2019年03月21日

Leon Thomas『Blues And The Soulful Truth』

レア・グルーヴ方面で再評価の高い1枚☆Leon Thomas『Blues And The Soulful Truth』
ブルース・アンド・ザ・ソウルフル・トゥルース (日本初CD化、日本独自企画盤、歌詞、解説付き)
発表年:1969年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ系黒人ジャズ・ヴォーカル
気分は... :芸術は爆発だ!

今回は独自のヨーデル調スキャットで知られる男性ジャズ・シンガーLeon Thomas『Blues And The Soulful Truth』(1972年)です。

イリノイ州イーストセントルイス出身の男性ジャズ・シンガーLeon Thomas(1937-1999年)の紹介は、1stソロ・アルバム『Spirits Known And Unknown』(1969年)に続き2回目となります。

本作『Blues And The Soulful Truth』(1972年)はレア・グルーヴ方面からも再評価の高い1枚です。Flying Dutchmanからのリリースです。

レコーディングにはLeon Thomas(vo、per)、Pee Wee Ellis(p、ts)、Donald Pate(b)、Gordon Edwards(b)、Stanley Clarke(b)、Bernard Purdie(ds)、Airto Moreira(ds)、Jesse Kilpatrick(ds)、Cornell Dupree(g)、Larry Coryell(g)、Neal Creque(p)、Baba Feme(per)、Gene Golden(congas)、John Eckert(tb)、Dick Griffin(tp)、Cecil Payne(bs)等のミュージシャンが参加しています。

プロデュースはBob ThielePee Wee Ellisがアレンジを手掛けています。

スピリチュアル・ジャズのイメージがあるLeon Thomasですが、本作はジャズ・ファンク、ソウル、ブルースのエッセンスを取り入れたジャズ・アルバムらしからぬ1枚に仕上がっています。

Leon Thomas版「Tighten Up」なグルーヴィー・ソウル「Love Each Other」、JBライクにシャウトするジャズ・ファンク「Let's Go Down To Lucy's」、Stanley Clarkeのベースが牽引するGabor Szaboのカヴァー「Gypsy Queen」、アラビックな雰囲気が漂うミステリアス&サイケデリックな「Shape Your Mind To Die」、ゴスペル・ライクに高揚する「L-o-v-e」あたりがおススメです。

エキセントリックなジャケのインパクトも大!
独特のオーラを放つ1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Let's Go Down To Lucy's」
Alfred Ellis/Leon Thomas作。LeonがJBライクに熱くシャウトするジャズ・ファンクがオープニング。Bernard Purdie、Gordon Edwards、Cornell Dupreeらのバッキングによるファンク・グルーヴもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=1BnHNeUauww

「L-o-v-e」
Leon Thomas作。女性コーラス隊も加わり、ファンキーに躍動するソウル・チューン。ゴスペル・ライクな高揚感もいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ziX3g-I7qPM

「Gypsy Queen」
George David Weiss/Gabor Szabo作。Santanaヴァージョンでも知られるGabor Szabo作品をカヴァー。Gabor Szaboのオリジナルは、当ブログでも紹介した『Spellbinder』(1966年)に収録されています。10分超の大作ですが、格好良すぎるStanley Clarkeのベース、Airto Moreiraのドラムが牽引するミステリアス&エキサイティングな演奏をバックに、Leonらしいヨーデル調スキャットを披露してくれるクロスオーヴァー・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=PYjURwrMkbE

House of Pain「All My Love」のサンプリング・ソースとなっています。
House of Pain「All My Love」
 https://www.youtube.com/watch?v=uK15faVp8EY

「Love Each Other」
Leon Thomas作。レア・グルーヴ的には本作のハイライト。思わずArchie Bell & The Drells「Tighten Up」をイメージしてしまうグルーヴィーなソウル・ダンサー。正にLeon Thomas版「Tighten Up」といった感じですね。
https://www.youtube.com/watch?v=CT-jsTQL8n0

「Shape Your Mind To Die」
Leon Thomas/Neal Creque作。中東のアラビックな雰囲気が漂うミステリアス&サイケデリックなジャズ・グルーヴ。不敵なLeonのヴォーカルも含めて独特の雰囲気を醸し出します。終盤のヴィター(ヴァイオリンとギターを合わせた電子楽器)の音色も印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=ib4QhAfhOFo

Brand Nubian「The Travel Jam」、Melanin 9「The Generation Gap」等のサンプリング・ソースとなっています。
Melanin 9「The Generation Gap」
 https://www.youtube.com/watch?v=b7Tt57hyQEw

「Boom-Boom-Boom」
偉大なブルース・マンJohn Lee Hooker、1962年のR&Bヒットをカヴァー。ジャズ・アルバムであることを忘れてしまいそうなブルージーな演奏&ヴォーカルを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=i0z1KaYlnZU

「China Doll」
Alfred Ellis/Jesse Kilpatrick/Leon Thomas作。タイトルから想像できるように、オリエンタル・ムードのピアノが印象的なスピリチュアル・ジャズ。
https://www.youtube.com/watch?v=DON5WvSVYSc

Lootpack「Wanna Test」のサンプリング・ソースとなっています。
Lootpack「Wanna Test」
 https://www.youtube.com/watch?v=lYjPXX6KYb0

「C.C. Rider」
ブルース・クラシックのカヴァー。ラストは「Boom-Boom-Boom」同様にブルージーに締め括ってくれます。ここでもヴィターの音色が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=HkJZuKSyn7M

Leon Thomasの他作品もチェックを!

『Spirits Known And Unknown』(1969年)
スピリッツ・ノウン&アンノウン +3  (日本独自企画盤、解説、歌詞付き)

『The Leon Thomas Album』(1970年)
レオン・トーマス・アルバム  (日本初CD化、日本独自企画盤、解説、歌詞付き)

Leon Thomas With Oliver Nelson『In Berlinb』(1971年)
In Berlin

『Full Circle』(1973年)
フル・サークル (日本初CD化、日本独自企画盤、歌詞、解説付き)
posted by ez at 01:45| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月18日

Cameo『Ugly Ego』

スタイルを確立しつつある3rdアルバム☆Cameo『Ugly Ego』
アグリー・エゴ
発表年:1978年
ez的ジャンル:N.Y.ファンク
気分は... :マイ・スタイル!

今回はLarry Blackmon率いるファンク・グループCameoの3rdアルバム『Ugly Ego』(1978年)です。

これまで当ブログで紹介したCameo作品は以下の8枚。

 『Cardiac Arrest』(1977年)
 『Cameosis』(1980年)
 『Feel Me』(1980年)
 『Knights Of The Sound Table』(1981年)
 『She's Strange』(1984年)
 『Word Up!』(1986年)
 『Machismo』(1988年)
 『Real Men ... Wear Black』(1990年)

本作『Ugly Ego』(1978年)は、『Cardiac Arrest』(1977年)、『We All Know Who We Are』(1978年)に続く3rdアルバム。

徐々に自分たちのファンク・スタイルを確立しつつある1枚です。

プロデュースはLarry Blackmon

本作におけるメンバーはLarry Blackmon(vo、ds、per)以下、Anthony Lockett(g、vo)、Gregory Johnson(key、p、vo)、Nathan Leftenant(tp)、Arnett Leftenant(sax)、Tomi Jenkins(vo)、Wayne Cooper(vo)、Gary Dow(b)、Eric Durham(g)という9名。

楽曲はすべてLarry Blackmonらによるオリジナル。

ファンク・チューンでは、シングルにもなった「Insane」をはじめ、ディスコ・ファンクな「I'll Be with You」「Ugly Ego」、Cameoスタイルのプロトタイプ的な「Anything You Wanna Do」がおススメです。

メロウ系であれば、シングルにもなった「Give Love a Chance」と素敵なメロウ・ソウル「Two of Us」が僕の好みです。

Cameo好きの人であれば十分に楽しめる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「I'll Be with You」
ディスコ・ファンク調のオープニング。鮮やかなホーン隊も含めて大所帯ファンク・バンドらしい魅力に溢れています!
https://www.youtube.com/watch?v=T81KBnikYRc

「Insane」
アルバムからの1stシングル。US R&Bチャート第17位となっています。後のCameoスタイルへの布石を感じる粘着ファンク。P-Funkのエッセンスも感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=OvXcw7_bj54

「Give Love a Chance」
アルバムからの2ndシングル。スロウもCameoの魅力ですが、そんな期待に応えてくれた素敵なメロウ・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=CDpcOgfsfpU

Creme De La Creme「Einer Von Vielen」、Great Minds「Great Minds」、Skero feat. Crack Ignaz「Dekadance」のサンプリング・ソースとなっています。
Creme De La Creme「Einer Von Vielen」
 https://www.youtube.com/watch?v=i5lE3nYPdk0
Great Minds「Great Minds」
 https://www.youtube.com/watch?v=fmgq2tT_bPo

「I Want You」
ロッキン・ギターが唸りを上げるファンク・グルーヴ。ブラック・ロック的な魅力もある仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=wTKuBZ3bf5c

「Ugly Ego」
タイトル曲はパーティー・モードのディスコ・ファンク。大勢で大音量で聴きたいキャッチー&ダンサブルなサウンド。このバンドのポテンシャルを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=VEW3lsWXtZo

「Anything You Wanna Do」
Cameoスタイルのファンク・グルーヴが確立されつつことを実感できる1曲。ホーン・サウンドも含めてCameo好きの人であれば楽しめるはず!
https://www.youtube.com/watch?v=aWvXDIilsXo

「Friend to Me」
ストリングスを配したバラード。個人的にはCameoにストリングスは不要だと思いますが・・・
https://www.youtube.com/watch?v=ixYS4kfBJME

「Two of Us」
ラストは素敵なメロウ・ソウルで締め括ってくれます。このタイプは初期Cameoならではのメロウ・バラードかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=SxWxylA2mlQ

2Pac「I Wonder if Heaven Got a Ghetto」、Ari Lennox「Whipped Cream」のサンプリング・ソースとなっています。
2Pac「I Wonder if Heaven Got a Ghetto」
 https://www.youtube.com/watch?v=_fCoK2OVJAc
Ari Lennox「Whipped Cream」
 https://www.youtube.com/watch?v=zM0lu8xx0R4

Cameoの過去記事もご参照下さい。

『Cardiac Arrest』(1977年)
カーディアック・アレスト

『Cameosis』(1980年)
Cameosis

『Feel Me』(1980年)
フィール・ミー

『Knights Of The Sound Table』(1981年)
魔法の騎士

『She's Strange』(1984年)
She's Strange

『Word Up!』(1986年)
Word Up!

『Machismo』(1988年)
cameo machismo.jpg

『Real Men ... Wear Black』(1990年)
Real Men Wear Black
posted by ez at 00:03| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月12日

Lee "Scratch" Perry & The Upsetters『Super Ape』

ダブ・アルバムの金字塔☆Lee "Scratch" Perry & The Upsetters『Super Ape』
Super Ape
発表年:1976年
ez的ジャンル:レジェンド系ダブ/レゲエ
気分は... :超猿獣の衝撃!

今回はダブ/レゲエのレジェンドLee "Scratch" Perryが、自身のハウス・バンドThe Upsettersと創り上げたダブ・アルバムの傑作『Super Ape』(1976年)です。

レゲエ/ダブ愛好家ならずとも、音楽好きであれば名盤としての認知度の高い1枚ですね。

日曜、月曜と不眠不休で仕事に没頭し、肉体的疲労と精神的高揚という心身アンバランス状態の今の僕にとって、一番の良薬となりそうなのがレゲエ/ダブ・サウンドかもしれません。

本作のようなドープなダブ・サウンドを聴いていると、その危険なサウンドに雑念が吸い取られ、心を無にできるのが良薬たる所以です。

ジャマイカのダブ・シーンのパイオニアLee "Scratch" Perryが、そのイノベーターぶりを示したダブ・アルバムの金字塔が本作『Super Ape』(1976年)です。

Lee "Scratch" Perryが手掛けた膨大な作品群のごく僅かしか聴いていない僕ですが、やはり本作『Super Ape』(1976年)はインパクトが大きいですね。

The Upsettersによるルーツ・レゲエの極上グルーヴと鬼才Lee "Scratch" Perryの神業が相俟って、中毒的なダブ・ワールドへ誘ってくれます。

プロデュースは勿論Lee "Scratch" Perry

レコーディングにはBoris Gardiner(b)、Michael "Mikey Boo" Richards(ds)、Anthony "Benbow" Creary(ds)、Earl "Chinna" Smith(g)、Keith Sterling(p)、Lee "Scratch" Perry(conga、per)、Noel "Skully" Simms(conga)、Bobby Ellis(horns)、"Dirty" Harry Hall(horns)、Herman Marquis(horns)、Vin Gordon(tb)、Egbert Evans(fl)、Prince Jazzbo(toasting)、Barry Llewellyn(back vo)、Earl Morgan(back vo)といったミュージシャンが参加しています。

Tony Wrightが手掛けたジャケもインパクト大ですね。
でも中身のインパクトはジャケ以上!

レゲエ/ダブ愛好家以外の人でも聴いて損はしない危険な音世界だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Zion's Blood」
Perryの魔術によって、コンガの効いたルーツ・レゲエ・グルーヴがエコー効きまくり異空間へ放り込まれた感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=qFWr6hlbcJQ

本曲はDevon Irons「When Jah Come」(1976年)と同じリズム・トラックです。
Devon Irons「When Jah Come」
 https://www.youtube.com/watch?v=ntUoIeA4iSg

「Croaking Lizard」
Prince Jazzboによるエコーの効いたトースティングが印象的です。聴いているうちにトリップ感覚に陥りそうになります。
https://www.youtube.com/watch?v=RdDlpQ-E7kE

本曲はMax Romeo & The Upsetters「Chase the Devil」(1976年)と同じリズム・トラックです。
Max Romeo & The Upsetters「Chase the Devil」
 https://www.youtube.com/watch?v=6TsL_QXWmiM

「Black Vest」
ドープなダブ・ワールドに引きずり込まれる危険な1曲。こういうダビー・サウンドを聴いていると雑念を払拭でき、頭の中がスッキリするから不思議!ノスタルジックなホーン隊もグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=rQJ7PcX4AxY

本曲はMax Romeo & The Upsetters「War Ina Babylon」(1976年)と同じリズム・トラックです。
Max Romeo & The Upsetters「War Ina Babylon」
 https://www.youtube.com/watch?v=_ILjMmfAGXQ

「Underground」
ソウルフルな女性コーラスが印象的な1曲。地を這うベースと妖しく響くドラムによるリズム・セクションもサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=JaMy-5aZImY

Petter & Looptroop「Top Dogz」、The Last Emperor「The Underground」等のサンプリング・ソースとなっています。
The Last Emperor「The Underground」
 https://www.youtube.com/watch?v=IY2AWIBK6ls

「Curly Dub」
Perryがこれでもかと言わんばかりにダビー・サウンドで攻めてきます。Vin Gordonの味のあるトロンボーンの音色がグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=qwUF6IqTI0c

「Dread Lion」
コレもかなりドープ!ダビーな哀愁ルーツ・レゲエが妖しく揺らめきます。不気味なメロディカの響きがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=fj6SEc93_2I

本曲はDean Fraser「Concrete Castle King」(1975年)と同じリズム・トラックです。
Dean Fraser「Concrete Castle King」
 https://www.youtube.com/watch?v=o7q2z2aLSmc

「Three in One」
コンガの効いたパーカッシヴなレゲエ・グルーヴと涼しげなフルートがダブ・ワールドに包まれている感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ZPwsfdqDbgs

「Patience」
暗闇の奥から聞こえてくるかのようなレゲエ・グルーヴにPerryマジックが加わり、覚醒的な音世界に引きずり込まれます。
https://www.youtube.com/watch?v=SRduyz5abCo

「Dub Along」
華のある女性コーラスでさえエコーかけまくりのPerryの徹底ぶりで本作を唯一無二の個性的作品にしているのでしょうね。
https://www.youtube.com/watch?v=cyVvR66W0YE

本曲はBlue Bells「Come Along」(1976年)と同じリズム・トラックです。
Blue Bells「Come Along」
 https://www.youtube.com/watch?v=gUIVZXQzd_Y

「Super Ape」
ダブという反則技的な表現手法の奥義を見せつけてくれるタイトル曲。僕でも吹けそうな適当な笛の音色がジャマイカン・レゲエらしくていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=JRZdEqpTmD4

Murs & 9th Wonder「Are You Ready?」のサンプリング・ソースとなっています。
Murs & 9th Wonder「Are You Ready?」
 https://www.youtube.com/watch?v=JSEcAN_e_Kw

本作の続編『Return of the Super Ape』(1977年)やLee "Scratch" PerryThe Upsettersによるもう1つの傑作Max Romeo & The Upsetters『War Ina Babylon』(1976年)もセットでどうぞ!

『Return of the Super Ape』(1977年)
Return of the Super Ape

Max Romeo & The Upsetters『War Ina Babylon』(1976年)
War Ina Babylon
posted by ez at 03:47| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月08日

Sons & Daughters Of Lite『Let The Sun Shine In』

レア・グルーヴ方面で再評価の高い1枚☆Sons & Daughters Of Lite『Let The Sun Shine In』
レット・ザ・サン・シャイン・イン [紙ジャケット仕様/完全限定生産盤]
発表年:1978年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ系ハイブリッド・ブラック・ジャズ
気分は... :ストレス発散!

昨日はストレス発散のために中古CD屋巡りへ
久々にオトナ買いしてしまいました。

今回はレア・グルーヴ方面で再評価の高いブラック・ジャズ作品、Sons & Daughters Of Lite『Let The Sun Shine In』(1978年)です。

Sons & Daughters Of Liteは、西海岸オークランドで結成された黒人ミュージシャン集団。

本作『Let The Sun Shine In』(1978年)が唯一のアルバムとなります。

本作におけるメンバーはBasuki Bala(as、ss、bs、fl、per、vo)、Marty Payne (tp、flh、back vo)、Paul Fenner III(ts)、Michael Oliver Warren(b、tb)、Marc Smith(b)、Jdlinkomo(p、el-p、syn、per、vibe、back vo)、Terry Lawyer(ds)、Snip Milton Jr.(ds)、Babatunde Olatunji (congas、bongos、per)、Jeanne Cuffey(vo)、Lakiba(vo)、Kalamu Chache(back vo)。

アフロ、ブラジル、ラテンのエッセンスを取り入れたスピリチュアル・ジャズ×フュージョンなハイブリッド・ブラック・ジャズを楽しめるアルバムです。

再評価を高めるきっかけとなったレア・グルーヴ人気曲「Let The Sun Shine In」「Darkuman Junktion」の2曲が有名ですが、ハイブリッドな漆黒グルーヴの「Operation Feed Yourself」「A Real Thing」、呪術的スピリチュアル・ブラック・ジャズ「Ju Ju's Door」もおススメです。

聴く者を虜にする魔性の漆黒グルーヴをご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「Let The Sun Shine In」
ヴァイヴのメロウな響きのイントロに続き、黄昏モードの男女ヴォーカルによるスピリチュアル・ジャズが展開されます。中盤以降はホーン隊も活躍するパーカッシヴなサンバ・フュージョンでダンサブルにテンポアップしていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=CAQF2Gr7sZQ

「Fly Away」
哀愁モードのソウルフル・バラード。寂しげな男性ヴォーカルと女性コーラス隊の掛け合いがいいですね。ここでもヴァイヴがいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=VxDJHFy_KPk

「Operation Feed Yourself」
アフロ×ラテンのハイブリッド・ファンク・グルーヴ。妖しく艶やか女性ヴォーカルが導く魔女の漆黒ファンク・グルーヴといった感じがクセになります。
https://www.youtube.com/watch?v=fRMa8GOZJ1I

「A Real Thing」
スピリチュアル・ブラック・ジャズ×ブラジリアン・フュージョンといった趣の仕上がり。独特の漆黒グルーヴにヤラれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ZwF4oY9NvBA

「Ju Ju's Door」
タイトルの通り、アフロ・ジャズのエッセンスを取り入れたミステリアスなスピリチュアル・ブラック・ジャズ。呪術的な魔力を持ったかのような演奏にグイグイ惹き込まれます。
https://www.youtube.com/watch?v=YswkbSg3K7c

「Darkuman Junktion」
Gilles Petersonもヘヴィ・プレイした漆黒のジャズ・ファンク。アフロ・ファンク的なブラック・ジャズ・フィーリングを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=xaxbRucIshY

今、頭の中はきのこ鍋で一杯!
近々必ずありつくぞ!
posted by ez at 00:27| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月04日

Luiz Eca Y La Sagrada Familia『La Nueva Onda del Brasil』

サイケ×ジャズ・サンバ×ソフト・ロック☆Luiz Eca Y La Sagrada Familia『La Nueva Onda del Brasil』
La Nueva Onda Del Brasil
発表年:1970年
ez的ジャンル:サイケ調ブラジリアン・ソフト・ロック
気分は... :課外活動!

ブラジルの最高峰ジャズ・サンバ・トリオTamba Trioのリーダー、ピアニストLuiz Ecaが率いるLuiz Eca Y La Sagrada Familiaのアルバム『La Nueva Onda del Brasil』(1970年)です。

本作『La Nueva Onda del Brasil』(1970年)は、Luiz EcaTamba Trio(当時はTamba 4)を一時期離れていた時期に、リリースしたアルバムです。

内容はジャズ・サンバを基調としつつも、サイケデリックなエッセンスや、大胆なホーン・アレンジも取り入れたセルメン調ソフト・ロックに仕上がっています。

Luiz Eca自身がミュージック・ディレクターを務めています。

レコーディングにはLuiz Eca(p)以下、Mauricio Maestro(b、vo)、Getulio Pereira(ds)、Nana Vasconcelos(per、vo)、Nelson Angelo(strings、vo)、()、
Jose Da Silva(tb)、Bill Vogel(tp、vo)、Claudio Roditi(tp、vo)、Ion Muniz(sax)、Joyce(vo)、Angela Viana(vo)、Carminha(vo)、Rose(vo)、Wilson Simonal(vo)等のミュージシャンが参加しています。

若き日のJoyceをはじめ、Nana VasconcelosWilson Simonalの参加に目を引きます。

Milton Nascimento「Homen Da Sucursal」
Jorge Ben「Pais Tropical」Antonio Adolfo「Juliana」「Sa Marina」といった有名曲のカヴァーが目立ちます。

それ以外にサイケでグルーヴィーな「Atras Das Portas Da Tarde」、Luiz Eca作の「La Vamos Nos」Joyce作の「Please Garcon」あたりもおススメです。

Tamba TrioTamba 4では聴けないLuiz Ecaの音世界を楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Homen Da Sucursal/Barravento」
Fernando Brant/Milton Nascimento作の「Homen Da Sucursal」、Sergio Ricardo作の「Barravento」のメドレー。変幻自在のリズムに先導されソフト・ロック調ヴォーカルと豪快なホーン・サウンドが躍動します。ビリンバウのソロやアヴァンギャルドな雰囲気もグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=qjN3dglzOEs

「Pais Tropical」
Jorge Ben作品のカヴァー。オリジナルは『Jorge Ben』(1969年)に収録されています。ここではドラマティックで華やかな「Pais Tropical」を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=ezYBYFG0QjM

当ブログではオリジナル以外にSom Okey 5Gal Costa‎Aquarius Y Luiz Antonio‎Aldemaro Romero Y Su Onda Nuevaのカヴァーも紹介済みです。

「Juliana」
Tiberio Gaspar/Antonio Adolfo作。Antonio Adolfoのオリジナルは当ブログでも紹介した『Antonio Adolfo E A Brazuca』(1969年)のオープニング曲として収録されています。アヴァンギャルドなソフトロックといった仕上がりがグッド!

「Atras Das Portas Da Tarde」
Nelson Angelo/Sergio Flaksman作。本作らしいサイケ・モードでグルーヴィーなジャズ・サンバを楽しめます。少しトライバルな感じも僕好み。

「La Vamos Nos」
Luiz Eca/Ruy Guerra作。ソフトロックなヴォーカルワークとメリハリの効いたサウンドぼ組み合わせがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=0jsLeZkx1zo

「Sequestro」
ダバダバ・スキャットと開放的グルーヴは70年代初めのイタリア映画のサントラっぽい雰囲気もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=qTc9mKJmVDY

「Se Voce Pensa」
Roberto Carlos作。素敵なコーラスワークとエレガントで変幻自在のジャズ・サンバ・サウンドが印象的です。

「Sa Marina」
Tiberio Gaspar/Antonio Adolfo作。「Pretty World」のタイトルでも知られる名曲をカヴァー。当ブログではBirgit LystagerSergio Mendes & Brasil '66ヴァージョンを紹介済みです。この楽曲自体が大好きですが、本ヴァージョンはホーン・サウンドが効果的に配されています。
https://www.youtube.com/watch?v=frmaV-V7Vb0

「Yemele」
Chico Faitosa/Luis Carlos Vinhas作。ここラテン風味の演奏を聴かせてくれます。ラテン・ソウル/ファンク、チカーノ・ソウルあたりとセットで聴いても合いそうです。

「Please Garcon」
Joyce作品をカヴァー。当ブログではUmas & Outrasヴァージョンも紹介済みです。最後はソフト・サイケなフォーキー・サウンドで締め括ってくれます。

Tamba Trio、Tamba 4の過去記事もご参照ください。

Tamba Trio『Tamba Trio』(1962年)
デビュー

Tamba Trio『Avanco』(1963年)
アヴァンソ

Tamba 4『We And The Sea』(1967年)
二人と海

Tamba 4『Samba Blim』(1968年)
サンバ・ブリン(紙ジャケット仕様)

Tamba Trio『Tamba Trio』(1975年)
タンバ・トリオ(紙ジャケット仕様)
posted by ez at 01:02| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする