2017年11月19日

Stacey Kent『I Know I Dream:The Orchestral Sessions』

オーケストラと共演した最新作☆Stacey Kent『I Know I Dream:The Orchestral Sessions』
アイ・ノウ・アイ・ドリーム
発表年:2017年
ez的ジャンル:ロマンティック系女性ジャズ・ヴォーカル
気分は... :Happy Madness・・・

今回は新作アルバムから女性ジャズ・ヴォーカリストStacey Kentの最新作『I Know I Dream:The Orchestral Sessions』です。

キュートな歌声の女性ジャズ・ヴォーカリストStacey Kentに関して、これまで当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Breakfast On The Morning Tram』(2007年)
 『Raconte Moi』 (2010年)
 『The Changing Lights』(2013年)
 『Tenderly』(2015年)

最新作『I Know I Dream:The Orchestral Sessions』は、タイトルの通り、オーケストラと共演した作品です。Stacey本人がオーケストラとの共演を強く望んでいたみたいですね。

プロデュースは公私のパートナーであるJim Tomlinson。アレンジはJim TomlinsonとTommy LaurenceJesse Sadoc

レコーディングには、Stacey Kent(vo)、Jim Tomlinson (sax、alto fl、per)、Graham Harvey(p、el-p)、John Parricelli (g)、Jeremy Brown(b)、Joshua Morrison(ds)、Curtis Schwartz(el-b)等が参加しています。

個人的にはメロウ・ボッサなStacey Kentが好きなので、オーケストラとの共演と聞いて、僕の好きなStaceyに会えるか少し心配でしたが・・・

CDショップで試聴し、そんな心配が杞憂であったことがわかり、購入した次第です。

冒頭の「Double Rainbow」「Photograph」といったAntonio Carlos Jobimのカヴァー2曲に本作のオーケストレーションな魅力が凝縮されていると思います。

個人的には軽快ボッサ「Make It Up」、哀愁フレンチ・ボッサ「La Rua Madureira」、ドリーミーなビューティフル・バラード「I Know I Dream」、スタンダードのビューティフル・カヴァー「That's All」あたりもオススメです。

また、先日ノーベル文学賞の受賞が決まった日系英国人作家Kazuo Ishiguro氏が作詞している楽曲が2曲収録されている点にも注目です。

これからの時期にフィットする素敵な女性ジャズ・ヴォーカル作品だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Double Rainbow」
Antonio Carlos Jobim/Gene Lees作。Jobimの「Chovendo Na Roseira」をカヴァー。当ブログではOsmar MilitoSergio Mendes & Brasil '77Steen Rasmussen Feat. Josefine Cronholmヴァージョンを紹介済みです。本作らしい美しくドリーミーなオーケストレーションをバックに、Staceyらしいコケティッシュなヴォーカルを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=epv-4FZk4wc

「Photograph」
Antonio Carlos Jobim/Ray Gilbert作。2曲目もJobimの「Fotografia」のカヴァー。当ブログではNara Leao(アルバム『Dez Anos Depois』および『Os Meus Amigos Sao Um Barato』)、Adam DunningElis ReginaDaniela Basso/Ernesto Salgueiroのカヴァーも紹介済みです。今の季節らしい落ち着いた雰囲気の中で、Staceyがしっとりと歌い上げます。オーケストラとの共演らしい素敵な仕上がりです。John Parricellのギターもグッド!

「Les Amours Perdues」
Serge Gainsbourg作。哀愁メロディをフランス語ヴォーカルで歌い上げるアンニュイなStaceyもいいですね。夫Jim Tomlinsonのサックスも盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=2EaJDa8QU3o

「Bullet Train」
Jim Tomlinson/Kazuo Ishiguro作。先日ノーベル文学賞の受賞が決まったKazuo Ishiguro氏が作詞を務めた新曲。日本の新幹線がテーマであり、名古屋駅でのアナウンスも流れます。Staceyの透明感のあるヴォーカルが栄える1曲に仕上がっています。

「To Say Goodbye」
Edu Lobo/Lani Hall/Torquato Neto作。人気曲「Pra Dizer Adeus」をカヴァー。美しいオーケストレーションと切ないStaceyのヴォーカルがフィットした素敵な仕上がりです。ここでも夫Jim Tomlinsonのムーディーなサックスが盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=SaFquyw2I7U

本曲に関して、当ブログではEdu Lobo & Maria Bethaniaのヴァージョンをはじめ、Luciana SouzaMaria BethaniaSebastiao Tapajos/Maria Nazareth/Arnaldo HenriquesAgustin Pereyra LucenaElis Reginaヴァージョンも紹介済みです。

「Make It Up」
Cliff Goldmacher/Jim Tomlinson作。ボッサなStaceyを聴きたい方には、この曲が一番オススメです。軽快なボッサ・グルーヴにのって、Staceyのヴォーカルがキュートに躍動します。

「Avec Le Temps」
Leo Ferre作のシャンソン名曲をカヴァー。哀愁のメロディをフランス語で情感たっぷりに歌い上げます。

「I Know I Dream」
Cliff Goldmacher/Jim Tomlinson作。タイトル曲はその名の通りドリーミーなビューティフル・バラードです。Staceyの清らかなヴォーカルが美しい夢の世界へ誘ってくれます。

「La Rua Madureira」
Nino Ferrari/Paule Zambernadi作。Nino Ferrer、1969年のヒット曲をカヴァー。フルートが先導する哀愁フレンチ・ボッサ。フランス語の響きがボッサ・サウンドにフィットします。

「Mais Uma Ves」
Antonio Ladeira/Jim Tomlinson作。切々と歌われる哀愁バラード。本作らしいオーケストレーションを配したボッサ・サウンドを楽しめます。

「That's All」
Alan Brandt/Bob Haymes作。 Nat King Cole等でお馴染みのスタンダードをカヴァー。Jim Tomlinsonの素敵なサックスと共に始まるビューティフル・バラードは、Staceyの清らかなヴォーカルに相応しいスタンダードですね。

「The Changing Lights」
Jim Tomlinson/Kazuo Ishiguro作。『The Changing Lights』のタイトル曲をカヴァー。この曲もノーベル賞作家Kazuo Ishiguro氏の作詞であることを再認識できました。大好きなこの曲を美しいオーケストレーションと共に楽しむことができます。

他のStacey Kent作品もチェックを!

『Close Your Eyes』(1997年)
Close Your Eyes

『Love Is...The Tender Trap』(1998年)
Love Is...The Tender Trap

『Let Yourself Go: Celebrating Fred Astaire』(2000年)
Let Yourself Go: Celebrating Fred Astaire

『Dreamsville』(2001年)
Dreamsville

『In Love Again: The Music of Richard Rodgers 』(2002年)
In Love Again

『The Boy Next Door』(2003年)
The Boy Next Door

Jim Tomlinson Feat. Stacey Kent『The Lyric』(2005年)
The Lyric featuring Stacey Kent

『Breakfast On The Morning Tram』 (2007年)
Breakfast on the Morning Tram

『Raconte Moi』 (2010年)
Raconte Moi

『Dreamer in Concert』(2011年)
Dreamer in Concert

『The Changing Lights』(2013年)
Changing Light

Marcos Valle & Stacey Kent『Ao vivo』(2014年)
Marcos Valleとの共演ライブ
マルコス・ヴァーリ&ステイシー・ケント・ライヴ~マルコス・ヴァーリ・デビュー50周年記念

『Tenderly』(2015年)
Tenderly
posted by ez at 01:37| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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