2018年06月21日

Lathun『Fortunate』

Motownからリリースされた良質の男性ソウル作品☆Lathun『Fortunate』
フォーチュネイト
発表年:2002年
ez的ジャンル:Motown系男性ソウル
気分は... :ミラクル起きた!

1日遅れになりましたが、サッカー日本代表はミラクルが起きましたね。殆どの時間を11人対10人で試合できたのは本当に幸運でしたね。そのせいか同点に追いつかれても、逆転される気はせず、落ち着いて試合を観ることができました。

西野さんの采配が当たりましたね。個人的には昌子、柴崎の先発起用が嬉しかった。個人的な希望をいえば、GKに中村を抜擢してくれれば100点満点の先発メンバーでしたが。

とにかくよく勝ち越し、その後もよく逃げ切った!
コロンビアは日本を少し甘く見ていたかもしれませんね。

今回は2000年代R&B作品からLathun『Fortunate』(2002年)です。

Lathun(Lathun Grady)はデトロイト出身の男性R&Bシンガー。

90年代にFreddie JacksonImmatureWillie Maxといったアーティストのプロデュース/ソングライティングを手掛けたことでキャリアを積んでいきます。

また、Jermaine DupriのレーベルSo So Defのコンピ『 So So Def Bass All Stars Vol. II』(1995年)にLathun名義の「Freak It」が収録され、後にシングル・リリースもされています。

Lathun「Freak It」
https://www.youtube.com/watch?v=UKRbHC3vI2g

そして2000年代に入り、Motownとの契約に成功し、リリースされた初アルバムが本作『Fortunate』(2002年)です。

ジャケの風貌からは当時の流行のR&Bアルバムといったイメージを抱くかもしれませんが、実際の中身はバラード中心の良質のソウル・アルバムに仕上がっています。ネオ・フィリー的な雰囲気の曲なども含まれます。

Lathun本人が多くの曲でプロデュース&ソングライティングを手掛けており、自身による演奏も多く含まれています。

Lathun本人以外に、Mark BatsonBernard BelleRegina Belleの弟)といった有名プロデューサー、さらにRaymond WatkinsPitch Black等がプロデュースを手掛けています。

また、人気アーティストIndia.Arieがフィーチャリングされている楽曲もあります。

シングルにもなった哀愁バラード「Fortunate」、素敵なミディアム・バラード「Forever One Flesh」、ネオ・フィリー調の「BBQ」、India.Arieをフィーチャーした「When Love Cam In」、美メロ・ソウル・グルーヴ「Official」あたりが僕のおススメです。

全曲紹介しときやす。

「Love Won't Let Me」
Lathun/Mark Batsonプロデュース。ジャケの風貌に似合わぬソウル・モードのミディアムでアルバムは幕を開けます。

「When Love Cam In」
India.Arieをフィーチャーした話題曲。Mark Batsonプロデュース。この時代らしいビート感覚とメロディアスなソウル・フィーリングによるオトナR&Bグルーヴといった雰囲気がいいですね。

「BBQ」
Exudos Entertainmentプロデュース。この曲もシングルになりました。ネオ・フィリー調の仕上がりは2002年のアルバムらしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ZikkzPZwg8U

「Sweetest Thing」
Lathunプロデュース。派手さはありませんがジワジワくるソウル・チューン。Carl RobinsonのギターとGloria Smithの女性コーラスも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=ralZafj-ilw

「Miss Sally」
Bernard Belleプロデュース。この曲も派手さはありませんが、聴けば聴けば味わいが増すソウル・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=bXqSoO7LzJs

「Find Somebody Else」
Lathunプロデュース。ソングライティングの良さが光る2000年代男性R&Bらしいミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=I3HAOU-fn1U

「Closer」
Pitch Blackプロデュース。セクシー・モードのミディアムに仕上がっています。

「Forever One Flesh」
Lathun/Mark Batsonプロデュース。Lathunらしい魅力に溢れた素敵なミディアム・バラード。切々と歌い上げるLathunのヴォーカルおよびヴォーカルワークがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=DQO6fbQo7Pc

「Fortunate」
Lathun/Raymond Watkinsプロデュース。アルバムに先駆けてシングル・リリースされています。イタリア出身のジャズ・ギタリストFabrizio Sottiの美しいギターの音色をバックに歌い上げる哀愁バラード。Lathunのシンガーおよびソングライターとしての実力を実感できます。
https://www.youtube.com/watch?v=d9WHd50uBGs

「Would I Lie」
Lathunプロデュース。哀愁モードのミディアム。切なさが伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=C8JNDd0EVhc

「Didn't I」
Lathun/Mark Batsonプロデュース。ストリングスを配したスケールの大きなミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=5XC5QhzVYEU

「Official」
Exodus Entertainment/Lathunプロデュース。かなり僕好みの美メロ・ソウル・グルーヴ。Lathunというアーティストの根っ子を感じることができる1曲に仕上がっていると思います。

「Not Ready」
Pitch Blackプロデュース。ラストはパーカッシヴなソウル・グルーヴで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ZRvphVMmVX0

それにしてもH組は日本、セネガルが初戦勝利したことで死の組になってしまいましたね。それにしてもセネガルは強かった。正直、ポーランド戦の試合ぶりには驚きました。一躍、H組の大本命に躍り出た感じですね。

日本にとってはコロンビア戦以上に不利な戦いになりそうですね。
持っている男、西野さんの策が楽しみです。
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2018年06月06日

Sound Directions『The Funky Side Of Life』

Madlibのファンク・プロジェクト☆Sound Directions『The Funky Side Of Life』
Funky Side of Life
発表年:2005年
ez的ジャンル:Madlibファンク・プロジェクト
気分は... :マインドフルネス&エンゲージメント!

今回は人気Hip-HopアーティストMadlibのサイド・プロジェクトの1つSound Directions名義の『The Funky Side Of Life』(2005年)です。

Madlib(本名:Otis Jackson Jr.)に関して、当ブログでは以下の6作品を紹介済みです。

 Madlib『Shades Of Blue』(2003年)
 Jaylib『Champion Sound』(2003年)
 Yesterdays New Quintet『Stevie』(2004年)
 Talib Kweli & Madlib『Liberation』(2007年)
 Jackson Conti『Sunjinho』(2008年)
 Quasimoto『Yessir, Whatever』(2013年)

Sound Directionsはファンクにアプローチした>Madlibによるプロジェクトであり、架空ジャズ・ユニットのサイド・プロジェクトYesterdays New Quintetの更なるサイド・プロジェクトといった感じですね。

プロデュースはMadlib本人。

Sound Directionsのメンバーとして、Otis Jackson Jr. (ds、kalimba、key、sound effects、voices)、Morgan Adams III(vo、key、org)、Derek Brooks(el-b、syn)、Joe Johnson(ds、per)という4名がクレジットされていますが、Madlibが一人四役というのはYesterdays New Quintetと同じパターンです。

しかし、Yesterdays New Quintetと大きく異なる点もあります。Madlib本人以外に外部ミュージシャンが多数参加している点です。

特に、ホーン・アレンジも手掛けたTodd SimonMadlib『Shades Of Blue』にも参加していたMalcom Catto、ギタリストのDan UbickなどConnie Price率いるConnie Price & The Keystonesのメンバーが多数参加しています。

Marcos Valle「Wanda Vidal」、Billy Brooks「Fourty Days」、Lesiman「Play Car」、Cliff Nobles & Co.「The Horse」等のカヴァーも楽しいですが、「Theme For Ivory Black」「The Funky Side Of Life」「A Divine Image」といったオリジナルもなかなかです。

奇才ならではのファンク・ワールドを満喫しましょう!

全曲紹介しときやす。

「Directions」
David Axelrodのカヴァー。オリジナルは『Songs of Experience』(1969年)に収録されています。本作らしいホーン・サウンドが印象的なカヴァーです。

「Dice Game」
Young-Holt Unlimited「Rubber Lips」のドラムをサンプリングしたファンク・グルーヴ。シャープなビートとジャジー・サウンドの組み合わせがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=sv8jClaYZR0

「Wanda Vidal」
Marcos Valleのカヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介した『Garra』(1971年)に収録されているクラブシーンでも再評価の高い曲です。ここではグルーヴィー・オルガンが印象的なインスト・カヴァーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=2j1rZRymdRI

「Fourty Days」
Billy Brooksのカヴァー。A Tribe Called Quest「Luck of Lucien」のサンプリング・ソースとしてもお馴染みのオリジナルは『Windows of the Mind』(1974年)に収録されています。ATCQ大好きの僕としては嬉しいカヴァーです。哀愁ファンク・グルーヴがいい味出しています。
https://www.youtube.com/watch?v=Hfblathmt_c

「Play Car」
Lesimanのカヴァー。オリジナルは『Here And Now Vol. 2』(1974年)に収録されています。この再評価の高いイタリアン・ライブラリー名曲をレア・グルーヴ・テイストのファンク・グルーヴで聴かせてくてます。

Blu feat. Edan「Ronald Morgan」のサンプリング・ソースとなっています。
Blu feat. Edan「Ronald Morgan」
 https://www.youtube.com/watch?v=EmUCSeyn93o

「A Divine Image」
少しダビーな雰囲気も漂うアヴァンギャルドな仕上がり。D'Wayne Kellyのアープ・ストリング・アンサンブルが効果的です。

「The Funky Side Of Life」
タイトル曲はMalcom Cattoがドラムを叩いています。タイトル通りの重量ファンク・グルーヴを楽しめます。

「Theme For Ivory Black」
僕の一番のお気に入り。架空のブラックスプロイテショーンのサントラといった趣ですね。ダーク&コズミックなグルーヴにHip-Hop的エッセンスも加わった文句なしの仕上がりです。

「The Horse」
Cliff Nobles & Co.のカヴァー。オリジナルは『The Horse』(1968年)に収録されています。オリジナルのダイナミックなノリの良さを受け継ぎつつ、Madlibらしいスパイスで格好良さを増強しています。
https://www.youtube.com/watch?v=t4FsGOQ9w24

「One For J.J. (Johnson)」
Bobby Womack & J.J. Johnson『Across 110th Street』(1972年)収録の「Harlem Clavinet」J.J. Johnson作)のリメイク。アシッドなオルガン・サウンドがたまりません。

Blu「Jazzmen」のサンプリング・ソースとなっています。
Blu「Jazzmen」
 https://www.youtube.com/watch?v=EreuayLLxyo

「On The Hill」
Oliver Sainのカヴァー。オリジナルは『Main Man』(1972年)に収録されています。Madlibらしいグルーヴ感を楽しめるカヴァーになっています。ここでのホーン・アレンジは Connie Price。
https://www.youtube.com/watch?v=tgTbsnfK2h4

Madlib関連の過去記事もチェックを!

Madlib『Shades Of Blue』(2003年)
Shades of Blue

Jaylib『Champion Sound』(2003年)
Champion Sound

Yesterdays New Quintet『Stevie』(2004年)
Stevie: Instrumental Tribute to Stevie Wonder

Talib Kweli & Madlib『Liberation』(2007年)
Liberation

Jackson Conti『Sunjinho』(2008年)
Sujinho

Quasimoto『Yessir, Whatever』(2013年)
Yessir Whatever
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2018年05月24日

Simone Moreno『Desde Que O Samba E Samba』

バイーア出身の女性シンガーによるサンバ作品☆Simone Moreno『Desde Que O Samba E Samba』
Simone Moreno
発表年:2003年
ez的ジャンル:バイーア系女性サンバ・シンガー
気分は... :正義が勝つ!

日大アメフト部の悪質タックル問題、前監督・コーチの会見には腹が立ってきましたね。多くの方が感じたように、一昨日の学生の真摯な会見とは真逆の印象を受けました。真相を徹底究明し、巨悪を罰して欲しいですね。

今回はブラジル、サンバ作品からSimone Moreno『Desde Que O Samba E Samba』(2003年)です。

Simone Morenoはバイーア州サルヴァドール出身の女性シンガー。

『Simone Moreno』(1994年)、『Morena』(1995年)、『Manda Me Chamar』(1997年)といった作品でその美貌と共に人気を博します。

全編サンバの本作『Desde Que O Samba E Samba』(2003年)をリリース後は、北欧に拠点を移し、『Samba Makossa』(2005年)をリリースしています。

本作『Desde Que O Samba E Samba』(2003年)は、前述のように全編サンバ作品で絞められたアルバムです。

プロデュースはRoberto Menescal

サンバ作品といっても全編サンバ・リズムで溢れかえっている作品ではありません。緩急織り交ぜながら、素晴らしい表現力でサンバの魅力を伝えてくれます。このあたりはプロデューサーRoberto Menescalの貢献が大きいかもしれませんね。

Ary Barroso作品のメドレー「E Luxo So/Faceira」Carlos LyraDjavanのメドレー「Ciume/Fato Consumado」、Ara Ketuの感動的なカヴァー「Sempre Sera」、名曲メドレー「Desde Que O Samba E Samba/Tristeza」、メロウ・サンバ・メドレー「O Samba Da Minha Terra/A Voz Do Morro」が僕のおススメです。

国内盤リリースにも関わらず、殆ど話題にならなかった1枚ですが、ブラジル音楽好きの人であれば楽しめる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Segredo」
Jorge Aragao/Jorge Portugal作。Menescalのギターをバックにしっとり歌い上げるイントロが印象的です。本編は、コンテンポラリーなメロウ・チューンに仕上がっています。

「E Luxo So/Faceira」
Ary Barroso作品2曲のメドレー(「E Luxo So」はLuiz Peixoto作詞)。2曲共にGal Costaのカヴァーを紹介済みです。これらの名曲を軽快なメロウ・サンバで聴かせてくれます。Simoneの艶やかなヴォーカルとサンバのリズムがよくマッチしています。聴いているだけでポジティヴな気分になれるのがいいですね。

「Provas De Amor」
Sereno作。ロマンティックなビューティフル・ボッサ。サンセット・モードにフィットする素敵な1曲に仕上がっています。

「Filho Da Bahia/Coisa Divina」
Walter Queiroz作「Filho Da Bahia」とToninho Nascimento/Flavio Oliveira/Noca da Portela作「Coisa Divina」のメドレー。バイーアの風を感じるメドレーでSimoneの伸びやかなヴォーカルが躍動します。

「Ciume/Fato Consumado」
Carlos Lyra作「Ciume」とDjavan作「Fato Consumado」のメドレー。「Fato Consumado」大好きの僕としては嬉しいカヴァーです。しかも「Ciume」とのメドレー(というかマッシュアップ)がこんなにフィットするとは意外です。

「Samba E Amor」
Chico Buarque作品をカヴァー。少し憂いを帯びたヴォーカルで聴く者を悩殺します。

「Sempre Sera」
Chico Roque/Paulo Sergio Valle/Miguel Plopschi作。サンバ/レゲエ・バンドAra Ketuのヒット曲をカヴァー。楽曲自体が良いのかもしれませんが、情感込めて歌い上げるSimoneの声を聴いていると胸に込み上げてくるものがあります。素晴らしい!

「Opiniao/O Morro Nao Tem Vez」
Ze Keti作「Opiniao」とAntonio Carlos Jobim/Vinicius de Moraes作「O Morro Nao Tem Vez」をカヴァー。Nara Leaoに捧げられたメドレーです(共にNaraのレパートリー)。
哀愁ボッサ「Opiniao」、クールに疾走する「O Morro Nao Tem Vez」を力強く歌い上げます。

「Ultimo Desejo」
Noel Rosa作。シンプルなバッキングで心の機微が伝わってくる豊かな表現力を強調しています。

「Desde Que O Samba E Samba/Tristeza」
Caetano Veloso作「Desde Que O Samba E Samba」とHaroldo Lobo/Niltinho作「Tristeza」のメドレー。強力2曲のメドレーは僕好みのエレピの映えるメロウ・チューンに仕上がっています。

「O Samba Da Minha Terra/A Voz Do Morro」
Dorival Caymmi作「O Samba Da Minha Terra」とZe Keti作「A Voz Do Morro」のメドレー。ラストは素敵なメロウ・サンバ・メドレーで締め括ってくれます。♪サンバが好きではない人は好い奴じゃない♪

Simone Morenoの他作品もチェックを!

『Simone Moreno』(1994年)
シモーネ・モレーノ

『Morena』(1995年)
Morena

『Manda Me Chamar』(1997年)
simone moreno manda me chamar.jpg

『Samba Makossa』(2005年)
simone moreno samba makossa.jpg
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2018年05月12日

United Soul『Reservations』

ネオフィリーの兄弟デュオ☆United Soul『Reservations』
Reservations
発表年:2005年
ez的ジャンル:ネオフィリー系兄弟R&Bデュオ
気分は... :Now What?

今回は2000年代R&BからUnited Soul『Reservations』(2005年)です。

United Soulはフィラデルフィアを拠点とするJoshuaAzizCollins兄弟による男性R&Bデュオ。

United Soul名義で今回紹介するアルバム『Reservations』(2005年)をリリース後、グループ名をU.Cityへ改名し、U.City名義でアルバム『The Fall』(2009年)をリリースしています。

当ブログで紹介した作品でいえば、Kindred The Family Soul『The Arrival』(2008年)収録の「Hey」にソングライティングで参加しています。
Kindred The Family Soul「Hey」
 https://www.youtube.com/watch?v=Iml1u3dgJ60

さらに、Kindred The Family Soulも所属していたHidden Beach Recordingsのコンピ・アルバム『Hidden Hits Vol. 1』(2003年)で本作にも収録の「He Don't」が取り上げられています。

さて、本作『Reservations』(2005年)ですが、当時のネオフィリー作品がお好きな人であれば、気に入るであろう1枚に仕上がっています。

メイン・プロデューサーはKindred The Family SoulJill Scott等を手掛けたAnthony "Ant" Bell
それ以外にRonald "P-Nut" FrostKenwoodClay Sears等がプロデュースを手掛けています。

The Foreign ExchangePhonte ColemanThe Foreign ExchangeファミリーのYahzarahDarien Brockingtonがゲスト参加しています。

ミディアム中心の構成ですが、兄弟ディオらしい息の合ったヴォーカルワークと、実に雰囲気のある歌い回しで聴く者を魅了します。

特に、The Foreign Exchange好きの僕にとっては、Yahzarah & Phonteをフィーチャーした「Soul Clap」、Darien Brockingtonをフィーチャーした「Good Days」の2曲にグッときます。

楽曲はすべて兄弟のオリジナルです(共作含む)。

全曲紹介しときやす。

「U.S Intro」
Anthony "Ant" Bellプロデュース。短いイントロですが期待が膨らむメロウな仕上がり。

「Best Of Me」
Ronald "P-Nut" Frostプロデュース。彼らが正統派ユニットであることを実感できるソウルマナーなミディアム。

「Reservations」
Anthony "Ant" Bellプロデュース。タイトル曲はこの頃のネオ・フィリー好きの人であれば、気に入るであろう雰囲気のあるミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=g85hQylTer4

「Sleeve」
Anthony "Ant" Bellプロデュース。哀愁メロディを色気のあるヴォーカルで切なく歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=E_l2U_oLyCI

「Karma」
Anthony "Ant" Bellプロデュース。ダンサブルなミディアム・グルーヴ。派手さはありませんが、センス良く仕上がっています。

「Good Days」
Darien Brockingtonをフィーチャー。ネオ・ソウルらしい歌いまわし、グルーヴがグッドなミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=CFKP5Q0yZvQ

「I Believe」
Kenwoodプロデュース。男性ネオソウルらしい格好良さにグッときます。兄弟デュオらしい息の合ったヴォーカルワークもグッド!

「You I We」
Anthony "Ant" Bellプロデュース。70年代ソウル・マナーをネオソウルに昇華させた感じが僕好みです。
https://www.youtube.com/watch?v=wML0XkM8Njc

「Then There Was Her」
Anthony "Ant" Bellプロデュース。歌い回しやヴォーカルワークの巧みさを感じる素敵なミディアム・バラード。

「Soul Clap」
Anthony "Ant" Bellプロデュース。Yahzarah & Phonteをフィーチャー。本作の核となる1曲。The Foreign Exchange好きの人は気に入るであろう1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=aO94pxxxvTE

「Light A Candle」
Anthony "Ant" Bellプロデュース。オーセンティックな良さが光るビューティフル・バラード。切ない感じがたまりません。

「He Don't」
Clay Searsプロデュース。前述のように『Hidden Hits Vol. 1』(2003年)でもセレクトされた1曲です。この本格派デュオの魅力が伝わってくるミディアムに仕上がっています。

「Soul Clap Rmx」
ラストは「Soul Clap」のリミックス。DP(Daily Planet), Jean Grae & Phonteをフィーチャー。ラップを前面に打ち出した仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=6r8m1IX0jvY

U.City『The Fall』(2009年)
Fall
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2018年05月02日

Fertile Ground『Black Is...』

アフロ・フィーリングを強調したブラック・ジャズ☆Fertile Ground『Black Is...』
Black Is...
発表年:2004年
ez的ジャンル:ボルチモア産ブラック・ジャズ
気分は... :我々は立ち上がる・・

今回はボルチモアのジャズ・バンドFertile Groundの4thアルバム『Black Is...』(2004年)です。

リーダーJames Collins、彼の公私のパートナーである女性ヴォーカリストNavasha Daya、ドラマーのMarcus Asanteを中心にボルチモアで結成されたジャズ・ファンク・バンドFertile Groundの紹介は、3rdアルバム『Seasons Change』(2002年)に続き2回目となります。

本作『Black Is...』はタイトルが示すように、アフリカ系アメリカ人としてのアイデンティティを示すアフロ・フィーリングを強調した1枚に仕上がっています。

メンバーはJames Collins(b、syn、key、tp、prog)、Navasha Daya(vo)、Marcus Asante(ds)、Joel Mills(g)、Fred Dunn(tp)、Ekendra Das(per)、Craig Alston(ts、bs)の7名。ギタリストのJoel Millsが新たにグループに加入しています。

メンバー7名ですが、James Collinsがサウンドの殆どを手掛けたトラックも半数あり、James CollinsとNavasha Dayaによるプロジェクトという側面も感じられます。

ダンサブルな演奏を期待するのであれば、アフロビート調の「Spirit World」、アフロ・ボッサな「Live In The Light」、アフロ・ラテン・ジャズ「Another Day」、モーダルな「Yellow Daisies」がおススメです。

それ以外にもアフロ・スピリチュアルな「An Artist Prayer」「Black Is」、感動的な終盤の「You」「On This Day」あたりも聴き所だと思います。

なかなか引き出しの多いブラック・ジャズ・アルバムだと思います。

全曲紹介しときやす。

「Spirit World」
本作を象徴するアフロビート調のオープニング。モロにアフロビートというより、そのエッセンスを巧みに取り入れているといったサウンドです。Navashaがヨルバ語で歌い、Craig Alstonのサックス、新加入Joel Millsのギターがアフロビートな雰囲気を盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=OM_VgM1ibn8

「Light Shed'n」
Delandria Millsのフルートをフィーチャー。アフロ・リズムを取り入れたクールなインスト。

「Live In The Light」
アルバムからの先行シングル。UKクラブジャズ好きの人も気に入るであろうNavashaのヴォーカルが映えるアフロ・ボッサなダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=Ep0H1teFD08

「Another Day」
僕好みのパーカッシヴなアフロ・ラテン・ジャズ。Navashaの生命感に満ちたヴォーカル、アフロ・ラテン・リズム、鮮やかなホーンが一体化しています。
https://www.youtube.com/watch?v=v_5bkop-JOU

「An Artist Prayer」
前作『Seasons Change』にも参加していた女流詩人Olu Butterflyをフィーチャー。本作らしいアフロ・スピリチュアルな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=UYYtv37-k_4

「Shout」
ジャジー・フィーリングのインスト。ジャズ・バンドとしてのFertile Groundを楽しめます。

「Changing Woman」
前曲からシームレスに続きます。Navashaのジャズ・ヴォーカリストとしての魅力を存分に楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=KENtARfWST4

「A Blues For Me」
タイトル通りのブルージーな仕上がり。軽快な三連ビートの寛いだ雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=1mdgbO4Zg0A

「Yellow Daisies」
モーダルな疾走感とクールなNavashaのヴォーカルが格好良い1曲。すべての楽器、プログラミングをJames Collins一人で手掛けています。
https://www.youtube.com/watch?v=8ODmJAgBLSY

「Black Is」
タイトル曲はワルツ調リズムに乗ってNavashaが黒人としてのアイデンティティを高らかに歌い上げるビューティフルな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=7McxAi_obtU

「Naked」
シンプルな演奏で内省的なNavashaのヴォーカルを引き立てます。軽くレゲエ・フィーリングなのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=XjFAly-_ykU

「You」
抑えたトーンのミディアム・バラード。Navashaのヴォーカルがジワジワと胸の中へ染み渡ってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=-wj8r2dpQqo

「On This Day」
抑えたトーンながらも感動的なミディアム・バラード。心の平穏を見つけたようなNavashaのヴォーカルに癒されます。
https://www.youtube.com/watch?v=bw15JFDH9Xo

「Reprise」
前曲「On This Day」のリプライズ。Delandria Millsのフルートの音色が印象的です。

「Live in the Light (DJ Spinna remix)」
「Live in the Light」のDJ Spinnaによるリミックス。フロア仕様のトライバル・ハウス調の仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=igPTyIVCc50

Fertile Groundの他作品もチェックを!

『Field Songs』(1998年)
Field Songs

『Spiritual War』(1999年)
Spiritual War

『Seasons Change』(2002年)
Seasons Change
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