2019年09月15日

Moonchild『Little Ghost』

磨きのかかった陽だまりのネオソウル☆Moonchild『Little Ghost』
Little Ghost [輸入盤CD] (TRUCD383)_792
発表年:2019年
ez的ジャンル:L.A.新世代ネオソウル・ユニット
気分は... :癒しのコケティッシュ・ヴォーカル!

新作アルバムからL.A.を拠点に活動する新世代ネオソウル・ユニットMoonChildの最新作『Little Ghost』です。

紅一点のAmber NavranAndris MattsonMax Brykという男性メンバー2名から成るMoonChildの紹介は、2ndアルバム『Please Rewind』(2014年)、3rdアルバム『Voyager』(2017年)に続き3回目となります。

本作『Little Ghost』は、『Please Rewind』『Voyager』に続くTru Thoughtsからの第3弾アルバムとなります。

新作『Little Ghost』でも、Amberのコケティッシュ・ヴォーカルを中心に据えたメロウ&ドリーミーな陽だまりのネオソウル・ワールドが展開されます。

プロデュース&ソングライティングはMoonChild自身。

これまでよりもメンバーの演奏する楽器の幅が増え、サウンドが多彩になった印象を受けます。ただし、あくまでも引き算の音作りで音数を少なく抑えています。メンバー全員が管楽器プレイヤーですが、管楽器サウンドが控えめになっているのも特徴かもしれません。一方、アコギ、ウクレレの音色が聴こえてくる曲はMoonchildの新しい一面を感じます。

全曲充実の1枚ですが、「Too Much To Ask」「The Other Side」「Strength」「Everything I Need」「Money」「Come Over」「Whistling」あたりが特におススメです。

磨きのかかった陽だまりのネオソウル、サイコーです。

全曲紹介しときやす。

「Wise Women」
Amberの抑えた語り口のヴォーカルが印象的なドリーミー・チューンがオープニング。すべてが溶け込んでいく感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=R2aUl6a7ujA

「Too Much To Ask」
アルバムからの先行シングル。Amberのコケティッシュなヴォーカルが映える、このユニットらしい陽だまりのネオソウル。音数を抑えたドリーミーなメロウ・サウンドもサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=G94JCbgAtRI

「The Other Side」
Andrisによるギター、ウクレレ、ピアノの響きが印象的な1曲。これまでにはないMoonchildに出会える素敵な1曲。目を閉じて聴くと、大自然に囲まれているような気分になり癒されます。
https://www.youtube.com/watch?v=zqLU7rXS_3g

「Sweet Love」
穏やかですが少しフューチャリスティックなMoonchildを聴くことができる1曲。カリンバのアクセントがいい感じですね。
https://www.youtube.com/watch?v=qeQQugfoBqI

「Strength」
本作らしいアコギの響きが印象的な1曲。Amberのコケティッシュなヴォーカルも際立ちます。後半のストリングスも抑えめですが効果的です。
https://www.youtube.com/watch?v=xqzLy97BqQU

「Everything I Need」
陽だまりのネオソウルを満喫できる1曲。これぞMoonchild節とでも呼びたくなるAmberのコケティッシュ・ヴォーカルを堪能しましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=vfLpcQjjhzg

「Money」
アナログ・シンセの音色とAmberのヴォーカルの組み合わせが絶妙なメロウ・チューン。凝った音作りをシンプルに聴かせるのも心憎い!
https://www.youtube.com/watch?v=EiBoFw2meAQ

「Nova」
Maxがすべての楽器を演奏しているインスト小曲。
https://www.youtube.com/watch?v=X5eLE4-caCw

「Get To Know It」
メロウ・エレピ×Amberのコケティッシュ・ヴォーカルによる陽だまりのネオソウル。このさり気なさがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=44p6Zo2nk18

「What You're Doing」
この曲も陽だまりのネオソウル感が全開です。Amberの引き立てるソングライティングとアレンジの巧みさを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=3Mvd6hi0Cdc

「Come Over」
グルーヴィーなミディアム。グルーヴィーといっても脱力系なのがMoonchildらしいですね。アルバムのいいアクセントになっていると思います。メンバー3名の管楽器プレイも楽しめるのも嬉しいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=gdvHqZBNkj8

「Onto Me」
完成度の高いメロウ&ドリーミーなネオソウル。陽だまりのネオソウルの成熟度を感じます。Amberのフルートも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=tHw0tfN2pu8

「Whistling」
磨きのかかったAmberのコケティッシュ・ヴォーカルがたまらないミディアム・グルーヴ。シンセのグルーヴ感もいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=aD_MTwvurXs

「Still Wonder」
ラストは秘めた思いを切々と歌うAmberのヴォーカルが印象的なメロウ・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=rZ4NhIO_xZE

「Everything I Need (Instrumental)」
国内盤ボーナス・トラック。「Everything I Need」のインスト・ヴァージョンです。

MoonChildの他作品もチェックを!

『Be Free』(2012年)
Be Free

『Please Rewind』(2014年)
Please Rewind

『Voyager』(2017年)
Voyager [帯解説・歌詞対訳 / ボーナストラック2曲収録 / 国内盤] (BRC549)
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2019年09月08日

Raphael Saadiq『Jimmy Lee』

Raphael Saadiq健在!8年ぶりの新作☆Raphael Saadiq『Jimmy Lee』
Jimmy Lee
発表年:2019年
ez的ジャンル:ベテランR&B/ソウル
気分は... :セルフ・コンパッション!

今回はRaphael Saadiq久々の新作『Jimmy Lee』です。

これまで当ブログで紹介したRaphael Saadiqのソロ作品は以下の4枚。

 『Instant Vintage』(2002年)
 『Ray Ray』(2004年)
 『The Way I See It』(2008年)
 『Stone Rollin'』(2011年)

Tony! Toni! Tone!のメンバーであり、ソロ・アーティスト/プロデューサーとして活躍するRaphael Saadiqですが、ソロ・アルバムとしては『Stone Rollin'』(2011年)以来、実に8年ぶりの新作となります。

本作のタイトル『Jimmy Lee』とは、薬物中毒で亡くなった実兄の名です。そして、薬物をはじめとする依存症が本作の大きなテーマであり、物質に依存したがる人間の内面を掘り下げた楽曲が多くなっています。

Raphael本人は新作を"ビューティフル・ダーク・ゴージャス・ナイト"と称しているようです。

プロデュースはRaphael Saadiq以外に、Brook D'LeauCharles BrungardtCharlie BerealKelvin WootenSir Dylanが手掛けています。

アルバムにはKendrick LamarRob BaconReverend E. Baker Sr.Ernest TurnerDaniel J. Wattsがフィーチャリングされています。

それ以外に、元A Tribe Called Quest(ATCQ)Ali Shaheed MuhammadFoster & McElroyでお馴染みのThomas McElroy、元EmageTaura StinsonChris DaveDaniel Crawford等がレコーディングに参加しています。

アルバムのテーマ自体が内向的なものであり、サウンドもダークトーンですが、Raphael Saadiqらしいヴィンテージ感のあるソウル・サウンドも随所で楽しめます。

個人的には本作で最もキャッチーな「So Ready」、ビューティフル・ダークなミディアム「This World Is Drunk」、甥のSir Dylanとのタッグ「Kings Fall」、愛に満ちている「I'm Feeling Love」、ヴィンテージ・ソウル×エレクトリックな「My Walk」、哀愁ミディアム「Rikers Island」Kendrick Lamarをフィーチャーした「Rearview」あたりがおススメです。

Raphael Saadiqの健在ぶりを示してくれた1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Sinners Prayer」
Raphael Saadiqプロデュース。本作のテーマを示唆するオープニング。Chris Dave(ds)、Taura Stinson(back vo)参加。Raphaelの切々とした祈りが伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=ngPNDlZNPYA

「So Ready」
Raphael Saadiq/Brook D'Leauプロデュース。現在進行形のRaphaelを満喫できる格好良いダンサブル・チューン。Daniel Crawford(syn)、Thomas McElroy(syn)も参加しています。
https://www.youtube.com/watch?v=zDOtGrjSlzs

「This World Is Drunk」
Raphael Saadiqプロデュース。正にビューティフル・ダークなミディアム・グルーヴ。Raphaelの甥であるDylan Wiggins(Sir Dylan)の美しくも切ないピアノが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=kgmqne_zVD4

「Something Keeps Calling」
Rob Baconのギターをフィーチャー。Raphael Saadiqプロデュース。Raphaelお得意のヴィンテージ感のあるソウル・バラード。この手の曲を力まず歌い上げているのが今のRaphaelなのかも?
https://www.youtube.com/watch?v=QOrZgRJ88kc

「Kings Fall」
Raphael Saadiq/Sir Dylanプロデュース。甥のSir Dylanとのタッグ。重厚感のある哀愁バラードを切々と歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=GchaYvfWyUM

「I'm Feeling Love」
Raphael Saadiq/Brook D'Leauプロデュース。僕好みのミディアム・グルーヴ。控えめなトーンながらも愛に満ちている感じが本作らしいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=oy5XjyVvtuw

「My Walk」
Raphael Saadiq/Charlie Berealプロデュース。ヴィンテージ・ソウルとエレクトリックなエッセンスを融合させたRaphaelらしいセンスの1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=gmZhLq4ZZ7U

「Belongs To God」
Reverend E. Baker Sr.をフィーチャー。Raphael Saadiqプロデュース。確信犯的なヴィンテージ/レトロ感は完全にRaphaelワールドですね。
https://www.youtube.com/watch?v=qxIxfOgiXYo

「Dottie Interlude」
Raphael Saadiq/Brook D'Leauプロデュース。次曲へのイントロ。
https://www.youtube.com/watch?v=ripHP_jJPGs

「Glory To The Veins」
Ernest Turnerのピアノをフィーチャー。Raphael Saadiq/Charles Brungardtプロデュース。本作らしいダークトーンの仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=SzDxfANbPYc

「Rikers Island」
Raphael Saadiq/Brook D'Leau/Kelvin Wootenプロデュース。Ali Shaheed Muhammad参加曲。哀愁モードのミディアム・ソウルですが実に雰囲気はあります。
https://www.youtube.com/watch?v=wm5TFNYlIbo

「Rikers Island Redux」
俳優のDaniel J. Wattsをフーチャー。前曲「Rikers Island」のポエトリー・リーディングver.といった感じです。Raphael Saadiqプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=mGcUAJQCtYQ

「Rearview」
ラストはKendrick Lamarをフィーチャー。Raphael Saadiqプロデュース。Raphael本人曰く、ここではDavid Bowie風に歌ってみたのだとか。確かにDavid Bowie的世界観に溢れた1曲に仕上がっていると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=kslvOVMMPns

Raphael SaadiqTony! Toni! Tone!Lucy Pearlの過去記事もご参照下さい。

『Instant Vintage』(2002年)
Instant Vintage

『Ray Ray』(2004年)
Ray Ray

『The Way I See It』(2008年)
The Way I See It

『Stone Rollin'』(2011年)
Stone Rollin'

Tony! Toni! Tone!『Sons of Soul』(1993年)
Sons of Soul

Tony! Toni! Tone!『House Of Music』(1996年)
House of Music

Lucy Pearl『Lucy Pearl』(2000年)
Lucy Pearl
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2019年09月01日

Cykada『Cykada』

新世代UKジャズ・ユニットのデビュー作☆Cykada『Cykada』
Cykada
発表年:2019年
ez的ジャンル:新世代UKジャズ・ユニット
気分は... :新結合!

新作から新世代UKジャズ・ミュージシャンが集結したユニットCykadaのデビュー・アルバム『Cykada』です。

Cykadaは、Don KipperJamie Benzies(b)、MaishaDon KipperTim Doyle(ds)、Javi Perez(g)、Tile Gichigi Lipere(electronics)、James Mollison(ts)、Axel Kaner-Lindstrom(tp)という6名の新世代UKジャズ・ミュージシャンによるユニット。

CDショップで試聴し、これぞ新世代UKジャズといった演奏に一発で気に入りました。

アフロ・ジャズのエッセンスを取り入れた生音×エレクトロニクスのハイブリッド・ジャズというのが全体の印象です。ギター、エレクトロニクスによるハイブリッド感と適度なダンサブル感が僕好みです。

アフロ・ジャズ色の強い「Creation」、フューチャリスティックな「Dimnsion Stepper」、エキサイティングな「Ophelia's Message」、新世代UKジャズならではの現行ジャズ「Realise」、コズミック&エクスペリメンタルな「Third Eye Thunder」という充実の全5曲です。

全曲紹介しときやす。

「Creation」
アフロ・ジャズ色が印象的なオープニング。ギターやエレクトロニクスによるハイブリッド感もグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=3plQGl3Ykyk

「Dimnsion Stepper」
僕の一番のお気に入り、フューチャリスティックな生音×エレクトロニクスのハイブリッド・ジャズで疾走します。UKクロスオーヴァー/クラブミュージック好きの人も気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=dEX2RZVgPaU

「Ophelia's Message」
エチオ・ジャズを新世代UKジャズの感性でアップデートさせたような演奏です。特にエキサイティングな後半はエチオ・ジャズ×ジャズ・ロックといった雰囲気がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=a-Pz1ugW6Ig

「Realise」
幻想的なホーン・アンサンブルと共に始まる現行ジャズらしい演奏を楽しめます。現行ジャズに新世代UKジャズならではのハイブリッド感が加味されている感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=qbNvMo38_NA

「Third Eye Thunder」
ラストは10分超の長尺です。アフロ・ジャズのエッセンスを取り入れつつ、コズミックな雰囲気もあって広大なジャズ・ワールドを展開してくれます。ラストはエクスペリメンタルなトリップ・モードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=1qzurPFHYq4

やはり新世代UKジャズは面白い!
posted by ez at 00:46| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月28日

Harvey Sutherland『Harvey Sutherland』

魅惑のミニマル・ディスコ☆Harvey Sutherland『Harvey Sutherland』
ハーヴィー・サザーランド
発表年:2017年
ez的ジャンル:メルボルン産ディスコ/ディープ・ハウス
気分は... :ミニマル・ディスコの世界・・・

今回はメルボルン産のディスコ/ディープ・ハウス作品からHarvey Sutherland『Harvey Sutherland』(2017年)です。

Harvey Sutherlandは、オーストラリア、メルボルンを拠点に活動するアーティスト。かつてはMike KatzMike Kay名義でも活動していましたが、2013年からHarvey Sutherlandを名乗るようになりました。

本作は2013年から2016年にかけてリリースされた8曲に「Lovenest」「Spooky Behaviour」という未発表2曲を加えた日本独自編集CDです。

全曲インストであり、シンセを使ったミニマルな展開のディスコ/ブギー/ハウスが特徴のアルバムです。ソウルフルなシンセの音色とDJ的なミニマルな展開の組み合わせが魅力です。

彼の名を高めた「Bravado」「Bermuda」「Priestess」という冒頭の人気曲三連発がハイライトですが、個人的には「New Paradise」「Close Quarters」「Bamboo」あたりもおススメです。

ヴォーカル入りのディスコ/ブギーもいいですが、たまにはミニマルなインスト・ディスコを聴いてみるのもいいですよ。

全曲紹介しときやす。

「Bravado」
2016年のシングル「Priestess」のカップリング曲として人気の1曲。Harvey Sutherlandサウンドを象徴するシンセ・ブギー。個人的にも一番キャッチーな楽曲だと思います。キャッチーだけどやりすぎないミニマル感が好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=JphdGGrXMsE

「Bermuda」
2015年にリリースされ、Harvey Sutherlandの名を知らしめた1曲。彼のソウルフルなシンセ使いを堪能できるミニマル・ディスコ。ジワジワと高揚してくる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=u47LZJIKPkU

「Priestess」
2016年にリリースされた各方面で高い評価を得た人気トラック。シンセ・ディスコ×アンダーグラウンド・ハウスな心地好さがたまりません。ストリングス使いも絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=0kB6KJtLA64
※音源はオリジナル、アルバムVerは6分強にエディット

「New Paradise」
彼のソウルフルなヴァイヴが伝わってくるディスコ・チューン。シンセの音色のセンスがいいですね。この曲でもジワジワと高揚してくる感じを堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=-B6eec4hcaM

「Close Quarters」
シングル「Bamboo」のカップリング曲。アンダーグラウンド感のあるシンセ・ビートダウン・ハウスは意外に刺激的です。
https://www.youtube.com/watch?v=gE8a3fbUbIQ

「Bamboo」
浮遊感が心地好いシンセ・ディスコ。ダンサブルなのに肩に力が入っていない感じがこの人らしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=4CMPwuYYYZ0

「Q3 (12" Mix)」
アナログ・シンセとリズム・マシーンの組み合わせによるミニマルな展開がクセになるディスコ・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=yoEL--O34sQ

「Lovenest」
未発表曲その1。愛に溢れたビートダウンといったところでしょうか。

「Spooky Behaviour」
未発表曲その2。彼らしいミニマルな展開ながらもシンセの音色の巧みさで魅せてくれます。

「Pale Blue」
Harvey Sutherland名義の初作品となったカセット「Nexus」(2013年)収録曲。アナログ・シンセとリズム・マシーンの組み合わせによる初期作品らしい余計なものが一切削がれた音世界を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=fuMs-3cYsJA

今日の僕にはミニマル・ディスコがよくフィットします・・・
posted by ez at 00:28| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月25日

BJ The Chicago Kid『1123』

期待を裏切らないMotown第2弾☆BJ The Chicago Kid『1123』
1123
発表年:2019年
ez的ジャンル:新進男性R&Bシンガー
気分は... :世界観!

新作から期待の大型男性R&BシンガーBJ The Chicago Kidの最新作『1123』です。

1984年シカゴ生まれの男性R&Bシンガー/ソングライターBJ the Chicago Kid(本名Bryan James Sledge)の紹介は、初のメジャー作品となった2ndアルバム『In My Mind』(2016年)に続き2回目となります。

本作『1123』は、前作『In My Mind』(2016年)に続くMotownからの第2弾アルバムとなります。

前作『In My Mind』は、グラミーのBest R&B Albumにもノミネートされ、BJがMotownの未来を担う大型男性R&Bシンガーであることを印象づけてくれました。

その期待の中で遂にリリースされた最新作『1123』
70年代ソウルへの愛情を感じるヴィンテージ感と内省的な現行R&Bを調和させた、前作『In My Mind』をさらに深化させた1枚に仕上がっています。

アルバムにはAnderson .PaakBuddy/J.I.D./Kent JamzEric BellingerRick RossMigosOffsetAfrojackといったアーティストがフィーチャリングされています。

また、DanjaKarriem RigginsAndre HarrisJairus "J Mo" MozeCool & DreBongo the Drum GAHDCalvin "Tubb Young" FrazierLil’C "C GuTTA"AfrojackGiorgio Tuinfortといった多様なプロデューサー陣が起用されています。そして、実兄Aaron Sledgeがヴォーカル・プロダクションを手掛けています。

Anderson .Paakをフィーチャーしたオープニング「Feel The Vibe」、MigosのOffsetをフィーチャーしたシングル「Worryin' Bout Me」、Rick Rossをフィーチャーした「Playa's Ball」、Ella Maiのカヴァー「Close」あたりが目立つかもしれません。

個人的にはダンサブルな「Champagne」、Karriem Rigginsプロデュースの「Get Away」、Dungen「Fredag」をサンプリングした「Can't Wait」、Eric Bellingerをフィーチャーした「Back It Up」、70年代ソウルへのリスペクトを感じる「Too Good」、ビートの効いた「Rather Be With You」あたりもお気に入りです。

BJらしい美学が貫かれた、期待を裏切らない充実作です。

全曲紹介しときやす。

「Feel The Vibe」
Anderson .Paakをフィーチャー。Paak作品へ度々参加しているBJへのお返しといったところでしょうか。相性抜群の2人の悪かろうはずがありません。Paakらしいラップ調ヴォーカルとBJのソウルフル・ヴォーカルのコントラストが効果的に配置されたミディアム・グルーヴに仕上がっています。Danjaプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=BEXlezLx30I

「Champagne」
Danjaプロデュース。さり気ないエレクトリック・ソウル感が心地好いダンサブル・チューン。BJのセクシーな魅力を上手く引き出していると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=ZKbmRCpy9_E

「Get Away」
Buddy/J.I.D./Kent Jamzをフィーチャー。Karriem Rigginsプロデュース。Karriem Rigginsのトラック作りの巧みさを感じるHip-Hop調の仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=USYqr4ck-Uo

「Time Today」
Andre Harris/Jairus "J Mo" Mozeeプロデュース。大型男性R&Bシンガーらしさを感じさせるソウル・バラード。新世代シンガーらしいハイトーン・ヴォーカルで魅せてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Mq1f1eYPTNA

「Can't Wait」
Cool & Dreプロデュース。Dungen「Fredag」をサンプリングした哀愁トラック。孤高の叫びのような哀愁ヴォーカルが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=HAxRNuBqCcw

「Back It Up」
Eric Bellingerをフィーチャー。Bongo the Drum GAHDプロデュース。現行R&Bらしい哀愁チューン。BJのイメージにフィットしたR&Bワールドです。
https://www.youtube.com/watch?v=E15qqadp_h8

「1123's Playa's Intro」
次曲へのイントロ。

「Playa's Ball」
Rick Rossをフィーチャー。Cool & Dreプロデュース。Taana Gardner「We Got To Work It Out」をサンプリングしたソウルフル・チューン。Rick Rossも存在感を見せています。
https://www.youtube.com/watch?v=tILWIXCGZPc

「Too Good」
Jairus "J Mo" Mozeeプロデュース。70年代ソウルへのリスペクトを感じるソウル・バラード。70年代ソウルを2019年仕様にアップデートさせた感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=7f8mC9SVHMw

「Close」
Calvin "Tubb Young" Frazier/BJ the Chicago Kidプロデュース。今年のグラミーでBest R&B Songを受賞したUKの新進女性R&BシンガーElla Maiのカヴァーです。オリジナルは大ヒットしたデビュー・アルバム『Ella Mai』(2018年)に収録しています。オリジナルも素晴らしいですが、BJがカヴァーしたことで名バラードとしての評価が高まるのでは?聴き入ってしまう絶品カヴァーです。
https://www.youtube.com/watch?v=5mQn_g0tB-g

Ella Mai「Close」
 https://www.youtube.com/watch?v=zTDK0z1vgRs
Ella Mai『Ella Mai』(2018年)
エラ・メイ

「Rather Be With You」
Calvin "Tubb Young" Frazierプロデュース。ロック調のビートの効いたミディアム・グルーヴ。秘めた強い思いが伝わってくる1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=nV8mNDowAes

「Worryin' Bout Me」
MigosのOffsetをフィーチャー。シングルにもなっています。Lil’C "C GuTTA"プロデュース。Hip-Hop色の強い哀愁R&Bグルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=7u07AjN0dx0

「Reach」
Afrojackをフィーチャー。Afrojack/Giorgio Tuinfortプロデュース。ラストは力強いダンサブル・チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ByO1vOIJqV4

未聴の方は『In My Mind』(2016年)もチェックを!

『In My Mind』(2016年)
In My Mind
posted by ez at 00:07| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする