2017年02月11日

Stanley Cowell『New World』

再評価されるべきスピリチュアル・ジャズ☆Stanley Cowell『New World』
ニュー・ワールド
発表年:1981年
ez的ジャンル:スピリチュアル・ジャズ
気分は... :新世界は何処に向かう・・・

今回はスピリチュアルな作品で人気のジャス・ピアニストStanley Cowell『New World』(1981年)です。

1941年オハイオ州トレド生まれのジャス・ピアニストStanley Cowellの紹介は、『Musa・Ancestral Streams』(1974年)、『Regeneration』(1975年)に続き3回目となります。

Stanley Cowellといえば、自身のレーベルStrata-East Recordsからリリースした『Musa・Ancestral Streams』(1974年)、『Regeneration』(1975年)という2枚の印象が鮮烈ですが、1981年にリリースされた本作もCowellらしいスピリチュアル・ジャズを楽しめます。

Galaxy Recordsからの4作目となる『New World』はリリースは1981年ですが、レコーディングされたのは1978年です。それまでGalaxyからは『Waiting for the Moment』(1977年)、『Talkin' 'Bout Love』(1978年)、『Equipoise』(1978年)といったアルバムをリリースしています。

レコーディング・メンバーはStanley Cowell(p、el-p、org、kalimba、back vo)、Cecil McBee(b)、Roy Haynes(ds)、Kenneth Nash(per)、Pat Patrick(fl、clarinet、sax)、Eddie Henderson(tp、flh)、Julian Priester(tb)、Terry Adams(cello)、Nate Rubin(violin)、Judy Lacey(vo)、Linda Mandolph(vo)、Robert Mandolph(vo)。

プロデュースはEd Michel

スタンダードをスピリチュアル・ジャズへ変貌させた「Come Sunday」、ソウルフルな「Ask Him」、カリプソ・フィーリングの「Island Of Haitoo」、名作『Regeneration』収録の人気曲の再演「I'm Trying To Find A Way」、コズミックな「El Space-O」、美しいピアノ・ソロ「Sienna: Welcome To This New World」と6曲6様の演奏で魅了します。

再評価されるべきスピリチュアル・ジャズ作品だと思います。

全曲を紹介しときやす。

「Come Sunday」
Duke Ellington作のスタンダード・カヴァーがオープニング。Cowellの美しいピアノでスタートし、鐘の音と共にコーラスやパーカッションが加わり、スピリチュアルな展開へ・・・秀逸アレンジの都会的スピリチュアル・ジャズといった趣がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=LE-Bpk6Jx9c

「Ask Him」
Stanley Cowell/Cecil McBee作。実にソウルフルな演奏です。Cowellのエレピやゴスペル調のコーラスが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=aWvKRQA8dfA

「Island Of Haitoo」
Stanley Cowell/Scott作。タイトルから想像できるようにカリプソ・フィーリングのフュージョン/クロスオーヴァー・サウンドです。カリンバがいいアクセントになっています。

「I'm Trying To Find A Way」
Viki McLaughlin/Stanley Cowell作。名作『Regeneration』のオープニングを飾った人気曲「Trying To Find A Way」の再演。エレガントなチェロやヴァイオリンを交えたスピリチュアル・ジャズな演奏は、『Regeneration』ヴァージョンとは異なる魅力で楽しませてくれます。ブラジリアン・ジャズとセットで聴いてもいいかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=zOXalVwXBr4

「El Space-O」
Stanley Cowell/Cecil McBee/Roy Haynes作。少しダークでコズミックなブラック・ジャズ的な演奏が印象的です。Eddie Hendersonのプレイが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=i_WPyrjIppc

Cella Dwellas「Hold U Down」のサンプリング・ソースとなっています。
Cella Dwellas「Hold U Down」
 https://www.youtube.com/watch?v=cNEcAJwNgwI

「Sienna: Welcome To This New World」
Stanley Cowell作。ラストはCowellの美しいピアノ・ソロで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ONMnvNWq244

Stanley Cowellの他作品もチェックを!

『Blues for the Viet Cong』(1969年)
ブルース・フォー・ザ・ヴェトコン

『Brilliant Circles』(1969年)
ブリリアント・サークルズ

『Illusion Suite』(1973年)
幻想組曲

The Piano Choir『Handscapes』(1974年)
Handscapes

『Musa・Ancestral Streams』(1974年)
Musa Ancestral Streams

『Regeneration』(1975年)
リジェネレーション(紙ジャケット仕様)

『Equipoise』(1979年)
エクイポイズ+3

『New World』(1981年)
ニュー・ワールド

Stanley Cowell/Buster Williams/Frederick Waits『We Three』(1987年)
ウィー・スリー

『Sienna』(1989年)
Sienna

『Back to the Beautiful』(1989年)
Back to the Beautiful

『Close to You Alone』(1990年)
クロース・トゥ・ユー・アローン

『Bright Passion』(1993年)
Bright Passion

『Angel Eyes』(1993年)
Angel Eyes

『Live at Copenhagen Jazz House』(1993年)
Live: At Copenhagen Jazz House

『Setup』(1993年)
Setup

『Departure 2』(1994年)
Departure #2

『Games』(1994年)
Games by Stanley Cowell (2010-01-01) 【並行輸入品】

『Mandara Blossoms』(1995年)
Mandara Blossoms

『Hear Me One』(1997年)
Hear Me One

『Dancers in Love』(1999年)
恋のダンサー

『Prayer For Peace』(2010年)
Prayer For Peace

『It's Time』(2012年)
It's Time

『Welcome To This New World』(2013年)
Welcome To This New World

『Are You Real?』(2014年)
Are You Real?

『Reminiscent, Plus A Xmas Suite』(2015年)
Reminiscent, Plus A Xmas Suite
posted by ez at 05:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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