2020年03月26日

Matt Bianco『Matt Bianco』


二人Mark体制となった2nd☆Matt Bianco『Matt Bianco』
Matt Bianco
発表年:1986年
ez的ジャンル:フェイク・ボッサ/ラテン系UKポップ
気分は... :行動は自粛!家で音楽で楽しもう!

いよいよ首都東京が危うくなっていますね。

昨日仕事の道すがら中目黒駅周辺を歩いてきましたが、例年の賑わいには到底及ばないものの、自粛疲れの反動で気が緩んでいる人が多いことを実感しました。また、夜は仕事帰りで渋谷経由で帰宅しましたが、いつもの渋谷の景色には及ばないものの危機意識の希薄な若者の群れに出会い、オーバーシュートの可能性を痛感しました。

これでは都知事が会見を開くのも分かる気がします。少なくとも今日、明日はテレワークにしようと思います。

今日は日本でも根強い人気を誇るUKのポップ・ユニットMatt Biancoの2ndアルバム『Matt Bianco』(1986年)です。

1982年にロンドンで結成されたMatt Biancoの紹介は、デビュー・アルバム『Whose Side Are You On』(1984年)に続き2回目となります。

デビュー・アルバム『Whose Side Are You On』(1984年)に続く2ndアルバムとなる本作『Matt Bianco』(1986年)ですが、オリジナル・メンバーのDanny WhiteBasiaが脱退し、Mark Reilly(vo)と新加入のMark Fisher(key、b)のて二人体制で制作された作品です。

プロデュースはメンバー二人とPhil Harding。

また、女性シンガーJenni Evansがリード・ヴォーカルをとる曲もあります。

「Yeh Yeh (12" Dance Mix) 」以外はメンバー二人のオリジナルです。

確信犯的フェイク・モードのブラジル/ラテンのエッセンスを織り交ぜたダンサブルなUKポップを満喫できます。

深く考えず楽しめるUKポップ感覚が閉塞感が蔓延する今の世界情勢に安らぎを与えるのでは?

フェイク・ニュースよりフェイク・ボッサ/ラテンの方が楽しめるはず!

全曲紹介しときやす。

「Yeh Yeh (12" Dance Mix) 」
Rodgers Grant/Pat Patrick/Jon Hendricks作。Georgie Fame & The Blue Flamesの大ヒットで知られる楽曲をカヴァー。シングルはUKチャート第13位となりました。LPにはシングル・ヴァージョンが収録されていますが、CDには12" Dance Mixが収録されています。彼ららしいボッサ/ラテン風味の軽快なダンサブル・チューンで楽しませてくれます。開放的なホーン・サウンドもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=XaXgaHzcBuA
「Yeh Yeh (Single Version) 」※CD未収録
 https://www.youtube.com/watch?v=ty3lKDKXV2g

本曲に関して、当ブログではJimmy CastorMongo Santamariaのカヴァーも紹介済みです。

「Dancing in the Street」
3rdシングル。ファンカラティーナ調のポップなダンサブル・チューン。80年代らしいカラフルなポップ感覚がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=dM-7PZJ2oSE

「Undercover」
スウィンギー・ジャズ調のポップ・チューン。この当時のお洒落ポップらしい雰囲気を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=ePaHU6GcCEM

「Fly by Night」
Jenni Evansがリード・ヴォーカルをとるメロウ・ボッサ・グルーヴ。ラテン風味も取り込んだ確信犯的なフェイク・ボッサ/ラテン・サウンドがこのユニットらしくていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=SgiBkaDv6vw

「Smooth」
妖しげなムードのラテン風味の効いたダンス・チューン。無機質なダンス・サウンドにラテン風味、さらにはサンバのエッセンスも重ねてくる何でもアリな感じが好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=cdJnS5Jk1XE

「I Wonder」
スウィンギー×UKポップ・ソウルなミクスチャー感覚が楽しい1曲。ファストフードの高額メニュー的なお得感があります(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=wVMLCZq0JrI

「Just Can't Stand It」
「Yeh Yeh」に次ぐ2ndシングル。リラックスした雰囲気は悪くありませんが、シングルとして少し地味かも?この曲を聴いていると、本作の前年の大ヒット曲Tears For Fears「Everybody Wants To Rule The World」が聴きたくなります。
https://www.youtube.com/watch?v=SbcCC3mQ26Q

「Summer Song」
アーバン・メロウ×UKジャジー・ポップな雰囲気が心地好い1曲。80年代らしいキラキラ・モードがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=nmUbymil0z8

「Sweetest Love Affair」
スウィンギー×UKポップなバランスが絶妙な1曲。フェイク・モード全開なのに何故か憎めない抜群のセンスがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=527Lfh-rJ3I

「Up Front」
ラストはラテン・モードのポップ・ダンスで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=CCFI7sqREL4

Matt Biancoの他作品もチェックを!

『Whose Side Are You On』(1984年)
WHOSE SIDE ARE YOU ON?

『Indigo』(1988年)
インディゴ

『Samba in Your Casa』(1991年)
Samba In Your Casa

『Another Time Another Place』(1994年)
Another Time Another Place

『Gran Via』(1995年)
Gran Via

『World Go Round』(1998年)
ワールド・ゴー・ラウンド

『Rico』(2000年)
Rico by Matt Bianco

『Echoes』(2002年)
Echoes by Matt Bianco (2002-12-24)

『Matt's Mood』(2004年)
Matt's Mood by MATT BIANCO (2004-06-15)

『Wap Bam Boogie』(2006年)
Wap Bam Boogie by Matt Bianco (2006-02-22)

『Hifi Bossanova』(2009年)
HIFI BOSSANOVA

『Hideaway』(2012年)
HIDEAWAY

『Gravity』(2017年)
Gravity
posted by ez at 04:45| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月18日

Tease『Remember...』

Kipper Jonesを擁したグループの3rd☆Tease『Remember...』
Remember
amazon.com/images/I/51n4YDMudyL._SL160_.jpg" alt="Ordinary Story" border="0" />
発表年:1988年
ez的ジャンル:男性R&B/ファンク・グループ
気分は... :環世界を作る・・・

今回は80年代後半のR&B/ファンク作品からTease『Remember...』(1988年)です。

Teaseは1979年にカリフォルニアで結成された男性R&B/ファンク・グループ。

結成時のメンバーはKipper Jones(vo)、Thomas Organ(g)、Derek Organ(ds)、Rex Salas(key)、Cornelius Mims(b)、Josef Parson(g)という6名。

『Tease』(1983年)、『Tease』(1986年)、『Remember...』(1988年)という3枚のアルバムをリリースしますが、商業的な成功を収めることなくグループは解散します。

そんな不遇のグループでしたが、後にソロ・アーティストとして活動するKipper Jonesが在籍していたこともあり、評論家や音楽ファンからは高い評価を得ていたグループでした。

特にグループのラスト・アルバムとなる本作『Remember...』(1988年)は人気の1枚だと思います。

僕も本作『Remember...』で彼らを知り、その流れで当ブログでも紹介したKipper Jonesのソロ・アルバム『Ordinary Story』(1990年)を愛聴していました。

本作におけるグループのメンバーは、Kipper Jones(vo)、Thomas Organ(g)、Derek Organ(ds)、Jay Shanklin(b)の4名。

さらに前作『Tease』(1986年)にも参加していたChuckii Booker(key)が準メンバー的な位置づけで参加しています。Chuckii Bookerは、その後ソロ・アーティスト/プロデューサーとして活躍します。僕も1stソロ・アルバム『Chuckii』(1989年)はよく聴きました。

話を『Remember...』に戻すと、メイン・プロデューサーはJames Mtume

それ以外にTeaseKipper JonesWinston Johnsonもプロデュースに関与しています。

アルバムは80年代後半らしいダンサブル・チューンとKipper Jonesのヴォーカルが映えるバラード系から構成されています。

James Mtumeプロデュースという点に期待するのであれば、アーバン・ファンクな「Tingle」、ヘヴィ・ファンク「Kick」、アーバン・ミディアム「Let's Stop Pretending」あたりがおススメです。

Kipper Jonesのヴォーカルを満喫したいのであれば、シングルにもなったオーセンティック・バラード「Somewhere, Somebody」、タイトル曲「Remember」「With All My Love」といったバラードがおススメです。

それ以外に「I Can't Stand The Rain」Ann Peebles)、「Hangin' On」(Al Green)、「A Love Of Your Own」Average White Band、Ned Doheny)といった名曲カヴァーも楽しめます。

粗もありますが、色々楽しめるバラエティに富んだ1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Tingle」
James Mtume/Teaseプロデュース。J.Hoo/Rex Salas/K. Colbert作。ダンサブル・チューンではこのオープニングの出来がダントツかも?ブラコン好きも気に入るであろうアーバン・ファンクに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=EAnNi-XYygA

「I Can't Stand The Rain」
James Mtumeプロデュース。Ann Peeblesの名曲カヴァー(Don Bryant/Bernard "Bernie" Miller/Ann Peebles作)。Tawatha Ageeもバック・コーラスで参加しています。良くも悪くも80年代後半のダンサブル・サウンドです。シングルにもなりました。
https://www.youtube.com/watch?v=D2d1UVQZsXY

「Kick」
James Mtume/Teaseプロデュース。J.Hoo/Derek Organ/ Thomas Organ/R. Colhoun作。このグループのファンク・グループとしての一面を満喫できるヘヴィ・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=Xjofl-kVyic

「Somewhere, Somebody」
James Mtume/Kipper Jonesプロデュース。Andrew Kastner/Larry John McNally/Max Gronenthal作。シングルにもなったオーセンティックなソウル・バラード。これまでの流れとは異なるTeaseのもう一つ顔を実感できます。クレジットをよく見るとキーボードでSly Stoneの名がクレジットされています。
https://www.youtube.com/watch?v=19C9dvSU7Vw

「Remember」
James Mtumeプロデュース。J.Hoo/Rex Salas作。タイトル曲もオーセンティックなバラード。Kipper Jonesのヴォーカルの魅力を満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=f4zrnOUOF4o

「Bad Reputation (U're Ruinin My)」
James Mtume/Teaseプロデュース。Z.Z. Hillヴァージョンで知られるDenise LaSalle作品をカヴァー。酒場モードのブルージーな雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=i_SfdzzK7Kw

「Hangin' On」
James Mtumeプロデュース。Al Greenのカヴァー(Michael Allen/Al Green作)。オリジナルはアルバム『Explores Your Mind』収録。今聴くとサウンドは陳腐ですが、Kipper Jonesのヴォーカルは流石です。

「Let's Stop Pretending」
James Mtume/Teaseプロデュース。J.Hoo/Chuckii Booker/Cornelius Mims作。80年代後半らしいアーバン感覚にグッとくる僕好みのミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=q9FtdCNbPJQ

「With All My Love」
Winston Johnson/Teaseプロデュース。P. Henderson作。リアルタイムで聴いていたとき、大好きだったバラード。今回聴いていたら、セットでCarl Anderson feat. Brenda Russell「Baby My Heart」が聴きたくなりました。
https://www.youtube.com/watch?v=DB9Z6EgeW_I

Carl Anderson feat. Brenda Russell「Baby My Heart」(1990年)
 https://www.youtube.com/watch?v=xx0ExbaCNdc

「A Love Of Your Own」
James Mtumeプロデュース。Average White BandやNed Dohenyでお馴染みの名バラードをカヴァー(Hamish Stuart/Ned Doheny作)。黒人グループがブルーアイド・ソウル名曲をカヴァーしている点が興味深いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=qHNnV9zRL1g

『Tease』(1983年)
Tease (Expanded Edition) by Tease

『Tease』(1986年)
Tease

Kipper Jones『Ordinary Story』(1990年)
Ordinary Story
posted by ez at 03:00| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月03日

Sugarhill Gang『Sugarhill Gang』

Hip-Hopの夜明け!「Rapper's Delight」収録☆Sugarhill Gang『Sugarhill Gang』
キープ・イット・リアル シュガ
発表年:1980年
ez的ジャンル:創成期Hip-Hop
気分は... :Hip-Hopの夜明け!

今回はHip-Hopの夜明けとなった歴史的な楽曲「Rapper's Delight」収録のオールド・スクール・クラシックSugarhill Gang『Sugarhill Gang』(1980年)です。

Sugarhill Gangは1979年にWonder MikeMaster GeeBig Bank Hankの3人で結成されたHip-Hopユニット。

厳密には、「Pillow Talk」のヒットで知られる女性ソウル・シンガー/プロデューサーでSugar Hill Recordsの設立者の一人でもあるSylvia Robinsonが、Grandmaster Cazとも交流があったBig Bank Hankを見出して、急ごしらえで作ったユニットのようです。

そんなSylviaの目論見がズバリ当たり、1979年にリリースしたシングル「Rapper's Delight」は、USチャート第36位、同R&Bチャート第4位、UKチャート第3位のヒットなり、USチャート・インした初のHip-Hopシングルとなりました。

その翌年には1stアルバムとなる本作『Sugarhill Gang』をリリースし、こちらもUS R&Bアルバム・チャート第4位となりました。

その後も『8th Wonder』(1981年)、『Rappin' Down Town』(1983年)、『Livin' in the Fast Lane』(1984年)といったアルバムをリリースしますが、「Rapper's Delight」のような成功を収めることはありませんでした。

このようにHip-Hop創成期に大きな役割を果たしたユニットですが、金字塔とも呼べる「Rapper's Delight」のリリックがGrandmaster Cazのパクりということもあり、必ずしもコアなHip-Hopファンの評価が高いとは限らないようです。

それでも「Rapper's Delight」を含む『Sugarhill Gang』(1980年)は、Hip-Hopを知るうえでは欠かせないオールド・スクール・クラシックだと思います。

プロデュースはBilly JonesNate EdmondsSylvia Robinson

アルバムにはSugar Hill Records所属だったソウル/ファンク・バンドPositive Forceや人気女性R&BシンガーAngie Stoneがメンバーであった女性Hip-HopトリオThe Sequenceも参加しています。

全6曲のうち、Hip-Hopしているのは「Rapper's Delight」「Sugarhill Groove」「Rapper's Reprise (Jam-Jam)」の3曲。残りの3曲はスウィート・ソウルやファンク・チューンです。

このあたりのちぐはぐさもHip-Hop創成期らしくて面白いと思います。

「Rapper's Delight」がハイライトですが、個人的には「Rapper's Reprise (Jam-Jam)」「Bad News Don't Bother Me」「Passion Play」あたりもおススメです。

また、4thアルバム『Livin' in the Fast Lane』(1984年)からのボーナス・トラック3曲も僕好みでお得感があります。
※盤によってボーナス・トラックは異なるのでご注意を!

Hip-Hopの夜明けを楽しむべし!

全曲紹介しときやす。

「Rapper's Delight」
Hip-Hopの夜明けとなったクラシック。前述のようにUSチャート第36位、同R&Bチャート第4位、UKチャート第3位となりました。Chic「Good Times」ネタのキャッチーなトラックに乗り、 Grandmaster Cazからパクったリリックでラップします。Positive Forceがバック・コーラスで参加しています。、Love De-Luxe with Hawkshaw's Discophonia「Here Comes That Sound Again」もサンプリングしています。
https://www.youtube.com/watch?v=rKTUAESacQM

このHip-Hopクラシックはカヴァー、サンプリング・ソースとしても大人気で数多くのカヴァーがあり、サンプリング・ソースやフレーズ引用に至っては200以上の楽曲に及びます。
Erick Sermon, Keith Murray & Redman「Rapper's Delight」
 https://www.youtube.com/watch?v=o-mhnqVxkeA
Audio Force Crew「Rapper's Delight With Good Times (Hip Hop Funk Mix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=S6ScrA2zAHc

「Bad News Don't Bother Me」
Hip-Hop色は全くないスウィート・・ソウルですが、これはこれで悪くありません。というかモロに僕好みのメロウネスに満ちた仕上がりに思わずニンマリしてしまいます。Positive Forceがバック・コーラスで参加しています。
https://www.youtube.com/watch?v=E_onJw8zHiY

「Sugarhill Groove」
Pleasure「Glide」をサンプリングしています。オールド・スクールHip-Hopらしさに溢れた1曲に仕上がっています。格好良いファンク・トラックとしても楽しめると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=1bsbd4QEF_A

De La Soul「The Mack Daddy on the Left」、Beastie Boys「Shadrach」MC Solaar「Funky Dreamer」、Stezo「Going for Mine」、Kris Kross feat. Da Brat「Da Bomb (Remix - the Explosive Mix)」等のサンプリング・ソースとなっています。
De La Soul「The Mack Daddy on the Left」
 https://www.youtube.com/watch?v=g6tW9JgqYFc
MC Solaar「Funky Dreamer」
 https://www.youtube.com/watch?v=jen6pDCo8Qo
Stezo「Going for Mine」
 https://www.youtube.com/watch?v=b7dNviz6mb0
Kris Kross feat. Da Brat「Da Bomb (the Explosive Mix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=xx6_ExwP9mE

「Passion Play」
コレも僕好みのアーバンなメロウ・ファンク。
Positive Forceがバック・コーラスで参加しています。
https://www.youtube.com/watch?v=3cny45j0fbw

Brothers Like Outlaw「Deja Vu」、Large Professor「Havin' Fun」、Queen Latifah「No/Yes」、Rhymester「東京, 東京」等のサンプリング・ソースとなっています。
Brothers Like Outlaw「Deja Vu」
 https://www.youtube.com/watch?v=Klv-AC3ATG4
Large Professor「Havin' Fun」
 https://www.youtube.com/watch?v=u7aw_FB7DrI
Queen Latifah「No/Yes」
 https://www.youtube.com/watch?v=8ENHN1cQfX8

「Here I Am」
しっとりと歌い上げるメロウ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=XWbdcNzjawo

「Rapper's Reprise (Jam-Jam)」
この曲もシングルとなりました。The Sequenceをフィーチャリングしています。若き日のAngie Stoneがキュートなフロウを披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=2ZrBhCSIbkw

僕が保有する国内盤CDには4thアルバム『Livin' in the Fast Lane』(1984年)収録された以下の3曲(いずれもシングル曲)がボーナス・トラックとして追加されています。

「Kick It Live From 9 To 5」
Chic「Good Times」Pleasure「Joyous」をサンプリングしたファンキー・トラックが印象的です。スクラッチも強調されて本編以上にオールド・スクールHip-Hop感があるかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=ZeDOR_PjQmY

「Troy」
時期的にHerbie Hancock「Rock It」あたりを意識したようなトラックが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=fFA__--0DQY

「Girls」
The Moments feat. The Whatnauts「Girls」をサンプリング。爽快ヴォーカル・パートも含めて僕好みのキャッチーな1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=yx61prEHhY4

Sugarhill Gangの他作品もチェックを!

『8th Wonder』(1981年)
8th Wonder

『Rapper's Delight: The Best of Sugarhill Gang』(1996年)
ザ・ベスト・オブ・シュガーヒル・ギャング

『Jump on It!』(1999年)
Jump on It
posted by ez at 04:20| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月17日

Kurtis Blow『Kurtis Blow』

Hip-Hop黎明期の金字塔☆Kurtis Blow『Kurtis Blow』
カーティス・ブロウ+2
発表年:1980年
ez的ジャンル:Hip-Hop黎明期クラシック
気分は... :おしゃべりカーティス!

Hip-Hop黎明期の金字塔アルバムKurtis Blow『Kurtis Blow』(1980年)です。

Kurtis BlowはN.Y.ハーレム出身のラッパー/プロデューサー。

Hip-Hopアーティストとして初めてメジャー・レーベル(Mercury)との契約に成功し、1979年末にデビュー・シングル「Christmas Rappin'」をリリースします。

そして、1980年にリリースした「The Breaks」がUS R&Bチャート第4位のヒットとなり、前年に「Rapper's Delight」をヒットさせたThe Sugarhill Gangと共に商業的成功を収めたHip-Hopアーティストのパイオニアとなりました。

その「The Breaks」を収録したデビュー・アルバム『Kurtis Blow』(1980年)も音楽シーンに大きなインパクトを与えました。

その後もHip-Hopアーティストのパイオニアとして、コンスタントに作品をリリースしましたが、最初の衝撃が大きかった分、それ以降の作品は割を食ってしまったかもしれません。

そんなKurtis Blow、さらにはHip-Hop黎明期を代表する金字塔アルバムが本作『Kurtis Blow』(1980年)です。

プロデュースはJ.B. MooreRobert Ford

レコーディングにはJ.B. Moore(g、key)、Eddie Martinez(g)、Dean Swenson(g)、John Tropea(g)、Onaje Allen Gumbs(key)、Craig Short(b)、Tom Wolk(b)、Jimmy Bralower(ds)といったミュージシャンが参加しています。

この参加メンバーからもわかるように、スタジオ・ミュージシャンによるディスコ/ファンク・サウンドがベースになっている点で、サンプリング中心のHip-Hop作品とはかなり雰囲気が異なります。

前述のHip-Hopクラシック「The Breaks」や、「Christmas Rappin'」の"クリスマスじゃない"ヴァージョン「Rappin' Blow, Pt. 2」、フリーソウル方面でも人気のダンス・クラシック「Throughout Your Years」あたりがハイライトです。

それ以外にThe Doobie Brothers「Long Train Runnin'」ライクな「Way Out West」Run-D.M.C.もカヴァー・ヒットさせた都会的ファンキー・メロウ「Hard Times」もおススメです。

Hip-Hopを聴かない人でも楽しめるパーティー・モードの楽しい1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Rappin' Blow, Pt. 2」
ヒットした「Christmas Rappin'」の"クリスマスじゃない"ヴァージョンです(笑)。Chic「Good Times」/Queen「Another One Bites the Dust」調のベースと軽快なギター・カッティングに乗って、軽快なフロウで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=tdE5fZFWhb0

「The Breaks」
前述のように大ヒットしたHip-Hopクラシック(邦題「おしゃべりカーティス」)。前述のようにUS R&Bチャート第4位のヒットとなりました。格好良いディスコ・ファンクをバックに、軽快なフロウが躍動します。ラテン・フレイヴァーが効かせたブレイクも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=5ZDUEilS5M4

「Way Out West」
The Doobie Brothers「Long Train Runnin'」調の印象的なギターと軽快なラップがよくマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=hTLaweXar2c

「Throughout Your Years」
フリーソウル方面でも人気のダンス・クラシック(邦題「メロウなおしゃべり」)。シングルにもなりました。個人的にもコレが一番好きです。メロウでキャッチーなパーティー・トラックは聴く者をポジティヴな気分にさせてくれます!
https://www.youtube.com/watch?v=8FngWvqvwfo

「Hard Times」
この曲もシングルにもなりました。N.Y.らしい都会的ファンキー・メロウを楽しめる僕好みの1曲。ここでもラテン・フレイヴァーのアクセントが効いています。Hip-Hopアルバムというよりもディスコ/ファンク・アルバムを聴く感覚に近いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=euj32zH-qQc

Run-D.M.C.がデビュー・アルバム『Run-D.M.C.』(1984年)でカヴァーし、US R&Bチャート第11位のヒットを飛ばしたことでも知られる楽曲ですね。
Run-D.M.C.「Hard Times」
 https://www.youtube.com/watch?v=qO2cakSiqDQ

「All I Want in This World (Is to Find That Girl)」
メロウ・バラード。正直ヴォーカルは下手ですが、雰囲気は悪くなりません。
https://www.youtube.com/watch?v=B66q6J6lFRU

「Takin' Care of Business」
本編のラストはカナダのロック・グループBachman–Turner Overdriveのカヴァー。オリジナルは『Bachman–Turner Overdrive II』(1973年)収録。このロック・チューンは違和感あります(笑)。別のアーティストの楽曲が誤って収録されているのかと錯覚してしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=nmhbJfhmbrk

ここからはCDのボーナス・トラック2曲。

「Christmas Rappin'」
Hip-Hopクラシックの嬉しいボーナス・トラック。「Rappin' Blow, Pt. 2」もそうですが、バックの演奏自体がメロウ・ディスコ・チューンとして魅力的なのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=9xUFnGWWtoQ

「The Breaks (Instrumental)」
「The Breaks」のインスト・ヴァージョン。インストで聴くと、色々な有名曲のいいとこ取りな感じがよくわかります。
https://www.youtube.com/watch?v=TPO3qAYFiJs

『The Best of Kurtis Blow』(1994年)
ベスト・オブ・カーティス・ブロウ
posted by ez at 02:35| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月13日

Channel2『Slammin' At Eleven』

Foster & McElroy全面プロデュース☆Channel2『Slammin' At Eleven』
Slammin' at Eleven
発表年:1989年
ez的ジャンル:Foster & McElroy系ファンク/ソウル
気分は... :少欲知足・・・

名プロデューサー・チームFoster & McElroy関連作品からChannel2『Slammin' At Eleven』(1988年)です。

Channel 2は、オークランド出身のCarl NickolasTrisha Nickolasによる兄妹(or姉弟)デュオ。

人気プロデューサー・チームFoster & McElroy(Denzil Foster/Thomas McElroy)が全面プロデュースした本作(1988年)が唯一のアルバムです。

アルバムにはTony! Toni! Tone!Dwayne Wiggins(g、prog)、Foster & McElroyとClub Nouveau時代の同僚であったDavid Agent(g、b)が参加しています。

1989年リリースということで、この時代特有の音の陳腐化を感じる部分もありますが、Foster & McElroyの仕事ぶりを楽しめる1枚です。

Foster & McElroy好きの方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Keep It Simple」
David Agent/Denzil Foster/Thomas McElroy作。シングルにもなったオープニング。Foster & McElroyらしい仕事ぶりを聴くことができるダンサブル・チューンTrishaの素敵なヴォーカルが映えます。
https://www.youtube.com/watch?v=XVN8GtaMpD8

「In Debt To You」
Denzil Foster/Thomas McElroy/Nancy Walker-Wasdon作。この曲もシングルになりました。多少リズムが陳腐ですが、この時代らしいアーバンなダンサブル・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=1Tfil1soLK4

「Never Gonna Let You Go」
Denzil Foster/Thomas McElroy作。レゲエ調のミディアム・グルーヴでアルバム全体にアクセントをつけています。
https://www.youtube.com/watch?v=xJ0ZpYLgqrs

「Dreams Don't Come True」
Denzil Foster/Thomas McElroy/Nancy Walker-Wasdon作。寂しげな雰囲気がたまらない哀愁メロウ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=rsWrlOW95co

「The Truth Is」
Denzil Foster/Thomas McElroy作。ヴォコーダー入りのファンク・チューン。サウンドのキラキラ感がこの時代らしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=kgFfZdnEd3Y

「If You Want Me To Stay」
Sly & The Family Stoneのカヴァー(Sylvester Stewart作)。オリジナルは『Fresh』(1973年)収録。お馴染みの人気曲をFoster & McElroyらしい調理で聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=cxg4pl2lBIY

本曲に関して、当ブログではEric BenetMica ParisThe Baker Brothersのカヴァーも紹介済みです。

「Not This Time」
Denzil Foster/Thomas McElroy作。80年代後半ならではの妖しげな雰囲気が印象的なダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=P7U4mKnXrX4

「Love Is Just A Feeling」
Denzil Foster/Thomas McElroy作。ソウルフルなミディアム・バラードを味わい深く聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=rEJY-_JSbiY

「You Send Me」
ラストはSam Cookeの名曲のア・カペラ・カヴァー。このデュオの魅力がダイレクトに伝わってくる好カヴァーで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=itkmL0Yn4Z0

本曲に関して、当ブログではNicolette LarsonAretha FranklinRoy Ayersのカヴァーも紹介済みです。

Foster & McElroy関連作品の過去記事もご参照ください。

Foster McElroy『FM2』(1989年)
FM2 by Foster Mcelroy (1989-06-19) 【並行輸入品】

Samuelle『Living in Black Paradise』(1990年)
Living in Black Para

The Nation Funktasia『In Search Of The Last Trump Of Funk』(1991年)
In Search of the Last Trump

Asante『Asante Mode』(1995年)
Asante Mode

Premiere『Premiere』(1996年)
premiere premiere.jpg
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