2019年09月16日

Force M.D.'s『Step To Me』

Full Force、Monte Moir、Timmy Gatling等がプロデュース☆Force M.D.'s『Step To Me』
force m.d.'s step to me.jpg
発表年:1990年
ez的ジャンル:Tommy Boy系男性R&Bヴォーカル・グループ
気分は... :What's The Name Of That Song?

個人的に懐かしいR&B作品、Force M.D.'s『Step To Me』(1990年)です。

N.Y.スタテンアイランドで結成された男性R&Bヴォーカル・グループForce M.D.'sに関して、当ブログでこれまで紹介したのは以下の3枚。
 『Love Letters』(1984年)
 『Chillin'』(1985年)
 『Touch And Go』(1987年)

4thアルバムとなる本作『Step to Me』(1990年)は、Tommy Boyでのラスト作。一般的にはあまり評価の高くない作品かもしれませんが、僕はリアルタイムで愛聴していました。

本作におけるメンバーはAntoine "T.C.D." LundyTrisco PearsonCharles "Mercury" NelsonStevie D Lundyという4名。

アルバムにはFull ForceThomas McElroyFoster & McElroy)元GuyTimmy GatlingThe TimeMonte MoirMarley Marl等多彩なプロデューサーが起用されています。

こうしたプロデューサー陣の顔ぶれからも分かるように、積極的に流行の音を取り入れようとする意図が感じられる作品です。個人的にはそうした流行の音以上に、彼ららしい素敵なハーモニーが映えるバラード系に魅力を感じるアルバムですが・・・

シングルになったのは、Full ForceプロデュースによるNJS「Are You Really Real?」とMonte Moirプロデュースの哀愁スロウ「Somebody's Crying」

個人的にはKenny Nolanによるソングライティングの素敵なバラード「What's The Name Of That Song?」、Central Lineのカヴァー「Walking Into Sunshine」の2曲がダントツで好きです。

それ以外にアーバンな哀愁メロウ・バラード「Watching You」、スウィート・バラード「I Only Wanna Be With You」あたりがおススメです。

とりあえず「What's The Name Of That Song?」「Walking Into Sunshine」の2曲を聴いてみてください。

全曲紹介しときやす。

「Are You Really Real?」
Full Forceプロデュース。アルバムからの1stシングル。US R&Bチャート第26位となっています。Full Force色の強いNJSなダンス・チューン。NJS好きの人は楽しめると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=mhRPhRVZ02Y

「Step To Me」
Marley Marlプロデュース。Hip-Hopフィーリングのミディアム・グルーヴ。Hip-Hopを取り入れつつ、アーバンな雰囲気を醸し出します。
https://www.youtube.com/watch?v=yCb_RJXWNak

「How's Your Love Life?」
Marley Marlプロデュース。Marley Marlらしいトラック作りが魅力の1曲。少し怪しげな雰囲気がいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=2X2N4r5RNEs

「Walking Into Sunshine」
Full Forceプロデュース。Central Line、1981年のシングル曲をカヴァー。オリジナルはアルバム『Central Line』(1981年)に収録されています。個人的にはアルバムで一番キャッチーだと思います。オリジナルの良さを受け継ぎつつ、90年代仕様のダンサブル・チューンに仕上がっているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=7Z9wb3NS0gw

「Somebody's Crying」
Monte Moirプロデュース。アルバムからの2ndシングル。US R&Bチャート第34k位となっています。このグループらしい美しいハーモニーを満喫できる哀愁スロウ。
https://www.youtube.com/watch?v=x5e8oPyNchw

「I Only Wanna Be With You」
Wayne Brathwaiteプロデュース。Force M.D.'sのスウィートな魅力を堪能できる素敵なラブ・バラード。彼らにはこういう甘酸っぱいスロウが似合いますね。
https://www.youtube.com/watch?v=lSPJSPE8hvs

「What's The Name Of That Song?」
Robin Halpinプロデュース。Antoine Lundy/Kenny Nolan作。昔も今も僕の一番のお気に入りはコレ。甘酸っぱい青春の思い出の名バラードといった感じがサイコーです。さすがは名ソングライターKenny Nolanの書いた曲、エヴァーグリーンな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=fIobyY3uDH0

「Watching You」
Fred McFarlane/Timmy Gatlingプロデュース。90年代R&Bらしいアーバンな雰囲気の哀愁メロウ・バラード。今回久々に聴き直してグッときた1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=Afmi_yYXC7I

「Why Can't We Be Friends?」
Thomas McElroyプロデュース。Warのヒット曲をカヴァー。オリジナルはアルバム『Why Can't We Be Friends?』(1975年)に収録されています。ここでGo-Go/NJS調のダンサブル・チューンでこの名曲を聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=pzHEHNEPzJE

「After 12」
Fred McFarlane/Timmy Gatlingプロデュース。ラストはヒップ・ハウスなダンサブル・チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=N2eSFTsXMAw

Force M.D.'sの他作品もチェックを!

『Love Letters』(1984年)
Love Letters

『Chillin'』(1985年)
Chillin

『Touch And Go』(1987年)
Touch & Go
posted by ez at 02:05| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月06日

Charlie Wilson『You Turn My Life Around』

The Gap Bandのリーダーの初ソロ☆Charlie Wilson『You Turn My Life Around』
You Turn My Life Around
発表年:1992年
ez的ジャンル:レジェンド系セクシー男性R&B
気分は... :本質的直観!

The Gap BandのリーダーであるCharlie Wilsonの初ソロ・アルバム『You Turn My Life Around』(1992年)です。

Charlie Wilsonについて、当ブログで紹介した彼のソロ作は以下の5枚です。

 『Charlie, Last Name Wilson』(2005年)
 『Uncle Charlie』(2009年)
 『Just Charlie』(2010年)
 『Love, Charlie』(2013年)
 『Forever Charlie』(2015年)

Charlie Wilsonの初ソロ・アルバムとなる『You Turn My Life Around』(1992年)は、The Gap Bandのアルバムと関連づけると、『Round Trip』(1989年)と『Testimony』(1994年)の間にリリースされた作品です。

The Gap Bandにとっては、低迷期に突入した時期であり、気分転換や新たな刺激を求めて、ソロ作をリリースしたのかもしれませんね。

ちなみに本作『You Turn My Life Around』収録の楽曲が数曲『Testimony』(1994年)にも再収録されています。『Testimony』は、本作も手掛けているMorris Rentieのプロデュースです。

さて、初ソロ・アルバム『You Turn My Life Around』(1992年)ですが、当時の最新R&Bサウンドを取り入れるなどThe Gap Band名義ではアプローチしづらかったサウンドにもチャレンジしています。その一方で、Charlie Wilsonらしいセクシー・バラードも存分に堪能できます。

メイン・プロデューサーはCharlie Wilson自身とMorris RentieMorris Rentieは、Marva Kingとの男女ユニットAnswered Questionsとしてアルバムもリリースしています。

それ以外にCharlieの息子Brian Wilsonをはじめ、Andre WilsonJoey Robinson, Jr.Reggie GriffinLaney StewartStanley BrownJeff LorberMarva Kingがプロデュースを手掛けています。

また、Almighty GeeGrandmaster Melle Melといったラッパーがフィーチャリングされています。

シングルになった「You Turn My Life Around」「Sprung On Me」、Almighty Geeのラップをフィーチャーした「Charlie's Jam」、Grandmaster Melle Melのラップをフィーチャーした「I'm Gonna Make You Love Me」あたりが目立つかもしれません。

個人的には「Come Into My Love Life」「Realize」「Confess Your Love」「Time」あたりにCharlieらしさが詰まっていると思います。The Gap Bandのセルフ・カヴァー「I Found My Baby」Marva Kingのバック・コーラスが嬉しい「Please Believe Me」も個人的には気に入っています。

意外に注目されることが少ないソロ・デビュー作ですが、改めて聴くとなかなか楽しめる1枚だと思います。

全曲を紹介しときやす。

「Sprung On Me」
Brian Wilson/Andre Wilson/Charlie Wilsonプロデュース。Almighty Geeのラップをフィーチャー。アルバムからの2ndシングルにもなりました。GuyをはじめとするNJSの影響を感じるダンサブル・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=O2Lh3yQ0Y34

「Come Into My Love Life」
おススメその1。Charlie Wilson/Morris Rentieプロデュース。Charlie Wilsonらしい持ち味を満喫できる爽快ダンサブル・チューン。これならばThe Gap Bandファンも楽しめるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=qJFUafJ8sFM

「Charlie's Jam」
Joey Robinson, Jr./Reggie Griffinプロデュース。Almighty Geeのラップをフィーチャー。Guy「Teddy's Jam」を意識したタイトルかもしれませんね。ヴォコーダーを駆使したダンサブル・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=OjcQLrVC6dE

「Realize」
おススメその2。Charlie Wilson/Morris Rentieプロデュース。アーバンなダンサブル・チューン。オトナR&Bになっているのが僕好み。サウンド面ではJeff Lorberも貢献しています。
https://www.youtube.com/watch?v=oGfwnFuC6Ag

「You Turn My Life Around」
Charlie Wilson/Morris Rentieプロデュース。アルバムからの1stシングル。Charlie Wilsonらしいセクシーな魅力に溢れたメロウ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=f6UOPqmhr3I

「This Is My Prayer」
Laney Stewartプロデュース。7分半近くの長尺です。ベテランとしての風格漂うダンサブル・チューンですが、少し面白みに欠けるかも?
https://www.youtube.com/watch?v=hDJE8OQQxWM

「Confess Your Love」
おススメその3。Charlie Wilson/Morris Rentieプロデュース。80年代ブラコン調のスロウは僕好み。アーバンなオトナR&Bを堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=MxomEo31Rn0

「Time」
おススメその4。Brian Wilson/Andre Wilson/Charlie Wilsonプロデュース。前曲に続き80年代ブラコン調のスロウ。全然90年代らしくありませんが、こういうの大好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=LzwnKclSiZg

「I Found My Baby」
おススメその5。Stanley Brownプロデュース。The Gap Bandのシングル(US R&Bチャート第8位)のセルフ・カヴァー。オリジナルは『Gap Band VI』(1984年)に収録されています。オリジナルの80年代ブラコン仕様から90年代R&B仕様にアップデートされている感じに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=fCGL8CXhjr8

The Gap Band「I Found My Baby」(1984年)
 https://www.youtube.com/watch?v=lkwvqylv1DQ

「I'm Gonna Make You Love Me」
Morris Rentie/Joey Robinson, Jr.プロデュース。Grandmaster Melle Melのラップをフィーチャー。アッパーなダンサブル・チューンですが、コレはコレで悪くないと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=kIJNkGc7EUI

「Please Believe Me」
Jeff Lorber/Marva King/Morris Rentieプロデュース。ラストはセクシー・バラードで締め括ってくれます。Marva Kingのバック・コーラスが聴けるのも嬉しいですね。

Charlie WilsonThe Gap Bandの過去記事もご参照下さい。

『Charlie, Last Name Wilson』(2005年)
チャーリー,ラスト・ネーム・ウィルソン

『Uncle Charlie』(2009年)
Uncle Charlie

『Just Charlie』(2010年)
Just Charlie

『Love, Charlie』(2013年)
Love Charlie

『Forever Charlie』(2015年)
Forever Charlie

The Gap Band『The Gap Band II』(1979年)
ギャップ・バンドII

The Gap Band『The Gap Band III』(1980年)
III

The Gap Band『Gap Band IV』(1982年)
Gap Band IV
posted by ez at 02:20| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月22日

Walter & Scotty『My Brother's Keeper』

The WhispersのScott兄弟ユニット、唯一のアルバム☆Walter & Scotty『My Brother's Keeper』
マイ・ブラザーズ・キーパー
発表年:1993年
ez的ジャンル:The Whispers系双子R&Bデュオ
気分は... :完璧な試合展開!

今回はベテラン・ソウル・ヴォーカル・グループThe WhispersScott兄弟Walter & Scotty名義でリリースした『My Brother's Keeper』(1993年)です。

Walter & Scottyは、The Whispersの中心メンバーWallace ScottWalter Scottという双子のScott兄弟によるユニット。

意外にも、当ブログでThe Whispersは未紹介なんですね。1枚位は紹介していると思い込んでいました。順序としては、The Whispers作品を紹介したうえで、Walter & Scottyを紹介すべきなのでしょうが・・・

僕の場合、The Whispersに特別思い入れがある訳ではないので、むしろWalter & Scotty名義の本作の方がフィットするのかもしれません。

Walter & Scotty名義では唯一のアルバムとなる『My Brother's Keeper』(1993年)は、Scott兄弟らしいシルキー&スウィートなヴォーカルと当時のR&Bサウンドのエッセンスが見事に調和した1枚に仕上がっています。

Nick CaldwellThe Whispers)、Grady WilkensThe Whispersの音楽ディレクター)
L.A. Reid/BabyfacePortraitMichel Angelo Saulsberry/Phillip JohnsonKeni BurkeAl JohnsonPaul MinorJohn Benton/Patrick GreeneSean BryantRobert BrookinsGary Taylorといった多彩なプロデューサーが起用されています。

これら多彩なプロデューサー陣が、それぞれのやり方でScott兄弟の魅力を巧みに引き出していると思います。

アルバムに先駆けて1991年にシングルとなった「I Want To Know Your Name」(The Intrudersのカヴァー)、L.A. Reid/Babyfaceプロデュースの美メロ・バラード「With All My Heart」Keni Burkeプロデュース「Heaven」、ファルセットの映える「My Love」といったバラード系は安定・安心の仕上がりです。

その一方で90年代らしいサウンドのダンサブル・チューンも難なくこなしてしまうところがScott兄弟の実力です。ダンス系であれば、若手R&BグループPortraitのメンバーがプロデュースした「Move Your Body」「Open Door」Keni Burkeプロデュースの爽快メロウ「A Fool For You (Baby)」Al Johnsonプロデュースのポップ・ソウル「Sticks And Stones」といった曲がおススメです。

バラード良し、ダンス系良しのバランス抜群の90年代R&B名盤だと思います。

応援するチームが、攻守のバランスのとれたゲーム展開で完勝したような気分になるアルバムですね。

全曲紹介しときやす。

「Move Your Body」
90年代好きにはお馴染みの男性R&BグループPortraitのMichel Angelo Saulsberry/Phillip Johnsonプロデュース。Portraitメンバー全員がバック・コーラスを務めます。若手R&BグループがR&Bグループの大先輩Scott兄弟を盛り立ています。このユニットらしさは正直感じませんが、純粋に格好良いダンサブル・チューンに仕上がっていると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=3PpGYMKErVk

「Dirty Dancin' (Slow Motion)」
John Benton/Patrick Greeneプロデュース。オーセンティックなバラードですが、このユニットらしいシルキー&スウィートな魅力に溢れています。
https://www.youtube.com/watch?v=HkShs17cuRQ

「Heaven」
Keni Burkeプロデュース。Keni Burkeと共にCharlie Singletonがソングライティングを手掛けています。アーバン・メロウなスロウ・チューン。まさに天国気分のスウィート・メロウです。
https://www.youtube.com/watch?v=u8Gp1z7dW3g

「Open Door」
再びPortraitのMichel Angelo Saulsberry/Phillip Johnsonプロデュース。90年代R&B好きならば気に入るであろう爽快ダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=gcYG2i1bCWk

「My Love」
Sean Bryantプロデュース。円熟のファルセット・ヴォーカルが映えるメロウ・ミディアム。このユニットの魅力が滲み出てくる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=hs9ls7np_BE

「I Know You're My Baby」
Robert Brookinsプロデュース。この時代らしいダンサブル・チューンですが、サウンド先行ではないヴォーカル重視のメロディアスな仕上がりはなかなかです。
https://www.youtube.com/watch?v=ubXFiFnoC40

「With All My Heart」
L.A. Reid/Babyfaceプロデュース。Babyface自身もバック・コーラスで参加しています。L.A. Reid/Babyfaceらしい美メロのミディアム・バラードがScott兄弟のヴォーカルと見事にフィットし、至極のメロウ・ワールドを届けてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=fwolUcVg0FI

「Sticks And Stones」
Al Johnson/Paul Minorプロデュース。ポップ・ソウルな味わいのミディアム・グルーヴ。好き/嫌いが分かれるかもしれませんが、90年代らしい雰囲気が好きですね。
https://www.youtube.com/watch?v=FKTF2b8Rp54

「Rest My Lips」
Gary Taylorプロデュース。オトナな哀愁バラードでアーバン・ナイトを演出してくれます。Gerald Albrightのサックスが盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=4rAs5CZ9wGA

「A Fool For You (Baby)」
Keni Burkeプロデュース。この曲もKeni BurkeCharlie Singletonの共作です。僕好みの爽快メロウなダンサブル・チューン。Scott兄弟とKeni Burkeの相性は抜群ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=bE6v4sB1H6g

「I Want To Know Your Name」
The Intruders、1973年のR&Bヒットをカヴァー(Kenneth Gamble/Leon Huff作)。オリジナルは『Save the Children』(1973年)収録。アルバムに先駆けて1991年にシングル・リリースされました。90年代らしいコンテンポラリー感のあるスウィート・バラードに仕上がっています。Al Johnsonプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=6VbhKrRppEc

「Thank You (Falletin Me Be Mice Elf Agin)」
Grady Wilkens/Nick Caldwell/Paul Minorプロデュース。The WhispersファミリーのプロデュースでSly & The Family Stone、1969年の大ヒット曲をカヴァー(Sly Stone作)。時代を反映したNJSカヴァーは好き/嫌いがハッキリ分かれるかも?
https://www.youtube.com/watch?v=ey-jfgzqkIw

The Whispersの作品もそのうち紹介したいと思います。
posted by ez at 01:46| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月13日

Society Of Soul『Brainchild』

Organized NoizeメンバーらによるR&Bユニット☆Society Of Soul『Brainchild』
Brainchild
発表年:1995年
ez的ジャンル:アトランタ産R&Bグループ
気分は... :ユルさが魅力・・・

今回は90年代R&B作品からSociety Of Soul『Brainchild』(1995年)です。

Society Of Soulはアトランタで結成されたR&Bグループ。メンバーはBig RubeEsperanzaRico WadeRay MurraySleepy Brownという5名。

このうちRico WadeRay MurraySleepy Brownの3名はTLCOutKastらを手掛けた人気プロデュース・ユニットOrganized Noizeのメンバーとして知られる3名です。

Society Of Soul名義の唯一のアルバム『Brainchild』(1995年)は、L.A. Reid/BabyfaceLaFace Recordsからリリースされました。

プロデュースはOrganized Noize

アルバムにはT-BozTLC)、George ClintonCee Lo Greenといった大物ゲストが参加しています。Daddy-OStetsasonic)もバック・ヴォーカルで参加しています。

アルバム全体は、70年代ソウルのエッセンスを90年代R&B/Hip-Hopにうまく取り込んだ抑えたトーンのユルいグルーヴで楽しませてくれます。この当時のR&Bとしては独特の音世界を構築しています。いささか地味な感じですが。

シングルにもなったユルいミディアム・グルーヴ「Pushin'」、シングルにもなった哀愁メロウ「E.M.B.R.A.C.E.」T-Bozをフィーチャーした危険な香りのする「Changes」Curtis Mayfield風の「It Only Gets Better」、ユルユルのファンキー・サウンドがたまらない「Right Tonight」George Clinton参加の「Blac Mermaid」Cee Lo Green参加の「Peaches n' Erb」あたりがおススメです。

ユルさが魅力の1枚です。
このユルさはビールに合う!

全曲紹介しときやす。

「Genesis」
アルバムのプロローグ。

「E.M.B.R.A.C.E.」
シングルにもなった哀愁メロウ・ミディアム。70年代ソウルと90年代アトランタR&Bが融合した感じがこのユニットらしいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=XixGLlHFq6k

「Changes」
T-Boz(TLC)をフィーチャー。危険な香りの妖艶ミディアム。派手さはありませんがクセになりそうなグルーヴがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=wZnvp4q8sW4

「It Only Gets Better」
70年代Curtis Mayfieldのソウル・グルーヴを90年代アトランタR&B仕様にユルくアップデートした雰囲気です。Run-D.M.C.「Jam Master Jay」をサンプリング。
https://www.youtube.com/watch?v=dd_yRJAAY9c

「Interlude」
インタールード。

「Brainchild」
赤ん坊の泣き声と共にスタートするソウル・バラード。オーガニックな空気感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=QToyFa6hjfU

「Ghetto Fuh Life」
涼しげなフルートが先導する怪しげなトラックが印象的です。バック・コーラスにはDaddy-O(Stetsasonic)の名もクレジットされています。
https://www.youtube.com/watch?v=t-XYA6SdlLs

「Right Tonight」
Backbone、Mista、Oddballをフィーチャー。Hip-Hopとヴィンテージ・ソウルを融合させたユルユルのファンキー・サウンドとソウルフル・ヴォーカルの組み合わせがいい感じです。

「Judas」
Cool Breezeをフィーチャーしたインタールード。

「Pushin'」
シングルにもなった楽曲。ユルさが魅力のミディアム・グルーヴ。ストリングスが70年代ニューソウル風なのが本作らしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Dj2QzJt6LzU

「Migratenation」
これはR&Bというよりもメロウ&ソウルフルなHip-Hopトラックですね。こういったラップの方が彼らのサウンドにはフィットしている気も・・・
https://www.youtube.com/watch?v=0jPdiUEe4f4

「Sonja Marie」
Sonja Marie Samuelsをフィーチャーしたインタールード的な小曲。

「Wind」
サックスをフィーチャーしたメロウ・トラック。オーガニックなヒップホップ・ソウルといった趣がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=zromjfCFFlw

「Blac Mermaid」
P-Funkの総帥George Clinton参加曲。怪しげなエフェクトをかけたヴォーカルは異次元に迷い込んだメロウ・ソウルといった仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=0OzJu-rGmX0

「Peaches n' Erb」
Cee Lo Green参加曲。70年代ソウル×アブストラクトHip-Hopといった感じの掛け合わせが面白い1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=SUafyjunEcQ

UGK feat. Sleepy Brownのサンプリング・ソースとなっています。
UGK feat. Sleepy Brown「Swishas & Erb」
 https://www.youtube.com/watch?v=jj3YJ0PZCN4

「No Hard Feelings」
Cool Breezeをフィーチャーしたエピローグ。

3連休が終わりましたね。
今週は気合い入れにくいなぁ・・・
posted by ez at 01:08| Comment(2) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月03日

Perri『Tradewinds』

4姉妹による素晴らしいヴォーカル・ワーク☆Perri『Tradewinds』
Tradewinds
発表年:1990年
ez的ジャンル:姉妹系女性R&Bグループ
気分は... :ルックスで損していますが・・・

今回は90年代女性R&Bグループ作品よりPerri『Tradewinds』(1990年)です。

PerriCarol PerryDarlene PerryLori PerrySharon PerryというPerry4姉妹による女性R&Bグループ。

Anita Bakerのバック・コーラスで名を上げたグループとして知られていますね。

グループは『Celebrate』(1986年)、『The Flight』(1988年)、『Tradewinds』(1990年)という3枚のアルバムをリリースしています。

3rdアルバムとなる本作のメイン・プロデュースはPerriJon Baker。また、Raymond JonesState Of Art)も1曲プロデュースを手掛けています。

レコーディングにはBill Summers>(per)、Bobby Lyle(p)、Freddie Washington(b)等のミュージシャンも参加しています。

実力派ヴォーカル・グループなので、オーセンティックな楽曲が似合います。その意味では、前半の「Someone Like You」「It's Been You」「You Taught Me How」「Tradewinds」というバラード4曲が圧巻です。ミディアム・バラード「Mary, Mary」やポップ・ソウルな「Say You Will」も彼女たちの魅力を楽しめます。

ダンサブル系は好き/嫌いが分かれるかもそれませんが、個人的には「Talk To Me」「You're The One」「No Way To Treat A Lady」あたりもかなり惹かれました。ダンサブル・サウンドに埋もれないヴォーカルの存在感に彼女たちの矜持を感じます。

90年代女性R&Bグループ好きやAnita Baker等のクワイエットストーム好きの方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Someone Like You」
シングルにもなったオープニング。Anita Baker好きはハマるであろうクワイエットストームど真ん中の仕上がりです。このグループの持つオーセンティックな魅力が凝縮された1曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=7rchDk7zxkc

「It's Been You」
この曲もシングル曲。Anita Bakerも『Rhythm Of Love』(1994年)‎でカヴァーしています。クワイエットストームなバラード曲です。Bill Summers、Bobby Lyleといった名手がバッキングを務めています。
https://www.youtube.com/watch?v=RgZmoyYvx3k

「You Taught Me How」
オーセンティックなバラードを素晴らしいヴォーカル・ワークで聴かせてくれます。Everette Harpがサックス・ソロで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=oQNwGNByRc4

「Tradewinds」
「Where Is The Love?」のソングライティングでお馴染みの名コンビRalph MacDonald/William Salterによる名曲カヴァー。Rod StewartRoberta Flack、The Three Degrees、Maggie Bellあたりのカヴァーが有名ですかね。作者Ralph MacDonald自身のヴァージョンはアルバム『Universal Rhythm』(1984年)に収録されています。当ブログではPenny Goodwinヴァージョンも紹介済みです。作者Ralph MacDonaldヴァージョンをはじめ、個人的に大好きな曲ですが、本ヴァージョンは数ある本曲カヴァーの中でもかなり上位にくる出来栄えなのでは?‎楽曲の持つ魅力とグループの圧倒的なヴォーカル・ワークが見事に噛み合っています。
https://www.youtube.com/watch?v=npEmrkgQxpQ

「Talk To Me」
甘く危険な香りのするダンサブル・チューン。当時のR&Bサウンドが好きな人であれば楽しめる1曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=SzYAz7abMg8

「You're The One」
NJSなダンサブル・チューン。このタイプの楽曲もそつなくこなせるあたりにグループの実力を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=ajmWbNRShX8

「Crazy」
メンバーのLori PerryとRaymond Jonesの共同プロデュース。打ち込みサウンドでオーセンティックなアプローチを試みていますが、あまり成功していないかも?
https://www.youtube.com/watch?v=gINxtP7Vg04

「Mary, Mary」
生音を強調したミディアム・バラード。息の合ったヴォーカル・ワークが躍動します。コンテンポラリー・ゴスペルが好きな人は気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=ySC_x3mKs0w

「No Way To Treat A Lady」
90年代らしいダンサブル・チューンですが、素晴らしいヴォーカル・ワークで自分たちの個性を埋没させていない点に、このグループの凄みを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=KrNjEwi654k

「Say You Will」
ラストはポップ・ソウルな楽曲で締め括ってくれます。なかなかキャッチーだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=OXWs6kmOA48

『Celebrate』(1986年)
Celebrate!
posted by ez at 03:32| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする