2017年03月16日

The James Taylor Quartet『In The Hand Of The Inevitable』

本作ではAlison Limerickをフィーチャー☆The James Taylor Quartet『In The Hand Of The Inevitable』
In the Hand of the Inevitable
発表年:1995年
ez的ジャンル:UKアシッド・ジャズ
気分は... :原点回帰!

今回はUKアシッド・ジャズの牽引者の一人であるオルガン/キーボード奏者James Taylor率いるJames Taylor Quartet(JTQ)『In The Hand Of The Inevitable』(1995年)です。

JTQの紹介は、アシッド・ジャズ期のUKソウルを代表する男性シンガーNoel McKoyをヴォーカルに迎えた『Supernatural Feeling』(1993年)、デビュー・アルバムとなる『Mission Impossible』(1987年)に続き3回目となります。

本作『In The Hand Of The Inevitable』(1995年)は、『Supernatural Feeling』(1993年)に続くアルバムです。

『Supernatural Feeling』では、アシッド・ジャズ期のUKソウルを代表する男性シンガーNoel McKoyをヴォーカルに迎えましたが、本作では当時人気のあったUKディーヴァAlison Limerickを3曲でフィーチャーしています。

本作におけるJTQのメンバーはJames Taylor(org、el-p、p、moog、clarinet、programming)以下、David Taylor(g)、John Wilmott(sax、fl)、Gary Crockett(b)、Neil Robinson(ds)という5名。

それ以外にSnowboy(per)、US3などで知られるGerard Presencer(tp)等も参加しています。

クラブミュージック的なアプローチが目立った前作『Supernatural Feeling』は賛否が分かれる1枚でしたが、本作はそれと比較して原点回帰している感があり、ファンの間でも人気の高い1枚なのでは?

Alison Limerick好きの僕としては、彼女をフィーチャーした先行シングル「Love Will Keep Us Together」「Stepping Into My Life」「Good Thing」という3曲を推してしまいます(笑)

それ以外であれば、「Haitian Breakdown」「In The Hand Of The Inevitable」「3 Mile Island」、そしてLed Zeppelinの名曲カヴァー「Whole Lotta Love」あたりはJTQらしい格好良さを実感できると思います。

JTQらしいアシッド・ジャズを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Love Will Keep Us Together」
Alison Limerickをフィーチャー。アルバムからのリード・シングルにもなったソウルフルなアシッド・ジャズ。JTQファン以上にAlison Limerickファンが歓喜する1曲かもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=4_5csvww0fY

「3 Mile Island」
アシッド・ジャズらしい疾走感のあるインスト・ジャズ・ファンク。ホーン・アンサンブルやJohnny Hammondを意識したJames Taylorのハモンドの音色がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=XkJDNVBqEn4

「Free Your Mind」
爽快ギター・カッティングが心地好いサウンドに乗って、麻薬常習の危険性を訴えるメッセージを発信しています。
https://www.youtube.com/watch?v=SqYAeNKqnV8

「Haitian Breakdown」
原点回帰したJTQを実感できるインスト・ディープ・ファンク。David Taylorのギターが演奏を牽引します。James Taylorのハモンドもいい感じです。適度にパーカッシヴな感じも僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=iM_IVxX4s5o

「Good Thing」
Alison Limerickをフィーチャー。Alisonの艶やかなソウルフル・ヴォーカルが栄えるファンキー・メロウに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=pQsln4Q8hmk

「Let's Get Together」
Alison Limerickをフィーチャー。ストリングスを配したブリージングなジャズ・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=SCjmssR4Q2A

「Segue No.1」
スパイ・ジャズ的な格好良さのあるインスト小曲。

「Stepping Into My Life」
Alison Limerickをフィーチャー。愛する人を見つけて人生をシェアすることの大切さを歌うラブソングです。Alison Limerick好きはグッとくるソウルフル&ダンサブルな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=xkFh_hGKRQw

「Whole Lotta Love」
Led Zeppelinの名曲をカヴァー。ハードロック名曲をモッドな雰囲気で格好良くカヴァーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=9sRgw9yyY40

「Journey」
James Taylorのムーグが蠢くミステリアスなインスト・ジャズ・ファンク。70年代クロスオーヴァーな雰囲気があります。
https://www.youtube.com/watch?v=E-Y9Q6guYac

「Sounds Of Freedom」
ムーグが牽引するジャズ・ファンク。タイトルの通り、フリーダムな雰囲気がサウンドにも表れています。
https://www.youtube.com/watch?v=k17MxfOAzOg

「Keep On Moving」
David Taylorのギターが活躍するジャズ・ファンク。サマー・モードで疾走します。

「In The Hand Of The Inevitable」
グルーヴィーなハモンド・オルガンが印象的なJTQらしいインストで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ObR7GowttJA

僕の所有する国内盤には以下の2曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

「Love Ballad」
George Bensonでお馴染みの曲(Skip Scarborough作)をカヴァー。アシッド・ジャズらしいメロウ・グルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=DhmBuGcjh8o

「Europa」
ファンキーに疾走するインスト・ジャズ・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=ooW-9pb1FcM

JTQの他作品もチェックを!

『Mission Impossible』(1987年)
Mission Impossible

『The Money Spyder』(1987年)
Money Spyder

『Wait a Minute』(1988年)
Wait a Minute

『Get Organized』(1989年)
Get Organised

『Do Your Own Thing』(1990年)
James Taylor Presents Jtq

『Absolute: JTQ Live』(1991年)
Absolute - James Taylor Quartet Live

『Supernatural Feeling』(1993年)
Supernatural Feeling

『A Few Useful Tips About Living Underground』(1996年)
A Few Useful Tips About Living Underground

『Whole Lotta Live 1998』(1998年)
Whole Lotta Live 1998

『Penthouse Suite』(1999年)
ザ・ペントハウス・スイート

『A Bigger Picture』(1999年)
The Bigger Picture

『Swinging London』(2000年)
Swinging London

『Message from the Godfather』(2001年)
Message From the Godfather

『Room at the Top』(2002年)
Room at the Top

『The Oscillator』(2003年)
The Oscillator

『A Taste of Cherry』(2006年)
Taste of Cherry

『Don't Mess With Mr. T - James Taylor Quartet Plays Motown』(2007年)
Don't Mess With Mr T / James Taylor Quartet Plays

『Live at the Jazz Cafe』(2008年)
ライヴ・アット・ザ・ジャズカフェ

『New World』(2009年)
New World

『The Template』(2011年)
The Template

『Closer to the Moon』(2013年)
Closer to the Moon

『Closer to the Moon』(2015年)
The Rochester Mass
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2017年03月10日

Funk Como Le Gusta『Roda de Funk』

Hip-Hop経由のサンバ・ホッキ作品☆Funk Como Le Gusta『Roda de Funk』
Roda De Funk
発表年:1999年
ez的ジャンル:サンバ・ホッキ・グループ
気分は... :デュアル・・・

今回はサンバ・ファンク(サンバ・ホッキ)作品Funk Como Le Gusta『Roda de Funk』(1999年)です。

Funk Como Le Gustaは1998年サンパウロで結成された大所帯サンバ・ホッキ・グループ。

これまで『Roda de Funk』(1999年)、『FCLG』(2004年)、『Funk "Ao Vivo" Como Le Gusta』(2005年)、『A Cura Pelo Som』(2011年)、『A Nave-Mae segue Viagem』(2015年)といったアルバムをリリースしています。

1stアルバムとなる本作『Roda de Funk』(1999年)におけるメンバーは、Kito Siqueira (bs、as)、Sergio Bartolo(b)、Simone Soul(djembe、derbak、tambourine、cowbell、caxixi)、Kuki Stolarski(ds)、Emerson Villani(g)、Juliano "Papi" Beccari(el-p、org、syn、strings)、BiD(key、syn、g、vo)、James Muller(per、vo)、Hugo Hori(ts、fl、vo)、Tiquinho(tb)、Marcelo Cotarelli(tp、flh)、Reginaldo Gomes(tp、flh、vo)という12名。

さらには当ブログでも紹介したブラジル人女性シンガーPaula Limaが5曲でフィーチャリングされています。それ以外にも多数のゲストがフィーチャリングされています。

Hip-Hopを聴いて育った新世代によるターンテーブルやラップを織り交ぜたサンバ・ホッキが魅力です。また、サンバ・ホッキに止まらないラテン、スカのエッセンスを取り入れた演奏もあり、あの手この手で楽しませてくれます。

僕が保有するのは国内盤ですが、国内盤は上記ジャケとは異なるのでご注意を!

Hip-Hop世代のサンバ・ホッキはブラジル音楽好きが聴いても、ファンク好きが聴いても一ひねりる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Entrando na Sua (Intro)」
アルバムのイントロ。

「Nervosa」
モダンなサンバ・ホッキ。クール&ファンキーな疾走感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=r7rsjW70KO0

「Funk de Bamba」
チリのファンク・ロック・バンドChancho en Piedraとブラジリアン女性ポップ・シンガーFernanda Abreuをフィーチャー。Fernanda Abreuのラップ調ヴォーカルが印象的なファンク・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=JTenGh8mWTE

「Call Me At Cleo's」
ブラジル人ギタリストTuco Marcondesをフィーチャー。汎ラテンなパーカッシヴ感と何処となくノスタルジックな雰囲気が印象的です。

「Olhos Coloridos」
リオ出身の女性シンガーSandra De Saをフィーチャーし、彼女の楽曲をカヴァーしています。オリジナルはアルバム『Sandra Sa』(1982年)に収録されています。Sandra De SaとPaula Limaによるパンチのあるソウルフル・ヴォーカルの掛け合いが魅力のサンバ・ホッキに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=_BzgzH7y52I

「Zambacao」
スカ調のインスト・チューン。グルーヴィーなオルガンがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=CVs2Y0l3Ekw

「Funk Hum」
チリのHip-HopグループMakizaでの活動でも知られるAnita Makizaとチリ人ビートメイカーDJ Raffをフィーチャー。ターン・テーブルやラップも交えたHip-Hopバンド調ファンクはかなり格好良いです。涼しげなフルートもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=WfNk1NKgRRY

「Forty Days」
ブラジル人ラッパーBlack Alienをフィーチャー。A Tribe Called Quest「Luck Of Lucien」のサンプリング・ソースとしてお馴染みのBilly Brooksのインスト・ファンクをカヴァー。オリジナルは『Windows Of The Mind』に収録されています。Black Alienのまくし立てるフロウが印象的なHip-Hop調ファンクです。
https://www.youtube.com/watch?v=LZrbIeW_Pkc

「Balada Da Paula」
Paula Limaの哀愁ヴォーカルが栄えるミディアム・チューン。

「Dujii」
Grupo Baticunでも活動していたブラジル人パーカッション奏者Joviをフィーチャー。Kool & The Gangのカヴァーです。オリジナルの雰囲気を受け継ぐカヴァーですが、ほんのりサンバ・ホッキの香りが効いている感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=kV4KwaLwCZs

「Meu Guarda Chuva」
ブラジリアン・ビッグ・バンドBanda Mantiqueiraをフィーチャー。Paula Limaのヴォーカルが栄えるメロウ・ファンクです。

「Moteis」
格好良いホーン・アンサンブルを楽しめるインスト・ファンク。ギター・ソロもキマっています。
https://www.youtube.com/watch?v=dfOTtAKdsi0

「Whistle Stop」
格好良いブレイクと共に始まる8分半を超える長尺インスト・サンバ・ホッキ。開放的な気分させてくれます。

「16 Toneladas (Sixteen Tons)」
確信犯的なレトロ感が魅力の1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=DUIVb65EsXE

「Divirta-se (Saindo da Sua)」
アルバムの余韻に浸るような小曲。
https://www.youtube.com/watch?v=9PBa0GEuOM0

「Forty Days (Instrumental)」
「Forty Days 」のインスト・ヴァージョン。

「Olhos Coloridos (Dj Cuca remix)」
国内盤ボーナス・トラック。「Olhos Coloridos」のリミックスです。ハウス調のアッパーな仕上がりです。

Funk Como Le Gustaの他作品もチェックを!

『FCLG』(2004年)
Fclg

『Funk "Ao Vivo" Como Le Gusta』(2005年)
Funk Ao Vivo Como Le Gusta

『A Cura Pelo Som』(2011年)
A Cura Pelo Som

『A Nave-Mae segue Viagem』(2015年)
funk como le gusta a nave-mae segue viagem.jpg
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2017年03月01日

Galliano『:4』

アシッド・ジャズ人気ユニットのスタジオ・ラスト作☆Galliano『:4』
4our
発表年:1996年
ez的ジャンル:アシッド・ジャズ最終形
気分は... :有終の美・・・

今回はRob Gallagher率いるGallianoの4thアルバム『:4』(1996年)です。

アシッド・ジャズの人気ユニットGallianoの紹介は、2ndアルバム『A Joyful Noise Unto The Creator』(1992年)、3rdアルバム『The Plot Thickens』(1994年)に続き3回目となります。

4thアルバムとなる本作『:4』(1996年)は、結果としてグループのラスト・スタジオ作となってしまいました。

プロデュースはDominic "Ski" Okenfull Demus

本作におけるメンバーはRob Gallagher(vo、g)、Crispin "Spry" Robinson(per)、Valerie Etienne(vo)。さらにDominic "Ski" Okenfull(key、vibe、programming)もサウンド面で大きく貢献しています。

それ以外に、Young Disciplesでお馴染みのMarco Nelson(b)、Ernie McKone(b)、Crispin Taylor(ds、per)、Nemo Jones(g)、Linda Lewis(back vo)等が参加しています。また、UKの人力アブストラクト・バンドRed Snapperをフィーチャーした楽曲もあります。

前作『The Plot Thickens』(1994年)でフォーキー/レイドバックの色合いを強め、アシッド・ジャズという枠に囚われないスタイルを追求していました。ラスト作となる本作ではスワンプ調のフォーキー/レイドバック路線のライブ・サウンドを重視しつつも、ドラムンベース、ダブのエッセンスを取り入れたサウンドも披露し、グループの総仕上げを行っています。

円熟の中にもエッジーなアプローチを忘れないアシッド・ジャズの最終形を楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Who Ate The Fly? (Gonna Getcha)」
ファンキー&アーシーなロッキン・サウンドが印象的なオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=dRyOZcpulCE

「Ease Your Mind」
シングルにもなりました。Valerieのソウルフル・ヴォーカルを活かしたファンキー・グルーヴ。骨太な感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=uu0RUjU4pX4

「Slack Hands」
Samuel L. Jackson主演の映画『187』(1997年)のサントラにも収録された楽曲です。同じTalkin' Loud発のHip-HopユニットUrban Speciesの代表曲「Spiritual Love」あたりに通じる魅力を持ったオーガニックHip-Hop調の仕上がり。Neil Young「The Old Laughing Lady」を引用した バック・コーラスには、あのLinda Lewisが参加しています。
https://www.youtube.com/watch?v=FZhQTsQfzu4

「Roofing Tiles」
ストリングスを配した哀愁フォーキー。美しいアレンジがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=mBO0dGTxhxg

「Slightly Frayed」
美しさと退廃が同居するフォーキー・グルーヴ。ダウナーな隠し味が効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=5hJX9flTvKQ

「Best Lives Of Our Days」
UKの人力アブストラクト・バンドRed Snapperをフィーチャー。ライブ・バンド感のあるラップはThe Rootsあたりに通じる魅力があるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=oFNQUmz7SE8

「Thunderhead」
ファンキーな疾走感に一発KOされてしまった1曲。スワンプ・テイストのファンキー・ロック+エレクトロニカなサウンドがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=uMFLLHikH50

「Freefall」
サイケ&コズミックな雰囲気のドラムンベース。ドラムンベース・サウンドとValerieのソウルフル・ヴォーカルがフィットしています。
https://www.youtube.com/watch?v=b7qx1fC7574

「Some Came」
レゲエ/ダブのエッセンスを取り入れたサウンドが印象的な哀愁チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=JO2-k5k56FA

「Funny How」
Valerieのヴォーカルを前面に打ち出したビューティフル・フォーキー。
https://www.youtube.com/watch?v=P3qL0VJcA5A

「Western Front」
スワンプ・フィーリングたっぷりの仕上がり。アシッド・ジャズ経由のスワンプ・リヴァイバルと感じですかね
https://www.youtube.com/watch?v=PwMVSR-KeXU

「Who's In Charge」
ダークな肌触りのHip-Hopサウンド。この音を聴くと、大好きなThe Roots「75 Bars」に通じる魅力を感じます(Gallianoの方が先ですが)。
https://www.youtube.com/watch?v=TS68Uu7xGfI

強引ですが、The Roots「75 Bars」のドラム・ブレイクはサイコーに格好良いし、今だからこそ聴くべき曲なのでは?
The Roots「75 Bars」
 https://www.youtube.com/watch?v=5pcu6dbTb00

「Battles Are Brewing (Reprise)」
ラストは美しく締め括ってくれます。さらばアシッド・ジャズよ・・・
https://www.youtube.com/watch?v=aIZCrMctDR0

『In Pursuit of the 13th Note』(1991年)
In Pursuit of the 13th Note

『A Joyful Noise Unto The Creator』(1992年)
ジョイフル・ノイズ・アントゥ・ザ・クリエーター

『The Plot Thickens』(1994年)
Plot Thickens
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2017年02月14日

Trellini『Trellini』

R&Bクラシック「I Wanna Be Yours」収録☆Trellini『Trellini』
Davis Trellini
発表年:1994年
ez的ジャンル:実力派ティーン女性R&Bシンガー
気分は... :今年のグラミーは・・・

毎年期待していないと言いながら、ついつい見てしまうグラミー(笑)

Adeleに全く興味がない僕にとって、受賞自体は実に退屈なものでした。唯一、グラミーやるじゃん!と思ったのは、Chance the Rapperの受賞ですね。

パフォーマンスについて、個人的なハイライトはAnderson .PaakConsequenceBusta Rhymesを従えたA Tribe Called Quest。今回のグラミーのパフォーマンスではトランプへの抗議メッセージが目立ちましたが、ブラックパワー・サリュートのポーズまで見せたATCQのパフォーマンスは圧巻でした。

あとはChance the Rapperのパフォーマンスも新時代を感じる素晴らしいものでしたね。The TimeBruno MarsPrinceトリビュートも悪くはなかったけど、少しエンタメしすぎだったかなぁ。

今回は90年代女性R&B作品からTrellini『Trellini』(1994年)です。

本作『Trellini』は当時19歳であった女性R&BシンガーTrelliniの唯一のアルバムです。

キュートかつ確かな歌唱力を持つTrelliniの魅力がよく伝わってくる90年代女性R&Bにはたまらない1枚です。R&Bクラシックとして人気の「I Wanna Be Yours」が収録されています。

The 2 Live CrewLuther Campbell(Luke Skyywalker)Luke Recordsからのリリースです。

Bishop "Stick" Burrellがプロデュースし、Luther Campbellがエグゼクティブ・プロデューサーとしてクレジットされています。

アルバムの構成は前半はアップ中心、後半はスロウ中心となっています。

ハイライトは勿論、シングルにもなった前述のR&Bクラシック「I Wanna Be Yours」ですが、それ以外にアップであれば「Stay Wit Me」「Crazy Bout U」、スロウであればレーベル・メイトであるH-townのDinoとのデュエット「Take It Slow」あたりがオススメです。

初々しさと安定感が同居した歌姫的な女性R&B作品です。
とりあえず「I Wanna Be Yours」を聴いてみて!

全曲紹介しときやす。

「Tell Me Baby」
アルバムのイントロ。

「Stay Wit Me」
Rick James「Mary Jane」をキャッチーなR&Bグルーヴ。哀愁メロディにのせて切ない女心を歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=1C9TNGBE634

「Spastic Ass」
インタールード。

「Don't Call Me Baby」
ハネ系のダンサブル・チューン。若々しいTrelliniのヴォーカルと妖しげな男性ラップ&女性コーラスのコントラストがいいですね。

「U Said U Loved Me」
90年代前半らしいダンサブルなアップ・チューン。90年代好きの人であれば、このキャッチーさは気に入るのでは?少し妖しげなアクセントやヴォコーダー使いもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=5-5JR4lSAOc

「Eddie Miller」
お遊びモードのインタールード。

「Crazy Bout U」
「I Wanna Be Yours」、「Stay Wit Me」と並ぶキャッチーさを持ったアップ・チューン。Trelliniのティーンらしい魅力が伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=Y0SnhPU9jFg

「Come Inside」
艶めかしい雰囲気で歌い上げるミディアム。

「Intermission Tipp」
タイトルの通り、インターミッション的なつなぎの1曲。

「I Wanna Be Yours」
シングル・カットもされたR&Bクラシック。この1曲のために本作を購入してもいいくらいです。Delegation「Oh Honey」をサンプリングしたキュートなメロウR&Bグルーヴです。Rose Royce「Ooh Boy」のフレーズ引用、Syl Johnson「Different Strokes」の声ネタといった小ネタも挿入されています。
https://www.youtube.com/watch?v=y8GsAPEue5M

「Follow My Heart」
しっとりとしたスロウ。切ないTrelliniのヴォーカルにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=Y5dArwlAqbw

「Together Forever」
ティーンらしい真っ直ぐさとヴォーカル・ワークにグッとくるスロウ。
https://www.youtube.com/watch?v=7y_Zm9k6upA

「Dinner Date」
インタールード。

「True 2 Me」
しっとりと歌い上げるスロウ。Trelliniの素直な声質が栄える1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=LFno-hmr98E

「Take It Slow」
レーベル・メイトであるH-townのDinoとのデュエット。DinoとTrelliniの確かな歌唱力が前面に出された素敵なデュエットです。
https://www.youtube.com/watch?v=Uz-8XSi_IPE

「What Ups」
リラックした雰囲気での本編のエンディング。

「I Wanna Be Yours (Quiet Storm Bonus Track)」
「I Wanna Be Yours」の別ヴァージョン(この曲のみEddie Millerプロデュース)。その名の通り、クワイエット・ストームな雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=HKW19lFnk_M

グラミー絡みで加えておくと、受賞は逃しましたが、R&B部門でKINGAnderson .PaakBJ The Chicago KidTerrace Martinがノミネートされているあたりに救いを感じました。

また、ジャズ部門でGregory Porterが受賞したのは嬉しかったですね。
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2017年02月07日

Intro『New Life』

実力派男性R&Bグループの2nd☆Intro『New Life』
intro new life.jpg
発表年:1995年
ez的ジャンル:N.Y.ブルックリン出身男性R&Bグループ
気分は... :まさかの大逆転負け・・・

NFLスーパーボウルはペイトリオッツを土俵際まで追い詰めたファルコンズがまさかの大逆転負け。ファルコンズを応援していた僕はショック大です。

第4QのRBコールマン負傷後の3rdダウンで、ファルコンズがランではなくパスを選択してターン・オーバーを喫したのが全てでした。その後のWRジョーンズのミラクル・キャッチを活かせず、大幅ロスでFGさえできなかったのも痛手でしたね。

尻上がりに調子を上げてきたブレイディの攻撃をファルコンズ守備陣が踏ん張り切れなかったですね。相手の弱点を徹底的に狙うペイトリオッツが見事だったのでしょが、アンチ・ペイトリオッツの僕としては、もう少しファルコンズに打ち手はなかったのか・・・とボヤきたくなります(泣)

今回は90年代に活躍した男性R&BグループIntroの2ndアルバム『New Life』(1995年)です。

N.Y.ブルックリンで結成されたKenny "G-Love" GreeneJeff SandersClinton "Buddy" Wikeの3人組男性R&BグループIntroの紹介は、デビュー・アルバム『Intro』(1993年)に続き2回目となります。

デビュー・アルバム『Intro』(1993年)が高い評価を得たIntro

2ndアルバムとなる本作『New Life』(1995年)は、1stの「Come Inside」「Ribbon In The Sky」のようなヒット・シングルはありませんが、実力派男性R&Bグループに相応しい内容になっています。

1st『Intro』にも関与していたDave "Jam" HallNevelle HodgeといったThe Untouchablesの面々や、グループの中心メンバーKenny Greene、さらにはRodney Jerkins等がプロデュースを務めています。

アルバム前半はIntro To Street、後半はIntro To New Lifeというタイトルが付けられています。

前半Intro To Streetであれば、「Strung Out On Your Lovin'」「Funny How Time Flies」「Feels Like The First Time」「My Love's On The Way」、後半Intro To New Lifeであれば、「Spending My Life With You」「What You Won't Do For Love」「Somebody Loves You」が僕のお気に入り。

90年代男性R&Bグループ好きにはたまらない、安定感のある1枚です。

全曲紹介しときやす。

まず前半のIntro To Street

「Strung Out On Your Lovin'」
Rodney Jerkinsプロデュース。Rodney Jerkinsの手腕が光るキャッチーなダンサブル・チューンでアルバムは幕を開けます。
https://www.youtube.com/watch?v=P_kQt5GM_nM

「Funny How Time Flies」
Dave "Jam" Hallプロデュース。アルバムからの1stシングル。Black Moon「Reality... (Killing Every Nigga)」のビートをサンプリングしたミディアム・グルーヴはDave Hallらしい仕事ぶり。Steve Miller Band「Fly Like an Eagle」、Hall & Oates「Maneater」、Biz Markie feat. T.J. Swan「Nobody Beats the Biz」ネタも用いられています。
https://www.youtube.com/watch?v=Khq6Vd_gX8k

「Love Me Better」
Kenny Greene/Maurice Wilcherプロデュース。美メロのミディアム・バラードを素晴らしいリード・ヴォーカル&コーラス・ワークで歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=owJ1t5F0EHE

「Feels Like The First Time」
Nevelle Hodgeプロデュース。2ndシングルにもなった絶品スロウ。90年代男性R&Bグループ好きには間違いのない仕上がり。グループの素晴らしいヴォーカル・ワークを実感できます。
https://www.youtube.com/watch?v=SqxRvQA73k0

「My Love's On The Way」
Dave "Jam" Hallプロデュース。定番ブレイクLou Donaldson「Ode to Billie Joe」をサンプリングしたキャッチーなダンサブル・チューン。実力派グループならではのダンサブル・チューンですね。
https://www.youtube.com/watch?v=m871dlke-j8

ここからは後半のIntro To New Life

「New Life」
Kenny Greene/Dave Cintronプロデュース。タイトル曲はオーセンティックなバラード。僕には正攻法すぎて少し面白味に欠ける気も・・・
https://www.youtube.com/watch?v=SiXz6YYg82Y

「There Is A Way」
Kenny Greene/Dave Cintronプロデュース。込み上げ系ヴォーカル・ワークにグッとくるビューティフルなミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=cKfUtvxC6Pw

「Spending My Life With You」
Kenny Greene/Dave Cintronプロデュース。爽快コーラス・ワークで始まる素敵なラブ・バラード。透明感のある歌声が心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=qwxJZNrVHOE

「My Song」
Kenny Greene/Dave Cintronプロデュース。素晴らしいヴォーカル・ワークを生かしたメロウ・ミディアム。Bobby Caldwell「What You Won't Do For Love」のサンプリングを薄っすら挿入して次曲へつなぎます。
https://www.youtube.com/watch?v=VABdmrSEgXg

「What You Won't Do For Love」
Freedom Lyles/Ike Lee IIIプロデュース。Bobby Caldwellの名曲「風のシルエット」をカヴァー(Bobby Caldwell/Alfons Kettner作)。前曲「My Song」がいい前フリになっています。ヴォーカルも何処となくBobby Caldwellっぽいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=354_PiAAD3I

「Somebody Loves You」
Kenny Greene/Alex Moselyプロデュース。ラストは少しニュー・クラシック・ソウル調のグルーヴィー・ソウルで締め括ってくれます。伸びやかなヴォーカルが栄えます。
https://www.youtube.com/watch?v=exAkOxIsPTg

『Intro』(1993年)
Intro
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