2017年04月25日

Milt Jackson Quintet Featuring Ray Brown『That's The Way It Is』

ブルージーな味わいがたまらないジャズ作品☆Milt Jackson Quintet Featuring Ray Brown『That's The Way It Is』
ザッツ・ザ・ウェイ・イット・イズ
録音年:1969年
ez的ジャンル:ブルージー・ジャズ
気分は... :この落ち着きがたまらん!

今回はジャズ・ヴァイヴのパイオニアMilt Jacksonが盟友Ray Brownと共に組んだクインテットのライブ盤『That's The Way It Is』(1969年)です。

Modern Jazz Quartet(MJQ)のメンバーとしても活躍したヴァイヴ奏者Milt Jackson(1923-1999年)に関して、当ブログで紹介したのは以下の4枚。

 Milt Jackson & Wes Montgomery『Bags Meets Wes』(1961年)
 『Jazz 'N' Samba』(1964年)
 Milt Jackson With The Ray Brown Big Band『Memphis Jackson』(1969年)
 『Sunflower』(1972年)

Impulse!からリリースされた本作『That's The Way It Is』(1969年)は、バグスらメンバーが演奏するジャケからもわかるようにライブ・レコーディングです。場所はハリウッドのShelly's Manne-Hole

クインテットのメンバーはMilt Jackson(vibes)、Ray Brown(b)、Teddy Edwards(ts)、Monty Alexander(p)、Dick Berk(ds)という編成です。Dizzy Gillespie楽団時代からの盟友であるベーシストRay Brownをフィーチャリングする名義となっています。

アップテンポな演奏は「Wheelin' and Dealin'」のみで、リラックスした雰囲気のブルージーな演奏が印象的です。特に落ち着いたテンポの「Frankie and Johnny」「Blues In Bassment」「That's The Way It Is」がいいですね。

ブルージーな雰囲気が良く似合うバグスとRay Brownの相性の良さを感じます。

グラス片手に寛ぎながら楽しみたいジャズ作品です。

全曲紹介しときやす。

「Frankie and Johnny」
トラディショナル・ソングのカヴァー。Ray Brownのベースが存在感を示すオープニング。ミディアム・テンポのスウィンギー&ブルージーな演奏で会場がジワジワと高揚していく感じがいいですね。演奏も終わり方が実にオシャレ!
https://www.youtube.com/watch?v=BaFfiNrqe5A

「Here's That Rainy Day」
1953年のミュージカル『Carnival In Flanders(フランダースの謝肉祭)』の挿入歌をカヴァー(Johnny Burke/Jimmy Van Heusen作)。バグスの美しいヴァイヴの音色を楽しめるバラードです。しっとりとした雰囲気がたまりません。本曲に関して、当ブログではPeter Fesslerのカヴァーも紹介済みです。

「Wheelin' and Dealin'」
Teddy Edwards作。アップテンポで駆け抜けるエキサイティングな演奏で会場を盛り上げます。特にMonty Alexanderのピアノ・ソロで大盛り上がりします。
https://www.youtube.com/watch?v=H9gm6jvceIA

「Blues In Bassment」
Ray Brown作。作者Ray Brownのクールなベースに魅せられるブルージーな演奏です。ブルージーなサウンドの中でバグスのヴァイヴの音色も栄えます。
https://www.youtube.com/watch?v=za-_-fXzn0I

「Tenderly」
Walter Gross/Jack Lawrence作のスタンダードをカヴァー。Ray Brownの長いベース・ソロで拍手喝采を浴び、バグスがテンダーなヴァイヴを少し披露したところで、再びRay Brownのソロで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=MQf4BEXFTtM

本曲に関して、当ブログではClara MorenoJose JamesStacey KentPeter Fesslerのカヴァーを紹介済みです。

「That's The Way It Is」
Monty Alexander作。最後はメンバー紹介を交えながらテンポを落としたブルージーな演奏で締め括ってくれます。Teddy Edwardsのサックスをはじめ、落ち着いた雰囲気の中にもソウルフルな味わいがあっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=wkVOVA8I-B4

Milt Jacksonの過去記事もご参照下さい。

Milt Jackson & Wes Montgomery『Bags Meets Wes』(1961年)
Bags Meets Wes

『Jazz 'N' Samba』(1964年)
ジャズ・ン・サンバ

Milt Jackson With The Ray Brown Big Band『Memphis Jackson』(1969年)
メンフィス・ジャクソン

『Sunflower』(1972年)
Sunflower
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2017年04月24日

Fela Kuti『Excuse-O/Monkey Banana』

アフロビートの創始者、絶頂期の2作品の2in1CD☆Fela Kuti『Excuse-O/Monkey Banana』
Excuse-O (1975)/Monkey Banana (1975)Monkey Banana/Excuse-O
発表年:1976年
ez的ジャンル:元祖アフロビート
気分は... :バナナをよこせ!

元祖アフロビートFela Kutiの全盛期作品の2in1CD『Excuse-O/Monkey Banana』(1976年)です。

ナイジェリア出身でアフロビートの創始者Fela Kuti(1938-1997年)に関して、これまで紹介したのは以下の2in1CD3枚、6作品。

 『Na Poi/Zombie』(1972年/1976年)
 『Ikoyi Blindness/No Buredi』(1976年)
 『Perambulator/Original Sufferhead』(1981年/1983年)

Fela Kutiが音楽的な頂点を極めたのが、2年間で15枚以上のオリジナル・アルバムをリリースしている1976〜1977年です。この時期は、自らのコミュニティであるカラクタ共和国を形成し、政府と真っ向から対立していた時です。

今回紹介する『Excuse-O』(上記ジャケ左)、『Monkey Banana』(上記ジャケ右)の2枚は、共にそんな絶頂期の1976年にリリースされた作品です。

『Excuse-O』はナイジェリアの(当時の首都)ラゴスの治安の悪さを訴えた1枚、『Monkey Banana』は石油利権に群がるエリートを批判した1枚です。

各作品オリジナルLPA面、B面で各1曲、2in1でも2枚で全4曲というFela Kuti作品らしい構成です。

レコーディングにはFela Kuti(ts、as、p、org、vo)、バック・バンドAfrica 70のリーダーTony Allen(ds)以下、Christopher Uwaifor(ts)、Lekan Animashaun(bs)、Ukem Stephen(tp)、Tunde Williams(tp)、Franco Aboddy(b)、Leke Benson(g)、Henry Kofi(conga)、Nicholas Addo(conga)、Shina Abiodun(conga)、James Abayomi(per)等が参加しています。

アフロビートらしい覚醒的グルーヴを満喫できる「Excuse-O」、レゲエにも通じる間が印象的な「Mr. Grammarticalogylisationalism Is the Boss」、現行アフロ・ファンクにも通じる開放的なリズムの「Monkey Banana」、クールに疾走する「Sense Wiseness」と4曲4様のアフロビートを楽しめます。。

アフロビートの祖Fela Kutiの魅力をバランス良く楽しめる2in1CDだと思います。

全曲紹介しときやす。

「Excuse-O」
アフロビートらしいグルーヴで徐々に高揚させ、ホーン隊が加わり一気にスパークします。アフロビートならではの覚醒的な鍵盤の音色もいいですね。アフロビート好きには間違いない演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=JMXnC7xugps

「Mr. Grammarticalogylisationalism Is the Boss」
レゲエに通じる音空間の使い方が印象的な演奏です。ゆったりとしたリズムの中にも権力に屈しない戦うミュージシャン集団の強い意志を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=ToCUKl5qevo

「Monkey Banana」
♪俺たちにもバナナをよこせ♪と石油利権を批判する歌ですが、モンキー・バナナ感を見事にリズムで表現していると思います。サックス・プレイではジャズ・フィーリングがあるのもいいですね。。
https://www.youtube.com/watch?v=dReQzUpNIG4

「Sense Wiseness」
どこまでもクールに疾走するグルーヴ感が実に格好良い1曲。そんなクールなグルーヴをバックに、Fela Kutiのサックスが雄弁に語ります。
https://www.youtube.com/watch?v=kurnT5qCkpQ

Fela Kutiの過去記事もご参照ください。

『Na Poi/Zombie』(1972年/1976年)
NA POI/ZOMBIEZombie

『Ikoyi Blindness/No Buredi』(1976年)
IKOYI BLINDNESS/NO BUREDI

『Perambulator/Original Sufferhead』(1981年/1983年)
PERAMBULATOR/ORIGINAL SUFFERHEADOriginal Suffer Head/I.T.T.
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2017年04月23日

Tuxedo『Tuxedo II』

ディスコ・リヴァイバルを象徴するユニットの2nd☆Tuxedo『Tuxedo II』
II
発表年:2017年
ez的ジャンル:80年代オマージュ系ディスコ/ファンクへ
気分は... :80年代愛・・・

今日は新作アルバムから、話題のディスコ/ファンク・ユニットTuxedoの2ndアルバム『Tuxedo II』です。

白人ソウル・アーティストMayer Hawthorneと黒人Hip-HopプロデューサーJake Oneによるディスコ/ファンク・ユニットTuxedoの紹介は、Stones Throwからリリースされたデビュー・アルバム『Tuxedo』(2015年)に続き2回目となります。

折からのディスコ/ブギー・ブームの追い風に乗って、大人気を博したデビュー・アルバム『Tuxedo』は、2015年のディスコ・リヴァイバルを象徴する1枚でしたね。

2016年に入っても2人の活動は順調であり、Mayer HawthorneVagrant Recordsから4thソロ・アルバム『Man About Town』をリリースし、Jake OneThe WeekndChance The Rapperといった人気アーティストをプロデュースしています。

そして2017年、2人が再びタッグを組み、Stones Throwから2ndアルバム『Tuxedo II』を届けてくれました。当ブログでも取り上げずとも話題となるアルバムでしょうが、話題作を好まないタイプの僕でも取り上げたくなるのが、このユニットの立ち位置の絶妙なところかもしれませんね。

アルバムにはSnoop Doggがフィーチャリングされ、元ZappLester Troutman、当ブログでも取り上げた女性アーティストMichelle Shaprowもレコーディングに参加しています。

それ以外にもGavin Turek(vo)、Clifton "Scooter" Maxie(key)といったミュージシャンが盛り上げてくれます。

前作以上に80年代エレクトリック・ファンクへのオマージュが強調された内容に仕上がっています。どこを切ってもキャッチーなダンサブル・チューンを楽しめる1枚です。分かりやすいけどメジャーにはないマニアック感を忘れていないのがStones Throw作品らしくて好感が持てます。

初心者から年季の入ったファンまで幅広く楽しめるダンス作品だと思います。

GWのお供にぜひどうぞ!

全曲紹介しときやす。

「Fux With The Tux」
Snoop Doggをフィーチャー。先行シングルにもなった曲です。前作でもSnoop Dogg「Ain't No Fun」を引用したアーバン・ダンサー「Number One」を収録していましたね。G-Funk好きMayer Hawthorneの嗜好も反映したエレクトリック・ブギーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=vleyRSAuZtc

「2nd Time Around」
80年代モード全開の華やかなエレクトリック・ファンク。80年代ディスコ/ファンク愛を感じるキャッチーさがサイコーです!
https://www.youtube.com/watch?v=5OoZ83lqIbo

「Take A Picture」
小難しいことをしない、ハツラツとしたキャッチーさにグッとくるダンス・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=iSJ_WJ2dJG0

「Rotational」
少しテンポを落としたエレクトリック・ファンク・サウンドが80年代モードを盛り上げてくれます。それもそのはず、元ZappのLester Troutmanがドラムで参加しています。
https://www.youtube.com/watch?v=hViU11Bz3Mw

「Shine」
Mayer Hawthorneと女性シンガーGavin Turekのデュエットによるアーバン・メロウなミディアム。華のある仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=V0upKLWLQC4

「Scooter's Groove」
タイトルの通り、Clifton "Scooter" Maxieのキーボードを大きくフィーチャーした小曲。
https://www.youtube.com/watch?v=aARHpZMkNvg

「U Like It」
口笛と共に始まるミディアム・ファンク。時代が一回りしたG-Funk経由のエレクトリック・ファンクといった雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=CymXKruRbec

「Back In Town」
ホーン・サウンドが盛り上げてくれる爽快グルーヴ。聴いているだけ晴れモードになるポジティヴなヴァイヴがサイコー!
https://www.youtube.com/watch?v=fY5gPzrmFqg

「Special」
この曲も80年代モード全開のアーバン・ミディアム。ここでも小難しいことをしないベタなキャッチーさが吉と出ています。
https://www.youtube.com/watch?v=GEd0jU_vZ3s

「Livin' 4 Your Lovin'」
キラキラした華のあるダンス・チューン。Tuxedoらしい美学が貫かれた実にスマートな仕上がりだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=MmvFFT2ZR4o

「July」
本編のラストはMayer Hawthorneのダンディズムを感じるミディアム・スロウで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=QrwLf5WmYSg

国内盤ボーナス・トラックとして、爽快なアーバン・ダンサー「I Wanna Thank Ya」が追加収録されています。

『Tuxedo』(2015年)
Tuxedo (タキシード)
posted by ez at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月22日

N II U『N II U』

正統派の90年代男性R&Bグループ作品☆N II U『N II U』
N II U
発表年:1994年
ez的ジャンル:正統派男性R&Bグループ
気分は... :ミディアム〜スロウで勝負!

今回は90年代男性R&Bグループ作品からN II U『N II U』(1994年)です。

N II Uはニュージャージーで結成された男性R&Bグループ。グループ名の"Into You"と発音するのが正式みたいです。

メンバーはChuckie HowardChris HerbertDon CarlisCraig Hillの4名。

メンバーのうち、Chris Herbertは人気プロデューサーVincent Herbertの弟です。また、リード・ヴォーカルのChuckie Howardはグループ結成以前に、当ブログで紹介した女性R&BシンガーRhonda Clarkの作品にプロデューサー&バック・コーラスで参加しています。

そんなグループ唯一のアルバムが本作『N II U』(1994年)です。アルバムからは2ndシングル「I Miss You」が全米チャート第22位、同R&Bチャート第14位のヒットとなりました。

アルバムはミディアム〜スロウ中心の内容であり、正統派男性R&Bグループを印象付ける内容となっています。きっとこの時代を象徴する男性R&BグループであったJodeciがお好きであった人ならば気に入るであろう1枚だと思います。

プロデュースはChris Herbertの兄であるVincent Herbert率いる3 Boyz from Newarkの面々が中心です。

代表曲は前述のヒット曲「I Miss You」ですが、個人的には1stシングル「You Don't Have to Cry」や3rdシングル「There Will Never Be」あたりにグループの魅力が詰まっている気がします。

シングル以外であれば、「Anything」「I'm Coming Home」といったスロウにもグッときます。また、「Someone for Me」「Gotta Get Into Me」という数少ないダンサブル・チューンもキャッチーで好きです。

90年代男性R&Bグループ作品がお好きな人はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Intro Interlude」
3 Boyz from Newarkプロデュース。アルバムのイントロ。

「There Will Never Be」
Rheji Burrell/Vincent Herbert/Ben Garrisonプロデュース。ミディアム〜スロウ系で勝負するグループのスタンスを示しているオープニング。アルバムからの3rdシングルにもなっています。Chuckieのリードが魅力的であり、90年代男性R&Bグループがお好きな人は気に入るであろう素敵なミディアム・スロウです。
https://www.youtube.com/watch?v=dI03pCZl55o

「You Don't Have to Cry」
Vincent Herbertプロデュース。グループの記念すべきデビュー・シングル。グループの個性とVincent Herbertの手腕が噛み合った極上スロウ。ヒットした「I Miss You」以上に僕は好きです。リアルタイムで90年代男性R&Bグループを聴いていた頃、求めていたのがこのタイプの美メロのミディアム〜スロウでした。
https://www.youtube.com/watch?v=eCvXXimoKgg

「Someone for Me」
Rhano Burrell/3 Boyz from Newarkプロデュース。極上のミディアム〜スロウの2曲の後の爽快NJSは実に心地好いですね。メロディアス&ライトに跳ねているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=pLEI7PeHyfg

「I'm Coming Home」
Vincent Herbertプロデュース。美しいヴォーカル・ワークが栄えるビューティフル・バラード。本格派グループらしい佇まいとVincent Herbertのサウンド・センスが調和しています。
https://www.youtube.com/watch?v=L99mioFGObU

「Right Now」
Vincent Herbert/Chuckie Howardプロデュース。90年代男性R&Bグループらしい甘く切ない雰囲気にグッとくるミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=Rtoi1g0c7t4

「Uptempo Interlude」
3 Boys from Newarkプロデュース。不穏な雰囲気のインタールード。

「Anything」
Rhano Burrell/Vincent Herbert/Ben Garrisonプロデュース。この曲ではCraig Hillがリードを務めています。Jodeciあたりがお好きな人はグッとくるであろう濃厚バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=FUEDNX0U_9g

「Let Me Come Inside」
Rheji Burrell/3 Boyz from Newarkプロデュース。セクシー・モードで迫ってくるスロウ。
https://www.youtube.com/watch?v=8tWLKRpyrqU

「Gotta Get Into Me」
Rheji Burrell/3 Boyz from Newarkプロデュース。ダンサブルな中にもヴォーカルワークが栄える爽快グルーヴィー。シングル向きのキャッチーさがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=Z-d7ujQzT_I

「I Miss You」
Vincent Herbert/Chuckie Howardプロデュース。アルバムからの2ndシングルとして全米チャート第22位、同R&Bチャート第14位となったグループの代表曲。美しいピアノをバックに、切々と歌い上げる王道バラードです。彼らのゴスペルDNAを感じることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=9BPmlcOQtpg

気づけば、あと1週間でGWですね。
焦る・・・
posted by ez at 17:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月20日

Kellee Patterson『Kellee』

ディスコ/ソウル路線へ転換した2ndアルバム☆Kellee Patterson『Kellee』
Kellee
発表年:1976年
ez的ジャンル:ディスコ/ソウル系キュート女性ヴォーカル
気分は... :エンジェル・ヴォイス!

今回は黒人女性シンガーKellee Pattersonが1976年にリリースした2ndアルバム『Kellee』です。

シカゴ生まれ、インディアナ州ゲイリー育ちでミス・アメリカにノミネートされた経歴も持つ美人シンガーKellee Pattersonの紹介は、1stアルバム『Maiden Voyage』(1973年)に続き2回目となります。

Black Jazz Recordsからリリースされた1stアルバム『Maiden Voyage』(1973年)は、ブラック・ジャズ屈指の1枚としてレア・グルーヴ人気作となっています。

2ndアルバムとなる本作『Kellee』は、大きく路線変更したディスコ/ソウル作品であり、『Maiden Voyage』とは全く異なる内容のアルバムですが、『Maiden Voyage』同様にレア・グルーヴ人気作となっています。Kelleeの華のあるキュート・ヴォーカルを存分に満喫できます。

ジャケからして、神妙な表情の『Maiden Voyage』とは真逆な感じですよね!

レコーディング・メンバーは前半4曲と後半5曲で分かれています。

前半4曲はGene Russell(p)、Bill Upchurch(b)、Johnny Kirkwood(ds)、Marlo Henderson(g)、Rick Geragi(congas)によるバッキングです。

後半5曲はRick Bolden(p)、Larry Klein(b)、Carl Burnett(ds)、Danny Jacob(g)、Don Cunningham(congas)によるバッキングです。

また、バック・ヴォーカルでGene RussellKimberly BoyerRicky ZunigarShelly Michelle が参加しています。

アルバムはソウル、ロック、ジャズの有名曲のカヴァーが中心ですが、レア・グルーヴ/フリーソウル好きの人を満足させる選曲・サウンドです。

ハイライトとなるのはレア・グルーヴ人気曲「I'm Gonna Love You Just A Little More, Baby」Barry Whiteのカヴァー)です。

それ以外にも「What You Don't Know」(Jackson 5)、「I Love Music」The O'Jays)、「Jolene」(Dolly Parton)、「Time To Space」(Loggins & Messina)といったカヴァー曲は、レア・グルーヴ好きならばグッとくるはずです。

唯一のオリジナル曲「Once Not Long Ago」もフリーソウル的メロウ・グルーヴでかなりイケてます。

『Maiden Voyage』とは異なるKellee Pattersonの魅力を楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「I'm Gonna Love You Just A Little More, Baby」
Barry White作。全米チャート第3位となったBarry Whiteのヒット曲をカヴァー。オリジナルはアルバム『I've Got So Much to Give』(1973年)に収録されています。本ヴァージョンは本作のハイライトと呼べるレア・グルーヴ人気曲です。セクシー・モードのKelleeの満喫できるナイスなメロウ・グルーヴに仕上がっています。このオープニングを聴けば、本作が買いの1枚だと思えるはず!
https://www.youtube.com/watch?v=UstGEU0XTCU

「What You Don't Know」
Gene Marcellino/Gerry Marcellino/Mel Larson作。Jackson 5のヒット曲をカヴァー。オリジナルはアルバム『Dancing Machine』(1974年)に収録されています。パーカッシヴに疾走するスピード感がたまらない、僕好みのファンキー・グルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=3ttpgcxpzAo

「Mister Magic」
Ralph MacDonald/William Salter作。Grover Washington Jr.の人気曲をカヴァー。オリジナルはアルバム『Mister Magic』(1975年)に収録されています。落ち着きのある都会的ファンキー・サウンドを聴かせるバッキングがいい感じの1曲に仕上がっています。特にMarlo Hendersonのギターがいい味出しています。
https://www.youtube.com/watch?v=4ALXRHlyXdU

「You Are So Beautiful」
Billy Preston/Bruce Fisher作。Joe Cockerヴァージョンでも知られる名バラードをカヴァー。Billy Prestonのオリジナルはアルバム『The Kids & Me』(1974年)に収録されています。名バラードをしっとりと歌い上げます。Kelleeのヴォーカルに寄り添うMarlo Hendersonのメロウ・ギターもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=cq7WEJ7alYk

「I Love Music」
Kenneth Gamble/Leon Huff作。全米R&Bチャート第1位、ポップチャートでも第5位となったThe O'Jaysの大ヒット・シングルをカヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介したアルバム『Family Reunion』(1975年)に収録されています。オリジナルはThe O'Jaysのマイ・フェイヴァリット・ソングなので、本カヴァーも大歓迎です。ダンス・クラシックとして大人気のオリジナルの雰囲気を受け継ぐ、スピード感のあるファンキーなダンス・グルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=32JgLGy5zMo

「Stop, Look & Listen To Your Heart」
Linda Creed/Thom Bell作。The Stylisticsの名曲をカヴァー。オリジナルはアルバム『The Stylistics』(1971年)に収録されています。Kelleeのキュートで素直なヴォーカルの魅力を実感できるカヴァーです。
https://www.youtube.com/watch?v=LyXsCeFkKSE

「Jolene」
Dolly Parton作。Olivia Newton-Johnヴァージョンでもお馴染み、Dolly Partonのカントリー名曲をカヴァー。このカントリー名曲をファンキー・グルーヴで聴かせてくれます。Danny Jacobのファンキー・ギターが先導され、Kelleeのキュート・ヴォーカルも弾けます。
https://www.youtube.com/watch?v=en3_U6tIaQ8

「Time To Space」
Dona Lyn George/Kenny Loggins作。
Loggins & Messinaのカヴァー。オリジナルはアルバム『Mother Lode』(1974年)に収録されています。オリジナル同様、メロウなイントロからギア・チェンジしてファンキーに加速する展開がいいですね。特に本ヴァージョンはパーカッシヴなファンキー・メロウ感がサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=w0A4qZU_4Xw

「Once Not Long Ago」
Kellee Patterson/Rick Bolden作。ラストは唯一のオリジナル曲。これが実にフリーソウル的で素敵なメロウ・グルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=H55sLjeKKBM

僕の保有CDはオリジナルの9曲のみですが、最近の再発CDにはボーナス・トラックが追加されています。

未聴の方は1stアルバム『Maiden Voyage』(1973年)もチェックを!

『Maiden Voyage』(1973年)
メイデン・ヴォヤージュ
posted by ez at 02:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする