2017年10月16日

Rusty Bryant『Friday Night Funk For Saturday Night』

グルーヴィーなジャズ・ファンク作品☆Rusty Bryant『Friday Night Funk For Saturday Night』
フライデイ・ナイト・ファンク・フォー・サタデイ・ナイト・ブラザーズ
発表年:1972年
ez的ジャンル:Prestige系グルーヴィー・ジャズ・ファンク
気分は... :もらい酒みなと旅・・・

今回は70年代ジャズ・ファンクからRusty Bryant『Friday Night Funk For Saturday Night』(1972年)です。

Rusty Bryant(1929–1991年)はウェストバージニア州出身のジャズ・サックス奏者。AORファンにも人気だった黒人男性シンガーStevie Woodsは彼の息子です。

50年代後半からリーダー作をリリースし、60年代後半から70年代前半にかけて名門Prestigeで数多くのレコーディングを行っています。

今日、最も再評価が高いのはタイトル曲が定番ドラム・ブレイクとしても人気の『Fire Eater』(1971年)でしょう。その『Fire Eater』と並んで再評価が高いのが本作『Friday Night Funk For Saturday Night』(1972年)です。

レコーディング・メンバーはRusty Bryant(as、ta)、Khalid (Kenneth Moss)(el-p、org)、Eddie Brookshire(el-b)、Fred Masey(ds)、Harold Young(g)、Norman Jones(per、congas)。プロデュースはOzzie Cadena

タイトル曲「Friday Night Funk For Saturday Night Brothers」Joe Zawinulの名曲カヴァー「Mercy, Mercy, Mercy」という2曲のグルーヴィー・ジャズ・ファンクが本作のハイライトです。個人的にはブルースの「Blues For A Brother」も気に入っています。

レア・グルーヴ好きの方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Friday Night Funk For Saturday Night Brothers」
Kenneth Moss作。このタイトル曲が本作のハイライト。疾走感が格好良いグルーヴィーなジャズ・ファンクです。作者Kenneth Mossのエレピもいい感じです。レア・グルーヴ好きであれば、間違いなく気に入る音だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=jqWOkodGNnU

「Down By The Cuyahoga」
Fred Masey作。ブルージー&アーシーなミディアム。ビターな味わいはいいですね。

「Have You Seen Her?」
The Chi-Lites、1971年の大ヒット曲をカヴァー(Barbara Acklin/Eugene Record作)。お馴染みのヒット曲をジャズ・カヴァーで楽しむことができます。

「Mercy, Mercy, Mercy」
Joe Zawinul作の名曲カヴァー。オリジナルは当ブログで紹介したCannonball Adderley『Mercy, Mercy, Mercy!』(1968年)に収録されています。「Friday Night Funk For Saturday Night Brothers」と並ぶ本作のハイライト。この名曲を躍動するダンシング・ジャズとして聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=CQlvoPuBy-k

「Blues For A Brother」
Rusty Bryant作。ラストはタイトル通りのブルースでシブく締め括ってくれます。主役Rustyのサックス、Harold Youngのギター、Kenneth Mossのオルガンの各ソロもキマっています。
https://www.youtube.com/watch?v=zMLa_XbyYJM

ご興味がある方は、もう1枚の代表作である『Fire Eater』(1971年)もチェックを!

『Fire Eater』(1971年)
ファイアー・イーター
posted by ez at 01:08| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月13日

Robert Palmer『Sneakin' Sally Through The Alley』

The Meters、Lowell George、Steve Winwoodも参加したデビュー作☆Robert Palmer『Sneakin' Sally Through The Alley』
スニーキン・サリー・スルー・ジ・アリー(紙ジャケット・生産数限定)
発表年:1974年
ez的ジャンル:伊達男系ブルーアイド・ソウル
気分は... :俺にしかできない!

今は亡きUKロックの伊達男シンガーRobert Palmerのデビュー・アルバム『Sneakin' Sally Through The Alley』(1974年)です。

Robert Palmer(1949-2003年)の紹介は、4thアルバム『Double Fun』(1978年)、2ndアルバム『Pressure Drop』(1975年)に続き、3回目となります。

UKの白人男性シンガーながら、ニューオリンズ色の強いブルーアイド・ソウルとして評価の高いデビュー作です。

プロデュースはSteve Smith

レコーディングにはArt Neville(key)、Leo Nocentelli(g)、George Porter Jr.(b)、Joseph "Zigaboo" Modeliste(ds)というThe Metersの面々をはじめ、Lowell GeorgeLittle Feat)(g)、Cornell Dupree(g)、Richard Tee(p)、Gordon Edwards(b)、Bernard Purdie(ds)、Simon Phillips(ds)、Steve Winwood(p)、Jim Mullen(g)、Jody Linscott(harmonica)、Vicki Brown(back vo)、Mongezi Feza(flageolet、horns)等のミュージシャンが参加しています。

どうしてもThe Metersがバッキングを務めた「Sneakin' Sally Through the Alley」「Sailing Shoes」「How Much Fun」あたりのニューオリンズ・ファンクが目立ちますが、Stuff勢とBernard Purdieらのバッキングを務めた「Get Outside」「Blackmail」「Through It All There's You」あたりの小粋なブルーアイド・ソウルにもグッときます。

久々にアルバム通しで聴きましたが、改めてRobert Palmerの魅力を再認識できました。やはり、彼の場合、70年代の初期作品に惹かれますね。

全曲紹介しときやす。

「Sailing Shoes」
Little Featのカヴァー(Lowell George作)。Little Featのオリジナルは『Sailin' Shoes』に収録されています。The Metersによる骨太なニューオリンズ・ファンク・サウンドをバックに、Palmerがブルーアイド・ソウルなヴォーカルを聴かせてくれます。正直、Little Featのオリジナルより断然聴きやすく、格好良さがダイレクトに伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=bg0H8qRLPbw

「Hey Julia」
Robert Palmer作。Stuff勢とBernard Purdieらのバッキングを従え、Palmerの少しハスキーなソウルフル・ヴォーカルが栄えます。
https://www.youtube.com/watch?v=wfz16OCp9hU

「Sneakin' Sally Through the Alley」
Lee Dorsey、1971年のシングルをカヴァー(Allen Toussaint作)。タイトル曲はThe MetersLowell George、Simon Phillipsらがバックを務める格好良いファンキー・グルーヴ。この圧倒的グルーヴの虜になる方も多いのでは?少し格好つけたPalmerの歌い回しが伊達男らしいですね。Lowell Georgeのスライド・ギターやJody Linscottのハーモニカもいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=gsLz2pvO5N0

「Get Outside」
Robert Palmer作。シングルにもなったソウル・バラード。一聴すると地味ですが、なかなか気の利いたブルーアイド・ソウルです。
https://www.youtube.com/watch?v=AHo1AEeeLfA

「Blackmail」
Robert Palmer/Lowell George作。都会的に洗練されたLittle Featといった趣の仕上がりです。

「How Much Fun」
Robert Palmer作。The MetersLowell Georgeによるモロにニューオリンズなバッキング。開放的なファンキー・サウンドの中にPalmerとThe Metersの相性の良さを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=RzxOLyPN0Sk

「From a Whisper to a Scream」
Allen Toussaint作品のカヴァー。Esther Phillips等も取り上げている楽曲です。Allen Toussaintのオリジナルは『Toussaint』(1970年)に収録されています。夜明け前のバラードといった趣です。ここでのThe Metersは抑えた演奏で、Palmerのヴォーカルを引き立てています。
https://www.youtube.com/watch?v=cpzxqyCqLyk

「Through It All There's You」
Robert Palmer作。ラストは12分を超える大作。Stuff勢とBernard Purdieらの小粋なセンスのバッキングが格好良い都会的なファンキー・グルーヴ。Steve Winwoodもピアノで参加しています。
https://www.youtube.com/watch?v=PW21wyPMh2I

ご興味がある方は初期Robert Palmerの他作品もチェックを!

『Pressure Drop』(1975年)
Pressure Drop

『Some People Can Do What They Like』(1976年)
サム・ピープル(紙ジャケット・生産数限定)

『Double Fun』(1978年)
ダブル・ファン(紙ジャケット・生産数限定)

『Secrets』(1979年)
シークレッツ(紙ジャケット・生産数限定)

『Secrets/Clues/Maybe It's Live 』(1979/1980/1982年)※3in1CD
Secrets & Clues & Maybe It's Live
posted by ez at 01:14| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月09日

Caetano Veloso『Joia』

実験的ながらも穏やかな音世界☆Caetano Veloso『Joia』
ジョイア+2
発表年:1975年
ez的ジャンル:ミニマルMPB
気分は... :一糸まとわぬ姿・・・

ブラジル音楽界の牽引者Caetano Velosoが1975年にリリースした『Joia』です。

これまで紹介したCaetano Veloso関連作品は以下の8枚。

 『Tropicalia:Ou Panis Et Circencis』(1968年)
 『Caetano Veloso』(1969年)
 『Caetano Veloso』(1971年)
 『Qualquer Coisa』(1975年)
 『Outras Palavras』(1981年)
 『Cores, Nomes』(1982年)
 『Caetano Veloso (1986)』(1986年)
 『Caetano』(1987年)

本作は以前に紹介した『Qualquer Coisa』(1975年)と同時期にレコーディングされた作品であり、両者は兄弟アルバムと位置づけられます。

The Beatles『Let It Be』のジャケを模した『Qualquer Coisa』に対して、本作のジャケは自身と妻Dede、息子Moreno(現在、ブラジル新世代アーティストとして活躍するMoreno Veloso)という家族の一糸まとわぬ姿をCaetano自らが描いたものです。ただし、検閲に引っ掛かり、Caetanoの股間は鳥で隠されることになりましたが。

この家族ジャケに象徴されるように、穏やかなアコースティック・サウンドが印象的な1枚です。その一方で、実験的&ミニマルなアプローチも多く一筋縄ではいかぬ、独特の雰囲気を持ったアルバムだと思います。

レコーディングにはGilberto Gil(g)、Quarteto Em Cy(vo)、BendegoAntonio Adolfo(org)、Perinho Albuquerque(g、per)、 Djalma Correa(per)、 Bira Da Silva(per)、 Eneas Costa(per)、
Moacyr Albuquerque(b)、 Eneas Costa(ds)、 Perna Froes(p)、 Tuze Abreu(p)、 As Gatas(vo)、 Tuty Moreno(ds)、 Cream Crackers(per)等が参加しています。

Quarteto Em Cy参加の「Gua」、フルート・アンサンブルが印象的な「Pelos Olhos」Gal Costa『Cantar』提供曲のセルフ・カヴァー「Lua, Lua, Lua, Lua」、フォーキー・グループBendegoをフィーチャーした「Canto De Povo De Um Lugar」、透明感のある「Na Asa Do Vento」、As Gatasをフィーチャーしたサンバ・グルーヴ「Escapulario」あたりがオススメです。

アルバム全体に貫かれたミニマルな美学を楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「Minha Mulher」
Caetano Veloso作。盟友Gilberto Gilが参加しているオープニング。妻Dedeに捧げた穏やかなアコースティック・チューンですが、コード進行のせいか不思議な空気感があります。
https://www.youtube.com/watch?v=ULCXhxAinTQ

「Gua」
Perinho Albuquerque/Caetano Veloso作。Quarteto Em Cyが参加。素朴なトライバルなサウンドをバックに、CaetanoとQuarteto Em Cyが素敵なヴォーカル・ワークを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=F7R3XK4bz_Y

「Pelos Olhos」
Caetano Veloso作。複数のフルートを配したアンサンブルが不思議な音世界を生み出しています。
https://www.youtube.com/watch?v=iWSlOowQwaY

「Asa, Asa」
Caetano Veloso作。Djalma Correaのパーカッションとヴォーカルのみのデモ・テープのような素朴な仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=hZxTCmWtDpQ

「Lua, Lua, Lua, Lua」
Caetano Veloso作。Gal Costa『Cantar』提供曲のセルフ・カヴァー。ここではAntonio Adolfoのオルガンをバックに、ソフトリーに歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=tLCCzTPJ0-g

「Canto De Povo De Um Lugar」
Caetano Veloso作。ブラジルのフォーキー・グループBendegoをフィーチャー。ゆったりと時が流れていく牧歌的フォーキー・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Uj-kQGdK1q8

「Pipoca Moderna」
Sebastiao Biano/Caetano Veloso作。美しいストリングスと素敵なヴォーカル・ワークが織り成すビューティフルな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=YRYxYAl724k

「Joia」
Caetano Veloso作。タイトル曲はトライバルな小曲。
https://www.youtube.com/watch?v=AP81yfUemzk

「Help」
Beatlesの名曲カヴァー(John Lennon/Paul McCartney作)。シンプルなアコースティック・バラードですが、なかなか味わい深いです。
https://www.youtube.com/watch?v=ZeySOG1QQZc

「Gravidade」
Caetano Veloso作。本作らしい不思議な音世界が展開されます。余計なものをそぎ落とした独特の味わいがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=Q3osMDYfUzU

「Tudo Tudo Tudo」
Caetano Veloso作。息子Morenoへの子守歌をヴォーカル&ハンドクラップのみで聴かせてください。
https://www.youtube.com/watch?v=ZeIgQrFbH3U

「Na Asa Do Vento」
Luiz Vieira/Joao do Vale作。シンプルな弾き語りですが、透明感のあるヴォーカル&ギターが心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=vT1grr5ecZk

「Escapulario」
Oswald de Andrade/Caetano Veloso作。ラストはAs Gatasのヴォーカルをフィーチャーしたサンバ・グルーヴで華やかなに締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=wWMam99r4J4

最近の国内盤CDには「Let It Bleed」The Rolling Stonesのライブ・カヴァー)、「Encantado (Nature Boy)」(Eden Ahbez/Caetano Veloso作)の2曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

Caetano Velosoの過去記事もご参照下さい。

『Tropicalia:Ou Panis Et Circencis』(1968年)
Ou Panis Et Circensis

『Caetano Veloso』(1969年)
Caetano Veloso (Irene)

『Caetano Veloso』(1971年)
Caetano Veloso (A Little More Blue)

『Qualquer Coisa』(1975年)
Qualquer Coisa

『Outras Palavras』(1981年)
Outras Palavras

『Cores, Nomes』(1982年)
Cores & Nomes

『Caetano Veloso (1986)』(1986年)
Caetano Veloso

『Caetano』(1987年)
Caetano (Jose)
posted by ez at 02:44| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月03日

Van Morrison『Hard Nose The Highway』

名曲「Warm Love」収録☆Van Morrison『Hard Nose The Highway』
Hard Nose the Highway
発表年:1973年
ez的ジャンル:孤高の男性シンガー。
気分は... :苦闘のハイウェイ....

今日は孤高の実力派シンガーVan Morrison『Hard Nose The Highway』(1973年)です。

これまで当ブログで紹介してきたVan Morrison作品は以下の9枚(発売年順)。

 『Astral Weeks』(1968年)
 『Moondance』(1970年)
 『His Band And The Street Choir』(1970年) 
 『Tupelo Honey』(1971年)
 『Saint Dominic's Preview』(1972年)
 『Veedon Fleece』(1974年)
 『A Period Of Transition』(1977年)
 『Into The Music』(1979年)
 『Avalon Sunset』(1989年)

70年代前半の諸作は非常に評価の高いVan Morrisonですが、その中で本作は評価が分かれる1枚ですね。

精神的支柱であったJanet Planetとの離婚によるVan自身の気力の問題、これまでのVan作品には少し奇異なイラストのジャケ、オープニングを飾る「Snow in San Anselmo」での合唱団への違和感などにマイナス・イメージを持つ人がいるのかもしれませんね。

確かに、イラストやオープニング「Snow in San Anselmo」には少し戸惑いますが、個人的には他の70年代前半の諸作と同様に、十分楽しめる1枚だと思います。

ライブ・アルバムとなった次作『It's Too Late to Stop Now』(1973年)にThe Caledonia Soul Orchestraとして参加したミュージシャンがレコーディングの中心です。

レコーディング・メンバーはVan Morrison(vo、g)、John Platania(g)、Jeff Labes(p)、David Hayes(b)、Rick Schlosser(ds)、Jack Schroer(ts、as、ss)、Bill Atwood(tp)、Jules Broussard(ts、fl)、Gary Mallaber(vib、ds)等。また、Jackie DeShannonがバック・コーラスで参加しています。

名曲の誉れ高い「Warm Love」、味わい深いジャジー・ソウル「Wild Children」、カレドニア・ソウルを満喫できるタイトル曲「Hard Nose the Highway」、今の時期にフィットする「Autumn Song」、アレンジが素敵な「Purple Heather」あたりがオススメです。

プロデュースはVan本人。「Bein' Green」「Purple Heather」以外はVan Morrisonのオリジナルです。

全曲紹介しときやす。

「Snow in San Anselmo」
The Oakland Symphony Chamber Chorusのコーラスと共に始まるオープニング。>Vanのヴォーカルもドラマチックでスリリングな展開のバッキングもかなり良いと思いますが、合唱団の歌声はやはり違和感があります。
https://www.youtube.com/watch?v=lpcsThJEgWM

「Warm Love」
本作のハイライト。Van Morrisonファンには「Crazy Love」と並ぶ名曲として人気のラブ・バラードです。シングル・カットもされました。バック・コーラスはJackie DeShannon。Janetと別離の後に歌われるラブ・ソングなので余計に胸にグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=0kl_CIiQXVs

個人的には本曲と「Crazy Love」「Tupelo Honey」「Have I Told You Lately」の4曲をセットで聴くのがお気に入りです。
「Crazy Love」(From 『Moondance』
 https://www.youtube.com/watch?v=oeE7BOLB8Jc
「Tupelo Honey」(From 『Tupelo Honey』
 https://www.youtube.com/watch?v=3DbTIKHYwog
「Have I Told You Lately」(From 『Avalon Sunset』
 https://www.youtube.com/watch?v=J789GId1kaY

「Hard Nose the Highway」
この時期のVan Morrisonらしいジャズ+ソウルなカレドニア・ソウルを満喫できるタイトル曲。いぶし銀な雰囲気がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=afKE03xVSB0

「Wild Children」
タイトルのようにVanの子供〜少年時代が歌われたもの。歌詞にはJames Dean、Marlon Brando、Rod Steigerといった憧れの映画スターの名前も登場します。Van Morrison節に小粋なセンスが加味された味わい深いジャジー・ソウルです。
https://www.youtube.com/watch?v=Y1YF_W4S2Xw

「The Great Deception」
このジワジワくる感じもVan Morrisonならではの魅力です。聴け重ねるほどに味わいが増すのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=F1X6K8lcnjc

「Bein' Green」
US子供向け教育番組『セサミストリート』に登場するカエルのマペットKermit the Frogの歌をカヴァー(Joe Raposo作)。シングルにもなりました。子供番組の人気曲はオトナのソウル/R&Bチューンに変貌させています。お見事!
https://www.youtube.com/watch?v=fnCQTNriVlE

「Autumn Song」
10分超の大作。タイトル通り、今の時期にフィットするセピア色のジャジー・ソウル。Vanのヴォーカルも演奏も実に穏やかなです。
https://www.youtube.com/watch?v=lX9UTWh4VDw

「Purple Heather」
ラストはスコットランドのトラディショナル・カヴァーで締め括ってくれます。素敵なストリングスをバックに、Vanが素晴らしいヴォーカル&スキャットを披露し、アルバムは幕を閉じます。
https://www.youtube.com/watch?v=JcQDK3cc-0U

Van Morrisonの過去記事もご参照下さい。

『Astral Weeks』(1968年)
アストラル・ウィークス

『Moondance』(1970年)
ムーンダンス

『His Band And The Street Choir』(1970年)
ストリート・クワイア

『Tupelo Honey』(1971年)
Tupelo Honey (Exp)

『Saint Dominic's Preview』(1972年)
Saint Dominic's Preview

『Veedon Fleece』(1974年)
Veedon Fleece (Reis)

『A Period Of Transition』(1977年)
A Period of Transition

『Into The Music』(1979年)
Into the Music

『Avalon Sunset』(1989年)
Avalon Sunset
posted by ez at 17:33| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月30日

Melba Moore『Melba』

Van McCoyプロデュースによるダンサブル・レディ・ソウル☆Melba Moore『Melba』
Melba
発表年:1976年
ez的ジャンル:Buddah系ダンサブル・レディ・ソウル
気分は... :去る人、来る人・・・

女性R&BシンガーMelba Mooreが1976年にリリースした『Melba』(1976年)です。

1945年N.Y.生まれの女性R&BシンガーMelba Mooreについて、当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Peach Melba』(1975年)
 『A Portrait of Melba』(1977年)
 『Closer』(1980年)

本作『Melba』(1976年)は、『Peach Melba』(1975年)、『This Is It』(1976年)に続くBuddahでの第3弾アルバムです。

Van McCoyがプロデュースした『This Is It』からタイトル曲「This Is It」がダンス・ヒットした流れを汲んだダンス/ディスコ色の強い1枚に仕上がっています。

プロデュースはVan McCoyCharles Kipps

レコーディングにはGordon Edwards(b)、Eric Gale(g)、Richard Tee(key)、Steve Gadd(ds)、Chris Parker(ds)というStuffの面々をはじめ、Hugh McCracken(g)、Leon Pendarvis(key)、Crusher Bennett(congas、per)等のミュージシャンが参加しています。

個人的には本作らしいダンサブル・サウンドを楽しめる「The Way You Make Me Feel」「Good Love Makes Everything Alright」「Ain't No Love Lost」「The Greatest Feeling」「(I Need) Someone」あたりがオススメです。

前作で自信をつけたVan McCoyがMelba Mooreの魅力を上手く引き出している1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「The Way You Make Me Feel」
オススメその1。Charles Kipps作。シングルにもなったダンス・トラックがオープニング。エレガントなダンサブル・サウンドとMelbaのキュート・ヴォーカルがマッチした爽快な高揚感がいいですね。個人的にも一番のお気に入り曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=r1ubrFTIlsg

「Good Love Makes Everything Alright」
オススメその2。Richard Harris/Van McCoy作。この曲もシングルになりました。素敵なコーラス隊と共にMelbaのキュート・ヴォーカルが躍動します。7分半を超える長尺ですが、重厚なサウンドで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=xPoGpvT99OA

「The Long and Winding Road」
Beatlesの名曲カヴァー(John Lennon/Paul McCartney作)。ミュージカル出身のMelbaにフィットする1曲ですが、アルバムの構成上は少し違和感があるかも?
https://www.youtube.com/watch?v=hh0AHQ9Bhx8

「Ain't No Love Lost」
オススメその3。Curtis Mayfield作品のカヴァー。オリジナルは1972年にリリースされたPatti Joヴァージョンです。Curtis自身のヴァージョンはアルバム『Got to Find a Way』(1974年)に収録されています。本ヴァージョンはPatti Joヴァージョンをよりダンサブルにした印象を受けます。
https://www.youtube.com/watch?v=AEGO4b_TmRc

Patti Jo「Ain't No Love Lost」
 https://www.youtube.com/watch?v=G_hYEXMbLJs
Curtis Mayfield「Ain't No Love Lost」
 https://www.youtube.com/watch?v=hiI-l7kxW7M

「The Greatest Feeling」
オススメその4。Richard Harris/Van McCoy作。壮大なオーケストレーションを配したフィラデルフィア・サウンド的なダンス・トラックです。
https://www.youtube.com/watch?v=g1ZQsA4Z7Do

「Mighty Clouds of Joy」
Buddy Buie/Robert Nix作。B.J. Thomas、1971年のヒット曲をカヴァー。ゴスペル・フィーリングのビューティフル・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=icQjK-uMBKo

「(I Need) Someone」
オススメその5。Charles Kipps作。エレガントなオーケストレーション&コーラス隊を配した軽快なダンサブル・チューン。Melbaの透明感のあるヴォーカルが栄えます。

「So Many Mountains」
Joe Cobb/Van McCoy作。Melbaのキュート・ヴォーカルとバック・コーラスにおるヴォーカル・アレンジにグッとくる少しイナたいダンサブル・チューンで締め括ってくれます。

他のMelba Moore作品もチェックを!

『Peach Melba』(1975年)
Peach Melba

『This Is It』(1976年)
THIS IS IT (EXPANDED EDITION)

『A Portrait of Melba』(1977年)
Portrait of Melba

『Melba '78』(1978年)
Melba

『Closer』(1980年)
CLOSER

『What a Woman Needs』(1981年)
WHAT A WOMAN NEEDS(EXPANDED)

『The Other Side of the Rainbow』(1982年)
OTHER SIDE OF THE RAINBOW

『Never Say Never』(1982年)
NEVER SAY NEVER(PLUS BONUS)

『Read My Lips』(1985年)
READ MY LIPS (EXPANDED)

『A Lot of Love』(1986年)
A LOT OF LOVE (EXPANDED)
posted by ez at 06:08| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする