2017年07月18日

El Coco『Let's Get It Together』

Rinder & Lewisによるモンド・ディスコ・プロジェクト☆El Coco『Let's Get It Together』
レッツ・ゲット・イット・トゥゲザー
発表年:1976年
ez的ジャンル:カルト系モンド・ディスコ
気分は... :カルトQ・・・

今回は70年代のモンド・ディスコ作品El Coco『Let's Get It Together』(1976年)です。

El Cocoは、ディスコ・プロデューサーLaurin RinderMichael Lewisによるユニット。この2人はEl Coco名義以外にもRinder & Lewis名義やTuxedo JunctionSaint Tropez等のユニットで70〜80年代に数多くのディスコ作品をリリースしています。

El Cocoとしては、『Mondo Disco』(1975年)、『Brazil』(1975年)、『Let's Get It Together』(1976年)、『Cocomotion』(1977年)、『Dancing In Paradise』(1978年)、『Revolucion』(1980年)、『El Coco』(1982年)、『Collectables』(1982年)といったアルバムをリリースしています。

1stアルバムのタイトル名のように、モンドなディスコ・サウンドがこのユニットの特徴です。そんな彼らの作品の中で再評価されているのが本作『Let's Get It Together』(1976年)です。

ディスコ・サウンドとモンドでエキゾチックなイージー・リスニングが融合した独自サウンドに、最初は少し戸惑うものの、慣れてくるとハマります。Dr. Buzzard's Original Savannah Bandあたりが好きな人にもフィットするかもしれません。

ディスコ・アルバムという点では、ガラージ・クラシックのタイトル曲「Let's Get It Together」、シングル・カットもされた「Just Be You」、シンセ・サウンドが栄えるミディアム・ブギー「Love Vaccine」あたりがオススメです。

エキゾチックなモンド・サウンドという点では、Les Baxterのカヴァー「Quiet Village」も要チェックです。

たまには、こういう変化球なアルバムも楽しいのでは?

全曲紹介しときやす。

「Just Be You」
Merria Ross作。シングル・カットもされたオープニング。爽快ディスコ・サウンドとパンチの効いた女性ヴォーカルがいい感じです。ディスコ・チューンという意味ではコレが一番格好良いかも?
https://www.youtube.com/watch?v=pcJCW_WNN0c

「Quiet Village」
Les Baxter作。エキゾチック&モンドという点では、このカヴァーも注目です。ある意味、こういったサウンドこそがこのユニットの真骨頂かもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=XeUn4OoEG1A

「Let's Get It Together」
Merria Ross作。タイトル曲はガラージ・クラシックとしても人気の1曲。シングル・カットもされました。エレガントな女性コーラスを配したディスコ・クラシックらしい仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=0ncHWLIIDHg

「Choka Ma Love」
Michael Lewis/Laurin Rinder作。エキゾチックでポップなのに実はエロいのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=mwr7mDPpiT0

「Mr. Lucky」
Henry Manciniの名曲をカヴァー。イージー・リスニング的ディスコ・サウンドが冴えます。
https://www.youtube.com/watch?v=WZnfQsi5vdg

「Love Vaccine」
Pamela Phillips作。シンセ・サウンドが栄えるミディアム・ブギー!なかなか雰囲気のある仕上がりだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=FaAr4rug0UU

「Under Construction」
Mark Bryson Dulski/Michael Lewis/Laurin Rinder作。ハンド・クラップ入りのダンス・チューン。シンセ・サウンドを巧みに操っている感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=8HseYlekfdA

「Love Vibrations」
Merria Ross作。何処となくコミカルなディスコ・チューン。軽快なピアノ・ソロも印象的です。

「Fait Le Chat」
Michael Lewis/Laurin Rinder作。ディスコ・サウンドとイージー・リスニングが融合した仕上がり。もっと格好良くできるのに、あえてそうしないのがこの人たちのセンスかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=ASx1_EeMe4Q

「Put On Your Jeans」
Michael Lewis/Laurin Rinder作。グルーヴィーなインスト・チューン。

「Gimme Some」
Merria Ross/Michael Lewis/Laurin Rinder作。近未来的シンセ・サウンドにホーン隊、女性コーラスが絡むアッパー・チューンで締め括ってくれます。

ご興味がある方はTuxedo JunctionSaint Tropezのアルバムもチェックしてみては?

Tuxedo Junction『Tuxedo Junction』(1977年)
Tuxedo Junction

Tuxedo Junction『Tuxedo Junction II Take The A Train』(1979年)
Take the

Saint Tropez『Je T'Aime』(1977年)
Je Taime

Saint Tropez『Belle De Jour』(1978年)
Belle De Jour (One More Minute)

Saint Tropez『Hot & Nasty』(1982年)
Hot & Nasty
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2017年07月15日

Sun『Wanna Make Love』

オハイオ産ファンクの名盤☆Sun『Wanna Make Love』
ワナ・メイク・ラヴ
発表年:1976年
ez的ジャンル:オハイオ産ファンク
気分は... :赤き情熱!

今回は70年代オハイオ産ファンクからSun『Wanna Make Love』(1976年)です。

Sunは、Ohio Playersをはじめとするファンクの名産地オハイオ州デイトンで1975年に結成されたファンク・バンド。

オリジナル・メンバーはByron Byrdを中心としたChris JonesJohn WagnerDean HummonsHollis MelsonKym YanceyShawn Sandridgeの7名。

オリジナル・メンバーでデビュー・アルバムとなる本作『Wanna Make Love』(1976年)をリリース。

その後、メンバー3名を増員して2ndアルバム『Sun Power』(1977年)をリリースしますが、Shawn Sandridge、Chris Jones、Dean Hummonsの3名が人気ファンク・グループとなるDaytonを結成するためにグループを脱退してしまいます。

メンバー・チェンジを余儀なくされたグループは新ラインナップで3rdアルバム『Sunburn』(1978年)をリリース。その後もメンバー・チェンジを繰り返しながら、『Destination Sun』(1979年)、『Sun Over the Universe』(1980年)、『Force of Nature』(1981年)、『Let There Be Sun』(1982年)、『Eclipse』(1984年)といったアルバムをリリースしています。

デビュー・アルバム『Wanna Make Love』(1976年)には、Byron Byrd(ts、fl、p、clavinet、syn、b、per、el-p、vo)、Chris Jones(tp、p、clavinet、syn、vibes、ds、per、vo)、John Wagner(tp、flh、tb、vo、per)、Dean Hummons (org、p、clavinet、el-p、syn)、Hollis Melson(b、vo、per)、Kym Yancey(ds、per、back vo)、Shawn Sandridge(g、back vo)というオリジナル・メンバー7名に加え、Zapp結成前のRoger Troutman(g、talk box)とLester Troutman(ds)、さらにはLinda Thornton(back vo)がレコーディングに参加しています。

プロデュースはByron ByrdBeau Ray Fleming

オハイオ・ファンクらしい「Live On, Dream On」「Tell The People」Roger Troutmanのトークボックスも聴けるタイトル曲「Wanna Make Love」、ラテン・フレイヴァーの効いた「They're Calling For Me」、サンプリング・ソースとしても人気の「My Woman」、Stevieの某曲を思い出す「It's Killing Me」、素敵なモダン・ソウル「Give Your Love To Me」など粒揃いの構成です。

楽曲はすべてメンバーらのオリジナルです。

オハイオ産ファンク好きの人はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Live On, Dream On」
無骨なギター・カッティングが逆に格好良い骨太ファンク・グルーヴがオープニング。中盤以降はスペイシーなシンセも飛び交います。
https://www.youtube.com/watch?v=fEHC22TUMOc

「Tell The People」
猥雑な格好良さにグッとくるファンク・チューン。ファンク・バンドとしての質の高さをできる1曲なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=UQu2sNSKPCg

「My Woman」
前半はヴォーカル・ワークで聴かせる哀愁モードのスロウですが、後半は一転してファンキーな展開へ・・・
https://www.youtube.com/watch?v=RhWuOtAjw4M

WC & the Maad Circle「A Soldiers Story」、UGK「Protect & Serve」、Bone Thugs-N-Harmony「Resurrection (Paper, Paper)」 、O.C.「Stronjay (Original Unreleased Version)」、STS「The Interview」のサンプリング・ソースとなっています。
WC & the Maad Circle「A Soldiers Story」
 https://www.youtube.com/watch?v=9tRs3tZoQ8Q
UGK「Protect & Serve」
 https://www.youtube.com/watch?v=tI6nucnfCbU
Bone Thugs-N-Harmony「Resurrection (Paper, Paper)」
 https://www.youtube.com/watch?v=7p14e18gGCM
O.C.「Stronjay (Original Unreleased Version)」
 https://www.youtube.com/watch?v=q0SUqRsiCEg

「They're Calling For Me」
ラテン・フレイヴァーの効いたファンク・チューン。パーカッシヴ・リズム、ラテンなピアノ、躍動するホーン・アンサンブルがグッド!EW&F好きの人にもフィットするキャッチーさがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=OnATFQdtGB8

「Wanna Make Love」
タイトル曲はRoger Troutman参加曲。シングルにもなりました。Roger Troutmanのトークボックスが栄える重量ファンクです。
https://www.youtube.com/watch?v=5jTsGnbjmNY

「Love Is Never Sure」
アコギの音色が印象的なビューティフル・バラード。意外なサウンドですが、アルバムのいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=GODewNJ-R7o

「The Show Is Over」
しっとりとしたスロウ・チューン。悪くはないですが、他の曲に比べると少し印象が弱いかも・・・
https://www.youtube.com/watch?v=_9zkzWQEA3Q

「It's Killing Me」
Stevie Wonder「Don't You Worry 'Bout A Thing」とセットで聴きたくなる曲調です。溜めてから一気にファンキー・モードで弾ける感じがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=jNEztdtMKy4

「Give Your Love To Me」
ラストはソウル指数の高い素敵なモダン・ソウルで締め括っています。
https://www.youtube.com/watch?v=CpPUj4WfGX4

Large Professor「Love Wit U」のサンプリング・ソースとなっています。
Large Professor「Love Wit U」
 https://www.youtube.com/watch?v=O2CfSFqhupU

Sunの他作品もチェックを!

『Wanna Make Love/Sun Power/Sunburn』(1976/1977/1978年) ※3in2CD
Wanna Make Love / Sun--Power / Sunburn (3in2)

『Sunburn』(1978年)
サンバーン

『Destination Sun』(1979年)
Destination Sun
posted by ez at 02:41| Comment(3) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月11日

Alice Coltrane『World Galaxy』

銀河へ思いを馳せる独自のジャズ・ワールド☆Alice Coltrane『World Galaxy』
ワールド・ギャラクシー~至上の愛
発表年:1972年
ez的ジャンル:銀河系ストリングス・ジャズ
気分は... :銀河の歴史がまた1ページ・・・

70年代ジャズからAlice Coltrane『World Galaxy』(1972年)です。

John Coltraneの妻としても知られるハープ&鍵盤奏者Alice Coltrane(1937-2007年)の紹介は、『Journey In Satchidananda』(1970年)、『Eternity』(1976年)に続き3回目となります。

本作『World Galaxy』(1972年)は、正式にはAlice Coltrane With Strings名義であり、ストリングスを効果的に用いた1枚に仕上がっています。

プロデュースはAlice ColtraneEd Michel

Alice Coltrane(p、org、harp、per)、Frank Lowe(ts、ss、per)、Reggie Workman(b)、Ben Riley(ds)、Elayne Jones(timpani)、Swami Satchidananda(narrator)、LeRoy Jenkins(violin)、David Sackson(concertmaster)等がレコーディングに参加しています。

インドを旅した後にレコーディングされた『Journey In Satchidananda』(1970年)以降、東洋思想の影響を受けたスピリチュアル・ジャズに傾倒していったAliceですが、本作もそうした流れの中で制作されたものです。

印象的なのがアルバム全5曲の構成です。まずアルバムのオープニングとラストで、亡き亡き夫John Coltraneの代表的レパートリー「My Favorite Things」「A Love Supreme」をカヴァーしている点が興味深いですね。

それ以外の3曲はAliceのオリジナルですが、いずれもタイトルに"Galaxy"が含まれています。銀河をモチーフにした壮大なストリングス・ジャズが展開されるのはが本作の特徴です。

聴く前には、もっとスピリチュアル・ジャズな内容をイメージしていましたが、フリー・ジャズ、ジャズ・ロック的なエッセンスも取り込んだAliceならではのジャズ・ワールドを展開します。

本作ならではのストリングス・ジャズを満喫しましょう!

全曲紹介しときやす。

「My Favorite Things」
Richard Rodgers/Oscar Hammerstein II作。亡き夫John Coltraneの代表的レパートリーをカヴァー。かつてのJohnのサックスをなぞるかのようにAliceのオルガンが響きます。そこにドラマティックなストリングスが加わり、Aliceならではの「My Favorite Things」に仕上げています。Johnの死を乗り越えようとするAliceの強い意志が伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=cckpRS9QkzY

「Galaxy Around Olodumare」
Alice Coltrane作。荘厳なストリングスを効果的に使い、様々な表情を見せる壮大な音世界は神の意思のようです。ここでのAliceはピアノをプレイし、Frank Loweのサックスがマッドに叫びます。

Cypress Hill「I Ain't Goin' Out Like That」のサンプリング・ソースとなっています。
Cypress Hill「I Ain't Goin' Out Like That」
 https://www.youtube.com/watch?v=q7p-ihYOG5s

「Galaxy In Turiya」
Alice Coltrane作。Aliceのハープとストリングスが織り成す音はまさに銀河のようなスピリチュアル・ジャズです。
https://www.youtube.com/watch?v=xJo9k-Y0Hzc

Flying Lotus「Aunties Harp」のサンプリング・ソースとなっています。
Flying Lotus「Aunties Harp」
 https://www.youtube.com/watch?v=CiaZNyIFUdY

「Galaxy In Satchidananda」
Alice Coltrane作。『Journey In Satchidananda』でもお馴染みのインド人のグルSwami Satchidanandaの名をタイトルに冠しています。ハープとストリングスによる銀河系ジャズにインドのエッセンスが加わり、独自のスピリチュアル・ジャズを堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=QJekN_fCqPE

「A Love Supreme」
ラストはJohn Coltraneの名曲の「Part I - Acknowledgement」をカヴァー。Swami Satchidanandaのナレーションと共に始まります。本編はAliceのオルガン、LeRoy Jenkinsのヴァイオリンが印象的なジャズ・ロック的な演奏です。Coltraneの名曲をエレクトリック・マイルスような電化ジャズ的な演奏で聴かせるのが興味深いです。エンディングはハープによるビューティフルな音色で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=lBGyfOh5-x8

The Beatnuts「Bum Rush」、Dead Prez「Behind Enemy Lines」、Algorhythms「Love Supreme」等のサンプリング・ソースとなっています。
The Beatnuts「Bum Rush」
 https://www.youtube.com/watch?v=l2DiXv7V-eY

他のAlice Coltrane作品もチェックを!
僕も未聴の作品が多いので地道にチェックし続けたいと思います。

『A Monastic Trio』(1968年)
ア・モナスティック・トリオ(紙ジャケット仕様)

『Huntington Ashram Monastery』(1969年)
ハンティントン・アシュラム・モナストリー(紙ジャケット仕様)

『Journey In Satchidananda』(1970年)
Journey in Satchidananda

『Ptah, the El Daoud』(1970年)
Ptah, the El Daoud

『Universal Consciousness』(1972年)
Universal Consciousness

『Lord of Lords』(1973年)
ロード・オブ・ローズ(紙ジャケット仕様)

『Illuminations 』(1974年) ※Carlos Santanaとのコラボ作
Illuminations

『The Elements』(1974年) ※Joe Hendersonとの共演
Elements

『Eternity』(1976年)
永遠なる愛

『Radha-Krisna Nama Sankirtana』(1976年)
Radha-Krsna Nama Sankirtana

『Transcendence』(1977年)
Transcendence

『Transfiguration』(1978年)
Transfiguration
posted by ez at 02:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月07日

Osmar Milito『Ligia』

コンテンポラリーなブラジリアン・ラウンジ・ジャズ☆Osmar Milito『Ligia』
LIGIA (1978)
発表年:1978年
ez的ジャンル:ブラジリアン・ラウンジ・ジャズ
気分は... :目立ちませんが、いい仕事しています・・・

今回はブラジル人名アレンジャーOsmar Milito『Ligia』(1978年)です。

サンパウロ生まれのコンポーザー/アレンジャー/キーボード奏者Osmar Militoに関して、これまで当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『... E Deixa O Relogio Andar!』(1971年)
 『Nem Paleto, Nem Gravata』(1973年)
 『Viagem』(1974年)

これまで紹介してきた3枚と比較して、少し埋もれている感のあるOsmar Milito作品かもしれませんね。

しかしながら、Osmar Militoらしいサウンド・センスを感じる極上の1枚に仕上がっています。全体としてはコンテンポラリーなブラジリアン・ラウンジ・ジャズといったところでしょうか。

参加ミュージシャンはOsmar Milito(p、el-p、org、syn)以下、Ugo Marotta(org、syn)、Lincoln Olivetti(oberheimer)、Mauricio Heinhorn(harmonica)、Sergio Barroso(b)、Nelson Serra (ds)、Wilson Das Neves(per)、Hermes Contesini(per)、Jose Carlos(g)、Hedys Barroso(chorus)、Alda Regina(chorus)、Mauricio Duboc(chorus)、Roberto Quartin(chorus)、Fernando Maxnuk(chorus)です。

Jobim作品のカヴァー「O Morro」「Andorinha」Joao Donatoのカヴァー「Jodel」Chico Buarqueのカヴァー「O Que Sera(A Flor Da Terra)」Wynton Kellyのカヴァー「Little Tracy」あたりが僕のオススメです。

目立ちづらいアルバムですが、Osmar Militoにご興味がある方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Ligia」
Antonio Carlos Jobim作。Jobim作品をジャジー・テイストで聴かせてくれます。エレガントなMilitoのピアノにグッときます。当ブログではTill Bronnerのカヴァーも紹介済みです。
https://www.youtube.com/watch?v=PuEGONTB2pw

「Atras da Porta」
Chico Buarque/Francis Hime作。哀愁のメロディをしっとりと聴かせてくれます。中盤以降の
Mauricio Heinhornのハーモニカもいいアクセントになっています。

本曲に関して、当ブログではElis ReginaLuciana SouzaGaetano Partipiloのカヴァーも紹介済みです。

「Estrada Branca」
「This Happy Madness」のタイトルでも知られるAntonio Carlos Jobim/Vinicius De Moraes作の名曲をカヴァー。当ブログではDiana PantonStacey Kentのカヴァーも紹介済みです。個人的にも大好きなJobim作品を品良くスッキリと聴かせてくれます。

「O Morro」
Antonio Carlos Jobim/Vinicius De Moraes作の名曲をカヴァー。僕好みのパーカッシヴな疾走感のあるカヴァーに仕上げています。

本曲に関して、当ブログではSambalanco TrioWanda de Sah featuring The Sergio Mendes Trio With Rosinha De Valenca Stan Getz & Luiz Bonfaのカヴァーを紹介済みです。

「Morning」
Clare Fischer作。この曲はラテン・フィーリングのアレンジと爽快コーラスの組み合わせで聴かせてくれます。

「Daulphine」
Luiz Eca作。しっとりとしたボッサ・ピアノが落ち着きを与えてくれます。

「Andorinha」
Antonio Carlos Jobim作。当ブログではAgustin Pereyra Lucenaのカヴァーも紹介済みです。ムーディーで美しいMilitoのピアノ、さり気に格好良いSergio Barrosoのベースらが織り成すサウンドがいいですね。薄っすらと抑えたシンセやMauricio Heinhornのハーモニカも効果抜群です。

「Mentiras」
Joao Donato作。当ブログでは『Quem e Quem』収録の本人ヴァージョンやCal Tjaderのカヴァーを紹介済みです。グッと抑えたトーンのピアノ・トリオ演奏がいいですね。

「O Que Sera(A Flor Da Terra)」
Chico Buarque作。当ブログではTill BronnerWillie Colonのカヴァーを紹介済みです。ここではラテン調リズムの哀愁メロウなカヴァーで聴かせてくれます。

「Jodel」
Joao Donato作。当ブログでは『Sambou, Sambou(Muito a Vontade)』(1962年)、『A Bad Donato』(1970年)、『Quem e Quem』(1973年)におけるDonato本人のヴァージョンを紹介済みです。僕好みの小粋なブラジリアン・メロウに仕上がっています。Mauricio Heinhornのハーモニカがサンセットな雰囲気でいいですね。

「Little Tracy」
Wynton Kelly作。本作で一番リズミックで派手なサウンドかもしれません。パーカッシヴ・リズムにシンセ・サウンドも絡むフュージョン/クロスオーヴァーな仕上がりです。

「Ho Ba-la-la」
Joao Donato作。ラストはムーディーなコーラス隊を配したエレガントな演奏で締め括ってくれます。

Osmar Militoの他作品もチェックを!

『... E Deixa O Relogio Andar!』(1971年)
E Deixa O Relogio Andar

『Nem Paleto, Nem Gravata』(1973年)
ネン・パレトー、ネン・グラヴァッタ(紙ジャケット仕様)(BOM24124)

『Viagem』(1974年)
ヴィアージェン BOM1131
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2017年07月03日

Pleasure『Dust Yourself Off』

クロスオーヴァーな爽快ファンク/ソウル☆Pleasure『Dust Yourself Off』
ダスト・ユアセルフ・オフ [解説付き]
発表年:1975年
ez的ジャンル:ウエストコースト系クロスオーヴァー・ファンク
気分は... :爽やか!

今回はジャズ・ファンク・グループPleasureのデビュー・アルバム『Dust Yourself Off』(1975年)です。

オレゴン州ポートランドで結成されたジャズ・ファンク・グループPleasureに関して、これまで当ブログで紹介したのは以下の4枚。

 『Accept No Substitutes』(1976年)
 『Joyous』(1977年)
 『Get To The Feeling』(1978年)
 『Special Things』(1980年)

Pleasureのアルバムはいずれも魅力ですが、デビュー・アルバムである本作『Dust Yourself Off』(1975年)は印象的なラクダ・ジャケも含めてグループを代表する1枚だと思います。

プロデュースは彼らのデビューを後押ししたWayne HendersonCrusaders)のAt-Home Productionsです。

本作におけるメンバーはMarlon "The Magician" McClain(g、vo)、Donald Hepburn(vo)、Dan Brewster(tb、vo)、Dennis Springer(ts)、Nathaniel Phillips(b、vo)、Bruce Carter(ds)、Bruce Smith(per、vo)、Sherman Davis(vo)という8名。

さらにJoe Sample(p、el-p、clavinet、syn)、Dan Mason(bs)が演奏に加わっています。

The Blackbyrdsと比較されることも多いPleasureですが、クロスオーヴァーな爽快ファンク/ソウルを楽しめる、このデビュー作を聴けば、比較したくなるのが頷けます。

全9曲どれも素晴らしいですが、特に定番サンプリング・ソースとしても大人気の「Bouncy Lady」EW&F調の「Reality」、素敵なメロウ・ミディアム「My Love」、爽快ジャズ・ファンク「Plastic People」クロスオーヴァーな「Straight Ahead」あたりが僕のオススメです。

当ブログでは他作品が先になってしまいましたが、最初に聴くべきPleasureのアルバムかもしれませんね。

全曲紹介しときやす。

「Dust Yourself Off」
Donald Hepburn作。濃密なインスト・ジャズ・ファンクのタイトル曲がオープニング。ホーン・アンサンブルをはじめ、インストゥルメンタル・バンドとしての魅力を存分に楽します。
https://www.youtube.com/watch?v=pFlju-prEes

「Reality」
Marlon McClain作。爽快コーラスが印象的なファンキー・グルーヴ。EW&F好きの人はきっと気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=F0WoL_Zl7wI

当ブログでも紹介したDe La Soul「Church」のサンプリング・ソースとなっています。
De La Soul「Church」
 https://www.youtube.com/watch?v=ntg7oifwfuk

「My Love」
Marlon McClain作。僕好みのメロウ・ミディアム。サンセット・モードがよく似合うジェントル・ヴォーカルがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=sJ4AEHQjWCs

9th Wonder「So Fine」のサンプリング・ソースとなっています。
9th Wonder「So Fine」
 https://www.youtube.com/watch?v=tvlxltQVVac

「Midnight at the Oasis」
Maria Muldaurの大ヒット曲をカヴァー(David Nichtern作)。あの爽快メロウ・グルーヴを意表を突くファンキー・モードでカヴァーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=AASyLN7XbM4

「Music Is My Life」
Marlon McClain作。このバンドらしい爽快ジャズ・ファンクですが、彼らがThe Blackbyrdsと比較される理由がよく分かる演奏なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=MMNP1cn1VI4

「Plastic People」
Marlon McClain作。爽快ヴォーカルワークが心地好いジャズ・ファンク。ヴォーカル&インストゥルメンタル・グループとしての総合力を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=LzHrHR3XNlk

「Bouncy Lady」
Donald Hepburn作。今日的には本作のハイライトと呼べるファンキー・ディスコ。爽快ファンキーなヴァイヴにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=ui3tG9Tvyv8

本曲のブレイクは定番サンプリング・ソースとしても大人気です。
Biz Markie「Cool V's Tribute to Scratching」、DJ Jazzy Jeff & the Fresh Prince「Brand New Funk」、Big Daddy Kane「Word to the Mother (Land)」、Salt-N-Pepa「Solo Power (Let's Get Paid)」、3rd Bass「Who's on Third」、Madonna「Justify My Love (The Beast Within Mix)」、Ice-T「The Tower」 、Ice-T & Ice Cube「Trespass」、Run-D.M.C. feat. 、Pete Rock & C.L. Smooth「Down With the King (Ruffness Mix)」 、Carleen Anderson「True Spirit」Jeru the Damaja「Ain't the Devil Happy」をはじめ100曲以上でサンプリングされています。
DJ Jazzy Jeff & the Fresh Prince「Brand New Funk」
 https://www.youtube.com/watch?v=u68UmIY0lFQ
Big Daddy Kane「Word to the Mother (Land)」
 https://www.youtube.com/watch?v=zIOjrC91fvk
3rd Bass「Who's on Third」
 https://www.youtube.com/watch?v=XcvpBIoBIpU
Madonna「Justify My Love (The Beast Within Mix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=TGJQjxnRy2s
Ice-T「The Tower」
 https://www.youtube.com/watch?v=xH-Ydt-S-pY
Ice-T & Ice Cube「Trespass」
 https://www.youtube.com/watch?v=Z_Z7IdjGogM
Run-D.M.C. feat. Pete Rock & C.L. Smooth「Down With the King (Ruffness Mix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=305C6sJ4I6w
Jeru the Damaja「Ain't the Devil Happy」
 https://www.youtube.com/watch?v=qkJpjc3IU0M

「What Is Slick」
Dan Brewster作。格好良いホーン・アンサンブルに魅了されるライトなファンキー・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=9d7LY5y-si4

「Straight Ahead」
Marlon McClain作。ラストはクロスオーヴァーな爽快ジャズ・ファンク。中盤にはこのバンドのジャズな側面を楽しむことができます。
https://www.youtube.com/watch?v=Q2lIy5XSEbc

Pleasureの他作品もチェックを!

『Accept No Substitutes』(1976年)
Accept No Substitutes

『Joyous』(1977年)
Joyous

『Get To The Feeling』(1978年)
Get To The Feeling

『Future Now』(1979年)
Future Now

『Special Things』(1980年)
スペシャル・シングス

『Give It Up』(1982年)
GIVE IT UP
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