2007年12月21日

Elton John『A Single Man』

僕が唯一持っているEltonのオリジナル・アルバム☆Elton John『A Single Man』
A Single Man
発表年:1978年
ez的ジャンル:国民的UKポップ・ミュージック
気分は... :ワン・ハート...

英国を代表する国民的スーパースターElton Johnの登場です。

1970年の「Your Song」のヒット以来今日まで第一線で活躍し続けるElton Johnですが、振り返るとあまりElton作品ときちんと向き合わずに今日まで来てしまった気がします。特に、90年代以降のEltonはキャラ自体がどん引きなので(笑)

僕の場合、70年代前半〜半ばの全盛期のヒット曲を網羅した『Elton John's Greatest Hits』『Elton John's Greatest Hits Volume II』という2枚のベスト盤で、殆どEltonに対するニーズが充たされてしまいます。なので、全盛期のオリジナル・アルバムにはあまり食指が動きません。

最初に聴いたElton Johnのレコードがこの2枚だったのが悪かったのかもしれませんね。その2枚を録音したカセット・テープを相当聴き込み、大ヒット・シングル・オンパレードの印象が強い状態でオリジナル・アルバムを聴いたため、それらのアルバムの印象が薄れてしまったのかもしれません。今きちんと聴けば、また違った印象を受けるのかもしれませんが...

このため、現在僕が所有しているEltonのCDは前述2枚のベスト盤とオリジナル・アルバム1枚の僅か3枚のみです。ということで、今回は唯一所有するオリジナル・アルバム『A Single Man』(1979年)です。

Elton Johnの長いキャリアの中で、あまり語られることが少ない地味なアルバムかもしれませんね。語られたとしても、70年代半ばまでの圧倒的な人気ぶりから下降線を辿っていた時期のアルバムといった評価が多いのように思います。

僕がこのアルバムを購入した理由はただ1つ、シングルになった「Part-Time Love」をゲットしたかったからです。この曲は僕がリアルタイムで聴いた最初のElton Johnのシングルであると同時に、僕が最も好きなElton Johnの楽曲です。

FMラジオで「Part-Time Love」をエア・チェックしたカセットを何度も繰り返し聴いた記憶があります。イントロのピアノを聴いただけで、胸トキメク思いでしたよね。その感動は今聴いても変わりません。

『A Single Man』は前作『Blue Moves』(1976年)から2年のブランクを空けてリリースされたアルバムです。

1972年から1976年までの4年間で8枚のアルバムをリリースするという驚きのハイペースで突っ走ってきたEltonにとって、2年というのはかなり長いインターバルだったと思います。

でも、その分それまでのプレッシャーから開放されたようで、ステージ衣装モードではなく普段着モードのElton作品といった趣です。僕がこの作品に惹かれるのも、そのあたりのさり気なさにあるのかもしれません。

また、長年のパートナーであるBernie Taupinに代わり、Gary Osborneが全曲作詞を手掛けているのも本作における大きな変化と言えますね。

個人的にはパーカッション等で参加のRay Cooperの存在が気になります。
基本的に彼の演奏が目立っている曲ほど、僕のお気に入り度合いが高くなります(笑)

オススメ曲を紹介しときやす。

「Shine on Through」
Eltonらしいピアノマン・モードの1曲。「Your Song」に代表される日本人が好きなシンガーソングライター・スタイルのElton Johnを堪能できます。

「Return to Paradise」
スパニッシュとカリビアンが融合した雰囲気のトロピカルな仕上がり。スパニッシュなギターとRay Cooperのマリンバの音色に惹かれます。

「I Don't Care」
60年代R&Bモードな仕上がり。黒人女性コーラス隊と共にノリノリなEltonの姿を創造してしまいます。

「Big Dipper」
ニューオリンズ風の演奏が雰囲気があっていいですね。肩の力が抜けて、純粋に音楽を楽しんでいる雰囲気がいいですね。“スーパースター”ではない“単なる音楽好き”のElton Johnに出会えます。

「It Ain't Gonna Be Easy」
ソウル・シンガーがカヴァーしてもハマりそうなテイストを持った1曲ですね。Ray CooperのVibeがいいアクセントになっています。

「Part-Time Love」
前述の僕がEltonの全作品の中で一番好きな曲。シングルとして全米ポップチャートの22位となりました。ポップなメロディもさることながら、Ray Cooperのコンガによるパーカッシヴなリズムが、昔から僕を虜にしているのだと思います。案外、フリーソウル系が好きな人は気に入る1曲なのでは?

「Georgia」
まさにジョージアなイナたい雰囲気の味わい深い1曲です。Ray Charles「Georgia on my Mind」あたりと一緒に聴くといいかも?

「Shooting Star」
アーバン・ナイトにぴったりなロマンティックな1曲。でも、どことなくブルーな雰囲気が漂っているのが英国ポップらしくて好きですね。

「Madness」
タイトル通りマッドネス・モードのご機嫌なアップ・チューン。この曲もRay Cooperのコンガが目立っているリズミックな展開がいいですね。

「Song for Guy」
ラストはシングルにもなったただただ美しいインスト曲。17歳で事故死したRocket Recordsのメッセンジャーボーイに捧げられたものです。

こうやって聴き返すと、案外R&B/Soulテイストな味わいが魅力のアルバムかもしれません。
posted by ez at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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