2017年08月05日

Marcos Valle『Nova Bossa Nova』

Marcos復活!Far Outからの第1弾アルバム☆Marcos Valle『Nova Bossa Nova』
Nova Bossa Nova
発表年:1997年
ez的ジャンル:ブラジル最高のメロディ・メーカー
気分は... :♪虫、虫♪

ブラジルを代表するシンガー・ソングライターMarcos Valle『Nova Bossa Nova』(1997年)です。

当ブログでこれまで紹介したMarcos Valle作品は以下の11枚。

 『Samba '68』(1968年)
 『Viola Enluarada』(1968年)
 『Mustang Cor De Sangue』(1969年)
 『Marcos Valle (1970)』(1970年)
 『Garra』(1971年)
 『Vento Sul』(1972年)
 『Previsao Do Tempo』(1973年)
 『Marcos Valle (1974)』(1974年)
 『Vontade De Rever Voce』(1981年)
 『Pagina Central』(2009年) ※Celso Fonsecaとの共演作
 『Esphera』(2010年)

UKの人気レーベルFar Out Recordingsからリリースされた本作『Nova Bossa Nova』(1997年)は、80年代半ばからアルバムをリリースしていなかったMarcosが健在ぶりを示した復活アルバムです。

プロデュースはJoe DavisMarcos Valle

Marcos Valle(vo、g、key)以下、Marcosの公私のパートナーPatricia Alvi(vo)、Paulo Ceasar Barros(b)、Ivo "Stick" Caldes (ds)、Caneca(g)、Ricardo Pontes (sax、fl)、Don Chacal(per)、Zezinho (per)、Roc Hunter(prog)等のメンバーがレコーディングに参加しています。

楽曲はすべてMarcosのオリジナルです。

Far Out色の強い楽曲、インスト重視の楽曲、Patricia Alviをフィーチャーしている楽曲などもあり、Marcosらしさ全開という感じのアルバムではありません。しかしながら、復活の第一歩としては十分満足できますし、いろいろ模索している感じが逆にアルバムにバリエーションを与えて楽しめるのでは?

Far OutならではのMarcos作品に仕上がっていると思います。

全曲紹介しときやす。

「Novo Visual (New Look)」
メロウ・エレピの音色が心地好いオープニング。都会的かつ爽快なブラジリアン・サウンドを楽しめます。Canecaのギター・ソロもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=DInC8VB0R2g

「Abandonu (Abandon)」
Marcosらしいメロディを楽しめる1曲。少しミステリアスな雰囲気もいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=PUbIvWz5Odk

「Cidade Aberto (Open City)」
Patricia Alviのヴォーカルと共に始まる爽快ブラジリアン・メロウ。Marcosらしい感じはしませんが、涼しげなフルートも含めてサマー・モードにフィットします。
https://www.youtube.com/watch?v=XNf_ElzZ4ZE

「Bahia Blue」
タイトルの通り、バイーアのトライバルなエッセンスを強調したインスト・チューン。アルバムの中でいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=H5dDruAvAWM

「Freio Aerodynamico」
Far Outらしいクラブ仕様のダンス・チューンに仕上がっています。Marcosの鍵盤が軽やかな響きに魅了されるブラジリアン・グルーヴです。
https://www.youtube.com/watch?v=D5tXjgSJHaQ

「Mushi Mushi」
ブラジル最高のメロディ・メーカーMarcosならではの1曲に仕上がっているのでは?Marcosが鎌倉に訪れて食した"くずきり"にインスパイアされて作った楽曲で、タイトルは日本語の「もしもし」のことらしいです。空耳アワー的には♪虫、虫♪に聴こえてしまいますが(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=OExPFGkXTdY

「Nova Bossa Nova (New Bossa)」
タイトル曲はタイトルの通り、アップデートされたボッサ・グルーヴです。オトナのビター・スウィートな感覚がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=YBwMeilZGzo

「Nordeste (North East)」
バイーアの香りがするヴォーカル入りのイントロに続き、本編はブラジリアン・メロウ・グルーヴのインストに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=r7Xrbc67TuY

「Bar Ingles (English Bar)」
Marcosらしいとは思いませんが、Far Outらしさでいえば、ダンサブルなブラジリアン・グルーヴのコレが一番かも?
https://www.youtube.com/watch?v=IBJRJ6bBLwE

「A Vontage de Rever Voce (Rocking You)」
ラストはPatricia Alviを前面にフィーチャーし、Marcos自身は演奏にも参加せず裏方に専念しています。特に終盤に一気にスパークルする瞬間にグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=73BnP3dKCKs

Marcos Valleの過去記事もご参照下さい。

『Samba '68』(1968年)
サンバ’68

『Viola Enluarada』(1968年)
ヴィオラ・エンルアラーダ

『Mustang Cor De Sangue』(1969年)
Mustang Cor De Sangue Ou Corcel Cor De Mel

『Marcos Valle(1970)』(1970年)
marcos valle 1970.jpg

『Garra』(1971年)
Garra

『Vento Sul』(1972年)
ヴェント・スル

『Previsao Do Tempo』(1973年)
Previsao Do Tempo

『Marcos Valle (1974)』(1974年)
マルコス・ヴァーリ(1974)

『Vontade De Rever Voce』(1981年)
ヴォンタージ・ジ・レヴェール・ヴォセ

『Pagina Central』(2009年)
パジナ・セントラウ [ボーナス・トラック付]

『Esphera』(2010年)
ESPHERA
posted by ez at 02:51| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月26日

Skin Deep『Get U Open』

人気曲「No More Games」収録☆Skin Deep『Get U Open』
skin deep get u open.jpg
発表年:1996年
ez的ジャンル:N.Y.男性R&Bグループ
気分は... :エロ・ジャケ...

今回は90年代R&B作品からSkin Deep『Get U Open』(1996年)です。

Skin DeepはN.Y.ブルックリンで結成された男性R&Bグループ。メンバーはTracy HesterRico DesireRick Gilsaintの3名。

1996年に「No More Games」「Everybody」という2枚のシングルと唯一のアルバム『Get U Open』をリリースしています。

DJ Clark KentChad "Dr. Cuess" Elliott/James WrightTony DofatDevalle "Groove" HayesPhillip Damienがプロデュースしています。

やはり「No More Games」「Everybody」というダンサブル&キャッチーなシングル2曲が聴き所ですかね。どちらもDJ Clark Kentのプロデュースです。

それ以外の曲はヴォーカル・グループらしいミディアム〜スロウ系の曲が中心です。あのGeorge Michael(Wham!)の大ヒット曲カヴァー「Careless Whisper」もあります。

シングル曲以外であれば、「Joyride」「Supastar」「Our Love」「Sleep Over Friend」あたりがオススメです。

エロ・ジャケに興味を持たれた方は音もぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「No More Games」
グループの代表曲と呼べるデビュー・シングル。DJ Clark Kentがプロデュースし、Lil' Kimをフィーチャーしています。Joe Sample「In All My Wildest Dreams」をサンプリングしたメロウなヒップ・ホップ・ソウル!このキャッチーさはサイコーです!この1曲ねらいでもアルバムをゲットする価値があるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=edeF-Lr5xl8

アルバムには未収録ですが、本曲の続編としてKeith MurrayとMiss Jonesをフィーチャーした「No More Games (Part II) 」もリリースしています。
Skin Deep feat. Keith Murray & Miss Jones「No More Games (Part II) 」
https://www.youtube.com/watch?v=nds7qP_sRyc

「Get U Open」
Chad "Dr. Cuess" Elliott/James Wrightプロデュース。タイトル曲はR&Bグループらしいコーラス・ワークで魅せるミディアム・スロウ。
https://www.youtube.com/watch?v=X8RWNNba5wU

「Sleep Over Friend」
Chad "Dr. Cuess" Elliott/James Wrightプロデュース。オーセンティックな雰囲気ですがディープに迫ります。
https://www.youtube.com/watch?v=9hYo3A3jlsE

「Joyride」
Tony Dofatプロデュース。キャッチーなコーラス・ワークにグッとくる90年代男性R&Bグループらしいミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=SySIOOwp5FY

「Careless Whisper」
Devalle "Groove" Hayesプロデュース。あのGeorge Michael(Wham!)の大ヒット曲をカヴァー。正直、オリジナルはあまり好きではありませんでしたが、こうして聴いてみるとR&Bヴォーカル・グループ向きのスロウかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=A-vMuP75IKM

「Everybody」
DJ Clark Kentプロデュース。アルバムからの2ndシングル。「No More Games」と並ぶ本作のハイライト。The Whatnauts「Help Is on the Way」をサンプリングした夜遊びモードのダンサブルなR&Bグルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=1fa2qZSzTg4

「Our Love」
Devalle "Groove" Hayesプロデュース。美メロのスロウ。胸キュンな雰囲気がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=CBCMT_m_tRA

「Supastar」
Tony Dofatプロデュース。キャッチーなミディアム・グルーヴ。Boogie Down Productions「The Bridge Is Over」 をサンプリング。
https://www.youtube.com/watch?v=emcRo_htz8Y

「Loving You」
Phillip Damienプロデュース。しっとりとしたラブ・バラードを切々と歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=ErgHQAAlTRU

「World Of Pain」
Phillip Damienプロデュース。ラストはア・カペラ調で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=rz4pqxY0OAY

昨日は土用の丑の日だったので、少し奮発して国産うなぎを!
少しバテ気味なのでスタミナつけないとね。
posted by ez at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月17日

Terence Blanchard『The Heart Speaks』

Ivan Linsファン必聴のアルバム☆Terence Blanchard『The Heart Speaks』
Heart Speaks
発表年:1996年
ez的ジャンル:ジャズ・ミーツ・MPB
気分は... :真の主役は・・・

今回はジャズ・トランぺッターTerence Blanchardが稀代のメロディ・メイカーであるブラジル人男性シンガー・ソングライターIvan Linsと共にレコーディングしたアルバムTerence Blanchard『The Heart Speaks』(1996年)です。

Terence Blanchard単独名義のアルバムですが、楽曲はすべてIvan Lins作品であり、作者Ivan Lins本人が全面参加しているのですから、実質はIvan Linsとの共演アルバムと呼べるでしょう。アルバムはグラミーのBest Latin Jazz Albumにもノミネートされました。

1962年ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれ、80年代から活躍するジャズ・トランぺッターTerence Blanchardについては、当ブログで紹介するのは初めてです。

一方、MPBを代表する男性シンガー・ソングライターIvan Linsについて、これまで当ブログで紹介したのは以下の5枚。

 『Modo Livre』(1974年)
 『Chama Acesa』(1975年)
 『Somos Todos Iguais Nesta Noite』(1977年)
 『Nos Dias De Hoje』(1978年)
 『Novo Tempo』(1980年)

Terence Blanchardについては、Winton Marsalisを中心とした新伝承派ジャズ・ミュージシャンの一人として80〜90年代初めのころは注目していましたが、熱心に聴くまでには至りませんでした。

本作『The Heart Speaks』についても、Ivan Lins目当てというのが正直な感想です。

レコーディング・メンバーはTerence Blanchard(tp)、Ivan Lins(vo)、Oscar Castro-Neves(g)、Edward Simon(p)、David Pulphus(b)、Troy Davis(ds)、Paulinho Da Costa(per)、David Bohanovich(cello)、Fred Zlotkin(cello)。

プロデュースはMiles Goodman

個人的にはIvan Lins目当てなので、彼らしいメロディやヴォーカルが栄えるブラジル音楽寄りの演奏に惹かれてしまいます。その意味では、「Aparecida」「Antes Que Seja Tarde」「Meu Pais (My Country)」「Valsa Mineira」という前半の4曲や、Nana Caymmiに捧げられた「Just for Nana」、Zimbo Trioに捧げられた「Orizimbo and Rosicler」あたりがオススメです。

Ivan LinsとTerence Blanchardの共演という意味では、帝王Miles Davisとの縁も絡む「Congada Blues」が聴き所かもしれません。あとは「Love Dance/Comecar de Novo」も好きです。

Ivan Lins好きの人はぜひチェックしてみてください。

全曲紹介しときやす。

「Aparecida」
Ivan Lins作。オープニングには人気アルバム『Somos Todos Iguais Nesta Noite』(1977年)収録曲としてもお馴染みの楽曲です。ここではスモーキーなBlanchardのミュートの音色が栄えるメロウ・ボッサ調のサウンドで聴かせてくれます。Ivanの繊細なヴォーカルもサウンドとよくマッチしています。この曲に新たな魅力を吹き込んでいるのでは?

「Antes Que Seja Tarde」
Ivan Lins/Vitor Martins作。アルバム『A Noite』(1979年)収録曲のカヴァー。哀愁メロウ・ボッサ調で聴かせてくれます。Blanchardの哀愁トランペットの響きにグッときます。

「Meu Pais (My Country)」
Ivan Lins/Vitor Martins作。Ivanの稀代のメロディ・メイカーぶりを如何なく発揮してくれたビューティフル・バラード。その美メロに寄り添うBlanchardのトランペットが楽曲の素晴らしさを引き立てます。

「Valsa Mineira」
Ivan Lins作。この曲もIvanらしいメロディ・ラインを楽しめます。IvanのスキャットとBlanchardのトランペットのユニゾンがデュオ・アルバムらしくていいですね。全体的に抑えたトーンながらも品格のあるサウンドに好感が持てます。

「The Heart Speaks」
Ivan Lins作。タイトル曲は素敵なインスト・バラードです。二人の共演への思いがBlanchardが奏でる美しい音色に反映されています。

「Congada Blues」
Ivan Lins/Vitor Martins作。Ivan Linsとの共演を希望していた元々は故Miles Davisのために書かれた楽曲ですが、その共演が実現しないまま帝王Milesはこの世を去ってしまいました。そこでIvanがこの曲をBlanchardへプレゼントし、思いを託したようです。BlanchardがMilesに成り代わり、素晴らしい演奏でIvanに応えます。アフロ・ブラジリアン・フィーリングの効かせつつ、それまでの5曲と比べて、しっかりジャズ寄りの演奏になっています。

「Nocturna」
Ivan Lins/Vitor Martins作。Blanchardのロマンティックなソロを満喫できるバラード。

「Just for Nana」
Ivan Lins作。Ivanらしい雰囲気の哀愁バラードを抑えたトーンでしっとり聴かせます。タイトルは偉大なブラジル人女性シンガーNana Caymmiに捧げられたものです。

「Orizimbo and Rosicler」
Ivan Lins/Vitor Martins作。この曲は60年代からコンスタントに活躍していたブラジル人ピアノ・トリオZimbo Trioに捧げられたものです。軽快なジャズ・サンバ調の演奏で盛り上げてくれます。

「Chorus das Aguas」
Ivan Lins/Vitor Martins作。少しブルージーなバラードを落ち着いた雰囲気で聴かせてくれます。

「Love Dance/Comecar de Novo」
Ivan Lins/Gilson Peranzzetta/Paul Williams作。アルバム『Love Dance』(1989年)収録の2曲をメドレーで聴かせてくれます。BlanchardのミュートとIvanの憂いを帯びたヴォーカルの組み合わせが絶妙なバラードに仕上がっています。

「Menino」
Ivan Lins/Vitor Martins作。アルバム『Anjo De Mim』(1995年)収録曲を取り上げています。一気に弾けた開放的な演奏に驚かされます。ブラジリアン・モードのようで、しっかりジャズ・コンボらしい演奏になっています。

「Aparecida (Reprise)」
Ivan Lins作。「Aparecida」のリプライズでアルバムは幕を閉じます。

Ivan Linsの過去記事もチェックを!

『Modo Livre』(1974年)
Modo Livre

『Chama Acesa』(1975年)
シャーマ・アセーザ(期間生産限定盤)

『Somos Todos Iguais Nesta Noite』(1977年)
今宵楽しく

『Nos Dias De Hoje』(1978年)
ノス・ヂアス・ヂ・オージェ

『Novo Tempo』(1980年)
ノーヴォ・テンポ
posted by ez at 01:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月08日

Beverley Knight『The B-Funk』

UKソウル・ディーヴァのデビュー作☆Beverley Knight『The B-Funk』
B Funk
発表年:1995年
ez的ジャンル:UKソウル・ディーヴァ
気分は... :寛容さを持って・・・

昨晩は超ムカつくことがありましたが、一呼吸して冷静に・・・
いくらでも文句を言い、自分を論理的に正当化できるとも思いましたが、某芸能人夫妻のおぞましい離婚調停騒ぎの記事を目にしたら、無駄なことにパワーを割くことの虚しさを感じ、怒りの感情を封じ込めることができたようです。

UKソウルのディーヴァBeverley Knightのデビュー・アルバム『The B-Funk』(1995年)です。

イギリス、ウォルヴァーハンプトン出身、大英帝国勲章のメンバー(MBE)にもなったUKを代表する女性R&BシンガーBeverley Knightの紹介は、USナッシュビルで録音したソウル回帰作品『Music City Soul』(2007年)に続き2回目となります。

UKの優良レーベルDomeからリリースされた本作は、数あるUK産の90年代女性R&Bアルバムの中でも評価の高い1枚です。と言いつつ僕の場合、リアルタイムで聴けたにも関わらず、スルーしていました(泣)。当時はUSのR&B作品を追いかけるだけで精一杯だったもので。

2B3 Productions(Neville Thomas/Pule Pheto)をメイン・プロデューサーに据え、それ以外にEthnic BoyzTony Olabode/Victor Redwood-SawyerFelix Weber/Irmgard KlarmannColin Burke/Dwayne Burkeがプロデュースを手掛けています。

「Flavour Of The Old School」「Down For The One」「Moving On Up (On The Right Side)」「Mutual Feeling」といったシングル曲をはじめ、「Steppin' On My Shoes」「So Happy」「U've Got It」あたりが僕のオススメです。

改めて聴き直し、UK女性R&Bの傑作であることが実感できました。
USの女性R&Bファンが聴いても、相当満足度が高い1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「The B-Funk」
アルバムのイントロ。ア・カペラで魅了します。

「Moving On Up (On The Right Side)」
Ethnic Boyzプロデュース。アルバムからの3rdシングル。僕の一番のお気に入りです。Curtis Mayfield「You're So Good to Me」をサンプリングしたメロウ・グルーヴなヒップ・ホップ・ソウル。Mary J. Blige「Be Happy」と同じサンプリング・ソースということもあり、セットで聴きたくなりますね。
https://www.youtube.com/watch?v=aTHmWwFq9bQ

Mary J. Blige「Be Happy」
 https://www.youtube.com/watch?v=6OZwGkJDZEA

「Mutual Feeling」
Tony Olabode/Victor Redwood-Sawyerプロデュース。アルバムからの4thシングル。90年代R&Bらしいヴァイヴスがあっていいですね。キャッチーなフックがサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=gRCdZj4zits

「Flavour Of The Old School」
2B3 Productionsプロデュース。記念すべき彼女のデビュー・シングルです。A Tribe Called Quest「Hot Sex」ネタを織り込んだグルーヴにのって、Beverleyの美しく初々しい歌声が躍動します。途中、男性ラップでアクセントをつけています。suteki
https://www.youtube.com/watch?v=4LURVwZTbRg

「Remedy」
Felix Weber/Irmgard Klarmannプロデュース。少し哀愁モードのミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=3h2PCrTHhxs

「Down For The One」
2B3 Productionsプロデュース。アルバムからの2ndシングル。George Clinton「Atomic Dog」をサンプリングした重量ファンク・サウンドをバックに、ここでのBeverleyは妖艶に歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=kj0O7V_L9z4

「Steppin' On My Shoes」
Colin Burke/Dwayne Burkeプロデュース。シングル曲以外であれば、コレが一番好きです。キャッチーなUKフレイヴァーのグルーヴをバックに、しなやかかつキュートな歌声でBeverleyが輝きます。
https://www.youtube.com/watch?v=0i0U0O4RDVQ

「Promise You Forever」
2B3 Productionsプロデュース。雨音と共に始まるスロウ。USの90年代女性R&Bグループ的な雰囲気があっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=zEo1W_hg2_8

「It's Your Time」
2B3 Productionsプロデュース。グルーヴィーなオルガンが印象的なファンク・チューン。改めて聴き直すと、UKアシッド・ジャズからの影響も感じられるのが興味深いですね。

「So Happy」
2B3 Productionsプロデュース。素敵なヒップ・ホップ・ソウルの本曲も大好き!曲タイトルも含めてポジティブ・ヴァイヴが伝わってくるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=b20wj2V61vE

「Cast All Your Cares」
2B3 Productionsプロデュース。アルバムからの5thシングル。しっとりと歌い上げる美メロのミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=VMmBijFTvDU

「U've Got It」
Felix Weber/Irmgard Klarmannプロデュース。爽快ファンキー・グルーヴは今日のような土曜モードにピッタリ!終盤のコーラス・ワークは90年代版スウェイ・ビートと呼びたくなります。こんな曲を聴きながら少しプチ贅沢したくなる・・・
https://www.youtube.com/watch?v=Mc9I9JThAAo

「In Time」
2B3 Productionsプロデュース。美しいバラードをしっとりと歌い上げる。素敵なヴォーカル・ワークに魅了されます。
https://www.youtube.com/watch?v=hA_AGOJhmwY

「Goodbye Innocence」
しっとりとしたピアノ・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=qyNh_MIyu1g

Beverley Knightの他の作品もどうぞ!

『Prodigal Sista』(1998年)
Prodigal Sista

『Who I Am』(2002年)
Who I Am

『Affirmation』(2004年)
Affirmation

『Music City Soul』(2007年)
Music City Soul (Hk)

『100%』(2009年)
100 Percent

『Soul UK』(2011年)
Soul UK

『Soulsville』(2016年)
Soulsville
posted by ez at 05:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月01日

Smith & Mighty『Bass Is Maternal』

ブリストル・サウンドの代表格!☆Smith & Mighty『Bass Is Maternal』
Bass Is Maternal
発表年:1995年
ez的ジャンル:ブリストル・サウンド・レジェンド
気分は... :そうだ、Lord Echoだ!

今回はブリストル・サウンドを代表するユニットSmith & Mightyの1stアルバム『Bass Is Maternal』(1995年)です。

Smith & MightyRob SmithRay Mightyによるユニット(第3のメンバーPeter Dも加えて説明した方が適切なのかもしれませんが)。

1988年の「Walk On...」「Anyone... 」というBurt Bacharach作品「Walk On By」「Anyone Who Had a Heart」の大胆なカヴァーで、Massive Attackと並ぶブリストル・サウンドの代表格として注目を浴びるようになります。

「Walk On...」
 https://www.youtube.com/watch?v=6dPVVKLCHcs
「Anyone... 」
 https://www.youtube.com/watch?v=HDpod3A8UDw

アルバムとしては、『Bass Is Maternal』(1995年)、『Big World Small World』(1999年)、『Life Is』(2002年)という3枚をリリースしています。

Rob SmithはSmith & Mightyと並行して、Peter DとのユニットMore Rockersや、Peter D、The AngelとのユニットJaz Klashとしても作品をリリースしています。

さらに2000年代半ば以降のRob SmithRSD名義でダブ・ステップ系の作品をリリースしています。

Massive AttackPortisheadTrickyらと並ぶブリストル・サウンドを代表するアーティストです。

そんなSmith & Mightyの1stアルバム『Bass Is Maternal』(1995年)は、ブリストルらしいレゲエ、ダブ、ヒップホップを取り込んだダビー&ヘヴィなサウンドを満喫できます。元祖UKベース的な魅力もあります。

昔はこのタイプのサウンドに、さほど惹かれなかったのですが、近年本作の魅力がようやく実感できるようになりました。

その理由がわからず、少しモヤモヤ感があったのですが、記事を書いている最中にその答えがわかりました。

キーワードは"Lord Echo"。

レゲエ/ダブをベースとしたクロスオーヴァーなダンス・ミュージックで音楽好きを魅了するNZのアーティストLord Echo作品と本作に共通の魅力を感じます。多分、今の僕の音楽嗜好としてレゲエ/ダブをベースとしたクロスオーヴァー・サウンドがフィットするのだと思います。

そういう観点で聴けば、過去の名盤に止まらない魅惑の1枚として聴けるのでは?

全曲紹介しときやす。

「Hold On (Strange Mix)」
ロッキン・フィーリングのギターが織り成すダークネスが印象的なオープニング。

「Jungle Man Corner」
ダブ×ラガ×ジャングルな仕上がり。ブリストル・サウンドらしくて大好きです。

「Closer」
ダビーなレゲエ・サウンドがダークな音世界へ誘います。
https://www.youtube.com/watch?v=oYMZaNnayRE

「Walking」
元祖UKベース的な腹にくるサウンドにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=D8K9GIJoi5E

「Evolve」
美しくも儚いダビー&ブレイクビーツな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=BE0xrPr50zY

「Drowning」
Felixのヴォーカルをフィーチャー。ダビーなダンサブル・サウンドがアンダーグラウンド感があっていいですね。

「Accept All Contrasts」
FlynnのラップをフィーチャーしたHip-Hop調の仕上がり。

「Bass Is Maternal」
タイトル曲はダークなアッパー感が魅力です。時代が一回りしたのか、今聴き直すと実にフィットします。
https://www.youtube.com/watch?v=MFScevburDc

「Down In Rwanda」
Andy Scholesのヴォーカルをフィーチャー。ブリストル・サウンドならではのドープなダビー感が魅力です。
https://www.youtube.com/watch?v=M6eAsbuTXlE

「Higher Dub」
Marilyn McFarlaneヴォーカルをフィーチャー。タイトル通りのダビー・サウンドを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=Pg5SDlnsh7g

「Maybe For Dub」
地を這うダビーなトリップ・ホップを楽しめます。哀愁のダビー・サウンドがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=PH21-Qzu-UQ

「Time」
Felixのヴォーカルをフィーチャー。最もヴォーカル曲らしいので、ある意味アルバムで一番キャッチーかも?
https://www.youtube.com/watch?v=-oAgsXfyYq0

「U Dub」
ダビー&ダンサブルな本曲を聴いて確信しました。そうだ、Lord Echoだ!
https://www.youtube.com/watch?v=ndkNzcmooiQ

「Yow He Koh」
引きずるダビー感がたまりません!クールなダビー・サウンドは今の僕にしっくりきます。

「Odd Tune For Piano」
ラストはトロピカル&ダブ&レゲエ×哀愁モードな仕上がり。少しチープな感じが今聴くと、確信犯のように思えてきます。

Smith & Mightyの作品もチェックを!

『Big World Small World』(1999年)
Big World Small World

『Life Is』(2002年)
Life Is

More Rockers『Dub Plate Selection Volume 1』(1995年)
Dub Plate Selection Volume 1

More Rockers『Selection 2』(1998年)
Selection 2

More Rockers『"Selection 3" Tried & Tested』(2004年)
セレクション3-トライド・アンド・テスティド

Jaz Klash『Thru the Haze』(1996年) ※オリジナルとジャケが異なります
Thru the Haze by Jaz Klash (1998-09-08)

RSD『Go In A Good Way』(2011年)
Go In A Good Way [帯解説 / 日本独占盤] 廉価盤 (ZTM-005X)

AMJ Meets RSD『Sky Blue Love 』(2016年)
スカイ・ブルー・ラヴ
posted by ez at 05:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする