2018年01月05日

The Cinematic Orchestra『Ma Fleur』

静寂のUKフューチャー・ジャズ☆The Cinematic Orchestra『Ma Fleur』
Ma Fleur [帯解説 / ボーナストラック3曲収録 / 国内盤] (BRC508)
発表年:2007年
ez的ジャンル:UKフューチャー・ジャズ
気分は... :美しく咲き、静かに散る...

『Ma Fleur』(2007年)です。

Jason Swinscoeを中心にしたUKのフューチャー・ジャズ・ユニットThe Cinematic Orchestraの紹介は、1stアルバム『Motion』(1999年)に続き2回目となります。

『Ma Fleur』(2007年)は、『Motion』(1999年)、『Every Day』(2002年)、『Man With a Movie Camera』※サウンドトラック(2003年)に続くスタジオ・アルバムとなります。これまでの作品と同じくNinja Tuneからのリリースです。

The Cinematic Orchestraの1つの音楽的な頂点を示した1枚かもしれませんね。

本作におけるメンバーは、Jason Swinscoe(prod)、Phil France(b)、Stuart McCallum(g)、Luke Flowers(ds)、John Ellis(el-p)、Nick Ramm(p)、Tom Chant(sax、clarinet)、

さらにカナダのインディー・バンドPatrick WatsonのリーダーPatrick Watson(vo、p)、2012年に逝去したUS女性ソウル・シンガーFontella Bass(vo)、UKのエレクトロニック・デュオLambのメンバーとしても知られる女性シンガーLouise Rhodes(vo)がフィーチャリングされています。また、ジンバブエ出身の女性シンガーEska Mtungwaziがバック・コーラスで貢献しています。

アルバム全体として、生音を重視した"静寂のフューチャー・ジャズ"といった印象です。

大沢たかおが出演していた「キリン本搾りチューハイ」のCM曲にもなった「To Build A Home」、シングルにもなった哀愁モードのフォーキー・ソウル「Breathe」、Fontella Bassのヴォーカルをフィーチャーした「Familiar Ground」、ピュアな魅力を持つ「Child Song」、コズミックな「As The Stars Fall」、Louise Rhodesのヴォーカルをフィーチャーしたエンディング「Time & Space」あたりがオススメです。

美しくも儚いフューチャー・ジャズ・ワールドは、花の一生のような美学があります。

隠れた名作映画を観たような感動がある1枚です。

全曲紹介しときやす。

「To Build A Home」
Patrick Watsonのヴォーカル&ピアノをフィーチャー。シングルにもなったオープニング。生音重視の本作を象徴するアーティスティックな美しき名曲です。内面からジワジワと感動が込み上げてきます。ストリングスの効果も抜群です。
https://www.youtube.com/watch?v=49FDEh1Zh5U

大沢たかおが出演していた「キリン本搾りチューハイ」のCM曲にもなっていました。
キリン本搾りチューハイCM
https://www.youtube.com/watch?v=yiFLuX6Lolg

「Familiar Ground」
Fontella Bassのヴォーカルをフィーチャー。Stuart McCallumのギターの響きが印象的な1曲。フューチャー・ジャズ・ユニットらしいスピリチュアル・ソウルといった趣です。抑えた音数の中に J.Swinscoeの美学を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=l1gni8wYwGU

「Child Song」
本作らしい静寂のアコースティック・ジャズ。子供の無限の可能性を音にしたようなピュアな魅力を持つ1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=8XSexJBbzBs

「Music Box」
Louise RhodesとPatrick Watsonのヴォーカルをフィーチャー。ヴォーカルとStuart McCallumのギターのみのフォーキー・ジャズです。
https://www.youtube.com/watch?v=PSMNJuXK_3I

「Prelude」
ストリングスの美しいアンサンブルを楽しむ1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=J99zcUDcPoA

「As The Stars Fall」
広大な宇宙を感じるコズミックなフューチャー・ジャズ。"今ジャズ"的な視点で聴いても楽しめる1曲なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=E1Zoc_L-i8Q

「Into You」
Patrick Watsonのヴォーカルをフィーチャー。美しい音色が聴く者を優しく包み込んでくれます。もっと長尺で聴いていたい!
https://www.youtube.com/watch?v=0WEijZMuQTg

「Ma Fleur」
タイトル曲には美しくも儚い花の一生のような魅力があります。Tom Chantのクラリネット&サックスの音色が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=805R1FK-9B0

「Breathe」
Fontella Bassのヴォーカルをフィーチャー。シングルにもなりました。哀愁モードのフォーキー・ソウル。ドラマティックな音のメリハリが絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=mmlhCC2VAXo

「That Home」
Patrick Watsonのヴォーカル&ピアノをフィーチャー。Patrick Watsonの繊細なヴォーカルの魅了が栄える小曲。
https://www.youtube.com/watch?v=_g8vBWMJRj4

「Time & Space」
Louise Rhodesのヴォーカルをフィーチャー。ラストは儚くも美しい魅力に満ちた本作の余韻を味わいながらエンディングを迎えます。
https://www.youtube.com/watch?v=I6Kp6qUwEbo

The Cinematic Orchestraの他作品もチェックを!

『Motion』(1999年)
Motion

『Every Day』(2002年)
Every Day

『Man With a Movie Camera』(2003年)
Man With a Movie Camera (ZENCD78B)

『Live at the Royal Albert Hall』(2008年)
Live at the Royal Albert Hall [解説・ボーナストラック付き国内盤]

『The Cinematic Orchestra presents In Motion #1』(2012年)
The Cinematic Orchestra presents In Motion #1 (ZENCD183)
posted by ez at 00:41| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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