2020年04月01日

Smokey Robinson『Love, Smoke』

アダルト・コンテンポラリーな魅力に溢れた1枚☆Smokey Robinson『Love, Smoke』
Love Smokey
発表年:1990年
ez的ジャンル:ソウル・レジェンド90年代R&B
気分は... :新年度ですが・・・

新年度ですが、在宅ワーク・モードで全く実感が湧きません。

ソウル・レジェンドSmokey Robinson『Love, Smoke』(1990年)です。

Smokey Robinson & the Miracles、ソロ・アーティストと長年活躍し、プロデューサー/ソングライター、Motown副社長として手腕を発揮してきたソウル・レジェンドSmokey Robinsonの紹介は、『One Heartbeat』(1987年)、『A Quiet Storm』(1975年)に続き3回目となります。

本作『Love, Smoke』(1990年)は、大ヒットした『One Heartbeat』(1987年)に続くアルバムです。

前作『One Heartbeat』(1987年)からは、「Just to See Her」「One Heartbeat」といったUSチャートTop10ヒットが生まれ、アルバム自体もゴールド・ディスクを獲得するヒット・アルバムとなりました。

結果的に本作は前作のような成功を収めることはできませんでしたが、アダルト・コンテンポラリーな魅力に溢れたR&Bアルバムに仕上がっています。

Paul LaurenceMichael StokesDennis LambertGeorge DukeLeon Sylvers IIIなど多様なプロデューサーが起用されており、ソングライター陣も多彩です。時代を反映したNJSなども含まれますが、今聴いても楽しめるアルバムだと思います。

アダルト・コンテンポラリーな「Love Is The Light」、アーバン・メロウな「Take Me Through the Night」、ボッサなメロウ・ソウル「Jasmin」、ブラコンな魅力がある「Unless You Do It Again」、US R&Bチャート第4位となったシングル曲「Everything You Touch」、同じくシングル・カットされた「(It's The) Same Old Love」、素敵なバラード「Come to Me Soon」あたりが僕のおススメです。

ソウル・レジェンドのキャリアの中で埋もれがちなアルバムですが、決して侮れない1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Love Is The Light」
Paul Laurenceプロデュース。David Ritz/Fred White/Kelly McNulty/Smokey Robinson作。このオープニングを聴けば、本作のアダルト・コンテンポラリーな魅力が伝わってくるのでは?元祖クワイエット・ストームからしい落ち着いた雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=VZ1oUWdpQs4

「(It's The) Same Old Love」
Keith Andes/Larry Hatcherプロデュース。Brenda Madison/Ken Gold作。2ndシングル。この時代らしいプロダクションのミディアム・バラードですが、Smokeyのヴォーカルとの相性は悪くないし、アーバンな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=6u6dz_x963Y

「Love 'N Life」
Keith Andes/Larry Hatcherプロデュース。Jeff Pescetto/Reed Vertelney作。NJSなダンサブル・チューン。NJSするSmokeyをイメージしづらいかもしれませんが、案外悪くない仕上がりです。抑えたトーンのSmokeyのヴォーカルが成功していると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=OAV_kccS6dk

「I Can't Find」
Berry Gordy/Michael Stokesプロデュース。Smokey Robinson作。オーセンティックなバラードをSmokeyらしい語り口で歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=DZnhUdNIPIg

「Take Me Through the Night」
Dennis Lambertプロデュース。Pam Reswick/Steve Werfel作。3rdシングル。これ大好き!アーバン・メロウなミディアムですが、実にSmokeyに似合う曲調・サウンドだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=ldD42UuBSCM

「Everything You Touch」
Dennis Lambertプロデュース。Pam Reswick/Steve Werfel作。アルバムからの1stシングルとして、US R&Bチャート第4位となりました(USシングル・チャートへのチャート・インはなし)。オトナなラブ・バラードをSmokey節でしっとり歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=pUtHYOo99IE

「Don't Wanna Be Just Physical」
Fritz Cadet/Howard Kingプロデュース。Fritz Cadet/Howard King/Smokey Robinson作。再びNJSなダンサブル・チューン。これも意外に成功しています。当時The Family StandのメンバーであったSandra St. Victorがバック・コーラスで参加しています。
https://www.youtube.com/watch?v=ZdiXkP072HU

「Come to Me Soon」
Robbie Buchanan/Iris Gordy/Smokey Robinsonプロデュース。Smokey Robinson作。Smokeyのヴォーカルの魅力を再確認できる素敵なバラード。やはりSmokeyにはバラードが似合う!
https://www.youtube.com/watch?v=NCSwI4Q0dxE

「You Made Me Feel Love」
George Dukeプロデュース。Dave Loggins, Jon Goin作。ここからはGeorge Dukeプロデュース曲が3曲続きます。本曲は爽快なミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=3ypksIJI6us

「Jasmin」
George Dukeプロデュース。Smokey Robinson作。George Dukeプロデュースの3曲の中ではコレが一番好き!George Dukeらしいサウンド・センスとSmokeyらしさが調和した素敵なボッサ調メロウ・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=bj_QoDhVoGE

「Easy」
George Dukeプロデュース。Marv Tarplin/Smokey Robinson作。しっとりとしたバラードをSmokeyならではの味わいで歌い上げます。Stevie Wonderがハーモニカでゲスト参加しています。
https://www.youtube.com/watch?v=VDNDs28_MNc

「Just Another Kiss」
CDボーナス・トラック。Robbie Buchanan/Iris Gordy/Smokey Robinsonプロデュース。Scott Cutler, Roy Freeland作。ゲスト参加のKenny Gのサックスが印象的なミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=t0IinFC0z6o

「Unless You Do It Again」
CDボーナス・トラック。Leon Sylvers IIIプロデュース。Smokey Robinson作。Leon Sylvers IIIらしいブラコン・センスに溢れた僕好みのミディアム・グルーヴです。80年代ブラコンの雰囲気を90年代仕様でやっている感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=n6FiENaMym0

『A Quiet Storm』(1975年)
A Quiet Storm

『One Heartbeat』(1987年)
One heartbeat
posted by ez at 14:02| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月25日

Martine Girault『Revival』

Ray Haydenとの強力タッグ☆Martine Girault『Revival』
リヴァイヴァル
発表年:1995年
ez的ジャンル:Opaz系UKソウル
気分は... :復活!

今回は90年代UKソウルからMartine Girault『Revival』(1995年)です。

Martine Giraultは1968年N.Y.ブルックリン生まれの女性R&Bシンガー。
母親はフランス(ハイチ)系、父親はイタリア系。

16歳のときに有名なブロードウェイ・ミュージカル『The Wiz』のドロシー役に抜擢され、注目を浴びます。その後、19歳でオランダに渡り、さらにはイギリスに拠点を移します。

そこでUKの気鋭プロデューサーRay Haydenと出会い、彼女のデビュー・シングルとなる「Revival」をレコーデイングします。

1992年にシングル・リリースされた同曲は、UKシングル・チャートにチャート・インするヒットとなりました。

「Revival」
https://www.youtube.com/watch?v=HiFiYiJCS_0

その後、MartineとRay Haydenは方向性を巡るレコード会社とのトラブルで作品をリリースできずにいましたが、1995年にRay Hayden自身のレーベルOpazから1stアルバムとなる本作『Revival』をリリースします。

さらにMartineとRay Haydenのコンビは、2ndアルバムとなる『S.O.U.L.』(1997年)をリリースしています。

僕の場合、CDシングルで「Revival」を購入し、同曲に魅せられ、その後突如リリースされた本作『Revival』も試聴もせずにオートマチックに購入した記憶があります。

前年にリリースされたRay Hayden自身のアルバムOpaz Featuring Ray Hayden『Back! From The Raggedy Edge』(1994年)とセットで聴いていた記憶があります。

プロデュース&ソングライティングは全てRay Hayden

こういうアルバムは、ハイライト「Revival」のみの作品とイメージする方もいるかもしれません。しかし、他の曲もMartine GiraultRay Haydenのタッグが強力であることを示してくれるのが本作の魅力です。

特に冒頭の「These Are The Best Days Of Your Life」「Soulfully Yours」「Been Thinking About You」「Good Love」という4曲を聴けば本作のUKソウルとしての充実度が一発でわかるはずです。

UKソウルらしくありませんが、キュートな「Don't Dog Me」「Love To Love You」あたりも僕のおススメ。

本作が惜しいのはリリースが1995年という時期であったこと。レコード会社とのトラブルなく、あと2年位早くリリースできていればもっと名盤としての評価が高まっていた気がします。

それでも今聴いてもテンション上げる僕にとっての名盤です。

全曲紹介しときやす。

「Intro/Interlude」
アルバムのイントロ。

「These Are The Best Days Of Your Life」
シングルにもなったミディアム・グルーヴ。UKソウルらしいクラブ寄りのダンサブル・サウンドがいいですね。Martineの声質もサウンドとよくマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=fvmSbzvpreQ

「Soulfully Yours」
アーバン感覚ながらもスピリチュアルな深遠さもある僕好みのミディアム・グルーヴ。面影のUKソウルといった趣がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=2-uJCtLyBDg

「Been Thinking About You」
この曲もサイコー!僕の好きだったUKソウルのセンスが凝縮されている1曲だと思います。久々に聴いたけど真夜中にテンション上がってしまった!
https://www.youtube.com/watch?v=gpjchdT67_Y

「Good Love」
クールなグラウンドビート調サウンドとキュートなMartineのヴォーカルの組み合わせにグッとくる1曲。Timmy Thomas 「Why Can't We Live Together」調のオルガンの使いが心憎いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=hjeNVDg4kSo

「Revival」
前述の彼女の代名詞と呼べるUKソウル・クラシック。アルバム・ヴァージョンは8分40秒の長尺です。Tom Scott & The L.A. Express「Sneakin' in the Back」をサンプリング。冒頭のカウントはBobby Byrd「I Know You Got Soul」ネタ。Ray Hayden自身は本曲を"部屋の灯りを消して、じっくり耳を傾けるようなソウル・チューン"と称したようですが、まさにミッドナイトが似合うUKソウル・クラシックだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=BXwqQwhsLYg

オリジナル・シングル・ヴァージョンはGuru「Feel the Music」等のサンプリング・ソースとなっています。Guru「Feel the Music」も本作と同じ1995年リリース曲なのでセットでよく聴きました。
Guru「Feel the Music」
 https://www.youtube.com/watch?v=eIWTKrj9SfI

「We've Got Tomorrow」
切ない哀愁ミディアム。コズミックな雰囲気のある哀愁メロウ・サウンドの何とも切ないムードがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=T7714J63MIM

「Special」
ピアノをバックに歌い上げるジャジー・ソウルな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=9HPwZCgMhA8

「Don't Dog Me」
キュートな魅力全開のUKソウル・グルーヴ。US女性R&Bとセットで聴きたくなる1曲なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=TYGtZGGzyy4

「Love To Love You」
この曲も大好き!USヒップホップ・ソウルと一緒に聴きたくなるような雰囲気のUKソウル・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=QBjYK2bHj1g

「Bring Back Your Love」
哀愁モードのミディアム・グルーヴ。Ray Haydenらしいプロダクションですね。
https://www.youtube.com/watch?v=EK5VafgyHYQ

「I Wish」
ミュージカル仕込みの実力派ヴォーカルを披露してくれるバラード。終盤のゴスペル調コーラスワークも感動的です。
https://www.youtube.com/watch?v=o15J2sIcGgw

「Outro/Interlude」
アルバムのイントロ。

「These Are The Best Days Of Your Life (Extended Mix)」
国内盤ボーナス・トラック。「These Are The Best Days Of Your Life」のExtendedヴァージョン。
https://www.youtube.com/watch?v=sa7iae_7MuA

ご興味がある方は2ndアルバム『S.O.U.L.』(1997年)やOpaz Featuring Ray Hayden『Back! From The Raggedy Edge』(1994年)もチェックを!

『S.O.U.L.』(1997年)
S.O.U.L.

Opaz Featuring Ray Hayden『Back! From The Raggedy Edge』(1994年)
Back from the Raggedy Edge
※上記は輸入盤ですが、僕が保有するのはジャケが異なる国内盤CDです
posted by ez at 01:26| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月11日

Mint Condition『Meant To Be Mint』

大ヒット・シングル「Breakin' My Heart (Pretty Brown Eyes)」収録のデビュー作☆Mint Condition『Meant To Be Mint』
Meant to Be Mint
発表年:1991年
ez的ジャンル:セルフ・コンテインド男性R&Bグループ
気分は... :Stokleyいいね!

ミネアポリス出身の男性R&BグループMint Conditionのデビュー・アルバム『Meant To Be Mint』(1991年)です。

90年代から活躍するセルフ・コンテインド男性R&BグループMint Conditionに関して、これまで当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Definition Of A Band』(1996年)
 『Livin' The Luxury Brown』(2005年)
 『E-Life』(2008年)

また、リーダー&リード・シンガーStokley Williamsの初ソロ・アルバム『Introducing Stokley』(2017年)も紹介済みです。

Sounds Of Blacknessに続く第2弾アーティストとして、ミネアポリスの先輩であるJam & LewisJimmy Jam/Terry Lewis)が主宰するPerspective Recordsからリリースされたデビュー・アルバムが本作『Meant To Be Mint』(1991年)です。

プロデュースはThe TimeJam & Lewisの同僚であったJellybean JohnsonMint Condition

Jimmy JamTerry Lewisはエグゼクティヴ・プロデューサーとしてクレジットされています。

Stokley Williams(vo、ds、prog、key、syn)、Keri Lewis(key、prog、per)、O'Dell(g、key、prog、per)、Ricky Kinchen(b、per)、Jeffrey Allen(sax、key)、Lawrence Waddell(p、key)の6名。

Lisa KeithJames "Popeye" Greerがバック・コーラスで参加しています。

この時代に敢えてバンドとしてデビューするあたりに彼らの才能と矜持を感じます。また、リード・シンガーStokley Williamsの魅力を実感できます。

アルバムからは2ndシングル「Breakin' My Heart (Pretty Brown Eyes)」がUSチャート第6位、US R&Bチャート第3位の大ヒットとなりました。

アルバムのハイライトという点では、「Breakin' My Heart (Pretty Brown Eyes)」「Forever in Your Eyes」という極上スロウ2曲になると思います。

また、シングルにもなった「Are You Free」をはじめ、「Try My Love」「Do U Wanna」「She's a Honey」「Single to Mingle」といったダンサブル・チューンもなかなかキャッチーでおススメです。

セルフ・コンテインド・グループとしての魅力が遺憾なく発揮されたデビュー作を楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「True to Thee」
Stokley Williams作。Perspectiveらしい雰囲気のダンサブル・チューンでアルバムは幕を開けます。
https://www.youtube.com/watch?v=FN4vwhelPgM

「Do U Wanna」
O'Dell/Stokley Williams作。改めて聴いて、なかなか格好良いモダン・ファンクに仕上がっていると再認識しました。
https://www.youtube.com/watch?v=FWPYJGVcPt8

「Breakin' My Heart (Pretty Brown Eyes)」
Lawrence Waddell/Stokley Williams/Jeffrey Allen作。前述のようにUSチャート第6位、US R&Bチャート第3位となったグループの代表曲。Stokleyのヴォーカルの素晴らしさを実感できる素敵なスロウ。いつ聴いても名曲の風格が漂います。
https://www.youtube.com/watch?v=OgCv-qrlRrI

L'Renee、Singing Melodyがカヴァーしています。
L'Renee「Breakin' My Heart (Pretty Brown Eyes)」
 https://www.youtube.com/watch?v=R34sh20ZLWc
Singing Melody「Pretty Brown Eyes」
 https://www.youtube.com/watch?v=b9mcZ_vUz7s

また、Tank「I Hate U」、Da Brat feat. Mariah Carey「Gotta Thing for You」、Dwele「Body Rock」 、Ameriefeat. Trey Songz「Pretty Brown」、Ty Dolla $ign「My Cabana」、Jay Park「I Don't Disappoint」 、Remy Ma feat. Chris Brown「Melanin Magic (Pretty Brown)」、Pimp C feat. Lil Wayne「3 Way Freak」等のサンプリング・ソースとなっています。
Dwele「Body Rock」
 https://www.youtube.com/watch?v=fnDrQhuB2V0
Amerie feat. Trey Songz「Pretty Brown」
 https://www.youtube.com/watch?v=4glvuZvETdY
Ty Dolla $ign「My Cabana」
 https://www.youtube.com/watch?v=2a09INp3zlY
Jay Park「I Don't Disappoint」
 https://www.youtube.com/watch?v=AiYCg7y5Rbk
Remy Ma feat. Chris Brown「Melanin Magic (Pretty Brown)」
 https://www.youtube.com/watch?v=AOvCyD9bbDM

「Are You Free」
Stokley Williams作。アルバムからの1stシングルはNJS調のミネアポリス・ファンク。溌剌としたStokleyのヴォーカルが弾けます。
https://www.youtube.com/watch?v=b2BZ7d8qNK0

「Here We Go Again」
Keri Lewis作。素敵なヴォーカル・ワークで始まるダンサブル・チューン。今聴いてもあまり陳腐に聴こえないのが彼らのセンスかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=lVCddtr-ABY

「Try My Love」
Keri Lewis/Stokley Williams作。NJSなダンサブル・チューン。Stokleyのヴォーカルが映えるキャッチーな仕上がり!
https://www.youtube.com/watch?v=WyUKuqUdTM8

「Forever in Your Eyes」
Jeffrey Allen/Stokley Williams作。シングル・カットされ、US R&Bチャート第7位となりました。アーバンな雰囲気の素敵なスロウ。「Breakin' My Heart (Pretty Brown Eyes)」と並ぶ本作のハイライトです。
https://www.youtube.com/watch?v=ubX3xdoLnGQ

Chase N. Cashe feat. Ty$「All the Time」、REVERB LITE「Your Eyes」のサンプリング・ソースとなっています。
Chase N. Cashe feat. Ty$「All the Time」
 https://www.youtube.com/watch?v=hQsJocMle3Y

「She's a Honey」
Keri Lewis/Stokley Williams作。今回久々に聴いて抜群に格好良いと感じたダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=Gf_wQvd-YKY

「Single to Mingle」
O'Dell/Stokley Williams/James "Popeye" Greer作。哀愁バラードを切々と歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=_mCTSEHmpbE

「Sensuous Appeal」
Stokley Williams作。Stokleyのセンスの良さやグループのスケールの大きさを感じる1曲。コレも大好き!
https://www.youtube.com/watch?v=Us9a7JNxhqY

「Outta Time, Outta Mind」
Keri Lewis/Stokley Williams/Jeffrey Allen作。シンセ・ベースのボトムがいい感じのファンク・チューン。

「I Wonder If She Likes Me」
Ricky Kinchen/Stokley Williams/James "Popeye" Greer作。ラストはバンド感を打ち出したロッキンなミディアムで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=NorS2R52ycE

Mint Conditionの他作品やStokley Williamsのソロもチェックを!

『From the Mint Factory』(1993年)
From the Mint Factory

『Definition Of A Band』(1996年)
Definition of a Band

『Life's Aquarium』(1999年)
Life's Aquarium

『Livin' The Luxury Brown』(2005年)
Livin the Luxury Brown

『E-Life』(2008年)
E-ライフ

『7』(2011年)
7

『Music at the Speed of Life』(2012年)
Music at the Speed of Life

Stokley『Introducing Stokley』(2017年)
Introducing Stokley
posted by ez at 01:36| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月28日

Sandra St. Victor『Mack Diva Saves The World』

元The Family Standのディーヴァの初ソロ☆Sandra St. Victor『Mack Diva Saves The World』
Mack Diva Saves the World by Sandra St Victor
発表年:1996年
ez的ジャンル:ディーヴァ系女性R&Bシンガー
気分は... :ディーヴァが世界を救う!

今回は元The Family StandのR&BディーヴァSandra St. Victorの1stソロ・アルバム『Mack Diva Saves The World』(1996年)です。

Sandra St. Victorは1963年テキサス州ダラス出身の女性R&Bシンガー。

N.Y.進出後、Roy Ayersのツアー・バンドUbiquityの一員として活動した後、スタジオ・シンガーとしてChaka Khan『Destiny』(1986年)、角松敏生『Touch And Go』(1986年)、Miki Howard『Love Confessions』(1987年)等のレコーディングに参加しています。

ちなみに、上記の3枚のアルバムはリアルタイムでレコード購入していましたが、当時はSandraの存在など全く意識せずに聴いていました。

その後、Peter Lord MorelandV. Jeffrey Smithと共に先鋭的R&BユニットThe Family Standを結成し、Evon Geffries And The Stand『Chapters: A Novel』(1987年)、『Chain』(1989年)、『Moon in Scorpio』(1991年)といったアルバムをリリースしています。

Elektraとソロ契約の機会を得たSandraはソロ・アートの道を歩み始めます。ただし、Elektraでレコーディングしたアルバムは完成したもののお蔵入りとなってしまい、業を煮やしたSandraはWarner Bros.へ移籍してしまいます。

こうした紆余曲折を経てWarner Bros.からリリースされた1stソロ・アルバムが『Mack Diva Saves The World』(1996年)です。

ちなみに本作と同じ1996年に彼女はWarner Bros.からリリースされたCurtis Mayfieldの遺作『New World Order』(1996年)にも参加しています。

『Mack Diva Saves The World』(1996年)以降は『Gemini: Both Sides』(2001年)、『Oya's Daughter』(2013年)といったソロ・アルバムをリリースしています。

メイン・プロデューサーはMACK 96Mixzo。MACK 96は聞き慣れない名ですがThe Family Standの同僚であったV. Jeffrey Smithです。

それ以外にMark BatsonHoward McCraryRobert PalmerCutfather & Joe(Joe Belmaati/Mich Hansen)Tim & Bob(Bob Robinson/Tim Kelley)といったプロデューサーが起用されています。

また、Sandra St. Victor自身がエグゼクティブ・プロデューサー、共同プロデューサーとしてクレジットされています。

レコーディングにはAlice in ChainsWilliam DuVall(g)、元Living ColourMike Ciro(g)、Prince Charles Alexander(fl)といったミュージシャンも参加しています。

派手さはありませんが、Sandraのディープなソウルフル・ヴォーカルが引き立つ充実作です。

MACK 96プロデュースであれば、ヘヴィ・ファンク「Mack Diva」やリード・シングルにもなった「Rise」がおススメです。Mixzoプロデュースであれば、アーバンな「Chocolate」「Lonely In A Crowded Room」がおススメです。

それ以外にTim & Bobプロデュースの「Come Over」「Wet」の2曲、Howard McCrary/Robert Palmerプロデュースの「MPH!」、デンマーク出身の人気プロダクション・デュオCutfather & Joeプロデュースの「Since You Been Gone」もおススメ!

ディーヴァが世界を救う!

全曲紹介しときやす。

「Intro Skit」
アルバムのイントロ。

「Mack Diva」
MACK 96プロデュース。ヘヴィなミディアム・ファンクをバックに、ディープなソウルフル・ヴォーカルを披露してくれます。かなりパンチが効いていますね。
https://www.youtube.com/watch?v=beEnGlBMHwM

「Chocolate」
Mixzoプロデュース。アーバンとディープのバランスが素晴らしいミディアム。ジワジワと高揚してくる感じがたまりません。さり気ないですがWilliam Duvallのギターが格好良いです。
https://www.youtube.com/watch?v=xL90OAAd2m4

「Rise」
MACK 96プロデュース。アルバムからのリード・シングルにもなりました。V. Jeffrey Smithの手腕が冴えるソウルフルなアーバン・ミディアム・グルーヴ。派手さはありませんが、Sandraのソウルフル・ヴォーカルを満喫できるグッド・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=SoJw8a0TJHs

「Don't Bring Me Down」
Mixzoプロデュース。絶妙にコントロールされたヴォーカルにグッとくるミディアム・グルーヴ。Prince Charles Alexanderのフルートもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=sD_M7ICcrQo

「Knocked Up And Locked Down」
Mark Batsonプロデュース。ヴィンテージ感のあるソウル・サウンドをバックにディープなヴォーカルを披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=DVr_dKy7iVM

「MPH! Intro」
次曲へのイントロ。

「MPH!」
Howard McCrary/Robert Palmerプロデュース。ちなみにアノ有名ミュージシャンとは別人です。派手さはありませんが、ソウル・フィーリングに溢れた僕好みのミディアム・グルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=gAH12KLQlVs

「Since You Been Gone」
デンマーク出身の人気プロダクション・デュオCutfather & Joeのプロデュース。Sandraのソウルフルな魅力を引き立てつつ、彼ららしい絶妙のサウンド・センスで楽しませてくるミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=0iDtXy30ZFk

「Come Over」
Tim & Bobプロデュース。本作に先駆けて映画『A Thin Line Between Love & Hate』(1996年)に収録されていた楽曲です。Sandraのシンガーとしてのスケールの大きさを実感できる、ジワジワと胸に沁みわたる感動的バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=lGi3YEiL17E

「Wet」
Tim & Bobプロデュース。アコースティックな質感とSandraの低音ヴォーカルが映えるメロディアスなミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=Ei8DqEuM3lo

「Lonely In A Crowded Room」
Mixzoプロデュース。「Chocolate」と同じくアーバンとディープのバランスが素晴らしいミディアム。ここでもWilliam Duvallのギターがいい仕事しています。
https://www.youtube.com/watch?v=b2mGSN7j-YU

「Can't Live Without You」
MACK 96プロデュース。本編のラストは愛に溢れた素敵なビューティフル・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=tAaKp-789Zc

「Rise(E Smoove's Soul Edit)」
国内盤ボーナス・トラック。「Rise」のリミックスその1。E Smooveによるダンサブルなリミックスです。

「Rise(Maurice's Rise-Up Edit)」
国内盤ボーナス・トラック。「Rise」のリミックスその2。Mauriceによるハウス仕様のアッパーなリミックスです。

Sandra St. Victorの他作品もチェックを!

『Gemini: Both Sides』(2001年)
Gemini: Both Sides by Sandra St. Victor (2002-02-26)

『Oya's Daughter』(2013年)
オーヤズ・ドーター

Sandra St. Victorが参加したThe Family Stand作品もチェックを!

Evon Geffries And The Stand『Chapters: A Novel』(1987年)
Chapters: A Novel By

The Family Stand『Chain』(1989年)
Chain

The Family Stand『Moon in Scorpio』(1991年)
Moon in Scorpio
posted by ez at 02:32| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月05日

Joyce『Language And Love』

N.Y.レコーディング第二弾☆Joyce『Language And Love』
joyce language and love.jpg
発表年:1991年
ez的ジャンル:ブラジル人女性SSW
気分は... :星屑ロンリネス・・・

人気ブラジル人女性シンガー・ソングライターJoyce(Joyce Moreno)が1991年にリリースした『Language And Love』です。

これまで当ブログで紹介したJoyce作品は以下の10枚。

 『Feminina』(1980年)
 『Agua e Luz』(1981年)
 『Tardes Cariocas』(1983年)
 『Music Inside』(1990年)
 『Ilha Brasil』(1996年)
 『Hard Bossa』(1999年)
 『Gafieira Moderna』(2001年)
 Joyce & Banda Maluca『Just A Little Bit Crazy』(2003年)
 『Bossa Duets』(2003年)
 『Tudo』(2012年)

本作『Language And Love』は、『Music Inside』(1990年)に続く、アメリカ進出第二弾アルバムであり、N.Y.で制作されたアルバムです。

本国ブラジルでは『Linguas & Amores』のタイトルでリリースされています。

プロデュースはJoyceTony Battaglia

Joyce(vo、g)、夫のTutty Moreno(ds)をはじめ、Rodrigo Campello(g)、Gil Goldstein(key、accordion)、Haroldo Mauro(p)、Kenny Werner(p)、David Williams(b)、Paul Socolow(b)、Bill Stewart(ds)、Ricky Sebastian(ds)、Bobby Mintzer(ts、fl、b clarinet)等のミュージシャンがレコーディングに参加しています。

全体的にジャジーな雰囲気でブラジリアン・モードを少し抑え気味のため、好き/嫌いが分かれるかもしれませんね。ある程度Joyceを聴いている人であれば、こういうJoyceもアリと思えるのでは?

瑞々しいJoyceのスキャット&ギターの「Caymmis」、4か国語を駆使したタイトル曲「Language And Love」Jon Hendricksとの軽快なデュエット「Taxi Driver」、N.Y.レコーディングらしい「Na Casa Do Campeao (Champion's Place)」、しっとりとした「Bailarina」、Carmen Mirandaが歌ったスタンダードの弾き語りカヴァー「Chica-Chica-Boom-Chic」あたりが僕のおススメです。

ジャジーなJoyceワールドを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Caymmis」
Joyce作。瑞々しいJoyceのスキャット&アコースティック・ギターが心を浄化してくれるJoyceファンなら気に入ること間違いなしのオープニング。Bobby Mintzerの爽快フルートもいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Qlat_IfFUkA

「Language And Love」
Joyce作。タイトル曲は英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語を駆使したジャジーなラブ・バラード。Kenny Wernerの美しいピアノ、Gil Goldsteinのアコーディオンも素敵です。
https://www.youtube.com/watch?v=JKDbHToCE_Y

「Taxi Driver」
Jon Hendricksとのデュエット。楽曲も二人の共作です。N.Y.のタクシー・ドライバーをテーマにしたN.Y.制作らしい1曲です。軽快な二人の語り口が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=VZny1t3Gg6s

「Chansong」
Antonio Carlos Jobim作。Jobim作品をしっとりとしたジャジー・バラードで聴かせてくれます。Bobby Mintzerのムーディーなサックス・ソロが盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=j1BukiAZb7Q

「Two Or Three Things (Duas Ou Tres Coisas)」
Joyce作。『Tardes Cariocas』(1983年)収録曲の英語ヴァージョンのリメイク。オトナなバラードをしみじみと歌い上げます。Rodrigo Campelloが素敵なギター・ソロを聴かせてくれます。

「Na Casa Do Campeao (Champion's Place)」
Joyce作。JoyceらしさとN.Y.レコーディングならではの空気感がうまく融合した1曲。実に洗練されていると思います。

「Bailarina」
Joyce作。Kenny Wernerを中心としたピアノ・トリオの美しい演奏をバックにJoyceらしいスキャットを聴かせてくれます。シンプルですが素敵な1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=37hXpU9yq88

「Desafinada」
Mario Adnet/Joyce/Claudio Nucci作。ブラジル人ギタリストMario Adnetの楽曲にJoyceが英詞をつけたもの。ストリングス入りのジャジー・バラードを丁寧に歌い上げます。

「Chica-Chica-Boom-Chic」
Carmen Mirandaが映画『That Night in Rio』(1941年)で歌ったスタンダードをカヴァー(Harry Warren/Mack Gordon作)。Joyceのヴォーカル&ギターのみですが、Joyceらしさを存分に満喫できる1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=RNTtp5VtMXE

「Arrebenta (Bursting)」
Joyce作。ラストは土着的リズムのバイーアらしい雰囲気のサウンドで締め括ってくれます。

Joyceの過去記事もご参照下さい。

『Feminina』(1980年)
フェミニーナ、そして水と光

『Agua e Luz』(1981年)
水と光

『Tardes Cariocas』(1983年)
Tardes Cariocas

『Music Inside』(1990年)
ミュージック・インサイド

『Ilha Brasil』(1996年)
イーリャ・ブラジル

『Hard Bossa』(1999年)
Hard Bossa

『Gafieira Moderna』(2001年)
Gafieira Moderna

Joyce & Banda Maluca『Just A Little Bit Crazy』(2003年)
ジャスト・ア・リトル・ビット・クレイジー(2003年作)

『Bossa Duets』(2003年)
ボッサ・デュエッツ

『Tudo』(2012年)
トゥード
posted by ez at 00:28| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする