2017年10月07日

Teena Marie『Naked To The World』

全米R&Bチャート第1位「Ooo La La La」収録☆Teena Marie『Naked To The World』
ネイキッド・トゥ・ザ・ワールド(紙ジャケット仕様)
発表年:1988年
ez的ジャンル:最強女性ブルー・アイド・ソウル・シンガー
気分は... :受け止め方次第・・・

今回は女性ブルー・アイド・ソウル・シンガーTeena Marie『Naked To The World』(1988年)です。

Rick Jamesに見出されたカリフォルニア、サンタクララ出身の女性ブルー・アイド・ソウル・シンガーTeena Marie(1956-2010年)の紹介は、R&Bチャート第3位となったダンス・クラシック「Square Biz」収録の『It Must Be Magic』(1981年)に続き2回目となります。

『Starchild 』(1984年)からのヒット・シングル「Lovergirl」(全米チャート第4位、同R&Bチャート第8位)に代表されるように、女性版Princeのイメージが強まっていたTeena Marieでしたが、同路線をさらに推し進めた次作『Emerald City』(1986年)では少しコケた感がありました。ポップ・マーケットを意識しすぎたのが裏目に出たのかもしれません。

そこでR&Bマーケットを意識して軌道修正したアルバムが本作『Naked To The World』(1988年)です。本作からは「Ooo La La La」という全米R&Bチャート第1位シングルも生まれています。

プロデュース、アレンジもTeena Marie自身。
楽曲もすべてTeena Marieのオリジナルです(共作含む)。

良くも悪くも「Ooo La La La」の素晴らしさが際立つ1枚ですかね。特にダンサブルなアップ・チューンは、今聴くと好き/嫌いが分かれるかもしれません。

「Ooo La La La」以外であれば、全米R&Bチャート第10位となった「Work It」、恩師Rick Jamesとデュエットした「Call Me (I Got Yo Number)」「The Once and Future Dream」あたりも聴き所です。

そうは言っても、まずは「Ooo La La La」をチェックしてみてください。

全曲紹介しときやす。

「Trick Bag」
ダンサブルなオープニング。前作と同路線にも聴こえますが、過度にポップになり過ぎていないのが本作らしいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=bvoXKQ_UhWg

「Call Me (I Got Yo Number)」
恩師Rick Jamesとのデュエット1曲目。Allen McGrierとの共作です。妖しく誘うセクシーなミディアム・グルーヴです。
https://www.youtube.com/watch?v=bICDORidP6w

「Ooo La La La」
Allen McGrierとの共作。前述のように全米R&Bチャート第1位となった素敵なメロウ・バラード。彼女のキャリアを代表する1曲です。ジャケットのように妖艶なオトナの魅力で、切々と歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=JRFBZpRZGq4

Attica Bluesがカヴァーしています。また、有名なFugees「Fu-Gee-La」をはじめ、Grand Puba「Fat Rat」、Redman feat. Erick Sermon「Whateva Man」、Donell Jones feat. Alja Kamillion「Closer I Get to You」、Raekwon「Ooh La La La」、J Stalin「When It's Real」、C.O.S.「I Got Problem'z」 、Mobb Deep feat. 50 Cent & Mary J. Blige「It's Alright」、Trey Songz「Na Na」等数多くの楽曲で引用・サンプリングされています。
Attica Blues 「Ooo La La La」
 https://www.youtube.com/watch?v=_S5pK1UR5yM
Fugees「Fu-Gee-La」
 https://www.youtube.com/watch?v=MPlb9HoOCxs
Raekwon「Ooh La La La」
 https://www.youtube.com/watch?v=Cxahm-03sJc
J Stalin「When It's Real」
 https://www.youtube.com/watch?v=Zu01qcMw0sE
C.O.S.「I Got Problem'z」
 https://www.youtube.com/watch?v=aRBc9tp8jZE
Trey Songz「Na Na」
 https://www.youtube.com/watch?v=v0Gu_Yh_keE

「Crocodile Tears」
80年代後半らしいダンサブル・チューンですが、今聴くと少しビミョーかも?
https://www.youtube.com/watch?v=ZAytbdlrHJI

「Opus III: The Second Movement」
インタールード的な小曲。

「Surrealistic Pillow」
アッパーなダンサブル・チューン。このあたりは女Prince路線を引きずっていますがキャッチーな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=41bD5NERz7w

「The Once and Future Dream」
Rick Jamesとのデュエット2曲目。正統派バラードを2人で感動的に歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=ci-mIloNdm0

「Work It」
Penny "P.J." Johnsonとの共作。「Ooo La La La」に続く2ndシングルとして全米R&Bチャート第10位のヒットとなっています。ダンサブルながらもアーバンな魅力もあるミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=9WghNnlxjhM

「The Ball」
アッパーなダンス・チューンの中ではコレが一番好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=wBsVEtasIEg

「Naked to the World」
ラストもバラードでしっとりと締め括ってくれます。切々と歌い上げるTeenaのヴォーカルにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=cpNaHEEYp_M

Teena Marieの他作品もチェックを!

『Wild and Peaceful』(1979年)
Wild & Peaceful

『Lady T』(1980年)
Lady T

『Irons in the Fire』(1980年)
Irons in the Fire

『It Must Be Magic』(1981年)
イット・マスト・ビー・マジック

『Robbery』(1983年)
Robbery - Expanded Edition

『Starchild 』(1984年)
Starchild

『Emerald City』(1986年)
Emerald City - Expanded Edition , from UK)

『Ivory』(1990年)
Ivory

『La Dona』(2004年)
Dona
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2017年10月02日

Champaign『How 'Bout Us』

ヒット曲「How 'Bout Us」収録のブラコン作品☆Champaign『How 'Bout Us』
ハウ・バウト・アス(期間生産限定盤)
発表年:1981年
ez的ジャンル:ブラコン/AOR
気分は... :シャンパン飲みたい・・・

今回は80年代ブラコン/AOR作品からChampaign『How 'Bout Us』(1981年)です。

Champaignはイリノイ州シャンペーンで結成された黒人・白人混合のヴォーカル&インストゥルメンタル・グループ。僕も最初は誤解していましたが、お酒のシャンパンではなく出身地に由来するグループ名です。

メンバーはPauli Carman(vo)、Rena Jones(vo)、Howard Reeder(g)、Michael Day(key、g)、Dana Walden(key、syn)、Rocky Maffit(ds、per、vo)、Michael Reed(b)の7名。

The ManhattansやTyrone Davisを手掛けたことで知られるプロデューサーLeo Grahamのバックアップでコロンビアとの契約に成功し、デビュー・アルバムとなる本作『How 'Bout Us』(1981年)をリリースし、シングル「How 'Bout Us」が全米チャート第12位、同R&Bチャート第4位のヒットとなりました。

その後、コロンビアから『Modern Heart』(1983年)、『Woman in Flames』(1984年)という2枚のアルバムをリリースしています。

90年代に入り再結成し、アルバム『Champaign IV』(1991年)をリリースしています。さらに2008年以降、メンバーのPauli CarmanがChampaign名義のアルバムを4枚リリースしています。

さて本作『How 'Bout Us』(1981年)ですが、前述のLeo Grahamがプロデュースを務め、さらに共同プロデューサーとしてJames Mackの名がクレジットされています。

どうしてもロマンティックなヒット曲「How 'Bout Us」が目立つアルバムですが、アーバン・ダンサー「Can You Find the Time?」、ディスコ・ファンク「Whiplash」、サンプリング・ソースとしても人気の「I'm on Fire」、シカゴ・ソウル調の「Spinnin'」、アーバン・メロウな「Dancin' Together Again」あたりもオススメです。

グループ名の由来とは異なりますが、シャンパンが飲みたくなるようなアーバンな魅力に溢れたブラコン作品です。

全曲紹介しときやす。

「Can You Find the Time?」
Gary Mackey/Danny McLane作。オープニングは爽快なアーバン・ダンサー。シングルにもなりました。個人的にもアルバムで一番のお気に入り。都会的な疾走感がひたすら心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=67GW4omVWO8

「Party People」
Tony Craig/Terry Shaddick/Joe South作。Olivia Newton-John「Physical」の作者として知られるTerry Shaddickらが書いた曲をファンキーなミディアム・グルーヴで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=DhXAJEo_W_o

「Whiplash」
Michael Day作。シンセ・サウンドが煌びやかなディスコ・ファンク。80年代前半らしいダンサブル・サウンドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=lo_kSjb8CLA

「I'm on Fire」
Barry Ruff/Gene Avaro/Renee Ruff作。アルバムからの3rdシングル。男女ヴォーカル・グループとしての魅力を堪能できるバラードです。Santana調の哀愁ギターも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=dV_gRMtjBAs

Potna Deuce「Cool Thang」 、Soul Scream「TOu-KYOu」、Daz Dillinger feat. Snoop Dogg, E-White & Uncle Reo「I Got Dat Fire」、Brother Ali「Ear to Ear」、Cookin' Soul, Nahright, Skyzoo & Sha Stimuli feat. Donny Goines「On Fire」、Sadat X「On Fire」等のサンプリング・ソースになっています。
Potna Deuce「Cool Thang」
 https://www.youtube.com/watch?v=a6bNfy42w1U
Soul Scream「TOu-KYOu」
 https://www.youtube.com/watch?v=BM9dENf1pYY
Daz Dillinger feat. Snoop Dogg, E-White & Uncle Reo「I Got Dat Fire」
 https://www.youtube.com/watch?v=NbkP9Le4lRI
Brother Ali「Ear to Ear」
 https://www.youtube.com/watch?v=FazVo_HXQg8
Cookin' Soul, Nahright, Skyzoo & Sha Stimuli feat. Donny Goines「On Fire」
 https://www.youtube.com/watch?v=xU6gRn6TKPs
Sadat X「On Fire」
 https://www.youtube.com/watch?v=Za71LstD0OA

「How 'Bout Us」
Dana Walden作。前述のようにグループの代名詞となる大ヒット曲。当時の僕はロック少年でしたが、全米Top40を追いかける中で、何となくこの曲に惹かれた記憶があります。楽曲自体はメンバーのDana WaldenとMichael Dayが組んでいたバンドThe Water Brothers Band、1975年のシングルのリメイクです。ブラコン好きにはたまらないアーバンなメロウ・バラードです。煌びやかでロマンティックな80年代らしいムードがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=YBUqDr14DEw

Brotherhood of Man、Eddie Lovette、Grayson Hugh & Betty Wright、Lulu、Johnny Mathisがカヴァーしています。
The Water Brothers Band「How 'Bout Us」
 https://www.youtube.com/watch?v=-kX1evKBvng
Eddie Lovette「How 'Bout Us」
 https://www.youtube.com/watch?v=fu-vm7jOocI
Grayson Hugh & Betty Wright「How 'Bout Us」
 https://www.youtube.com/watch?v=OXN1COipDQo
Lulu「How 'Bout Us」
 https://www.youtube.com/watch?v=nJhBBa17CmM
Johnny Mathis「How 'Bout Us」
 https://www.youtube.com/watch?v=jeXjchuuF2o

「Spinnin'」
Michael Day/Dave Pirner作。ファンク調でスタートしますが、本編はシカゴ・ソウル調の軽快なステップのミディアム・グルーヴ。聴けば聴くほど好きになるソウル・ヴォーカル・グループらしい1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=XxS8314g4v4

「Dancin' Together Again」
Richard Reicheg作。「How 'Bout Us」と同タイプのアーバンなメロウ・ミディアム。このグループらしいヴォーカル・ワークを存分に楽します。
https://www.youtube.com/watch?v=Sf2KdfGn7os

「Lighten Up」
Pauli Carman/Michael Day作。粘り腰のミディアム・ファンクですが爽快コーラスが上手く中和させています。
https://www.youtube.com/watch?v=JMA9qWSGnKs

「If One More Morning」
Dana Walden作。ラストは60年代モータウン調のポップなダンス・チューンで軽快に締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=paxZURnI3Zo

再発CDには「How 'Bout Us」「I'm on Fire」のシングル・ヴァージョンがボーナス・トラックとして追加収録されています。

『Modern Heart/Woman in Flames』(1983/1984年)※2in1CD
MODERN HEART/WOMAN IN FLAMES
posted by ez at 00:45| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月25日

George Clinton『You Shouldn't-Nuf Bit Fish』

時代の音を積極的に取り入れた意欲作☆George Clinton『You Shouldn't-Nuf Bit Fish』
You Shouldn't
発表年:1983年
ez的ジャンル:本家P-Funk
気分は... :お楽しみ満載!

今回はP-Funk軍団の総帥George Clintonの2ndソロ・アルバム『You Shouldn't-Nuf Bit Fish』(1983年)です。

Funkadelic/ParliamentをはじめとするP-Funk軍団の総帥George Clintonの紹介は、1stソロ・アルバム『Computer Games』(1982年)に続き2回目となります。

契約上のトラブル等で活動が滞っていたものの、起死回生の1stソロ『Computer Games』(1982年)から「Atomic Dog」が全米R&BチャートNo.1となり、健在ぶりを示したGeorge Clinton。

その『Computer Games』に続く2ndソロ・アルバムが『You Shouldn't-Nuf Bit Fish』(1983年)です。

『Computer Games』(1982年)の陰で、あまり話題になることが少ないアルバムかもしれませんね。実際、『Computer Games』ほどのチャート・アクションはありませんでした。

僕も『Computer Games』の次は、Prince殿下のPaisley Park Recordsからリリースされた『The Cinderella Theory』(1989年)、『Hey Man, Smell My Finger』(1993年)のイメージが強いですね。

そんな存在感の薄いアルバムですが、聴いてみるとその充実ぶりにビックリ!長年スルーしていたことを反省した次第です。

レコーディングにはJunie Morrison(key、g、vo)、Bootsy Collins(b、ds、g)、Garry Shider(g、vo)、Michael Hampton(g)、Eddie Hazel(g)、Andre Foxxe(g)、DeWayne "Blackbyrd" McKnight(g、key)、 Lige Curry,(b)、Michael Payne (b、key、vo)、Bernie Worrell(key)、David Spradley(key)、Doug Duffy(key)、Ron Cron(key)、Larry Fratangelo(per)、Maruga Booker(per)、Maceo Parker(sax)、Fred Wesley(tb)、Larry Hatcher(tp)、Richard Griffith(tp)、Darryl Clinton(vo)等のP-Funk軍団お馴染みのメンバーが勢揃いしています。

プロデュースはGeorge Clinton自身。さらにJunie MorrisonGarry Shiderが共同プロデュースしている曲もあります。

アルバム全体としては、本作と同じ1983年に大ヒットしたDavid Bowie「Let's Dance」を意識した(パロった)エレクトリック・ブギー「Last Dance」、ラップを取り入れたエレクトロ・ファンク「Nubian Nut」、1983年の話題曲となったHerbie Hancock「Rockit」を意識したかのようなスクラッチ音が聴こえる「You Shouldn't-Nuf Bit Fish"」など時代の音を積極的に取り入れようとするスタンスが感じられます。

それ以外に格好良いギター・サウンドのファンク・チューン「Quickie」Heatwave「Boogie Nights」のフレーズを拝借したブギー・ファンク「Silly Millameter」あたりも楽しめるはずです。

改めて聴き直すと、色々と聴き所、お楽しみが多く個人的に再評価が高い1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Nubian Nut」
George Clinton/David Spradley/Lane Strickland/Fela Kuti作。シングルにもなったオープニング。ラップを取り入れたエレクトロ・ファンク。この時期にHip-Hopのエッセンスを取り入れる先見性がGeorge Clintonのセンスなのかもしれませんね。作者にアフロビートの創始者Fela Kutiが含まれているのも興味深いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=5wAxVgmmkRc

「Quickie」
Andre Williams/Ron Ford/Janice Evans/Stephanie Linn作。Junie Morrisonとの共同プロデュースです。格好良いギター・サウンドが印象的なダンサブルなファンク・チューン。Funkadelic/Parliamentよりもスマートなキャッチーさがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=wiPizq1OEG8

Knucklehedz「All She Wanted」のサンプリング・ソースになっています。
Knucklehedz「All She Wanted」
 https://www.youtube.com/watch?v=8gLB4rf8H8g

「Last Dance」
Bootsy Collins/Robert Johnson/Stephanie Linn作。前述のように、David Bowie「Let's Dance」を意識したエレクトリック・ブギーに仕上がっています。コーラスはモロに「Let's Dance」です(笑)。Kanye Westの先を行く早回し高音ヴォーカル等の遊び心も含めてP-Funk総帥らしい1曲に仕上がっているのでは?>、
https://www.youtube.com/watch?v=ps9SYLw7if8

Erick Sermon「Hittin' Switches」のサンプリング・ソースになっています。
Erick Sermon「Hittin' Switches」
 https://www.youtube.com/watch?v=CqMDF5NLi_M

「Silly Millameter」
Bob Bishop/Lushawn Clinton/Doug Duffy作。Heatwave「Boogie Nights」のフレーズを拝借したブギー・ファンク。軽やかなホーン・サウンドやラテン/ブラジリアンなパーカッションもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=yyE_9MZEZDQ

「Stingy」
Michael Hampton/Lige Curry/Gary Cooper/Stephanie Linn作。儚いエレポップ調サウンドが印象的なエレクトロ・ファンク。ある意味80年代前半らしい音かもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=DD-89IryjMo

「You Shouldn't-Nuf Bit Fish"」
Michael Payne/Robert Johnson/Stephanie Linn作。タイトル曲はスペイシーなエレクトロ・ファンク。スクラッチ音を織り交ぜているあたりは、本作と同じ1983年にヒットしたHerbie Hancock「Rockit」を意識したものでしょうね。
https://www.youtube.com/watch?v=8U8Zo-KG2sY

George Clintonの他作品もチェックを!

『Computer Games』(1982年)
コンピューター・ゲームス

『Some of My Best Jokes Are Friends』(1985年)
george clinton some of my best jokes are friends.jpg

『R&B Skeletons in the Closet』(1986年)
R & B Skeletons in the Clos

『The Cinderella Theory』(1989年)
The Cinderella Theory

『Hey Man...Smell My Finger』(1993年)
Hey Man Smell My Finger

『T.A.P.O.A.F.O.M』(1996年)
Tapoafom
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2017年09月13日

Garry Glenn『G.G.』

アーバン・メロウなデビュー作☆Garry Glenn『G.G.』
G.G.
発表年:1980年
ez的ジャンル:アーバン・メロウ系男性ソウル
気分は... :Cause I Love You・・・

個人的に今日は特別な日。
1日楽しく、朗らかに過ごしたいですね。

今回はAOR/クワイエットストーム好きから再評価の高い男性ソウル・シンガー/ソングライターGarry Glennのデビュー・アルバム『G.G.』(1980年)

デトロイト生まれの男性ソウル・シンガー/ソングライターGarry Glenn(1955-1991年)の紹介は、2ndアルバム『Feels Good To Feel Good』(1987年)に続き2回目となります。

Anita Bakerに楽曲提供した「Caught up in the Rapture」の大ヒットを受けて、Motownからリリースされた2ndアルバム『Feels Good To Feel Good』(1987年)以上に、PPL Recordsからリリースされた本作『G.G.』(1980年)はマイナーなアルバムかもしれませんね。

The Emotionsに楽曲提供した「Cause I Love You」(アルバム『Come Into Our World』収録)をPPL Recordsの社長が気に入ったことが、このデビュー・アルバム制作のきっかけになったようです。

プロデュースはGarry GlennDave Pruitt。1曲のみRobert Palmerが手掛けています。

楽曲はすべてGarry Glennのオリジナル(Dave Pruitt、Robert Palmerとの共作含む)。

ディスコ/ブギーな楽曲も収録されていますが、それよりも爽快メロウなミディアム系楽曲にGarry Glennの魅力が詰まっていると思います。

個人的にはオープニングのディスコ・ファンク「Don't Stop The Music」だけは違和感がありませんが、2曲目以降はすべて充実しており、大満足の1枚です。彼の書く楽曲の良さを、彼自身の伸びやかなハイトーン・ヴォーカルがさらに引き立てているのがいいですね。

今日を朗らかに過ごしたい僕の気分にピッタリな1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Don't Stop The Music」
オープニングはディスコ・ファンク。ノリのいいオープニングも悪くはないですが、Garry Glennに期待するのはこのタイプではないので、ついついスキップしがちに(汗)
https://www.youtube.com/watch?v=ocIqwXHgVeg

「Heaven Kind Of Love」
美しいオーケストレーションをバックにした爽快ミディアム。ポップな味わいは好き/嫌いが分かれるところかもしれませんが、個人的には天国気分の爽快さに惹かれます。
https://www.youtube.com/watch?v=jnGfNhtDgCs

「Gonna Give You My Love」
ライトなダンサブル感が心地好いミディアム・グルーヴ。Garryの伸びやかヴォーカルがポジティブなヴァイヴスを届けてくれます。聴いているだけでワクワク・モードに・・・
https://www.youtube.com/watch?v=Ti3FXjXYUOc

「Cause I Love You」
前述のように本作制作のきっかけとなったThe Emotionsへの提供曲のセルフ・カヴァー(Dave Pruittとの共作)。Garryのファルセット・ヴォーカルが栄えるアーバン・メロウなミディアム。今の僕の気分にフィットする1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=_Pmw8WhobDk

The Emotionsヴァージョンもセットでどうぞ!
The Emotions「Cause I Love You」
 https://www.youtube.com/watch?v=Ysxxa_Fo1R4

「I Need You In My Life」
オリジナルLPのB面1曲目。A面と同じくダンサブルなファンキー・チューンが冒頭を飾りますが、「Don't Stop The Music」よりは遥かにGarry Glennらしい気がします。Robert Palmerとの共作。
https://www.youtube.com/watch?v=5HVGtU0whXs

「You're The One」
メロウ・エレピが心地好いミディアム・バラード。彼がAORファンからの支持が高い理由がよく分かる1曲なのでは?コーラスも含めたヴォーカル・ワークがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=UyFt04ND108

「Got You On My Mind」
軽快メロウなギターが印象的なバカンス・モードのメロウ・グルーヴ。ブラジリアン・メロウなんかとセットで聴いてもフィットするのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=3iUC3sKI0rY

「It's Love Again」
オーセンティックなミディアム・バラードですが、逆にGarry Glennらしさが伝わっきていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=qJ9tVCdwpxY

「Fork In The Road」
アルバムの余韻を味わう約1分の小曲で幕を閉じます。

未聴の方は2ndアルバム『Feels Good To Feel Good』(1987年)もチェックを!

『Feels Good To Feel Good』(1987年)
garry glenn feels good to feel Ggood.jpg
posted by ez at 02:12| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月09日

Far Cry『The More Things Change...』

AORファンにはお馴染みの1枚☆Far Cry『The More Things Change...』
ファー・クライ(期間生産限定盤)
発表年:1980年
ez的ジャンル:メイン・ストリームAOR
気分は... :心機一・・・

今回はAORファンにはお馴染みの1枚、Far Cry『The More Things Change...』(1980年)です。

Far CryはN.Y.出身のPhil Gladstonとカナダ、モントリオール出身のPeter Thomによるデュオ。特にPhil Gladstonは、後にVanessa Williams等のプロデュースでも活躍しています。

1973年に出会い、ソングライティング・チームとして頭角を表してきた2人は、1977年にGaldston & Thom名義のアルバム『American Gypsies』をリリースします。しかしながら、John Simonがプロデュースを手掛けた『American Gypsies』は商業的には不発に終わりました。

そこで心機一転、ユニット名をFar CryとしてAOR路線へ大きく舵を切って制作されたアルバムが本作『The More Things Change...』(1980年)です。

Steely Dan作品のエンジニアElliot Scheinerがプロデュースを務めています。

レコーディング・メンバーにはDonald Fagen(back vo)をはじめ、Rob Mounsey(key、syn)、Elliott Randall(g)といったSteely Dan人脈や、Billy Joelのバンド・メンバーDoug Stegmeyer(b)とLiberty DeVitto(ds)の名がクレジットされています。

さらにSteve Khan(g)、Jeff Mironov(g)、Mark Doyle(g)、Tony Levin(b)、Neil Jason(b)、Will Lee(b)、Chris Parker(ds)、Bernard Purdie(ds)、Ed Greene(ds)、Ralph MacDonald(per)、Randy Brecker(tp、flh)、Marvin Stamm(tp、flh)、Timmy Cappello(sax)、Ronnie Cuber(sax)、Barry Roger(tb)、Patti Austin(back vo)、John Barranco(back vo)、Zachary Sander(back vo)、Frank Floyd(back vo)等の名うてのミュージシャンが参加しています。

この豪華メンバーを見ると、まずSteely Dan的なサウンドのAOR作品を期待してしますね。実際、「Eldorado Escape」「It's Not As Simple As That」「Some Things Will Never Change」などSteely Dan的な楽曲が数多く収録されており、そのサウンドを聴きながらニンマリするのも本作の楽しみ方かもしれません。

一方で、Steely Dan的サウンドのみで終わらないのも本作の魅力だと思います。その意味では主役である2人のソングライティングの良さを実感できる「The One And Lonely」「Ocean Eyes」「Suddenly Strings」、ウエストコースト・ロックな「The Hits Just Keep On Comin'」あたりもオススメです。

いずれにしてもAORファンには間違いのない1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「The Hits Just Keep On Comin'」
僕の一番のお気に入り。この曲に関しては、Steely Danというよりもウエストコースト・ロック系の爽快チューンに仕上がっています。コレがDonald Fagen参加曲というのも面白いですね。僕のiTinesのプレイリストではVapour Trails「Don't Worry Baby」とセットになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=24P4FDPDluU

「Eldorado Escape」
サウンド、曲調共にSteely Dan好きの人はニンマリの1曲。Bernard Purdieのドラミングがサウンド全体にダイナミックな印象を与えてくれます。

「The One And Lonely」
ソングライティング・チームらしい楽曲の良さを楽しめる哀愁メロウ。Rob Mounseyのシンセ・ソロの音色もグッド!もう9月ですが、去りゆく夏の余韻に浸りたい気分になる1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=BltH6WOJ9Ow

「Because It's There」
派手さはありませんが、楽曲の良さとツボを押さえた好バッキングが噛み合ったメロウ・チューン。Patti Austinらも加わったコーラスワークもグッド!Neil Jasonのベースが牽引します。
https://www.youtube.com/watch?v=PuHS3gCitYU

「It's Not As Simple As That」
Donald Fagen参加の2曲目。先の「The Hits Just Keep On Comin'」と異なり、コレはモロにSteely Dan/Donald Fagen色の強い仕上がりです。しかも、リード・ギターはElliott RandallなのでSteely Dan好きの人はグッとくるはずなのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=am43cmaeIrQ

「Fight, Fight, Fight」
リラックスしたサウンドが印象的です。ヴォーカルも含めてSteely Danに寄せている感じが面白いですね。Timmy Cappelloがサックス・ソロで盛り上げてくれます。

「Ocean Eyes」
この曲はウエストースト風の仕上がり。僕好みのメロウ・チューンであり、このデュオの魅力を楽しむという点でもオススメです。
https://www.youtube.com/watch?v=WhKqNTaCS5E

「Suddenly Strings」
Rob Mounseyのメロウ・エレピのソフトな響きにグッとくるビューティフル・バラード。このデュオらしい仕上がりなのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=rTE07YM-UGA

「Tell Jack」
Elliott Randallのギターが目立つポップ・ロック調の仕上がり。

「Some Things Will Never Change」
Donald Fagen参加の3曲目。ラストは派手さはないものの、Steely Dan風のいい味のサウンドで締め括ってくれます。Steve Khanのギター・ソロもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=fJGdta6eZ1Q

ご興味がある方はGaldston & Thom『American Gypsies』(1977年)もチェックを!

Galdston & Thom『American Gypsies』(1977年)
アメリカン・ジプシーズ <SHM-CD>
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