2019年05月23日

A Few Good Men『Take A Dip』

Babyface、L.A. Reid、Dallas Austinプロデュース☆A Few Good Men『Take A Dip』
a few good men take a dip.jpg
発表年:1995年
ez的ジャンル:LaFace系男性R&Bグループ
気分は... :転機をどう乗り切るか?

今回は90年代男性R&Bグループ作品からA Few Good Men『Take A Dip』(1995年)です。

A Few Good Menは、Aaron HilliardDavid MorrisTony AmeyDemail Burksの4人が結成した男性R&Bグループ。

BabyfaceL.A. ReidLaFace Recordsとの契約に成功し、LaFace Recordsのコンピ『A LaFace Family Christmas』(1993年)に参加し、グループのお披露目を行います。

1994年には期待のデビュー・アルバム『A Thang for You』をリリースしますが、サンプリング・リソースの権利問題が発生し、直ちに店頭から回収という憂き目に遭ってしまいます。

そして、『A Thang for You』から楽曲を大幅に差し替えて再構成した出直しアルバムが本作『Take A Dip』(1995年)です。

BabyfaceL.A. Reidといったレーベルの総帥をはじめ、Dallas AustinDaryl SimmonsTim ThomasTed BishopTony Rich等がプロデュースを手掛けています。

実力派グループだけに、シングルにもなった「Have I Never」をはじめ、グループの魅力が伝わってくる「A Thang For You」Babyface作の「Young Girl」、L.A. Reidプロデュースの「Don't Cry (Behind My Back)」といったバラードの良さが際立ちます。

シングルにもヒップホップ・ソウル「Tonite」Zapp「Computer Love」ネタの「All Of My Love」、G-Funk風の「Walk You Thru」といったキャッチーなダンサブル・チューンもおススメです。

全体的に安定感のある良質な男性R&Bグループ作品です。

全曲紹介しときやす。

「Tonite」
Dallas Austinプロデュース。Slick Rick「Treat Her Like a Prostitute」をサンプリングしたキャッチーな爽快ヒップホップ・ソウル。シングルにもなりました。実にスマートなのがLaFaceらしいかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=4zkPiKcqiBI

「Walk You Thru」
Dallas Austinプロデュース。G-Funk風のトラックが印象的な哀愁ダンサブル・チューン。Dallas Austinらしい仕事ぶりを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=ecKSwyhpd6Y

「Let's Take A Dip」
Dallas Austinプロデュース。Dallas AustinがメンバーだったR&BグループHighland Place Mobstersのカヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介した『1746DCGA30035』(1992年)に収録されています。本ヴァージョンはコーラス・グループらしいバラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=QO6ci_D7q0U

「All Of My Love」
Dallas Austinプロデュース。Zapp「Computer Love」の引用と共にスタートする爽快グルーヴ。Dallas Austinのセンスとグループのキャラがフィットしたキャッチーな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=B2D-OmfjWek

「Please Baby Don't Cry (Interlude)」
次の名曲へと向かうインタールード。

「Have I Never」
Babyface/Daryl Simmonsプロデュース。シングルにもなったビューティフル・バラード。ソングライティングもBabyfaceであり、さすがはBabyface!と思わせる至極のバラードに仕上がっています。愛する人と2人でどうぞ!
https://www.youtube.com/watch?v=4YGcEXkZyG0

「A Thang For You」
Derek "D.O.A." Allenプロデュースによるミディアム・バラード。素晴らしいヴォーカルワークをはじめ、グループの魅力を存分に引き出している名曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=PQpTJss4PmQ

「Young Girl」
Babyface/Daryl Simmonsプロデュース。ソングライティングもBabyfaceであり、楽曲の良さが光る素敵なラブ・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=qLANXFm247g

「Don't Cry (Behind My Back)」
L.A. Reid/Tony Richプロデュース。美しいメロディを素敵なコーラスワークで歌い上げるビューティフル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=oUPyZy8XtrA

「Sexy Day」
Tim Thomas/Ted Bishopプロデュース。タイトルの通りセクシー・モードですが、エロエロにならずスマートなのが彼ららしいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=ys-gq6qEaR0

「A Good Man」
Daryl Simmonsプロデュース。オーセンティックなバラードを堂々と歌い上げる。まさにグッド・マンな仕上がり!
https://www.youtube.com/watch?v=OR76ip9KXf4

「1-900-G-Man (How I Say I Love You)」
Daryl Simmonsプロデュース。ラストは7分超のストーリー性のあるバラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=nARpELRD_PQ

『A Thang for You』(1994年)
Thang for You
posted by ez at 00:38| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月16日

Melvin Riley『Ghetto Love』

Ready For The Worldのリード・シンガーによる初ソロ☆Melvin Riley『Ghetto Love』
Ghetto Love
発表年:1994年
ez的ジャンル:セクシー系男性R&B
気分は... :「未」用心 or 「無」用心

90年代男性R&BからMelvin Riley『Ghetto Love』(1994年)です。

Melvin Rileyは80年代に活躍したソウル/ファンク・ユニットReady For The Worldのリード・ヴォーカル。

1982年にミシガン州フリントで結成された彼らは「Oh Sheila」(1985年)(USチャート第1位、同R&Bチャート第1位)、「Love You Down」(1986年)(USチャート第9位、同R&Bチャート第1位)といったヒットを放ちました。特にPrinceらミネアポリス・ファンクの影響を感じる「Oh Sheila」のヒットは印象的でした。

Ready For The World「Oh Sheila」
 https://www.youtube.com/watch?v=wbL2lMn34Oo
Ready For The World「Love You Down」
 https://www.youtube.com/watch?v=r3Ui8_oqc9Q

1991年にReady For The World解散後、Melvin Rileyはソロ活動に転じます。そして、ソロ第一弾アルバムとしてリリースされたのが本作『Ghetto Love』(1994年)です。

Melvin Riley自身のセルフ・プロデュースです(共同プロデュースを含む)。

全15曲。スロウ系が中心ですが、どエロ・モードから真摯なオーセンティック・モードまで振り幅が大きすぎて少し戸惑います。曲数は少ないですがダンサブル系も悪くありません。

スロウ系であれば、「Servin' It」「What Makes A Man (Wanna Cheat On His Woman)」「Spoil You」がおススメです。

ダンサブル系であれば、The Emotions「Blind Alley」ネタの「Goin' Thru A Thang」、G-Funkモードの三連発「Little Somethin' Somethin'」「#1 Nigga From The Hood」「Cutta Me Loose」がおススメです。

序盤のどエロ・モードでドン引きしないでくださいね!

全曲紹介しときやす。

「Interlude」
インタールード。

「Whose Is It?」
シングルにもなったセクシー・バラード。セクシーな仕掛けを散りばめたエロエロな1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=wA7dFUqY_lA

「I'm All In」
「Whose Is It?」に続きセクシー・モードのバラード。聴いてる方が赤面してしまうエロさです。
https://www.youtube.com/watch?v=mJL6jd4aKeQ

「Servin' It」
おススメその1。同じバラードでもエロを抑えたメロウ・バラード。僕にはこの位のセクシー・モードがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=dQeJOS2quuQ

「If You Don't Tell I Won't Tell」
女性コーラスも加わった切ないヴォーカルの哀愁メロウ。
https://www.youtube.com/watch?v=1afG16UkAfU

「Goin' Thru A Thang」
The Emotions「Blind Alley」をサンプリングしたメロウ&グルーヴィーなおススメその2。ダンサブル・チューン。ラップ・パートもあります。
https://www.youtube.com/watch?v=pHz1WGIchNI

「What Makes A Man (Wanna Cheat On His Woman)」
おススメその3。シングルにもなった90年代男性R&Bグループ風のメロウ・バラード。「Whose Is It?」のエロ路線よりも、このタイプのバラードの方が僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=A6r2_icVNGk

「Love's Gonna Get Cha」
ピアノをバックに誠実な語り口で歌い上げるオーセンティック・バラード。「Whose Is It?」とのギャップにビックリ!
https://www.youtube.com/watch?v=SYgjGlzGtZ4

「Ghetto Love」
哀愁メロディを切々と歌い上げるバラード。なかなか雰囲気あっていい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=16SKq2Zu8PA

「Tabs On Ya」
前曲からの流れがいい感じの哀愁バラード。男の哀愁がジンワリと伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=0Vgl8VbxemU

「Little Somethin' Somethin'」
おススメその4。G-Funkモードのピーヒャラ・シンセが印象的なダンサブル・チューン。このタイプは彼にフィットしているかも?Marvin Gaye「"T" Plays It Cool」をサンプリング。
https://www.youtube.com/watch?v=xYXbgxaHslY

「#1 Nigga From The Hood」
おススメその5。哀愁モードのミディアム・グルーヴ。ここでもG-Funk調のピーヒャラ・シンセが飛び出します。KC & the Sunshine Band「What Makes You Happy」、Najee「Betcha Don't Know」、Dr. Dre & Snoop Dogg feat. Bushwick Bill, The Lady of Rage and RBX「Stranded on Death Row」をサンプリング。
https://www.youtube.com/watch?v=D5pMKeQ7ujo

「Cutta Me Loose」
おススメその6。MC Breedのラップをフューチャーしたダンサブル・チューン。コレもG-Funkのエッセンスを取り入れています。Ohio Players「Funky Worm」 、Albert King「I'll Play the Blues for You」をサンプリング。
https://www.youtube.com/watch?v=DSiaEgkJhq4

「Bone In The Bag」
少しダーク・トーンのミディアム・グルーヴ。ゲットー感が漂います。
https://www.youtube.com/watch?v=P7PNHHtso08

「Spoil You」
おススメその7。ラストはMelvinの魅力が存分に伝わってくるセクシー・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=NKSPAnD7Z0I

本作以降、2000年に2ndアルバム『Bedroom Stories』をリリースしています。

『Bedroom Stories』(2000年)
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posted by ez at 01:25| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月07日

Gal Costa『Gal(1992)』

アフロ・ブラジリアンなアプローチ☆Gal Costa『Gal(1992)』
gal costa gal 1992.jpg
発表年:1992年
ez的ジャンル:ミューズ系MPB
気分は... :90年代のGalも忘れずに・・・

MPBの歌姫Gal Costaが1979年にリリースした『Gal(1992)』(1992年)です。
※他に同タイトルのアルバムがあるため、便宜上『Gal(1992)』と表記しておきます。

これまで当ブログで紹介したGal Costa作品は以下の10枚。

 『Gal Costa』(1969年)
 『Gal』(1969年)
 『India』(1973年)
 『Cantar』(1974年)
 『Gal Canta Caymmi』(1976年)
 『Gal Tropical』(1979年)
 『Aquarela Do Brasil』(1980年)
 『Fantasia』(1981年)
 『Minha Voz』(1982年)
 『Lua De Mel Como O Diabo Gosta』(1987年)

1992年にリリースされた本作『Gal(1992)』では、アフロ・ブラジリアンな楽曲を中心に、円熟味を増したGalワールドを楽しむことができます。

Noel RosaCartolaAntonio Carlos Jobimといったブラジルの偉大なミュージシャンや盟友Caetano Velosoのカヴァー、バイーア州生まれの男性SSWGeronimoや当時は気鋭ミュージシャンであったCelso Fonsecaの楽曲などバランスの良い構成になっています。

本作らしいアフロ・ブラジリアンなアプローチを楽しめる「Coisas Nossas」「E d'Oxum」、「Don't Worry, Be Happy」の大ヒットで知られる人気黒人ジャズ・シンガーBobby McFerrinをフィーチャーしたCole Porterカヴァー「The Laziest Gal In Town」、作者Jobimもピアノで参加した名曲カヴァー「Caminhos Cruzados」、Noel Rosaの感動的カヴァー「Feitio de Oracao」、ヴィオランのみをバックに歌うCartolaカヴァー「Cordas de Aco」、作者Celso Fonsecaが鮮やかなギターでサポートする「Comunida」あたりがおススメです。

どうしてもデビューから80年代半ばあたりまでの作品が注目されがちなGal Costaですが、隠れた名盤だと思います。

円熟のGalワールドをぜひ!

全曲紹介しときやす。

「Saudacao aos Povos Africanos/Ingena」
アルバムのテーマ曲とも言うべきアフロ・ブラジリアンな小曲。

「Revolta Olodum」
Domingos Sergio/Jose Olissan作。Galの凛としたヴォーカルが映えるアコースティックなアフロ・ブラジリアン。
https://www.youtube.com/watch?v=uKrWggqDtPE

「Coisas Nossas」
ブラジルの伝説的シンガー・ソングライターNoel Rosaの作品をカヴァー。軽やかなサンバのリズムと共にGalのヴォーカルも爽やかに躍動します。
https://www.youtube.com/watch?v=o3r0ePIf5a4

「Tropicalia」
盟友Caetano Velosoのカヴァー。オリジナルは『Caetano Veloso』(1968年)に収録されています。コンテンポラリーな仕上がりですが、エレクトリック・ギター&シンセでアクセントをつけています。
https://www.youtube.com/watch?v=JySO-UCLEuY

「The Laziest Gal In Town」
Marlene Dietrichで知られるCole Porter作品をカヴァー。Bobby McFerrinをフィーチャー。McFerrinの素敵なスキャットに包まれ、Galのヴォーカルが優しく響くメロウ・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=cYyHUX7ED3k

「Raiz」
J. Velloso/Roberto Mendes作。軽やかなヴィオランの響きがGalのヴォーカルをナビゲートします。爽快かつ華やいだ雰囲気が素敵な1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=z8zd52a6-yg

「E d'Oxum」
Geronimo/Veve Calasans作。本作らしいアフロ・ブラジリアン色の強い1曲。Galのヴォーカルにはフリーダムな土着的リズムがよく似合います。
https://www.youtube.com/watch?v=JIhzrFI2Qyg

「Comunida」
Celso Fonseca/Gilberto Gil
作者Celso Fonsecaヴァージョンはアルバム『O Som Do Sim』(1995年)に収録されています。そのCelso Fonsecaもアレンジ&ギターで参加。Celsoの鮮やかなギターが映える生命感のある1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=pyIaw1GezVk

「Saudacao aos Povos Africanos/Ingena」
「Saudacao aos Povos Africanos/Ingena」のパート2。

「Cordas de Aco」
サンバの巨人Cartolaのカヴァー。オリジナルは『Cartola』(1976年)に収録されています。
Marco Pereiraの素敵なヴィオランのみをバックに、Cartolaの名曲をGalが情感たっぷりに歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=Zcq-OCok_Qs

「Caminhos Cruzados」
Antonio Carlos Jobim/Newton Mendonca作。作者Jobim本人をゲストに迎えたカヴァー。数あるJobim作品の中でかなり上位で好きな曲なので、それをGalがカヴァーしてくれるだけでサイコーです。しかもJobimのピアノ付!この曲の世界観を見事に表現しきっている素敵なカヴァー。

当ブログではIve MendesNicola Conte/Stefania Dipierroのカヴァーも紹介済みです。

「Feitio de Oracao」
Noel Rosa/Vadico作。Noel Rosaの作品をカヴァー2曲目。サウダージな感動メロウ・バラード。「Caminhos Cruzados」からの流れがサイコーですね。
https://www.youtube.com/watch?v=klBjjSpkbps

「Rumba de Jacarepagua」
Haroldo Barbosa作。開放的なライト・メロウ・ルンバ。楽しげなGalのヴォーカルが聴く者をハッピーにしてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=srqksMT2iTU

「Saudacao aos Povos Africanos/Ingena」
「Saudacao aos Povos Africanos/Ingena」のパート3。ラストはアフロ・ブラジリアンな余韻で締め括ってくれます。

Gal Costaの過去記事もご参照下さい。

『Gal Costa』(1969年)
Gal Costa

『Gal』(1969年)
Gal

『India』(1973年)
インディア

『Cantar』(1974年)
カンタール

『Gal Canta Caymmi』(1976年)
Gal Canta Caymmi

『Gal Tropical』(1979年)
Gal Tropical by Gal Costa (2010-09-24)

『Aquarela Do Brasil』(1980年)
Aquarela Do Brazil

『Fantasia』(1981年)
Fantasia

『Minha Voz』(1982年)
Minha Voz

『Lua De Mel Como O Diabo Gosta』(1987年)
Lua De Mel Como O Diabo Gosta
posted by ez at 01:51| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月25日

Mikki Bleu『Gimmie The Keys』

NJSな魅力に溢れた男性R&B☆Mikki Bleu『Gimmie The Keys』
Gimme the Keys
発表年:1991年
ez的ジャンル:NJS系男性R&B
気分は... :妙花風・・・

90年代男性R&BからMikki Bleu『Gimmie The Keys』(1991年)です。

Mikki Bleu(本名:John Kenneth Williams)はテキサス州ヒューストン出身。

ファンク・バンドGlassのメンバーとして『Introducing Glass』(1983年)でレコード・デビュー。

その後、有名アーティストのツアー・メンバーとして活動した後、その後「Lean On Me」の大ヒットを放つClub Nouveauに参加しますが、正式メンバー扱いではなかったようです。

ようやくソロ・アーティストとしてのレコーディング機会を得て、『I Promise』(1989年)でソロ・デビュー。本作『Gimmie The Keys』(1991年)は2ndアルバムとなります。その後もインディ・レーベルから何枚かのアルバムをリリースしています。

また、当ブログでも紹介したGroove U『Tender Love』(1994年)などのプロデュースも手掛けています。

さて、本作『Gimmie The Keys』(1991年)ですが、この時代らしいNJSとセクシーなミディアム〜スロウのバランスが取れた1枚に仕上がっています。

プロデュースはMikki Bleu自身。

アップ系ならば、タイトル曲「Gimme The Keys」「Whenyadowhachado」といったシングル曲。セクシーな魅力に溢れた「Good 2 U」、NJSらしい「Be With U」がおススメ。ミディアム〜スロウ系ならば、「I-O-U Love」「All My Life (I've Waited)」の2曲ですかね。あとStevie Wonderの名曲カヴァー「All I Do」も忘れてはいけませんね。

シンガーと同時に、彼のプロデューサーとしての才も感じる好盤です。

全曲紹介しときやす。

「Gimme The Keys」
シングルにもなったタイトル曲がオープニング。この時代らしいNJSで妖しげに疾走します。NJS好きの人であればグッとくるはず!
https://www.youtube.com/watch?v=9Ko82I77i9A

「Whenyadowhachado」
この曲もシングルになりました。メロディアスなアップ・チューンはシングル向きのキャッチーな仕上がり。Marvin Gaye「Mercy Mercy Me」ネタのアクセントもいい感じ!
https://www.youtube.com/watch?v=WYX7cXfS4s8

「Good 2 U」
セクシーな魅力に溢れたアーバン・ナイトなアップ・チューン。彼のプロデューサーとしてのセンスも感じます。かなり僕好み!
https://www.youtube.com/watch?v=dtWD0NqKF28

「Be With U」
典型的なNJSを格好良くキメてくれます。ありがちな曲調ですが、完成度が高いのでグッときてしまいます。足し算、引き算のバランスが絶妙なのかな?
https://www.youtube.com/watch?v=zDGYQxpOcD0

「Stand」
1st『I Promise』(1989年)収録曲の再収録。Princeライクな雰囲気の1曲に仕上がっています。

「Stay」
セクシーなミディアム・スロウ。テクニックというより雰囲気で聴かせる巧みさがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=P-wpy3BqYZ0

「All I Do」
Stevie Wonderの名曲カヴァー。オリジナルは『Hotter than July』(1980年)に収録されています。
当ブログでは少し前にMarc Dorseyのカヴァーを紹介したばかりです。NJS調ながらもオリジナルの魅力を受け継ぐ好カヴァーだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=SyWMLxbhMAg

「I-O-U Love」
ロマンティックなサックスと共に始まるロマンティックなスロウ。スロウ系ではコレが一番好きです。ここでも彼のプロデューサーとしてのセンスも感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=0ZmNN12Pe0U

「All My Life (I've Waited)」
オーセンティックな魅力があるスロウ。前曲「I-O-U Love」からの流れがいいですね。ここでも雰囲気で聴かせる巧みさが光ります。
https://www.youtube.com/watch?v=sRHdiz4pfhc

「Lock 'N Key」
「Stand」と同じく1st『I Promise』(1989年)収録曲の再収録。そのせいかアルバム全体の雰囲気とはギャップを感じますが、ファルセットも駆使したメロウ・ミディアムはなかなかキャッチーです。
https://www.youtube.com/watch?v=1RYbtqmx-LM

Mikki Bleuの他作品もチェックを!

『I Promise』(1989年)
I Promise

『Love Dictionary』(1993年)
mikki bleu love dictionary.jpg

『Melodic Massage』(1997年)
Melodic Massage

Glass『Introducing Glass』(1983年)
Introducing Glass
posted by ez at 01:48| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月09日

Marc Dorsey『Crave』

上質の男性R&B作品☆Marc Dorsey『Crave』
Crave
発表年:1999年
ez的ジャンル:実力派男性R&B
気分は... :懇願せよ・・・

今回は90年代R&B作品からMarc Dorsey『Crave』(1999年)です。

Marc DorseyはワシントンD.C.出身の男性R&Bシンガー。

映画監督Spike Leeに見出され、彼の監督作品『Crooklyn』(1994年)のサントラ収録曲「People Make the World Go Round」(The Stylisticsのカヴァー)でデビューします。さらにSpike Leeの監督作品『Clockers』(1995年)のサントラにも起用されました。

その後、MC Lyte「I Can’t Make A Mistake」(1998年)、Kelis「Ghetto Children」(1999年)にフィーチャリングされています。

Marc Dorsey「People Make the World Go Round」(1994年)
 https://www.youtube.com/watch?v=ojx3w1Jhslc
MC Lyte Feat. Marc Dorsey「I Can’t Make A Mistake」(1998年)
 https://www.youtube.com/watch?v=1xKGqh52iCQ
Kelis Feat. Marc Dorsey & N.E.R.D「Ghetto Children」(1999年)
 https://www.youtube.com/watch?v=sh6ipIJy5Ys

そして、Jiveとの契約に成功し、遂にデビュー・アルバムとなる本作『Crave』(1999年)をリリースしています。

2002年にはLL Cool J「Luv U Better」でフィーチャリングされ、USシングル・チャート第4位、同R&Bチャート第1位の大ヒットとなり、グラミーにもノミネートされています。

さらにはJay-Z作品などにもフィーチャリングされましたが、知らぬ間にシーンから消えていました。

結果として、Marc Dorsey唯一のアルバムとなった本作『Crave』(1999年)は、商業的には成功しませんでしたが、中身はかなり充実しています。90年代カテゴリーに区分していますが、肌触りとしては2000年代R&B作品といった感じです。

メイン・プロデュースはLarry "Rock" CampbellTimmy Allen

シングルにもなった「If You Really Wanna Know」、セクシーな「Break It Down」Stevie Wonderの名曲カヴァー「All I Do」、Eugene Wildeの作の「In The Ghetto」、素敵なラブ・バラード「Love You Again」あたりが僕のおススメです。

それ以外にも佳曲が揃った魅力的な男性R&B作品だと思います。

全曲紹介しときやす。

「If You Really Wanna Know」
Manuel Sealプロデュース。シングルにもなったオープニング曲。セクシー&ダンサブルながらも、しっかりMarcのヴォーカルを聴かせてくれるのがいいですね。彼の声質の良さを実感できます。
https://www.youtube.com/watch?v=3FKQ106DJK8

「Break It Down」
Mattias Gustafsson/Larry "Rock" Campbell/Timmy Allenプロデュース。セクシーな魅力に溢れたミディアム・グルーヴ。派手さはありませんが、巧みなプロダクションもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=69ywdZFGcJI

「Tell Your Man (He's Gotta Go)」
Larry "Rock" Campbell/Timmy Allenプロデュース。美しいアコギの響きが印象的なビューティフル・バラード。歌詞の方が切ないですが・・・
https://www.youtube.com/watch?v=NRuq7qvcgug

「Crave」
シングル・カットもされたタイトル曲は映画『The Wood』(1999年)のサントラにも収録されました。美しいストリングスとアコギをバックに、切々と歌い上げる感動バラードです。Marcの声質の良さが映えます。Larry "Rock" Campbell/Timmy Allenプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=ybIYF0hGZbk

「Can You Ever Love Somebody」
Larry "Rock" Campbell/Timmy Allenプロデュース。オルガン&ベースの効いたバッキングが印象的なミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=tnOYJhLPAdY

「All The Way」
Larry "Rock" Campbell/Timmy Allenプロデュース。2000年前後のR&Bらしい雰囲気の漂う哀愁ミディアム。バック・ヴォーカルのFitzgerald Scottとの掛け合いがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=2H7DcEKb0tw

「As We Lay」
Shirley Murdockの名バラードをカヴァー(Roger Troutman/Billy Beck作)。オリジナルは『Shirley Murdock』(1986年)に収録されています。男性アーティストがこの曲をカヴァーするのは少し意外ですが、スケールの大きい感動バラードを堂々と歌い上げます。Larry "Rock" Campbell/Timmy Allenプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=-dSf6B8ImCc

「All I Do」
Stevie Wonderの名曲カヴァー。オリジナルは『Hotter than July』(1980年)に収録されています。Larry "Rock" Campbell/Timmy Allenプロデュース。2000年モードの「All I Do」といった雰囲気があって格好良いカヴァーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=9hf5JINvt5Q

「In The Ghetto」
Larry "Rock" Campbell/Timmy Allenプロデュース。80〜90年代に活躍した男性R&BシンガーEugene Wildeの作品です。Marcのヴォーカルとサウンド・プロダクションが楽曲の良さをうまく引き出している感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=dm31BHgCr3s

「Love You Again」
Larry "Rock" Campbell/Timmy Allenプロデュース。ラストは素敵なラブ・バラードで感動的に締め括ってくれます。思わず涙腺が崩壊しそうになりますよ!

深夜テレビでショーケンを追悼する特別番組、『傷だらけの天使』最終回を見ていたら胸が熱くなってきました。やはりショーケンは格好良かったなぁ・・・
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
posted by ez at 03:41| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする