2018年11月14日

Cooly's Hot-Box『Take It』

代表曲「Make Me Happy」収録☆Cooly's Hot-Box『Take It』
Take It
発表年:2001年
ez的ジャンル:USアーバン・ソウル/ファンク
気分は... :実にクール!

今日はUSソウル/ファンク・ユニットCooly's Hot-Boxの1stアルバム『Take It』(2001年)です。

1992年に大学の仲間であるJohn-Christian Urich(ds、vo、key)、Angela Johnson(vo、key)、Victor Axelrod(key)、Ernesto Abreu(per)がN.Y.で結成したR&BユニットCooly's Hot-Boxの紹介は、2ndアルバムCooly's Hot-Box『Don't Be Afraid-Get On』(2004年)に続き、2回目となります。

また、中心メンバーのAngela Johnsonのソロや、John-Christian Urichが結成した人力ハウス・バンドTortured Soulについても、以下の作品を紹介済みです。

 Angela Johnson『They Don't Know』(2002年)
 Angela Johnson『A Woman's Touch Vol.1』(2008年)
 Angela Johnson『It's Personal』(2010年)
 Angela Johnson『Naturally Me』(2014年)
 Tortured Soul『Did You Miss Me』(2008年)
 Tortured Soul『Introducing』(2004年)

Angela Johnsonが在籍していたグループということで興味を持つ方も多いかもしれませんが、それを抜きしても、純粋に完成度の高い作品で魅せてくれるユニットだと思います。

今回、彼らの代表曲「Make Me Happy」が聴きたくなったのですが、アルバム・ヴァージョン収録の本作『Take It』(2001年)と、人気となったDJ Spinnaによるリミックスが収録されたリミックス・アルバム『Make Me Happy』(2001年)のどちらにするか迷いました。

Cooly's Hot Box『Make Me Happy』(2001年) ※リミックス・アルバム
Make Me Happy

個人的に今の気分にフィットするのは「Make Me Happy (DJ Spinna Mix)」であり、それでいけば『Make Me Happy』をセレクトすべきですが、Cooly's Hot-Box本来の魅力を知ってもらう意味で『Take It』をセレクトしました。順序的にもオリジナルを聴いてから、リミックスを聴くというのが筋ですよね。

彼らの1stアルバムとなる本作『Take It』(2001年)は、2ndアルバムCooly's Hot-Box『Don't Be Afraid-Get On』(2004年)と同様に、Dome Recordsからのリリースです。

殆どがセルフ・プロデュースですが、一部Scribeがプロデュースを手掛けている曲もあります。

アルバム全体に貫かれた爽快なアーバン・メロウ感がいいですね。グッド・ヴァイヴに溢れた楽曲がズラリと並びます。サウンド・センスが抜群なことに加えて、John-Christian UrichAngela Johnsonという2人のリード・ヴォーカルが、それぞれ魅力的なのがいいですね。

代表曲「Make Me Happy (Album Version)」が目立ちますが、「It's Alright」「Simple」「Over & Over」「Take Me Home Tonight」という冒頭4曲をはじめ、「Friend Of Mine」「Wasted Time」「What A Surprise」「Happy Feelings」あたりもおススメです。

久々に聴きましたが、改めてセンスの良さを実感する1枚でした。

全曲紹介しときやす。

「It's Alright」
アーバン・モードの爽快感が心地好いミディアム・グルーヴがオープニング。推進力のあるベースラインがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=oEVeJeow2r4

「Simple」
アブストラクトHip-Hop調のビート感覚とアーバン・メロウな上物の組み合わせのセンスに、今聴いても脱帽です。
https://www.youtube.com/watch?v=iCNkiESxIuE

「Over & Over」
ボッサ・グルーヴとファンクを巧みに融合させたクロスオーヴァーなダンサブル・チューン。Angela Johnsonのトータルなサウンド・クリエイターとしての才は、この頃から完成度高いです。
https://www.youtube.com/watch?v=UXIKByQr6QA

「Take Me Home Tonight」
John-Christian Urichがリード・ヴォーカルをとるアーバン・ファンク調のダンサブル・チューン。ここでも彼らのサウンド・センスの良さが光ります。
https://www.youtube.com/watch?v=9vVn_u92ZRw

「Take It」
タイトル曲はAngelaがリード・ヴォーカルをとる透明感のあるミディアム・ソウル。自然体なヴォーカル&サウンドが心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=A_gLsFFRLRI

「14 Hours」
John-Christian Urichがファルセットを駆使しながら、ジェントル&ソウルフルなヴォーカルを披露してくれるミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=97CtmvwGPEE

「Make Me Happy (Album Version)」
彼らの代表曲のアルバム・ヴァージョン。オリジナルは1998年リリースの12"シングルですが、A面にはKings Of Tomorrowのリミックスによるハウス調のKOT Vocal Mix、B面は前述のDJ Spinna Vocal Mixが収録されていました。本ヴァージョンは、このユニット本来の魅力であるグッド・ヴァイヴが伝わってくるアーバン・メロウなミディアム・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=QDomJNhWscQ

DJ Spinna Vocal Mixもチェックを!
「Make Me Happy (DJ Spinna Vocal Mix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=4aXvaSNYkzY

「Friend Of Mine」
Angelaのヴォーカルが映えるダンサブルな爽快アーバン・ファンク。このユニットのトータルなセンスの良さを実感できる1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=ntd7DmQPSEE

「Breathe Funny (Interlude)」
インタールード。

「Wasted Time」
John-Christian Urichの声質の良さが引き立つメロウなミディアム・グルーヴ。Hip-Hopのエッセンスも取り入れてアクセントをつけています。
https://www.youtube.com/watch?v=Nr1_OLJogJ8

「Let Me Get Some」
UKジャズ・ファンクに通じるクロスオーヴァーな魅力が伝わってくる爽快かつ都会的なミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=WJjCBE8jkT8

「What A Surprise」
Angelaの透明感のあるヴォーカルが映える爽快ミディアム。朝、こういう曲で目覚めたいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=2PbaU8cRHmA

「I'm In Love With You」
オーセンティックなラブ・バラードをAngelaがしっとりと歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=Ota3AoG4wKg

「Happy Feelings」
本編ラストは、ラテン・リズムを取り入れた爽快アーバン・ミディアムで締め括ってくれます。タイトルの通り、ハッピー・フィーリングに満ちています。
https://www.youtube.com/watch?v=5NnuBtPx9aI

CDにはボーナス・トラックとして、「Dimelo Siempre」が追加収録されています。

2ndアルバムCooly's Hot-Box『Don't Be Afraid-Get On』(2004年)、Angela JohnsonJohn-Christian Urichが在籍していたTortured Soulの過去記事もチェックを!

Cooly's Hot-Box『Don't Be Afraid-Get On』(2004年)
Don't Be Afraid: Get On

Angela Johnson『They Don't Know』(2002年)
They Don't Know

Angela Johnson『A Woman's Touch Vol.1』(2008年)
A Womans Touch

Angela Johnson『It's Personal』(2010年)
It's Personal

Angela Johnson『Naturally Me』(2014年)
Naturally Me

Tortured Soul『Did You Miss Me』(2008年)
DID YOU MISS ME

Tortured Soul『Introducing』(2004年)
tortured soul introducing.jpg
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2018年11月05日

Seek『Journey Into Day』

アトランタのソウル・バンドによるメロウな1枚☆Seek『Journey Into Day』
Journey Into Day
発表年:2003年
ez的ジャンル:アトランタ産ソウル・バンド
気分は... :メロウネスの旅へ・・・

今回はアトランタのソウル・バンドSeekの3rdアルバム『Journey Into Day』(2003年)です。

Seekは1999年にアトランタで結成されたソウル・バンド。

メンバーはFreddy Luster(g、key、prog)、Lisa Terry(vo)、Chris Kounelis(key、syn)、Billy Fields(key、prog)、Brad Hasty(ds)、Tina Howard(per、back vo)という6名。

これまで『Venus & Mars』(1999年)、『Surrender』(2002年)、『Journey Into Day』(2003年)という3枚のアルバムをリリースしています。

3rdアルバムとなる『Journey Into Day』(2003年)には、メンバー以外にアトランタを拠点とするクロスオーヴァーなソウル/ジャズ・ユニットJivaのリーダーKhari Simmons(b)とPaige Lackey Martin(vo)、さらにはAlex Lowe(sax)、Kofi Burbridge(fl)が参加しています。

さらには僕が大好きな女性R&BアーティストAngela Johnsonがソングライティングで参加しています。

アルバム全体として、刺激はないですが、その分、透明感のある至極のメロウ・グルーヴで貫かれています。

特に「Open The Way」「Rise」「Talk About It」「Journety Into Day」という冒頭の4曲がサイコーです。

楽曲はすべてグループのオリジナルです。

全曲紹介しときやす。

「Open The Way」
フェンダー・ローズの音色が心地好いメロウ・ミディアムがオープニング。リラックスした中にもポジティブなヴァイヴが溢れていていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=nUH2S3jPV7M

「Rise」
心地好いギター・カッティングが先導するメロウ・グルーヴ。Lisa Terryの透明感のあるヴォーカルが映えるバカンス・モードの仕上がりです。ゲストのAlex Loweのサックスも雰囲気を盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Hu8Tx4JE7tQ

「Talk About It」
僕好みのメロウ・グルーヴ。メロウネスたっぷりのグルーヴィー・サウンドに乗って、Lisaのヴォーカルが優しく包み込んでくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=NbL63ZILD6g

「Journety Into Day」
Angela Johnsonがソングライティングに参加し、JivaKhari Simmons(b)とPaige Lackey Martin(vo)、さらにKofi Burbridge(fl)も参加しているタイトル曲。ジャジー&メロウな至極のオーガニック・ソウルを堪能しましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=fYM0K3Y5iwU

「Last Night」
Lisaの透明感のあるヴォーカルに魅了されるメロウ・グルーヴ。甘く切ない雰囲気がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=AOgkwcHJaeE

「Something Real」
クールなダンサブル・チューン。どこまでもスムーズな疾走感がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=KGVPF2HXrCQ

「The DJ Song」
この曲もクールなダンサブル・チューン。Jivaにも通じるクロスオーヴァーなダンサブル感を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=BlSiDeLyCYA

「Taken」
思わずフィンガースナップしたくなる小粋なジャジー&メロウ。聴いていると自然にポジティヴな気分になっています。
https://www.youtube.com/watch?v=WGpmpMHgLS4

「Believe Me」
少しコズミックな雰囲気のミディアム・グルーヴ。透明感の中にも少し切々としたLisaのヴォーカルにグッときてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=DWRIACKpdLU

「Right Here (Seekronized Remix)」
CDボーナス・トラックその1。ダンサブルですがSeekらしい透明感のあるメロウネスが引き立つ感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=VYGs3ntNWUs

「Everafter (Tauriva Remix)」
CDボーナス・トラックその2。「Everafter」のTaurivaによるリミックス。クラブ仕様のダンス・チューンを楽しめます。そういえば、以前に紹介したJiva『Sun & Moon』(2007年)には、Jivaによるリミックス「Ever After (Jiva Remix)」が収録されています。
https://www.youtube.com/watch?v=JKrnDKyCOqE

Seekの他作品もチェックを!

『Venus & Mars』(1999年)
seek venus & mars.jpg

『Surrender』(2002年)
Surrender
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2018年10月26日

Savath & Savalas『Golden Pollen』

エクスペリメンタルな音響系フォーキー☆Savath & Savalas『Golden Pollen』
Golden Pollen [帯解説・ボーナストラック3曲収録 / 国内盤] (BRC180)
発表年:2007年
ez的ジャンル:音響系フォーキー
気分は... :カタルーニャのDNA・・・

Prefuse 73ことGuillermo Scott HerrenのプロジェクトSavath & Savalasの3rdアルバム『Golden Pollen』(2007年)です。

マイアミ生まれ、アトランタ育ちのアメリカ人プロデューサー/クリエイターGuillermo Scott Herrenによるアコースティック志向プロジェクトSavath & Savalasの紹介は、2ndアルバム『Apropa't』(2004年)に続き2回目となります。

前作『Apropa't』(2004年)では、父のルーツであるスペイン、バルセロナで制作し、カタルーニャ人のEva Puyuelo Munsをパートナーに迎えていましたが、本作ではScott Herrenのソロ・ユニットとなっており、彼自身のヴォーカルも大きくフィーチャーされています。

アルバムには前作にも参加していたJohn McEntire(ds、vibe)(Gastr Del SolThe Sea And Cake、Tortoise等)、On!Air!Library!やScott HerrenとのユニットA Cloud Mireyaでも知られるClaudia Deheza(vo)、アルゼンチンにルーツを持つスエディッシュ男性SSWJose Gonzalez(vo)、US女性SSWのMia Doi Todd(vo)、USジャズ・フルート奏者Nicole Mitchell(fl、vo)、USエクスペリメンタル・ロック・グループBattlesのメンバーでもあったTyondai Braxton(vo)ソロ活動に加え、シカゴ音響派のインストゥルメンタル・カルテットTown & Countryの活動でも知られるJoshua Abrams(double bass)、オーストラリアのポストジャズ・ユニットTrioskLaurence Pike(per、p)、US女性ジャズ・サックス奏者Matana Roberts(sax、woodwind)、US女性ジャズ・サックス奏者Matana Roberts(sax、woodwind)、Greg Ward(clarinet、tp)、Renee Baker(viola)が参加しています。

アルバム全体としては、カタルーニャ人のDNAを感じるエクスペリメンタルな音響系フォーキー作品に仕上がっています。

派手さはありませんが、今の時期にフィットとする音世界だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Intro - An Ode To Luiz Bonfa (Introspection Era)」
US女性SSWのMia Doi Toddをフィーチャー。幻想的な雰囲気でアルバムは幕を開けます。

「Apnea Obstructiva」
オーストラリアのポストジャズ・ユニットTrioskのLaurence Pike(per)、John McEntire(vibe)、USジャズ・フルート奏者Nicole Mitchell(fl、vo)参加。このユニットらしい音響フォーキーを楽しめます。幻想的な終盤も印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=gNX0mngKPY0

「Paisaje」
トリップ感のある仕上がり。パーカッション、カリンバの神秘的な響きが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=aId3RffmxlY

「Concreto」
エクスペリメンタルな中にもフォーキーな味わいが漂います。新しい試みと伝統的な音を巧みに融合させているのがいいですね。

「Mi Hijo (Alejandra Elias Deheza-Herren)」
チェロを交えたフォーキー・サウンドが印象的です。

「Te Amo...¿Por Que Me Odias?」
US女性ジャズ・サックス奏者Matana Roberts(sax、woodwind)、John McEntire(ds)が参加。本作らしいエクスペリメンタルな音響フォーキーを聴くことができます。
https://www.youtube.com/watch?v=q49vePA7fp0

「Estrella De Dos Caras」
アルゼンチンにルーツを持つスエディッシュ男性SSW、Jose Gonzalezをフィーチャー。Laurence Pike(p)、Greg Ward(clarinet)も参加しています。本作のハイライトかもしれませんね。スパニッシュの語感が似合う味わい深いフォーキー・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=JLGDhRRrqIo

「Olhos」
自らヒューマン・ビートボックスに挑戦しているフォーキーな小曲。

「El Solitario」
Town & CountryのJoshua Abrams(double bass)、Renee Baker(viola)、Greg Ward(clarinet)が参加。哀愁モードのスパニッシュ・フォーキーが秋らしくていいですね。

「Faltamos Palabras」
Laurence Pike(ds、per)、Greg Ward(tp)、Joshua Abrams(b)が参加。シカゴ音響派がお好きな人は気に入るのでは?

「Era Tu」
Scott HerrenとユニットA Cloud Mireyaを組み、公私のパートナーでもあったClaudia Dehezaのヴォーカルをフィーチャー。Joshua Abrams(double bass)も参加しています。ミステリアスなフォーキー・チューンです。

「Vidas Animadas」
ヴォーカル、演奏のすべてをScott Herren自身で手掛けています。ヒューマン・ビートボックスも駆使しながら、彼の目指すフォーキー・ワールドを楽しめます。

「Tormenta De La Flor」
前曲同様、ヴォーカル、演奏のすべてをScott Herren自身で手掛けています。ヘタウマな味わいがいいのでは?

「Ya Verdad」
USエクスペリメンタル・ロック・グループBattlesのメンバーでもあったTyondai Braxton(vo)が参加。淡々としたオルタナなフォーキー感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=1DkbzPf-bvc

「Tiempo」
幻想的な小曲。

「Outro」
アルバムの余韻を楽しむアウトロ。

国内盤にはボーナス・トラックとして、「Jodido」「Versos Sencillos」「Mejores Dias」の3曲が追加収録されています。特に、「Versos Sencillos」「Mejores Dias」の2曲は本編に負けない僕好みのフォーキー・チューンです。

Savath & Savalasの他作品もチェックを!

『Folk Songs for Trains, Trees and Honey』(2000年)
フォーク・ソングス・フォー・トレインズ、トゥリーズ&ハニー

『Apropa't』(2004年)
Apropa’t

『La Llama』(2009年)
La Llama
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2018年10月18日

Domu Presents Pete Simpson『Look A Little Further』

ウエスト・ロンドンらしいUKソウル作品☆Domu Presents Pete Simpson『Look A Little Further』
Look A Little Further
発表年:2007年
ez的ジャンル:ウエスト・ロンドン系UKソウル
気分は... :山頂でしか見えないもの・・・

今回はUKソウル作品からDomu Presents Pete Simpson『Look A Little Further』(2007年)です。

本作はウエスト・ロンドンを代表する人気DJ/プロデューサーDomu(Dominic Stanton)がプロデュースした、UKの実力派男性ソウル・シンガーPete Simpsonのアルバムです。

当ブログで紹介した作品でいえば、下記の作品にPete Simpsonが参加しています。

 Part Time Heroes『Meanwhile...』(2008年)
 JD73『Make Your Move』(2015年)
 Opolopo『Superconductor』(2015年)

ウエスト・ロンドンの人気ユニットReel PeoplePapa Recordsからのリリースです。

Reel Peopleといえば、最新作『Retroflection』がリリースされました。

『Retroflection』は、Tony MomrelleMica ParisAngie Stone等をフィーチャーしたソウル/ディスコ名曲カヴァー・アルバムです。僕も昨日CDショップで試聴したばかりです。

Reel People『Retroflection』(2018年)
Retroflection

話を『Look A Little Further』に戻すと、2007年のウエスト・ロンドンらしいUKソウル作品に仕上がっています。

Domu以外に、Reel PeopleMike Pattoと、ネオソウル作品も手掛けるPete Kuzmaが共同プロデューサーを務めています。

Incognito作品等に参加している女性シンガーImaani(back vo)、Da Lata作品等に参加している女性シンガーCourtney Denni(back vo)、Faze ActionRobin Lee(b)等が参加しています。

ブロークンビーツ的な「Coming Back Around」、サマー・モードのソウルフル・ハウス「Second Chance」、80年代N.Y.ディスコ調の「It Won't Mean A Thing」、コズミックなエレクトリック・ソウル「Ain't No Fool」、モダンなアーバン・ダンサー「Don't Hide」あたりがおススメです。

ウエスト・ロンドンらしいUKソウル作品は、今聴いても僕の嗜好にフィットします。

全曲紹介しときやす。

「Play This Song」
オープニングは昨今のブギー・ブームとも符合する爽快エレクトリック・ソウル。ソウルフルな女性コーラス隊とPeteのハイトーン・ヴォーカルのコンビネーションも抜群です。
https://www.youtube.com/watch?v=3ckGufEClbQ

「Coming Back Around」
ブロークンビーツ的な疾走感にグッとくる僕好みのダンサブル・チューン!Peteのソウルフル・ヴォーカルとコーラス隊の掛け合いもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=7uuva9Xd348

「Won't Give Up」
ジャジーなギターが印象的なボッサ調の哀愁メロウ・チューン。今の時期よりも夏の終わり頃がフィットしそうな音ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=_bf0_tD6d2k

「Second Chance」
サマー・モードのソウルフル・ハウス調アッパー・チューン。こういったダンス・チューンでもPeteのセクシー・ヴォーカルは存在感を示してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=L3BUFX7Xu2E

「It Won't Mean A Thing」
80年代N.Y.ディスコを2007年ウエスト・ロンドン仕様にアップデートしたようなエレクトリック・ソウル。
https://www.youtube.com/watch?v=1tES2KXCPkA

「Ain't No Fool」
ウエスト・ロンドンらしいコズミックな雰囲気が漂うエレクトリック・ソウル。Mike Pattoのキーボードや♪パッパラパ〜♪というImaaniとCourtney Denniの女性コーラスもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=YOIxpDlOsjU

「Look A Little Further」
ウエスト・ロンドン流のコズミックなディスコ・ファンクといった仕上がり。宇宙へ連なるダイナミックな雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=B6kl0oTluok

「The Way I See」
ファンキー・メロウなミディアム・グルーヴ。さり気ないですが、サウンド・センスを感じると同時に、Peteのソウル・シンガーとしての魅力を満喫できる1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=I4NcMfy56lM

「Don't Hide」
2007年仕様のモダンなアーバン・ダンサー。モダン・ソウル好きの人は気に入るはず!華やかな雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=0NsgCHr_hGo

「I'm Left Dreaming」
ラストはPeteのセクシー・モードのヴォーカルを堪能できるメロウ・ソウルで締め括ってくれます。後半にはPete自身がプレイするハーモニカを聴くこともできます。
https://www.youtube.com/watch?v=4xRnBJj3fCs

国内盤ボーナス・トラックとして、「Won't Give Up (The Realm Album Edit)」が収録されています。The RealmはOli Lazarus、Pete Kuzma、Toni Economidesによるユニットです。ダンサブルなラテン・ハウス調リミックスは本編以上に僕好みの音。
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2018年10月11日

idea6『Stepp in' Out』

イタリアン・ジャズ・ルネッサンス"プロジェクトの第2弾☆idea6『Stepp in' Out』
Steppin Out
発表年:2007年
ez的ジャンル:イタリアン・ジャズ・ルネッサンス
気分は... :いぶし銀!

今回は"イタリアン・ジャズ・ルネッサンス"プロジェクトidea6の第2弾アルバム『Steppin' Out』(2007年)です。

イタリア・ジャズ界の仕掛人Paolo Scottiが"イタリアン・ジャズ・ルネッサンス"を目指し、結集したプロジェクトidea6の紹介は、第1弾アルバム『Metropoli』(2005年)です。

第1弾アルバム『Metropoli』(2005年)は、Gianni BassoDino Pianaというイタリアン・ジャズの至宝とも呼べるの大ベテラン2人が参加して話題となりました。

第2弾となる本作『Steppin' Out』(2007年)にもイタリアン・ジャズの至宝2人が参加しています。本作におけるメンバーはGianni Basso(ts)、Dino Piana(tb)、Guido Pistocchi(tp)、Andrea Pozza(p)、Riccardo Fioravanti(b)、Stefano Bagnoli(ds)という6名。

前作『Metropoli』からベースがLuciano MilaneseからRiccardo Fioravantiへ変更となっています。

さらに6名に加え、Francesca Sortino(vo)、Annibale Modoni(vibe)が参加しています。

ヴォーカル曲が加わったことで、全体として聴きやすくなったのでは?
アフロ・キューバン調の演奏が多いのも僕好みです。

帝王Miles作品のヴォーカル入りカヴァー「Tune Up」、"ちょいワルおやじ"的格好良さがある「Mr. G. B.」
Basso、Piana、Pistocchiの3管によるアンサンブル、ソロを楽しめる「Steppin' Out」、アフロ・キューバン調の3曲「O. M. Blues」「Tempura 4/4」「Dance Of The Crickets」、疾走感が格好良い「Junior Is Back!」が僕のおススメです。

"イタリアン・ジャズ・ルネッサンス"の小粋な演奏を楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Tune Up」
Miles Davis/Terry Crosara作。オープニングは帝王Milesの作品をカヴァー。Miles本人のヴァージョンは『Cookin'』(1956年)等に収録されています。ここではFrancesca Sortinoのヴォーカルをフィーチャーし、品格の中に小粋なセンスを織り交ぜた"イタリアン・ジャズ・ルネッサンス"に相応しい演奏を聴かせてくれます。Basso、Piana、Pistocchiの3管のコンパクトなソロもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=t3zQ2DLFn_I

「Mr. G. B.」
Fulvio Albano/Gianni Basso作。Riccardo Fioravantiのベースが牽引する、伊達男の国のジャズらしい"ちょいワルおやじ"的格好良さがある演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=IHIty3HxyTc

「Steppin' Out」
Renato Pistocchi作。タイトル曲はBasso、Piana、Pistocchiの3管による素晴らしいアンサンブル、ソロを楽しめます。ヨーロピアン・ジャズならではの優雅さがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=uuBD9Ag56C0

「Bell's (I'll Be Waiting)」
Angela Josephine Corti/Renato Pistocchi作。Francesca SortinoのヴォーカルとAnnibale Modoniのヴァイヴをフィーチャー。ここでのメンバーはバッキングに徹し、SortinoのヴォーカルとModoniのヴァイヴを引き立てます。Andrea Pozzaの小粋なピアノもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=YIe3vnj8T1I

「O. M. Blues」
Franco Piana作。クラブジャズ好きも気に入りそうなアフロ・キューバン調の演奏です。メンバー達が演奏を楽しんでいる感じが伝わってきていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=DRI2II3Q75k

「Tempura 4/4」
Franco Piana作。この曲もアフロ・キューバン調。古き良きイタリアン・ジャズを2007年仕様にアップデートさせている感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Usnpo9t3Dd4

「Dance Of The Crickets」
Andrea Pozza作。作者Pozzaのピアノを中心にエレガントな演奏で魅せてくれます。Stefano Bagnoliのドラム・ソロも聴きものです。
https://www.youtube.com/watch?v=htm0-4W8P7Q

「Junior Is Back!」
Franco Ambrosetti作。クラブジャズも喜びそうな疾走感にグッとくる演奏です。3管がそれぞれ味のあるソロを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=MfmMdYgdZ58

「Taboo」
キューバ人女性シンガー/ソングライターMargarita Lecuonaの名曲「Tabu」をカヴァー。Annibale Modoniのヴァイヴも加わっています。アフロ・キューバン調ですが、エキゾチックな魅力のある演奏を聴かせています。特にGuido Pistocchiのミュートが印象的です。

「It Ain't Necessarily So」
George Gershwin/Ira Gershwin作。オペラ『Porgy and Bess』の中の1曲をカヴァー。当ブログではThe Quartette Tres BienBrother Jack McDuffのカヴァーも紹介済みです。ラストはFrancesca Sortinoのヴォーカルをフィーチャーした哀愁バラードで締め括ってくれます。艶めかしいSortinoのヴォーカルをPozzaらのピアノ・トリオが好バッキングで引き立てます。
https://www.youtube.com/watch?v=IExk0Y4-8Gc

CDには上記CDに加え、DVDが付いています。
収録内容は下記の通りです。
「Intro & Interviews By Franco Fayenz To: Gianni Basso, Dino Piana, Guido Pistocchi」
「Tune Up (Video Clip)」
「Mr. G. B. (Video Clip)」
「Bell's (Video Clip)」

このプロジェクトで改めて存在感を示してくれたGianni Bassoは惜しくも2009年に他界しています。

未聴の方は第1弾アルバム『Metropoli』(2005年)もチェックを!

『Metropoli』(2005年)
Metropoli

ご興味がある方はGianni BassoDino Pianaの両名が参加している下記アルバムの過去記事もチェックを!

Basso Valdambrini Quintet『Basso Valdambrini Quintet Plus Dino Piana』(1960年)
Plus Dino Piana

Sestetto Basso-Valdambrini『The Best Modern Jazz in Italy 1962』(1962年)
バッソヴァルダンブリーニセクステット
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