2018年11月16日

Brainstorm『Journey To The Light』

キャッチーかつ洗練されたファンク/ディスコ作品☆Brainstorm『Journey To The Light』
ジャーニー・トゥ・ザ・ライト+4 [名盤1000円]
発表年:1978年
ez的ジャンル:Tabu Records系ファンク/ディスコ
気分は... :シンパシーorエンパシー?

今回は70年代ファンク/ディスコ作品からBrainstorm『Journey To The Light』(1978年)です。

Brainstormは1976年デトロイトで結成されたファンク/ディスコ・バンド。

Tabu Recordsから『Stormin'』(1977年)、『Journey To The Light』(1978年)、『Funky Entertainment』(1979年)という3枚のアルバムをリリースしています。

1977年にシングル「Lovin' Is Really My Game」をディスコ・ヒットさせています。

本作『Journey To The Light』におけるメンバーはBelita Woods(vo)、Deon Estus(b)、Renell Gonsalves(ds、per)、Gerald Ken(g)、William L. Wooten, III (p、el-p、syn)、Trenita Womack(fl、per)、Jeryl Bright(tb、per、back vo)、Larry Sims(tp、flh)、Charles Overton(as、ts、ss、back vo)、

ベースのDeon Estusは、後にWham!George Michaelのバックを務め、自身もソロ・アーティストとして、George Michaelプロデュースのシングル「Heaven Help Me」(1989年)をUSシングル・チャート第5位へ送り込んでいます。また、Jeryl Brightは後にCameoに加入し、さらにはMCBを結成しています。

プロデュースはJerry Peters

アルバム全体として、ヴォーカル、サウンド共に洗練されたキャッチーなファンク/ディスコ作品に仕上がっています。

ハイライトは、「We're On Our Way Home (Part 1)」「Journey To The Light」というダンス・クラシック2曲。

それ以外にもStevie Wonderのカヴァー「Everytime I See You, I Go Wild!」、フリーソウル的メロウ・グルーヴ「Brand New Day」、シングルにもなったスウィート・バラード「Loving Just You」、アーバンなメロウ・ミディアム「If You Ever Need To Cry」等聴き所満載です。

個人的にも、かなりど真ん中の1枚です。

全曲紹介しときやす。

「We're On Our Way Home (Part 1)」
ガラージ・クラシックとして人気のオープニング。Deon Estusの格好良いベースと共に始まる、華やかなディスコ・ダンサー。ポップなエッセンスもあって実にキャッチーです。
https://www.youtube.com/watch?v=qo1EKsAgeaQ

「Loving Just You」
シングルにもラブ・バラード。ソウル・グループ調のコーラスワークを聴けるスウィートな仕上がり。若々しいハイトーン・ヴォーカルが映えます。
https://www.youtube.com/watch?v=fZb0cPd1gE0

「Everytime I See You, I Go Wild!」
Stevie Wonderのカヴァー。オリジナルはアルバム『I Was Made to Love Her』(1967年)に収録されています。Belita Woodsの女性ヴォーカルが映えるスペイシーなミディアム・ファンクに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=BjLUW76PTdI

Jean Grae「The Jam」、Atmosphere「Mattress」のサンプリング・ソースとなっています。
Atmosphere「Mattress」
 https://www.youtube.com/watch?v=RRcLFA0wW80

「Brand New Day」
僕の密かなお気に入り。ブラジリアン・フレイヴァーを織り交ぜたメロウ・グルーヴ。フリーソウル好きの人は気に入るのでは?聴いているだけでハッピー・モードになります。
https://www.youtube.com/watch?v=Famyn8DLitY

「Journey To The Light」
「We're On Our Way Home (Part 1)」と並ぶダンス・クラシック。鮮やかなホーン・アンサンブルが印象的なEW&F調のファンク・チューンに仕上がっています。スペイシー・シンセがこの時代らしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=hJmKVhChuC4

4Hero「Journey From the Light」、Actual Proof feat. TP「Show You the Way」のサンプリング・ソースとなっています。
Actual Proof feat. TP「Show You the Way」
 https://www.youtube.com/watch?v=NqqDoed3jVw

「If You Ever Need To Cry」
Belitaのヴォーカルが映えるアーバン・メロウなミディアム・バラード。全体として実に洗練されています。
https://www.youtube.com/watch?v=fuYpPq2iSng

「We're On Our Way Home (Part 2)」
「We're On Our Way Home (Part 1)」のPart 2。Part 1の流れを受け継ぐ華やかなディスコ・ダンサーで盛り上げてくれます。

「Positive Thinking」
本編ラストはラテン・フレイヴァーを効かせたメロウ・フュージョン調のジャズ・ファンクで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=sO6GV7uWhdg

CDにはボーナス・トラックとして、strong>「The Visitor」、「Loving Just You (7" Stereo Version)」「Loving Just You (7" Mono Version)」「We're On Our Way Home (Parts 1 & 2)」が収録されています。特に、12"が大人気であった「We're On Our Way Home (Parts 1 & 2)」の収録は嬉しい限りです。

Brainstormの他作品もチェックを!

『Stormin'』(1977年)
ストーミン+5

『Funky Entertainment』(1979年)
Funky Entertainment
posted by ez at 03:10| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月13日

Gabor Szabo『Mizrab』

異才ジャズ・ギタリストによるCTIレコーディング☆Gabor Szabo『Mizrab』
ミズラブ
発表年:1973年
ez的ジャンル:異才ジャズ・ギタリスト
気分は... :エンパワメント!

今回はハンガリー出身のジャズ・ギタリストGabor SzaboCTIレコーディング作品『Mizrab』(1973年)です。
※1972年録音、1973年リリース

60年代後半にはGary McFarlandと共にSkyeレコードを立ち上げたとでも知られる異才ギタリストGabor Szaboについて、これまで当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Gypsy '66』(1966年)
 『Spellbinder』(1966年)
 『Jazz Raga』(1967年)

本作『Mizrab』は、CTIでのレコーディングです。CTIの総帥Creed TaylorとはImpulse!時代からの知り合いであり、CTIでのレコーディングも自然な流れだったのかもしれません。

レコーディングにはGabor Szabo(g)以下、Bob James(el-p)、Ron Carter(b)、Billy Cobham(ds)、Jack DeJohnette(ds)、Ralph MacDonald(per)、Marvin Stamm(tp、flh)、Wayne Andre(tb)、Hubert Laws(fl、piccolo)等が参加しています。

この参加メンバーをメンバーを見れば、Szaboに対する歓迎ぶりが窺えます。

プロデューサーはCreed Taylor、アレンジャーはBob James

CTIらしい聴きやすさと、Gabor Szaboらしいミステリアス&エキゾチックなギター・ワールドが調和した美学を感じるジャズ・ギター作品です。

全曲紹介しときやす。

「Mizrab」
Gabor Szabo作。『Jazz Raga』収録曲の再演。タブラ&シタールのラーガ色が強かった『Jazz Raga』ヴァージョンに対して、本ヴァージョンはCTIらしいクロスオーヴァー・サウンドとSzaboならではのミステリアスなエキゾチック・ムードが融合した演奏を楽しめます。抑えたトーンながらも各プレイヤーが存在感のある演奏を披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=rVBRC1JKGt4

「Thirteen」
Gabor Szabo作。Szaboのギター・ソロで静かに始まり、次第にリズミックな展開に・・・淡々とした中にも美学を感じるジャズ・ファンク調の演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=Ld310BQioTw

「It's Going to Take Some Time」
CarpentersもカヴァーしたCarole King作品をカヴァー(Carole King/Toni Stern作)。オリジナルは『Music』(1971年)に収録されています。個人的にも『Music』で一番好きな楽曲なので、嬉しいカヴァーです。演奏自体も、Ralph MacDonaldのコンガが効いたパーカッシヴ・リズムをバックに、Szaboがメロウなプレイを聴かせてくれる僕好みのサウンドに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=0cMkyL-hU9k

「Concerto #2」
旧ソ連の巨匠Dmitri Shostakovich作品、「ショスタコーヴィチの協奏曲 第2番」をカヴァー。美しいストリングス・アンサンブルとSzaboのエキゾチックなギター・ワールドの融合を楽しむことができます。ある意味、CTIレコーディングらしい音世界かもしてませんね。

「Summer Breeze」
ラストはSeals & Croft、1972年の大ヒット曲をカヴァー(Jim Seals/Dash Crofts作)。Isley Brothersのカヴァーでもお馴染みの曲ですね。当ブログでは、そのIsleysヴァージョンをはじめ、FingazzStylusThe Main IngredientRobert Glasper Experimentのカヴァーを紹介済みです。Bob Jamesが冴えるリラックスしたメロウネスが心地好い演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=S0NAZrTvbyk

他のGabor Szabo作品もチェックを!

『Gypsy '66』(1966年)
ジプシー ’66

『Spellbinder』(1966年)
Spellbinder

Gary McFarland/Gabor Szabo『Simpatico』(1966年)
シンパティコ(SIMPATICO) (MEG-CD)

『Jazz Raga』(1967年)
JAZZ RAGA

『The Sorcerer』(1967年)
ソーサラー

『More Sorcery』(1967年)
モア・ソーサリー

Gabor Szabo & The California Dreamers『Wind Sky and Diamonds』(1967年)
Wind, Sky And Diamonds

『Bacchanal』(1968年)
BACCHANAL

『Dreams』(1968年)
ドリームス

『1969』(1969年)
1969

Lena Horne & Gabor Szabo『Lena & Gabor』(1969年)
リナ&ガボール(紙ジャケット仕様)

『Magical Connection』(1970年)
Magical Connection

『High Contrast』(1971年)
High Contrast

『Macho』(1975年)
Macho

『Nightflight』(1976年)
c

『Faces』(1977年)
Faces

『Femme Fatale』(1981年)
Femme Fatale
posted by ez at 02:33| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月10日

Pharoah Sanders『Village Of The Pharoahs』

人気曲「Mansion Worlds」収録のスピリチュアル・ジャズ☆Pharoah Sanders『Village Of The Pharoahs』
ヴィレッジ・オブ・ザ・ファラオズ
発表年:1973年
ez的ジャンル:スピリチュアル・ジャズ
気分は... :コア・リフレクションへ・・・

今回はスピリチュアル・ジャズ作品Pharoah Sanders『Village Of The Pharoahs』(1973年)です。

スピリチュアル・ジャズの大物サックス奏者Pharoah Sandersについて、当ブログで紹介したのは以下の10枚。

 『Izipho Zam』(1969年)
 『Karma』(1969年)
 『Deaf Dumb Blind (Summun Bukmun Umyun)』(1970年)
 『Thembi』(1970年)
 『Black Unity』(1971年)
 『Elevation』(1973年)
 『Love In Us All』(1975年)
 『Journey To The One』(1980年)
 『Rejoice』(1981年)
 Pharoah Sanders & Norman Connors『Beyond A Dream』(1981年)

Impulse!からリリースされた本作『Village Of The Pharoahs』は以下の3つのセッションから構成されています。

「Mansion Worlds」のレコーディング・メンバー(1971年12月録音)
Pharoah Sanders(ss、bells)、Joe Bonner(p)、Stanley Clarke(b)、Cecil McBee(b)、Norman Connors(ds)、Lawrence Killian(conga、per)、 Marvin Peterson(per)。

「Memories of Lee Morgan」のレコーディング・メンバー(1972年11月録音)
Pharoah Sanders(ss、bells)、 Arthur Webb(fl)、Joe Bonner(p)、Stanley Clarke(b)、Cecil McBee(b)、Norman Connors(ds)。

上記以外の楽曲のレコーディング・メンバー(1973年9月録音)
Pharoah Sanders(ts、ss、per、vo、bells)、Sedatrius Brown(vo)、Joe Bonner(p、shakuhachi、fl、per)、 Calvin Hill(b)、Jimmy Hopps(ds)、Lawrence Killian(conga)、Kenneth Nash(sakara ceramic ds、per)、Kylo Kylo(tambura、per)。

一番の注目は、3部構成で16分超となる壮大なスケールのエキゾチックなスピリチュアル・ジャズ「Village of the Pharoahs Part 1〜3」だと思いますが、Pharoahファンであれば、『Elevation』(1973年)に通じる疾走感が格好良い「Mansion Worlds」をイチオシする人が多いのでは?

前年に射殺された天才トランぺッターLee Morganに捧げれた「Memories of Lee Morgan」も感動的で気に入っています。

また、ラストのソウルを媒介にスピリチュアル・ジャズとストレート・アヘッドなジャズが融合したユニークな演奏を楽しめる「Went Like It Came」もいい雰囲気です。

楽曲はすべてPharoah Sandersのオリジナルです。

全曲紹介しときやす。

「Village of the Pharoahs Part 1」
「Village of the Pharoahs Part 2」
「Village of the Pharoahs Part 3」
3部構成のタイトル曲。壮大なスケールのエキゾチックでカオスなスピリチュアル・ジャズが展開されます。パーカッション・アンサンブルとPharoahのフリーキーなサックスが生み出すエキゾチックな雰囲気がいいですね。そして、Sedatrius Brownらのコーラスが加わると、知らぬ間に宗教儀式の真っ只中にいるような気分になってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=aWCAOzXvk3M

「Myth」
宗教儀式のようなヴォーカルを中心とした2分に満たない短い演奏です。

「Mansion Worlds」
僕の一番のお気に入り。Joe Bonnerの美しいピアノと共にパーカッシヴに疾走するPharoah印100%のスピリチュアル・ジャズ。Pharoahのソプラノ・サックスが崇高なスピリチュアル・ワールドへ誘ってくれます。
僕の大好きな『Elevation』(1973年)のサウンドを予感させる演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=XpCe2ilgSdc

「Memories of Lee Morgan」
本曲のレコーディングと同じ1972年に射殺された天才トランぺッターLee Morganに捧げれた1曲。PharoahとLee Morganというのは、全く異なるタイプのジャズ・ミュージシャンという印象だけに、実に興味深いですね。美しく感動的なスピリチュアル・ジャズで悲運の天才Lee Morganを追悼しています。
https://www.youtube.com/watch?v=OvpMnH0AS8A

「Went Like It Came」
ラストは、カオスなスピリチュアル・ジャズとストレート・アヘッドなジャズが融合し、ソウルフルな味わいが加味されたユニークな演奏で締め括ってくれます。

Pharoah Sandersの過去記事もチェックを!

Pharoah Sanders『Izipho Zam』(1969年)
Izipho Zam

Pharoah Sanders『Karma』(1969年)
カーマ

Pharoah Sanders『Deaf Dumb Blind (Summun Bukmun Umyun)』(1970年)
SUMMUM BUKMUM UMYUM(紙ジャケット仕様)

Pharoah Sanders『Thembi』(1970年)
Thembi

Pharoah Sanders『Black Unity』(1971年)
Black Unity

Pharoah Sanders『Elevation』(1973年)
Elevation (Reis)

Pharoah Sanders『Love In Us All』(1975年)
ラヴ・イン・アス・オール(紙ジャケット仕様)

Pharoah Sanders『Journey To The One』(1980年)
ジャーニー・トゥ・ザ・ワン

Pharoah Sanders『Rejoice』(1981年)
リジョイス

Pharoah Sanders & Norman Connors『Beyond A Dream』(1981年)
ビヨンド・ア・ドリーム(期間生産限定盤)
posted by ez at 01:28| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月07日

Tierra『Tierra』

元El Chicanoメンバーが結成したL.A.ラテン・ロック・バンド☆Tierra『Tierra』
ティエラ
発表年:1973年
ez的ジャンル:チカーノ系ラテン・ロック
気分は... :iPhoneトラブルで・・・

昨日はiPhoneのiOSアップデート・トラブルで1日棒に振ってしまいました。

Appleのリモートサポートを利用したものの解決せず、仕方なく正規修理サービス店に持ち込む羽目に・・・

いくつか近隣の正規修理サービス店に事前連絡してみましたが、どの店も予約が一杯の状況。

最悪、昨日内でのトラブル解決は無理かもしれないと覚悟しつつ、とりあえず電話応対が一番丁寧であったビックカメラ某店へ持ち込んでみました。

結果として、丁寧かつ迅速に対応して頂き、受付から30分強で不具合が解決!
大満足のサービス対応で、すっかりお店のファンになってしまいました。

トラブルに振り回された1日でしたが、最後は期待以上のスピード解決となり、不思議とスッキリ気分・・・

それでも帰宅したら、心身共にグッタリ・モードで飯も食わずに数時間眠ってしまいました。

さて、今回は70年代US西海岸チカーノ・バンド作品からTierra『Tierra』(1973年)です。

Tierraは、El ChicanoのメンバーであったSteveRudySalas兄弟を中心に、L.A.で結成されたチカーノ系ラテン・ロック・バンド。

デビュー・アルバムとなる本作『Tierra』(1973年)を皮切りに、13枚のアルバムをリリースしています。1980年にはアルバム『City Nights』からのシングル「Together」(The Intrudersのカヴァー)がUSチャート第18位のヒットとなっています。

本作におけるメンバーはSteve Salas(vo、b)、Rudy Salas(g、vo)、David Torres, Jr.(key、brass、fl、recorder)、Kenny Roman(ds、timbales、per)、Conrad Lozano(b)。

Conrad Lozanoは、Los Lobosのメンバーといった方が馴染みがあるかもしれませんね。

プロデュースはArt Brambila

MaloAztecaSapoといったチカーノ系ラテン・グルーヴがお好きな人であれば、気に入るラテン・ロックだと思います。

ただし、前掲のチカーノ系グループと比較して、ドラマティックな展開やジャズ・フィーリングの大胆な導入など捻りの効いた作品に仕上がっています。

ラテン・ロック好きの人はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Tierra」
Rudy Salas/Steve Salas作。ルーツを感じる神秘的なフルート&ピッコロの音色に続き、Rudy Salasのギターが火を吹く灼熱のラテン・ロックが展開されます。
https://www.youtube.com/watch?v=GuQDadnHMak

「La Feria」
David Torres, Jr./Rudy Salas/Steve Salas作。MaloAztecaSapoあたりがお好きな人は気に入るであろうグルーヴィーなラテン・ロック。Rudy Salasのギターもキマっています。
https://www.youtube.com/watch?v=vUGALI3BQ38

「Together」
Steve Salas作。1980年にヒットした「Together」とは同名異曲です。アコースティックの質感の哀愁メロウ・バラード。中盤はRudy Salasのギターがむせび泣き、終盤はソウル・グループ調のコーラスを聴かせてくれます。

「If I Come This Way」
David Torres, Jr./Rudy Salas作。7分を超える大作。前半はDavid Torres, Jr.のジャズ・フィーリングのピアノが牽引します。中盤以降は美しいハーモニーによるピースフルなラテン・ロックが展開されます。

「Take What's Yours」
David Torres, Jr./Rudy Salas作。アルバムで最もロック色の強い仕上がり。ブラス・ロック調の緩急織り交ぜながら、ロック・グループとしての確かな演奏力を示してくれます。

「Gema」
"Guicho" Cisneros作。メキシコのポピュラー・スタンダードのカヴァー。古き良き伝統の哀愁メロディを素敵なスパニッシュのヴォーカル・ワークで聴かせてくれます。

「Doorsteps Of Your World」
David Torres, Jr.作。David Torres, Jr.の持つジャズ・フィーリングとラテン・ロックに取り込んだクロスオーヴァー感のあるラテン・グルーヴ。

「Barrio Suite」
David Torres, Jr./Rudy Salas/Steve Salas作。バリオ(L.A.のチカーノ居住区)のことを歌った組曲。歌詞・サウンド共にラテン・ロック・オペラといった雰囲気の大作です。

『Stranded』(1975年)
Stranded
posted by ez at 01:37| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月03日

Bobby Glenn『Shout It Out!』

レア・グルーヴとして再評価の高いモダン・ソウル作品☆Bobby Glenn『Shout It Out!』
SHOUT IT OUT!   シャウト・イット・アウト!
発表年:1976年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ系男性ソウル
気分は... :スパークル!

今回はレア・グルーヴとして再評価の高い1枚、Bobby Glenn『Shout It Out!』(1976年)です。

男性ソウル・シンガーBobby Glennの詳しいプロフィールは不明です。アルバムは今回紹介する『Shout It Out!』(1976年)のみ、それ以外にシングル「Bad Connection」(1989年)、12"シングルRocq-e Harrell & Bobby Glenn「It's Just A Matter Of Time」(1991年)をリリースしています。

L.A.のマイナー・レーベルKoalaからリリースされた本作が注目されるきっかけとなったのが、Hip-Hop界のキングJay-Zの大ヒット・アルバム『The Blueprint』(2001年)の収録曲「Song Cry」のサンプリング・ソースとして、本作収録の「Sounds Like A Love Song」が使われたことです。
Jay-Z「Song Cry」
 https://www.youtube.com/watch?v=w5srnNrICJo

それ以外の文脈としては、絶頂期のEarth, Wind & Fireのメンバーが大挙して参加している作品としてもレア・グルーヴ的価値の高い1枚です。

プロデュースはDouglas GibbsGlen Scott、さらにはEW&FRalph Johnson

レコーディングにはRalph Johnson(ds、per)、Al McKay(g)、Larry Dunn(el-p)、Phillip Bailey(per)といったEW&F勢をはじめ、L.T.D.Henry Davis(b)、John Raines(ds、per)、Rick Severson(g)、Douglas Gibbs(p、el-p、clavinet)、Bob Farrell(p、el-p)、Kenny Moore(p)、Dorothy Ashby(harp)等ミュージシャンが参加しています。

さらにJulia TillmanMaxine Willard WatersOren WatersというThe Watersの面々等がバック・コーラスを務めています。

前述のJay-Z「Song Cry」サンプリング・ソースとなった「Sounds Like A Love Song」に代表されるように、Donny Hathawayを思わせるBobbyのヴォーカルが映えるスロウ〜ミディアム系が本作の魅力です。

それ以外にも、ニュー・ソウル風のモダン・ソウル「Hey Love!」をはじめ、「Morning Song」「Morning Song」「Put Yourself In My Place, Friendといった曲でDonny Hathaway調の感動的なヴォーカルを満喫できます。

また、EW&F的な音を期待する人には、オープニングのブギー・ファンク「Must Be Funk」がおススメです。

レア・グルーヴ/モダン・ソウル好きの人はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Must Be Funk」
Douglas Gibbs/Ralph Johnson作。EW&F勢の参加作品らしいパワフルなブギー・ファンクがオープニング。主役のBobby以上に女性コーラス隊の方が目立っていますが(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=pzS6mBzz_qI

「Hey Love!」
Douglas Gibbs/Phillip Bailey/Ralph Johnson作。僕の一番のお気に入り。Donny Hathawayを思わせるBobbyのヴォーカルにグッとくるニュー・ソウル風のモダン・ソウルです。
https://www.youtube.com/watch?v=hA5SBmkleHc

「Lady, Lady, Lady」
Douglas Gibbs/Ronnie Crowder作。ミュージカルの挿入歌のような雰囲気のポップ調の仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=Yq2CuPu8N-o

「Sounds Like A Love Song」
Douglas Gibbs/Ralph Johnson作。前述のようにJay-Z「Song Cry」のサンプリング・ソースとなった楽曲。Dorothy Ashbyの美しいハープが印象的なビューティフル・ラブ・ソング。Donny Hathaway調のBobbyのヴォーカルが感動的です。
https://www.youtube.com/watch?v=AgXlVnK0dEY

The Whispers、Walter Jackson、Phyllis Hymanがカヴァーしています。また、Jay-Z「Song Cry」以外にも、2Pac & Outlawz「As the World Turns」、Childish Gambino「Almost There」、Stat Quo「I Am Hip Hop」、Gold Roger「Yunus (Neidische Nazis)」、Tory Lanez「Benevolent」のサンプリング・ソースとなっています。
The Whispers「Sounds Like A Love Song」
 https://www.youtube.com/watch?v=UXxcHo0UcW0
Jay-Z「Song Cry」
 https://www.youtube.com/watch?v=w5srnNrICJo
Childish Gambino「Almost There」
 https://www.youtube.com/watch?v=q2XsmWghwfM
Stat Quo「I Am Hip Hop」
 https://www.youtube.com/watch?v=vztksAE4Zrs

「Shout It Out!」
Charles Mays作。タイトル曲はゴスペル調のノリでファンキーに弾けるグルーヴィー・ソウル。

「Morning Song」
Douglas Gibbs作。女性コーラス隊と息の合ったヴォーカル・ワークを聴かせてくれるスケールの大きなミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=tXhcoOOtToU

「Shake A Hand」
Carol Carmichael作。ゴスペル調のミディアム・グルーヴ。

「Ask」
Douglas Gibbs/Ralph Johnson作。Bobbyの伸びやかなヴォーカルが映えるニュー・ソウル調のメロウ・ミディアム。

「Put Yourself In My Place, Friend/Return Of Funk (Reprise)」
Douglas Gibbs/Ralph Johnson作。Donny Hathaway調のビューティフル・バラード。そして、「Return Of Funk」のリプライズでアルバムは幕を閉じます。
https://www.youtube.com/watch?v=mUN9bRAdSSw

今日は祝日だったんですね。すっかり忘れた・・・
posted by ez at 02:48| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする