2017年07月29日

Bullwackie & The Chosen Brothers『I'll Be Good』

N.Y.レゲエの首領によるビタースウィートな1枚☆Bullwackie & The Chosen Brothers『I'll Be Good』
bullwackie i'll be good.jpg
発表年:1989年
ez的ジャンル:N.Y.レゲエ/ダブ
気分は... :ビールが似合うレゲエ...

今回は今の季節にピッタリなN.Y.レゲエ、Bullwackie & The Chosen Brothers『I'll Be Good』(1989年)です。

BullwackieことLloyd Barnesは1944年ジャマイカ、キングストン生まれ。

1967年にN.Y.へと渡り、サウンド・システムを立ち上げた後、70年代に入るとWackies Recording Studioを開設し、自身のレーベルWackiesをスタートさせます。

Horace AndySugar Minott等の作品を手掛ける中でWackiesはN.Y.レゲエ・シーンの中心となっていきました。

そんなN.Y.レゲエの中心人物Lloyd BarnesがBullwackie名義でリリースしたアルバムが本作『I'll Be Good』(1989年)です。

日本限定のアルバムですが、当時はレゲエ・ファンのみならず音楽評論家・音楽雑誌からも絶賛が多く寄せられた作品でした。僕もリアルタイムで本作を購入し、当時はかなり愛聴していました。

厳密にはBullwackie & The Chosen Brothersとしてのリリースです。このあたりは、よく言われているようにCarlton & The Shoesあたりを意識したものでしょう。

プロデュースはJerry HarrisLloyd Barnes

レコーディング・メンバーはBullwackie(Lloyd Barnes)(vo、drum prog、p、syn、per)以下、Jerry Harris(drum prog、p、syn、back vo)、Steve Knight(b、p)、Bobo El Paco(b)、Ras Menilik(per)、Ashar(g)、Milton Henry(back vo)、
Abel & Allen(back vo)、Neville Anderson(tb)、Jerry Johnson(sax)です。

アルバム全体はビタースウィートなラヴァーズ作品といった印象です。肩の力の抜けたビタースウィートな魅力という意味では、前述のCarlton & The Shoes『This Heart Of Mine』(1982年)に通じるものがあります。特にオープニングの「Again」は、Carlton & The Shoes好きの人が聴くと、悶絶するほどの素晴らしさだと思います。

ラヴァーズ以外にもルーツ・レゲエ、ダブも収録されており、N.Y.レゲエの魅力を存分に楽しめます。

冷たいビールを飲みながら聴きたくなるレゲエ・アルバムです。

全曲紹介しときやす。

「Again」
このオープニングが本作のハイライト。前述のように、Carlton & The Shoesに通じる魅力が全開のビタースウィートなラヴァーズです。僕も当時この曲ばかりウォークマンで何度も繰り返し聴いていました。少しユルいサウンドと激シブのBullwackieのヴォーカル、それに絡むコーラスは今聴いても魅力は全く色褪せません。

「Try Again」
「Again」の次が「Try Again」。こちらはビタースウィートというより、ビターな魅力があります。決して上手くないけど、味のあるコーラスワークがいいんですよね!

「Crime In The Streets」
タイトルは物騒ですが、サウンドはラヴァーズ調でメロウな魅力があります。Ariwaの諸作がお好きな人であれば気に入りそうな曲です。

「Baby Come Back」
軽やかなラヴァーズ。開放的なサウンドと味のあるコーラスワークを聴いているだけでビールが進みそうです。

「Yours Always」
華やかなホーン・サウンドによるインスト。

「Bullwackies In Dub」
タイトルの通り、ダブです。N.Y.レゲエの首領によるダブ・サウンドを楽しみましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=mfePef29XaY

「I'll Be Good」
タイトル曲はユルさが魅力のラヴァーズ。シブめな感じが逆にいいですね。

「Who's Gonna Pay (The Rent)」
この曲はルーツ調です。ルーツ・レゲエにも激シブのBullwackieのヴォーカル、味のあるコーラスワークがマッチします。
https://www.youtube.com/watch?v=AdvGUL9fa6c

「Feel Free」
解放感のある軽快な仕上がり。Bullwackieの味のあるヴォーカルが栄えます。

「My Girl」
The Temptationsのお馴染みの大ヒット曲をレゲエ・カヴァー。見事にN.Y.レゲエ/ダブらしい1曲に変貌させています。

「Baby I Love You」
ラヴァーズですが、かなりサウンドはルーツ調でかなりシブめです。
https://www.youtube.com/watch?v=R8FAvzAHt7s

「Bay Bridge」
ラストは格好良いダブ・サウンドで締め括ってくれます。サンセット・ダブとでも呼びたくなります。

Bullwackie名義の他作品もチェックを!

Bullwackie & The Chosen Brothers『Keep On Dancing』(1991年)
キープ・オン・ダンシング

Lee "Scratch" Perry Meets Bullwackie『In Satan's Dub』(1990年)
lee scratch perry meets bullwackie in satan's dub.png
posted by ez at 01:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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