2020年04月02日

Moraes Moreira『Moraes Moreira』

Novos Baianosの主要メンバーの初ソロ☆Moraes Moreira『Moraes Moreira』
Moraes Moreira by Moraes Moreira
発表年:1975年
ez的ジャンル:ブラジリアン・ロック/SSW
気分は... :耐えて力を蓄える!

今回はブラジルの伝説的グループNovos Baianosの主要メンバーであったMoraes Moreiraの1stソロ・アルバム『Moraes Moreira』(1975年)です。

音楽とサッカーをこよなく愛し、共同生活をしていたトロピカリア・ヒッピー・ロック・バンドのNovos Baianosについては、これまで当ブログで『Acabou Chorare』(1972年)、『Vamos Pro Mundo』(1974年)の2枚を紹介しています。

Moraes Moreiraは1947年バイーア州イツアチュ生まれ。

1968年バイーアで結成された伝説的グループNovos Baianosの主要メンバーとして活動した後、本作『Moraes Moreira』(1975年)でソロ・デビュー。それ以降コンスタントに作品をリリースし続けています。

Novos Baianos脱退後の初ソロ・アルバムとなる本作『Moraes Moreira』(1975年)は、Moraesの多彩な音楽性を存分に満喫できる1枚に仕上がっています。

レコーディング・メンバーはMoraes Moreira(vo、g、pandeiro)以下、Armandinho(bandolim、g)、Dadi Carvalho(b)、Gustavo(ds)、Mu(p)。

SSW調からブラジリアン・ロックへスパークする「Desabafo E Desafio」、ボッサなメロウ・チューン「Sempre Cantando」Marisa Monte『Barulhinho Bom(A Great Noise)』でもカヴァーされていた「Chuva No Brejo」、サウダージ・モードの弾き語り「Nesse Mar, Nessa Ilha」Elis Reginaヴァージョンでもお馴染みの名曲カヴァー「Se Voce Pensa」あたりがおススメです。

Novos Baianosには収まりきれなかったMoraes Moreiraの才が詰まった充実作です。

全曲を紹介しときやす。

「Desabafo E Desafio」
Moraes Moreira作。シンガー・ソングライター風にスタートしますが、途中で鮮やかにスパークしてブラジリアン・ロックしてくれます。ブラジル北東部のリズムとヴィヴィッドなロック・サウンドの組み合わせがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=kYhiDwJoLFU

「Guitarra Baiana」
Moraes Moreira作。ア・カペラでロック・ギターしている前半から、Armandinhoのギターが炸裂する後半へという展開です。
https://www.youtube.com/watch?v=X8ZRthQz2ZE

「Sempre Cantando」
Moraes Moreira作。ソングライターとしてのセンスを感じるボッサな雰囲気のメロウ・チューン。Armandinhoのバンドリンの響きがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=LGZCDb0PO0c

「Chinelo Do Meu Avo」
Luis Galvao/Moraes Moreira作。Novos Baianosの流れを汲むブラジリアン・ロックを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=W4eVi6nAQSo

「Chuva No Brejo」
Luis Galvao/Moraes Moreira作。Marisa Monte『Barulhinho Bom(A Great Noise)』でもカヴァーされていた楽曲。そのアルバム・タイトルe『Barulhinho Bom』も本作の歌詞の一節から取ったものなのだとか。ブラジリアンSSWな前半から、一気にロック・モードへ・・・Moraes、Armandinhoのギターがスパークします。
https://www.youtube.com/watch?v=OjWi7dCwizM

「Nesse Mar, Nessa Ilha」
Moraes Moreira作。サウダージ・モードの弾き語り。憂いを帯びたMoraesの歌声と哀愁メロウなギターがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=eEMHxxvG81Q

「Do Som」
Moraes Moreira作。バンドリン、パンデイロなどの楽器の匠たちを讃えている歌なのだとか。そのバンドリン、パンデイロの音色が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=r5jV-L-rGkM

「PS」
Luiz Gonzaga/Luis Galvao/Moraes Moreira作。Luiz Gonzaga作品の引用から始まる1曲。ブラジリアン・ロックならではの(いい意味での)ドタバタ感が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=v2B871Achmo

「Loucura Pouca E Bobagem」
Moraes Moreira作。ロック・モード全開の1曲。英米ロックとも少し異なるロック感覚がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=92DkUHxX6YI

「Anda Nega」
Luis Galvao/Moraes Moreira作。やさしく語りかける弾き語り。Moraesのジェントルな魅力が伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=EYWXuySYGC0

「Se Voce Pensa」
Erasmo Carlos/Roberto Carlos作。Elis Reginaヴァージョンでもお馴染みの名曲をカヴァー。女性ヴォーカルによるカヴァーの印象が強い曲ですが、ここではファンク・ロック調の斬新なカヴァーで楽しませてくれます。ヴィヴィッドなロック・サウンドは文句なく格好良い!
https://www.youtube.com/watch?v=azS4wvrf46g

本曲について、当ブログではElis Reginaヴァージョン以外にも、Gal CostaGaetano PartipiloAquarius Y Luiz Antonio‎Aldemaro Romero Y Su Onda NuevaLuiz Eca Y La Sagrada Familiaのヴァージョンを紹介済みです。

「Violao Vagabundo」
Moraes Moreira作。ラストはボッサな弾き語りで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=KVvah1gkiy4

Moraes Moreiraの他作品もチェックを!

『La Vem o Brasil Descendo a Ladeira』(1979年)
La Vem O Brasil Descendo a Ladeira

『Tem um Pe no Pelo』(1993年)
Tem Um Pe No Pelo

Moraes & Pepeu『Moraes & Pepeu no Japao』(1990年)
Moraes & Pepeu No Japao

『O Brasil tem Conserto』(1994年)
O Brasil Tem Conserto

『Acustico』(1995年)
Acustico

『Estados』(1996年)
Estados

『500 Sambas』(1999年)
500 Sambas

『Meu Nome e Brasil』(2003年)
Meu Nome E Brasil

『De Repente』(2005年)
De Repente-2005

『A Historia Dos Novos Baianos E Outros Versos』(2008年)
Historia Dos Novos Baianos E Outros Versos

『A Revolta Dos Ritmos』(2012年)
A Revolta Dos Ritmos

Moraes Moreira, Pepeu Gomes『Moraes & Pepeu Ensaio』(2012年)
Ensaio

Moraes Moreira, Davi Moraes『Nossa Parceria』(2015年)
Nossa Parceria
posted by ez at 01:43| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月27日

Pierre Barouh『Ca Va, Ca Vient』

自身のSaravah第一弾アルバム☆Pierre Barouh『Ca Va, Ca Vient』
サ・ヴァ、サ・ヴィアン
発表年:1971年
ez的ジャンル:吟遊詩人系フレンチSSW
気分は... :逆さまに微笑むことができるかい?

今回はSaravah Recordの主宰でも知られるフランス人ミュージシャンPierre Barouhを代表する1枚、『Ca Va, Ca Vient』(1971年)です。

フランス、パリ生まれのミュージシャン、プロデューサー、俳優Pierre Barouh(1934 - 2016年)の紹介は、『Vivre』(1966年)に続き2回目となります。

本作『Ca Va, Ca Vient』(1971年)は、1966年に自身が立ち上げたSaravah Recordからリリースする自身初のアルバムであり、当時のフレンチ・ポップスに新風を吹き込んだ生命の躍動が詰め込まれたフォーキー作品です。

Pierre Barouh作品にフレンチ・ボッサを期待する人もいるかもしれませんが、本作でそれに該当するのは、Antonio Carlos Jobim/Vinicius de Moraes作のボサノヴァ名曲カヴァー「Ce N'Est Que De L'Eau(Agua De Beber)」のみです。

正直、サウンドのみ聴いていても本作の素晴らしさはわかりづらいかもしれません。単に哀愁漂う寂しげな曲のオンパレードのように聴こえるかも?

本作は歌詞内容とサウンドをセットで聴くことで、その味わいが増してくる1枚です。

僕の所有する国内盤はPierre Barouhの奥方であった潮田敦子バルーさんによる日本語歌詞と歌詞内容についての注釈が付いています。それを読みながら聴くと、本盤の持つ生命の躍動が伝わってきます。

ぜひ日本語歌詞付の国内盤でお楽しみください。

全曲紹介しときやす。

「Ca Va, Ca Vient」
Pierre Barouh/Jerome Savary作。タイトル曲は自身が監督を務めた同名長編映画の主題歌。ビル工事の労働者がサーカス団と共に旅に出る物語です。本曲もサーカス会場のようなサウンドと共に人生のチャンスを歌います。♪逆さまに微笑むことができるかい♪と人生はさかのぼることができず、人生のチャンスに飛び込むことができるか否かは個人の選択次第であることを歌います。フランス人らしい人生観ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=V5JThrc8LSU

「De L'Amour A L'Amour」
Pierre Barouh/Jacques Datin作。以前にシングル・リリースした楽曲の再レコーデイング。時計の秒針の音のみをバックに映画的手法で描かれた歌詞を寂しげに歌います。
https://www.youtube.com/watch?v=7FiJGxEi3SM

「Le Petit Cine」
Pierre Barouh作。「小さな映画館」という邦題のイメージがピッタリの1曲。ピアノとバンジョーの軽やかな音色が印象的な旧いサイレント・ムービーのBGMのような雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=kqxumulfLiA

「Ce N'Est Que De L'Eau」
Antonio Carlos Jobim/Vinicius de Moraes作のボサノヴァ名曲「Agua De Beber(おいしい水)」をカヴァー。以前にシングル・リリースした楽曲の再レコーデイング。フランス語によるフォーキーな「おいしい水」も独得の味わいがあります。エレピのアクセントもいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=INuUneeFEJQ

本曲について、当ブログでは、Sergio Mendes & Brasil'66Wanda Sa(Wanda De Sah)Diane Denoir/Eduardo MateoAl JarreauBossacucanova & Roberto MenescalSheila Landis/Rick MatleAquarius Y Luiz AntonioSebastiao Tapajos/Maria Nazareth/Arnaldo HenriquesVida NovaTamba Trioのカヴァーを紹介済みです。

「Boite De Cirage, Creme De Marron」
Pierre Barouh/David Mac Neil作。邦題「靴墨のビンとマロンクリーム」。バンジョーとアコーディオンをバックに、マロンクリームに似ている茶色のビンに入っている靴墨を子供がなめそうに光景を歌います。
https://www.youtube.com/watch?v=5BiYZFS7LJM

「Le Courage D'Aimer」
Pierre Barouh/Francis Lai作。以前にシングル・リリースした楽曲の再レコーデイング。♪人を愛する勇気などもうない♪と歌う失恋ソング。人生どん底の哀愁感が歌&サウンドから滲み出ています。
https://www.youtube.com/watch?v=JMcX-A1tOSM

「80 A B」
Pierre Barouh/Areski Belkacem作。1940年ヴェルサイユ生まれのアルジェリア系のパーカッション奏者Areski Belkacemは、Saravahを代表する前衛的な1枚、Brigitte Fontaine『Comme A La Radio』(1969年)でも知られるミュージシャンです。そのAreski Belkacemのパーカッションが鳴り響く、トライバル&アヴァンギャルドな雰囲気の1曲です。フリー・ジャズ調のクラリネットもいい感じ。
https://www.youtube.com/watch?v=Vs0XStZjlC0

「Paris Wellington」
Pierre Barouh作。恋人がパリとは地球の裏側にあるニュージーランドのウエリントンへ行ってしまったと嘆く、寂しげな哀愁ラブソング。パリとウエリントンの距離感が伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=M7gSp-gSeAs

「Decroche-Moi La Terre」
Pierre Barouh作。邦題「地球を取って」。フランスでは女性が愛を確かめるために言うわがままに対して、男性が「月を取ってと言うつもり」と反論するそうです。それを前提にここでは女性が「地球を取ってちょうだい」とわがままを言う様を描いています。ノスタルジックなサウンドも含めてフランスらしい男女の関係性が伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=OGcDKpWTcdA

「La Chanson Du Port」
Pierre Barouh/Francis Lai作。以前にシングル・リリースした楽曲の再レコーデイング。フランス語の音韻を楽しむ曲なのだとか。この曲もノスタルジック&不条理な雰囲気が漂います。
https://www.youtube.com/watch?v=LDdaziPT68k

「La Foret」
Pierre Barouh/Francois De Roubaix作。邦題「森林」。環境破壊をテーマにしたフォーキー・チューン。地球環境問題が大きく取り上げられる以前に、こういった問題意識を持っていた点に感服します。
https://www.youtube.com/watch?v=93YkCk2sAfM

「Le Petit Cheval De Bois」
Pierre Barouh/Francis Lai作。邦題「小さな木馬」。街の騒音をバックに遊園地モードのワルツが展開されます。
https://www.youtube.com/watch?v=g5cSqZrYvKo

「Lorsque J'Etais Phoque」
Pierre Barouh作。邦題「僕がアザラシだった頃」。本編のラストはフランス人SSWらしいフォーキー・チューン。Pierre本人は自身を犬とアザラシの生まれ変わりと思っているのだとか。
https://www.youtube.com/watch?v=96AypcN8kZs

「Le Naufrage」
CDボーナス・トラックその1。Pierre Barouh/Michel Rivard作。リズムボックスとシンセを使ったサウンドが他の曲にはない雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=AMzKmafPE2k

「La Complainte De Ben」
CDボーナス・トラックその2。Pierre Barouh/J. Godebarge作。同名映画の主題歌。フランスらしい哀愁モードが伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=Hb_jBryze7w

Pierre Barouhの他作品もチェックを!

Original Soundtrack『Un Homme Et Une Femme』(1966年)
男と女

『Vivre』(1967年)
VIVRE〜生きる

『Viking Bank』(1977年)
バイキング・バンク

『Le Pollen』(1983年)
Le Pollen
posted by ez at 01:20| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月20日

Herbie Hancock『Sextant』

アヴァンギャルドなエレクトリック・ファンク☆Herbie Hancock『Sextant』
Sextant by Herbie Hancock
発表年:1973年
ez的ジャンル:アヴァンギャルド&コズミック・エレクトリック・ファンク
気分は... :実験的精神!

今回はスーパー・ピアニストHerbie Hancockが1973年にリリースした『Sextant』です。

これまで紹介したHancock作品は以下の11枚(録音年順)。

 『Inventions And Dimensions』(1963年)
 『Empyrean Isles』(1964年)
 『Maiden Voyage』(1965年)
 Original Soundtrack『Blow-Up』(1966年)
 『Speak Like A Child』(1968年)
 『The Prisoner』(1969年)
 『Fat Albert Rotunda』(1969年)
 『Thrust』(1974年)
 『Sunlight』(1978年)
 『Feets Don't Fail Me Now』(1979年)
 『Magic Windows』(1981年)
 『Lite Me Up』(1982年)

Warner Bros.からColumbia Recordsへの移籍第一弾アルバムとなった本作『Sextant』(1973年)です。

レコーデイング・メンバーはHerbie Hancock(Mwandishi)(p、el-p、clavinet、syn、mellotron)、Bennie Maupin(Mwile)(ss、b clarinet、piccolo、afuche)、Eddie Henderson(Mganga)(tp、flh)、Julian Priester(Pepo)(tb、cowbell)、Buster Williams(Mchezaji)(b)、Billy Hart(Jabali)(ds)、Patrick Gleeson(syn)、Buck Clarke(per)。

前々作『Mwandishi』(1971年)と同じく主要メンバーの名がスワヒリ語でクレジットされています。

プロデュースはDavid Rubinson

エレクトリック・マイルス的エレクトリック・ファンクにコズミック、アフロ、スピリチュアルなエッセンスが加味されたアヴァンギャルドな1枚に仕上がっています。

楽曲はすべてHancockのオリジナルです。

ミュージシャンとしての矜持を感じるアヴァンギャルドなHerbie Hancockを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Rain Dance」
Patrick Gleesonのアナログ・シンセの響きが鮮烈なコズミック・ジャズがオープニング。アヴァンギャルドな空気感がたまりません。当時は難解だったかもしれませんが、今聴くとフツーにエレクトロニカとして楽しめるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=mfwvZaf7jac

Digable Planets「It's Good to Be Here」、Organized Konfusion「The Extinction Agenda」、DJ Krush「Roll & Tumble」、Jurassic 5「Lesson 6 (The Lecture)」、Cut Chemist「Lesson 4: The Radio」、Foreign Beggars feat. King Knut「Don't Dhoow It」、George Fields「Day at the Fair」、Phat Mob「Main Attraction」等のサンプリング・ソースとなっています。
Digable Planets「It's Good to Be Here」
 https://www.youtube.com/watch?v=lyGy0ODCutE
Organized Konfusion「The Extinction Agenda」
 https://www.youtube.com/watch?v=GTc5Yk1YXr0
Jurassic 5「Lesson 6 (The Lecture)」
 https://www.youtube.com/watch?v=Rz6ShSftDlI
Cut Chemist「Lesson 4: The Radio」
 https://www.youtube.com/watch?v=D-XoqZpbSv0
Foreign Beggars feat. King Knut「Don't Dhoow It」
 https://www.youtube.com/watch?v=GWztB60Jjn8
George Fields「Day at the Fair」
 https://www.youtube.com/watch?v=b0I8EEtZMv8
Phat Mob「Main Attraction」
 https://www.youtube.com/watch?v=Ovm3FQwBa8g

「Hidden Shadows」
静かなる狂気を感じるドープなエレクトリック・ファンク。Buster Williamsの野太いベースが生み出すダークな質感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=spnjTzuVBO0

Third Sight「3 Dimensional」、DJ Griffi feat. Mucho Muchacho「Pra Pa Pa Pha Pt Pt Pt Pta Tta」、Cricca Dei Balordi「Baggy Jeans」、Clementino「Artist No Good」等のサンプリング・ソースとなっています。
Third Sight「3 Dimensional」
 https://www.youtube.com/watch?v=BRYMuu45gzw
DJ Griffi feat. Mucho Muchacho「Pra Pa Pa Pha Pt Pt Pt Pta Tta」
 https://www.youtube.com/watch?v=RfbWXy7fS7c
Cricca Dei Balordi「Baggy Jeans」
 https://www.youtube.com/watch?v=nSGAy-deB1E
Clementino「Artist No Good」
 https://www.youtube.com/watch?v=e8BI_CaDlSc

「Hornets」
エレクトリック・マイルスのように得体の知れない格好良さを感じるアヴァンギャルドな演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=FBiRsgjxXvM

Herbie Hancock作品の過去記事もご参照下さい。

『Inventions And Dimensions』(1963年)
Inventions & Dimensions

『Empyrean Isles』(1964年)
エンピリアン・アイルズ+2

『Maiden Voyage』(1965年)
処女航海

Original Soundtrack『Blow-Up』(1966年)
Blow Up

『Speak Like A Child』(1968年)
スピーク・ライク・ア・チャイルド

『The Prisoner』(1969年)
ザ・プリズナー

『Fat Albert Rotunda』(1969年)
ファット・アルバート・ロトゥンダ<紙ジャケット仕様>

『Thrust』(1974年)
Thrust

『Sunlight』(1978年)
Sunlight

『Feets Don't Fail Me Now』(1979年)
フィーツ

『Magic Windows』(1981年)
マジック・ウィンドウズ(期間生産限定盤)

『Lite Me Up』(1982年)
Lite Me Up
posted by ez at 14:41| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月16日

Clarence Reid『On The Job』

やはりBlowfly名義より本人名義の方がいい!☆Clarence Reid『On The Job』
オン・ザ・ジョブ
発表年:1976年
ez的ジャンル:マイアミ・ソウル
気分は... :カシュー×フランボワーズ!

今回はマイアミ・ソウルの重要ミュージシャンClarence Reid『On The Job』(1976年)です。

1939年ジョージア州コクラン生まれのミュージシャン、ソングライター、プロデューサーClarence Reidの紹介は、『Running Water』(1973年)に続き2回目となります。

本作『On The Job』(1976年)は、『Running Water』(1973年)に続く4枚目のClarence Reid名義のアルバムです。

プロデュースはSteve Alaimo

アルバム全体としてはグルーヴィーな楽曲が魅力のマイアミ・ソウル作品に仕上がっています。

個人的には「Caution ! Love Ahead」「Sleep With Me」といったマイアミ・ソウルらしいメロウ・グルーヴがお気に入り。歌詞はエロいですがメロウ・バラードも「Come On With It」も好きです。

ディスコ・チューン「Baptize Me」、軽快なファンク「Down Where The Love Is」、Blowflyの顔も覗かせるダンサブル・チューン、Wilson Pickettへの提供曲のセルフ・カヴァー「The Best Part Of A Man」あたりもおススメです。

結局、Clarence Reid名義でのアルバムは本作で最後になってしまいましたが、もっとBlowflyではないClarence Reidのアルバムを聴きたかったですね。

マイアミ・ソウル好きは気に入るであろう1枚です。

全曲紹介しときやす。

「The Best Part Of A Man」
Clarence Reid/Willie Clarke作。Wilson Pickettが1975年にシングル・リリースした楽曲(US R&Bチャート第26位)のセルフ・カヴァーがオープニング。マイアミ・ソウルらしい開放的な雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=WyQd80GN0XE

「Mr. Smith's Wife」
Clarence Reid作。Billy Paulの大ヒット曲「Me And Mrs. Jones」を意識したような不倫ソング。そんな不倫ラブ・バラードを切々と歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=i0DpJGWSXHQ

「Come On With It」
Clarence Reid作。僕好みのメロウ・フィーリングにグッとくるラブソング。バラード系ではコレが一番好き!
https://www.youtube.com/watch?v=RSs_v1NfRzE

「The Only Times She Loves Me」
Clarence Reid作。歌詞内容は妻との愛を繋ぎとめるためにノー残業を上司に乞うという風変わりなラブソング。
https://www.youtube.com/watch?v=ledVTD-4b3A

「Baptize Me」
Clarence Reid/Steve Alaimo作。軽快なギター・カッティングにピアノ、ストリングスが絡むディスコ・チューン。ゴスペル・フィーリングも効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=uhx0oSC46pg

「Caution ! Love Ahead」
Clarence Reid作。僕の一番のお気に入り!Johnny Bristolあたりと一緒に聴きたくなるメロウ・グルーヴです。
https://www.youtube.com/watch?v=z8WtCOvKDxU

「Down Where The Love Is」
Clarence Reid/George "Chocolate" Perry/Steve Alaimo作。ホーン隊も加わった軽快なファンク・チューン。あくまでもライト感覚なのがマイアミ・ソウルらしいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=9X6ZL4mCm4M

「Sleep With Me」
Clarence Reid作。爽快なギター・カッティングが心地好いマイアミ・ソウルらしいメロウ・グルーヴ。「Caution ! Love Ahead」と並ぶ僕のお気に入りです。
https://www.youtube.com/watch?v=oPl2woORAYk

「Nappy-Haired Cowboy」
Clarence Reid/Steve Alaimo作。Blowflyが少しだけ顔を覗かせるダンサブル・チューンで締め括ってくれます。セクシーな女性コーラスも加わった能天気なサウンドですが歌詞の内容は黒人差別をテーマにした辛辣な内容です。
https://www.youtube.com/watch?v=_74cZzUtJNQ

Clarence Reid名義の他作品もチェックを!

『Nobody But You Babe』(1969年)
NOBODY BUT YOU BABE

『Dancin' With Nobody But You Babe』(1969年)
ダンシン・ウィズ・ノーバディ・バット・ユー・ベイブ

『Running Water』(1973年)
Running Water

ご興味がある方はBlowfly名義の作品もチェックを!

『Butterfly』(1973年)
Blowfly Butterfly

『The Weird World of Blowfly』(1973年)
The Weird World of Blowfly

『At The Movies』(1973年)
At The Movies

『On Tour』(1974年)
Blowfly on Tour

『Blowfly On TV』(1974年)
On TV

『Zodiac』(1975年)
Zodiac

『Oldies But Goodies』(1976年)
Oldies But Goodies

『Disco』(1977年)
Blowfly's Disco

『Zodiac Party』(1978年)
Zodiac Party

『Blowfly's Party』(1980年)
Blowfly's Party

『Rappin', Dancin', And Laughin'』(1980年)
Rappin', Dancin', and Laughin' by Blowfly (2012-05-03)

『Porno Freak』(1981年)
Porno Freak
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2020年03月09日

Ann Peebles『I Can't Stand The Rain』

代表曲「I Can't Stand The Rain」収録☆Ann Peebles『I Can't Stand The Rain』
アイ・キャント・スタンド・ザ・レイン
発表年:1974年
ez的ジャンル:Hi Records系女性サザン・ソウル
気分は... :止まない雨はない・・・

今回はHi Recordsを代表する女性ソウル・シンガーAnn Peeblesの代表作『I Can't Stand The Rain』(1974年)です。

1947年ミズーリ州セントルイス生まれの女性ソウル・シンガーAnn Peeblesの紹介は、『Straight From The Heart』(1972年)に続き2回目となります。

本作『I Can't Stand The Rain』(1974年)は、全米R&Bチャート第6位のシングル・ヒットとなった代表曲「I Can't Stand The Rain」が収録されたアルバムです。

前回紹介した『Straight From The Heart』(1972年)と並び、Ann Peeblesのキャリアを代表するアルバムです。

Willie Mitchellがプロデュースし、レコーディングにはHoward Grimes(ds)、Leroy Hodges(b)、Teenie Hodges(g)、Charles Hodges(org)、Archie Turner(p)、Andrew Love(ts)、Ed Logan(ts)、Jack Hale(tb)、Wayne Jackson(tp)、Rhodes, Chalmers & Rhodes(back vo)が参加しています。

ハイライトは当然、不朽の名曲「I Can't Stand the Rain」ですが、アルバム全編を通して、味わい深い至極のメンフィス・ソウルを存分に満喫できる1枚に仕上がっています。

シングルにもなった「I'm Gonna Tear Your Playhouse Down」、「I Can't Stand the Rain」の余韻を受け継ぐ「Do I Need You」、ホーン隊も加わった「Run Run Run」、味わい深いバラード「Until You Came Into My Life」、The Gosdin Brothersのカヴァー「(You Keep Me) Hanging On」あたりもおススメです。

"ソウル名盤"の形容が相応しい1枚ですね。

全曲紹介しときやす。

「I Can't Stand the Rain」
Don Bryant/Bernard "Bernie" Miller/Ann Peebles作。前述のように全米R&Bチャート第6位となった代表曲。当時John Lennonも大絶賛したという不朽のソウル名曲。印象的なパカポコ・リズムのイントロに続き、アーシーなハイ・サウンドをバックに、Annが沁みるヴォーカルで魅せてくれます。聴けば聴くほど味が出てくるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=CTMjMeFKyPs

カヴァーやサンプリングの多さからも名曲であることを確認できます。

USチャート第18位となったEruptionのディスコ・カヴァーをはじめ、当ブログでも紹介したTina TurnerRonnie WoodGraham Central StationCassandra Wilsonヴァージョン、それ以外にもHumble Pie、Lowell George、Tease、Brian & Tony Gold、Seal、Miki Howard、Beverley Knightなど数多くのアーティストがカヴァーしています。
Eruption「I Can't Stand the Rain」
 https://www.youtube.com/watch?v=QO3hlmEyaiA
Tina Turner「I Can't Stand the Rain」
 https://www.youtube.com/watch?v=Tg8VmWVNjUQ
Ronnie Wood「I Can't Stand the Rain」
 https://www.youtube.com/watch?v=JTi9vm1DGWQ
Graham Central Station「I Can't Stand the Rain」
 https://www.youtube.com/watch?v=1GrLdnM5No8
Cassandra Wilson「I Can't Stand the Rain」
 https://www.youtube.com/watch?v=aRbwL3Fo4sA
Humble Pie「I Can't Stand the Rain」
 https://www.youtube.com/watch?v=nix2gFt-bZc
Lowell George「I Can't Stand the Rain」
 https://www.youtube.com/watch?v=wN1pDIse9jg
Tease「I Can't Stand the Rain」
 https://www.youtube.com/watch?v=D2d1UVQZsXY
Brian & Tony Gold「I Can't Stand the Rain」
 https://www.youtube.com/watch?v=Kq4SIemmwW8
Seal「I Can't Stand the Rain」
 https://www.youtube.com/watch?v=edyhoaXdYvs
Miki Howard「I Can't Stand the Rain」
 https://www.youtube.com/watch?v=AC7eGF4PGWo
Beverley Knight「I Can't Stand the Rain」
 https://www.youtube.com/watch?v=sMfiW57livI

また、Missy Elliott「The Rain (Supa Dupa Fly)」、ピチカート・ファイヴ「誘惑について(月面軟着陸 version)」、「Porno 3003」、Finsta Bundy「So Much on My Mind」、Reflection Eternal「Memories Live」、Chinx Drugz & Stack Bundles「Tap That」、Kaytranada「Demolitions」、Mick Jenkins「Rain」等のサンプリング・ソースとなっています。
Missy Elliott「The Rain (Supa Dupa Fly)」
 https://www.youtube.com/watch?v=hHcyJPTTn9w
ピチカート・ファイヴ「誘惑について(月面軟着陸 version)」
 https://www.youtube.com/watch?v=X0DgVxyAqSg
ピチカート・ファイヴ「Porno 3003」
 https://www.youtube.com/watch?v=ZVwAPu-zn4g
Finsta Bundy「So Much on My Mind」
 https://www.youtube.com/watch?v=EFYtPYfqdN8
Reflection Eternal「Memories Live」
 https://www.youtube.com/watch?v=lQut7mOVXpE
Chinx Drugz & Stack Bundles「Tap That」
 https://www.youtube.com/watch?v=T9aNvA78MSw
Mick Jenkins「Rain」
 https://www.youtube.com/watch?v=txQ2yCXIJkg

「Do I Need You」
Don Bryant/Ann Peebles作。「I Can't Stand the Rain」の余韻をそのまま受け継いだような雰囲気がたまりません。バーボンが飲みたくなります。
https://www.youtube.com/watch?v=WX3sWYM0ktc

Extince「Regelneef」のサンプリング・ソースとなっています。

「Until You Came Into My Life」
Don Bryant/Bernard "Bernie" Miller/Ann Peebles作。ストリングを配した味わい深いバラード。ジワジワと胸の中に沁みてきます。
https://www.youtube.com/watch?v=snurpmtMQjg

「(You Keep Me) Hanging On」
The Gosdin Brothers、1967年のシングル曲をカヴァー(Ira Allen/Buddy Mize作)。イナたいソウル・フィーリングがたまらない好カヴァーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=U-rTAJSjP9A

「Run Run Run」
Don Bryant/Darryl Carter/Ann Peebles作。ホーン・サウンドも加わったコクのあるハイ・サウンドとAnnのソウルフル・ヴォーカルが一体化した至極のメンフィス・ソウル。
https://www.youtube.com/watch?v=Oo0-I-BmOAI

Lingo Trade feat. Man-E-Faces & Dragon P.I.「Run」、Akshin Alizadeh「Pebbles on My Road」等のサンプリング・ソースとなっています。
Akshin Alizadeh「Pebbles on My Road」
 https://www.youtube.com/watch?v=34KYuQUjjgs

「If We Can't Trust Each Other」
Earl Randle作。さり気ないですが、軽やかさと深さが同居する素敵な1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=2D1dv8spZgI

「A Love Vibration」
Don Bryant/Bernard "Bernie" Miller/Ann Peebles作。抑えたトーンながらも素晴らしい表現力で魅せてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=s2p0I2Y5-1k

「You Got to Feed the Fire」
Don Bryant/Bernard "Bernie" Miller/Ann Peebles作。他の曲よりビートが強調されているので演奏全体に力感があります。
https://www.youtube.com/watch?v=wvvpP7UwHG4

「I'm Gonna Tear Your Playhouse Down」
Earl Randle作。シングル・カットされUS R&Bチャート第33位となった楽曲。ディープな味わいにグッときます。僕の一番のお気に入り曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=gGys3DWqcqw

Graham Parker & the Rumour、Paul Young、Janiva Magnessがカヴァーしています。
Graham Parker & the Rumour「I'm Gonna Tear Your Playhouse Down」
 https://www.youtube.com/watch?v=TQ5eOYMqlMQ
Paul Young「I'm Gonna Tear Your Playhouse Down」
 https://www.youtube.com/watch?v=EiJWXjz1uks
Janiva Magness「I'm Gonna Tear Your Playhouse Down」
 https://www.youtube.com/watch?v=5tzc2kC7d0Y

また、Sunz of Man「The Plan」、Flexxip「Oszusci」、Gramatik「Doin' It」、Alice Russell「Citizens」、Ciech and Polej「Moja Prawda Ponad」等のサンプリング・ソースとなっています。
Sunz of Man「The Plan」
 https://www.youtube.com/watch?v=6HyMed0dBXE
Flexxip「Oszusci」
 https://www.youtube.com/watch?v=xdBvvTwXdvU
Gramatik「Doin' It」
 https://www.youtube.com/watch?v=b9TLfF67Rq8
Alice Russell「Citizens」
 https://www.youtube.com/watch?v=4B3D8zvwy4k
Ciech/Polej「Moja Prawda Ponad」
 https://www.youtube.com/watch?v=d8DqClLhviE

「One Way Street」
Don Bryant/Ann Peebles作。ラストは見事にコントロールされたソウル・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=1XvXihLyFfA

Reel & Soul Associationがカヴァーしています。また、Inspectah Deck feat. Masta Killa「Friction」、Ghostface Killah feat. Planet Asia & Hus Kingpin「Majestic Accolades」のサンプリング・ソースとなっています。
Reel & Soul Association「One Way Street」
Inspectah Deck feat. Masta Killa「Friction」
Ghostface Killah feat. Planet Asia & Hus Kingpin「Majestic Accolades」

Ann Peeblesの他作品もチェックを!

『This is Ann Peebles』(1969年)
ディス・イズ・アン・ピーブルズ

『Part Time Love』(1970年)
パート・タイム・ラヴ

『Straight From The Heart』(1972年)
ストレート・フロム・ザ・ハート

『Tellin' It』(1975年)
Tellin' It

『If This Is Heaven』(1977年)
イフ・ディス・イズ・ヘヴン

『Handwriting Is on the Wall』(1979年)
ハンドライテイング・イズ・オン・ザ・ウォール
posted by ez at 00:43| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする