2017年02月26日

Syd『Fin』

The Internetの中心メンバーSydの1stソロ・アルバム☆Syd『Fin』
Fin
発表年:2017年
ez的ジャンル:新世代R&B
気分は... :若き才能!

新作アルバムから注目R&BユニットThe Internetの中心メンバーSyd(Syd tha Kyd)の1stアルバム『Fin』です。

The Internetに関して、当ブログでは『Purple Naked Ladies』(2011年)、『Feel Good』(2013年)、『Ego Death』(2015年)という全3枚のアルバムを紹介済みです。

『Ego Death』(2015年)がグラミーのBest Urban Contemporary Albumにもノミネートされ、俄然注目度が高まったThe Internet

しかし、今年はグループでの活動よりも各メンバーのソロ活動が活発化しています。まずSydと並ぶ創設メンバーのMatt Martiansが1月にアルバム『The Drum Chord Theory』をデジタル・リリースしています。また、メンバーのSteve Lacyも今月6曲入りEP『Steve Lacy's Demo』をデジタル・リリースしたばかりです。

Matt Martians feat. Syd & Steve Lacy「Dent Jusay」
(From 『The Drum Chord Theory』
 https://www.youtube.com/watch?v=RDDLGfghuMA
Steve Lacy「Ryd/Dark Red」
(From 『Steve Lacy's Demo』
 https://www.youtube.com/watch?v=x-OzspEcQG8

そんな中でも最も期待度が大きいのが中心メンバーSyd(Syd tha Kyd)の1stアルバム『Fin』なのでは?

Sydのアーティストとしての世界観が反映された素晴らしい1枚に仕上がっていると思います。

Syd本人のセルフ・プロデュース以外にRahkiHit-BoyMelo-XSteve LacyFlip(@Flippa123)HazeBanga/Isiah SalazarNick GreenAnthony Kilhoffer/Julian Grammaといった多彩なプロデューサーを起用しています。

また、アトランタ出身のR&Bアーティスト6LACKがフィーチャリングされ、それ以外にRobert Glasper(p)、リッチモンドのジャズ・ファンク・バンドButcher BrownのメンバーKeith Askey(g)等もレコーディングに参加しています。

バンド編成となり、生演奏の比重が高まった近年のThe Internetに対して、本作ではエレクトリックなR&Bサウンドが支配します。その意味では初期のThe Internet作品と重なる部分もあるのでは?

Sydらしい美しくも儚いクールネス・ワールドに、多彩なプロデューサー陣がエッジーなスパイスを効かせている感じですかね。余分なものを削ぎ落し、本当に必要な音のみを残したサウンドに、Syd本人やプロデューサー陣のセンスを感じます。

決して明るいアルバムではありませんが、かと言って陰鬱なアルバムでもありません。クールなSydワールドは新世代R&Bの魅力を存分に伝えてくれます。

Sydって1992年4月生まれなので、まだ24歳なんですね。若き才能のさらなる開花が楽しみです。

真夜中に聴きたいR&B作品です。

全曲紹介しときやす。

「Shake Em Off」
Hit-Boyプロデュース。ゆったりとした中にもエッジーなセンスを感じるトラックは、さすがHit-Boyですね。期待通りのオープニングです。

「Know」
『Ego Death』にも大きく関与していたNick Greenのプロデュース。派手さはありませんが、本作らしいエレクトリック・トラックやヴォーカル・ワークも含めて完成度の高い1曲だと思います。

「No Complaints」
Sydプロデュース。エフェクト・ヴォーカルによる1分半に満たない小曲。

「Nothin to Somethin」
Sydプロデュース。プロデューサーSydのセンスを実感できる1曲。クール&ミッドナイトな雰囲気がグッド!真夜中に部屋を暗くして聴きたいですね。

「All About Me」
The Internetの同僚Steve Lacyプロデュース。アルバムからのリード・シングルにもなりました。哀愁エレクトリック・サウンドと寂しげなSydのヴォーカルが切なく儚い音世界を展開します。本曲のMusic VideoにはTyler, The Creatorをはじめ、Hodgy Beats、Mike G.といったOdd Future勢がカメオ出演しています。
https://www.youtube.com/watch?v=ZNIOrsxsa0A

「Smile More」
Sydプロデュース。美しく響く哀愁サウンドに乗って、Sydが切ないヴォーカルで歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=NcG_ke3iFZU

「Got Her Own」
HazeBanga/Isiah Salazarプロデュース。海の底から聞こえてくるようなヴォーカルの音響が印象的な哀愁チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=qCFt9sMYuuA

「Drown in It」
Anthony Kilhoffer/Julian Grammaプロデュース。引き算の美学を感じるビューティフルな小曲。

「Body」
Jesse Boykins IIIとのコラボ・アルバム『Zulu Guru』(2012年)で知られるN.Y.出身のDJ/プロデューサー/ラッパーMelo-Xプロデュース。美しくも寂しげなサウンド&ヴォーカルに魅了されたSydらしいR&Bチューンに仕上がっていると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=P7kW3Q46UUc

「Dollar Bills」
Steve Lacyをフィーチャー。Steve Lacyと期待のプロデューサーFlip(@Flippa123)のプロデュース。エッジーさとキャッチーさのバランスの取れた魅力的な1曲に仕上がっていると思います。 Lacyのギターがいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=kHC4IdmgvqY

「Over」
アトランタ出身のR&Bアーティスト6LACKをフィーチャー。HazeBangaプロデュース。僕がイメージするSydワールドに合致する、美しきクールネスに魅了されます。
https://www.youtube.com/watch?v=JYz448wq_k8

「Insecurities」
名盤Kendrick Lamar『To Pimp A Butterfly』(2015年)からのリード・シングル「i」のプロデュースでもお馴染みのRahkiプロデュース。Robert Glasper(p)、Keith Askey(g)も参加しています。ジャズ・フィーリングも効いたメロウ・チューンは本作の中では異色かも?
https://www.youtube.com/watch?v=iruct_VtZN0

The Internetの過去記事もご参照ください。

The Internet『Purple Naked Ladies』(2011年)
Purple Naked Ladies

The Internet『Feel Good』(2013年)
Feel Good

The Internet『Ego Death』(2015年)
Ego Death
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2017年02月23日

Zero 7『The Garden』

よりポップに進化したUKダウンテンポ系ユニット☆Zero 7『The Garden』
Garden
発表年:2006年
ez的ジャンル:UKダウンテンポ/職人ポップ
気分は... :今宵は健やかに!

今回はUKのダウンテンポ系ユニットZero 7の3rdアルバム『The Garden』(2006年)です。

スタジオ・エンジニアとして活動していたHenry BinnsSam Hardakerの2人が1997年にロンドンで結成したZero 7の紹介は、1stアルバム『Simple Things』(2001年)に続き2回目となります。

3rdアルバムとなる本作『The Garden』(2006年)は、UKアルバム・チャート第3位となった2ndアルバム『When It Falls』(2004年)に続くヴォーカル・チューン中心のアルバムになっています。本作もUKアルバム・チャート第4位のヒット作となり、デビュー以来3作連続でのUKゴールドディスクを記録しています。

本作ではZero 7作品でお馴染みのオージー女性シンガーSiaSia Furler)、アルゼンチン人の両親を持つスウェーデン出身の男性SSW、Jose Gonzalezという2人のヴォーカリストがフィーチャリングされています。メンバーのHenry Binnsがヴォーカルをとる曲もあります。

Radioheadでお馴染みのNigel Godrichもレコーディングに関与しています。

より職人ポップ的なアプローチが目立つアルバムです。そんなポップ志向は「Throw It All Away」「You're My Flame」といったシングル曲に象徴されています。

個人的にはダウンテンポ・ユニットらしい「This Fine Social Scene」「If I Can't Have You」、クラブミュージック好きも気に入りそうな「Crosses」、エレクトロニカ&フォーキーのバランスの良い1stシングル「Futures」がお気に入りです。

ジャケの雰囲気も含めて今の時期にフィットするのでは?

全曲紹介しときやす。

「Futures」
Jose Gonzalezをフィーチャー。アルバムからの1stシングル。エレクトロニカ&フォーキーのバランスの良いZero 7らしい1曲。クラブミュージック経由のフォーキー・チューンって感じが好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=Rhhi36zMHQA

「Throw It All Away」
Henry Binns/Siaをフィーチャー。アルバムからの2ndシングル。Tahiti 80あたりに通じる魅力を持ったソフト・ロック的な魅力を持った仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=OHUlKaQ7zUs

「Seeing Things」
本編の中では唯一のインスト。本作らしい電脳ポップ・サウンドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=p0iSdqac7-Q

「The Pageant Of Bizarre」
Siaをフィーチャー。ノスタルジックなオルガンの音色をバックに、Siaがコケティッシュなヴォーカルで歌う哀愁ポップ・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=euNuZb5mYqg

「You're My Flame」
Siaをフィーチャー。アルバムからの3rdシングル。チープなピコピコ・シンセが確信犯の電脳ポップ。僕のZero 7のイメージとは異なりますが楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=qEeIsHU3Zmc

「Left Behind」
Jose Gonzalezをフィーチャー。アコギのみのバックで歌う1分強のフォーキー小曲。もっと長尺で聴きたかった!
https://www.youtube.com/watch?v=dYDpWqxoDPQ

「Today」
Jose Gonzalezをフィーチャー。ボッサ・フィーリングのポップ・チューン。Zero 7らしいとは思いませんが、僕好みの仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=8QsB_D7f94w

「This Fine Social Scene」
Siaをフィーチャー。僕の一番のお気に入りはコレ。UKらしいメランコリックな哀愁ポップがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=pJluzkv40Pg

「Your Place」
Henry Binnsをフィーチャー。ブラス・アンサンブルが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=vyaRtMo4zdU

「If I Can't Have You」
Siaをフィーチャー。Siaのレイジーなヴォーカルが印象的なダウンテンポ。今の時期はこういうメランコリックな感じはフィットするかも?
https://www.youtube.com/watch?v=Z0G0r47O3qY

「Crosses」
Jose Gonzalezをフィーチャー。「This Fine Social Scene」と並ぶ僕のお気に入り。クラブミュージック好きの人も気に入る仕上がりなのでは?女性バック・コーラス陣のソウル・フィーリングもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=Cr1SVQ_1Ac4

「Waiting To Die」
Siaをフィーチャー。ラストはシニカルなダウナー・チューン。何とも恐ろしい歌詞・・・ジョークにも程があります!
https://www.youtube.com/watch?v=p6g3wgn4JT4

僕の保有する国内盤には以下の3曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

「Thistles」
Siaをフィーチャー。Siaのレイジー・ヴォーカルが栄えるメランコリックな仕上がり。こういうの好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=E-wMVwJmDKo

「Inaminute」
美しい音響を持ったダウナーなインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=cVVbZvI-UGA

「Dreaming」
Siaをフィーチャー。Siaに合った哀愁エレクトロニカです。

Zero 7の他作品もチェックを!

『Simple Things』(2001年)
Simple Things

『When It Falls』(2004年)
When It Falls

『Yeah Ghost』(2009年)
Yeah Ghost
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2017年02月16日

Think Twice『With A Loop And Some Swing』

Specificsのトラックメイカーによる極上ジャジーHip-Hop☆Think Twice『With A Loop And Some Swing』
ウィズ・ア・ループ・アンド・サム・スウィング
発表年:2007年
ez的ジャンル:カナダ産ジャジーHip-Hop
気分は... :第1関門突破・・・

カナダのHip-HopユニットSpecificsのメンバーThink Twice(Phil Kennedy)の初ソロ・アルバム『With A Loop And Some Swing』(2007年)です。

Think Twice(Phil Kennedy)は、Golden Boy(Spencer Miller)DJ GoserとのユニットSpecificsのメンバー。

2004年にリリースされたSpecificsの1stアルバム『Lonely City』(2004年)はジャジーHip-Hop名盤として高い評価を得た1枚でした。特に「Under The Hood」は各種コンピでも人気のピアノHip-Hopクラシックですね。

その後、2007年には2ndアルバム『II』をリリースしています。

そんなSpecificsのトラックを手掛け、ピアノ、サックスも演奏するプロデューサーであるThink Twice(Phil Kennedy)は、『With A Loop And Some Swing』(2007年)、『Rock To This Beat』(2008年)という2枚のソロ・アルバムをリリースしています。

美しいピアノHip-Hopの印象が強いSpecificsも好きですが、個人的にはよりジャジー・フィーリングの強いThink Twiceのソロの方が僕の嗜好にフィットしているかもしれません。

シングルにもなった「People Wanna Know」「Its Too Late」、Specificsの盟友Golden Boyをフィーチャーした「Stars」Roy Ayersネタの「Time's Passin Me By」、美しく温もりのある「Esto Es」が僕のオススメです。

ジャジーHip-Hop好きの方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Intro」
イントロ。

「People Wanna Know」
オススメその1。Manchilde/Shogunをフィーチャー。先行シングルにもなったピアノとヴァイヴの音色が心地好いジャジー・フィーリングたっぷりのトラックにのって、マイクリレーが展開されます。アングラ・ジャジーHip-Hop好きには間違いない1曲。

「Don't Mind At All」
Mr. Goodvibesをフィーチャー。哀愁を帯びたラテン・テイストのギター・ループが印象的です。

「Stars」
オススメその2。Specificsの盟友Golden Boyをフィーチャー。ソウル・フィーリングとジャジー・フィーリングが程よくブレンドした感じがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=56HFecQxgG0

「This Is Us」
Loesをフィーチャー。幻想的トラックにのってLoesが達者なフロウで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=XFJmYAK98ZI

「Whadodem」
Manchildeをフィーチャー。哀愁モードが漂います。

「F-ck That」
Golden Boy/Mr. Goodvibesをフィーチャー。ハープのエレガントなトラックにのってGolden Boy/Mr. GoodvibesがジャジーHip-Hopらしいフロウを聴かせてくれます。

「Watson Interlude」
インタールード。

「Freaky Ways」
Golden Boy/Loesをフィーチャー。哀愁モードのジャジー&メロウ感がいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=aqFcOhZXVEc

「Supafly」
Karma/Lotusをフィーチャー。ハンドクラップとピアノが織り成す品のある小気味良さがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=PLVfQS0N9OA

「Time's Passin Me By」
オススメその3。Dank Leeをフィーチャー。Roy Ayers Ubiquity「Mystic Voyage」をサンプリングしたジャジー&メロウ感がグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=FWy8BIjbjng

「Esto Es」
オススメその4。Butta Beatsをフィーチャー。美しく温もりのあるトラックが優しく包み込んでくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ZeQu0i4SvGs

「Its Too Late」
オススメその5。Golden Boyをフィーチャー。女性の声ネタとギターのループが織り成すトラックがアンニュイな雰囲気を醸し出します。
https://www.youtube.com/watch?v=hYs14nzNBw4

「Coates Intro」
エンディングへのイントロ。

「The Accomplice」
Coatesをフィーチャー。ボトムの効いたファンクネスのあるトラックが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=xlvKBVdeHSM

Specificsの作品やThink Twiceの2nd『Rock To This Beat』(2008年)もチェックを!

Specifics『Lonely City』(2004年)
ロンリー・シティ

Specifics『II』(2007年)
II

『Rock To This Beat』(2008年)
ロック・トウ・ディス・ビート
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2017年02月09日

Tony Allen『Home Cooking』

アフロビートのレジェンドによる進化形アフロ・ファンク☆Tony Allen『Home Cooking』
ホーム・クッキング
発表年:2002年
ez的ジャンル:レジェンド系アフロビート/アフロ・ファンク
気分は... :余計なことは気にしない・・・

今回はアフロビートのレジェンドTony Allenが2002年にリリースした『Home Cooking』です。

Fela Kutiと並ぶアフロビートのパイオニアでる、ナイジェリア人ドラマーTony Allenの紹介は、『Black Voices Revisited』(2010年)に続き2回目となります。

本作『Home Cooking』は前作『Black Voices』(1999年)と同じくComet Recordsからのリリースであり、レジェンド復活を印象づけた重要作品です。

UKのHip-HopチームUnsung Heroes(Barnaby Young/Brad Evans)、エンジニアとして数々の作品に関与してきたAlan Mawdsley、前作『Black Voices』(1999年)もプロデュースしていたDoctor Lがプロデュースを務めています。

また、後にThe Good, The Bad & The Queenで一緒にプレイすることになるBlurのDamon Albarn、UKのベテラン・ラッパーTy一昨年に自身初のアルバム『Eska』をリリースした、ザンビア出身でロンドンを拠点に活動する女性シンガーEska(Eska Mtungwazi)等がゲスト参加しています。

レジェンドTony Allenの持つアフロビート/アフロ・ファンクDNAにHip-Hop、ソウル、クラブミュージック、クラブジャズ等のエッセンスを融合させた進化形アフロ・ファンクを楽しめる1枚です。

レジェンド復活を印象づけるアフロビート「Home Cooking」、進化形アフロ・ファンクを堪能できる「Kindness」「Every Season」、Unsung Heroesの手腕が光るクラブ仕様の「Woman To Man」、ソウル・テイストの「Calling」「What's Your Fashion」、ジャズ・テイストの「Eparapo」が僕のオススメです。

"アフロビートは少し苦手"という人でも楽しめる、格好良い進化形アフロ・ファンク作品です。

全曲紹介しときやす。

「Every Season」
Damon AlbarnとTyをフィーチャー。アフロビートを2000年モードにアップデートさせた進化形アフロ・ファンクを披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=m4bCr8DDblU

「Home Cooking」
タイトル曲はレジェンド復活を印象づけるアフロビート/アフロ・ファンクで楽しませてくれます。アフロビートらしい覚醒感のあるサウンドもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=265H5xRr4Tc

「Woman To Man」
Tyをフィーチャー。UKクラブミュージック/アブストラクトHip-Hopのエッセンスを取り込んだUnsung Heroesの手腕が光る1曲。UKクラブミュージック好きの人も楽しめるはず!
https://www.youtube.com/watch?v=grGQpl3bPQ8

「Calling」
Mary & Normonをフィーチャー。アフロ・テイストのソウル・チューンといった仕上がりです。アーバンな雰囲気の中でAllenのドラムがいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Sxjr4wRSUxU

「Don't Fight」
アフリカン・パーカッションも加わったトライバル・リズムが印象的な軽快なアフロ・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=VVRoEEw_mp4

「Kindness」
疾走感が格好良い進化形アフロ・ファンク。呪術師のようなAllenの不気味なヴォーカルもサウンドの雰囲気とマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=1RyTf_AHbYM

「Jakelewah」
抜けのいいAllenのドラミングと共に始まる開放的なアフロ・ファンク。ワールド・ミュージック好きの人向けのサウンドなのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=sP-sk4X_zww

「What's Your Fashion」
Eskaをフィーチャー。Eskaの素晴らしいヴォーカルがソウルフルな仕上がり。『Eska』(2015年)で大きな注目を浴びたEskaですが、その才能の片鱗はこの1曲のみでも十分実感できます。
https://www.youtube.com/watch?v=AjU9ABIFxaA

ご興味がある方はEska『Eska』もチェックを!
Eska『Eska』(2015年)
ESKA

「Crazy Afrobeat」
豪快なホーン隊と共に盛り上がるアフロビート。現行アフロ・ファンク好きの人であれば気に入る演奏だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=qmTnSLlBrjo

「Eparapo」
ラストは格好良いダブルベースとヴァイヴが牽引するジャズ・テイストに疾走する演奏で締め括ってくれます。クラブジャズ好きの人はグッとくるはず!
https://www.youtube.com/watch?v=EOoovEdPU9o

他のTony Allen作品もチェックを!

『Jealousy』(1975年)/『Progress』(1977年) ※2 in 1
Jealousy / Progress

『No Accomodation for Lagos』(1979年)/『No Discrimination』(1980年) ※2 in 1
No Accommodation for Lagos / No Discrimination

『N.E.P.A. (Never Expect Power Always) 』(1985年)
N.E.P.a.

『Black Voices』(1999年)
Black Voices

『Live』(2004年)
Live

『Lagos No Shaking』(2006年)
Lagos No Shaking

The Good, The Bad and The Queen『The Good, The Bad and The Queen』(2007年)
ザ・グッド,ザ・バッド・アンド・ザ・クイーン

『Secret Agent』(2009年)
シークレット・エイジェント

Jimi Tenor & Tony Allen『Inspiration Information 4』(2009年)
Inspiration Information 4

『Black Voices Revisited』(2010年)
BLACK VOICES : REVISITED (10TH ANNIVERSARY REISSUE)

『Film of Life』(2014年)
Film of Life
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2017年02月01日

Strange Fruit Project『From Divine (Special Edition)』

デビュー・アルバムのスペシャル・エディション☆Strange Fruit Project『From Divine (Special Edition)』
FROM DIVINE SPECIAL EDITION
発表年:2004年
ez的ジャンル:ジャジー系アングラHip-Hop
気分は... :奇妙な果実...

今回はテキサスのHip-HopグループStrange Fruit Projectの1stアルバム『From Divine』(2002年)のスペシャル・エディション『From Divine (Special Edition)』(2004年)です。

S1(Symbolic One)MythMyoneの3人組であるStrange Fruit Projectの紹介は3rdアルバム『The Healing』(2006年)、2ndアルバム『Soul Travelin'』(2004年)に続き3回目となります。

本作『From Divine (Special Edition)』は、2ndアルバム『Soul Travelin'』(2004年)がヒットしたことで、1stアルバム『From Divine』の一部構成を組み替え、ジャケも含めて新装リリースしたものです。

アングラ・ジャジーHip-Hopの名盤『Soul Travelin'』(2004年)がお好きな人であれば、ジャジー・メロウなトラック満載の本作も気に入るはずです。

『Soul Travelin'』同様に、女性シンガーLysoulがヴォーカルで参加しています。

「A Place」「Ooh Wee」「Aquatic Groove」「In The Garden」「Keep It Moving」「Tropical Rum」「Maintain (Liquid Soul Mix)」「Hypnotix」あたりが僕のオススメです。

久々に聴きましたが、このユニットにしか生み出せない格別のジャジー・メロウを堪能できます。

全曲紹介しときやす。

「Intro」
川の流れる音が聞こえてくるイントロ。

「Feel」
Lysoulの女性ヴォーカルが印象的な哀愁ジャジー・メロウ。乾いたジャジー・メロウ感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=IyoseT92Id4

「Stand Up」
派手さはありませんが、ジャジー・メロウな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=pgdbfphO8QI

「A Place」
メロウ・エレピとヴォコーダー・ヴォーカルが印象的です。淡々とした中にもアングラ・ジャジー・メロウHip-Hopらしい魅力が詰まっています。
https://www.youtube.com/watch?v=xqqwX5mC2nQ

「Ooh Wee」
Lysoulの女性ヴォーカルやメロウ・エレピが加わった本トラックを本作のハイライトに挙げる人も多いのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=cLQ0t3Nu3bY

「Waitin'」
Earth,Wind & Fire「You and I」をサンプリングしたトラックが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=1S-OQzpl8hc

「Clap Yo Hands」
J Dillaにも通じる乾いたビートはが印象的です。

「Aquatic Groove」
Lysoulの女性ヴォーカルを交えた幻想的なジャジー・サウンドはこのユニットらしいかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=btgqx9ox50o

「In The Garden」
心地好いミディアム・グルーヴのトラックがいいですね。カフェ・タイムのジャジーHip-Hopといった感じでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=RxHUqbIXTQg

「Keep It Moving」
なかなかキャッチーな哀愁ジャジー・メロウ。メロウネスがジワジワきます。
https://www.youtube.com/watch?v=fcljUPzrv8Y

「Tropical Rum」
ラテン・フレイヴァーの効いたトラックが僕好み。ラテン・リズムが哀愁ジャジー・メロウな上モノとよくマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=kFLwH5OKM4Q

「Maintain (Liquid Soul Mix)」
『Soul Travelin'』からの人気シングル「All The Way」にカップリングされたLiquid Soul MixがSpecial Editionに収録されました。このグループらしいジャジー・トラックを存分に楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=JeH2fIgY97E

「Hypnotix」
このユニットの美学が貫かれたジャジー・メロウ。少しコズミックなアクセントもいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=Tey7eMxQRGk

「The Night/Outro」
ジャジーな雰囲気で本編のラストを締め括ってくれます。

「Back Drop」
哀愁モードのビターなジャジー・サウンドがいい感じです。

「Form Divine」
哀愁トラックにリリックを畳み掛けます。

Strange Fruit Projectの過去記事もご参照下さい。

『Soul Travelin'』(2004年)
SOUL TRAVELIN’

『The Healing』(2006年)
The Healing
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