2019年07月23日

Cecilio & Kapono『Cecilio & Kapono』

ハワイの人気デュオのデビュー作☆Cecilio & Kapono『Cecilio & Kapono』
セシリオ&カポノ(期間生産限定盤)
発表年:1974年
ez的ジャンル:ハワイアン・メロウ・フォーキー
気分は... :梅雨明け間近・・・

コンテンポラリー・ハワイアン・ミュージックのパイオニアCecilio & Kaponoのデビュー・アルバム『Cecilio & Kapono』(1974年)です。

メキシコ人とヤキ族インディアンの混血のCecilio Rodriguezとハワイ出身のHenry Kaponoのデュオであり、Kalapanaと並ぶハワイアン・サーフ・ロックを代表するユニットCecilio & Kaponoの紹介は、3rdアルバム『Night Music』(1977年)、2ndアルバム『Elua』(1975年)に続き3回目となります。

1973年にハワイで結成され、地元クラブでライヴ活動を行っていたCecilio & Kapono

Frank Zappaのオープニング・アクトを務めたことで注目され、デビューのきっかけをつかみます。そして、レコーディングされたデビュー・アルバムが本作『Cecilio & Kapono』(1974年)です。

プロデュースは元We FiveMike Stewart

Cecilio Rodriguez(vo、g)、Henry Kapono(vo、g、sitar)以下、Leland Sklar(b)、Wilton Felder(b)、Russ Kunkle(ds)、Craig Doerge(key)、David Paich(key)、Larry McNeely(banjo)、J.D. Maness(steel g)、Bobbye Hall(per)、Gary Coleman(marimba)、Jim Horn (sax、fl)、Jimmie Haskell(strings)といったミュージシャンがレコーディングに参加しています。

アルバム全体は爽快ハーモニーが映えるメロウ・フォーキーに、ウエストコースト・サウンドのアクセントを加えた楽曲が目立ちます。

個人的には、爽快ハワイアン・メロウ・フォーキー「Friends」、シングルにもなった爽快メロウ・グルーヴ「Gotta Get Away」、優しいフォーキー・バラード「Sunflower」の3曲がおススメです。

優しい爽快ハーモニーを聴きながら、気分はハワイへ・・・

全曲紹介しときやす。

「Feeling Just The Way I Do (Over You)」
Kapono作。ブルー・スカイが似合う軽快なオープニング。彼ららしい爽快ハーモニーが心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=GSXmoild4jE

「Lifetime Party」
Cecilio作。アコースティックな質感にエレクトリックなアクセントをつけたメロウ・フォーキー。
https://www.youtube.com/watch?v=A2J5k33eOIc

「Sunflower」
Cecilio作。ハワイアン・メロウらしいフォーキー・バラード。優しくしみじみとした語り口はサンセット・モードにぴったりです。
https://www.youtube.com/watch?v=m0auX2FdZ6I

「Lovin' In Your Eyes」
Cecilio作。フォーキー・デュオらしい爽快ハーモニーを満喫できるメロウ・フォーキー。涼しげなフルートもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=CATI8gLckjk

「All In Love Is Fair」
Stevie Wonderの名曲カヴァー。オリジナルは『Innervisions』(1973年)に収録されています。当ブログではG.C.Cameronのカヴァーも紹介済みです。美しくも切ないメロディを彼ららしいハーモニーで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=9u2RY9ewgeE

「Gotta Get Away」
Kapono作。シングルにもなった爽快メロウ・グルーヴ。ウエストコースト・サウンド好きの人が気に入りそうなキャッチーな1曲に仕上がっています。バンジョーやスティール・ギターでアクセントをつけています。
https://www.youtube.com/watch?v=24iruj29Xbo

「Song For Someone」
Kapono作。しっとりと歌い上げるバラード。抑えたトーンの味わいがいいですね。サックスがムードを盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Fnmxsbi9Ks4

「Friends」
Kapono作。ハワイらしさという点では、この爽快メロウ・フォーキーが一番かもしれませんね。適度にパーカッシヴな感じも含めて僕好みの1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=gdFft_aQDIY

「Sunshine Love」
Cecilio作。ラストはウエストコースト・ロック調で締め括ってくれます。

Cecilio & Kaponoの過去記事もご参照ください。

『Elua』(1975年)
Elua

『Night Music』(1977年)
ナイト・ミュージック(期間生産限定盤)
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2019年07月19日

Peter Tosh『Legalize It』

挑発的なソロ・デビュー作☆Peter Tosh『Legalize It』
Legalize It
発表年:1976年
ez的ジャンル:闘争系ルーツ・ロック・レゲエ
気分は... :解禁せよ!

レゲエ界の"歩くカミソリ "Peter Toshのソロ・デビュー・アルバム『Legalize It』(1976年)です。

ジャマイカ、キングストンのトレンチタウン生まれのThe Wailersの元メンバーPeter Tosh(1944-1987年)の紹介は、『Equal Rights』(1977年)に続き2回目となります。

Bob MarleyをフロントマンとしてプッシュしたいIslandの社長Chris Blackwellらとの確執からIsland第2弾アルバム『Burnin'』(1973年)を最後にBunny Wailerと共にThe Wailersを脱退したPeter Tosh

そして、ソロ第一弾アルバムとなるのが本作『Legalize It』(1976年)です。

"歩くカミソリ "Peter Toshらしい過激なメッセージを打ち出したデビュー・アルバムに仕上がっています。

そもそも大麻の畑の中でマリファナを吸う姿の写真をジャケに使い、アルバム・タイトルで『解禁せよ』と訴えていること自体かなり挑発的ですよね。

プロデュースはPeter Tosh自身。

レコーディングには盟友Bunny Wailer(back vo)をはじめ、Al Anderson(g)、Donald Kinsey(g)、Aston Barrett(b)、Robbie Shakespeare(b)、Carlton Barrett(ds)、Carlton "Santa" Davis(ds)、Tyrone Downie(key)、Robbie "Ras" Lee(harmonica)、Rita Marley(back vo)、Judy Mowatt(back vo)といったミュージシャンが参加しています。The Wailersメンバーが中心ですね。

過激なメッセージを打ち出したアルバムですが、サウンドは聴きやすく、意外にメロウ・トラックが多かったりします。

ハイライトは何といってもタイトル曲「Legalize It」。それ以外にEric Claptonのカヴァーでも知られる「What'cha Gonna Do?」The Wailers時代のレパートリーのセルフ・カヴァー「No Sympathy」、ラスタ色を前面に打ち出した「Igziabeher (Let Jah Be Praised)」あたりが目立ちますかね。

個人的にはToshらしさを感じる「Burial」、メロウな「Ketchy Shuby」Bob Marley風の「Why Must I Cry」、キャッチーな「Brand New Second Hand」あたりも好きです。

レゲエ・クラシックに相応しい充実の1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Legalize It」
Peter Tosh作。ソロ・アルバムのど頭がスモーキン・アンセムというのがPeter Toshらしいですね。まぁ、歌詞の内容はさておき、純粋にサウンドのみに着目しても少し気だるいToshのヴォーカルとルーツ・ロック・サウンドが醸し出す雰囲気がいいですね。。
https://www.youtube.com/watch?v=j6QkVTx2d88

息子のAndrew Toshをはじめ、Johnny Clarke、UB40、Luciano、Bushmanがカヴァーしています。また、DJ Gruff「Bom Cilomo」でサンプリングされ、Sublime「Legal Dub」、Farruko and Bad Bunny「La Cartera」でリズムが引用されています。
Andrew Tosh「Legalize It」
 https://www.youtube.com/watch?v=vI2KxBGt_OM
Johnny Clarke「Legalize It」
 https://www.youtube.com/watch?v=8bzfzwbBjdo
UB40「Legalize It」
 https://www.youtube.com/watch?v=bOlc71aiA00
Luciano「Legalize It」
 https://www.youtube.com/watch?v=z9cCPjKpX4U
「Legalize It」
 https://www.youtube.com/watch?v=5CPpPBXx1EA
Sublime「Legal Dub」
 https://www.youtube.com/watch?v=jNlq4aCzvUQ
Farruko and Bad Bunny「La Cartera」
 https://www.youtube.com/watch?v=7Upae1stIDg

「Burial」
Peter Tosh/Bunny Wailer作。Bob Marleyとは異なるToshの個性を実感できる1曲。今回久々に聴き直して、バッキングも含めてコレが一番格好良く感じました。
https://www.youtube.com/watch?v=usiaMhUkOkg

Cutty Ranks「Limb by Limb」でフレーズが引用されています。
Cutty Ranks「Limb by Limb」
 https://www.youtube.com/watch?v=tPeCHvAJCEQ

「What'cha Gonna Do?」
Peter Tosh作。リラックスした雰囲気が印象的です。Eric Claptonのカヴァーでご存知の方も多いのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=wGpJbD9h-J0

Eric Clapton「What'cha Gonna Do?」
 https://www.youtube.com/watch?v=YFF5PMBVchs

「No Sympathy」
Peter Tosh作。The Wailers時代のレパートリーのセルフ・カヴァー。さらっとしていたThe Wailersヴァージョンと比べてメリハリがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=LwXDm8mbBRs

The Wailers「No Sympathy」
 https://www.youtube.com/watch?v=oDCI1HDbchA

「Why Must I Cry」
Peter Tosh/Bob Marley作。Bob Marleyとの共作曲のせいか、Bob Marley風のメロウな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=0rGo5PkJwpg

「Igziabeher (Let Jah Be Praised)」
Peter Tosh作。ラスタ色を前面に打ち出した1曲。Tyrone Downieの鍵盤が活躍する哀愁モードのレゲエ・サウンドがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=1b-016hJo5s

Bushmanがカヴァーしています。M.sario feat. Monkey Jhayam and Junior Dread「Unica Opcao」でサンプリングされています。
Bushman「Igziabeher 」
 https://www.youtube.com/watch?v=C2zbyP-LamM
M.sario feat. Monkey Jhayam and Junior Dread「Unica Opcao」
 https://www.youtube.com/watch?v=Ypob0yDToBg

「Ketchy Shuby」
Peter Tosh作。メロウ・トラックがお好きな人であればコレがおススメです。真夏の昼寝のBGMにフィットしそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=4tQX7lUEvng

「Till Your Well Runs Dry」
Peter Tosh/Bunny Wailer作。Eric Claptonがカヴァーしていますが、いかにもClaptonがカヴァー・セレクトしそうな楽曲ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=_euoe57iz3k

Eric Claptonのカヴァー以外に、Evidence feat. Krondon「Well Runs Dry」でサンプリングされています。
Eric Clapton「Till Your Well Runs Dry」
 https://www.youtube.com/watch?v=y-iNj5PylA8
Evidence feat. Krondon「Well Runs Dry」
 https://www.youtube.com/watch?v=oZTxOEN8JYo

「Brand New Second Hand」
Peter Tosh作。ラストはThe Wailers時代にもレコーディングしていた楽曲のセルフ・カヴァーで締め括ってくれます。女性バック・コーラス陣も含めてキャッチーな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=HPGbAUDhAxg

The Wailersヴァージョンは初期音源集『In the Beginning』で聴くことができます。また、Bushmanがカヴァーしています。
The Wailers「Brand New Second Hand」
 https://www.youtube.com/watch?v=bhlqLUGVzr0
Bushman「Brand New Second Hand」
 https://www.youtube.com/watch?v=LeF7EpagNtU

Peter Toshの他作品もチェックを!

『Equal Rights』(1977年)
Equal Rights

『Bush Doctor』(1978年)
Bush Doctor

『Mystic Man』(1979年)
Mystic Man

『Wanted Dread & Alive』(1981年)
ウォンテッド・ドレッド・アンド・アライヴ

『Mama Africa』(1984年)
Mama Africa

『No Nuclear War』(1987年)
No Nuclear War
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2019年07月13日

Les DeMerle『Live At Concerts By The Sea』

『Concerts By The Sea』、『Transcendental Watusi!』の2in1CD☆Les DeMerle『Live At Concerts By The Sea』
ライヴ・アット・コンサーツ・バイ・ザ・シー
発表年:2004年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ系ジャズ・ドラマー
気分は... :強力2in1!

今回はレア・グルーヴ方面で人気のファンキー・ジャズ・ドラマーLes DeMerle『Concerts By The Sea』(1978年)、The Les DeMerle Transfusion名義の『Transcendental Watusi!』(1979年)という人気作2枚の2in1CD『Live At Concerts By The Sea』です。

1946年N.Y.ブルックリン生まれのジャズ・ドラマーLes DeMerleの紹介は、『Transfusion』(1977年)に続き2回目となります。

本CDは上記のように、『Concerts By The Sea』(1978年)、『Transcendental Watusi!』(1979年)というレア・グルーヴ人気の高い2作品の2in1CDです。

そもそもこの2作品は1978年8月23日にConcerts By The Seaで行われたライブ録音を2枚のアルバムに分けたものなので、本CDが本来の姿なのかもしれません。

上記ジャケは『Concerts By The Sea』のものですが、『Transcendental Watusi!』のオリジナル・ジャケはこんな感じです。

The Les DeMerle Transfusion『Transcendental Watusi!』(1979年)
Transcedental Watusi

レコーディング・メンバーはLes DeMerle(ds)以下、Rex Robinson(b)、Ronald Muldrow(g)、Ramsey Embick(el-p、clavinet、syn)、Dido Morris(congas、per)、Jim Coile(as、ts、ss、fl)、Don Menza(ts、ss、fl)、Ralph Rickert(tp、flh)、Josh Hanna(vo)。

Disc1(『Concerts By The Sea』)で目立つのは、「Music Is The Message」「Freedom Jazz Dance」というJosh Hannaのヴォーカルをフィーチャーしたジャズ・ファンク2曲。

それ以外にソウルフル&ファンキーな「Ambidextrous」、爽快ジャズ・ファンク「San Quentin Quail」、高速ブラジリアン・グルーヴ「Sambandrea Swing」もおススメです。

Disc2(『Transcendental Watusi!』)では、レア・グルーヴ好き向けの「Manfred S」、ミステリアスなメロウ・グルーヴ「Transcendental Watusi」、格好良いベースが牽引するエキサイティングな高速グルーヴ「Daggerpoint」がおススメです。

レア・グルーヴ人気盤2枚の2in1。
悪いはずがありません。

全曲紹介しときやす。

Disc1(『Concerts By The Sea』)

「Quetzal」
Stu Goldberg作。歓声と共に始まるオープニング。エレピや絶妙なホーン・アンサンブルと軽快に駆け抜けるフュージョン・ファンク風の仕上がり。ギター・シンセのソロで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=jppYmnfp9dY

「Ambidextrous」
Eddie Harris作品をカヴァー。オリジナルは『How Can You Live Like That』(1977年)に収録されています。ソウル・フィーリングのファンキー・チューンに仕上がっています。芳醇な味わいがあっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Fhsqd-4sj0I

「Island Winds」
Robby Robinson作。コンガ、ベース、エレピで始まり、DeMerleのドラムやフルート、さらにはホーン隊と音が加わっていくレイヤー感が格好良い演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=G28F53l0ElQ

「Music Is The Message」
Brian Atkinson作。Josh Hannaのヴォーカルをフィーチャーした格好良いジャズ・ファンク。推進力のあるグルーヴと鮮やかなホーン・サウンドの組み合わせがサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=lpT3mlKZncM

「San Quentin Quail」
Les DeMerle作。抜けのいい爽快ジャズ・ファンク。サマー・モードにフィットします。ライブらしい各プレイヤーの見せ場もあって楽しめます。

「Freedom Jazz Dance」
Eddie Harris作のダンス・クラシックをカヴァー。Josh Hannaのスキャット・ヴォーカルをフィーチャーしたタイトなジャズ・ファンクに仕上がっています。DeMerleの格好良いドラミングも存分に堪能できる好カヴァーです。
https://www.youtube.com/watch?v=7D7Ix6r8iac

本曲に関して、当ブログではMiles DavisWoody HermanBrian Auger's Oblivion ExpressHarold McKinneyのカヴァーも紹介済みです。

「Sambandrea Swing」
Don Menza作。タイトルの通り、高速ブラジリアン・グルーヴで一気に駆け抜けていきます。エキサイティングなホーン・アンサンブルにもグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=iT6C1nSR8cE

Disc2(『Transcendental Watusi!』)

「Manfred S」
Sid Blair作。DeMerleの格好良いドラム・ブレイクと共に始まるジャズ・ファンク。レア・グルーヴ好みの演奏を満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=Y_OjztXzpKM

「Once Upon A Time」
Robby Robinson作。哀愁モードの演奏ですが適度にパーカッシヴなのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=KG2AcBGx_7I

「Ear Food」
Les DeMerle作。ジャズ・ユニット的な演奏で楽しませてくれます。また、DeMerleのドラム・ソロもたっぷり満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=-nue6qOSk2o

「Transcendental Watusi」
Roland Vasquez作。フルートがナビゲートする少しミステリアスなメロウ・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=QLJj7REsu1s

「Daggerpoint」
Bettie Ross作。Rex Robinsoの格好良いベースが牽引する高速グルーヴ。アドレナリン出まくりな感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=e5nbxXlJYr0

「In Transit」
Eddie Harris作。ラストは10分超の演奏です。前半は美しく優雅なアンサンブルで楽しませてくれます。後半は一変し、DeMerleのドラム・ソロ・タイムに・・・

ご興味がある方はLes DeMerleの他作品もチェックを!

『Spectrum』(1970年)
Spectrum

『Transfusion』(1977年)
トランスフュージョン
posted by ez at 04:01| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月10日

Burton Inc.『L.A. Will Make You Pay $$$』

レア・グルーヴ人気作☆Burton Inc.『L.A. Will Make You Pay $$$』
L.A.ウィル・メイク・ユー・ペイ・ダラーズ(紙ジャケット仕様)
発表年:1976年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ系ローカル・ファンク/ソウル
気分は... :ジャケはB級以下ですが・・

今回はレア・グルーヴ人気作Burton Inc.『L.A. Will Make You Pay $$$』(1976年)です。

Burton Inc.は、Charles BurtonBarbara BurtonのBurton夫妻によるファンク/ソウル・プロジェクト。本作『L.A. Will Make You Pay $$$』(1976年)が唯一のアルバムとなります。

Burton夫妻はオハイオのローカル・ファンク・バンドMessengers Incorporatedの中心メンバーでした。
Messengers Incorporatedとしてはアルバム『Soulful Proclamation』(1972年)をリリースしています。

本作『L.A. Will Make You Pay $$$』(1976年)は、某ディスク・ガイドにも掲載され、アナログはレア盤として高値で取引されたことで知られる1枚です。近年は国内外でCD化されたことで、かなり入手しやすくなりました。

Barbara Burtonの素晴らしいヴォーカルと、都会的センスの中に少しイナたさが残るファンキー・サウンドの絶妙な組み合わせが魅力のアルバムです。

ダンサブルなモダン・ソウルの「L.A. Will Make You Pay」「You Know I Love You」、メロウ・バラードの「Groovin' At The Night Club」「Nation Song」あたりがおススメです。

プロデュースもBurton夫妻です。

レア・グルーヴ人気作というのも頷ける充実の1枚です。

全曲紹介しときやす。

「L.A. Will Make You Pay」
おススメその1。ファンキーなモダン・ダンサーのタイトル曲はアルバムのハイライト。タイトルの通り、西海岸をイメージさせる開放的なファンキー・サウンドとBarbara Burtonの伸びやかなヴォーカルが躍動します。
https://www.youtube.com/watch?v=en4RFRxHxlo

「Sincerely Yours」
切ないソウル・バラードですが、Barbaraのシンガーとしての魅力が伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=Ygy4Tg1aSmw

「Why Don't You Let Me Know」
快調なホーン・サウンドが先導するファンキーな疾走感が魅力の1曲。ここでのBarbaraは歌いすぎず、ファンキー・グルーヴの中に溶け込んでいる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=QLjPozZ8-fM

「Who You Gonna Get」
ソウル・ヴォーカル・グループ調のミディアム・ソウル。オーセンティックな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=QhKDxF6weGw

「You Know I Love You」
おススメその2。Barbaraのヴォーカルが輝きを放つ、ダンサブルなモダン・ソウル。秀逸なホーン・アレンジも盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=oAO2IWUQPSY

「Groovin' At The Night Club」
おススメその3。メロウ・バラード好きにはたまらない1曲。Barbaraのヴォーカルの瑞々しさがサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=geIyEfe8a5g

「See What You Made Me Do」
ローカル・ファンク・バンドらしく少しイナたいファンク・チューン。スペイシーなアクセントはご愛嬌(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=0WOPt7v7qGA

「Nation Song」
おススメその4。ラストもメロウ・バラードで締め括ってくれます。日本をはじめ、様々な国名が歌われます。
https://www.youtube.com/watch?v=3xJ5bFNu-IM

ご興味がある方はMessengers Incorporatedのアルバムもチェックを!

Messengers Incorporated『Soulful Proclamation』(1972年)
ソウルフル・プロクラメイション(紙ジャケット仕様)
posted by ez at 01:05| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月06日

The New Dave Pike Set & Grupo Baiafro In Bahia『Salomao』

ブラジリアン・パーカッション・ユニットとの共演作☆The New Dave Pike Set & Grupo Baiafro In Bahia『Salomao』
Salomao
発表年:1972年
ez的ジャンル:MPS系ジャズ・ロック×ブラジリアン・パーカッション
気分は... :バイーアの風

ジャズ・ヴァイヴ奏者Dave Pike率いるThe Dave Pike Setがメンバーを一新し、The New Dave Pike Set名義でリリースした『Salomao』(1972年)です。

当ブログでこれまで紹介したDave Pike関連作品は以下の5枚。

 The Dave Pike Quartet『Pike's Peak』(1961年)
 Dave Pike『Bossa Nova Carnival』(1962年)
 Dave Pike And His Orchestra『Manhattan Latin』(1964年)
 The Dave Pike Set『Noisy Silence-Gentle Noise』(1969年)
 The Dave Pike Set『Four Reasons』(1969年)

シタール人気曲「Mathar」『Noisy Silence-Gentle Noise』収録)で有名なThe Dave Pike Setですが、本作『Salomao』(1972年)ではDave Pike(vib)、Volker Kriegel(g)以外のメンバーが変わり、Eberhard Weber(b)、Marc Hellman(ds)が加わり、The New Dave Pike Setを名乗っています。

結果として、The New Dave Pike Set名義では唯一のアルバムとなった本作『Salomao』(1972年)ですが、最大の特徴はDjalma Correa率いるブラジル、バイーアの・パーカッション・ユニットGrupo Baiafroとの共演です。そのため、本作はブラジル、リオデジャネイロでレコーディングされました。

13分超のサイケデリック・グルーヴ「Salomao」、ドープなクロスオーヴァー「Berimbass」など土着的グルーヴが印象的なアルバムです。

その極めつけがメンバー4名とGrupo Baiafroをそれぞれフィーチャーした5部構成の「Ritmos Do Bahia」です。

楽曲はすべてThe New Dave Pike SetおよびGrupo Baiafroのメンバーによるオリジナルです。

ジャズ・ロックとバイーアの土着的リズムの融合を満喫できる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Salomao」
13分超のタイトル曲は密林の中の土着的サイケデリック・グルーヴといった雰囲気です。このタイプの演奏ではVolker Kriegelのギターが冴え渡ります。その
https://www.youtube.com/watch?v=GuwtUUTDg3s

「Berimbass」
エレクトリック・ベース、ビリンバウ、パーカッションによりドープな土着的クロスオーヴァー・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=WD6eBV6OnJs

「An Evening With Vincent Van Ritz」
神秘的な静寂さが印象的な演奏です。Pikeのヴァイヴと抑えたトーンのブラジリアン・パーカッションの組み合わせがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=ZGY_PZEmaM0

「Ritmos Do Bahia: Samba De Rhoda/Dave」
ここからはGrupo Baiafroとのセッションらしくバイーアの息吹を前面に打ち出した5曲。それぞれメンバーやGrupo Baiafroの名が冠されています。本曲はタイトルの通り、Dave Pikeのヴァイヴを前面に打ち出した高速サンバ・グルーヴ。ジャズ・ロックもしっかりあって一番Dave Pike Setらしい演奏かも?
https://www.youtube.com/watch?v=RR47LP2abk4

「Ritmos Do Bahia: Baion/Eberhard」
Eberhard Weberのエレクトリック・ベースとGrupo Baiafroによる土着的リズムの融合ですが、結果つぉいて格好良いクロスオーヴァー・ジャズに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=lLXEnOJxSzA

「Ritmos Do Bahia: Baiafrock/Volker」
Volkerのギターが冴え渡る少しサイケなブラジリアン・ジャズ・ロックは僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=nTPHWe-vszs

「Ritmos Do Bahia: Marc」
Grupo Baiafroに触発されたであろうMarc Hellmanのドラム・ソロ。
https://www.youtube.com/watch?v=4ndl3KKqfBc

「Ritmos Do Bahia: Baiafro」
Marcのドラム・ソロを受け継ぐかたちで、Grupo Baiafroによるエキサイティングなパーカッション・セッションが繰り広げられます。
https://www.youtube.com/watch?v=1xzyUuHpU6I

Dave Pike関連の他作品もチェックを!

Dave Pike『It's Time for Dave Pike』(1961年)
It's Time for Dave Pike

The Dave Pike Quartet『Pike's Peak』(1961年)
PIKE'S PEAK

Dave Pike『Bossa Nova Carnival』(1962年)
ボサ・ノヴァ・カーニヴァル+リンボ・カーニバル

Dave Pike And His Orchestra‎『Manhattan Latin』(1964年)
Manhattan Latin (Dig)

The Dave Pike Set『Got the Feeling』(1968年)
Got the Feeling

The Dave Pike Set『Noisy Silence-Gentle Noise』(1969年)
ノイジー・サイレンス-ジェントル・ノイズ(紙ジャケット仕様)

The Dave Pike Set『Four Reasons』(1969年)
Four Reasons

Dave Pike『The Doors of Perception』(1970年)
Doors of Perception

The Dave Pike Set『Live at the Philharmonie』(1970年)
Live at the Philharmonie (Mlps)

The Dave Pike Set『Infra-Red』(1970年)
Infra-Red

The Dave Pike Set『Album』(1971年)
アルバム
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