2017年03月18日

Carlos Nino & Lil Sci Present What's The Science?『Elevation』

L.A.スピリチュアル・ジャズとHip-Hopの融合☆Carlos Nino & Lil Sci Present What's The Science?『Elevation』
Elevation
発表年:2008年
ez的ジャンル:L.A.スピリチュアル・ジャズ+Hip-Hop
気分は... :ガラスの天井・・・

今回はL.A.スピリチュアル・ジャズの首領Carlos NinoがHip-HopアーティストLil' Sciとタッグを組んだ1枚、Carlos Nino & Lil Sci Present What's The Science?『Elevation』(2008年)です。

Build An ArkThe Life Force Trio等での活動でも知られるCarlos Ninoの紹介は、Carlos Nino & Friends『Flutes, Echoes, It's All Happening!』(2016年)に続き2回目となります。

本作『Elevation』(2008年)は、Hip-HopユニットScienz Of LifeのメンバーでもあるLil' Sci(John Frederick Robinson)と組み、L.A.スピリチュアル・ジャズとHip-Hopの融合を図った1枚です。

Lil' SciCarlos NinoFabian AmmonによるHip-Hop/エレクトロニカ・ユニットAmmonContactのレコーディングに参加したことが本作制作のきっかけとなったようです。その流れでトラックにもAmmonContactのマテリアルが多く用いられています。

レコーディングには、Ninoの右腕的なヴァイオリン/ヴィオラ奏者Miguel Atwood-Ferguson(viola、key)、Build An ArkThe Life Force Trioでの盟友Dwight Trible(vo)とDexter Story(b、key)、前述のAmmonContactFabian Ammon(ds)、Build An Ark作品に参加しているNick Rosen(b)、Nate Morgan(el-p)、それ以外にTiffany Paige(vo)、Prince Po(vo)、Invizible Handz(Michael Robinson)(vo)、Elvin "Nobody" Estela(g)、Daedelus(g)等が参加しています。

また、Flying Lotusが楽曲提供している曲もあります。

L.A.スピリチュアル・ジャズ、Carlos Ninoといったことを意識せずとも、エッジーで格好良いHip-Hop作品として楽しめると思います。Lil' Sciのハスキー・ヴォイスによるラップは

L.A.スピリチュアル・ジャズ、Carlos Nino好きの人は、ジャズの枠に止まらないNinoをはじめとするL.A.ジャズ人脈の懐の深さを感じる1枚です。

L.A.スピリチュアル・ジャズとHip-Hopの相性は意外に良いですよ!

全曲紹介しときやす。

「Inspiration」
スピリチュアル・ジャズなトラックをバックに、Lil' SciがHip-Hopへの敬愛を述べるオープニング。

「Love, Hugs And Hip-Hop Soul」
Miguel Atwood-Fergusonのヴィオラも加わったリズミックなスピリチュアル・トラックとLil' Sciのフロウが見事にシンクロしたピースフルな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=_EPKn6g5k2k

「The Right Song」
Tiffany Paigeの女性ヴォーカルも加わったジャズHip-Hop。ここではMiguel Atwood-Fergusonがローズを弾いています。Lil' Sciのハスキー・ヴォイスがビターな味わいとなっていい感じです。

「The Natural/Scriptures」
AmmonContactのトラックを使った1曲。コズミックに浮遊するトラックとリズミックなLil' Sciのフロウはアブストラクトな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=3zLz7RMjqOU

「Higher」
AmmonContactのトラックにDaedelusのギター、 Tiffany Paigeの女性ヴォーカルが加わったキャッチーな1曲。アルバムの中で最も華のある仕上がりです。

「Circulate」
Flying Lotus作品。L.A.スピリチュアル・ジャズ+L.A.ビートミュージック+Hip-Hopといった感じですね。無機質なビートの中にも薄っすらとスピリチュアルな雰囲気が漂います。ヴォーカルでInvizible Handzが参加しています。

「What's The Science?」
ユニット名を冠した曲はジャズ・フィーリングの効いたHip-Hopチューンです。

「Honor, Courage And Karma/Infinity Of Rhythm」
Dexter Story参加曲。Prince Poも参加し、Lil' Sciとマイクリレーを展開します。アブストラクトなHip-Hopチューンは僕好み!
https://www.youtube.com/watch?v=g0O9br32c-M

「Constant」
ジャジー&メロウHip-Hop好きはグッとくるであろうメロウ・エレピにグッとくる1曲。全然Carlos Ninoっぽくありませんが(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=SJ17-CLcYlI

「The Replenish」
AmmonContactのトラックを用いたアブストラクト・トラックが格好良い1曲。

「Freedom」
Build An Ark『Peace With Every Step』(2004年)でもカヴァーしているクラブジャズ人気曲でもあるPharoah Sanders「You've Got To Have Freedom」をベースにした1曲。Pharoah Sandersのオリジナルは当ブログでも紹介した『Journey To The One』(1980年)に収録されています。Tiffany Paigeが女性ヴォーカルで参加しています。スピリチュアル・ジャズ好きにはたまらない仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=_PKYxsrwOsA

「The Dream」
本編のラストは盟友Dwight Tribleも参加したスピリチュアル・チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=M_bHRBJEyyA

国内盤にはボーナス・トラック「So Heavenly」が追加収録されています。

Carlos Nino関連の他作品もチェックを!

Carlos Nino & Miguel Atwood-Ferguson『Fill The Heart Shaped Cup』(2007年)
フィル・ザ・ハート・シェイプド・カップ

Carlos Nino & Friends『High With A Little Help From』(2009年)
High With a Little Help from

Carlos Nino & Friends『Aquariusssssss』(2012年)
アクエリアス

Carlos Nino & Friends『Aurorasmushroomtenderness』(2014年)
AURORASMUSHROOMTENDERNESS(オーロラスマシュルームテンダネス)

Carlos Nino & Friends『Flutes, Echoes, It's All Happening!』(2016年)
Flutes, Echoes, It's All Happening! [日本限定流通輸入盤CD / ボーナストラック4曲収録] (LR081)_251

Dwight Trible & The Life Force Trio『Love Is the Answer』(2005年)
Love Is the Answer [2CD] (ZENCD108)

The Life Force Trio『Living Room』(2006年)
Living Room

Build An Ark『Peace With Every Step』(2004年)
ピース・ウィズ・エヴリー・ステップ

Build An Ark『Dawn』(2007年)
ドーン

Build An Ark『Love Part 1』(2009年)
ラヴ

Build An Ark『Love Part 2』(2010年)
ラヴ・パート2 [限定盤]

Build An Ark『The Stars Are Singing Too』(2011年)
THE STARS ARE SINGING TOO ~10 YEARS ANNIVERSARY SPECIAL 2001-2011~

AmmonContact『Sounds Like Everything』(2003年)
Sounds Like Everything

AmmonContact『One in an Infinity of Ways』(2004年)
One in an Infinity of Ways

AmmonContact『New Birth』(2005年)
New Birth

AmmonContact『With Voices』(2006年)
With Voices

Turn on the Sunlight『Turn on the Sunlight』(2010年)
TURN ON THE SUNLIGHT

Turn on the Sunlight『New Day』(2013年)
NEW DAY
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2017年03月11日

Dwele『Subject』

その才能をR&Bファンに知らしめた2ndアルバム☆Dwele『Subject』
Subject
発表年:2003年
ez的ジャンル:デトロイト系ネオ・ソウル
気分は... :絆・・・

今回はデトロイト出身の男性R&BシンガーDwele『Subject』(2003年)です。

J Dillaがその才能を認めた男性R&Bシンガー/ソングライター/プロデューサー/マルチ・プレイヤーDwele(本名:Andwele Gardner)の紹介は、『Some Kinda...』(2005年)に続き2回目になります。

本作『Subject』(2003年)は、自主制作の1stアルバム『Rize』(2000年)に続く2ndアルバムであり、Virgin Recordsからの第1弾アルバムとなります。

アルバム全体としては、Dweleというアーティストの才能をR&Bファンに知らしめるネオ・ソウル作品に仕上がっています。R&Bシンガーとしてのみならず、ソングライター、プロデューサー、マルチ・プレイヤーとしての魅力も伝わってきます。

大半の楽曲がDwele本人のセルフ・プロデュースですが、それ以外にG-1Jake & The PhatmanRonald EstillDwayne Bastiany、/Eric RobersonPete KuzmaJoint Custodyといったプロデューサーが起用されています。

Slum Village(T3/Baatin)がフィーチャリングされ、Eric Robersonとの共演曲もあります。また、当ブログでアルバム『Blacka Da Berry』(1996年)を紹介したAlfonzo Hunterがソングライティングで関与している曲もあります。

J Dillaがその才能を認めた男性R&Bアーティストという観点から注目されることも多いDweleですが、本作からもジャジー&メロウな中にも"J Dilla以降"を感じるR&B/ネオ・ソウルといった印象を受けます。

シングルになった「Find a Way」「Hold On」Slum Villageをフィーチャーした「A.N.G.E.L. (reprise)」あたりがハイライトだと思います。

それ以外に「Truth」「Sho Ya Right」「Money Don't Mean a Thing」、ボーナス・トラックの「Let Your Hair Down」あたりもオススメです。

ネオ・ソウル好きの人には間違いない1枚ですね。

全曲紹介しときやす。

「Poppa Yo (Intro)」
Dwele作/プロデュース。ダークなリズムジャジー&メロウな上モノ、無機質なヴォーカルが調和したオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=z43lD96IUlY

「Truth」
Dwele作/プロデュース。ジャジー&メロウな至極のネオ・ソウル。浮遊しながらも粘りのあるヴォーカルがJ Dilla以降のネオ・ソウルって感じでいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=DRr1Dc3V1Mc

「Find a Way」
Dwele/G-1作。DJ Quikとの仕事で知られるG-1がプロデュース。アルバムからの先行シングルにもなりました。The Blackbyrds「Dreaming About You」のドラム・ブレイクをサンプリングしたシャープ&メロウなトラックにのって、Dweleのヴォーカルが巧みな歌い回しで疾走します。Dweleというアーティストを印象づけるR&Bクラシックの風格がある1曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=yxGkLOY0lwI

「Twuneanunda」
Dwele作/プロデュース。柔らかく穏やかなエレピが心地好いジャジー&メロウ感で気持ちを落ち着かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=2VWWL7dauk0

「A.N.G.E.L. (Interlude)」
Dwele作/プロデュース。イントロの巧みなヴォーカル・プロダクションに惹き込まれます。ジャジー&メロウ・グルーヴにのってDweleのヴォイスが浮遊します。ヴォーカルというより、サウンドの1パーツとして自身のヴォイスを埋め込んでいるあたりに、サウンド・クリエイターとしてのDweleのセンスを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=g0f2PukBC3w

「Day at a Time」
Dwele作/プロデュース。アコギによるオーガニック感が印象的です。さり気ないですが、ヴォーカルもよくコントロールされています。
https://www.youtube.com/watch?v=JQYRBizvb9w

「Subject」
Dwele作/プロデュース。ストリングスのみのバックとDweleのヴォーカルのみでスタートし、そこにリズムやサウンドが徐々に重なりながら幻想的な音世界を創り上げていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=p0PJu4JX1xM

「Sho Ya Right」
Dwele/Kelvin Wooten/Bobby Ozuna/Glenn Standridge作。Lucy PearlRaphael SaadiqAngie Stone等を手掛けたJake & The Phatmanのプロデュース。Dweleらしいヴォーカルが栄えるネオ・ソウルらしい歌い回しがいい感じの完成度の高い1曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=ZMpwLlpn-WM

「Money Don't Mean a Thing」
Dwele/Alfonzo Hunter/Ronald Estill作。Ronald Estillプロデュース。Alfonzo Hunterもソングライティングに関与しています。「Find a Way」に並ぶキャッチーさを持つ仕上がり。アコギの音色と哀愁ヴォーカルがよくマッチしたR&Bグルーヴです。
https://www.youtube.com/watch?v=oiRpBhhmaaI

「Hold On」
Dwayne Bastiany/Eric Roberson/Kev Brown作。Dwayne Bastiany/Eric Robersonプロデュース。2ndシングルにもなりました。DweleとEric Robersonの顔合わせというだけでグッときますね。実力派ネオ・ソウル・アーティストの共演に相応しい素敵なミディアム・グルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=dwZ1NIsGfp8

「Kick Out of You」
Dwele作/プロデュース。Dweleのヴォーカルが優しく包み込んでくれるジャジーなミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=E3hMi2hSINQ

「Without You」
Dwele/Pete Kuzma作/プロデュース。Touch Of JazzのPete Kuzmaとの共同プロデュース。ヴォコーダーでアクセントをつけたジャジーなネオ・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=4Lo9u0FX5oo

「Whoomp (Interlude)」
Dwele作/プロデュース。Dweleと女性ヴォーカルが浮遊するインタールード的な仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=l4br1yEgmcQ

「Lady at Mahogany」
Dwele作/プロデュース。派手さはありませんが、Dweleならではのソウル・フィーリングを楽しめる1曲。Kendra Parkerがスポークン・ワード&バック・コーラスで加わっています。
https://www.youtube.com/watch?v=B6JNV7nV5GU

「A.N.G.E.L. (reprise)」
Dweleプロデュース。Slum Village(T3/Baatin)をフィーチャー。クレジットからするとJ Dillaの関与はありませんが、アブストラクトなトラックはJ Dilla作品のように思えてきます。いずれにしてもDweleとJ Dillaの絆を感じる1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=pFYj2BNRems

L.A.ジャズの重要ミュージシャンMiguel Atwood-FergusonによるJ Dilla追悼ライブ「Timeless」でDwele本人をフィーチャーした演奏が披露されています。
Miguel Atwood-Ferguson feat. Dwele「A.N.G.E.L. (reprise)」
 https://www.youtube.com/watch?v=61otxtoOV30

「Let Your Hair Down」
ボーナス・トラック。Dwele/Mischke Butler/Anthony Nance/A. VanDerVeer作。Joint Custodyプロデュース。爽快に疾走するメロウR&B。わかりやすいキャッチーさがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=L8UprhppHUk

Dweleの他作品もチェックを!

『Some Kinda...』(2005年)
Some Kinda

『Sketches of a Man』(2008年)
Sketches of a Man

『W.ants W.orld W.omen』(2010年)
Wants World Women

『Greater Than One』(2012年)
Greater Than One
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2017年03月04日

Fauna Flash『Fusion』

Truby Trioメンバーによる別ユニット☆Fauna Flash『Fusion』
Fusion
発表年:2001年
ez的ジャンル:コンポスト系フューチャー・ジャズ
気分は... :混迷・・・

今回はドイツのフューチャー・ジャズ・ユニットFauna Flash『Fusion』(2001年)です。

Fauna FlashChristian PrommerRoland AppelというDJ、プロデューサー、ミュージシャンとしても活躍する2人が活躍するユニット。

2人はJazzanovaと並ぶドイツの人気Nu Jazz/クロスオーヴァー・ユニットTruby Trioのメンバーとしても知られています。

さらに2人はPeter Kruderを加えた<トリオVoom : Voomとしても作品をリリースしています。

これまで当ブログではFauna Flashメンバー関連作品として、以下の3枚の作品を紹介済みです。

 Truby Trio『Elevator Music』(2003年)
 Christian Prommer's Drumlesson『Drum Lesson Vol. 1』(2007年)
 Christian Prommer『UberMood』(2014年)

Fauna Flash名義では、『Aquarius』(1997年)、『Fusion』(2001年)、リミックス集『Confusion Remix』(2002年)といったアルバムをリリースしています。

本作『Fusion』はドラムンベース多めのフューチャー・ジャズ作品に仕上がっています。フューチャリスティックなジャズ・フィーリングのドラムンベースって大好きです。

アルバムではヴォーカルでMartin "Sugar B" ForsterDeidra JonesMarzenka、オーストリアのHip-HopユニットAphrodelicsといったアーティストが参加しています。

僕好みのドラムンベース「Free」「Morning」、ラテン・パーカッション+ドラムンベースな「Percussion」、コズミック・ハウス「Alone Again」、フューチャー・ソウルなクロスオーヴァー「Ten」がオススメです。

今の気分にはドラムンベースがフィットします。

全曲紹介しときやす。

「Mother Nature」
Martin "Sugar B" Forsterのヴォーカルをフィーチャー。エフェクトを駆使したエレクトリック・ファンク調のクロスオーヴァー・ジャズがオープニング。。
https://www.youtube.com/watch?v=b5WfTt5wF2E

「Percussion」
オススメその1。ラテン・パーカッション+ドラムンベースな仕上がり。パーカッシヴなラテン・リズムでアッパー感がマシマシです。

「Free」
オススメその2。Deidra Jonesのヴォーカルをフィーチャー。フューチャリスティックに疾走するドラムンベースです。こういうドラムンベース大好き!
https://www.youtube.com/watch?v=x7ID09Ci1RM

「Tel Aviv」
フューチャリスティックな雰囲気のフュージョン・ハウス。サックスによる入りジャジー感もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=FzHZzNg8fCg

「Alone Again」
オススメその3。コズミック・ハウス。シャープなリズムとコズミックなジャズ・フィーリングがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=Teu7g0FPmmY

「Referee」
ディープなドラムンベース。ブラジリアン・テイストの高速リズムで脳内が侵食されていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=ebx9aF6qiTM

「Ten」
オススメその4。Deidra Jonesのヴォーカルをフィーチャー。フューチャー・ソウル的な魅力もあるクロスオーヴァー・チューン。

「Morning」
オススメその5。Marzenkaのヴォーカルをフィーチャー。妖しげな雰囲気に包まれたドラムンベース。聴く者が吸い込まれてしまいそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=gFiLef6VrCs

「Sunday At The Getty」
壮大な雰囲気のクロスオーヴァー・ジャズ。サウンド・スケープ的な魅力もありますね。

「Question」
オーストリアのHip-HopユニットAphrodelicsをフィーチャー。ラストはジャジーHip-Hopで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=BlI8Njax2-I

Fauna Flashの他作品もチェックを!

『Aquarius』(1997年)
Aquarius

『Confusion Remix』(2002年)
Confusion Remix

メンバーの関連作品の過去記事もご参照下さい。

Truby Trio『Elevator Music』(2003年)
エレベーター・ミュージック

Christian Prommer's Drumlesson『Drum Lesson Vol. 1』(2007年)
Drumlesson 1

Christian Prommer『UberMood』(2014年)
Ubermood
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2017年02月23日

Zero 7『The Garden』

よりポップに進化したUKダウンテンポ系ユニット☆Zero 7『The Garden』
Garden
発表年:2006年
ez的ジャンル:UKダウンテンポ/職人ポップ
気分は... :今宵は健やかに!

今回はUKのダウンテンポ系ユニットZero 7の3rdアルバム『The Garden』(2006年)です。

スタジオ・エンジニアとして活動していたHenry BinnsSam Hardakerの2人が1997年にロンドンで結成したZero 7の紹介は、1stアルバム『Simple Things』(2001年)に続き2回目となります。

3rdアルバムとなる本作『The Garden』(2006年)は、UKアルバム・チャート第3位となった2ndアルバム『When It Falls』(2004年)に続くヴォーカル・チューン中心のアルバムになっています。本作もUKアルバム・チャート第4位のヒット作となり、デビュー以来3作連続でのUKゴールドディスクを記録しています。

本作ではZero 7作品でお馴染みのオージー女性シンガーSiaSia Furler)、アルゼンチン人の両親を持つスウェーデン出身の男性SSW、Jose Gonzalezという2人のヴォーカリストがフィーチャリングされています。メンバーのHenry Binnsがヴォーカルをとる曲もあります。

Radioheadでお馴染みのNigel Godrichもレコーディングに関与しています。

より職人ポップ的なアプローチが目立つアルバムです。そんなポップ志向は「Throw It All Away」「You're My Flame」といったシングル曲に象徴されています。

個人的にはダウンテンポ・ユニットらしい「This Fine Social Scene」「If I Can't Have You」、クラブミュージック好きも気に入りそうな「Crosses」、エレクトロニカ&フォーキーのバランスの良い1stシングル「Futures」がお気に入りです。

ジャケの雰囲気も含めて今の時期にフィットするのでは?

全曲紹介しときやす。

「Futures」
Jose Gonzalezをフィーチャー。アルバムからの1stシングル。エレクトロニカ&フォーキーのバランスの良いZero 7らしい1曲。クラブミュージック経由のフォーキー・チューンって感じが好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=Rhhi36zMHQA

「Throw It All Away」
Henry Binns/Siaをフィーチャー。アルバムからの2ndシングル。Tahiti 80あたりに通じる魅力を持ったソフト・ロック的な魅力を持った仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=OHUlKaQ7zUs

「Seeing Things」
本編の中では唯一のインスト。本作らしい電脳ポップ・サウンドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=p0iSdqac7-Q

「The Pageant Of Bizarre」
Siaをフィーチャー。ノスタルジックなオルガンの音色をバックに、Siaがコケティッシュなヴォーカルで歌う哀愁ポップ・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=euNuZb5mYqg

「You're My Flame」
Siaをフィーチャー。アルバムからの3rdシングル。チープなピコピコ・シンセが確信犯の電脳ポップ。僕のZero 7のイメージとは異なりますが楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=qEeIsHU3Zmc

「Left Behind」
Jose Gonzalezをフィーチャー。アコギのみのバックで歌う1分強のフォーキー小曲。もっと長尺で聴きたかった!
https://www.youtube.com/watch?v=dYDpWqxoDPQ

「Today」
Jose Gonzalezをフィーチャー。ボッサ・フィーリングのポップ・チューン。Zero 7らしいとは思いませんが、僕好みの仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=8QsB_D7f94w

「This Fine Social Scene」
Siaをフィーチャー。僕の一番のお気に入りはコレ。UKらしいメランコリックな哀愁ポップがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=pJluzkv40Pg

「Your Place」
Henry Binnsをフィーチャー。ブラス・アンサンブルが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=vyaRtMo4zdU

「If I Can't Have You」
Siaをフィーチャー。Siaのレイジーなヴォーカルが印象的なダウンテンポ。今の時期はこういうメランコリックな感じはフィットするかも?
https://www.youtube.com/watch?v=Z0G0r47O3qY

「Crosses」
Jose Gonzalezをフィーチャー。「This Fine Social Scene」と並ぶ僕のお気に入り。クラブミュージック好きの人も気に入る仕上がりなのでは?女性バック・コーラス陣のソウル・フィーリングもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=Cr1SVQ_1Ac4

「Waiting To Die」
Siaをフィーチャー。ラストはシニカルなダウナー・チューン。何とも恐ろしい歌詞・・・ジョークにも程があります!
https://www.youtube.com/watch?v=p6g3wgn4JT4

僕の保有する国内盤には以下の3曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

「Thistles」
Siaをフィーチャー。Siaのレイジー・ヴォーカルが栄えるメランコリックな仕上がり。こういうの好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=E-wMVwJmDKo

「Inaminute」
美しい音響を持ったダウナーなインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=cVVbZvI-UGA

「Dreaming」
Siaをフィーチャー。Siaに合った哀愁エレクトロニカです。

Zero 7の他作品もチェックを!

『Simple Things』(2001年)
Simple Things

『When It Falls』(2004年)
When It Falls

『Yeah Ghost』(2009年)
Yeah Ghost
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2017年02月16日

Think Twice『With A Loop And Some Swing』

Specificsのトラックメイカーによる極上ジャジーHip-Hop☆Think Twice『With A Loop And Some Swing』
ウィズ・ア・ループ・アンド・サム・スウィング
発表年:2007年
ez的ジャンル:カナダ産ジャジーHip-Hop
気分は... :第1関門突破・・・

カナダのHip-HopユニットSpecificsのメンバーThink Twice(Phil Kennedy)の初ソロ・アルバム『With A Loop And Some Swing』(2007年)です。

Think Twice(Phil Kennedy)は、Golden Boy(Spencer Miller)DJ GoserとのユニットSpecificsのメンバー。

2004年にリリースされたSpecificsの1stアルバム『Lonely City』(2004年)はジャジーHip-Hop名盤として高い評価を得た1枚でした。特に「Under The Hood」は各種コンピでも人気のピアノHip-Hopクラシックですね。

その後、2007年には2ndアルバム『II』をリリースしています。

そんなSpecificsのトラックを手掛け、ピアノ、サックスも演奏するプロデューサーであるThink Twice(Phil Kennedy)は、『With A Loop And Some Swing』(2007年)、『Rock To This Beat』(2008年)という2枚のソロ・アルバムをリリースしています。

美しいピアノHip-Hopの印象が強いSpecificsも好きですが、個人的にはよりジャジー・フィーリングの強いThink Twiceのソロの方が僕の嗜好にフィットしているかもしれません。

シングルにもなった「People Wanna Know」「Its Too Late」、Specificsの盟友Golden Boyをフィーチャーした「Stars」Roy Ayersネタの「Time's Passin Me By」、美しく温もりのある「Esto Es」が僕のオススメです。

ジャジーHip-Hop好きの方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Intro」
イントロ。

「People Wanna Know」
オススメその1。Manchilde/Shogunをフィーチャー。先行シングルにもなったピアノとヴァイヴの音色が心地好いジャジー・フィーリングたっぷりのトラックにのって、マイクリレーが展開されます。アングラ・ジャジーHip-Hop好きには間違いない1曲。

「Don't Mind At All」
Mr. Goodvibesをフィーチャー。哀愁を帯びたラテン・テイストのギター・ループが印象的です。

「Stars」
オススメその2。Specificsの盟友Golden Boyをフィーチャー。ソウル・フィーリングとジャジー・フィーリングが程よくブレンドした感じがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=56HFecQxgG0

「This Is Us」
Loesをフィーチャー。幻想的トラックにのってLoesが達者なフロウで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=XFJmYAK98ZI

「Whadodem」
Manchildeをフィーチャー。哀愁モードが漂います。

「F-ck That」
Golden Boy/Mr. Goodvibesをフィーチャー。ハープのエレガントなトラックにのってGolden Boy/Mr. GoodvibesがジャジーHip-Hopらしいフロウを聴かせてくれます。

「Watson Interlude」
インタールード。

「Freaky Ways」
Golden Boy/Loesをフィーチャー。哀愁モードのジャジー&メロウ感がいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=aqFcOhZXVEc

「Supafly」
Karma/Lotusをフィーチャー。ハンドクラップとピアノが織り成す品のある小気味良さがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=PLVfQS0N9OA

「Time's Passin Me By」
オススメその3。Dank Leeをフィーチャー。Roy Ayers Ubiquity「Mystic Voyage」をサンプリングしたジャジー&メロウ感がグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=FWy8BIjbjng

「Esto Es」
オススメその4。Butta Beatsをフィーチャー。美しく温もりのあるトラックが優しく包み込んでくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ZeQu0i4SvGs

「Its Too Late」
オススメその5。Golden Boyをフィーチャー。女性の声ネタとギターのループが織り成すトラックがアンニュイな雰囲気を醸し出します。
https://www.youtube.com/watch?v=hYs14nzNBw4

「Coates Intro」
エンディングへのイントロ。

「The Accomplice」
Coatesをフィーチャー。ボトムの効いたファンクネスのあるトラックが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=xlvKBVdeHSM

Specificsの作品やThink Twiceの2nd『Rock To This Beat』(2008年)もチェックを!

Specifics『Lonely City』(2004年)
ロンリー・シティ

Specifics『II』(2007年)
II

『Rock To This Beat』(2008年)
ロック・トウ・ディス・ビート
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