2018年11月12日

Full Force『Smoove』

Full Forceの絶頂期を示す1枚☆Full Force『Smoove』
Smoove
発表年:1989年
ez的ジャンル:N.Y.産R&B/NJS
気分は... :Smooth×Groove=Smoove

今回は80年代のR&Bシーンを牽引していたユニットの1つ、Full Forceの代表作『Smoove』(1989年)です。

僕の思い入れでいけば、とっくに紹介してしかるべきグループですが、ブログ開設13年目でようやく初登場となりました。

Full Forceは1976年、N.Y.ブルックリンで結成されたR&Bグループ/プロダクション・チーム。

メンバーはB-Fine(ds、prog)、Paul Anthony(vo)、Bow-Legged Lou(vo)というGeorge3兄弟と、その従兄達であるShy Shy (b)、Curt-T-T(g)、Baby Gee(key)の6名。

UTFOLisa Lisa & Cult Jamのプロデュースで名を上げ、その後『Full Force』(1985年)を皮切りに、『Full Force Get Busy 1 Time!』(1986年)、『Guess Who's Comin' to the Crib?』(1987年)、『Smoove』(1989年)といった自身のアルバムをリリースしていきました。

80年代をリアルタイムで聴いていた人にとっては、チャート・アクション以上に80年代後半のR&Bシーンを牽引していたユニットという印象が強いですね。きっと、プロデューサー・ユニットとしても目立っていたからだと思います。

前述のUTFOLisa Lisa & Cult Jam以外にもDoctor IceCheryl "Pepsii" Riley、strong>Samantha Fox、Force M.D.'sEx-Girlfriend等のプロデュースを手掛けました。James Brown『I'm Real』(1988年)も印象に残りましたね。

そんなFull Forceの絶頂期を切り取ったアルバムが本作『Smoove』(1989年)です。

シングルになった「Ain't My Type Of Hype」をはじめ、R&B、NJS、ヒップ・ホップ、ハウス等当時の流行の音をぶち込んだダンス・チューンが魅力のアルバムです。

その一方で、ソウル名曲のメドレー・カヴァー「4-U (Full Force's Mellow Medley)」、シングルにもなった「Friends B-4 Lovers」といったメロウな楽曲に惹かれるファンも多いのでは?

リアルタイムで聴いていない人が聴くと、ビミョーな部分もあるかもしれませんが、1989年という時代の音の魅力を見事に収めたR&B名盤だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Don't Waste My Time」
James Brown「It's a New Day」のフレーズと共に始まるNJSなダンサブル・チューン。R&BとHip-Hopが違和感なく融合したFull Forceらしいグルーヴを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=aS3hyUPmud4

「Ain't My Type Of Hype」
シングルにもなった人気曲。サンプリングを存分に駆使したFull Forceワールド全開のダンス・クラシック。Cheryl Lynn「Got to Be Real」をはじめ、Sly & The Family Stone「Sing a Simple Song」、Dyke & the Blazers「Let a Woman Be a Woman - Let a Man Be a Man」、Rufus Thomas「Do the Funky Penguin (Part 2)」、Marva Whitney「It's My Thing」 Run-D.M.C.「Peter Piper」、James Brown「Get Up, Get Into It, Get Involved 」、Commodores「The Assembly Line」 がサンプリング・ソースとして使われています。
https://www.youtube.com/watch?v=Hif5Uu6m_JY

「Friends B-4 Lovers」
彼らが手掛けた女性R&BグループEx-Girlfriendをフィーチャー。この曲もシングルになりました。彼らのメロウな魅力を満喫できるメロディアスなミディアム・グルーヴ。「4-U (Full Force's Mellow Medley)」とセットで当時繰り返し聴いていた記憶があります。
https://www.youtube.com/watch?v=tHsqUV6OH3Q

「All I Wanna Do」
彼らが手掛けた女性シンガーSamantha Foxをフィーチャー。ハウス調のダンサブル・チューンです。R&BとHip-Hopとハウスの距離が近かったこの時代らしいサウンドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=0yT4vnd9GSs

「4-U (Full Force's Mellow Medley)」
Smokey Robinson & The Miracles「Ooh Baby Baby」The Delfonics「La La Means I Love You」The Moments「Love On A Two Way Street」Marvin Gaye「Distant Lover」というソウルの名バラード4曲のメドレー・カヴァー。この曲を本作のハイライトに挙げる人も多いスウィートなグッド・カヴァーです。僕も当時ウォークマンで何度もリピートして聴いていました。
https://www.youtube.com/watch?v=kWbv6i5uJpI

「In Like With You」
UTFOのメンバーであったDoctor Iceをフィーチャー。Full Forceらしいグルーヴですが、他の曲と比較すると目立たないかも?
https://www.youtube.com/watch?v=8gp_gYbPZNY

「It's Been A Long Time」
イケイケなNJS調アッパー・チューン。この曲も当時何度もリピートして聴いていました。前のめりなハネハネ感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=LXPfyJP_Lgw

「Kiss Those Lips」
「4-U (Full Force's Mellow Medley)」の流れを汲むスウィートなソウル・バラードを(当時の)R&Bサウンドにアップデートさせて聴かせてくれます。。
https://www.youtube.com/watch?v=g9YJRw02fr4

「Smoove」
タイトル曲はオールド・スクールHip-Hopを1989年仕様R&Bにアップデートさせたようなダンサブル・チューン。Sade「Smooth Operator」 、Public Enemy「Night of the Living Baseheads」をサンプリングしています。Dr. Buzzard's Original Savannah Band「Sunshower」風のカワイイ・コーラスもいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=fO1m_tEE544

「Make Love To My Mind」
オーセンティックなバラード。どこまでもスウィートな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=MgZt0f7f054

「That's How I'm Livin'」
KC & The Sunshine Band「That's The Way (I Like It)」ネタを用いたダンサブル・チューン。ヒップ・ハウスなエッセンスも取り込んでいるのが1989年らしいですね。

「The Man Upstairs」
Lisa Lisa(Lisa Lisa & Cult Jam)をフィーチャー。ラストはソウル・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=l0AsLZ0cl14

Full Forceの他作品もチェックを!

『Full Force』(1985年)
FULL FORCE

『Full Force Get Busy 1 Time!』(1986年)
FULL FORCE GET BUSY 1 TIME !

『Guess Who's Comin' to the Crib?』(1987年)
Guess Who's Comin' To The Crib?

『Don't Sleep』(1992年)
Don't Sleep

『Sugar On Top』(1995年)
Sugar on Top

Full Forceプロデュース作品の過去記事もご参照下さい。

Cheryl "Pepsii" Riley『Me, Myself & I』(1988年)
Me, Myself and I by Riley, Cheryl Pepsii (1990-10-25) 【並行輸入品】

Cheryl "Pepsii" Riley『Chapters』(1991年)
Chapters

Doctor Ice『The Mic Stalker』(1989年)
doctor ice the mic stalker.jpg

Ex-Girlfriend『X Marks the Spot』(1991年)
X Marks the Spot
posted by ez at 03:49| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月30日

Deodato『Night Cruiser』

絶頂期のフュージョン・ディスコ作品☆Deodato『Night Cruiser』
ナイト・クルーザー<FUSION 1000>
発表年:1980年
ez的ジャンル:天才アレンジャー系フュージョン・ディスコ
気分は... :ジャケは胡散臭いですが(笑)

今回はブラジルが誇る天才アレンジャー/プロデューサー/コンポーザー/キーボード奏者Eumir Deodatoが1980年にリリースした『Night Cruiser』です。

1943年ブラジル、リオデジャネイロ生まれのキーボード奏者Eumir Deodatoについて、これまで当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Os Catedraticos 73』(1973年)
 『Whirlwinds』(1974年)
 『Love Island』(1978年)

本作『Night Cruiser』(1980年)は、Kool & The Gangのプロデュースを手掛け、大ヒットを連発していた時期にレコーディングされた作品であり、前作『Knights of Fantasy』(1979年)の流れを汲むフュージョン・ディスコ作品に仕上がっています。

プロデュース&アレンジはEumir Deodato自身。

Eumir Deodato(key、syn、g)以下、元Os MutantesSergio Dias(g)、Gary Granger(b)、Skipp Ingram(b)、Stephen Daniels(ds)、David Bravo(el-p)、George Parrish Jr.(g)、Victor Jones(g)、Ray Gomez(g)、Jimmy Maelen(per)、>、Kool & The GangRonald Bell(ts)、USファンク・バンドPlatinum Hook等のミュージシャンがレコーディングに参加しています。

ダンス・クラシックとして人気のタイトル曲「Night Cruiser」がハイライトかもしれませんが、個人的にはAngie Stone feat. Snoop Dogg「I Wanna Thank Ya」のサンプリング・ソースにもなった「Skatin'」Banda Black Rio「Mr. Funky Samba」を引用した「Uncle Funk」の2曲がおススメです。残りの「East Side Strut」「Love Magic」「Groovitation」も含めて、充実の全6曲となっています。

ジャケには胡散臭さが漂いますが(笑)、Kool & The Gangの大成功の勢いに乗った、絶好調のDeodatoサウンドを楽しめる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Night Cruiser」
David Bravo/Eumir Deodato作。タイトル曲はダンス・クラシックとしての再評価も高いディスコ・ファンク。ジャケの色彩感をそのままサウンドにしたようなDeodatoのキーボードの音色や鮮やかなホーン・サウンドが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=-BE2SNP_TeY

「East Side Strut」
Eumir Deodato/Sergio Dias/Van Gibbs作。キャッチーなアレンジが冴える爽快フュージョンを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=UFWglLqvUas

Phife Dawg feat. Hi-Tek「D.R.U.G.S.」のサンプリング・ソースになっています。
Phife Dawg feat. Hi-Tek「D.R.U.G.S.」
 https://www.youtube.com/watch?v=i0SataeNaBM

「Skatin'」
David Bravo/Renaud White作。僕の一番のお気に入り。Deodatoのサウンド・センスが光るメロウなフュージョン・ファンクです。
https://www.youtube.com/watch?v=gASaGpVUxh0

当ブログで紹介したAngie Stone feat. Snoop Dogg「I Wanna Thank Ya」をはじめ、The Notorious B.I.G. and Diddy feat. Nelly, Jagged Edge & Avery Storm「Nasty Girl」、Dubee「Catch a Case」のサンプリング・ソースになっています。
Angie Stone feat. Snoop Dogg「I Wanna Thank Ya」
 https://www.youtube.com/watch?v=VX8iaOzF9Jk
The Notorious B.I.G. and Diddy feat. Nelly, Jagged Edge & Avery Storm「Nasty Girl」
 https://www.youtube.com/watch?v=ufKxCclo7-c

「Uncle Funk」
Eumir Deodato/Jamil Joanes作。「Skatin'」と並ぶ僕のお気に入り。作者の一人にBanda Black Rio「Mr. Funky Samba」のメンバーJamil Joanesがクレジットされているように、当ブログでも紹介したBanda Black Rio「Mr. Funky Samba」のエレメントが用いられた軽快なメロウ・ファンク。Kool & The GangのRonald Bellがサックス・ソロで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=hKLJW28B7jQ

Upfront Rudies「Rudie Smoothness」のサンプリング・ソースにもなっています。
Banda Black Rio「Mr. Funky Samba」
 https://www.youtube.com/watch?v=-EP6nIuEYA0
Upfront Rudies「Rudie Smoothness」
 https://www.youtube.com/watch?v=kMuuU6aaflM

「Love Magic」
David Bravo作。オーケストレーションを配した爽快フュージョン・ディスコ。70年代前半のDeodatoの面影も感じるサウンドにファンもニンマリするのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=WaTO8XJL5U8

「Groovitation」
Eumir Deodato作。ラストは80年代らしいスペイシー感覚のフュージョン・ディスコで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=YX89BER1OS4

Eumir Deodatoの70年代、80年代の他作品もチェックを!

『Percepcao』(1972年)
Percepcao

『Prelude』(1973年)
ツァラトゥストラはかく語りき

『Os Catedraticos 73』(1973年)
オス・カテドラーチコス 73(紙ジャケット仕様)

『Deodato 2』(1973年)
ラプソディー・イン・ブルー

Deodato/Airto『In Concert』(1973年)
In Concert

『Whirlwinds』(1974年)
旋風

『Artistry』(1974年)
アーティストゥリー

『First Cuckoo』(1975年)
ファースト・クックー(紙ジャケット仕様)

『Very Together』(1976年)
ヴェリー・トゥゲザー

『Love Island』(1978年)
Love Island

『Knights of Fantasy』(1979年)
ナイツ・オブ・ファンタジー<FUSION 1000>

『Happy Hour』(1982年)
ハッピー・アワー<FUSION 1000>

『Motion』(1984年)
モーション<FUSION 1000>
posted by ez at 04:08| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月19日

Melissa Manchester『Hey Ricky』

ヒット曲「You Should Hear How She Talks About You」収録☆Melissa Manchester『Hey Ricky』
ヘイ・リッキー(期間生産限定盤)
発表年:1982年
ez的ジャンル:ポップ・ディスコ系女性ポップ・シンガー
気分は... :気になるふたり・・・

今回は女性シンガー・ソングライターMelissa Manchesterのヒット・アルバム『Hey Ricky』(1982年)です。

70〜80年代ポップス・ファンにはお馴染みの女性シンガー・ソングライターMelissa Manchesterの紹介は、『Don't Cry Out Loud』(1978年)、『Singin'』(1977年)に続き3回目となります。

本作はArif Mardinをプロデューサーに迎え、全米チャート第5位となった彼女のキャリア最大のヒット曲「You Should Hear How She Talks About You」を生んだヒット・アルバムです。

Melissa Manchester(vo、key、p)以下、元BreadDavid Gates(vo)、Arif Mardin(key、syn)、Robbie Buchanan(key、syn)、Bob Christianson(key、syn)、Stuart Elster(key、syn)、Larry Williams(syn、as)、David Gates(vo、g)、Jim Henken(g)、Michael Landau(g)、Steve Lukather(g)、Hugh McCracken(g)、Dean Parks(g)、David Spinozza(g)、Dennis Belfield(b)、Nathan East(b)、Cliff Hugo(b)、Abe Laboriel, Sr.(b)、Will Lee(b)、Ed Greene(ds)、Sinclair Lott(ds)、Jeff Porcaro(ds)、Sammy Figueroa(per)、Don Brooks(harmonica)、David Manchester(bassoon)、Hamish StuartAverage White Band)(back vo)、Millie Whiteside(back vo)、Tom Snow(back vo)、Ula Hedwig(back vo)、Lani Groves(back vo)、Robin Beck(back vo)等がレコーディングに参加しています。

やはり、目立つのはポップ・ディスコな大ヒット曲「You Should Hear How She Talks About You」や、Elton Johnとのコンビでお馴染みのBernie Taupinと組んだタイトル曲「Hey Ricky (You're a Low Down Heel)」といった80年代らしいポップ路線の楽曲です。

一方で、その2曲を除けば、オーセンティックな楽曲が多い正統派のポップ・ヴォーカル作品に仕上がっています。

ウエスト・コーストらしい開放的なメロウ・ミディアム「Looking for the Perfect Ahh」、ブルーアイド・ソウル的な魅力を持つ「Your Place or Mine」、オーセンティックなメロウ・バラード「Slowly」「I'll Always Love You」、元BreadのDavid Gatesとのデュエット「Wish We Were Heroes」あたりが僕のおススメです。

大ヒット曲「You Should Hear How She Talks About You」は勿論、それ以外の楽曲も楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「You Should Hear How She Talks About You」
Dean Pitchford/Tom Snow作。全米チャート第5位となった彼女のキャリア最大のヒット曲。Olivia Newton-John「Physical」あたりと同タイプのポップ・ディスコ・チューン。僕も高校時代にリアルタイムでよく聴きました。ニューウェイヴ/エレポップなエッセンスも効いているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=GWbDykX47uU

「Slowly」
Ken Bell/Terry Skinner/Gerry L. Wallace作。Melissaの魅力が伝わってくるオーセンティックなメロウ・バラード。聴いていると、昔の竹内まりあのバラードが聴きたくなってきた・・・
https://www.youtube.com/watch?v=0BKc8TaIdA0

「Hey Ricky (You're a Low Down Heel)」
Melissa Manchester/Bernie Taupin作。タイトル曲はElton Johnとのコンビでお馴染みのBernie Taupinの作詞です。ポップ・ロック調のアップ・チューンは実にこの時代らしい雰囲気です。

「I'll Always Love You」
Tom Snow/Eric Kaz作品のカヴァー。オリジナルはMichael Johnson。Melissaの素敵な歌声に包まれるラブ・バラード。彼女にはこういったオーセンティックなメロウ・バラードが似合います。

「Race To The End」
Vangelis/Jon Anderson作。Vangelisの大ヒット曲「Chariots of Fire」をカヴァー。シンセとオーケストラを配したスケールの大きなバラードですが、僕には少し仰々しいかな・・・

「Wish We Were Heroes」
元BreadのDavid Gatesとのデュエット。Austin Gravelding作。ハーモニカの音色の似合うメロウなアコースティック・バラード。ジワジワと胸に染み入ります。
https://www.youtube.com/watch?v=nKwwx5-NjzA

「Come in From The Rain」
Melissa Manchester/Carole Bayer-Sager作。『Better Days & Happy Endings』(1976年)収録曲の再レコーディング。Captain & Tennilleもカヴァーした曲です。オリジナル・ヴァージョンからそれ程変わった印象は受けませんが、胸に迫ってくる感動バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=t12lJMO1yzg

「Looking for the Perfect Ahh」
Melissa Manchester/Carole Bayer-Sager/Robbie Buchanan作。僕の一番のお気に入り。ウエスト・コーストらしい開放的なメロウ・ミディアムです。
https://www.youtube.com/watch?v=-yx095JruZU

「Your Place or Mine」
Melissa Manchester/Allee Willis/David Paul Bryant作。ブルーアイド・ソウル的な魅力を持つミディアム。Average White BandのHamish Stuartがバック・コーラスで参加しています。

「Someone to Watch Over Me」
ラストはGeorge & Ira Gershwin作のスタンダードをカヴァー。オリジナルはミュージカル『Oh, Kay!』(1926年)のために書かれたものです。当ブログではChet BakerAnn Burtonのカヴァーを紹介済みです。スタンダード然としたバラードを堂々と歌い上げます。

Melissa Manchesterの他作品もチェックを!

『Home to Myself』(1973年)
ホーム・トゥ・マイセルフ

『Bright Eyes』(1974年)
ブライト・アイズ

『Melissa』(1975年)
想い出にさようなら(紙ジャケット仕様)

『Better Days & Happy Endings』(1976年)
Better Days & Happy Endings

『Help Is On The Way』(1976年)
Help Is  On The Way

『Singin'』(1977年)
雨と唄えば(期間生産限定盤)

『Don't Cry Out Loud』(1978年)
あなたしか見えない(期間生産限定盤)

『For the Working Girl』(1980年)
フォー・ザ・ワーキング・ガール(紙ジャケット仕様)

『Emergency』(1983年)
Emergency

『Mathematics』(1985年)
MATHEMATICS
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2018年10月08日

Fred Parris & The Satins『Fred Parris & The Satins』

The Five Satinsのリーダーによるメロウ・ソウル☆Fred Parris & The Satins『Fred Parris & The Satins』
フレッド・パリス&ザ・サテンズ
発表年:1982年
ez的ジャンル:ドゥーワップ系メロウ・ソウル
気分は... :晴れやかな空のように・・・

Fred Parris & The Satins『Fred Parris & The Satins』は、50年代から活躍してきたドゥーワップ・グループThe Five SatinsのリーダーFred Parrisが、1982年にElektraでレコーディングしたグループ名義の作品です。

The Five Satinsは、1955年コネチカット州ニューヘイブンで結成されたドゥーワップ・グループ。1975年にはグループ名をBlack Satinへと改名し、ソウル・グループへの転身を図りますが、結局アルバム『Black Satin』1枚を残してグループは解散してしまいます。

そして、グループのリーダーFred Parrisがカムバックを図った1枚が本作『Fred Parris & The Satins』(1982年)です。

Fred Parris以外のメンバーは、Bernard JonesDennis RayLarry DiSalviの3名。

プロデュースはMarty Markiewicz。また、The Four Seasons、Laura Nyro等のアレンジを手掛けたCharlie Calelloがホーン&ストリングス・アレンジを手掛けています。

レコーディングにはRichard Tee(el-p)、Ray Cranshaw(el-p、p)、Buzzy Feiten(g)、David Williams(g)、Howie West(g)、Neil Stubenhaus(b)、Jim Tutunjian(b)、Vinnie Colaiuta(ds)、Bill Franz(ds)、David Szpack(syn)、Marty Markiewicz(syn)、Paulinho Da Costa(per)、Dave Boruff(sax)等のミュージシャンが参加しています。

アルバム全体としては、80年代らしい都会的サウンドをバックに、70年代ソウル・マナーなヴォーカルが展開されます。正直、ヴォーカル・スタイルだけでいけば、僕の好みではありませんが、都会的なバッキングが加わることで爽快な僕好みの作品に仕上がっています。

一般的なアルバムのハイライトは、シングルにもなったドゥーワップ名曲のカヴァー・メドレー「Memories Of Days Gone By」あたりかもしれませんが、僕のお気に入りはAOR的なメロウ・ソウル「Let Me Be The Last One」、Richard Teeのメロウ・エレピを聴ける「I'll Be Seeing You」も僕好み。

最後に、全6曲、トータルで30分にも満たない作品である点をお忘れなく!

全曲紹介しときやす。

「I'll Be Seeing You」
Marty Markiewicz作。70年代ソウル・マナーのヴォーカルながらも、Richard Teeのメロウ・エレピが心地好く響くメロウ・ミディアム。Dave Boruffのサックスも盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=zX3E-OE8KNM

「Breaking Up」
Marty Markiewicz作。何処となくThe Stylistics「You Make Me Feel Brand New」を想起させる哀愁メロウ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=rMCcmycucAA

「Memories Of Days Gone By」
The Crests「Sixteen Candles」、The Penguins「Earth Angel」、The Platters 「Only You (And You Alone)」、The Heartbeats「A Thousand Miles Away」、Little Anthony And The Imperials「Tears On My Pillow」 、The Skyliners「Since I Don't Have You」、The Five Satins「In The Still Of The Night (I'll Remember)」というドゥーワップ黄金期の名曲のカヴァー・メドレー。シングル・カットもされました。ノスタルジックなメロディを爽快なコーラスワークで歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=wHO7KUvml3E

「Let Me Be The Last One」
Mark Bauman/Marty Markiewicz作。僕の一番のお気に入りはAOR好きの人も気に入るであろう都会的なメロウ・ソウル。個人的な希望としては、このタイプをあと1、2曲入れて欲しかった・・・
https://www.youtube.com/watch?v=9c2onwu0Teg

「Didn't I (Blow Your Mind)」
The Delfonics、1969年のヒット曲をカヴァー(Thom Bell/William Hart作)。ソウル名曲をライト感覚のスウィートネスでカヴァーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=xT3DH9KpTbo

「Loving You (Would Be The Sweetest Thing)」
Marty Markiewicz作。ラストは軽やかなミディアム・ソウルで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=dBNspulkPCI

NFLは第5週に突入。先週ペイトリオッツに完敗し、開幕からの連勝がストップした我がドルフィンズ。

今週はベンガルズ戦。ここで立て直しを図って欲しいものです。
posted by ez at 01:24| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月01日

Djavan『Alumbramento』

Aldir Blanc、Chico Buarqueらと共作した意欲作☆Djavan『Alumbramento』
閃き~アルンブラメント
発表年:1980年
ez的ジャンル:MPB第二世代男性シンガー・ソングライター
気分は... :台風に振り回されて・・・

台風で雨風が騒がしい中、記事を書いています。
仕事にも影響が出ており、今日一日はバタバタになりそうです。

今回はブラジルの世界的シンガー・ソングライターDjavanの3rdアルバム『Alumbramento』(1980年)です。

1947年ブラジル北東部アラゴアス州マセイオ生まれの男性シンガー・ソングライターDjavanの紹介は、2ndアルバム『Djavan』(1978年)、デビュー・アルバム『A Voz, O Violao, A Musica De Djavan』(1976年)に続き3回目となります。

3rdアルバムとなる本作は、2nd『Djavan』(1978年)、4th『Seduzir』(1981年)と並び、Djavanというアーティストの個性を確立した作品だと思います。

プロデュースはMariozinho RochaEduardo Souto Neto

楽曲について、『A Voz, O Violao, A Musica De Djavan』(1976年)、『Djavan』(1978年)という過去2作は、すべて単独作であったのに対して、本作ではAldir BlancChico Buarqueらとの共作に取り組んでいるのが特徴です。

特にChico Buarqueとの共演・共作は、Djavanが主演、Chico Buarqueが音楽総監督を務めた映画『Para Viver Um Grande Amor』(1983年)の製作へとつながります。

詩人Aldir Blancと組んだ「Tem Boi Na Linha」「Aquele Um」Chico Buarqueと共演した「A Rosa」、同じくChico Buarqueとの共作によるタイトル曲「Alumbramento」、TVドラマ主題歌にもなった「Meu Bem Querer」、ミナスの詩人Cacasoとの共作「Lambada de Serpente」、憂いを帯びた歌声がよく似合うメロウ・バラード「Sim ou Nao」あたりがおススメです。

Aldir BlancChico Buarqueらとの共作で刺激を受けたDjavanが着実にステップアップしていることを実感できる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Tem Boi Na Linha」
Djavan/Aldir Blanc/Paulo Emilio作。詩人Aldir Blancと組み、ラップで韻を踏むように言葉の語感が立っているのがいいですね。リズミックでコンテンポラリーなメロウ・サウンドとも調和しています。
https://www.youtube.com/watch?v=uF-cCB1zg_8

「Sim ou Nao」
Djavan作。Djavanらしいメロディのメロウ・バラード。Djavanの少し憂いを帯びた歌声がよく似合います。
https://www.youtube.com/watch?v=3LOn0tNmX64

「Lambada de Serpente」
Djavan/Cacaso作。ミナスの詩人Cacasoとの共作。しみじみと語りかけるDjavanの歌声が胸に染み入る味わい深い仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=HWMYb2QyGng

「A Rosa」
Chico Buarque作。Chico Buarqueとの共演。二人の軽快な掛け合いが小気味いいリズミックなメロウ・グルーヴ。晴れやかな雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=esmXTklzgtA

「Dor e Prata」
Djavan作。オーケストレーションが醸し出す穏やかな雰囲気がいい感じの牧歌的な仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=XOSod3j0uxI

「Meu Bem Querer」
Djavan作。当時のTVドラマ主題歌にもなった楽曲。感動的なビューティフル・バラードをしみじみと歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=CAD4vV2yEbw

Nujabes feat. Five Deez「Fly by Nightby」のサンプリング・ソースとなっています。
Nujabes feat. Five Deez「Fly by Nightby」
 https://www.youtube.com/watch?v=xT48S8y0_L0

「Aquele Um」
Djavan/Aldir Blanc作。再び詩人Aldir Blancとの共作。シンセ・サウンドも織り交ぜた軽快ポップ。適度にファンキーな感じもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=ElxHVimSU2g

「Alumbramento」
Djavan/Chico Buarque作。Chico Buarqueとの共作2曲目。エレガントな中にも小粋なポップ・フィーリングが効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=yQea7f1lE90

「Trite Baia de Guanabara」
Novelli/Cacaso作。エレガントなメロウネスが心地好い仕上がり。Djavanがソングライティングに関与していないのに、Djavanらしさを感じるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=8VvoliZxk-8

「Sururu do Capote」
Djavan作。ラストはシンセの効いたライト・メロウなコンテンポラリー・サウンドで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=I_M1ZAmRRQY

Djavanの他作品をチェックを!

『A Voz, O Violao, A Musica De Djavan』(1976年)
ジャヴァン (BOM1103)

『Djavan』(1978年)
ジャヴァン&アルンブラメント(閃き)

『Seduzir』(1981年)
誘惑~セデュジール

『Luz』(1982年)
ルース

『Lilas』(1984年)
Lilas

『Meu Lado』(1986年)
Meu Lado

『Bird of Paradise』(1987年)
Bird of Paradise

『Djavan』(1989年)
Oceano

『Puzzle of Hearts』(1990年)
Puzzle of Hearts

『Coisa de Acender』(1992年)
Coisa De Acender

『Novena』(1994年)
Novena

『Ao Vivo』(1999年)
Djavan Ao Vivo
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