2019年11月07日

Labi Siffre『The Singer & The Song』

ビューティフル・ポップ×フォーキー☆『The Singer & The Song』
The Singer And The Song
発表年:1971年
ez的ジャンル:UK黒人シンガー・ソングライター/ギタリスト
気分は... :勝ちよりも価値!

UKの黒人シンガー・ソングライターLabi Siffreの2ndアルバム『The Singer & The Song』(1971年)です。

1945年ロンドン生まれの黒人シンガー・ソングライター/ギタリスト/詩人であるLabi Siffreについて、当ブログで紹介したのは以下の4枚。

 『Labi Siffre』(1970年)
 『Crying Laughing Loving Lying』(1972年)
 『For The Children』(1973年)
 『Remember My Song』(1975年)

フリーソウル人気作『Remember My Song』(1975年)、美しいフォーキー作品『Crying Laughing Loving Lying』(1972年)で再評価の高いLabi Siffre

2ndアルバム『The Singer & The Song』(1971年)は、デビュー・アルバム『Labi Siffre』(1970年)同様に、Labiのギターが映えるフォーキーな味わいと美しくポップな味わいが交錯するユニークなフォーキー作品に仕上がっています。Roger Nichols & The Small Circle Of Friendsをイメージさせるソフトロック的な作品も収録されています。

プロデュースは前作『Labi Siffre』もプロデュースしたIan GreenLabi Siffre自身。さらにミュージック・ディレクターとして、Gordon BeckJohn Bellの名がクレジットされています。

フォーキーなヤングソウル「Summer Is Coming」、グルーヴィーなフォーキー・ソウル「Rocking Chair」、メロウ・フォーキー「Interlude」、軽快なビューティフル・フォーキー「The Shadow Of Our Love」、ソフトロック×フォーキーな「Not So Long Ago」「Relax」、ピアノの音色が印象的なビューティフル・ポップ「There's Nothing In the World Like Love」あたりが僕のおススメです。

彼にしか生み出せないビューティフル・ポップ×フォーキーな音世界を満喫しましょう!

全曲紹介しときやす。

「There's Nothing In the World Like Love」
ピアノの音色が印象的なビューティフル・ポップ。Labiのポップな側面を堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=Xi4Nucg0mqg

Urban Etiquette feat. Matt Burton「Theme Song」のサンプリング・ソースとなっています。
Urban Etiquette feat. Matt Burton「Theme Song」
 https://www.youtube.com/watch?v=JQC12_xPvTM

「You're Lovely」
素朴なフォーキー感が魅力の小曲。
https://www.youtube.com/watch?v=B2A4Ptz3zvE

「A Number Of Words」
素敵なホーン&ストリングス・アレンジが印象的なポップ・チューン。子供向け番組のテーマ・ソングのような雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=GpgxiFTtlPk

「Who Do You See?」
美しいストリングスのビューティフル・フォーキー。ストリングスのエレガントさと素朴なフォーキー感をうまく調和させています。
https://www.youtube.com/watch?v=JMjgwg8loAw

「Not So Long Ago」
ソフトロック×フォーキーな魅力がある1曲。ホーン・サウンドの使い方も効果的です。
https://www.youtube.com/watch?v=7GOJMuAsuiE

「The Shadow Of Our Love」
コンガの軽快リズムと共に疾走するビューティフル・フォーキー。オルガンの響きも効果的です。
https://www.youtube.com/watch?v=oBaZLbeaHOM

「When I'm On My Own You Are On My Mind」
シンプルな弾き語りですが、Labiならではの優しい語り口で独特のフォーキー・ワールドを展開します。
https://www.youtube.com/watch?v=fLQfbOqVjvU

「Rocking Chair」
僕好みのグルーヴィーなフォーキー・ソウル。ソウル/フリーソウル的なものを欲する方にはおススメです。
https://www.youtube.com/watch?v=TAjgr7oOO-4

「Interlude」
コレも僕好みのメロウ・フォーキー。出しゃばりすぎないフルート、ホーン&ストリングスが優しいフォーキー・フィーリングを演出します。
https://www.youtube.com/watch?v=yUCxR59qGGc

「Thank Your Lucky Star」
Labiのヴォーカルが躍動するフォーキー・ポップ・ソウル。聴く者すべてをポジティヴな気分にしてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=LBgEH8v5rQ4

「Talkabout」
シンプルな弾き語りですが、Labiらしいセンスでメリハリの効いたフォーキー感覚で楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=BxMatwW4e9c

「Relax」
ソフトロック的センスのフォーキー・チューン。素晴らしいアレンジの勝利といったところでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=Eg0BDB0nkPY

「Bless The Telephone」
1分40秒程度の短い曲ですが、弾き語りによるジェントル・フォーキーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=gdpHAB7kZTU

RJD2、Kelisがカヴァーしています。
RJD2「Making Days Longer」
 https://www.youtube.com/watch?v=ekarH5N1srU
Kelis「Bless The Telephone」
 https://www.youtube.com/watch?v=yNQuA24WDqA

「Summer Is Coming」
スチールドラムやヴィブラフォンの音色でアクセントをつけたポップなフォーキー・ソウル。ヤングソウル的な魅力もあり、フリーソウル好きの人も気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=OG3T0OYkQ5k

「Goodbye」
本編ラストを飾る美しい小曲。
https://www.youtube.com/watch?v=H5o4Dgh-cp4

僕の保有する再発CDにはボーナス・トラックとして、以下の8曲が追加収録されています。
個人的には「When You Find You Need A Friend」「A Feeling I Got」「Just A Face」「Seasons Come, Seasons Go」がおススメです。
「When You Find You Need A Friend」
https://www.youtube.com/watch?v=VpXyg7RcEJI
「Get To The Country」 
https://www.youtube.com/watch?v=wSuREtqVq3w
「A Feeling I Got」
https://www.youtube.com/watch?v=OLrDa3-Vq8Y
「Till Night Time Comes Along」
https://www.youtube.com/watch?v=wu_wLRut1V0
「Fallin' For You」
https://www.youtube.com/watch?v=gJx7_YqCpm0
「Oh What A Day」
https://www.youtube.com/watch?v=kHPEOSdqg8w
「Just A Face」
https://www.youtube.com/watch?v=WNK--PCIsvE
「Seasons Come, Seasons Go」
https://www.youtube.com/watch?v=VzDTQGyLIG8

Labi Siffreの他作品もチェックを!

『Labi Siffre』(1970年)
Labi Siffre

『Crying Laughing Loving Lying』(1972年)
Crying Laughing Loving Lying

『For The Children』(1973年)
For The Children

『Remember My Song』(1975年)
REMEMBER MY SONG

『So Strong』(1988年)
So Strong

『Man of Reason』(1991年)
Man of Reason

『The Last Songs』(1998年)
Last Songs
posted by ez at 00:54| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月06日

Ike Quebec『Bossa Nova Soul Samba』

生前最後のレコーディングはボッサ・ジャズ☆Ike Quebec『Bossa Nova Soul Samba』
Bossa Nova Soul Samba
録音年:1962年
ez的ジャンル:Blue Noteボッサ・ジャズ
気分は... :セピア色のボッサ・ジャズ!

今回は60年代ボッサ・ジャズからIke Quebec『Bossa Nova Soul Samba』(1962年)です。

Ike Quebecは1918年ニュージャージー州ニューアーク生まれのサックス奏者。

1940年代からミュージシャンとして活動を開始。
1944年から1951年まではCab Callowayのオーケストラで活躍しました。また、40年代後半にはBlue Noteでレコーディングしています。

50年代に入るとプレイから遠ざかっていた時期がありましたが1959年にカムバックしています。

60年代に入り、『Heavy Soul』『It Might as Well Be Spring』『Blue & Sentimental』『Easy Living』『Bossa Nova Soul Samba』といった作品をBlue Noteでレコーディングしましたが、肺がんのため1963年1月16日に死去しています。

本作『Bossa Nova Soul Samba』は結果的にQuebec生前最後のレコーディングとなった作品です。

タイトルの通り、ボッサ・ジャズにアプローチしています。

レコーディング・メンバーはIke Quebec(ts)、Kenny Burrell(g)、Wendell Marshall(b)、Willie Bobo(ds)、Garvin Masseaux(chekere)。

個人的にはKenny Burrell作の「Loie」、サウダージな「Me 'n You」、哀愁ボッサ・ジャズの「Shu Shu」「Favela」あたりが僕のおススメです。

ドヴォルザーク「家路」リスト「愛の夢」といったクラシック名曲のボッサ・ジャズ・カヴァーも楽しめます。

抑えたトーンのボッサ・ジャズは、セピア色が似合うに秋ジャズとしても聴けるのでは?

全曲紹介しときやす。

「Loie」
Kenny Burrell作。Kenny Burrellが愛妻に捧げた曲であり、作者Burrellのリーダー作『Guitar Forms』(1965年)でも演奏されています。さり気ないですがロマンティックなQuebecのプレイがいい感じのオトナのボッサ・ジャズ。作者Burrellのギターにもグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=WL3lJITPb8U

La Excepcion「Semuera La Madre」のサンプリング・ソースとなっています。
La Excepcion「Semuera La Madre」
 https://www.youtube.com/watch?v=C0jqRrC2rr0

「Lloro Tu Despedida」
Facundo Cabral/Joraci Camargo/Emanuel Lacordaire作。ムーディーなQuebecのプレイが印象的なボッサ・ジャズらしい演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=-IlHvYX_Ylw

「Goin' Home」
Antonin Dvorak作。偉大な作曲家ドヴォルザークの「家路」をカヴァー。お馴染みのクラシック名曲をボッサ・ジャズへ変貌させています。意外なセレクトですがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=GBXpdqe53rc

KALRI$$IAN「Bo Tic Bo」のサンプリング・ソースとなっています。
KALRI$$IAN「Bo Tic Bo」
 https://www.youtube.com/watch?v=lJjieNakLfk

「Me 'n You」
Ike Quebec作。抑えたトーンのQuebecのプレイが実にサウダージでいい感じです。それに呼応するBurrellのギター・ソロも流石です。
https://www.youtube.com/watch?v=OPX1oqy0peI

「Liebestraume」
Franz Liszt作。リストの「愛の夢」をカヴァー。ここでもクラシック名曲をムーディーなボッサ・ジャズへ変貌させています。
https://www.youtube.com/watch?v=B4XIl8UiudA

「Shu Shu」
Antonio Almeida/Carlos Monteiro DeSouza作。哀愁モードの演奏がたまりません。秋風がしみる男の哀愁感といったところでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=rsxvDrrfwTE

「Blue Samba」
Ike Quebec作。Quebecのオリジナルですが、タイトルとは裏腹にサンバでもボサノヴァでもない、南国ムードのブルージーな演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=Hgpi0wZLntc

「Favela」
Joraci Camargo/Heckel Tavares作。Quebecの味わい深いプレイがフィットする僕好みの哀愁ボッサ・ジャズ。
https://www.youtube.com/watch?v=0B_wGRk3W28

「Linda Flor」
Henrique Vogeler作。ラストは軽快なメロウ・ボッサ・ジャズで締め括ってくれます。Burrellのギターが映えるカフェで聴きたいボッサ・ジャズですね。
https://www.youtube.com/watch?v=pbs_Oe3evVY

Ike Quebecの他作品もチェックを!

『Heavy Soul』(1962年)
ヘヴィー・ソウル

『Blue & Sentimental』(1963年)
ブルー・アンド・センチメンタル

『It Might as Well Be Spring』(1964年)
春の如く
posted by ez at 03:26| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月05日

Talking Heads『Naked』

ワールド・ミュージック的なラスト・アルバム☆Talking Heads『Naked』
Naked
発表年:1988年
ez的ジャンル:N.Y.ニューウェイヴ/オルタナティヴ
気分は... :パラダイム・シフト!

N.Y.ニューウェイヴを代表するグループTalking Headsのラスト・アルバム『Naked』(1988年)です。

David ByrneJerry HarrisonTina WeymouthChris Frantzという4人組Talking Headsについて、これまで当ブログで紹介したのは以下の6枚(Tom Tom Clubを含む)。

 『Talking Heads: 77』(1977年)
 『More Songs About Buildings And Food』(1978年)
 『Fear Of Music』(1979年)
 『Remain in Light』(1980年)
 『True Stories』(1986年)
 Tom Tom Club『Tom Tom Club』(1981年)

デビュー作『Talking Heads: 77』(1977年)以来、N.Y.ニューウェイヴの最重要バンドとして音楽シーンに君臨したTalking Headsですが、本作『Naked』(1988年)は結果的にグループのラスト・アルバムとなりました。

本作の翌年、David Byrneはラテン色を全面に打ち出した初ソロ・アルバム『Rei Momo』をリリースしています。

Talking Headsといえば、『Remain in Light』(1980年)を頂点とした初期作品のインパクトが強く、それらとの比較で後期作品になればなるほど評価はビミョーになってきます。その意味で、本作『Naked』(1988年)も今日酷評されることも少なくありません。

それでも個人的にはリアルタイムで頻繁に聴いたアルバムであり、今でも何となく愛着のある1枚です。

『Naked』は、アフリカ音楽へのアプローチが目立つ1枚です。
ただし、衝撃作『Remain in Light』(1980年)で聴かれたようなアフロビート/アフロ・ファンクではなく、リンガラやハイライフなどを取り入れたものであり、当時流行しつつあったワールド・ミュージックのトレンドにも合致したものです。

こうしたグループの狙いは、ワールド・ミュージック・ブームの中心地でパリでレコーディングを行い、アフリカ系ミュージシャンをはじめ、多様なミュージシャンとのセッションを繰り返した制作過程からも窺えます。

アフリカ音楽へアプローチしたといっても、それを前面に目立たせるばかりではなく、ラテン、アメリカン・ルーツ・ミュージックなどと融合させるハイブリッド感覚や、Talking Headsならではのオルタナ感覚を先鋭的センスも存分に楽しめます。

プロデュースは当時超売れっ子であったUKのプロデューサーSteve Lillywhite

David Byrne(vo、g、key、p)、Jerry Harrison(g、p、key、vo)Tina Weymouth(b、g、key、vo)、Chris Frantz(ds、per、key)の4人以外のミュージシャンとして、有名どころではUKの人気バンドThe Smithsの中心メンバーであったJohnny Marr(g)、ワールド・ミュージックの注目アーティストであったMory Kante(kora)、元Tower of PowerのメンバーLenny Pickett(sax)、Steve Lillywhiteがプロデュースを手掛けていたThe PoguesのメンバーJames Fearnley(accordion)、Steve Lillywhiteの奥方でもあったUK女性シンガーKirsty MacColl (vo)が参加しています。

アルバムはUSアルバム・チャート第19位、UKアルバム・チャート第3位となっています。

他のTalking Heads作品と同じくSireからのリリースです。

楽曲はすべてメンバーのオリジナルです。

1つの時代の終わりと、ワールド・ミュージック・ブームの到来を予感させる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Blind」
アルバムからの1stシングル。Talking Headsらしい曲調ですが、ラテン・タッチなピアノ、トーキング・ドラムのアフリカン・リズムなどワールド・ミュージック的サウンドで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=52A6p8IvSkU

「Mr. Jones」
「Ye ke ye ke」のヒットで注目を浴びていたギニア人アーティストMory Kanteのコラをフィーチャーした1曲。こう聞けばアフリカ色の強い演奏をイメージするかもしれませんが、全体的にはラテン色が強く、David Byrneの1stソロ『Rei Momo』を予感させる仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=BxRnYhoZDSw

「Totally Nude」
リンガラへアプローチしたほんわかムードの演奏ですが、Talking Heads作品として聴いているとテックスメックス風にも聴こえてくるのが面白いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=LCjK-lVHXXs

「Ruby Dear」
ニューウェイヴ×ワールド・ミュージックのハイブリッド感が魅力の演奏です。Steve LillywhiteプロデュースっぽいUKロックの香りもします。
https://www.youtube.com/watch?v=33z58nGSpB8

「(Nothing But) Flowers」
アルバムからの2ndシングル。本作を象徴するアフリカン・テイストのワールド・ミュージック的な1曲。開放的なのに何処となく物悲しい雰囲気も漂わせるのがTalking Headsらしいセンスですね。個人的にもアルバムで一番のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=2twY8YQYDBE

「The Democratic Circus」
Eric Weissbergが弾くドブロの音色が印象的なアメリカン・ルーツ・ミュージックですが、一筋縄ではいかないのがTalking Headsです。
https://www.youtube.com/watch?v=S1_Ys6UchLo

「The Facts Of Life」
Talking Headsらしいシニカルな物悲しさが漂うダーク・トーンの哀愁チューン。ワールド・ミュージック色は影を潜めているように感じますが、Mory Kanteのコラなどが隠し味で効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=FRdzLlqpltQ

「Mommy Daddy You And I」
レゲエ×ワールド・ミュージックといったハイブリッド感が印象的な1曲。The PoguesのJames Fearnleyのアコーディオンがアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=zwTeFMrJ8_Q

「Big Daddy」
アメリカン・ルーツ・ミュージックとラテン・ミュージックをオルタナ・ロックを介して融合させたようなTalking Headsならではのセンスに満ちた1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=7swUu10Rb9M

「Bill」
CDのみに収録されている楽曲。淡々とした哀愁チューン。哀愁がジワジワ沁み込んできます。
https://www.youtube.com/watch?v=PWn_y_DJJZU

「Cool Water」
ラストはJohnny Marrの幽玄のようなギターが揺らめく哀愁チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=kJU4WfHYGiM

Talking Headsの過去記事もご参照下さい。
 
『Talking Heads: 77』(1977年)
Talking Heads '77

『More Songs About Buildings And Food』(1978年)
More Songs About Buildings & Food (CD + Dvd)

『Fear Of Music』(1979年)
Fear of Music by TALKING HEADS (2004-08-23)

『Remain in Light』(1980年)
Remain in Light

『True Stories』(1986年)
True Stories

Tom Tom Club『Tom Tom Club』(1981年)
Tom Tom Club
posted by ez at 00:50| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月04日

Diana Ross『Diana Ross (1976) 』

2曲のUSチャートNo.1シングル収録☆Diana Ross『Diana Ross (1976)』
愛の流れに
発表年:1976年
ez的ジャンル:キュート・ソウル・ディーヴァ
気分は... :ディーヴァの貫禄!

今回はキュートなソウル・ディーヴァDiana Rossのヒット・アルバム『Diana Ross (1976)』(1976年)です。
※他のセルフ・タイトル作と区別するため、リリース年を補足しています。

The Supremesのリード・シンガーDiana Rossについて、当ブログで紹介したのは以下の3枚。
 『Diana Ross (1970)』(1970年)
 『The Boss』(1979年)
 『Diana』(1980年)

本作『Diana Ross (1976)』(1976年)は、Dianaの主演映画『Mahogany』(1975年)の主題歌「Theme From Mahogany (Do You Know Where You're Going To)」、ディスコ・クラシック「Love Hangover」という2曲のUSチャートNo.1シングルが収録されたヒット・アルバムです。

Michael MasserHal DavisBerry GordyDon CostaLawrence BrownGil Askeyといったプロデューサーが起用され、Diana自身も1曲セルフ・プロデュースしています。

前述の2曲のNo.1シングルが圧倒的に目立つアルバムですが、それ以外の曲であれば、

2ndシングルとなったオーセンティック・バラード「I Thought It Took A Little Time」、US R&BチャートTop10入りした4thシングル「One Love In My Lifetime」、妖艶な雰囲気のミディアム・ソウル「You're Good My Child」Rufus & Chaka Khanのカヴァー「Ain't Nothin' But A Maybe」がおススメです。

キュート・ソウル・ディーヴァDiana Rossらしい貫禄の1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Theme From Mahogany (Do You Know Where You're Going To)」
Michael Masserプロデュース。Gerry Goffin/Michael Masser作。前述ようにDianaの主演映画『Mahogany』(1975年)の主題歌であり、1975年にUSシングル・チャート第1位、同R&Bチャート第14位となっています。元々は『Mahogany』のサントラに収録されていました。日本ではネスカフェのCMソングとしてもお馴染みですね(歌詞を変更した別歌手ヴァージョンですが)。ただし、本曲のオリジナルはこのDiana Rossヴァージョンではなく、1973年のThelma Houstonヴァージョンです。僕もこの曲を聴くと、日曜夜の日曜洋画劇場で必ず流れたネスカフェCMのイメージが強いですね。Dianaの透明感のあるヴォーカルと優しいメロディがフィットしたエヴァーグリーンな名曲ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=VOH6SzDX3l4

Jennifer Lopez、Mariah Carey、Tracy Huang、、The Sylvers、Amii Stewart等数多くのアーティストがカヴァーしています。また、サンプリング・ソースとしても大人気です。Slick Rick「Teenage Love」DJ Jazzy Jeff & the Fresh Prince「Rock the House」、The Notorious B.I.G. feat. Sadat X「Come On」、Master P「The Ghettos Tryin to Kill Me!」、King Tee feat. Breeze, Xzibit and Tha Alkaholiks「Free Style Ghetto」、Big Daddy Kane「Lyrical Gymnastics」、Puff Daddy「Do You Know」、Sylk-E. Fyne feat. Tha Chill「Romeo and Juliet」、Nas「Big Things」、Cam'ron & Wyclef Jean feat. Big Pun, Charli Baltimore & Silkk the Shocker「Horse & Carriage (Remix)」、Hocus Pocus「Une Zone De Tensions」、Warren G.「Friends」、Chubb Rock feat. Billy Lawrence「Life」、Destiny's Child「Sweet Sixteen」、Erick Sermon feat. Dahlia Anderson「Do You Know」、Big Sean & Metro Boomin feat. Travis Scott「Go Legend」等50曲以上で引用、サンプリングされています。
Jennifer Lopez「Theme From Mahogany (Do You Know Where You're Going To)」
 https://www.youtube.com/watch?v=Kn1PjkUc0wc
Tracy Huang「Do You Know (Where You're Going To)」
 https://www.youtube.com/watch?v=ss31zy3J68A
The Sylvers「Mahogany」
 https://www.youtube.com/watch?v=vqMjlgTqm_4
Amii Stewart「Theme From Mahogany」
 https://www.youtube.com/watch?v=THpw76GCmkU
King Tee feat. Breeze, Xzibit and Tha Alkaholiks「Free Style Ghetto」
 https://www.youtube.com/watch?v=1GcyAisij2w
Nas「Big Things」
 https://www.youtube.com/watch?v=_7H1btQv4GQ
Hocus Pocus「Une Zone De Tensions」
 https://www.youtube.com/watch?v=diqtjoddXfY
Chubb Rock feat. Billy Lawrence「Life」
 https://www.youtube.com/watch?v=wDQ0oVXc7yA
Destiny's Child「Sweet Sixteen」
 https://www.youtube.com/watch?v=hNf4ltPwaOY
Erick Sermon feat. Dahlia Anderson「Do You Know」
 https://www.youtube.com/watch?v=hBf7YE4ddxE 
Big Sean & Metro Boomin feat. Travis Scott「Go Legend」
 https://www.youtube.com/watch?v=xNO5CKZE_jc

「I Thought It Took A Little Time」
Michael Masserプロデュース。Michael Masser/Pam Sawyer作。アルバムからの2ndシングル。Gene Pageの美しいストリングスが映えるオーセンティック・バラード。Dianaの切々としたヴォーカルがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=4GGw-jJPEaU

Gloria Estefan「The 70's "Moment" Medley」で引用され、Na Pol Etatu feat. W.E.N.A.「Miejski Wajb」のサンプリング・ソースとなっています。
Gloria Estefan「The 70's "Moment" Medley」
 https://www.youtube.com/watch?v=Dg8f_rzDuVE
Na Pol Etatu feat. W.E.N.A.「Miejski Wajb」
 https://www.youtube.com/watch?v=u0UoTV0pzjw

「Love Hangover」
Hal Davisプロデュース。Michael Masser/Pam Sawyer作。前述のようにアルバムからの3rdシングルとして、USチャート、同R&Bチャート共にNo.1に輝き、新境地を開いたディスコ・チューン。メロウな前半から一転、中盤に一気にスパークしてディスコ・ワールドへ展開します。まぁ、後半はディスコ・サウンドでメインでDiana自身のヴォーカルは省エネ・モードですが(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=yOzO_4NS8NI

The 5th Dimension、Touch、The Players Association、Mario Cavallero, Son Orchestre Et Ses Chanteurs、Horace Andy、Jr. Walker、The Associates、Tracy Ackerman、Mariah Carey、Jody Watley等数多くのアーティストがカヴァーしています。
The 5th Dimension「Love Hangover」
 https://www.youtube.com/watch?v=OWF7FDLeuE4
Touch「Love Hangover」
 https://www.youtube.com/watch?v=60YxB0PbXcs
The Players Association「Love Hangover」
 https://www.youtube.com/watch?v=nkuJIc9SSQQ
Mario Cavallero, Son Orchestre Et Ses Chanteurs 「Love Hangover」
 https://www.youtube.com/watch?v=IuIdz37HpNw
Horace Andy「Love Hangover」
 https://www.youtube.com/watch?v=OgS1HiPPAx4
Jr. Walker「Love Hangover」
 https://www.youtube.com/watch?v=4I4ZBh65zwA
The Associates「Love Hangover」
 https://www.youtube.com/watch?v=dy3oJv_WW9Q
Tracy Ackerman「Love Hangover」
 https://www.youtube.com/watch?v=5rI357CvNys
Jody Watley「Love Hangover」
 https://www.youtube.com/watch?v=pbdN2CjBu-o

定番サンプリング・ソースとしても大人気です。 MC Lyte「Rhyme Hangover」、Digital Underground「Freaks of the Industry」、Geto Boys「The Other Level」、Heavy D. & The Boyz「The Lover's Got What You Need」、En Vogue「Desire」、Funkmaster Flex, Akinyele & Sadat X「Loud Hangover」、Pauline Henry「Love Hangover (Joey Negro's Love Dub)」、Junior M.A.F.I.A.「We Don't Need It」、MC Solaar「Paradisiaque」、Bone Thugs-N-Harmony「Ready 4 War」、Craig Mack「Rap Hangover」、Janet Jackson「My Need」、Monica「The First Night」、Master P feat. Steady Mobb'n「Gangsta Bitch」、Lenny Kravitz「It's Your Life」、Will Smith「Freakin' It」、Syleena Johnson「Love Hangover」、Ras Kass「Eat or Die」、2Pac feat. Snoop Dogg「If There's a Cure (I Don't Want It)」、Rapsody「Sweetest Hangover」、Snoop Dogg「The Cure」、Chanel West Coast feat. Snoop Dogg & Evan Ross「Put in Work」等100曲以上のサンプリング・ソースとなっています。
MC Lyte「Rhyme Hangover」
 https://www.youtube.com/watch?v=FPYSdnDiwRs
Heavy D & the Boyz「The Lover's Got What You Need」
 https://www.youtube.com/watch?v=_JBR_j_70pQ
En Vogue「Desire」
 https://www.youtube.com/watch?v=FLTuItqBTbM
Funkmaster Flex, Akinyele & Sadat X「Loud Hangover」
 https://www.youtube.com/watch?v=gol-XOIxdOc
MC Solaar「Paradisiaque」
 https://www.youtube.com/watch?v=BU-2tRAvctM
Craig Mack「Rap Hangover」
 https://www.youtube.com/watch?v=cmZ7Dga7FQY
Monica「The First Night」
 https://www.youtube.com/watch?v=ImynIRpbQLE
Master P feat. Steady Mobb'n「Gangsta Bitch」
 https://www.youtube.com/watch?v=Z9ZR8DSsgt4
Will Smith「Freakin' It」
 https://www.youtube.com/watch?v=anvVqevTys8
Ras Kass「Eat or Die」
 https://www.youtube.com/watch?v=NEabHyDJyhE
2Pac feat. Snoop Dogg「If There's a Cure (I Don't Want It)」
 https://www.youtube.com/watch?v=Dahkw7bSUcA
Rapsody「Sweetest Hangover」
 https://www.youtube.com/watch?v=BlMEuIH6_7s
Snoop Dogg「The Cure」
 https://www.youtube.com/watch?v=j8fup8dU2UU

「Kiss Me Now」
Berry Gordy/Don Costaプロデュース。Gwen Gordy Fuqua/Kenneth Lupper作。オールド・タイミーな雰囲気の仕上がり。悪くはありませんが、個人的にこういう音はあまり欲していません。
https://www.youtube.com/watch?v=cTyCxNQN7GY

「You're Good My Child」
Berry Gordy/Don Costaプロデュース。Kenneth Lupper作。妖艶な雰囲気で迫るミディアム・ソウル。なかなか雰囲気のある1曲に仕上がっていると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=Gyu7nyx4aGY

50 Cent「Whoo Kid Freestyle」のサンプリング・ソースとなっています。
50 Cent「Whoo Kid Freestyle」
 https://www.youtube.com/watch?v=3RHjq6wzoo0

「One Love In My Lifetime」
Lawrence Brownプロデュース。Lawrence Brown/Leonard Perry/Terri McFaddin作。アルバムからの4thシングル。USチャート第25位、同R&Bチャート第10位のヒットとなっています。2曲のNo.1シングルのせいでそれ程目立ちませんが、ソウルなDianaを楽しむという意味ではこの曲が一番かも?
https://www.youtube.com/watch?v=2fGB-Gqx0C0

当ブログでも紹介したJoss Stoneヴァージョン以外にTeresa Carpioがカヴァーしています。
Joss Stone「One Love In My Lifetime」
 https://www.youtube.com/watch?v=R4kOjSpVX-0
Teresa Carpio「One Love In My Lifetime」
 https://www.youtube.com/watch?v=JFXG0wtV8Lo

「Ain't Nothin' But A Maybe」
Diana Rossプロデュース。Rufus & Chaka Khanのカヴァー(Nickolas Ashford & Valerie Simpson作)。オリジナルは『Rags To Rufus』(1973年)に収録されています。秀逸なアレンジのグッド・ソウル・カヴァーに仕上がっていると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=WWhO4iA_p1c

「After You」
Michael Masserプロデュース。Michael Masser/Ron Miller作。優しさに溢れた感動バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=N4s_IKNFWM0

Roberta Flackがカヴァーしています。
Roberta Flac「After You」
 https://www.youtube.com/watch?v=ba3F9Po19F0

「Smile」
Gil Askeyプロデュース。Charles Chaplinの名作映画『モダン・タイムズ』で使われた名曲をカヴァー(Charlie Chaplin/Geoffrey Parsons/John Turner作)。当ブログではStacey KentThe PeddlersKenny Dorhamのカヴァーを紹介済みです。お馴染みの名曲を素敵なアレンジでしっとりと歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=wHGmgWJkCZ4

Diana Rossの他の70年代アルバムもチェックを!

『Diana Ross』(1970年)
Diana Ross

『Everything Is Everything』(1970年)
Everything Is Everything

『Surrender』(1971年)
Surrender, Expanded Edition

『Lady Sings the Blues』(1972年)
ビリー・ホリデイ物語

『Touch Me in the Morning』(1973年)
Touch Me in the Morning, Expanded Edition

Diana Ross & Marvin Gaye『Diana & Marvin』(1973年)
Diana Ross and Marvin Gaye

『Last Time I Saw Him』(1973年)
Last Time I Saw Him

『Baby It's Me』(1977年)
ベイビー・イッツ・ミー

『Ross』(1978年)
ロス(紙ジャケット仕様)

『The Boss』(1979年)
ザ・ボス

『Diana』(1980年)
ダイアナ
posted by ez at 02:19| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月03日

Ashley Henry『Beautiful Vinyl Hunter』

南ロンドン新世代ジャズ・ピアニストの傑作デビュー・アルバム☆Ashley Henry『Beautiful Vinyl Hunter』
Beautiful Vinyl Hunter
発表年:2019年
ez的ジャンル:南ロンドン新世代ジャズ・ピアニスト
気分は... :祭典のフィナーレ・・・

新作ジャズから南ロンドン出身の新世代ジャズ・ピアニストAshley Henryのデビュー・アルバム『Beautiful Vinyl Hunter』です。

Ashley Henryは1991年南ロンドン生まれのピアニスト。

ジャマイカにルーツを持つAshleyは父の影響で幼少期よりクラシック・ピアノを学ぶ一方で、ロック、Hip-Hop、グライム等も聴ききながら青春を過ごしていました。

18歳でジャズに目覚め、音楽大学でクラシックとジャズ・ピアノを学び、2016年よりジャズ・ミュージックとして本格的に活動するようになります。

2016年にオーセンティックなコンテンポラリー・ジャズ色の強いデビューEP「Ashley Henry's 5ive」をリリース。

さらに、当ブログでもデビュー・アルバム『Xover』(2018年)を紹介したUKビートメイキング・デュオBlue Lab BeatsのデビューEP「Blue Skies EP」(2016年)のレコーディングにも参加しています。

2017年にはAshley Henry & The RE:ensemble名義でのEP「Easter EP」をリリース。ブロークンビーツ、アフロ、カリビアンのエッセンスを取り入れ、さらにはHip-HopクラシックNas「The World Is Yours」をカヴァーするといったジャズの枠に収まらない音楽性を披露してくれました。

「Easter EP」は2018年には大手Sony Musicからリリースされるほど注目を浴び、そして2019年にSonyから待望のデビュー・アルバム『Beautiful Vinyl Hunter』がリリースされました。

アルバムには女性R&BシンガーJudi Jackson、"今ジャズ"注目のUSトランぺッターKeyon HarroldTheo Croker、マンチェスターを拠点とするHip-HopアーティストSparkz、シカゴの新世代ドラマー/ビートメイカーMakaya McCravenMoses Boyd Exodusの活動でも知られるBinker & Moses(Binker Golding/Moses Boyd)がフィーチャリングされています。

それ以外にAshley Henry(p、el-p)以下、Daniel Casimir(b)、Tenderlonious率いる音楽クルー22aの注目ユニットRuby RushtonのメンバーEddie Hick(ds)とFergus Ireland(b)、WaajuのメンバーErnesto Marichales(per)、
The Cinematic OrchestraLuke Flowers(ds)、Moses Boyd ExodusArtie Zaitz(g)、南ロンドン・ジャズのアフロ・ジャズ・ファンク・バンドEzra CollectiveDylan Jones(tp)、Benin CityHughLV & Joshua Idehenのメンバーとしても活躍するJoshua Idehen(vo)、リトアニア出身のドラマーMarijus Aleksa(ds)、ロンドン在住ソマリア出身の女性ジャズ・シンガーSahra Zoe Ahmed Gure(vo)といったミュージシャンがレコーディングに参加しています。

この参加メンバーを眺めただけで興味が尽きませんね。

実際の内容もそんな期待を裏切らない、南ロンドン新世代ジャズの面白さが濃縮された傑作だと思います。

ソウル、Hip-Hop、ブロークンビーツ、グライム、ロック、ラテン、クラシックといった様々なエッセンスを取り込み、新世代ジャズの面白さをあの手この手で聴かせてくれます。

グラミー・ベストR&Bパフォーマンス受賞曲Solange「Cranes In The Sky」、インディ・ロックThe Enemy「Pressure (Instrumental)」、Hip-HopクラシックNas「The World Is Yours」(※国内盤ボーナス・トラック)といったカヴァー・セレクトも本作の面白さを反映しています。

YouTubeに音源が少ないのが残念ですが、今聴くべき新世代ジャズ作品をぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Star Child」
女性R&BシンガーJudi Jacksonをフィーチャー。Ashley Henryプロデュース。ネオソウル好きの人も気に入るであろうバラード。AshleyのエレガントなピアノとJudiのしっとり艶やかなヴォーカルの組み合わせがたまりません。

「Realisations」
Ashley Henry/Moses Boydプロデュース。The Cinematic OrchestraのLuke Flowersのドラミングがリードするブロークンビーツ調の南ロンドン新世代ジャズらしい演奏を披露してくれます。Binker GoldingとDylan Jonesによるホーン・サウンドもグッド!

「Between The Lines」
注目のUSトランぺッターKeyon Harrold、UKラッパーSparkzをフィーチャー。Ashley Henryプロデュース。Robert Glasper Experiment『Black Radio』的なJ Dilla経由のHip-Hopジャズを楽しめます。Keyon Harroldのトランペット・ソロも雰囲気あります。
https://www.youtube.com/watch?v=NrfPT3naJRI

「Introspection」
US期待のジャズ・トランぺッターTheo Crokerをフィーチャー。Ashley Henryプロデュース。Theoのトランペットが映えるクールな哀愁ジャズといった雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=VCOlTzjWrRY

「Colors」
Ashley Henryプロデュース。Joshua Idehenがヴォーカルをとるグライム的アプローチの南ロンドン新世代ならではの演奏です。個人的にはアルバムで一番興味を惹かれる演奏です。

「Cranes (In The Sky)」
Solangeのグラミー・ベストR&Bパフォーマンス受賞曲「Cranes In The Sky」をカヴァー(Raphael Saadiq/Solange/Troy Johnson作)。Ashley Henryプロデュース。R&B名曲を気の利いたコンテンポラリー・ジャズとして聴かせてくれます。

「I Still Believe」
シカゴ出身の男性ジャズ・シンガーMilton Suggsをフィーチャー。Ashley Henryプロデュース。ワルツ調のソウル・ジャズです。Milton Suggsの深淵なヴォーカルはDwight Tribleがお好きな人にフィットするのでは?

「Elipsis (Interlude)」
Ashley Henryプロデュース。Ashleyがウーリッツァーをプレイする短いインタールード。

「Sunrise」
Ashley Henryプロデュース。Ferg Ireland(b)、Marijus Aleska(ds)とのピアノ・トリオ演奏ですが、エレガントな疾走感が実に心地好いです。

「Dark Honey (4TheStorm)」
シカゴの新世代ドラマー/ビートメイカーMakaya McCravenをフィーチャー。Ashley Henry/Mo Hausler/Scott McNieceプロデュース。ここでのAshleyはローズを弾き、モーダルな演奏を聴かせてくれます。Makaya McCravenがドラマーとして格好良い腕前を披露してくれます。James Copus、Jaimie Branchという2人のトランぺッターが盛り上げ、終盤にはSahra Zoe Ahmed Gureが幻想的なスキャットを聴かせてくれます。

「Pressure (Instrumental)」
コベントリー出身のインディ・バンドThe Enemy、2007年のデビュー・アルバム『We'll Live And Die In These Towns』収録曲をカヴァー。EP「Easter EP」でもヴォーカル入りカヴァーを取り上げていましたが、本ヴァージョンはインスト・カヴァーです。Ashleyは余程この曲が好きなのでしょうね。荒々しいインディ・ロックを今ジャズ感覚の演奏で聴かせてくれます。Ashley Henryプロデュース。

「Ahmed」
Ashley Henryプロデュース。軽くラテン・フレイヴァーを効かせた品格のあるピアノ・トリオ演奏を聴かせてくれます。

「Lullaby (Rise & Shine)」
再び女性R&BシンガーJudi Jacksonをフィーチャー。Ashley Henryプロデュース。美しくブルージーな演奏をバックに、Judi Jacksonがコケティッシュなヴォーカルを聴かせてくれます。

「Battle」
Binker & Moses(Binker Golding/Moses Boyd)をフィーチャー。Ashley Henryプロデュース。Moses Boyd Exodus好きの人ならば気に入るであろう、Moses Boydのドラミングが炸裂する南ロンドン新世代らしいエキサイティングなバトルを満喫できます。

「The Mighty」
Ben Marcをフィーチャー。プロデュースもBen Marc。エキゾチックな雰囲気のダンサブルな演奏はクラブジャズ好きも気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=GGZy6E8aHlA

「The World Is Yours」
国内盤ボーナス・トラック。前述したEP「Easter EP」収録のNasによるHip-Hopクラシックのカヴァーです。Robert Glasper『In My Element』に通じる雰囲気ですね。

ロンドンといえば、ラグビーW杯決勝はイングランドにとって残念な結果になりました。

まぁ、昨晩に限っていえば、イングランドが勝てる雰囲気は全くありませんでしたね。

初戦でニュージーランドに敗れた南アフリカが、準決勝でニュージーランドに完勝したイングランドを力でねじ伏せてしまうというのが面白いですね。

今振り返れば、日本は王者南アフリカ相手に善戦しましたよね。

まさかラグビーW杯でこれほど感動するとは思えなかった、夢のような1か月半に感謝ですね。
posted by ez at 03:00| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする