2007年12月08日

Thelonious Monk & Gerry Mulligan『Mulligan Meets Monk』

Monkに挑んだMulligan..その結果は?☆Thelonious Monk & Gerry Mulligan『Mulligan Meets Monk』
Mulligan Meets Monk
録音年:1957年
ez的ジャンル:個性派ピアニストvs.バリトン・サックス
気分は... :.個性と個性のぶつかり合い..

久々に50年代カテゴリーの紹介です。

今回選んだのは個性派大物ピアニストThelonious Monkとバリトン・サックス奏者の代表格Gerry Mulliganの共演アルバム『Mulligan Meets Monk』(1957年)です。

Thelonious Monkは、『Thelonious Himself』(1957年)、『Brilliant Corners』(1956年)に続き3回目の登場です。一方のGerry Mulliganの紹介は今回が初めてとなります。

Gerry Mulligan(1927-1996年)は、1950年代のパシフィック・ジャズを代表するミュージシャンです。何よりモダン・ジャズにおいてバリトン・サックスという楽器の地位を確立した第一人者といえますね。

元々はニューヨーク出身であり、東海岸でGil Evans、Miles Davisとの共演で才能を開花させていったMulliganでしたが、1952年に拠点を西海岸に移し、Chet Bakerらとピアノレス・カルテットを結成したことが大きな転機となり、ウエストコーストを代表するミュージシャンと位置づけられるようになります。

永遠のジャズ初心者の僕が説明できるMulliganのキャリアはこの程度です。
正直、Mulligan作品はそれほど聴いていない僕ですが、Chet Bakerと並んでウエストコーストを代表するキマっている白人ジャズ・ミュージシャンというイメージがありますね。

そんなGerry Mulliganが超個性派ピアニストのMonkと共演したアルバムが『Mulligan Meets Monk』(1957年)です。

ピアノレス・カルテットで注目されたMulliganがMonkという超個性派ピアニストと組むということ自体が興味深いですよね。

基本的にはMonk(p)、Wilbur Ware(b)、Shadow Wilson(ds)というMonkのグループにMulligan(bs)が加わったというかたちです。楽曲もMulligan作品は「Decidedly」の1曲のみで、あとは全てMonk作品です。その意味ではMonkのアルバムと言えるのかもしれませんが、Mulliganの代表作として本作を挙げる人も多いように思います。

Monkの場合、共演者をMonkワールドへ引きずり込み、飲み込んでしまうことが多いと思います。その点、本作ではMonkのグループに殆どがMonk作品という、完璧Monk主導のアウェー状態にも関わらず、Mulliganがなかなか健闘している気がします。そのあたりが評価され、Mulliganの代表作として挙げられるのかもしれませんね。

全曲紹介しときやす。

「'Round Midnight」
説明不要のMonkの名曲中の名曲。控えめに弾いても目立ってしまうMonkのピアノをバックにしつつ、Mulliganのバリトン・サックスが前に出ていていいカンジだと思います。こうやって聴いていると、この曲自体バリトン・サックスが似合う気がしますね。

個人的にはMonkのソロ(『Thelonious Himself』収録)、Miles Davisの名演(『'Round About Midnight』収録)と並んで好きな演奏ですね。

「Rhythm-A-Ning」
『Art Blakey's Jazz Messengers With Thelonius Monk』等でお馴染みの曲ですね。個人的にはこの曲を最初に聴いたのが、Dexter Gordon主演の映画『Round Midnight』(1986年)のサントラだったので、映像と共にその印象が強いのですが。

このテンポの良さがいいですね。ノリノリなカンジのMulliganのソロがグッドですね。それに続くMonkのソロもらしさ十分!そして最後の両者の絡みがカッチョ良いですな。

「Sweet and Lovely」
この曲も『Thelonious Monk Trio』等でお馴染みのMonk作品。個人的には『Solo Monk』(1964年)のヴァージョンも聴いております。ここではMonkのピアノに耳を奪われてしまうので、多少Mulliganが分が悪いかも?それでもなかなか雰囲気のあるソロを聴かせてくれます。

「Decidedly」
本作唯一のMulligan作品。ということでMulligan主導なのですが、他の曲と比較するとエラくフツーに聴こえてしまいますね。やはり、Monk作品にMulliganが挑むという構図の方が面白い気がします。ここではMonkは脇役に徹して控えめの演奏か...なんて思っていたら、ソロではやっぱりMonkしてますね(笑)

「Straight, No Chaser」
「'Round Midnight」と並ぶ説明不要の名曲ですね。このブルージーな雰囲気満点のMonk作品にMulliganがどう挑んだのかという観点で、最初のMonkとMulliganの絡みとMulliganのソロを聴くと楽しいですね。

オリジナルはTake3ですが、CDにはボーナス・トラックでTake1が入っています。対比して聴いてみるとなかなか面白いですよ(特に最初の部分)。

「I Mean You」
個人的にはMonkとMulliganの個性が一番いいバランスで聴こえますね。なかなか聴き応え十分の演奏だと思います。

そう言えば、WOWOWの「JAZZ FILE」で約1ヶ月半くらい前にMonkの1966年の演奏を放送していましたね。Monkの演奏をあれだけまとめて観たのは初めてだったので、なかなか興味深かったですね。映像で観ると、余計に奇才ぶりが際立ってインパクトがありました(笑)
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2007年09月10日

Dinah Washington『Dinah Jams』

“ブルースの女王”と豪華ジャズメンの共演☆Dinah Washington『Dinah Jams』
Dinah Jams
録音年:1954年
ez的ジャンル:“ブルースの女王”によるジャズ・ボーカル
気分は... :イルカ軍団黒星スタート...残念!

NFLが開幕しました。
残念ながら、我がドルフィンズは開幕戦黒星スタート...

開幕第1週の注目カード「ジェッツ対ペイトリオッツ」をTV観戦しましたが、今年のペイトリオッツはかなり強そうですね。新加入のモス、ストルワースなどのWR陣が一気に豪華となり、QBブレイディのパス能力をさらに強化することとなりそうですね。同地区のドルフィンズにとっては今シーズンも手強い存在となりそうです。

2ヶ月ぶりの1950年代作品です。
セレクトしたのは“ブルースの女王”Dinah Washingtonの代表作『Dinah Jams』(1954年)。

Dinah Washington(1924-1963年)はアラバマ出身のブルース/R&B/ジャズ/シンガー。
1943年Lionel Hamptonの楽団でそのキャリアをスタートさせ、1946年にマーキリー・レーベルと契約してからはゴスペル、ブルース、ジャズ、カントリーなどさまざまなスタイルの作品をレコーディングしています。“Queen of the Blues(ブルースの女王)”と呼ばれた力強く、エモーショナルな唱法は、その後の黒人女性ヴォーカリストたちに多大な影響を与えました。

今回紹介する『Dinah Jams』はDinahがClifford Brown & Max Roachのクインテットを中心にジャズメンたちと共演した作品です。録音されたのは1954年8月14日。この時にセッションは約20時間にも及ぶマラソン・セッションとなり、その模様は本作以外にClifford Brown名義の『Jam Session』にも収められています。

メンバーは、Dinah Washington(vo)、Clifford Brown(tp)、Maynard Ferguson(tp)、Clark Terry(tp)、Herb Geller(as)、Harold Land(ts)、Richie Powell(p)、Junior Mance(p)、George Morrow(b)、Keter Betts(b)、Max Roach(ds)という布陣。tpでブラウニー(Clifford Brown)に加え、Maynard Fergusonも名を連ねているのが何とも豪華ですね。

Dinah Washingtonのボーカルの魅力を堪能できるのは勿論ですが、彼女ばかりが目立つのではなくブラウニーをはじめとするジャズメンたちの白熱した演奏も聴き迫力満点です。

擬似ライブ形式でスタジオに客を招いており、聴衆の歓声や拍手も雰囲気を盛り上げてくれます。

全曲紹介しときやす。

「Lover, Come Back to Me」
1928年のオペレッタ『The New Moon』で使われたOscar Hammerstein II/Sigmund Romberg作品。多くのアーティストが取り上げるスタンダードですね。収録曲のうち、唯一全メンバーが参加した演奏になっています。各メンバーのソロが一通り聴ける楽しい流れですが、ここではDinahのボーカルの存在感が圧倒的ですね。この1曲でDinah Washingtonというシンガーの虜になるのでは?

ブラウニーは1953年にも本曲をレコーディングしています(『Clifford Brown Memorial』収録)。

「Alone Together」
「Summertime」
「Come Rain or Come Shine」
この3曲は有名なバラードのメドレーです。
「Alone Together」は1932年のミユージカル『Flying Colors』の挿入歌(Arthur Schwartz/Howard Dietz作品)です。ここではHarold Landのテナーサックスをフィーチャーしています。

続く「Summertime」は有名なGershwin作品(ミュージカル『Porgy and Bess』挿入歌)ですね。本ブログではJohn Coltrane『My Favorite Things』収録のバージョンを紹介したことがありますね。ここではMaynard Fergusonがフィーチャーされ、かなり盛り上げてくれます。

「Come Rain or Come Shine」
ミュージカル『St.Louis Woman』挿入歌(Johnny Mercer/Harold Arlen作品)。本ブログではBill Evans Trio『Portrait In Jazz』収録のバージョンを紹介したことがありますね。ここではDinahのボーカルをフィーチャー。抑制の効いた情感たっぷりなボーカルを聴かせてくれます。

「No More」
Salvador Camarata/Bob Russell作品。ブルースの女王Dinahと天才トランペッター・ブラウニーを大きくフィーチャーした作品。ブルージーな雰囲気になるとDinahの本領発揮という感じでしょうか。かなり好きですね。ブラウニーの好サポートぶりもグッド。

「I've Got You Under My Skin」
Cole Porter作品(ミュージカル映画『Born to Dance』挿入歌)。Dinahの歌に続き「Clark Terry→Ferguson→ブラウニー」という三人のトランペッターの共演を堪能できます。

「There Is No Greater Love」
Marty Symes/Isham Jones作品。Dinahの提案によて急遽演奏・録音されたものらしいです。ピアノ、ベース、ドラムのみのバックでエモーショナルなDinahのボーカルを堪能できます。秋にピッタリな感じですね。

「You Go to My Head」
Haven Gillespie/J.Fred Coots作品。この曲もメンバー各自のソロが堪能できる楽しい展開ですね。この曲はブラウニーが『The Memorial Album』(1953年)でもレコーディングしています。

現在のCDには「Darn That Dream」「Crazy He Calls Me」「I'll Remember April」の3曲がボーナス・トラックで追加されているようです。僕の保有するCDには収録されていないのが残念ですが...
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2007年07月09日

Miles Davis『Cookin'』

マラソン・セッションを収めたING四部作の中の代表作☆Miles Davis『Cookin'』
クッキン
録音年:1956年
ez的ジャンル:マラソン・セッション系ハードバップ
気分は... :今夜の料理の出来は...

昨晩は特製オリジナル・チキン・カレーを作り、自画自賛の仕上がりにご満悦でシタ。

そんな中で思いついたのが今夜の1枚...
本ブログ最多登場Miles DavisのING四部作の1枚『Cookin'』(1956年)デス。

Milesは『On The Corner』(1972年)、『Milestones』(1958年)、『Miles Ahead』(1957年)、『In A Silent Way』(1969年)、『'Round About Midnight』(1955、56年)、『Miles Smiles』(1966年)に続き7回目の紹介デス。

ING四部作とは、いわゆる“マラソン・セッション”を収めた『Cookin'』『Relaxin'』『Workin'』『Steamin'』という4枚のアルバムをさします。

大手Columbiaと契約を交わしたMilesがPrestigeとの残りの契約を履行するために行ったセッションが、“マラソン・セッション”と呼ばれるものです。このセッションは1956年5月11日と10月26日の2度にわたり行われまシタ。

たった2日でアルバム4枚分のレコーディングを敢行し、契約問題のゴタゴタを一気に解決してしまおうとするのが、とてもMilesらしいカンジがしますね。

このように書くと、やっつけ仕事のレコーディングのような印象を受ける方もいるかもしれませんが、それがMiles Davis(tp)、John Coltrane(ts)、Red Garland(p)、Paul Chambers(b)、Philly Joe Jones(ds)という第一期黄金クインテットの大きな成果を生み出すドキュメントとなっている点がさすが帝王Milesですな。

『Cookin'』は四部作のうち、一番最初に発売された作品です。
レコーディング自体は10月26日のセッションが収められています。

ING四部作の中で最も人気の高い作品が『Cookin'』なのでは?
多分、名演「My Funny Valentine」収録されていることと、John Coltraneの急速な成長をはじめとする黄金クインテットの完成度が高まってきたことなどが要因だと思いマス。

ING四部作は、Prestigeの思惑から一気に発売されず、『Cookin'』が1957年、『Relaxin'』が1958年、『Workin'』が1960年、『Steamin'』が1961年といった順で発売されまシタ。素直に考えれば、一番出来の良い作品を最初に発売すると思うので、その意味でも『Cookin'』の完成度は高いといえるのでは?

全曲紹介しときやす。

「My Funny Valentine」
Miles至極のバラッドとも呼べる本作のハイライト。説明不要のスタンダードですね(Lorenz Hart作詞、Richard Rodgers作曲)。先日もBill Evans & Jim Hall『Undercurrent』のバージョンを紹介しましたが、個人的には本曲といえばこのMilesのバージョンのイメージが強いですね。

Red Garlandのイントロのピアノを聴いただけで胸キュンですな。そのイントロに導かれて、リリシズム溢れるMilesのミュートを思う存分堪能できマス。Red Garlandの美しいカクテル・プレイもサイコーですね。

本作にはColtraneが参加しておらず、Milesのワン・ホーンとなっていマス。確かにこの曲にはColtraneは居ない方がいいかも?

「'Round Midnight」とセットで聴き、男のリリシズムの世界に一人浸るの好きな僕なのでシタ(笑)

「Blues By Five」
Miles作のブルース。この曲からColtraneも加わり5人勢揃いとなりマス。Milesのリラックスしたソロに対して、続くColtraneの気難しいカンジで面白いですね。

「Airegin」
Sonny Rollins作品。タイトルは「Nigeria(ナイジェリア)」を逆に読んだものデス。Milesのアルバムでいえば、『Bag's Groove』にも収録されているので、そちらと聴き比べてみるのも楽しいのでは?

本作のバージョンはスピーディーでスリリングな演奏が魅力だと思いマス。本曲の聴きどころは何といってもColtraneのソロなのでは? いよいよサックスの神がColtraneに舞い降りてきたカンジですな。Philly Joeのドラミングもエキサイティングでグッド!

「Tune-Up/When Lights Are Low」
Milesのオリジナル「Tune-Up」とBenny Carter作品「Lights Are Low」のメドレー。この2曲ともに初演は1954年録音の『Blue Haze』に収録されていマス。

「Tune-Up」はMilesの軽やかでメロディックなソロがいいですねぇ。MilesとPhilly Joeの絡みのパートも目茶カッチョ良いですね。「Lights Are Low」は全体的にリラックスしたムードがいいですね。この手の曲ではGarlandのカクテル・ピアノがいい味を出してくれますね。

他のING四部作であれば、『Workin'』『Relaxin'』がオススメです。
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2007年05月28日

Sonny Rollins『Saxophone Colossus』

Sonny Rollinsの代表作というのみならず、モダン・ジャズを代表する1枚☆Sonny Rollins『Saxophone Colossus』
Saxophone Colossus
録音年:1956年
ez的ジャンル:ハードバップ系Jazz
気分は... :まだぐったりモード...

日曜の深夜は何故かJazzが聴きたくなる...
ということで、テナー・サックスの巨人Sonny Rollins二回目の登場です。

前回は個人的に一番好きな作品である『Sonny Rollins Vol.2』(1957年)を紹介しましたが、今回はRollinsを代表するのみならずモダンジャズを代表する1枚といえる名盤『Saxophone Colossus』(1956年)です。

ジャズファンの間では“サキコロ”と呼ばれている(らしい)本作の魅力は、ジャズ入門者でもスンナリ入れる聴きやすさではないかと思いマス。

前回のエントリーでも書きましたが、Rolling Stonesのシングル「Waiting On A Friend」(アルバム『Tattoo You』収録)へのゲスト参加でその名前を知ってから、気になっていた存在がSonny Rollinsでした。

僕がジャズをきちんと聴こうと決めた時、何を買ったらいいのかわからず、50〜60年代の有名どころをとりあえず10枚程度購入しました。
その中の一枚が『Saxophone Colossus』でした。

ジャズを聴き慣れていなかった僕にとって、一度聴いた程度ではその素晴らしさを理解できないものも中にはありましたが、この『Saxophone Colossus』はかなり聴きやすく僕をジャズの世界へと誘ってくれまシタ。

同時購入した他の作品と比較して、かなりリラックスした雰囲気の作品という印象があったかなぁ。オープニング曲「St. Thomas」の印象がかなり強かったからかもしれませんが。

ジャズ通の方や評論家の方は小難しい作品への評価が高く、わかりやすい作品に対して評価が低いという感想を持っているのですが、それらの人々の本作に対する高評価は少し意外な気もしますね。

メンバーはSonny Rollins(ts)、Tommy Flanagan(p)、Doug Watkins(b)、Max Roach(ds)の4名。

これからジャズを聴こうと思うのですがという方にオススメの1枚です。

全曲紹介しときやす。

「St. Thomas」
いきなり本作のハイライトと呼べる1曲。カリプソ・フレイヴァーの陽気でリラックスした雰囲気がたまりませんね。

ちょうど本作を購入した時期は、僕がワールドミュージックを聴き始めた時期と重なります。そんな中で中南米の音楽に触れ、カリプソという音楽の存在も知ることができました。そんな中で1950年代にカリプソを取り入れた演奏していた本曲を聴き驚いた記憶があります。

「You Don't Know What Love Is」
Don Raye/Gene DePaul作のスタンダード。実にムードのあるバラッドですね。Rollinsの豪快なプレイもいいですが、Flanaganの抑えたピアノもいいカンジですね。

「Strode Rode」
ハードボイルドなスピード感のあるカッチョ良い1曲。ハードバップの魅力を堪能できるスリリングな演奏ですね。Flanaganのソロ、

「Moritat」
「St. Thomas」と並ぶ本作のハイライト曲。Bertolt Brecht/Kurt Weillによる有名な『The Threepenny Opera(三文オペラ)』の中の1曲ですね。「Mack The Knife」という曲名で呼んだ方が有名かもしれませんね。

陽気で小粋なカンジが魅力ですね。 RollinsのメロディアスなプレイはもちろんのことRoachの豪快なドラムソロもいいです。僕のような永遠のジャズ初心者にとってもわかりやすい1曲デス。

「Blue 7」
クールに決めてくれる1曲ですね。イントロとエンディングがサイコーにカッチョ良いですね。メンバー4人の魅力がバランスよく楽しめるのでは? 「St. Thomas」、「Moritat」ほど有名ではありませんが隠れた名演なのでは?

う〜ん、疲れがとれない。
体というよりも脳ミソが疲れている気分ですね。
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2007年04月22日

Red Garland Trio『Groovy』

オシャレなカクテル・ピアノの堪能あれ!☆Red Garland Trio『Groovy』
Groovy
録音年:1956,57年
ez的ジャンル:カクテル系ジャズ・ピアノ
気分は... :筋肉痛〜っ。

昨日は麻布十番で某オフィスのお引越しのお手伝い。
久々に大量に荷物の上げ下げをやったもんだから、今日の筋肉痛確率ほぼ100%。
やっぱり年を取ったなぁ...

さて、今日はボクサーという異色の経歴を持つジャズ・ピアニストRed Garlandの登場デス。

1923年生まれのRed Garlandは、1940年代半ばからCharles Parker、Lester Young、Coleman Hawkinsらと仕事をした後、1955年に帝王Miles Davisのグループに加入し、Miles(tp)、John Coltrane(ts)、Red Garland(p)、Paul Chambers(b)、Philly Joe Jones(ds)による(第一期)黄金クインテットのメンバーとして活躍しまシタ。

60年代は引退状態でしたが、1970年代半ばにカムバックしました。1984年に心臓病のため故郷のテキサスで永眠。

やはり、僕にとってのGarlandはMilesの黄金クインテットのイメージが強いですね。特に、本ブログでも紹介したMiles Davis『Milestones』収録の「Billy Boy」の演奏は何回聴いても飽きません。

そんなGarlandのキャリアを代表するリーダー作がこの『Groovy』です。
ピアノ・トリオの傑作アルバムとして有名な1枚ですね。

メンバーはRed Garland(p)、Paul Chambers(b)、Arthur Taylor(ds)の3人。黄金クインテットの盟友Chambersに加え、Bud Powellのバックも務めたTaylorが参加していマス。

Garlandの軽やかなプレイをカクテル・ジャズと揶揄する方もいるようですが、Garlandの小気味よいスイング感のあるピアノは、僕のような永遠のジャズ初心者にとってもわかりやすく、単純にカッチョ良い!ってカンジですね。

あとはこのジャケもいかしていますよね。
実はこのアルバムを購入したのはジャケ買いなのですが(笑)

僕にとってジャズ・アルバムの秀作ジャケと言えば、Blue Note作品ばかりになってしまうのですが、Prestige作品でジャケ買いするなんて、かなり珍しいかもしれません。

タイトル通りのグルーヴィーなピアノ・トリオの演奏を堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「C Jam Blues」
このアルバムのハイライトと言えば、Duke Ellington作品のこのオープニングいうことになるでしょうね。軽やかだけどブルージーなGarlandらしいタッチのピアノを堪能できマス。それをガッチリ支えるPaul Chambersのベースがシブいですなぁ。本曲はOscar Peterson、McCoy Tyner等も録音していますね。

「Gone Again」
しっとりリリカルなGarlandのピアノが堪能できる1曲。ただただ美しいの一言ですな。

「Will You Still Be Mine?」
Matt Dennis/Tom Adair作品のスタンダード。本曲は師匠Miles DavisMcCoy Tyner等も録音していますね。このスインギーなタッチがたまりませんな。前述の大好きな1曲「Billy Boy」に通じるものがありますね。

「Willow Weep for Me」
「柳よ泣いておくれ」の邦題で有名なスタンダード。本ブログではDexter Gordon『Our Man In Paris』Wynton Kelly『Kelly Blue』のバージョンを紹介しましたね。それ以外にもTommy Flanagan、Modern Jazz Quartet等も録音していマス。

女性作曲家Ann Ronnellが偉大な作曲家George Gershwinに捧げたスタンダードというだけあって、どこか名曲「Rhapsody in Blue」っぽいですね。

「What Can I Say, Dear」
「Hey Now」
軽やかなGarlandの鍵盤さばきによるカクテル・ピアノの魅力が堪能できる2曲。カクテル・ジャズの何が悪い!パントマイムとかのBGMなんかにピッタリかも?

昨晩は白金高輪で熊本地鶏を食した。
う〜ん、引越しでガス欠状態の体に再びパワーを注入する、なかなかの美味でシタ。最近は宮崎地鶏に話題沸騰ですが、薩摩地鶏や熊本地鶏もお忘れなく!
posted by ez at 00:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 1950年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする