love」、2pac「Cause I Had 2」、「Happy Home」、Will Smith「Just The Two Of Us」、Around The Way「Really Into You」、Babu「Sucker DJs」、Smif-N-Wessun「Wreckonize」、Nice & Smooth「No Bones」、Eminem「Just the Two of Us」などがありマス。Bobby Caldwell「What You Want Do For Love」とのダブル大ネタ使いMay's「1/2 (Crystal Lovers Remix)」なんていうのもありましたね。

「Make Me a Memory (Sad Samba) 」
ムードありすぎの悲しきサンバ。余韻を楽しみながらも、少し気だるいカンジがいいですね。

本作がお気に入りの方は同じメンツの次作『Come Morning』(1981年)もどうぞ!
posted by ez at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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