2017年02月19日

Jose James『Love In A Time Of Madness』

もはやジャズではない!Jose流R&B作品☆Jose James『Love In A Time Of Madness』
ラヴ・イン・ア・タイム・オブ・マッドネス
発表年:2017年
ez的ジャンル:新世代男性シンガー
気分は... :狂った時代に愛を・・・

今回は新世代男性ジャズ・シンガーの筆頭格Jose Jamesの最新作『Love In A Time Of Madness』です。

1978年ミネアポリス生まれの男性ジャズ・シンガーJose Jamesについて、これまで当ブログで紹介した作品は以下の5枚。

 『The Dreamer』(2007年)
 『Blackmagic』(2010年)
 『No Beginning No End』(2013年)
 『While You Were Sleeping』(2014年)
 『Yesterday I Had The Blues』(2015年)

Billie Holidayへのトリビュート『Yesterday I Had The Blues』(2015年)は、Jose Jamesというアーティストの根っ子には、しっかりジャズがあること認識できた1枚でした。

しかし、新作『Love In A Time Of Madness』は、その真逆でJose Jamesというアーティストがジャズには全く固執していないことを示したR&Bアルバムに仕上がっています。

前作からの振り幅の大きさは半端ないですが、そもそもJose Jamesをよく聴いている人って、ジャズ専門リスナーの人は少ないと思うので、こうしたR&B寄りのアルバムをリリースすることは大歓迎なのでは?

アルバム・タイトルに反映されているように、本作のテーマは"愛の大切さ"。狂った今の時代だからこそ愛に目を向けよう!というメッセージがアルバム全体を貫きます。

TarioことAntario Holmesをメイン・プロデューサーに据え、プロデューサー・ユニットLikemindsChris Soper/Jesse Singer)も数曲でプロデューサーに起用しています。

こうしたプロデューサー陣を迎え、生演奏よりプログラミングを多用しているのも本作の特徴です。今作はサウンド以上にメッセージを重視しているように思われるので、その意味でプログラミングを駆使した美しくも儚いアトモスフィア/アンビエント/ミニマルなサウンドはコンセプトにフィットしていると思います。

クリスチャンR&Bの男性シンガーMali Music、ベテラン女性シンガーOleta Adamsがフィーチャリングされ、Solomon Dorsey(b)、Nate Smith(ds)といったJoseのバンド・メンバー、元The NPG HornzPhilip Lassiter(tp、horn arr)等も参加しています。

Philip Lassiterの参加に象徴されるように、同郷の偉大なミュージシャンであった故Princeへのオマージュ的な曲があるのも興味不快ですね。

楽曲はすべてJose Jamesや参加プロデューサー/ミュージシャンらによるオリジナルです。

新世代男性ジャズ・シンガーのR&B作品!
ジャンルの壁など作らず、扉を開けてみましょう!

全曲紹介しときやす。

「Always There」
オープニングは美しくも儚いR&Bチューン。シンセとドラム・プログラミングのみのシンプルなトラックをバックに、大切な愛を歌います。このアトモスフィアな雰囲気はSiRあたりと一緒に聴きたいです。
https://www.youtube.com/watch?v=BgPViIFfCB4

「What Good Is Love」
愛を問いかける哀愁モードのアンビエントR&B。シンセ、キーボードとドラム・プログラミングのみのサウンドをバックに、切々とJoseが歌い上げます。

「Let It Fall」
Mali Musicをフィーチャー。ギターも入ったゴスペル調のR&Bチューンですが、儚くアトモスフィアな雰囲気も保っています。

「Last Night」
ミニマルな電子サウンドをベックに、哀愁のメロディを歌い上げます。

「Remember Our Love」
Likemindsプロデュース曲。5曲目にして、ようやくポジティヴな方向へ動き出します。力強く希望に満ちたJoseの歌声が印象的です。

「Live Your Fantasy」
Princeへのオマージュ。ダンサブルなサウンドをバックに、Joseがセクシーなヴォーカルを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=OPdt_WQhHw8

「Ladies Man」
前曲と流れを汲むミネアポリス・ファンク調のダンサブル・チューン。思わずハンド・クラップしてしまうダンス・チューンは昨今のディスコ/ブギー・ブームの流れもあるのでしょうね。

「To Be With You」
美しいメロウ・バラード。アルバムの中で最もジャズを感じるのはコレかもしれませんね。Mali Musicの美しい鍵盤が演奏面で大きく貢献しています。
https://www.youtube.com/watch?v=-Jqs-9DUoIg

「You Know I Know」
Likemindsプロデュース曲。ミニマルな電子サウンドと美しさと脆さが同居するようなJoseの歌声がいいですね。自分の弱さをさらけ出すことで強くなっている感じが好きです。

「Breakthrough」
これもLikemindsプロデュース。揺らめくエレクトリック・サウンドをバックに、前向きに壁を乗り越えようとする決意をJoseが歌い上げます。

「Closer」
オートチューンも使ったミディアム・バラードを淡々の歌います。
https://www.youtube.com/watch?v=yeqT4BH5mgo

「I'm Yours」
Oleta Adamsをフィーチャー。ラストはピアノ、シンセのみのバックでオーセンティックなバラードをOleta Adamsとのデュエットで歌います。

国内盤には『No Beginning No End』(2013年)収録曲のTarioによるリミックス「Trouble (Tario Remix)」と、「Live Your Fantasy」の。J Dilla調のリミックス「Live Your Fantasy (WONK Remix)」がボーナス・トラックとして追加収録されています。2曲共なかなかいいですね。国内盤にして良かった!

Jose Jamesの他作品もチェックを!

『The Dreamer』(2007年)
The Dreamer [帯解説・歌詞対訳 / ボーナストラック3曲収録 / 国内盤] (BRC369)

『Blackmagic』(2010年)
Blackmagic [帯解説・ボーナストラック2曲収録 / 国内盤] 期間限定廉価盤 (BRC246Z)

Jose James & Jef Neve『For All We Know』(2010年)
For All We Know

『No Beginning No End』(2013年)
ノー・ビギニング・ノー・エンド

『While You Were Sleeping』(2014年)
While You Were Sleeping

『Yesterday I Had The Blues』(2015年)
イエスタデイ・アイ・ハド・ザ・ブルース
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2017年02月18日

Sandie Shaw『Sandie』

スウィンギング・ロンドンの歌姫のデビュー・アルバム☆Sandie Shaw『Sandie』
サンディ
発表年:1965年
ez的ジャンル:スウィンギン・ロンドン系女性シンガー
気分は... :裸足の女王!

今回はスウィンギン・ロンドンな1枚、Sandie Shaw『Sandie』(1965年)です。

Sandie Shawは1947年、イギリス、エセックス州生まれの女性シンガー。"裸足の女王"として人気を博したスウィンギング・ロンドンの歌姫の一人です。

弱冠17歳で敏腕女性マネジャーEve Taylorの下、Chris Andrewsプロデュースで1964年にシングル「As Long As You're Happy Baby」でデビュー。

続く2ndシングルとなったLou Johnsonのカヴァー「(There's) Always Something There To Remind Me」(Burt Bacharach/Hal David作)がUKシングル・チャート第1位となり、彼女の快進撃が始まります。

その後も「Girl Don't Come」(UKシングル・チャート第3位)、「I'll Stop at Nothing」(UKシングル・チャート第4位)、「Long Live Love」(UKシングル・チャート第1位)、「Message Understood」(UKシングル・チャート第6位)、「Puppet on a String」(UKシングル・チャート第1位)、「Monsieur Dupont」(UKシングル・チャート第6位)といったヒットを60年代に放っています。

アルバムとしては『Sandie』(1965年)、『Me』(1965年)、『Love Me, Please Love Me』(1967年)、『The Sandie Shaw Supplement』(1968年)、『Reviewing the Situation』(1969年)の5枚を60年代にリリースしています。

今回紹介する『Sandie』(1965年)は彼女のデビュー・アルバムであり、UKアルバム・チャート第1位となったヒット・アルバムです。加えて、再発CDには「As Long As You're Happy Baby」「(There's) Always Something There To Remind Me」「Girl Don't Come」「I'll Stop At Nothing」「Long Live Love」「Message Understood」といった初期ヒット・シングルがボーナス・トラックで追加収録された超お得な1枚となっています。

こうしたボーナス・トラックに目を奪われがちになりますが、アルバム本編もなかなか充実しています。スウィンギング・ロンドン好きの人であれば、ヒット・シングル以上に気に入るであろう曲が多数収録されています。

本編はヒット曲カヴァーとChris Andrews作のオリジナルから構成されています。特にスウィンギング・ロンドン好きにオススメなのが、R&Bフィーリングの「Everybody Loves A Lover」「Baby I Need Your Loving」「Don't Be That Way」「It's In His Kiss」、ビートの効いた「Gotta See My Baby Every Day」あたりです。

17歳のデビュー・アルバムとは思えないほど、キュートな中にも落ち着きがあるのがいいですね。

スウィンギング・ロンドンの歌姫の魅力を堪能しましょう!

全曲紹介しときやす。

「Everybody Loves A Lover」
Robert Allen/Richard Adler作。Doris Day、1958年のヒット曲をカヴァー。Sandieヴァージョンは1962年のThe Shirellesヴァージョンをお手本にした仕上がりです。スウィンギング・ロンドンらしいR&Bフィーリングのヒップなカヴァーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=F5G6YFhQCG4

「Gotta See My Baby Every Day」
Chris Andrews作。ビートの効いたロッキン・サウンドをバックに、Sandieがキュートなヴォーカルで弾けます。スウィンギング・ロンドン好きにはたまらない仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=6cPof98K1j0

「Love Letters」
Edward Heyman/Victor Young作。Ketty Lesterのヒット(1962年)で知られる曲をカヴァー。オリジナルは同名映画(1945年)の主題歌です。可憐にバラードを歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=dhwFnxJeXAI

「Stop Feeling Sorry For Yourself」
Chris Andrews作。甘酸っぱい青春の香りのするミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=ngETbuhWvME

「Always」
Irving Berlinが1925年に書いたポピュラー・スタンダードをカヴァー。悪くはないけど、スウィンギング・ロンドン好きの人には少し拍子抜けかも?

「Don't Be That Way」
Chris Andrews作。ビートの効いたスウィンギング・ロンドンな仕上がり。ヒップなサウンドをバックにSandieの初々しさが眩しく栄えます。
https://www.youtube.com/watch?v=OwDKaQtyfZ0

「It's In His Kiss」
Betty Everett、1964年のヒット曲をカヴァー(Rudy Clark作)。オリジナルはMerry Claytonのヴァージョン(1963年)です。ポップとR&Bが程よくブレンドしている感じがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=uFZIkr5mAog

「Downtown」
Petula Clark、1964年の大ヒット曲をカヴァー(Tony Hatch作)。どうしてもPetula Clarkの印象が強い曲ですが、Sandieヴァージョンもオリジナルの雰囲気を受け継いでいます。
https://www.youtube.com/watch?v=4zrS3mlg4VI

「You Won't Forget Me」
Jackie DeShannon/Shari Sheeley作。作者Jackie DeShannonヴァージョンはアルバム『Breakin' It Up on the Beatles Tour』(1964年)に収録されています。Sandieヴァージョンはハープシコードがアクセントのキュートなポップ・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=f9zll471bZw

「Lemon Tree」
Will Holt作のフォーク・ソングをカヴァー。オールディーズ感の仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=W6-35VJ4YGw

「Baby I Need Your Loving」
Four Tops、1964年のヒット曲をカヴァー(Holland-Dozier-Holland作)。SandieのヴォーカルとR&Bサウンドの相性の良さを実感できます。
https://www.youtube.com/watch?v=EIhtsV7wz5A

「Talk About Love」
Chris Andrews作。本編のラストはポップに弾けて締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=5ZE_KUi59ns

前述のように国内再発CDには初期シングルやそのB面曲が発売順にボーナス・トラックとして追加収録されています。

「As Long As You're Happy Baby」
Chris Andrews作。デビュー・シングル。初々しさの中にもSandieの持つR&Bフィーリングな魅力を確認できます。
https://www.youtube.com/watch?v=RHFhT4k0jOU

「(There's) Always Something There To Remind Me」
Burt Bacharach/Hal David作。2ndシングルとしてUKシングル・チャート第1位の大ヒットとなりました。ストリングスをバックにSandieが堂々と歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=-RpOUa1bkNQ

「Don't You Know」
Chris Andrews作。シングル「(There's) Always Something There To Remind Me」のB面曲です。しっとりと歌い上げます。10代にしてSandieが完成度の高いシンガーであったことを実感できます。
https://www.youtube.com/watch?v=ZV55mxXKQ6U

「Girl Don't Come」
Chris Andrews作。3rdシングルとしてUKシングル・チャート第3位のヒットとなりました。哀愁のポップ・ソングを可憐に歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=BTuzSwu8YLo

「I'll Stop At Nothing」
Chris Andrews作。4thシングルとしてUKシングル・チャート第3位のヒットとなりました。R&Bフィーリングのポップ・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=lIp72ZP-WLg

「Long Live Love」
Chris Andrews作。5thシングルとしてUKシングル・チャート第1位の大ヒットとなりました。Chris Andrewsとのコンビの快調ぶりが窺えるポップ・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=MUybFOUSb0I

「Message Understood」
Chris Andrews作。6thシングルとしてUKシングル・チャート第6位のヒットとなりました。オルガンがアクセントのスウィンギング・ロンドンらしいポップ・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=2RLcw2bpOoU

Sandie Shawの他作品もチェックを!

『Me』(1965年)
ME

『Love Me, Please Love Me』(1967年)
LOVE ME, PLEASE LOVE ME

『The Sandie Shaw Supplement』(1968年)
Sandie Shaw Supplement

『Reviewing the Situation』(1969年)
REVIEWING THE SITUATION
posted by ez at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月17日

Norman Feels『Norman Feels』

再評価の高いニュー・ソウル作品☆Norman Feels『Norman Feels』
ファースト・アルバム
発表年:1973年
ez的ジャンル:デトロイト系ニュー・ソウル
気分は... :断捨離!CD以外は(笑)

遅まきながら断捨離を断行中!
家電、衣類、書籍等を大量に処分しています。

ただし、CDだけは別です。
増え続けるCDの保管場所の確保のための断捨離なので・・・
これって断捨離になっていないかも(笑)

今回は70年代ソウル作品からNorman Feels『Norman Feels』(1973年)です。

デトロイト出身の男性ソウル・シンガーNorman Feelsの紹介は、2ndアルバム『Where or When』(1974年)に続き2回目となります。

Just Sunshine Recordsからリリースされた『Norman Feels』(1973年)、『Where or When』(1974年)という2枚のアルバムは共に今日再評価の高いソウル作品ですね。

本作『Norman Feels』(1973年)は、Marvin Gaye『What's Going On』調のニュー・ソウルな雰囲気や、Norman Feelsの類い稀な声質の美しさを楽しめるソウル作品に仕上がっています。

プロデュースはSal Scaltr。レコーディングにはUriel Jones(ds)、Eddie "Bongo" Brown(congas)、Eddie Willis(g)、Robert White(g)といった元The Funk Brothersの面々をはじめ、名うてのミュージシャンが参加しています。また、オーケストレーションはDavid Van De Pitteが手掛けています。

バック・コーラスにはTony Orlando & DawnのメンバーであったTelma HopkinsJoyce Vincentも参加しています。

ニューソウル的な雰囲気を楽しみたいのであれば、「Don't」「Till I Found You」「My World Is Empty Without You」「Today」がオススメです。

Feelsの声質の良さを堪能するのであれば、「They Said It Couldn't Be Done」「Yes You Did」、元The FascinationsのBernadine Boswellとのデュエット「Everything Is Going Our Way」をどうぞ!

また、哀愁バラード「Something In Me」は近年サンプリング・ソースとして人気です。

「My World Is Empty Without You」以外はすべてNorman Feelsのオリジナルです。

全曲紹介しときやす。

「Don't」
クラヴィネットやワウワウ・ギターが妖しく響くニュー・ソウルな雰囲気プンプンのオープニング。コンガによるパーカッシヴなスパイスもいい塩梅です。David Van De Pitteのオーケストレーションも盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=iaBdsyWDMgg

「Till I Found You」
声質の良いFeelsのファルセット・ヴォーカルが栄えるミディアム・グルーヴ。ニュー・ソウルななスウィートネスがいいですな。
https://www.youtube.com/watch?v=IVC4c5UEsAI

「They Said It Couldn't Be Done」
これもFeelsの声質の良さを生かしたバラード。抜群に上手いって感じではありませんが、澄んだ声の美しさに魅了されます。
https://www.youtube.com/watch?v=9UnMSWukXDs

Nas feat. Rick Ross「Accident Murderers」、Havoc feat. Ferg Brim「Separated (Real From the Fake)」、K-Rino「Seeing Thru Ya」のサンプリング・ソースになっています。
Nas feat. Rick Ross「Accident Murderers」
 https://www.youtube.com/watch?v=eo0iodtx40U
Havoc feat. Ferg Brim「Separated (Real From the Fake)」
 https://www.youtube.com/watch?v=dY0vLgBij5g
K-Rino「Seeing Thru Ya」
 https://www.youtube.com/watch?v=VB5FnvjCDx8

「Something In Me」
哀愁モードのバラード。澄んだファルセットで切々と歌い上げるヴォーカルは"内なる声"って感じですね。David Van De Pitteのアレンジが冴えます。
https://www.youtube.com/watch?v=AebIy96XQYo

近年はサンプリング・ソースとしても人気です。Faccao Central「Sao Paulo Aushwit'z Versao Brasileira」、Venomous2000 & Trilian feat. DJ TMB 「Know Things」、The Away Team「Interior」、ScHoolboy Q feat. Ab-Soul「Druggys Wit Hoes」、French Montana feat. Torch & Uncle Murda「Ghetto Boy」、Papa J. Ruiz「Government Cake」、Big K.R.I.T.「86」、A286「A Cronica Do Nada」でサンプリングされています。
Faccao Central「Sao Paulo Aushwit'z Versao Brasileira」
 https://www.youtube.com/watch?v=2za3rJXYCiA
ScHoolboy Q feat. Ab-Soul「Druggys Wit Hoes」
 https://www.youtube.com/watch?v=WFbgRmkzU08
French Montana feat. Torch & Uncle Murda「Ghetto Boy」
 https://www.youtube.com/watch?v=QloKHCjXOBM
A286「A Cronica Do Nada」
 https://www.youtube.com/watch?v=cvGQgyc8rIQ
Venomous2000 & Trilian feat. DJ TMB 「Know Things」
 https://www.youtube.com/watch?v=1NekW1t5ijY

「My World Is Empty Without You」
The Supremesのヒット曲をカヴァー(Holland–Dozier–Holland作)。オリジナルとは異なる
Marvin Gaye『What's Going On』の世界観を受け継いだカヴァーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=NfFxt5IdNsc

「Yes You Did」
意外にいいのがコレ。切ない男心を歌ったミディアム・ソウル。Feelsの澄み切ったヴォーカルの魅力がよくわかります。

「Something About You (Makes Me Love You)」
ラブ・バラードをしっとり丁寧に歌い上げます。Feelsのヴォーカルから愛しさが伝わってきます。

「Today」
ニューソウル感たっぷりのCurtis Mayfield調のグルーヴィー・ソウル。僕好みのパーカッシヴな展開です。
https://www.youtube.com/watch?v=EPSORlKMpHk

「Everything Is Going Our Way」
ラストは元The FascinationsのBernadine Boswellとのデュエット。ゴスペル調のエモーションなバラードで締め括ってくれます。

未聴の方は2nd『Where or When』(1974年)もセットでどうぞ!

『Where or When』(1974年)
ホエア・オア・ホエン
posted by ez at 01:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月16日

Think Twice『With A Loop And Some Swing』

Specificsのトラックメイカーによる極上ジャジーHip-Hop☆Think Twice『With A Loop And Some Swing』
ウィズ・ア・ループ・アンド・サム・スウィング
発表年:2007年
ez的ジャンル:カナダ産ジャジーHip-Hop
気分は... :第1関門突破・・・

カナダのHip-HopユニットSpecificsのメンバーThink Twice(Phil Kennedy)の初ソロ・アルバム『With A Loop And Some Swing』(2007年)です。

Think Twice(Phil Kennedy)は、Golden Boy(Spencer Miller)DJ GoserとのユニットSpecificsのメンバー。

2004年にリリースされたSpecificsの1stアルバム『Lonely City』(2004年)はジャジーHip-Hop名盤として高い評価を得た1枚でした。特に「Under The Hood」は各種コンピでも人気のピアノHip-Hopクラシックですね。

その後、2007年には2ndアルバム『II』をリリースしています。

そんなSpecificsのトラックを手掛け、ピアノ、サックスも演奏するプロデューサーであるThink Twice(Phil Kennedy)は、『With A Loop And Some Swing』(2007年)、『Rock To This Beat』(2008年)という2枚のソロ・アルバムをリリースしています。

美しいピアノHip-Hopの印象が強いSpecificsも好きですが、個人的にはよりジャジー・フィーリングの強いThink Twiceのソロの方が僕の嗜好にフィットしているかもしれません。

シングルにもなった「People Wanna Know」「Its Too Late」、Specificsの盟友Golden Boyをフィーチャーした「Stars」Roy Ayersネタの「Time's Passin Me By」、美しく温もりのある「Esto Es」が僕のオススメです。

ジャジーHip-Hop好きの方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Intro」
イントロ。

「People Wanna Know」
オススメその1。Manchilde/Shogunをフィーチャー。先行シングルにもなったピアノとヴァイヴの音色が心地好いジャジー・フィーリングたっぷりのトラックにのって、マイクリレーが展開されます。アングラ・ジャジーHip-Hop好きには間違いない1曲。

「Don't Mind At All」
Mr. Goodvibesをフィーチャー。哀愁を帯びたラテン・テイストのギター・ループが印象的です。

「Stars」
オススメその2。Specificsの盟友Golden Boyをフィーチャー。ソウル・フィーリングとジャジー・フィーリングが程よくブレンドした感じがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=56HFecQxgG0

「This Is Us」
Loesをフィーチャー。幻想的トラックにのってLoesが達者なフロウで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=XFJmYAK98ZI

「Whadodem」
Manchildeをフィーチャー。哀愁モードが漂います。

「F-ck That」
Golden Boy/Mr. Goodvibesをフィーチャー。ハープのエレガントなトラックにのってGolden Boy/Mr. GoodvibesがジャジーHip-Hopらしいフロウを聴かせてくれます。

「Watson Interlude」
インタールード。

「Freaky Ways」
Golden Boy/Loesをフィーチャー。哀愁モードのジャジー&メロウ感がいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=aqFcOhZXVEc

「Supafly」
Karma/Lotusをフィーチャー。ハンドクラップとピアノが織り成す品のある小気味良さがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=PLVfQS0N9OA

「Time's Passin Me By」
オススメその3。Dank Leeをフィーチャー。Roy Ayers Ubiquity「Mystic Voyage」をサンプリングしたジャジー&メロウ感がグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=FWy8BIjbjng

「Esto Es」
オススメその4。Butta Beatsをフィーチャー。美しく温もりのあるトラックが優しく包み込んでくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ZeQu0i4SvGs

「Its Too Late」
オススメその5。Golden Boyをフィーチャー。女性の声ネタとギターのループが織り成すトラックがアンニュイな雰囲気を醸し出します。
https://www.youtube.com/watch?v=hYs14nzNBw4

「Coates Intro」
エンディングへのイントロ。

「The Accomplice」
Coatesをフィーチャー。ボトムの効いたファンクネスのあるトラックが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=xlvKBVdeHSM

Specificsの作品やThink Twiceの2nd『Rock To This Beat』(2008年)もチェックを!

Specifics『Lonely City』(2004年)
ロンリー・シティ

Specifics『II』(2007年)
II

『Rock To This Beat』(2008年)
ロック・トウ・ディス・ビート
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2017年02月14日

Trellini『Trellini』

R&Bクラシック「I Wanna Be Yours」収録☆Trellini『Trellini』
Davis Trellini
発表年:1994年
ez的ジャンル:実力派ティーン女性R&Bシンガー
気分は... :今年のグラミーは・・・

毎年期待していないと言いながら、ついつい見てしまうグラミー(笑)

Adeleに全く興味がない僕にとって、受賞自体は実に退屈なものでした。唯一、グラミーやるじゃん!と思ったのは、Chance the Rapperの受賞ですね。

パフォーマンスについて、個人的なハイライトはAnderson .PaakConsequenceBusta Rhymesを従えたA Tribe Called Quest。今回のグラミーのパフォーマンスではトランプへの抗議メッセージが目立ちましたが、ブラックパワー・サリュートのポーズまで見せたATCQのパフォーマンスは圧巻でした。

あとはChance the Rapperのパフォーマンスも新時代を感じる素晴らしいものでしたね。The TimeBruno MarsPrinceトリビュートも悪くはなかったけど、少しエンタメしすぎだったかなぁ。

今回は90年代女性R&B作品からTrellini『Trellini』(1994年)です。

本作『Trellini』は当時19歳であった女性R&BシンガーTrelliniの唯一のアルバムです。

キュートかつ確かな歌唱力を持つTrelliniの魅力がよく伝わってくる90年代女性R&Bにはたまらない1枚です。R&Bクラシックとして人気の「I Wanna Be Yours」が収録されています。

The 2 Live CrewLuther Campbell(Luke Skyywalker)Luke Recordsからのリリースです。

Bishop "Stick" Burrellがプロデュースし、Luther Campbellがエグゼクティブ・プロデューサーとしてクレジットされています。

アルバムの構成は前半はアップ中心、後半はスロウ中心となっています。

ハイライトは勿論、シングルにもなった前述のR&Bクラシック「I Wanna Be Yours」ですが、それ以外にアップであれば「Stay Wit Me」「Crazy Bout U」、スロウであればレーベル・メイトであるH-townのDinoとのデュエット「Take It Slow」あたりがオススメです。

初々しさと安定感が同居した歌姫的な女性R&B作品です。
とりあえず「I Wanna Be Yours」を聴いてみて!

全曲紹介しときやす。

「Tell Me Baby」
アルバムのイントロ。

「Stay Wit Me」
Rick James「Mary Jane」をキャッチーなR&Bグルーヴ。哀愁メロディにのせて切ない女心を歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=1C9TNGBE634

「Spastic Ass」
インタールード。

「Don't Call Me Baby」
ハネ系のダンサブル・チューン。若々しいTrelliniのヴォーカルと妖しげな男性ラップ&女性コーラスのコントラストがいいですね。

「U Said U Loved Me」
90年代前半らしいダンサブルなアップ・チューン。90年代好きの人であれば、このキャッチーさは気に入るのでは?少し妖しげなアクセントやヴォコーダー使いもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=5-5JR4lSAOc

「Eddie Miller」
お遊びモードのインタールード。

「Crazy Bout U」
「I Wanna Be Yours」、「Stay Wit Me」と並ぶキャッチーさを持ったアップ・チューン。Trelliniのティーンらしい魅力が伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=Y0SnhPU9jFg

「Come Inside」
艶めかしい雰囲気で歌い上げるミディアム。

「Intermission Tipp」
タイトルの通り、インターミッション的なつなぎの1曲。

「I Wanna Be Yours」
シングル・カットもされたR&Bクラシック。この1曲のために本作を購入してもいいくらいです。Delegation「Oh Honey」をサンプリングしたキュートなメロウR&Bグルーヴです。Rose Royce「Ooh Boy」のフレーズ引用、Syl Johnson「Different Strokes」の声ネタといった小ネタも挿入されています。
https://www.youtube.com/watch?v=y8GsAPEue5M

「Follow My Heart」
しっとりとしたスロウ。切ないTrelliniのヴォーカルにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=Y5dArwlAqbw

「Together Forever」
ティーンらしい真っ直ぐさとヴォーカル・ワークにグッとくるスロウ。
https://www.youtube.com/watch?v=7y_Zm9k6upA

「Dinner Date」
インタールード。

「True 2 Me」
しっとりと歌い上げるスロウ。Trelliniの素直な声質が栄える1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=LFno-hmr98E

「Take It Slow」
レーベル・メイトであるH-townのDinoとのデュエット。DinoとTrelliniの確かな歌唱力が前面に出された素敵なデュエットです。
https://www.youtube.com/watch?v=Uz-8XSi_IPE

「What Ups」
リラックした雰囲気での本編のエンディング。

「I Wanna Be Yours (Quiet Storm Bonus Track)」
「I Wanna Be Yours」の別ヴァージョン(この曲のみEddie Millerプロデュース)。その名の通り、クワイエット・ストームな雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=HKW19lFnk_M

グラミー絡みで加えておくと、受賞は逃しましたが、R&B部門でKINGAnderson .PaakBJ The Chicago KidTerrace Martinがノミネートされているあたりに救いを感じました。

また、ジャズ部門でGregory Porterが受賞したのは嬉しかったですね。
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