2019年05月07日

Gal Costa『Gal(1992)』

アフロ・ブラジリアンなアプローチ☆Gal Costa『Gal(1992)』
gal costa gal 1992.jpg
発表年:1992年
ez的ジャンル:ミューズ系MPB
気分は... :90年代のGalも忘れずに・・・

MPBの歌姫Gal Costaが1979年にリリースした『Gal(1992)』(1992年)です。
※他に同タイトルのアルバムがあるため、便宜上『Gal(1992)』と表記しておきます。

これまで当ブログで紹介したGal Costa作品は以下の10枚。

 『Gal Costa』(1969年)
 『Gal』(1969年)
 『India』(1973年)
 『Cantar』(1974年)
 『Gal Canta Caymmi』(1976年)
 『Gal Tropical』(1979年)
 『Aquarela Do Brasil』(1980年)
 『Fantasia』(1981年)
 『Minha Voz』(1982年)
 『Lua De Mel Como O Diabo Gosta』(1987年)

1992年にリリースされた本作『Gal(1992)』では、アフロ・ブラジリアンな楽曲を中心に、円熟味を増したGalワールドを楽しむことができます。

Noel RosaCartolaAntonio Carlos Jobimといったブラジルの偉大なミュージシャンや盟友Caetano Velosoのカヴァー、バイーア州生まれの男性SSWGeronimoや当時は気鋭ミュージシャンであったCelso Fonsecaの楽曲などバランスの良い構成になっています。

本作らしいアフロ・ブラジリアンなアプローチを楽しめる「Coisas Nossas」「E d'Oxum」、「Don't Worry, Be Happy」の大ヒットで知られる人気黒人ジャズ・シンガーBobby McFerrinをフィーチャーしたCole Porterカヴァー「The Laziest Gal In Town」、作者Jobimもピアノで参加した名曲カヴァー「Caminhos Cruzados」、Noel Rosaの感動的カヴァー「Feitio de Oracao」、ヴィオランのみをバックに歌うCartolaカヴァー「Cordas de Aco」、作者Celso Fonsecaが鮮やかなギターでサポートする「Comunida」あたりがおススメです。

どうしてもデビューから80年代半ばあたりまでの作品が注目されがちなGal Costaですが、隠れた名盤だと思います。

円熟のGalワールドをぜひ!

全曲紹介しときやす。

「Saudacao aos Povos Africanos/Ingena」
アルバムのテーマ曲とも言うべきアフロ・ブラジリアンな小曲。

「Revolta Olodum」
Domingos Sergio/Jose Olissan作。Galの凛としたヴォーカルが映えるアコースティックなアフロ・ブラジリアン。
https://www.youtube.com/watch?v=uKrWggqDtPE

「Coisas Nossas」
ブラジルの伝説的シンガー・ソングライターNoel Rosaの作品をカヴァー。軽やかなサンバのリズムと共にGalのヴォーカルも爽やかに躍動します。
https://www.youtube.com/watch?v=o3r0ePIf5a4

「Tropicalia」
盟友Caetano Velosoのカヴァー。オリジナルは『Caetano Veloso』(1968年)に収録されています。コンテンポラリーな仕上がりですが、エレクトリック・ギター&シンセでアクセントをつけています。
https://www.youtube.com/watch?v=JySO-UCLEuY

「The Laziest Gal In Town」
Marlene Dietrichで知られるCole Porter作品をカヴァー。Bobby McFerrinをフィーチャー。McFerrinの素敵なスキャットに包まれ、Galのヴォーカルが優しく響くメロウ・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=cYyHUX7ED3k

「Raiz」
J. Velloso/Roberto Mendes作。軽やかなヴィオランの響きがGalのヴォーカルをナビゲートします。爽快かつ華やいだ雰囲気が素敵な1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=z8zd52a6-yg

「E d'Oxum」
Geronimo/Veve Calasans作。本作らしいアフロ・ブラジリアン色の強い1曲。Galのヴォーカルにはフリーダムな土着的リズムがよく似合います。
https://www.youtube.com/watch?v=JIhzrFI2Qyg

「Comunida」
Celso Fonseca/Gilberto Gil作。
作者Celso Fonsecaヴァージョンはアルバム『O Som Do Sim』(1995年)に収録されています。そのCelso Fonsecaもアレンジ&ギターで参加。Celsoの鮮やかなギターが映える生命感のある1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=pyIaw1GezVk

「Saudacao aos Povos Africanos/Ingena」
「Saudacao aos Povos Africanos/Ingena」のパート2。

「Cordas de Aco」
サンバの巨人Cartolaのカヴァー。オリジナルは『Cartola』(1976年)に収録されています。
Marco Pereiraの素敵なヴィオランのみをバックに、Cartolaの名曲をGalが情感たっぷりに歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=Zcq-OCok_Qs

「Caminhos Cruzados」
Antonio Carlos Jobim/Newton Mendonca作。作者Jobim本人をゲストに迎えたカヴァー。数あるJobim作品の中でかなり上位で好きな曲なので、それをGalがカヴァーしてくれるだけでサイコーです。しかもJobimのピアノ付!この曲の世界観を見事に表現しきっている素敵なカヴァー。

当ブログではIve MendesNicola Conte/Stefania Dipierroのカヴァーも紹介済みです。

「Feitio de Oracao」
Noel Rosa/Vadico作。Noel Rosaの作品をカヴァー2曲目。サウダージな感動メロウ・バラード。「Caminhos Cruzados」からの流れがサイコーですね。
https://www.youtube.com/watch?v=klBjjSpkbps

「Rumba de Jacarepagua」
Haroldo Barbosa作。開放的なライト・メロウ・ルンバ。楽しげなGalのヴォーカルが聴く者をハッピーにしてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=srqksMT2iTU

「Saudacao aos Povos Africanos/Ingena」
「Saudacao aos Povos Africanos/Ingena」のパート3。ラストはアフロ・ブラジリアンな余韻で締め括ってくれます。

Gal Costaの過去記事もご参照下さい。

『Gal Costa』(1969年)
Gal Costa

『Gal』(1969年)
Gal

『India』(1973年)
インディア

『Cantar』(1974年)
カンタール

『Gal Canta Caymmi』(1976年)
Gal Canta Caymmi

『Gal Tropical』(1979年)
Gal Tropical by Gal Costa (2010-09-24)

『Aquarela Do Brasil』(1980年)
Aquarela Do Brazil

『Fantasia』(1981年)
Fantasia

『Minha Voz』(1982年)
Minha Voz

『Lua De Mel Como O Diabo Gosta』(1987年)
Lua De Mel Como O Diabo Gosta
posted by ez at 01:51| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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