2020年01月25日

Shadow『Love Lite』

元Ohio Playersメンバーによる3人組のデビュー作Shadow『Love Lite』
ラヴ・ライト
発表年:1979年
ez的ジャンル:アーバン・ブギー/ソウル
気分は... :影と陰・・・

今回は元Ohio Playersのメンバー3名が結成したグループShadowのデビュー・アルバム『Love Lite』(1979年)です。

Billy Beck(key、vo)、James "Diamond" WilliamsClarence "Chet" Willisという元Ohio Playersのメンバー3名が結成したグループShadowの紹介は、2ndアルバム『Shadow』(1980年)に続き2回目となります。

プロデュースはDon Mizell(Mizell Brothersの従兄弟)とメンバー3名(Williams, Beck, Willis, Inc.名義)。

レコーディングにはDaniel Lazarus(key)、Kenneth Williams(ds、per)、Clarence Willis(vo、g、b)等のミュージシャンがレコーディングに参加しています。

アルバム全体としては、アーバンなディスコ・ブギーと素敵なスロウから構成されています。

爽快ブギーの「I Need Love」「Love Lite」EW&F調のダンス・チューン「I Enjoy Ya」、メロウなミディアム・スロウ「No Better Love」、アーバンなソウル・バラード「Love Lite」あたりがおススメです。

全曲紹介しときやす。

「I Need Love」
キャッチーな爽快ディスコ・ブギーがオープニング。軽快なホーン・サウンド、アーバンなブギー・サウンド、爽快なヴォーカル・ワークのバランスがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=7O1OcSQl658

「No Better Love」
メロウな味わいのミディアム・スロウ。さり気ない感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=DMYwBItess0

「I Enjoy Ya」
EW&F的キャッチーさのある爽快ダンス・チューン。個人的にはアルバムで一番のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=7ljBC8z9h5Y

「Love Lite」
タイトル曲はアーバンなブギー・チューン。70年代サウンドと80年代サウンドの両方が交錯する感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=815aseAbPJM

「Say It Again」
アーバンなソウル・バラード。エモーショナルなリードと爽快なコーラス・ワークの組み合わせにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=qzdxheGbKQs

「Get It」
ラストはラテン・フレイヴァーを効かせた長尺ディスコ・チューンで締め括ってくれます。それまでのアーバンな雰囲気から一変し、良くも悪くも急に俗っぽくなるのが面白いです。
https://www.youtube.com/watch?v=tuV1b0Ftqvo

2nd『Shadow』(1980年)、3rd『Shadows In The Streets』(1981年)もチェックを!

『Shadow』(1980年)
シャドウ

『Shadows In The Streets』(1981年)
Shadows In The Streets
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2020年01月21日

Jimmy McGriff『Groove Grease』

エキサイティングなオルガン・ジャズ・ファンク☆Jimmy McGriff『Groove Grease』
グルーヴ・グリーズ
発表年:1971年
ez的ジャンル:オルガン・ジャズ・ファンク
気分は... :エロ・ジャケの魅力!

今回はソウル・ジャズ作品で人気のジャズ・オルガン奏者Jimmy McGriff『Groove Grease』(1971年)です。

ペンシルバニア出身のオルガン奏者Jimmy McGriff(1936-2008年)の紹介

 『The Worm』(1968年)
 Jimmy McGriff『Electric Funk』(1969年)
 『Giants Of The Organ In Concert』(1973年)
  ※Jimmy McGriff/Richard "Groove" Holmes名義

レコーディング・メンバーはJimmy McGriff(org)以下、Horace Ott(el-p)、Everett Barksdale(g)、Wayne Bennett(g)、Richard Davis(b)、Marion J. Booker(ds)、Lawrence Killian(per)、Murray Watson(tp)、Cliff Davis(ts、fl)、Johnny Beard(bs、fl)

プロデューサーはSonny Lester

定番サンプリング・ソースとして人気の「The Bird」、個人的なアルバムのハイライト「Secret Love」、エキサイティングなオルガン・ジャズ・ファンク「Moonglow」、推進力のあるタイトル曲「Groove Grease」、軽快なブレイクと共に始まる「Red Sails in the Sunset」あたりが僕のおススメです。

エロいジャケも含めて手元に置いておきたい1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Groove Grease」
Jimmy McGriff作。タイトル曲はオルガン・ジャズ・ファンクらしいグルーヴィー・チューン。グイグイ突き進む推進力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=uJQUyNah4mQ

「The Bird」
Jimmy McGriff/Sonny Lester作。今日再評価の高いロウ・ファンク。刑事アクション映画のサントラに似合いそうな雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=NbJgekuvD0Y

Cypress Hill「Hole in the Head」、Pete Rock & C.L. Smooth「On and On」、House of Pain「Come and Get Some of This」、Ultramagnetic MC's「Poppa Large (East Coast Mix)」、「One Two One Two」、KRS-One「Hip-Hop vs. Rap」、King Tee「Triflin Nigga」、Tim Dog「Skip to My Loot」、Motion Man「'93 Swing」、Juggaknots「You Gotta Do One of These Songs」のサンプリング・ソースとなっています。
Cypress Hill「Hole in the Head」
 https://www.youtube.com/watch?v=L35_HSkl9mo
House of Pain「Come and Get Some of This」
 https://www.youtube.com/watch?v=WOtRCrHyoAw
Ultramagnetic MC's「One Two One Two」
 https://www.youtube.com/watch?v=9ugpH6TNIfU
King Tee「Triflin Nigga」
 https://www.youtube.com/watch?v=Z5aHMI8n8Ss
Motion Man「'93 Swing」
 https://www.youtube.com/watch?v=sfBuOmk3mNA
Juggaknots「You Gotta Do One of These Songs」
 https://www.youtube.com/watch?v=bJAqk4aejnE

「Plain Brown Bag」
Jimmy McGriff作。リラックスした雰囲気のブルージーなオルガン・ジャズで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=NrSudit5bLY

「There Will Never Be Another You」
Harry Warren/Mack Gordon作。ミュージカル映画『Iceland』(1942年)のために書かれた楽曲です。当ブログではChris MontezStacey Kentのカヴァーを紹介済みです。
https://www.youtube.com/watch?v=O8DMq2Q7GCY

「Canadian Sunset」
Hugo Winterhalterヴァージョンがヒットしたポピュラー・スタンダードをカヴァー(Eddie Heywood/Norman Gimbel作)。格好良いドラミングが牽引するグルーヴがサイコーのジャズ・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=exgQE8-YhOE

「Mr. Lucky」
Henry Mancini作。当ブログではEl CocoLaurindo Almeida & The Bossa Nova Allstarsのカヴァーも紹介済みです。ジワジワと盛り上がるオルガン・ジャズらしいソウルフルな味わいの演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=EyBBQHWGr6w

「Moonglow」
Will Hudson/Irving Mills/Eddie DeLange作のポピュラー・スタンダードをカヴァー。格好良さでいえば「Secret Love」と並ぶエキサイティングなオルガン・ジャズ・ファンク。アドレナリンが出まくります!
https://www.youtube.com/watch?v=zWkW-_Gp994

「Red Sails in the Sunset」
Hugh Williams/Jimmy Kennedy作のポピュラー・スタンダードをカヴァー。軽快なブレイクと共に始まるグルーヴィー・チューン。グルーヴィーながらも味わい深さがあるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=0bSXzyBiyU4

「Secret Love」
Doris Dayが歌ったポピュラー・スタンダードをカヴァー(Sammy Fain/Paul Francis Webster作)。個人的にはアルバムのハイライトはコレ。これぞオルガン・ジャズ・ファンクの極み!と呼びたくなる格好良い演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=W0QYoS15Ov8

Jimmy McGriffの他作品もチェックを!

『The Worm』(1968年)
ザ・ワーム

Jimmy McGriff『Electric Funk』(1969年)
Electric Funk

『Black and Blues』(1971年)
Black & Blues

『Soul Sugar』(1971年)
Soul Sugar

『Let's Stay Together』(1972年)
Lets Stay Together

『Fly Dude』(1972年)
Fly Dude

Jimmy McGriff/Richard "Groove" Holmes『Giants Of The Organ In Concert』(1973年)
ジャイアンツ・オブ・オルガン・イン・コンサート

James McGriff & Groove Holmes『Giants of the Organ in Concert』(1974年)
Giants of the Organ in Concert

『The Main Squeeze』(1974年)
Main Squeeze

『Stump Juice』(1975年)
Stump Juice
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2020年01月18日

Sam Dees『The Show Must Go On』

ソウル界の名裏方による名盤☆Sam Dees『The Show Must Go On』
The Show Must Go on
発表年:1975年
ez的ジャンル:名ソングライター/プロデューサー系男性ソウル
気分は... :それでもショーは続く・・・

今回はソウル界の名ソングライター/プロデューサーSam Deesの1stアルバム『The Show Must Go On』(1975年)です。

Sam Deesは1945年アラバマ州バーミング生まれのソウル・シンガー/ソングライター/プロデューサー。

名ソングライターの印象が強いですね。当ブログの過去記事を調べても、彼の楽曲が収録されているアルバムが15枚ありました。

1968年に初シングル「I Need You Girl/Lonely For You Baby」をリリース。

それ以降はサザン・ソウル系アーティストへの楽曲提供と並行しながら、ソロ・アーティストとしてシングル曲をリリースしていきます。

ソングライターとしての実力・実績が認められ、1975年にAtlanticからリリースした1stアルバムが本作『The Show Must Go On』(1975年)です。

プロデュースはSam Dees自身。

Glen Woods(g)、David Camon(b)、Sherman "Fats" Carson(ds)。

半数以上が既発シングル曲ということもあり、アルバムの統一感はありませんが、逆にサザン・ソウル、ニューソウル、ジャンプ・ナンバーなどのバラエティ感がアルバムの魅力になっていると思います。

名ソングライターのアルバムらしく楽曲は粒揃い!アレンジもサイコーです。

ニューソウルな「Child Of The Streets」「Troubled Child」「What's It Gonna Be」、名ソングライターらしい素敵なバラードの「Just Out Of My Reach」「So Tied Up」、サザン・ソウルらしいアーシー・グルーヴ「Claim Jumpin'」、軽快なポジティヴ・グルーヴ「Good Guys」、ストロングなミディアム・ビート「Come Back Strong」Loleatta Hollowayがカヴァーした「The Show Must Go On」「Worn Out Broken Heart」という全10曲。

ソウル名盤の風格漂う1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Child Of The Streets」
Sam Dees/David Camon作。ニューソウル・テイストのオープニング。何とも物悲しく訴えかけるヴォーカルがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ITY2Ugq1gig

Workshyがカヴァーしています。また、Keith Murray「Child of the Streets (Man Child)」、Hell Razah feat. Shabazz the Disciple「A Brooklyn Tale」のサンプリング・ソースとなっています。
Workshy「Child Of The Streets」
 https://www.youtube.com/watch?v=eWvNOEMB26g
Keith Murray「Child of the Streets (Man Child)」
 https://www.youtube.com/watch?v=LiGaQf8LP8w
Hell Razah feat. Shabazz the Disciple「A Brooklyn Tale」
 https://www.youtube.com/watch?v=E5reSmjkoGY

「The Show Must Go On」
Sam Dees作。シングルにもなったタイトル曲。旅回り歌手の悲哀をしみじみと歌い上げるバラードですが、どこか達観したような雰囲気で湿っぽくないのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=K1R_BFsfIDQ

Loleatta Hollowayがアルバム『Cry To Me』(1975年)(Sam Deesが5曲ソングライティング)でカヴァーしています。
Loleatta Holloway「The Show Must Go On」
 https://www.youtube.com/watch?v=GOFk9nc_X3w

「Come Back Strong」
Sam Dees作。失われた愛を取り戻そうとするストロングな気持ちが伝わってくるミディアム・ビート。女性コーラスとストリングスが雰囲気を盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=g7fxz0iEZYs

「Just Out Of My Reach」
Sam Dees/Jesse J. Lewis作。1972年にシングル・リリースした感動バラード。曲良し、ヴォーカル良し、アレンジ良しの三拍子揃った名曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=xVqllQEqXcI

Deji「Likeness」のサンプリング・ソースとなっています。
Deji「Likeness」
 https://www.youtube.com/watch?v=3BaDFX5WGKI

「Claim Jumpin'」
Sam Dees/Bill Brandon作。1972年にシングル・リリースした曲。サザン・ソウルらしいアーシーなグルーヴとSamの少し塩辛いヴォーカルがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=3QNgAX3Z2-w

John Edwardsがカヴァーしています。
John Edwards「Claim Jumpin'」
 https://www.youtube.com/watch?v=2ziGGuHhp9o

「Troubled Child」
Sam Dees/Al Gardner/David Camon作。子供たちの惨状を切々と訴えるニューソウル・バラードに胸を撃たれます。
https://www.youtube.com/watch?v=-KVeVdjxXD8

Crown and Nefast feat. Napoleon Da Legend「Trouble Child」、Essemm feat. Smith「Ahol Felnottem」、HuczuHucz「Jak Nie Teraz, to Kiedy?」、Al Doe「Less of a Home」のサンプリング・ソースとなっています。
Crown and Nefast feat. Napoleon Da Legend「Trouble Child」
 https://www.youtube.com/watch?v=p6h4qixf6dY
Essemm feat. Smith「Ahol Felnottem」
 https://www.youtube.com/watch?v=VcRdXbLiR_0
HuczuHucz「Jak Nie Teraz, to Kiedy?」
 https://www.youtube.com/watch?v=1-q7lx6ASOg
Al Doe「Less of a Home」
 https://www.youtube.com/watch?v=USW0WXlZGUo

「What's It Gonna Be」
Sam Dees作。曲調は軽やかですが、黒人に呼びかける社会メッセージの強いニュー・ソウル。Curtis Mayfieldのニュー・ソウル作品とセットで聴きたいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=PADzb7Dba3o

「Worn Out Broken Heart」
Sam Dees/Sandra Drayton作。1974年にシングル・リリースした楽曲。イナたい味わいが何とも良いミディアム・バラード。Samの歌声に包ま込まれていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=i5LlVk-WT24

Loleatta Hollowayが当ブログでも紹介したアルバム『Loleatta』(1976年)でカヴァーしています。
Loleatta Holloway「Worn Out Broken Heart」
 https://www.youtube.com/watch?v=J05b5kmp6F8

「Good Guys」
Sam Dees作。♪大丈夫、いつでも僕が一緒だから♪と励ます軽快なポジティヴ・グルーヴ。ホーン&ストリングス・アレンジがポジティヴなヴァイヴを引き立ててくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ch56QvScVmQ

「So Tied Up」
Sam Dees/Bill Brandon作。1973年にシングル・リリースしたラブ・バラード。名ソングライターらしい素敵なバラードを情感たっぷりに歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=S08nwnREYDs

Willie Claytonがカヴァーしています(これがまた良い!)。また、Awon「M.V.P.」のサンプリング・ソースとなっています。
Willie Clayton「So Tied Up」
 https://www.youtube.com/watch?v=QD7azESfuak
Awon「M.V.P.」
 https://www.youtube.com/watch?v=vFsxTQ5eeG8

『Second to None』(1995年)
Second to None by Sam Dees (1998-06-26)

『The Heritage of a Black Man』(1998年)
The Heritage of a Black Man by Sam Dees (2002-04-19)
posted by ez at 01:09| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月14日

David Bowie『Heroes』

ベルリン三部作の第二弾。Robert Fripp参加☆David Bowie『Heroes』
Heroes by David Bowie (2014-02-04)
発表年:1977年
ez的ジャンル:UKロック・スター
気分は... :一日だけならヒーローになれる!

NFLディビジョナル・プレーオフは、シーホークスがパッカーズに敗退。
レイブンズに続き、僕の応援していたチームはスーパーボウルまで辿り着けませんでした。

また、チーフス対テキサンズ戦にも驚きました。
第1QのO対24の劣勢からチーフスの鮮やかな大逆転!
チーフスの底力を見せつけられたと同時に、あっという間に自滅したテキサンズにモメンタムの重要性を思い知らされました。

さて、急にBowieが聴きたくなった!
ということでDavid Bowie『Heroes』(1977年)です。

UKロックのヒーローだったDavid Bowie(1946-2016年)の紹介は、『Scary Monsters』(1980年)、『Young Americans』(1975年)に続き3回目となります。

改めて気づきましたが、意外に当ブログではBowie作品を取り上げていませんね。前回『Young Americans』(1975年)の記事をエントリーしたのが2008年なので、12年ぶりのBowie作品の紹介となります。

ファンはご存知のように、本作『Heroes』(1977年)は、『Low』(1977年)、『Lodger』(1979年)とベルリン三部作と呼ばれているアルバムです。

特にレコーディング時期が近く、同じベルリンのHansaスタジオでレコーディングされ、Brian Enoをはじめ共通するレコーディング・メンバーが多い『Low』(1977年)とは兄弟作という位置づけですね。共にベルリンの地でジャーマン・ロックの影響を受けたヨーロッパ的美学を追求した作品です。インストゥルメンタル曲が多いのも特徴です。

『Low』(1977年)
ロウ

芸術性ならば『Low』、キャッチーさならば『Heroes』といったところでしょうか。

僕も昔は『Low』の方を好んで聴いていたかもしれません。しかしながら、久々にBowieが聴きたい!と思い浮かんだのは『Heroes』でした。

プロデュースはTony Visconti

David Bowie(vo、key、g、sax、koto、tambourine)以下、Brian Eno(syn、key、g)、Robert Fripp(g)、Carlos Alomar(g)、George Murray(b)、Dennis Davis(ds、per)、Tony Visconti(back vo、per)、Antonia Maass(back vo)といったミュージシャンがレコーディングに参加しています。

『Low』よりも『Heroes』の方がロックしているかもしれませんね。Brian EnoRobert FrippCarlos Alomarら参加メンバーのバンド感があるのも『Low』とは少し異なるかもしれません。

アルバムはUKアルバム・チャート第3位、USアルバム・チャート第35位となっています。
ただし、そういったチャート・アクション以上に、世代を超えてインパクトを与えた名盤だと思います。

ハイライトは勿論、誰もが知るタイトル曲「"Heroes"」ですが、それ以外の曲も魅力的です。

Roxy Music風の「Beauty and the Beast」Robert Fripp、Carlos Alomarのギターが格好良い「Joe the Lion」、意外にファンキーな「Blackout」、ダンサブルな「The Secret Life of Arabia」も大好きです。

日本人写真家の鋤田 正義 氏によるジャケも秀逸ですね。

ジャケも含めて、ロック・スターDavid Bowieのオーラを感じる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Beauty and the Beast」
David Bowie作。本作らしいバンドのまとまりを感じるオープニング。BowieがヴォーカルをとるRoxy Musicといった雰囲気があります。Madonna「I'm So Stupid」のサンプリング・ソースとなっています。また、福富幸宏 feat 有近真澄が「美女と野獣」のタイトルでカヴァーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=98orExR9aik

「Joe the Lion」
David Bowie作。Robert Fripp、Carlos Alomarの格好良いギターにグッとくる僕の好きな1曲。ロック・スターDavid Bowieらしい1曲なのでは?次の「"Heroes"」に向けて助走をつけるような流れがサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=5aMuIx6xWEs

「"Heroes"」
David Bowie/Brian Eno作。シングルにもなった有名なタイトル曲。その曲名はドイツのクラウトロック・バンドNeu!の楽曲「Hero」からインスパイアされたもの。また、楽曲的にはThe Velvet Underground & Nico「I'm Waiting for the Man」の影響があるようです。その後の本曲が与えたインパクトも含めて、David Bowieというロック・スターが生んだ永遠の名曲ですね。急にこの曲を聴きたくなったのは、自分の中で何か大きな変革を欲しているのかも?
https://www.youtube.com/watch?v=xEqSOst1dg8

Blondie feat. Robert Fripp、Nico、Philip Glass、Oasis、The WallflowersKing Crimson、Kasabian、Peter Gabriel、Tangerine Dream、Janelle Monae、Depeche Mode等数多くのアーティストがカヴァーしています。
Blondie feat. Robert Fripp「Heroes」
 https://www.youtube.com/watch?v=DWLoSOGIm94
Nico「Heroes」
 https://www.youtube.com/watch?v=N7rMdtqoepg
Oasis「Heroes」
 https://www.youtube.com/watch?v=iEtpxzQ-KxI
The Wallflowers「Heroes」
 https://www.youtube.com/watch?v=uDiXqjwb7Sg
Kasabian「Heroes」
 https://www.youtube.com/watch?v=adxudfhXO7k
Peter Gabriel「Heroes」
 https://www.youtube.com/watch?v=LsvuipGq2ns
Janelle Monae「Heroes」
 https://www.youtube.com/watch?v=xTWrdxy2uCE
Depeche Mode「Heroes」
 https://www.youtube.com/watch?v=DixueQvirVQ

「Sons of the Silent Age」
David Bowie作。Bowieの美学を満喫できるミディアム。時代の閉塞感をBowieらしい感覚で表現しているのでは?Philip Glass等がカヴァーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=bGegcqGq9tA

「Blackout」
David Bowie作。今回本作を久々に聴き直して、コレこんなに格好良かったっけ?と思ったのが本曲。結構ファンキーで僕好みのグルーヴです。Max Lorentzがカヴァーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=O0TzAMPoXjg

ここから4曲がインスト曲。

「V-2 Schneider」
David Bowie作。タイトルはクラウトロックの雄KraftwerkのメンバーFlorian Schneiderの名に由来しています。実験的ですが結構聴きやすいです。Bowieのサックスを満喫できる1曲に仕上がっています。Philip Glassがカヴァーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=miiV8WFcdwg

「Sense of Doubt」
David Bowie作。これはBowieというよりBrian Enoの作品といった雰囲気ですね。Philip Glassがカヴァーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=TjXLKE3_l5g

「Moss Garden」
David Bowie/Brian Eno作。Bowieの弾く琴の音色が印象的な和風の仕上がり。でも日本人が聴くと少し違和感があるかも?
https://www.youtube.com/watch?v=alSfXV_hnT4

「Neukoln」
David Bowie/Brian Eno作。Bowie×Enoらしいアヴァンギャルド感のあるインスト。Philip Glassがカヴァーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=KNzdADUfWeo

「The Secret Life of Arabia」
David Bowie/Brian Eno/Carlos Alomar作。ラストはダンサブルな曲で締め括ってくれます。Brian Eno繋がりでいえば、Talking Headsっぽい雰囲気もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=M0Ieq6XYaZY

B.E.F.がカヴァーしています。
B.E.F.「The Secret Life of Arabia」
 https://www.youtube.com/watch?v=OwCSRfRdNYI

David Bowieの過去記事もご参照ください。

『Young Americans』(1975年)
ヤング・アメリカンズ

『Scary Monsters』(1980年)
スケアリー・モンスターズ <2017リマスター>
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2020年01月11日

The Brides Of Funkenstein『Funk or Walk』

George Clinton率いるP-Funk軍団の女性ユニット☆The Brides Of Funkenstein『Funk or Walk』
Funk Or Walk
発表年:1978年
ez的ジャンル:P-Funk軍団系女性ユニット
気分は... :ジャケ最高!

George Clinton率いるP-Funk軍団の女性ユニットThe Brides Of Funkensteinの1stアルバム『Funk or Walk』(1978年)です。

The Brides Of FunkensteinDawn SilvaLynn Mabryの女性ユニット。2人は元々Sly & The Family Stoneのバック・コーラスを務めていました(LynnはSlyのいとこ)。

Sly & The Family StoneがP-Funk軍団のオープニング・アクトを務めたときに、George Clintonが2人をスカウトし、P-Funk軍団の仲間入りをします。

その後ParliamentParliament『The Clones Of Dr. Funkenstein』(1976年)、『Live: P-Funk Earth Tour』(1977年)への参加を経て、The Brides Of Funkensteinとしての1stアルバム『Funk or Walk』(1978年)をレコーディングします。

しかし、その直後にLynn Mabryが脱退し、Sheila HorneJeanette McGruderという新メンバー2名が加わり、2ndアルバム『Never Buy Texas From A Cowbo』(1979年)をリリースしています。

さらにDawn/Lynn体制当時のライブを収めた『Live at the Howard Theatre』(1994年)が後年にリリースされました。

さて、本作『Funk or Walk』(1978年)はジャケからしてP-Funk軍団の女性ユニットらしい華やかさがあっていいですね。

プロデュースは勿論George Clinton

レコーディングにはBootsy Collins(b、ds)、Rodney Curtis(b)、Phelps Collins(g)、Michael Hampton(g)、Garry Shider(g)、Frank Waddy(ds)、Gary Cooper(ds)、Tyrone Lampkin(ds)、Jerome Brailey(ds)、Bernie Worrell(key)、Joel Johnson(key)、Larry Fratangelo(per)、Wayman Reed(horns)、George Minger(horns)、Danny Turner(horns)、Gary Cooper(back vo)、Jeanette Washington(back vo)、Ron Banks(back vo)、Larry Demps(back vo)といったミュージシャンが参加しており、Funkadelic/Parliamentメンバーが全面バックアップしています。

P-Funk軍団らしい楽曲と、P-Funk軍団らしからぬ楽曲が混在しているのが面白いですね。

前者であれば、シングルにもなった「Disco to Go」をはじめ、「Birdie」「Amorous」がおススメです。

後者であれば、シングルにもなったスペイシー・チューン「War Ship Touchante」、メロウなスロウ「Just Like You」、メロウ・ミディアム・グルーヴ「When You're Gone」がおススメです。

当時のP-Funk軍団の勢いを感じる華のある1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Disco to Go」
George Clinton/Bootsy Collins作。シングル・カットもされました。Bootsy's Rubber Band「The Pinocchio Theory」をベースとしたP-Funkマナーのディスコ・ファンクです。女性ユニットらしい華があります。
https://www.youtube.com/watch?v=2RY0nlEfXUo

The 45 King feat. Lakim Shabazz「We Got the Funk」、Ground Zero feat. Bootsy Collins「Lettin' Ya Know (Humpin' We Will Go)」、Too Short「Giving Up the Funk」、Mel-Low「My City」、WC feat. Kokane「Bellin」等のサンプリング・ソースとなっています。
The 45 King feat. Lakim Shabazz「We Got the Funk」
 https://www.youtube.com/watch?v=JStSukV1Rlw
Ground Zero feat. Bootsy Collins「Lettin' Ya Know (Humpin' We Will Go)」
 https://www.youtube.com/watch?v=1hKUyMJLkpM
Too Short「Giving Up the Funk」
 https://www.youtube.com/watch?v=tjG8Q-ceNBY
Mel-Low「My City」
 https://www.youtube.com/watch?v=wI-o8srfza4
WC feat. Kokane「Bellin」
 https://www.youtube.com/watch?v=lI-aK56T35A

「War Ship Touchante」
George Clinton/Bernie Worrell/Archie Ivy作。この曲もシングルとなりました。スペイシーなダンサブル・チューンですが、あまりP-Funk感はないのが面白いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=mX6Sfti79g4

「Nappy」
George Clinton/Bernie Worrell/Jim Vitti/Garry Shider作。ノスタルジックでショーの挿入歌のような雰囲気があります。
https://www.youtube.com/watch?v=cPTqEQ8SLGc

「Birdie」
George Clinton/Rodney Curtis作。このユニットらしい華のあるミディアム・ファンク。P-Funk好きの人であれば気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=M9wkifTUUr8

Racionais MC's「Vivao E Vivendo」
Madlib「The Movement」のサンプリング・ソースとなっています。
Racionais MC's「Vivao E Vivendo」
 https://www.youtube.com/watch?v=QuDYmfUEakA
Madlib「The Movement」
 https://www.youtube.com/watch?v=RJe9ASFP5nc

「Just Like You」
George Clinton/Lynn Mabry/Garry Shider作。P-Funk軍団らしからぬメロウなスロウ・チューン。なかなかいい雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=VvnFEXMZ-r8

HaLo「Dark Knight」のサンプリング・ソースとなっています。
HaLo「Dark Knight」
 https://www.youtube.com/watch?v=pfNUlYxnKLE

「When You're Gone」
Gary Cooper/Ron Dunbar作。女性ソウル・ヴォーカル・ユニットらしいメロウ・ミディアム・グルーヴ。僕好みですが全然P-Funk軍団らしくありません(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=mzlvlxINweg

「Amorous」
Garry Shider/Ron Dunbar/Rodney Curtis作。ラストはP-Funk軍団らしいファンク・グルーヴで格好良くキメてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=nDjavOaM2rI

The Brides Of Funkensteinの他作品もチェックを!

『Never Buy Texas From A Cowbo』(1979年)
Never Buy Texas from a Cowboy

『Live at the Howard Theatre』(1994年)
the brides of funkenstein live at the howard theatre.jpg
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