2017年05月13日

Djavan『A Voz, O Violao, A Musica De Djavan』

世界的SSWのデビュー・アルバム☆Djavan『A Voz, O Violao, A Musica De Djavan』
ジャヴァン (BOM1103)
発表年:1976年
ez的ジャンル:MPB第二世代男性シンガー・ソングライター
気分は... :百合の花・・・

今回はブラジル人の世界的シンガー・ソングライターDjavanのデビュー・アルバム『A Voz, O Violao, A Musica De Djavan』(1976年)です。

1947年ブラジル北東部アラゴアス州マセイオ生まれの男性シンガー・ソングライターDjavanの紹介は、2nd『Djavan』(1978年)アルバムに続き2回目となります。

1975年にサンパウロで開催された音楽フェスティバルで彼の楽曲「Fato Consumado」が入賞したことがきっかけでレコード会社との契約に成功し、1976年にSom Livreからリリースされたデビュー・アルバムが本作『A Voz, O Violao, A Musica de Djavan』です。

Aloysio De Oliveiraがエグゼクティブ・プロデューサーとなり、Guto Graca Melloがプロデュースを手掛けています。

レコーディングにはEdson Frederico(key)、Helinho(g)、Paulinho(ds)、Luizao Maia(b)、Hermes(per)、Luna(per)、Mestre Marcal(per)、Altamiro Carrilho(fl)が参加しています。

楽曲はすべてDjavanのオリジナルです。

前回のDjavanの記事でも書きましたが、僕が最初に購入したDjavanのCDが80年代後半にリリースされた『Flor De Lis』でした。当時はブラジル音楽に関する情報源など全くなく、『Flor De Lis』が本作の新装盤だと知ったのは後年です。その後、オリジナル・ジャケでのCDも欲しかったので、改めて『A Voz, O Violao, A Musica de Djavan』も購入し直しました。

アルバムの内容としては、よく言われるようにボサノヴァ調の楽曲が中心です。その意味では、とても聴きやすいDjavan作品かもしれません。

Djavanらしさという点では『Djavan』(1978年)、『Alumbramento』(1980年)、『Seduzir』(1981年)あたりの方が独自のDjavanワールドを満喫できるかもしれません。

しかしながら、本作はデビュー作ならではのプリミティブな魅力に溢れています。何より、「Fato Consumado」「Flor De Lis」などの楽曲の良さが光ります。

前述の2曲以外であれば、「E Que Deus Ajude」「Para-Raio」「Magia」「Na Boca Do Beco」「Maria Das Mercedes」あたりがオススメです。

Djavanのシンガー・ソングライターとしての実力を再認識できるデビュー作です。

全曲紹介しときやす。

「Flor De Lis」
邦題「百合の花」。Djavanの代表曲がオープニング。個人的にもDjavan作品で一番多く聴いているのが本曲かもしれません。涼し気なエレピとフルートの音色がDjavanの歌を先導します。キャッチーな魅力を持ったリズミックなメロウ・グルーヴです。
https://www.youtube.com/watch?v=kHimNW6wLgA

「Na Boca Do Beco」
邦題「袋小路の入り口で」。小気味よいサウンドにのって、Djavanらしい語り口、メロディを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=H1qpewCgFc8

「Maca Do Rosto」
邦題「林檎」。リズミックなアコースティック・グルーヴですが、さり気ない感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=QTZpoceteww

「Para-Raio」
邦題「避雷針」。リズミックなフレーズを畳み掛けるDjavanらしい語り口を楽しめます。Edson Fredericoのメロウ・エレピが心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=yxsRUhKcxLk

「E Que Deus Ajude」
邦題「神よ、救いたまえ」。「Flor De Lis」に次いでお気に入りの曲。小気味よい疾走感がたまりません。Djavanらしいリズム感覚を満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=7-kepw_oA8M

「Quantas Voltas Da Meu Mundo」
邦題「僕の世界」。ミステリアスな雰囲気の中で憂いを帯びたヴォーカルで語りかけます。
https://www.youtube.com/watch?v=JLwAUry6mRk

「Maria Das Mercedes」
韻を踏みながら、男のどうしようもない心情を歌った楽曲。Djavanの巧みなソングライティングを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=tkoAWeUVXPA

「Muito Obrigado」
この曲もDjavanらしいメロディを楽しめます。適度にリズミックなサウンドがよくマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=yrR1TrBeDfo

「Embola Bola」
Djavanらしい言葉選びで楽しませてくれるメロウ・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=ATdepcG_Yfg

「Fato Consumado」
邦題「終わったこと」。前述のようにDjavanの運命を切り開いた曲。曲良し、リズミックなサウンド良し、文句なしの名曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=PqfN8iwlEIk

「Magia」
邦題「魔法」。タイトルの通り、ミステリアスに疾走するリズミックなギター・サウンド&パーカッションがいい感じです。女性コーラス隊もミステリアス・ムードを盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=wfYZbByZijY

「Ventos Do Norte」
ラストはブルージーな雰囲気の弾き語りで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=xr_k4AcV5zU

Djavanの他作品をチェックを!

『Djavan』(1978年)
ジャヴァン&アルンブラメント(閃き)

『Alumbramento』(1980年)
閃き~アルンブラメント

『Seduzir』(1981年)
誘惑~セデュジール

『Luz』(1982年)
ルース

『Lilas』(1984年)
Lilas

『Meu Lado』(1986年)
Meu Lado

『Bird of Paradise』(1987年)
Bird of Paradise

『Djavan』(1989年)
Oceano

『Puzzle of Hearts』(1990年)
Puzzle of Hearts

『Coisa de Acender』(1992年)
Coisa De Acender

『Novena』(1994年)
Novena

『Ao Vivo』(1999年)
Djavan Ao Vivo
posted by ez at 18:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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