2007年12月12日

Kirk Franklin's Nu Nation『God's Property』

R&Bアルバム・チャートNo.1にもなったコンテンポラリー・ゴスペルを代表する1枚☆Kirk Franklin's Nu Nation『God's Property』
ゴッズ・プロパティ・フロム・カーク・フランクリンズ・ニュー・ネイション
発表年:1997年
ez的ジャンル:コンテンポラリー・ゴスペル
気分は... :My Life Is in Your Hands...

今月はゴスペルが聴きたい気分ですね。。

クリスマス・シーズンということもありますが、個人的に最近あまり良くない事が続いているので、そんな下げモードの心を救ってくれる音楽としてゴスペルを欲しているのかもしれません。

ということで今日はKirk Franklin's Nu Nation『God's Property』(1997年)の紹介です。

久々にR&Bアルバム・チャートNo.1にもなったゴスペル・アルバムとして話題になった1枚ですね。

本作の主役Kirk Franklinは、1970年テキサス生まれのゴスペル・シンガーです。1993年に『Kirk Franklin & the Family』でデビューすると、正統派ゴスペルにコンテンポラリーな要素を加えた、スタイリッシュなスタイルでゴスペル界に新風を吹き込みました。

その後もKirk Franklin & the Family名義で『Kirk Franklin & The Family Christmas』(1995年)、『Whatcha Lookin' 4』(1996年)といった佳作を発表します。そして、今回紹介する『God's Property』でゴスペル・ファンに止まらない幅広い人気を獲得することに成功し、今日までコンテンポラリー・ゴスペルのトップランナーとしてシーンを牽引しています。

本作『God's Property』は、Kirkの同郷のゴスペル・クワイアGod's Propertyを総合プロデュースしたという形式の作品になっています。

ファンク、Hip-Hop等を導入した新しいゴスペル・スタイルの曲もいいですが、個人的には正統派ゴスペル・タイプの曲が胸に染み入りますね。

本ブログでも何度か紹介したSounds of Blacknessあたりが好きな人は気に入る作品だと思います。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Stomp」
オープニング曲は1stシングルにもなりました。Funkadelic「One Nation Under A Groove」をサンプリングし、女性ラップグループSalt-N-PepaのラッパーSalt(Cheryl Jones)をフィーチャーしているということで、ゴスペルというよりも普通のカッチョ良いファンク・チューンとして聴くことができます。Sounds of Blacknessとも共通しますが、この感覚こそがコンテンポラリー・ゴスペルなのでしょうね。

なお、アルバムにはシングルになった本ヴァージョン(Remix)以外にOriginal Mixも収録されています。こちらの出来もゴキゲンですよ!

「My Life Is in Your Hands」
Spike Lee監督の映画『Get on the Bus』の感動的なエンディングでも使われていた正統派ゴスペル・チューンです。僕の一番のお気に入り曲でもあり、今回もこの曲が聴きたくて本アルバムを取り上げた次第です。(本当の意味での)クリスマス・シーズンにピッタリなホーリーな1曲だと思います。今の僕の心境だと聴いているだけで目が涙でウルウルですっ!

辛いことがあっても、悩まず、恐れずに生きよう!きっと朝には喜びがやってくることを信じて...

「It's Rainin'」
女性ヴォーカルをフィーチャーし、ゴスペル・クワイアらしい厚みのあるコーラスを聴かせつつ、スタイリッシュなグルーヴ感でまとめられています。

「Up Above My Head」
この曲はスムース・ジャズ的なテイストでまとめられていますね。音楽によって救われることが多い僕にとって、♪I hear music in the air♪I hear music everywhere♪There must be a God somewhere♪というコーラスがとても印象に残りますね。

「Love」
「My Life Is in Your Hands」と並ぶお気に入り曲。この曲も感動的な正統派ゴスペル・チューンです。歌詞を聴きながら、真実の愛の意味を考えていると、自然と涙が頬を伝ってくるかもしれません。

「Sweet Spirit」
男女ボーカルをフィーチャーした、なかなかスウィートなスロウです。やっぱりゴスペルを聴いていると、大切な人に感謝したり、優しい気持ちになれるのがいいですね。

「Faith」
ソウル・フィーリング溢れる1曲。ソウル・ファンにとっては、Lee Dorseyなどのヒットで知られるAllen Toussaint作品「Yes,We Can Can」が使われているあたりも楽しいのでは?

「You Are the Only One」
80年代ファンク・チューン的なノリが魅力の1曲。何の予備知識もない状態で聴けば、ゴスペルだなんて全然気付かない人も多いのでは?

「The Storm Is Over Now」
この曲も心が救われる1曲ですね。♪(no more)tears and sorrow♪(no more)heartache and pain♪it's over now♪そうさ、嵐はもう終わったのさ!

『Kirk Franklin & The Family Christmas』(1995年)、『The Nu Nation Project』(1999年)あたりも僕の愛聴盤です。Kirk Franklin & the Family名義の前者はタイトルの通りクリスマス・アルバムです。後者は本作に続いて発表されたアルバムであり、Mary J. BligeR. Kelly、Bono(U2)、Rodney Jerkinsといった豪華ゲスト陣も参加しています。

また、間もなく新作『Fight Of My Life』がリリースされるので、こちらも楽しみです。

嵐は過ぎ去り、きっと朝には喜びがやってくることを信じよう..
posted by ez at 07:35| Comment(0) | TrackBack(1) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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