2005年11月18日

Bob Marley & The Wailers『Exodus』

レゲエの神様Bob Marleyの鋭さと優しさ☆Bob Marley & The Wailers『Exodus』
エクソダス+2
発表年:1977年
ez的ジャンル:レゲエの金字塔
気分は... :待ちぼうけはイヤだ!

高校生の時にBob Marley死去の記事を雑誌で見た(Bobは1981年死去)。当時はまだレゲエ自体がマイナーな音楽だったため、僕もBobに対して、“Eric Claptonの全米No1ヒット「I Shot The Sheriff」のオリジナルの人”程度の認識しかなかった。

でも、その死亡記事の扱いの大きさで初めて第三世界のカリスマヒーローとしてのBobの影響力を知り、レゲエに興味を持つようになった。そのため、バビロン・システム(西欧文化・資本が支配する社会)に対するレベル・ミュージックとしての“レゲエ”という入り方をし、Bobのアルバムも『Catch a Fire』(1973年)、『Burnin'』(1973年)、『Live』(1975年)あたりを昔はよく聴いていた。

でも、20代後半あたりから今日紹介する『Exodus』(1977年)や『Kaya』(1978年)あたりを聴くことが多くなったかなぁ。多分、レゲエのカリスマとしてのBobよりも、一人の人間としてのBobに興味を持つようになったからだと思う。

Bobは1976年12月にジャマイカの総選挙の争いに巻き込まれ、狙撃された負傷した。そして、さらなる混乱を避けるためにジャマイカを離れ、ロンドンへと旅立った。そのロンドンでレコーディングされたアルバムが『Exodus』である。このタイトルからして、Bobの並々ならぬ決意を感じとることができる。
(注)Exodusは、モーゼが主の啓示を受けて,イスラエルの民をエジプトから脱出させ,「約束の地」カナンへと導びこうとする旧訳聖書「出エジプト記」のことである。

そんな決意のアルバムであると同時に、このアルバムの(LPで言うところの)B面5曲はラブソング中心に構成されている。メッセージ色の強いエッジの効いたA面とラブソング主体の優しく穏やかなB面のコントラストこそが、このアルバムの魅力だと思う。特に、B面の5曲は僕にとってのBobのハイライトだね。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Natural Mystic」
「Exodus」
A面のメッセージ色の強い2曲。自然の神秘をテーマに襲い掛かるさまざまな苦難を預言する「Natural Mystic」。どんな犠牲を払っても苦難を乗り越え、権力に立ち向かい、進み続ける決意を表明する「Exodus」。前述のジャマイカ出国の背景を合わせて聴くと、胸が熱くなる。

「Jamming」
B面1曲目を飾る名曲♪「リラックスした雰囲気の中にもピリッとした独特のウネリを感じるナンバー。

「Waiting in Vain」
Bobの全作品中「Is This Love」(『Kaya』収録)と並んで一番お気に入りの曲。レゲエのカリスマも待ちぼうけするのはイヤだもんね。なんかお茶目でイイっす!この曲はカヴァーするアーティストも多く、Cocoa Tea、Lee Ritenour、Carlene Davis 、Annie Lennox、Cooly's Hot-Boxあたりが個人的にはスキです。

「Turn Your Lights Down Low」
とってもメロウでロマンティックなラブソング。戦い続けてきたBobだからこそ、こんな安らぎの時が必要だったんだろうね。

「One Love/People Get Ready」
60年代に録音した名曲の再演「One Love」とImpressions(Curtis Mayfield)の名曲「People Get Ready」のメドレー。どちらも今日では不動の名曲だねっ!まさにピースフルなエンディングです\(*^ ^*)/

僕の周囲には時間にルーズな人々が多く、待ちぼうけ喰らうことが結構多い(; ;)そんな時に「Waiting in Vain」を聴いていると、イライラ気分を抑制できマス。短気な性格の人はぜひお試しを☆
posted by ez at 01:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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