2019年09月20日

Lou Donaldson『Lush Life』

ロマンチックなスタンダード集☆Lou Donaldson『Lush Life』
Lush Life
録音年:1967年
ez的ジャンル:ロマンチック・スタンダード・ジャズ
気分は... :ムーディーに・・・

夜中に仕事をしながら、映画『チワワちゃん』を鑑賞中。

岡崎京子さん原作の映画は『ヘルタースケルター』、『リバーズ・エッジ』も際どくエロい面白さがあったけど、コレにもそういう魅力があります。幸せ/不幸の表裏一体、人生の刹那的儚さ・・・好きだなぁ、この路線☆

でも、人生は儚くとも今週はロマンティックな気分で過ごしたい!
火曜からロマンティック・モードが持続しているので今週はこの路線で・・・

ソウル・ジャズ好きから高い支持を得ているジャズ・アルトサックス奏者Lou DonaldsonBlue Noteでレコーディングした『Lush Life』(1967年)です。

これまで当ブログで紹介したLou Donaldson作品は以下の6枚。

 『Alligator Bogaloo』(1967年)
 『Mr. Shing-A-Ling』(1967年)
 『Midnight Creeper』(1968年)
 『Hot Dog』(1969年)
 『Everything I Play Is Funky』(1970年)
 『Pretty Things』(1970年)

本作(1967年)は、ヒット・アルバム『Alligator Bogaloo』の1つ前にレコーディングされた作品ですが、『Alligator Bogaloo』以降のソウル・ジャズ路線とは大きく異なるロマンチックなスタンダード集です。

1967年にレコーディングされ、ジャケやレコード番号も決定していたにも関わらず、長らくお蔵入りになっていた作品ですが、参加メンバーの充実ぶりも手伝い評価の高い1枚です。まぁ、ソウル・ジャズなLou Donaldson期待すると拍子抜けするでしょうが・・・

レコーディング・メンバーはLou Donaldson(as)、Freddie Hubbard(tp)、Garnett Brown(tb)、Jerry Dodgion(as、fl)、Wayne Shorter(ts)、Pepper Adams(bs)、McCoy Tyner(p)、Ron Carter(b)、Al Harewood(ds)。

Duke Pearsonがアレンジを手掛けています。

オーセンティックでムーディーなスタンダード・バラード集です。
立役者は主役Donaldson以上にPearsonかもしれませんが・・・

スタンダード・ジャズを聴きながら、
映画『チワワちゃん』を鑑賞!
今週の僕はこんなモード♪

全曲紹介しときやす。

「Sweet Slumber」
Lucky Millinder/Al J. Neiburg/Henri Woode作。1943年Lucky Millinder & His Orchestraが初レコーディングしたスタンダード。いきなり皆がイメージするDonaldsonとはかけ離れたどムーディーなバラードが演奏されます。Hubbardも、Shorterも、Tynerもひたすらムーディーにプレイします。
https://www.youtube.com/watch?v=SLi7nALkup8

「You've Changed」
Bill Carey/Carl Fischer作。僕の一番のお気に入り。実に雰囲気のあるバラード。主役Donaldsonもいいですが、ここではTynerのリリカルなピアノが聴きどころです。
https://www.youtube.com/watch?v=ydQqYgII5uQ

「The Good Life」
Sacha Distel/Jack Reardon作。有名なポピュラー・ソングのカヴァー(フランス語原題「La Belle Vie」)。当ブログではGary McFarlandAnn Burtonのカヴァーを紹介済みです。お馴染みの名曲をスタンダード然としたエレガントなアレンジで聴かせてくれます。このあたりはDuke Pearsonの手腕が光ります。
https://www.youtube.com/watch?v=6rlqMPlRpjI

「Stardust」
Hoagy Carmichael作の有名スタンダードをカヴァー。当ブログではClifford BrownThe Louis Hayes Groupのカヴァーを紹介済みです。定番スタンダードをエレガントな雰囲気で聴かせてくれます。色気のあるDonaldsonのプレイを堪能しましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=9eVRAIIy_yM

「What Will I Tell My Heart」
Irving Gordon/Jack Lawrence/Peter Tinturin作。少し気取った雰囲気のDonaldsonのブロウがいい感じです。「You've Changed」に次ぐ僕のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=u2jpc7-HLxs

「It Might as Well Be Spring」
Oscar Hammerstein II/Richard Rodgers作。映画『State Fair』のために1945年に書かれ、アカデミー賞のBest Original Songを受賞した名曲をカヴァー。当ブログではStacey Kentのカヴァーを紹介済みです。これでもかという位ムーディーな演奏を聴かせてくれます。ここでもTynerのリリカルなピアノが冴え渡ります。
https://www.youtube.com/watch?v=V5TT6GihafQ

「Sweet and Lovely」
CDボーナス・トラック。Gus Arnheim/Jules LeMare/Harry Tobias作のスタンダード。当ブログではBill EvansThelonious Monk & Gerry MulliganThe Kenny Clarke-Francy Boland Big Bandのカヴァーを紹介済みです。ムーディーな中にもブルージーな味わいが漂うのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=XSfRu0m676k

Lou Donaldsonの過去記事もご参照下さい。

『Alligator Bogaloo』(1967年)
Alligator Bogaloo

『Mr. Shing-A-Ling』(1967年)
Mr Shing-A-Ling

『Midnight Creeper』(1968年)
The Midnight Creeper

『Hot Dog』(1969年)
ホット・ドッグ

『Everything I Play Is Funky』(1970年)
Everything I Play Is Funky

『Pretty Things』(1970年)
Pretty Things
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2019年09月04日

Bill Evans Trio Featuring Scott La Faro『Sunday At The Village』

究極のピアノ・トリオによる名盤☆Bill Evans Trio Featuring Scott La Faro『Sunday At The Village』
サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード+5
録音年:1961年
ez的ジャンル:究極のピアノ・トリオ
気分は... :古典を侮るなかれ!

偉大なジャズ・ピアニストBill EvansScott LaFaro(b)、Paul Motian(ds)との最強トリオを組んでいたときの名盤『Sunday At The Village』(1961年)です。

当ブログではこれまで紹介したBill Evans(1929-1980年)作品は以下の9枚。

 『Portrait In Jazz』(1959年)
 『Explorations』(1961年)
 『Waltz For Debby』(1961年) 
 『Undercurrent』(1962年) ※Jim Hallとの共演
 『Waltz For Debby』(1964年) ※Monica Zetterlundとの共演
 『Alone』(1968年)
 『I Will Say Goodbye』(1977年)
 『You Must Believe In Spring』(1977年)
 『New Conversations』(1978年)

Scott LaFaro(b)、Paul Motian(ds)とのトリオでRiversideに残した『Portrait In Jazz』(1959年)、『Explorations』(1961年)、『Sunday At The Village』(1961年)、『Waltz For Debby』(1961年)という4枚は、今でも語り継がれる究極のピアノ・トリオ作品ですね。

ご存知の通り、本作『Sunday At The Village』『Waltz For Debby』と同じく、1961年6月25日ニューヨークの名門ジャズクラブVillage Vanguardにおけるライブ録音です。そして、翌月の7月6日にトリオの盟友Scott LaFaroが交通事故で逝去してしまったことで、この最強トリオに突然の終止符が打たれました。

最近の僕は本作のようなド定番の作品を聴く機会がすっかり少なくなってしまいましたが、Scott LaFaroとの四部作のうち、本作が未エントリーなのに気づき、今回取り上げることにしました。久々に聴きましたが、改めて素晴らしいピアノ・トリオ作品である再認識しています。

LaFaroの死後リリースされた本作はLaFaroをフィーチャリングする作品となっており、オープニングとエンディングはLaFaroのオリジナル曲が配置されています。

『Waltz For Debby』同様に、全編が最強トリオの美学で貫かれた演奏となっています。特に、EvansのピアノとLaFaroのベースのバランスが絶妙です。僕の好きな日本的美意識に通じるBill Evansワールドを堪能できます。

個人的には人気のスタンダード・カヴァー「Alice In Wonderland」、LaFaroのオリジナル「Gloria's Step」「Jade Visions」の3曲がお気に入りです。勿論、残るGershwinカヴァー「My Man's Gone Now」Miles Davisカヴァー「Solar」、Cole Porterカヴァー「All Of You 」も素晴らしい演奏です。

最近、古典的名著や名著を再評価する書籍を好んで読み直し、気づき、学びを得ることが多くなっています。ジャズも同じで昔の定番作品を聴き直すのって大事かもしれませんね。

全曲紹介しときやす。

「Gloria's Step (Take 2)」
Scott LaFaro作。Bill Evans作品を聴くと、非対称、未完成、儚いなものに美を見出す日本的美意識に通じるものを感じますが、この演奏なんか正にそうですね。予定調和ではない不安定な美学が貫かれた演奏に惹かれてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=rARGPAkIcw4

「Gloria's Step (Take 3)」
CDボーナス・トラック。「Gloria's Step」の別テイクです。LaFaroのプレイを堪能できる演奏ですが、演奏全体としてはオリジナルのテイク2に分がありますね。
https://www.youtube.com/watch?v=9VJa_xHyetw

「My Man's Gone Now」
George Gershwin作。オペラ『Porgy and Bess』の中の1曲。哀愁バラードをしっとりと聴かせます。哀しみのその先に見えてくる美しさのような演奏がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=R5rF1rAOY2w

「Solar」
Miles Davisのカヴァー。オリジナルは『Walkin'』(1954年)に収録されています。本作の中で一番アップテンポの演奏です。静寂の中で繰り広げられる三者のバトルのような緊張感のある演奏が印象的です。特にLaFaroのベースにフォーカスして聴いているとシビれますね。
https://www.youtube.com/watch?v=A6g1FrlC0ok

「Alice In Wonderland (Take 2)」
映画『Alice in Wonderland』(1951年)のテーマ曲(Sammy Fain作)をカヴァー。名曲をこのトリオらしい美学で聴かせてくれるロマンティックな演奏です。美しいEvansのピアノと、それを引き立てるLaFaroのベースの組み合わせがサイコーです。初心者から上級者まで満足させる至極のバラードですね。
https://www.youtube.com/watch?v=HgwPvFeBRIw

「Alice In Wonderland (Take 1)」
CDボーナス・トラック。「Alice In Wonderland」の別テイクです。2テイク連続で聴くと、テイク1を踏まえてのテイク2って感じが伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=6XrdE7bpHL4

「All Of You (Take 2)」
Cole Porter作のスタンダードをカヴァー。スタンダードをEvans流ジャズへと大胆に変貌させています。EvansのピアノとLaFaroのベースの対比を追って聴いていると楽しいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=GCQJX3Cx8g8

「All Of You (Take 3)」
CDボーナス・トラック。「All Of You」の別テイクです。テイク2とは異なる聴きやすさがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=HOAEn5gHNiY

「Jade Visions (Take 2)」
Scott LaFaro作。ラストはLaFaroのオリジナルで締め括ってくれます。わび・さびを感じるBill Evans作品らしい余計なものをそぎ落とした演奏がたまりません。LaFaroのベースの一音一音が瞑想モードへ誘ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=RSu22VYKXFY

「Jade Visions (Take 1)」
CDボーナス・トラック。「Jade Visions」の別テイクです。

Bill Evansの過去記事もご参照下さい。

『Explorations』(1961年)
エクスプロレイションズ(紙ジャケット仕様)

『Portrait In Jazz』(1959年)
ポートレイト・イン・ジャズ+1

『Waltz For Debby』(1961年)
ワルツ・フォー・デビイ+4
 
『Undercurrent』(1962年) ※Jim Hallとの共演
アンダーカレント

『Waltz For Debby』(1964年) ※Monica Zetterlundとの共演
ワルツ・フォー・デビー+6 [SHM-CD]

『Alone』(1968年)
ALONE

『I Will Say Goodbye』(1977年)
アイ・ウィル・セイ・グッドバイ+2

『You Must Believe In Spring』(1977年)
You Must Believe in Spring by Bill Evans (2013-06-26)

『New Conversations』(1978年)
未知との対話-独白・対話・そして鼎談(ていだん)
posted by ez at 01:08| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月15日

Laurindo Almeida & The Bossa Nova Allstars『Viva Bossa Nova!』

素敵なイージー・リスニング・ボッサ☆Laurindo Almeida & The Bossa Nova Allstars『Viva Bossa Nova!』
ビバ・ボサノバ
発表年:1962年
ez的ジャンル:脱力系イージー・リスニング・ボッサ
気分は... :今日は一休み・・・

今回はブラジル出身の偉大なギタリストLaurindo Almeida『Viva Bossa Nova!』(1962年)です。

ブラジルを代表する世界的ギタリストLaurindo Almeida(1917-1995年)の紹介は、『Guitar From Ipanema』(1964年)に続き2回目となります。

クラシック、ジャズ、ラテンと幅広い分野で長きに渡り活躍したLaurindo Almeida。60年代前半にレコーディングしたボサノヴァ系作品は今日でも人気です。Laurindo Almeida & The Bossa Nova Allstars名義でリリースした本作『Viva Bossa Nova!』(1962年)は、ボサノヴァ路線の第1弾レコーディングとなります。

レコーディング・メンバーはLaurindo Almeida(g、cavaquinha)以下、Al Viola(g)、Howard Roberts(g)、Max Bennett(b)、Jimmy Rowles(org)、Chico Guerrero(per)、Milt Holland(per)、Shelly Manne(per)、Justin Gordon(fl)、Don Fagerquist(tp)、Bob Cooper(ts)等。

プロデュースはBill MillerDave Cavanaugh

Almeidaのギターを中心としたイージー・リスニング・ボッサですが、本作の場合、ギター・ボッサのみならず、Jimmy Rowlesのオルガンによるオルガン・ボッサ的なエッセンスも楽しめるのがいいですね。1曲の中でギター・ボッサ&オルガン・ボッサの両方を楽しめるお得感があります。

ひたすら心地好いイージー・リスニング・ボッサをお探しの方はぜひどうぞ!

全曲紹介しときやす。

「Naked City Theme」
Billy May作。当ブログではWillie Boboのカヴァーを紹介済みです。華やいだ雰囲気のメロウ・ボッサ。軽快なリズムとメロウ・ギター、ロマンティックなホーン、フルートの組み合わせが素敵なムードを演出します。
https://www.youtube.com/watch?v=75gDZ0dajaU

「Lazy River」
Hoagy Carmichael/Sidney Arodin作のスタンダードをカヴァー。楽しげなボッサ・グルーヴ。Jimmy Rowlesのグルーヴィー・オルガンが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=67UByADNLLo

「Ramblin' Rose」
Nat King Coleでお馴染みのポピュラー・スタンダードをカヴァー(Joe Sherman/Noel Sherman作)。寛いだ雰囲気のバカンス・ボッサといった感じですね。
https://www.youtube.com/watch?v=lp0I1QGayYE

「Maria」
ミュージカル『West Side Story』(1956年)の名曲をカヴァー(Leonard Bernstein/Stephen Sondheim作)。ミュージカル名曲をロマンティックなイージーリスニング・ボッサで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=_FNhBrc3IiU

「Petite Fleur」
Fernand Bonifay/Sidney Bechet作。寂しげな哀愁メロウ・ボッサを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=SjqUF7Gt180

「Teach Me Tonight」
Gene De Paul/Sammy Cahn作のスタンダードをカヴァー。当ブログではElsie Bianchi Trioのカヴァーを紹介済みです。僕好みのロマンティックなメロウ・ボッサです。AlmeidaのギターとJimmy Rowlesのオルガンのバランスがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=he-oqEaB9Ec

「Lollipops And Roses」
グラミー受賞のJack Jonesのヒットで知られるTony Velona作の名曲をカヴァー。僕の一番のお気に入りはコレ。イージーリスニングらしい素敵なメロウ・ボッサに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=jlw5KVJnGSw

「Moon River」
映画『ティファニーで朝食を』の主題歌としてお馴染みのJohnny Mercer/Henry Mancini作品。アカデミー歌曲賞およびグラミーを受賞した大名曲をカヴァー。軽々なテンポのメロウ・ボッサの「Moon River」も悪くありません。Almeidaらしいジェントル・ギターの魅力を満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=ar4BESavOfg

本曲について、当ブログではRoman AndrenOs Tres BrasileirosQuarteto FormaGretchen Parlatoのカヴァーを紹介済みです。

「Desafinado」
Newton Mendonca/Antonio Carlos Jobim作のボサノヴァ名曲をカヴァー。ギター・ボッサとオルガン・ボッサのいいとこ取りな感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-6HS-WViyMo

本曲について、当ブログではこれまでNara LeaoRoberto MenescalGary McFarlandTania MariaOs 3 MoraisO QuartetoGal CostaJoao GilbertoNico Gomez & His Orchestraのヴァージョンも紹介済みです。

「Mr. Lucky」
Henry Mancini作。当ブログではEl Cocoのカヴァーも紹介済みです。フルートの涼しげな音色が似合うサマー・ボッサに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=XmXYSChgzMo

「One Note Samba」
Newton Mendonca/Antonio Carlos Jobim作のボサノヴァ名曲をカヴァー。Almeidaのジェントル・ギターが名曲の魅力を引き出してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=MVkbQERmZdo

本曲について、当ブログではSergio Mendes & Brasil'66以外にもNara Leao、、Trio 3DChris MontezNico Gomez & His Afro Percussion Inc.Stacey KentWanda de Sah featuring The Sergio Mendes TrioTamba TrioPeter Fesslerのカヴァーも紹介済みです。

「Theme From "Route 66"」
TVドラマ『Route 66』のテーマ曲をカヴァー(Nelson Riddle作)。前半はオルガン・ボッサ、後半はギター・ボッサの2段仕立て楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=DjL-nacx_Tg

Laurindo Almeidaの他作品もチェックを!

『Viva Bossa Nova/Ol! Bossa Nova!』(1962/1963年) 2in1CD
Viva Bossa Nova + Ol! Bossa Nova!

Laurindo Almeida Feat. Bud Shank 『Brazilliance Vol. 1/Brazilliance Vol. 2』(1962/1963年) 2in1CD
Vol. 1&2 -Brazilliance of

『Guitar From Ipanema』(1964年)
ギター・フロム・イパネマ

Sammy Davis, Jr. & Laurindo Almeida 『Sammy Davis, Jr. Sings, Laurindo Almeida Plays』(1966年)
Sings & Plays

Stan Getz & Laurindo Almeida『Stan Getz With Guest Artist Laurindo Almeida』(1966年)
STAN GETZ WITH GUEST ARTIST LAURINDO ALMEIDA

『A Man and a Woman 』(1967年)
男と女

『The Look of Love』(1968年)
ザ・ルック・オブ・ラヴ
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2019年07月20日

Bob Thompson, His Chorus And Orchestra『Mmm, Nice!』

男女コーラスの映えるジャズ・オーケストラ作品♪Bob Thompson, His Chorus And Orchestra『Mmm, Nice!』
ンー,ナイス!(紙ジャケット仕様)
発表年:1960年
ez的ジャンル:男女コーラス系系ジャズ・オーケストラ
気分は... :ナイス!

Bob Thompson, His Chorus And Orchestra『Mmm, Nice!』(1960年)です。

Bob Thompson(1924-2013年)は、カリフォルニア州生まれのコンポーザー/アレンジャー/オーケストラ・リーダー。

Roger Nichols & The Small Circle Of FriendsHarpers Bizarreといったソフトロック作品のアレンジでも知られる人ですが、『The Sound Of Speed』(1958年)、『Just for Kicks』(1959年)、『Mmm, Nice!』(1960年)、『On the Rocks』(1960年)といった自身のリーダー作も再評価されています。

さて、本作『Mmm, Nice!』(1960年)ですが、全曲に男女コーラスを配したジャズ・オーケストラ作品です。

ヴォーカル・ワークとジャズ・オーケストラ・サウンドを合わせたトータルなサウンド・センスの冴える1枚に仕上がっています。

カフェ・アプレミディのコンピにも収録されたタイトル曲「Mmm, Nice!」が人気ですが、クラブジャズ好きも気に入りそうな「While We're Young」、華やかなスウィンギー「The Song Is You」、ホーン・アレンジが冴え渡る「Hello, Young Lovers」、スリリングな「Playboy」あたりもおススメです。

Thompsonのアレンジャーとしての才が冴え渡る男女コーラス&ジャズ・オーケストラをご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「Mmm, Nice!」
Bob Thompson作。お色気たっぷりの女性スキャット・コーラスがたまらない、まさにナイス・ラウンジなタイトル曲。カフェ・アプレミディのコンピにも収録されています。
https://www.youtube.com/watch?v=5iJivZs-bkI

「The Song Is You」
Jerome Kern/Oscar Hammerstein II作。リラックスしたスウィンギー・サウンドと華やかな男女コーラスの組み合わせがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=-v51I9mhVmc

「Younger Than Springtime」
Richard Rodgers/Oscar Hammerstein II作。ミュージカル『South Pacific』(1949年)収録曲のカヴァー。スタンダードのジャズ・コーラス・カヴァーといった雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=AJNwQLzW2QY

「People Will Say We're In Love」
Richard Rodgers/Oscar Hammerstein II作。ミュージカル『Oklahoma!』(1943年)収録曲のカヴァー。スウィンギーな疾走感と華やかな男女コーラスがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=dXttm6cq_8c

「They Can't Take That Away From Me」
George Gershwin/Ira Gershwin作。お色気モードのキュートな女性コーラスが映える1曲。華があります。
https://www.youtube.com/watch?v=yV0CLZo34yM

「While We're Young」
Alec Wilder/Morty Palitz/Bill Engvick作。クラブジャズ好きも気に入るであろう格好良い疾走感がいいですね。男女コーラスに加えてヴァイヴの響きがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=nahxO775wlg

「The Best Thing For You」
Irving Berlin作。Thompsonのアレンジ・センスの冴える楽しげな演奏が女性コーラスを引き立てます。
https://www.youtube.com/watch?v=Lks5V19jVAE

「Ain't We Got Fun」
Richard A. Whiting/Raymond B. Egan/Gus Kahn作。リラックスした男女ヴォーカルとメリハリの効いたジャズ・オーケストラが一体化しています。
https://www.youtube.com/watch?v=FupOmg4RHYM

「Hello, Young Lovers」
Richard Rodgers/Oscar Hammerstein II作。ホーン・アレンジが冴え渡る1曲。素敵な男女コーラスも含めて1曲の中にミュージカル的な楽しさが詰まっています。
https://www.youtube.com/watch?v=kQnujfU0cpc

「Do It Again」
George Gershwin/Buddy DeSylva作。演奏を少し抑えめにして女性コーラスを際立てています。
https://www.youtube.com/watch?v=sAhmd-eXEh4

「Joie De Vivre」
Bob Thompson作。小気味よいスウィンギー・サウンドを華やかなコーラスが盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=FUkbOuEEZ9w

「I've Grown Accustomed To Her Face」
Frederick Loewe/Alan Jay Lerner作。ミュージカル『My Fair Lady』(1956年)収録曲のカヴァー。ムーディーな雰囲気です。

「Playboy」
Bob Thompson作。ラストはスリリングなスウィンギー・サウンドでど派手に締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=8hy6pYG-b5w

Bob Thompsonの他作品をチェックを!

『The Sound Of Speed』(1958年)
Sound of Speed

『Just for Kicks』(1959年)
ジャスト・フォー・キックス

『On the Rocks』(1960年)
オン・ザ・ロックス
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2019年07月08日

Sheila Jordan『Portrait Of Sheila』

幻の女性ジャズ・ヴォーカル作品☆Sheila Jordan『Portrait Of Sheila』
Portrait of Sheila
発表年:1962年
ez的ジャンル:女性ジャズ・ヴォーカル
気分は... :忽然と・・・

今回は60年代女性ジャズ・ヴォーカル作品からSheila Jordan『Portrait Of Sheila』(1962年)です。

Sheila Jordan(本名:heila Jeanette Dawson)は1928年ミシガン州デトロイト生まれの女性ジャズ・シンガー。

1952年ジャズ・ピアニストDuke Jordanとの結婚を機にSheila Jordanを名乗るようになります。

1962年、George Russell『The Outer View』収録の「You Are My Sunshine」で初レコーディング。この時の歌声が評判となり、Blue Noteで初リーダー作のレコーディング機会を得ます。こうして制作されたのが本作『Portrait Of Sheila』です。

本作以降しばらく目立った活動はありませんでしたが、70年代以降は断続的に10枚以上のリーダー作をリリースしています。

初リーダー作『Portrait Of Sheila』(1962年)は、忽然と現れ、忽然と消えていったイメージからか"幻のジャズ・ヴォーカル作品"とも形容されるアルバムのようです。

レコーディング・メンバーはSheila Jordan(vo)、Barry Galbraith(g)、Steve Swallow(b)、Denzil Best(ds)という少人数編成。

シンプルなバッキングがSheilaの抑えたトーンの可憐なヴォーカルを際立たせます。ピアノ・トリオではなく、ギター・トリオによるバッキングがSheilaのヴォーカル・スタイルにジャスト・フィットしている気がします。メロウ&クールな美学が貫かれている感じも僕好み!

この独特の雰囲気は"幻のジャズ・ヴォーカル作品"と形容したくなるのも頷けます。

全曲紹介しときやす。

「Falling in Love with Love」
Richard Rodgers/Lorenz Hart作。ミュージカル『The Boys from Syracuse』(1938年)のために書かれた楽曲。白人シンガーらしい可憐な歌声がいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=5VFT2zc1lbI

「If You Could See Me Now」
Tadd Dameron/Carl Sigman作のスタンダードをカヴァー。ギター・トリオらしいメロウなバッキングと切々としたSheilaのヴォーカルが実にフィットしています。
https://www.youtube.com/watch?v=-34UkHqd3B4

「Am I Blue」
Grant Clarke/Harry Akst作品のカヴァー。メロウ&ブルージーなバッキングが、Sheilaの抑えたトーンのキュート・ヴォーカルを際立たせます。
https://www.youtube.com/watch?v=NeU5tS7DFmw

「Dat Dere」
Bobby Timmons作品のカヴァー。オリジナルは『This Here Is Bobby Timmons』(1960年)に収録されています。ここではベースのみのバッキングで、キュートな中にも豊かな表現で歌います。
https://www.youtube.com/watch?v=PhRRg_IYPjc

「When the World Was Young」
M. Philippe-Gerard作のポピュラー・スタンダードをカヴァー。英語歌詞Johnny Mercer作。フランス語のオリジナル・タイトルは「Le Chevalier de Paris」。抑えたトーンながらも情感たっぷりのヴォーカルで哀愁バラードを歌います。
https://www.youtube.com/watch?v=Ad2veKJv77s

「Let's Face the Music and Dance」
Irving Berlin作。Fred Astaire、Ginger Rogers出演の映画『Follow the Fleet』(1936年)で使われた楽曲のカヴァー。当ブログではThe Kenny Clarke-Francy Boland Big Bandのカヴァーも紹介済みです。アップテンポのスウィンギーなバッキングを従え、Sheilaのヴォーカルが軽やかなに弾けます。
https://www.youtube.com/watch?v=lIQAVmZTIUk

「Laugh, Clown, Laugh」
Sam M. Lewis/Joe Young/Ted Fiorito作。序盤はBarry Galbraithのメロウ・ギターとSheilaの抑えたヴォーカルでしっとりと聴かせ、終盤にベース&ドラムが加わる二段構えの構成がいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=2hQ5v5cfTpI

「Who Can I Turn To?」
Alec Wilder/William Engvick作。バッキングはBarry Galbraithのギターのみのメロウ・バラード。甘く切ないSheilaの歌声にグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=pWToLcw0VnE

「Baltimore Oriole」
Hoagy Carmichael/Paul Francis Webster作のスタンダードをカヴァー。当ブログではNicola Conteのカヴァーも紹介済みです。ここでは妖艶な歌声で男心をくすぐります。
https://www.youtube.com/watch?v=4cJb5LlIUHc

「I'm a Fool to Want You」
Joel Herron/Frank Sinatra/Jack Wolf作。Frank Sinatraでお馴染みのスタンダードをカヴァー。当ブログではRobin McKelle & The Flytonesのカヴァーも紹介済みです。哀愁バラードを抑えたトーンながらも雰囲気たっぷりに歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=PTBacWx6deM

「Hum Drum Blues」
Oscar Brown Jr.作。ベースとドラムのみのバッキングにSheilaの艶めかしいヴォーカルが加わり、至極のジャズ・ヴォーカル・ワールドを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=V_e9x-qSd9E

「Willow Weep for Me」
ラストは「柳よ泣いておくれ」の邦題で有名なスタンダード(Ann Ronnell作)をカヴァー。この名曲をブルージーな雰囲気で聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=fbo8qXCir4Q

本曲に関して、当ブログではDexter GordonWynton KellyRed GarlandClifford BrownWes MontgomeryJohn Lewis & Sacha DistelStanley Turrentine with The Three SoundsJohnny Lewis QuartetGene Russellのヴァージョンを紹介済みです。ご興味がある方はそちらの記事もご参照を!

Sheila Jordanの他作品もチェックを!

『Confirmation』(1975年)
Confirmation

Sheila Jordan & Arild Andersen『Sheila』(1977年)
シーラSheila

『Body and Soul』(1986年)
ボディ・アンド・ソウル

『The Crossing』(1986年)
Crossing

『Lost and Found』(1989年)
Lost & Found

『Heart Strings』(1993年)
Heart Strings

『Jazz Child』(1998年)
JAZZ CHILD

Sheila Jordan & Cameron Brown 『I've Grown Accustomed to the Bass』(2000年)
I've Grown Accustomed To The Bass

『Little Song 』(2003年)
LITTLE SONG

Sheila Jordan & E.S.P. Trio『Straight Ahead』(2005年)
STRAIGHT AHEAD

Sheila Jordan & Cameron Brown 『Celebration: Live at Triad』(2005年)
CELEBRATION-LIVE AT THE TRIAD
posted by ez at 01:22| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする