2019年10月20日

Joe Armon-Jones『Turn To Clear View』

Ezra Collectiveメンバーの2ndソロ☆Joe Armon-Jones『Turn To Clear View』
Turn to Clear View
発表年:2019年
ez的ジャンル:ロンドン新世代ジャズ
気分は... :数寄の美学!

新作から南ロンドンのアフロ・ジャズ・ファンク・バンドEzra Collectiveのキーボード奏者Joe Armon-Jonesの2ndソロ・アルバム『Turn To Clear View』です。

1993年オックスフォード生まれ、南ロンドン・ジャズの活況を象徴するアフロ・ジャズ・ファンク・バンドEzra Collectiveのメンバーとして活動する白人キーボード奏者Joe Armon-Jonesの紹介は、1stソロ・アルバム『Starting Today』(2018年)に続き2回目となります。

本作も前作『Starting Today』(2018年)同様、ジャズの枠に囚われないクロスオーヴァーな作品に仕上がっています。

アルバムにはL.A.出身の異才女性R&BアーティストGeorgia Anne Muldrow、ロンドン次世代ジャズを代表する女性サックス奏者Nubya Garcia、前作にも参加していたRas Asheber、UKのHip-HopアーティストJehst、ナイジェリア出身のシンガーObongjayar、ロンドンのアフロビート・バンドKokorokoのメンバーMutale Chashiがフィーチャリングされています。

それ以外にEzra Collectiveの同僚であるJames Mollison(ts)とDylan Jones(tp)、ロンドン次世代ジャズの牽引者の一人であるMoses Boyd(ds)、KokorokoのメンバーOscar Jerome(g)、Shabaka Hutchingsらとのユニット1000 Kingsにも参加したKwAkE BaSs(ds)、David Mrakpor(b)、Luke Newman(vo)といったミュージシャンがレコーディングに参加しています。多くが前作『Starting Today』にも参加していたメンバーです。

プロデュースはJoe Armon-Jones自身。
楽曲はすべてJoe Armon-Jonesのオリジナルです(フィーチャリング・アーティストとの共作含む)。

前作と同じくBrownswood Recordingsからのリリースです。

ダビー感覚の「Icy Roads (Stacked)」「Try To Walk With Me」Georgia Anne Muldrowをフィーチャーしたコズミック・ネオソウル「Yellow Dandelion」、Jehstをフィーチャーした生音Hip-Hop調の「The Leo & Aquarius」Nubya Garciaをフィーチャーしたクラブミュージック的な「You Didn't Care」、アフロ・ビート感覚の「Self:Love」あたりがおススメです。

ロンドン新世代ジャズ・アーティストらしいクロスオーヴァーな音世界を楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Try To Walk With Me」
Ras Asheberをフィーチャー。本作を特徴づけるダビーなオープニング。ダビー感覚のコズミック・ジャズはジャケ・イメージとも合致します。
https://www.youtube.com/watch?v=yHo5mqN9eLQ

「Yellow Dandelion」
Georgia Anne Muldrowをフィーチャー。J Dilla的ビートとツボを心得たホーン・アンサンブルが印象的なコズミック・ネオソウルに仕上がっています。主役Joe Armon-Jonesのキーボードの音色も冴えわたります。
https://www.youtube.com/watch?v=R1Li_bri66k

「Gnawa Sweet」
哀愁たっぷりのホーン・アンサンブルとJoe Armon-Jonesのキーボードが印象的なロンドン新世代ジャズらしいインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=5-BBvxCltg8

「Icy Roads (Stacked)」
先行シングルにもなった曲。KokorokoのメンバーMutale Chashiのベースをフィーチャーした、ドープなダビー感覚が特徴です。今ジャズ×ダブなクロスオーヴァーがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=INGbirNwZAI

「(To) Know Where You're Coming From」
寛いだ雰囲気のなかにもロンドン新世代ジャズならではの風を感じるインスト。Ezra Collectiveの同僚Dylan Jonesのトランペットが格好良いです。
https://www.youtube.com/watch?v=aUYz4jaTKhQ

「The Leo & Aquarius」
Jehstをフィーチャーした生音Hip-Hop調の仕上がり。ジャジーなアングラHip-Hop好きの人も気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=-HngeKiMcxA

「You Didn't Care」
Nubya Garciaをフィーチャー。クラブミュージック的かつコズミックな疾走感が格好良いロンドンらしい演奏です。クラブジャズ好きの人も気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=fmPo9k1YaBI

「Self:Love」
Obongjayarをフィーチャー。ラストはアフロ・ビート感覚の演奏で締め括ってくれます。後半はコズミック・ジャズへ展開します。
https://www.youtube.com/watch?v=DcodODZIGCg

「Aquarius」
国内盤ボーナス・トラック。エクスペリメンタルな演奏が刺激的です。本編にはない面白さがあります。

Joe Armon-Jones関連の他作品もチェックを!

『Starting Today』(2018年)
Starting Today [帯解説 / ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC572)

Ezra Collective『Chapter 7 + Juan Pablo: The Philosopher』(2017年)
Chapter 7 + Juan Pablo: The Philosopher [日本限定独自企画盤]

Ezra Collective『You Can't Steal My Joy』(2019年)
You Can't Steal My Joy
posted by ez at 01:06| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月13日

Marcelo Costa『Vol. 1』

ブラジルのリズム・マスター、初リーダー作☆Marcelo Costa『Vol. 1』
NUMERO UM
発表年:2019年
ez的ジャンル:ブラジリアン・リズム・マスター
気分は... :多摩川氾濫・・・

多摩川が氾濫した模様。
ウチからかなり近い場所での災害なのですが、悠長にTVで映画を見ながら、ブログの記事を書いています。この危機感のなさに自分でも呆れるばかり・・・

新作アルバムからブラジルものの秀逸作Marcelo Costa『Vol. 1』です。

Marcelo Costaは1959年リオデジャネイロ生まれのドラム/パーカッション奏者。

実兄Muri Costaと組んだブラジル・プログレッシブ・ロック・バンドA Barca Do Solでミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせます。

A Barca Do Solが解散した80年代以降はCaetano Velosoをはじめ、Maria BethaniaMarisa MonteAdriana CalcanhottoAna Carolinaなどブラジルを代表するアーティストのレコーディングやライヴ・ツアーに数多く参加しています。

MPBを代表する歌姫Marisa Monteをして、「Marcelo Costaはリズムの名前。ドラムと、あらゆるパーカッションを演奏する。音楽をまとめようと努め、迷える子羊たちを導く牧師」と言わしめるわたりにMuri Costaというミュージシャンの偉大さが現れていると思います。

そんなブラジル音楽シーンを長年に渡って支えてきたリズム・マスターが約45年のキャリアで初のリーダー作としてリリースされたのが本作『Vol. 1』です。

ただし、本作の収録曲は1曲を除き、1994〜1999年にレコーディングされたものであり、約25年の歳月をかけて完成させた自叙伝とも呼びたくなるアルバムです。

レコーディングには、そんなMarceloのキャリアを象徴するように、Caetano VelosoGal CostaAdriana CalcanhottoLulu SantosJaques Morelenbaum、兄Muri Costaといった彼と関わりの深い豪華ゲストが多数参加しています。

Everson MoraesCaculinhaJose Miguel WisnikEveline HeckerLaudir de OliveiraPericles CavalcantiBoca LivreTrio Madeira BrasilDavid Ganc等のアーティストがフィーチャリングされています。

さまざまなゲストを迎え、ゲストの色に合わせてMarceloがサンバを軸に多様なリズム・ワールドを披露してくれます。Marcelo自身のプレイが目立つのではなく、トータルな完成度を目指しているあたりに、Marcelo Costaのアーティストとしての矜持を感じます。

ブラジル音楽ファンにとって、聴き応え十分の1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Meu Bom」
Marcelo Costa Santos作。Caetano Velosoをフィーチャー。Caetanoの弾き語りがアルバムのプロローグ。
https://www.youtube.com/watch?v=Ff1Az3GfzQc

「Na Cadencia do Samba」
この曲のみ近年のレコーディング。Ataulpho Alves/Matilde Alves de Souza/Paulo Gesta作のサンバ名曲「Na Cadencia do Samba」のカヴァー。Everson Moraesのトロンボーンをフィーチャー。女性バック・コーラスを従えサンバ・リズムに乗って、Marcelo自身がヴォーカルをとります。Everson Moraesのトロンボーンがいい味出しています。終盤にはVinicius de Moraesの詩篇が朗読されます。
https://www.youtube.com/watch?v=YGgH2pZW4Z4

「Beija-Me」
Roberto Martins/Mario Rossi作のサンバ名曲をカヴァー。Gal Costa/Caculinhaをフィーチャー。ベテランCaculinhaのオルガンをバックに、Gal Costaが艶ややかなヴォーカルを披露してくれるメロウ・サンバに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=zomQATl_UCM

「Do Fundo do Meu Coracao」
Erasmo Carlos/Roberto Carlo作の80年代のヒット曲をカヴァー。Adriana Calcanhottoをフィーチャーし、しみじみとした雰囲気で聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=XvWVfY0s2UI

「Pesar do Mundo」
Jose Miguel Wisnik/Paulo Neves作。作者Jose Miguel Wisnikのピアノ、ヴォーカル、女性シンガーEveline Heckerのヴォーカル、2017年に逝去したLaudir de Oliveiraのクイーカをフィーチャー。シンプルながらも美しく感動的な音世界を堪能できます。少し寂しげな雰囲気が秋に似合います。
https://www.youtube.com/watch?v=hd_fyZXpqhQ

「Ele Falava Nisso Todo Dia」
Gilberto Gil作。Lulu Santosをフィーチャー。Luluのワイルドなギターを強調したロッキン・チューン。Marceloもロック・バンド出身らしいドラミングで呼応します。
https://www.youtube.com/watch?v=jOjObBGIqHk

「Quem Nasceu」
Pericles Cavalcanti作。個性派男性シンガー・ソングライターPericles Cavalcantiとブラジルを代表するチェロ奏者Jaques Morelenbaumをフィーチャー。さり気ないアコースティック・チューンですが、Morelenbaumのチェロが演奏全体を引き締めてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=UKfGSsQP_EU

「Feitico da Vila」
Noel Rosa/Vadico作のサンバ名曲をカヴァー。Caetano Velosoをフィーチャーし、Zeca Assumpcaoがベースを弾いています。メロウなアコースティック・サンバはCaetano Veloso好きにはたまらない1曲に仕上がっているのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=Fi21RFj6HkE

「Igreja do Pilar」
Toninho Horta作。Toninho Hortaをフィーチャーし、彼の義弟Yuri Popoffがベースを弾きます。Toninho Hortaの素晴らしいギターを満喫できる、大自然の息吹の音像のような美しい演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=3daSu12ne8o

「Alegria」
Arnaldo Antunes作。ベテラン・ヴォーカル・グループBoca Livre、ショーロによる弦楽トリオTrio Madeira Brasilをフィーチャー。Sacha Amback(prog)、Lan Lanh(per)も参加しています。楽しげな雰囲気の中にもモダンなエッセンスも取り入れた素敵なサンバに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=IitVjQm6GiE

「Monsieur」
Muri Costa作。実兄Muri Costaのギター、David Gancのフルートをフィーチャー。Muriのギターが格好良い、疾走感のあるインストです。
https://www.youtube.com/watch?v=RlQG11c9wm8

「Variacoes sobre Coracaozinho (Trilha do filme Tieta do Agreste)」
Caetano Veloso作。Jaques Morelenbaumのチェロをフィーチャー。ラストはMorelenbaumがプロデューサー、Marceloがアシスタント・プロデューサーを務めた映画『Tieta do Agreste』(1997年)のサントラのためにレコーディングされたものの、CD未収録だった楽曲です。厳かな雰囲気でアルバムは幕を閉じます。

今は多摩川氾濫があったとは思えない静けさ・・・
目と鼻の先の出来事なのに現実感がないのはマズイかも?
posted by ez at 01:28| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月10日

Little Dragon『Season High』

80年代シンセ・ポップの影響を感じる5th☆Little Dragon『Season High』
Season High
発表年:2017年
ez的ジャンル:スウェディッシュ・エレクトロニカ
気分は... :雪見!

今回は日系スウェーデン人の女性シンガーYukimi Nagano率いるスウェーデンの4人組バンドLittle Dragon『Season High』(2017年)です。

スウェーデン、ヨーテボリで結成されたYukimi Nagano(vo、per、key)、Fredrik Kallgren Wallin(key、b)、Hakan Wirenstrand(key)、Erik Bodin(ds、key)の4人組Little Dragonの紹介は、デビュー・アルバム『Little Dragon』(2007年)に続き2回目となります。

今年前半の問題作Flying Lotus『Flamagra』でのLittle Dragonをフィーチャリングした「Spontaneous」も印象的でした。

そんなLittle Dragonが2017年にリリースした5thアルバム『Season High』(2017年)。

注目度の高いグループだと思うのですが、リリース時には意外に話題にならなかった気も・・・

アルバムは80年代シンセ・ポップの影響を感じる楽曲が多数収録されています。また、80年代ミネアポリス・ファンク・テイストのオープニング「Celebrate」も印象的です。

デビュー・アルバム『Little Dragon』(2007年)から10年が経っても、貪欲にさまざま音楽スタイルを吸収しようとする姿勢が覗える1枚です。

確信犯的なレトロ・サウンドを満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Celebrate」
80年代ミネアポリス・ファンクの影響を受けたダンサブル・チューンがオープニング。北欧エレクトロニカ×ミネアポリス・ファンクな感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=hC7ybgrg5Ow

「High」
Yukimiの切々としたヴォーカルが心の叫びのように響いてくる内省的な仕上がり。R&B好きの人が聴いても気に入る1曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=-AsLISPht_M

「The Pop Life」
ポップなダンサブル感が印象的なダンサブル・チューン。ポップなのに何処となく寂しげなのがこのグループらしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=MzwCuuOhHvM

「Sweet」
レトロなエレクトロニカ感を強調した1曲。確信犯的なピコピコ・シンセ・サウンドが心地好いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=T5c1xRAU71s

「Butterflies」
ビートレスのシンセ・サウンドをバックにYukimiのヴォーカルが祈りのように聴こえます。

「Should I」
Yukimiのコケティッシュなヴォーカルが映えるキャッチー&プリティなエレクトロニカ。
https://www.youtube.com/watch?v=qGT6IaFM8kw

「Don't Cry」
消え入りそうなヴォーカルながらも聴く者を包み込んでくれるYukimiのヴォーカルに惹かれる1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=U4bUbhcHqyU

「Strobe Light」
80年代シンセ・ポップをモダンにアップデートさせたよう1曲。時代が一周回った感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=wujabGE8aDQ

「Push」
アッパーなダンサブル・チューン。少しヒップ・ハウスみないな感覚もあっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=fR0Uo0y4MH0

「Gravity」
ラストはLittle Dragonらしいミステリアスな哀愁チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Zqd7D4Fqm5A

Little Dragonの他作品もチェックを!

『Little Dragon』(2007年)
Little Dragon

『Machine Dreams』(2009年)
Machine Dreams

『Ritual Union』(2011年)
リチュアル・ユニオン

『Nabuma Rubberband』(2014年)
Nabuma Rubberband
posted by ez at 13:09| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月06日

Cool Million『Stronger』

欧州ディスコ/ファンク最強ユニットの最新作☆Cool Million『Stronger』
Stronger
発表年:2019年
ez的ジャンル:80年代ディスコ/ファンク・リバイバル
気分は... :ノーサイドの清々しさ!

ラグビーは日本代表がサモア代表に見事勝利!
終了間際のボーナス・ポイント獲得トライには興奮しましたね。

普段はラグビーよりサッカー派の僕ですが、今回のラグビーW杯を観戦しながら、試合終了後に罵り合ったり、険悪なムードが漂う国際試合が多いサッカー界は、試合が終了すればノーサイドの精神で互いに健闘を称え合うラグビー文化を見習うべきと強く感じました。

毎試合、ノーサイドの精神に触れることで、ラグビーの魅力を知り、どんどんラグビーが好きになっていく自分がいます。この感動をサッカーW杯でも味わうことができればサイコーなのにね!

今回は80年代ディスコ/ファンク・リバイバルの先駆的ユニットCool Millionの最新アルバム『Stronger』です。

デンマーク人プロデューサーFrank RyleFrank Ryleとドイツ人プロデューサーRob HardtによるユニットCool Millionの紹介は、4thアルバム『Sumthin'Like This』(2015年)、1stアルバム『Going Out Tonight』(2008年)に続き3回目となります。

また、Rob Hardtの別ユニットSeductive Souls『Spirit』(2010年)、Frank Ryleのソロ・アルバム『The Adventures Of Jefferson Keyes』(2016年)も紹介済みです。

Tuxedoと並ぶ80年代ディスコ/ブギー・リバイバルの旗手Cool Million

『Sumthin'Like This』(2015年)以来、約4年ぶりの新作となる5thアルバム『Stronger』も絶好調です。

プロデュースはCool Million自身。
楽曲もすべてメンバーらのオリジナルです。

80年代に活躍したレジェンド男性ソウル・シンガーJames "D-Train" Williamsをはじめ、全曲でヴォーカリストがフィーチャリングされています。

D-Trainをフィーチャーしたタイトル曲「Stronger」、ヴォコーダー使いのエレクトリック・ファンク「I Love The Way You Fly」、アーバン・メロウな「Skintight」「Save Your Love」、夜遊びモードのディスコ・ファンク「Sexability」Matthew Winchesterをフィーチャーしたディスコ・ファンク「Keep On」、スイスの白人女性R&BシンガーFaye Bをフィーチャーしたヴォコーダー使いのミディアム・ファンク「Summer Rain」あたりが僕のお気に入りです。

もはや名人の域に達した彼らのディスコ/ブギー・ワールドを存分に満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Stronger」
James "D-Train" Williamsをフィーチャーしたタイトル曲が本作を象徴しています。サウンドもD-Trainのヴォーカルもストロングな骨太モダン・ブギー!
https://www.youtube.com/watch?v=nYX1EeT6nS8

「I Love The Way You Fly」
コペンハーゲンを拠点とする男性シンガー/プロデューサーSeestをフィーチャー。Ryle『The Adventures Of Jefferson Keyes』(2016年)でもフィーチャリングされていました。ヴォコーダー使いのエレクトリック・ファンク。80年代オマージュ感たっぷりなのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=kDJ-DQEk4vY

「Queen Sugar」
Jasmine Franklinをフィーチャー。コケティッシュなJasmine Franklinのヴォーカルを活かしたミディアム・ファンク。クールなファンク・サウンドとレイジーなヴォーカルの組み合わせがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=i5fI1SVZiYM

「Skintight」
UKの女性シンガーRachel Matthewsをフィーチャー。Rachel Matthewsの魅惑のヴォーカルが映えるアーバン・メロウなミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=nIzyCR1MT4Y

「Save Your Love」
Boogie Back、David A. Tobinをフィーチャー。Boogie BackはGalliano作品等でお馴染みのベーシストErnie McKone。そのBoogie Backのベースラインが冴え渡るアーバンなモダン・ソウルです。
https://www.youtube.com/watch?v=biN7f2Uxdk4

「Sexability」
Kevin Eastをフィーチャー。軽快なギター・カッティング、豪快ホーン・サウンドとともに疾走する爽快ディスコ・ファンク。夜遊びモード全開な感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-taOoxoG0FQ

「Slow Burn Love」
再びJames "D-Train" Williamsをフィーチャー。D-Trainのベテランらしい味わいを活かしたミディアム。円熟のラブ・バラードを満喫しましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=YAUxhQ347bU

「No Matter What」
Yolanda Lavenderをフィーチャー。落ち着いたムードのアーバン・ソウル。オトナなアーバン・ナイトにフィットするのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=rHWk6oguDCI

「Keep On」
Matthew Winchesterをフィーチャー。本曲をハイライトに挙げる人も多いのでは?ブリブリのベースラインが格好良いディスコ・ファンクです。Nile Rodgers調のギター・カッティングもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=vV_BtHZAnIQ

「Come Back Home」
David A. Tobinをフィーチャー。アーバンなミディアム・バラード。David A. Tobinの歌い回しが味があっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=sVo8p_LAhLc

「Share The Light」
Janus Soilandをフィーチャー。テンポを落としたミディアム・ファンク。ガツガツしない余裕綽々な感じがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=sDHAAvl166o

「Your Move」
Sophia Ripleyをフィーチャー。Sophia Ripleyの艶やかなヴォーカルが映えるアーバンなミディアム・バラード。煌びやかなシンセの音色がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=dhUKqlEN56Q

「Summer Rain」
ラストはスイスの白人女性R&BシンガーFaye Bをフィーチャー。ヴォコーダー使いのミディアム・ファンクで締め括ってくれます。チャーミングなFaye Bのヴォーカルとヴォコーダーの組み合わせがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=fZxzBkSx_NY

Cool Millionの他作品やFrank Ryleのソロ・アルバム『The Adventures Of Jefferson Keyes』(2016年)、Rob Hardtの別ユニットSeductive Soulsもチェックを!

『Going Out Tonight』(2008年)
GOING OUT TONIGHT

『Back For More』(2010年)
Back for More

『The Tom Moulton Session』(2010年) ※リミックス・アルバム
Tom Moulton Session

『III』(2012年)
III

『Sumthin'Like This』(2015年)
Sumthin’ Like This

Seductive Souls『Spirit』(2010年)
Spirit

Ryle『The Adventures Of Jefferson Keyes』(2016年)
The Adventures Of Jefferson Keyes
posted by ez at 00:13| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月29日

Tony Momrelle『Best Is Yet To Come』

UK実力派男性ソウル・シンガーの素敵すぎる最新作☆Tony Momrelle『Best Is Yet To Come』
Best Is yet to Come
発表年:2019年
ez的ジャンル:実力派UKソウル・シンガー
気分は... :これは奇跡とは呼ばせない!

いやラグビー日本代表のアイルランド戦勝利は興奮しましたね。
そのせいでブログのアップがかなり遅れてしまいました。

UKの実力派男性ソウル・シンガーTony Momrelleの最新アルバム『Best Is Yet To Come』です。

IncognitoReel People等の作品でお馴染みのUKの男性ソウル・シンガーTony Momrelleの紹介は『Fly』(2014年)に続き2回目となります。

上記ジャケのリンクはAmazon.co.jpデジタル・ミュージックであり、CDではないのでご留意を!ただし、輸入盤CDは発売されており、Amazon.co.jp以外のルートで購入できます。

僕が某大手CDショップで輸入盤を購入したのは7月。
僕の今夏一番のヘビロテ・アルバムですが、何故かAmazon.co.jpではデジタル・ミュージックでの取扱いしかなく、CDの取扱いが始まるまで記事にするのを待とうと思っていたのですが、現時点でもCDの取扱いはありません。

当ブログの方針として、AmazonでCDの扱いある作品の紹介を原則としてきたのですが、紹介がこれ以上遅くなると機を逃してしまう気がするので例外として、Amazon.co.jpデジタル・ミュージックへのリンクで紹介させていただきます。

前置きが長くなりましたが、今夏一番の僕のヘビロテ・アルバム『Best Is Yet To Come』です。

『Keep Pushing』(2015年)以来、約4年ぶりの新作となる『Best Is Yet To Come』

これまでの作品以上にメロディアスな仕上がりで、彼のStevie Wonder調ソウルフル・ヴォーカルの魅力がさらに引き立っているのがいいですね。

メイン・プロデューサーはTony Momrelle本人、Oli LazarusReel People)、Toni Economidesの3名。

それ以外にMike PattoReel People)、Ben JonesAndrew WynenSimon GreyRobin Mullarkeyがプロデュースを手掛けています。

また、Ben JonesSid GauldMaysa Leakがフィーチャリングされています。

個人的に一番のお気に入りは「Sunshine」。それ以外にダンサブルなファンキー・ソウル「Rising Up」、感動的なタイトル曲「Best Is Yet To Come」、ブラジリアン・メロウ・グルーヴ「My Paradise」、サンセット・モードのアコースティック・バラード「I Should Have Loved You More」Stevie Wonder調ヴォーカルの全開の感動バラード「I Wanna Be Loved」、美メロ・バラード「We Can Have It All」など素敵な楽曲がズラリと並びます。

目新しいことはしていませんが、素敵な歌声、楽曲、サウンドで聴く者を惹きつけるミラクルな1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Rising Up」
Tony Momrelle/Oli Lazarus/Toni Economidesプロデュース。オープニングはダンサブルなファンキー・ソウル。Reel Peopleファミリーらしいモダン・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=ROKIXFynkPo

「You Got It」
Ben Jonesプロデュース。Ben Jonesの手腕の冴えるモダン・ソウル。60年代テイストを2019年モードで聴かせてくれるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=R0AqlXBlNEo

「Best Is Yet To Come」
Tony Momrelle/Andrew Wynenプロデュース。タイトル曲は優しさに包まれた感動的なソウル・バラード。聴いているだけで胸が込み上げてきます。
https://www.youtube.com/watch?v=0yNNXSMGusc

「Sunshine」
Ben Jonesをフィーチャー。Ben Jonesプロデュース。僕の一番のお気に入り。ここ数カ月、仕事やプライベートでテンション上げたいときには、この曲を聴きながら現地に向かっていました。ポジティヴなヴァイヴに溢れたソウル・グルーヴは元気と勇気を注入してくれます。ここでもBen Jonesがいい仕事しています。
https://www.youtube.com/watch?v=n38Vj2oqCkM

「My Paradise」
Tony Momrelle/Oli Lazarus/Toni Economidesプロデュース。クラブジャズ的なブラジリアン・メロウ・グルーヴ。こういうテイストがあるのもTony Momrelleの魅力ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=QtOO4LOWtfk

「I Should Have Loved You More」
Sid Gauldのフリューゲルホーンをフィーチャー。Tony Momrelle/Toni Economidesプロデュース。ストリングスを配した美しいアコースティック・バラードはサンセット・モードにフィットします。
https://www.youtube.com/watch?v=8njK_YhOZKs

「We Had Searched For Heaven」
Incognito等でお馴染みのMaysa Leakをフィーチャー。Tony Momrelle/Oli Lazarus/Toni Economidesプロデュース。Maysaのヴォーカルが華を添えてくれるバカンス・モードのミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=4eoVd_E8Me8

「I Wanna Be Loved」
Ben Jonesプロデュース。Stevie Wonder調ヴォーカルの魅力全開の感動バラード。さり気なさのなかに大きな愛を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=ooNav0eIedc

「I Can't Live Without You」
Tony Momrelle/Simon Greyプロデュース。Tonyらしいソウルフルな歌い回しを堪能できるラブ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=ticyk244H3M

「Two Minutes Forty」
Tony Momrelle/Toni Economidesプロデュース。躍動感が魅力のライブ感覚のソウル・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=IXBOLMFzU9M

「We Can Have It All」
Toni Economides/Mike Pattoプロデュース。本作らしい美メロ・バラードを感動的に歌い上げます。愛と勇気をくれる歌声に胸が込み上げてきます。
https://www.youtube.com/watch?v=Q33M54_C_u4

「I Believe To My Soul (Live In London)」
ラストはRay Charlesのカヴァーのライヴ録音。Tony本人がDonny Hathawayを意識したヴォーカルを披露してくれます。Tonyのソウル魂を堪能しましょう。Robin Mullarkeyプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=ovEVNagdEX0

Tony Momrelleの他作品もチェックを!

『Freetime』(1999年)
フリータイム

『Fly』(2014年)
tony momrelle fly.jpg

『Keep Pushing』(2015年)
キープ・プッシング(KEEP PUSHING) (直輸入盤帯ライナー付国内仕様)

また、ご興味がある方はTony Momrelleが参加しているReel Peopleのアルバムもチェックを!

Reel People『Seven Ways To Wonder』(2007年)
Seven Ways to Wonder

Reel People『Reel People Presents Golden Lady』(2011年)
GOLDEN LADY

Reel People『Retroflection』(2018年)
Retroflection
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