2019年12月02日

Mongo Santamaria『Watermelon Man!』

大ヒット・シングル「Watermelon Man」収録☆Mongo Santamaria『Watermelon Man!』

発表年:1963年
ez的ジャンル:グルーヴィー・ラテン・ジャズ
気分は... :真実と挑戦・・・

今回はラテン/ジャズ・パーカッション奏者Mongo Santamariaの代表作『Watermelon Man!』(1963年)です。

※単品CDが入手困難なので上記ジャケおよびAmazonへのリンクは『Watermelon Man/Mongo Explodes』(1963/1964年)との2in1CDです。

ちなみに本来のジャケはこんな感じです。
『Watermelon Man!』(1963年) ※アナログ盤へのリンク


キューバ、ハバナ出身のパーカッション奏者Mongo Santamaria(1917-2003年)に関して、当ブログで紹介したのは以下の4枚。

 『El Bravo!』(1965年)
 『Feelin' Alright』(1970年)
 『Mongo '70』(1970年)
 『Mongo's Way』(1971年)

ご存知の方も多いと思いますが、本作のタイトル曲「Watermelon Man」Herbie Hancockのカヴァー)はシングル・カットされ、USポップ・チャート第10位の大ヒットとなりました。

なお、Battleからリリースの本作『Watermelon Man!』(1963年)と、Columbiaからリリースされた『La Bamba(邦題:ウォーターメロン・マン)』(1965年)が混同されやすいですが別作品であり、収録曲「Watermelon Man」も別ヴァージョンなのでご注意を!
『La Bamba(邦題:ウォーターメロン・マン)』(1965年)
ウォーターメロン・マン

レコーディング・メンバーはMongo Santamaria(congas、bongos)以下、Ray Lucas(ds)、Osvaldo Martinez(per)、Rodgers Grant(p)、Victor Venegas(b)、Bobby Capers(sax)、Pat Patrick (sax)、Marty Sheller(tp)、Mauricio Smith(fl)。

プロデュースはLarry MaxwellOrrin Keepnews

目玉は勿論「Watermelon Man」ですが、それ以外にも格好良いラテン・グルーヴが沢山詰まっています。

モッド・ジャズな格好良さのある「Get The Money」「Yeh-Yeh!」、「Watermelon Man」と同タイプのラテン・グルーヴ「Don't Bother Me No More」、疾走するラテン・グルーヴ「Bayou Roots」あたりが僕のおススメです。

Mongo Santamariaを聴くならば、まず本作を最初に聴くべきでは?

全曲紹介しときやす。

「Watermelon Man」
Herbie Hancock作の名曲をカヴァー。前述のようにUSチャート第10位となったキャリア最大のヒット曲です。今聴いてもラテン・リズムに乗ったグルーヴィーな「Watermelon Man」は格好良い!の一言に尽きます。アルバム『La Bamba(邦題:ウォーターメロン・マン)』(1965年)ヴァージョンやHancockのオリジナル(アルバム『Takin' Off』収録)と聴き比べるのも楽しいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=Su_M1vpTxkM
「Watermelon Man」(From 『La Bamba』)
 https://www.youtube.com/watch?v=zJuX-JJ8WF0
Herbie Hancock「Watermelon Man」
 https://www.youtube.com/watch?v=ZbHJHPTikQA

E.S.P.「Another Day at the Mall」等のサンプリング・ソースとなっています
E.S.P.「Another Day at the Mall」
 https://www.youtube.com/watch?v=lPwFy-2Cjsw

「Funny Money」
Victor Venegas作。正にファニーなラテン・ジャズ。軽快なラテン・リズムと小粋なピアノが踊っています。
https://www.youtube.com/watch?v=rlj44fP1c_g

「Cut That Cane!」
Joe Zawinul/Larry Maxwell/Nat Adderley作。Mongoのコンガがグルーヴィーに突き進む前のめりの演奏が実にヒップです。鮮やかなホーン・サウンドもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=QDTsBQIPgZo

「Get The Money」
Marty Sheller作。この演奏も実に格好良いですね。ラテン・モッド・ジャズな感じがたまりません。Mongoのグルーヴィー・コンガもサイコーです。「Watermelon Man」以外であれば、コレが一番好き!
https://www.youtube.com/watch?v=mGSPcmwBdf0

Roland Alphonso & The Skatalitesが「Passing Through」のタイトルでカヴァーしています。
Roland Alphonso & The Skatalites「Passing Through」
 https://www.youtube.com/watch?v=6ESEjnAfRGE

「The Boogie Cha Cha Blues」
Pat Patrick作。ラテン×ロックン・ロールなヒップ・サウンドで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ckna717X6UY

「Don't Bother Me No More」
Bobby Capers作。「Watermelon Man」と同タイプの格好良いラテン・グルーヴ。「Watermelon Man」と続けて聴くのが僕のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=eO6FV3ariN8

「Love, Oh Love」
Billy Myles作。ホーン隊のはつらつとした演奏が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=snJNyD_MbkM

「Yeh-Yeh!」
Rodgers Grant作。モッドな格好良さのあるこのラテン・グルーヴも人気が高いのでは?スウィンギン・ロンドンな楽曲とも相性良さそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=vWF8UOhLgdk

Matt BiancoGeorgie Fame & The Blue FlamesLambert, Hendricks & Ross、Claude Francois、Kate Ceberano、They Might Be Giants等がカヴァーしています。
Matt Bianco「Yeh-Yeh!」
 https://www.youtube.com/watch?v=2voeqck5UkA
Georgie Fame & The Blue Flames「Yeh-Yeh!」
 https://www.youtube.com/watch?v=jf-cCL3TOCo
Lambert, Hendricks & Ross「Yeh-Yeh!」
 https://www.youtube.com/watch?v=s018gmdelEY
Claude Francois「Alors Salut!」
 https://www.youtube.com/watch?v=0JUi6CHiIWg
Kate Ceberano「Yeh-Yeh!」
 https://www.youtube.com/watch?v=AdbeP_RulYc

「The Peanut Vendor」
Moises Simons/Marion Sunshine/Wolfe Gilbert作。開放的なラテン・ジャズ。カラッとした晴れやかさが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=BVATcxtMic4

「Go Git It!」
Bobby Capers作。モッド・ジャズと一緒に聴きたい、ノリの良いラテン・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=_SNyfIW9gOg

「Bayou Roots」
Pat Patrick作。疾走するラテン・リズムがたまらない1曲。クラブジャズの感性で聴いても格好良いと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=E9w7hNTBUZc

「Suavito」
Johnny Pacheco/Senen Suarez作。ラストは格好良いパーカッション・ブレイク入りのラテン・メロウ・グルーヴで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=zn-2ynPH_eA

Mongo Santamariaの他作品もチェックを!

『Sabroso』(1960年)
Sabroso

『Mongo Introduces La Lupe』(1963年)
Mongo Introduces La Lupe

『Mongo at the Village Gate』(1963年)
Mongo at the Village Gate

『La Bamba』(1965年)
ウォーターメロン・マン

『El Bravo!』(1965年)
エル・ブラーヴォ!

『Soul Bag/Stone Soul』(1968/1969年)
Soul Bag/Stone Soul

『Feelin' Alright』(1970年)
Feelin Alright

『Mongo '70』(1970年)
Mongo '70

『Mongo's Way』(1971年)
モンゴズ・ウェイ(紙ジャケット仕様)(BOM24077)

『At Montreux』(1971年)
モンゴ・アット・モントルー

『Up From the Roots』(1972年)
Up From Roots

『Afro Indio』(1975年)
Afro Indio

『Sofrito』(1976年)
Sofrito

『A La Carte』(1976年)
La Carte

『Dawn (Amanecer)』(1977年)
夜明け

『Red Hot』(1979年)
レッド・ホット

『Soy Yo』(1987年)
Soy Yo
posted by ez at 01:04| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月20日

Sergio Mendes『The Swinger From Rio』

『Timeless』ジャケの元ネタです☆Sergio Mendes『The Swinger From Rio』
Swinger From Rio by Sergio Mendes
録音年:1964年
ez的ジャンル:ボッサ・ジャズ
気分は... :マネジメントよりイメージメント!

久々にSergio Mendesです。
セレクトしたのは1964年レコーディング(リリースは1966年)の『The Swinger From Rio』です。

当ブログでこれまで紹介してきたSergio Mendes作品は以下の11枚。

 『Brasil '65』(1965年)
 ※Wanda Sa(Wanda De Sah)Rosinha De Valencaとの共演作
 『Herb Alpert Presents Sergio Mendes & Brasil '66』(1966年)
 『Equinox』(1967年)
 『Look Around』(1968年)
 『Fool On The Hill』(1968年)
 『Sergio Mendes' Favorite Things』(1968年)
 『Crystal Illusions』(1969年)
 『Stillness』(1970年)
 『Vintage 74』(1974年)
 『Home Cooking』(1976年)
 『Sergio Mendes & the New Brasil '77』(1977年)

本作『The Swinger From Rio』は、Sergio Mendes & Brasil '66でブレイクする前のインスト・アルバムです。

また、内容以上に『Timeless』(2006年)のジャケの元ネタとなったジャケでお馴染みのアルバムかもしれませんね。

『Timeless』(2006年)
Timeless by Sergio Mendes (2007-05-23)

レコーディング・メンバーはSergio Mendes(p)、Tiao Neto (b)、Chico de Souza (ds)のピアノ・トリオを中心に、Antonio Carlos Jobim(g)、Art Farmer(flh)、Phil Woods (as)、Hubert Laws(fl)といったミュージシャンが参加したジャズ寄りのボッサ・ジャズ作品に仕上がっています。

全11曲中6曲がAntonio Carlos Jobim作品です。

Art Farmer(flh)、Phil Woods (as)、Hubert Laws(fl)といった一流のUSジャズ・ミュージシャンをフィーチャリングし、Jobim本人のギターによるサポートを得ながら、Jobimのボサノヴァ名曲をどう仕上げていくのか、という観点で聴くと楽しいと思います。

ブレイク後の作品にはないSergio Mendesのプリミティヴな魅力を楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「Maria Moita」
Carlos Lyra/Vinicius De Moraes作。当ブログではRosalia De SouzaNara Leaoのカヴァーを紹介済みです。軽快なジャズ・サンバをPhil Woodsのサックスが盛り上げてくれます。セルメンの小粋なピアノもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=z6XLqSf8Z5k

「Sambinha Bossa Nova(So Tinha De Ser Com Voce)」
Antonio Carlos Jobim/Aloysio de Oliveira作。英題「It Could Only Happen with You」。当ブログではTitaDuke Pearsonのカヴァーを紹介済みです。Art Farmerのフリューゲルホーンをフィーチャーした抑えたトーンのボッサ・ジャズに仕上がっています。。
https://www.youtube.com/watch?v=BAkEyqsCjgw

「Batida Diferente」
Mauricio Einhorn/Durval Ferreira作。当ブログではCannonball AdderleyRoberto MenescalTamba Trioのヴァージョンを紹介済みです。Hubert Lawsのフルートをフィーチャーした小気味良いジャズ・サンバで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=gobbGObya_k

「So Danco Samba」
Antonio Carlos Jobim/Vinicius De Moraes作のボサノヴァ名曲をカヴァー。作者Jobimのギターも加わった瑞々しい「So Danco Samba」を堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=ydccifkFnMA

本曲に関して、当ブログではSergio Mendes & Brasil'66Wanda Sa(Wanda De Sah)Tamba TrioRoberto MenescalGimmicksJazzlife SextetStan Getz & Luiz BonfaPeter FesslerTill BronnerA TresCharlie Byrdのカヴァーを紹介済みです。

「Pau Brazil」
Sergio Mendesのオリジナル。Hubert Lawsのフルートをフィーチャーし、ジャズ寄りの演奏を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=gkYSXm9NQpY

「The Girl From Ipanema」
Antonio Carlos Jobim/Vinicius De Moraes作のボサノヴァ名曲「イパネマの娘」をカヴァー。作者Jobimのギターも加わった落ち着いたボッサ・ジャズに仕上がっています。Art Farmerのフリューゲルホーン・ソロも味わいがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=qpAROg0PGa0

本曲について、当ブログではTamba TrioAgustin Pereyra LucenaDiane Denoir/Eduardo MateoRoberto MenescalBossacucanova & Roberto MenescalSheila Landis/Rick MatlePapikTrio 3DFreddie McCoyLaurindo AlmeidaCharlie ByrdSirius Bのカヴァーも紹介済みです。

「Useless Panorama」
Antonio Carlos Jobim作。Art Farmerのフリューゲルホーンをフィーチャーし、抑えたシブさが魅力のボッサ・ジャズに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=0uFyUrpR6ow

「The Dreamer (Vivo Sonhando)」
Vinicius de Moraes/Antonio Carlos Jobim作の名曲カヴァー。Phil Woodsのサックスがリードする素敵なボッサ・ジャズに仕上がっています。個人的にはアルバムで一番のお気に入りです。
https://www.youtube.com/watch?v=F2UwMsrCb9s

本曲について、当ブログではWanda Sa(Wanda De Sah)Diane Denoir/Eduardo MateoRosalia De SouzaEliane Eliasのカヴァーを紹介済みです。

「Primavera」
Carlos Lyra作。当ブログではO Quartetoのカヴァーも紹介済みです。Hubert Lawsのフルートをフィーチャーした穏やかなボッサ・ジャズに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=W6ftoDyZDk0

「Consolacao」
Baden Powell作。ピアニストSergio Mendesのプレイを存分に満喫できるアフロ・サンバ。ミステリアスな疾走感が格好良いです。
https://www.youtube.com/watch?v=UG_QEuMvqpU

本曲について、当ブログではTamba 4Tenorio Jr.Celso FonsecaA Bossa EletricaAgustin Pereyra LucenaSambalanco TrioSirius BNara LeaoTrio 3DWanda de Sah featuring The Sergio Mendes Trio With Rosinha De Valencaのカヴァーを紹介済みです。

「Favela (O Morro Nao Tem Vez)」
Antonio Carlos Jobim/Vinicius de Moraes作の名曲カヴァー。ラストはHubert Lawsのフルートをフィーチャーし、作者Jobimのギターが優しくリードするメロウ・ボッサで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=JLiwkXfjomc

本曲について、当ブログではSambalanco TrioWanda de Sah featuring The Sergio Mendes Trio With Rosinha De ValencaSimone MorenoSirius Bのカヴァーを紹介済みです。

Sergio Mendes作品の過去記事もご参照下さい。

Wanda de Sah featuring The Sergio Mendes Trio With Rosinha De Valenca『Brasil '65』(1965年)
ブラジル'65

『Herb Alpert Presents Sergio Mendes & Brasil'66』(1966年)
マシュ・ケ・ナーダ

『Equinox』(1967年)
分岐点~コンスタント・レイン

『Look Around』(1968年)
Look Around

『Fool On The Hill』(1968年)
フール・オン・ザ・ヒル

『Sergio Mendes' Favorite Things』(1968年)
Favorite Things

『Crystal Illusions』(1969年)
クリスタル・イリュージョンズ

『Stillness』(1970年)
スティルネス

『Vintage 74』(1974年)
Vintage '74

『Home Cooking』(1976年)
Homecooking

『Sergio Mendes & the New Brasil '77』(1977年)
Sergio Mendes & The New Brasil 77 by Sergio Mendes & Brasil '77
posted by ez at 01:08| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月06日

Ike Quebec『Bossa Nova Soul Samba』

生前最後のレコーディングはボッサ・ジャズ☆Ike Quebec『Bossa Nova Soul Samba』
Bossa Nova Soul Samba
録音年:1962年
ez的ジャンル:Blue Noteボッサ・ジャズ
気分は... :セピア色のボッサ・ジャズ!

今回は60年代ボッサ・ジャズからIke Quebec『Bossa Nova Soul Samba』(1962年)です。

Ike Quebecは1918年ニュージャージー州ニューアーク生まれのサックス奏者。

1940年代からミュージシャンとして活動を開始。
1944年から1951年まではCab Callowayのオーケストラで活躍しました。また、40年代後半にはBlue Noteでレコーディングしています。

50年代に入るとプレイから遠ざかっていた時期がありましたが1959年にカムバックしています。

60年代に入り、『Heavy Soul』『It Might as Well Be Spring』『Blue & Sentimental』『Easy Living』『Bossa Nova Soul Samba』といった作品をBlue Noteでレコーディングしましたが、肺がんのため1963年1月16日に死去しています。

本作『Bossa Nova Soul Samba』は結果的にQuebec生前最後のレコーディングとなった作品です。

タイトルの通り、ボッサ・ジャズにアプローチしています。

レコーディング・メンバーはIke Quebec(ts)、Kenny Burrell(g)、Wendell Marshall(b)、Willie Bobo(ds)、Garvin Masseaux(chekere)。

個人的にはKenny Burrell作の「Loie」、サウダージな「Me 'n You」、哀愁ボッサ・ジャズの「Shu Shu」「Favela」あたりが僕のおススメです。

ドヴォルザーク「家路」リスト「愛の夢」といったクラシック名曲のボッサ・ジャズ・カヴァーも楽しめます。

抑えたトーンのボッサ・ジャズは、セピア色が似合うに秋ジャズとしても聴けるのでは?

全曲紹介しときやす。

「Loie」
Kenny Burrell作。Kenny Burrellが愛妻に捧げた曲であり、作者Burrellのリーダー作『Guitar Forms』(1965年)でも演奏されています。さり気ないですがロマンティックなQuebecのプレイがいい感じのオトナのボッサ・ジャズ。作者Burrellのギターにもグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=WL3lJITPb8U

La Excepcion「Semuera La Madre」のサンプリング・ソースとなっています。
La Excepcion「Semuera La Madre」
 https://www.youtube.com/watch?v=C0jqRrC2rr0

「Lloro Tu Despedida」
Facundo Cabral/Joraci Camargo/Emanuel Lacordaire作。ムーディーなQuebecのプレイが印象的なボッサ・ジャズらしい演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=-IlHvYX_Ylw

「Goin' Home」
Antonin Dvorak作。偉大な作曲家ドヴォルザークの「家路」をカヴァー。お馴染みのクラシック名曲をボッサ・ジャズへ変貌させています。意外なセレクトですがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=GBXpdqe53rc

KALRI$$IAN「Bo Tic Bo」のサンプリング・ソースとなっています。
KALRI$$IAN「Bo Tic Bo」
 https://www.youtube.com/watch?v=lJjieNakLfk

「Me 'n You」
Ike Quebec作。抑えたトーンのQuebecのプレイが実にサウダージでいい感じです。それに呼応するBurrellのギター・ソロも流石です。
https://www.youtube.com/watch?v=OPX1oqy0peI

「Liebestraume」
Franz Liszt作。リストの「愛の夢」をカヴァー。ここでもクラシック名曲をムーディーなボッサ・ジャズへ変貌させています。
https://www.youtube.com/watch?v=B4XIl8UiudA

「Shu Shu」
Antonio Almeida/Carlos Monteiro DeSouza作。哀愁モードの演奏がたまりません。秋風がしみる男の哀愁感といったところでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=rsxvDrrfwTE

「Blue Samba」
Ike Quebec作。Quebecのオリジナルですが、タイトルとは裏腹にサンバでもボサノヴァでもない、南国ムードのブルージーな演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=Hgpi0wZLntc

「Favela」
Joraci Camargo/Heckel Tavares作。Quebecの味わい深いプレイがフィットする僕好みの哀愁ボッサ・ジャズ。
https://www.youtube.com/watch?v=0B_wGRk3W28

「Linda Flor」
Henrique Vogeler作。ラストは軽快なメロウ・ボッサ・ジャズで締め括ってくれます。Burrellのギターが映えるカフェで聴きたいボッサ・ジャズですね。
https://www.youtube.com/watch?v=pbs_Oe3evVY

Ike Quebecの他作品もチェックを!

『Heavy Soul』(1962年)
ヘヴィー・ソウル

『Blue & Sentimental』(1963年)
ブルー・アンド・センチメンタル

『It Might as Well Be Spring』(1964年)
春の如く
posted by ez at 03:26| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月23日

Nara Leao『Nara Leao』

トロピカリア的な1枚☆Nara Leao『Nara Leao』
リンドネイア
発表年:1968年
ez的ジャンル:トロピカリア系女性MPB
気分は... :神々しく・・・

ブラジルを代表する女性シンガーNara Leaoのトロピカリア的な1枚、『Nara Leao(邦題:リンドネイア)』(1968年)です。

これまで当ブログで紹介したNara Leao作品は以下の6枚。

 『Nara』(1964年)
 『O Canto Livre De Nara』(1965年)
 『Vento De Maio』(1967年)
 『Dez Anos Depois』(1971年)
 『Os Meus Amigos Sao Um Barato』(1977年)
 『Com Acucar Com Afeto』(1980年)

本作がリリースされた1968年はブラジルで起きた音楽を中心としたカウンター・カルチャー運動トロピカリア(トロピカリズモ)の金字塔的アルバム『Tropicalia: ou Panis Et Circencis』がリリースされた年です。

Naraは同作にCaetano VelosoGilberto GilGal CostaOs Mutantesらと共に参加していました。

そんな影響も受けて、本作『Nara Leao』もトロピカリア的な1枚に仕上がっています。

プロデュースはManuel Barenbein
Rogerio Dupratがアレンジを手掛けています。

『Tropicalia: ou Panis Et Circencis』収録曲も取り上げていますが、半数以上は1900〜1940年代の曲であり、"ディスカヴァー・ブラジル"といった側面もあります。

Nara Leao作品としては異色作かもしれませんが、トロピカリアのムーヴメントを踏まえて聴くと楽しめる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Lindoneia」
Caetano Veloso作。『Tropicalia: ou Panis Et Circencis』にも収録されていたヴァージョンと同じです。エレガントなオーケストレーションをバックに、Naraが雰囲気たっぷりに歌うボレロ調の仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=zWK5SUsiYMo

「Quem E」
Custodio Mesquita/Joracy Camargo作。ショーロのトラッドをトロピカリア的なアレンジで聴かせてくれます。何処となくフレンチ・ポップ調なのがいいですね。

「Donzela Por Piedade Nao Perturbes」
J. S. Arvelos作。ノスタルジックなアレンジの哀愁トラッドをNaraが寂しげに歌います。
https://www.youtube.com/watch?v=yS2Th7PfWwY

「Mamae Coragem」
Torquato Neto/Caetano Veloso作。この曲も『Tropicalia: ou Panis Et Circencis』に収録され、Gal Costaが歌っていました。独特のミステリアスな音世界がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=ueOMCX7WL1g

「Anoiteceu」
Francis Hime/Vinicius De Moraes作。美しいストレングスをバックに疾走するジャズ・サンバ調の仕上がり。少し憂いを帯びたNaraの歌声が雰囲気あっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=EbziYHYR5AA

「Modinha」
Manuel Bandeira/Heitor Villa Lobos作。哀愁トラッドを寂しげに歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=MzFczQJ-eUw

「Infelizmente」
Lamartine Babo作。ノスタルジックな古典をモダンなアレンジで実にスマートに聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=QMoXsN5Ni_Y

「Um Chorinho Chamado Odeon」
Ernesto Nazareth/Vinicius De Moraes作。古典ショーロにNaraの依頼でViniciusが歌詞をつけたもの。そんな思い入れの強い曲を表情豊かに歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=OA1Ue5Mik5M

「Mulher」
Custodio Mesquita/Sady Cabral作。エレガントなアレンジをバックに、Naraもムーディーに歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=ZFXgMtB_HH8

「Medroso De Amor」
Alberto Nepomuceno/Juvenal Galeno作。美しくも切ない哀愁メロディを寂しげに歌います。
https://www.youtube.com/watch?v=2OofSlHD7yU

「Deus Vos Salve Esta Casa Santa」
Caetano Veloso/Torquato Neto作。当ブログではTerra Trioのカヴァーも紹介済みです。少しバロック調のRogerio Dupratのアレンジが冴える哀愁メロウに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=xuLaX0nA5xk

「Tema De "Os Inconfidentes"」
Cecilia Meireles/Chico Buarque作。ラストは哀愁メロディをメリハリのあるヴォーカルで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=mw_fP6lK1x0

Nara Leaoの過去記事もご参照下さい。

『Nara』(1964年)
ナラ

『O Canto Livre De Nara』(1965年)
ナラ自由を歌う+2

『Vento De Maio』(1967年)
5月の風+1

『Dez Anos Depois』(1971年)
美しきボサノヴァのミューズ

『Os Meus Amigos Sao Um Barato』(1977年)
ナラと素晴らしき仲間たち

『Com Acucar Com Afeto』(1980年)
お砂糖と愛情で
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2019年10月05日

Pucho & His Latin Soul Brothers『Heat』

ラテン・ジャズでヒート・アップ☆Pucho & His Latin Soul Brothers『Heat』

pucho & the latin soul brothers‎ heat jungle fire,jpg.jpg

発売年:1968年
ez的ジャンル:グルーヴィー・ラテン・ジャズ
気分は... :果報は練って待て!

60年代ラテン・ジャズからPucho & His Latin Soul Brothers『Heat』(1968年)です。

ティンバレス奏者"Pucho"ことHenry Brown(1938年生まれ)が率いたラテン・ジャズ・グループPucho & The Latin Soul Brothers(Pucho & His Latin Soul Brothers)の紹介は、『Yaina』(1971年)、『Tough!』(1966年)に続き3回目となります。

上記ジャケは『Jungle Fire』(1970年)との2in1CDであり、Amazonへのリンクも同作のものです。

単体ジャケはこんな感じです。

『Heat』(1968年)※アナログ盤
Heat! [12 inch Analog]

レア・グルーヴ人気作『Jungle Fire』(1970年)を取り上げても良かったのですが、よりラテン・ジャズ色の強い『Heat』(1968年)をセレクトしました。

Pucho(timbales)以下、Jim Phillips(b)、Neal Creque(p、org)、Norberto Appellaniz (bongos)、Cecil Jackson(congas)、Eddie Pazant (ts、bs、fl)、Alvin Pazant(tp)、Willie Bivens(vibe)、Jackie Soul(vo)、The Soul Sisters(vo)等がレコーディングに参加しています。

プロデューサーはDon Schlitten 、アレンジはNeal Creque

「Georgia On My Mind」「I Can't Stop Loving You」「Let Love Find You」「Payin' Dues」といったJackie Soulのエモーショナルなヴォーカル曲をフィーチャーした4曲が目立ちます。

それ以外に、サイケデリック・ラテン・ジャズ「The Presence Of Your Heart」、タイトル曲「Heat」も僕のお気に入りです。

グルーヴィーなラテン・ジャズ/ラテン・ソウルを楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「Heat」
Jim Phillips作。タイトル曲はムーディーなようで引き締まった魅惑のラテン・ジャズ。独特の妖しさがあっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=YDgFl3AcYPY

「Georgia On My Mind」
Ray Charlesヴァージョンでお馴染み、ジョージア州歌にもなったスタンダードをカヴァー(Hoagy Carmichael/Stuart Gorrell作)。当ブログではGeoff & Maria Muldaurのカヴァーも紹介済みです。アッパーなラテン・ジャズに乗って、Jackie Soulがエモーショナルなヴォーカルを聴かせてくれるエキサイティングな「Georgia On My Mind」です。ヴァイヴのアクセントがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=87KQJ5pk2ok

「The Presence Of Your Heart」
Neal Creque作。ムーディーなラテン・ジャズをしっとりと聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=O9iwSEPO43Q

「Psychedelic Pucho」
Jim Phillips/Neal Creque/Pucho作。タイトルの通り、サイケデリックなラテン・ジャズを満喫できます。特にPuchoのティンバレスが炸裂するエキサイティングな後半は圧巻です。
https://www.youtube.com/watch?v=JJNgVp46Px8

「I Can't Stop Loving You」
Don Gibsonのカントリー・ヒットをカヴァー。Jackie Soulのヴォーカルをフィーチャーしたラテン・ソウルはなかなかキャッチーです。
https://www.youtube.com/watch?v=MI6hJLGzzno

「Wanderin' Rose」
Neal Creque作。作者Neal Crequeをはじめ、メンバーのラテン・ジャズに止まらない音楽性の幅を感じる味わい深いインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=Ox_xmEKo4Qg

「Let Love Find You」
Jackie Soul/Neal Creque作。Jackie Soulのヴォーカルをフィーチャーしたラテン・ソウル。男臭いラテン・ワールドって感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=IR3hbdYYX-Q

「Candied Yam」
Neal Creque作。フルートが先導する哀愁ラテン。ヴァイヴの響きが似合います。
https://www.youtube.com/watch?v=KU6BbinKCcE

「Payin' Dues」
Jackie Soul/Neal Creque作。ラストはJackie Soul、The Soul Stirrersのヴォーカルをフィーチャー。鮮やかなホーン・アンサンブルが印象的なグルーヴィー・ラテン・ソウルで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=OCZTnDc02hQ

『Tough!』(1966年)
タフ!

『Yaina』(1971年)
Yaina
posted by ez at 03:10| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする