2018年11月07日

Tierra『Tierra』

元El Chicanoメンバーが結成したL.A.ラテン・ロック・バンド☆Tierra『Tierra』
ティエラ
発表年:1973年
ez的ジャンル:チカーノ系ラテン・ロック
気分は... :iPhoneトラブルで・・・

昨日はiPhoneのiOSアップデート・トラブルで1日棒に振ってしまいました。

Appleのリモートサポートを利用したものの解決せず、仕方なく正規修理サービス店に持ち込む羽目に・・・

いくつか近隣の正規修理サービス店に事前連絡してみましたが、どの店も予約が一杯の状況。

最悪、昨日内でのトラブル解決は無理かもしれないと覚悟しつつ、とりあえず電話応対が一番丁寧であったビックカメラ某店へ持ち込んでみました。

結果として、丁寧かつ迅速に対応して頂き、受付から30分強で不具合が解決!
大満足のサービス対応で、すっかりお店のファンになってしまいました。

トラブルに振り回された1日でしたが、最後は期待以上のスピード解決となり、不思議とスッキリ気分・・・

それでも帰宅したら、心身共にグッタリ・モードで飯も食わずに数時間眠ってしまいました。

さて、今回は70年代US西海岸チカーノ・バンド作品からTierra『Tierra』(1973年)です。

Tierraは、El ChicanoのメンバーであったSteveRudySalas兄弟を中心に、L.A.で結成されたチカーノ系ラテン・ロック・バンド。

デビュー・アルバムとなる本作『Tierra』(1973年)を皮切りに、13枚のアルバムをリリースしています。1980年にはアルバム『City Nights』からのシングル「Together」(The Intrudersのカヴァー)がUSチャート第18位のヒットとなっています。

本作におけるメンバーはSteve Salas(vo、b)、Rudy Salas(g、vo)、David Torres, Jr.(key、brass、fl、recorder)、Kenny Roman(ds、timbales、per)、Conrad Lozano(b)。

Conrad Lozanoは、Los Lobosのメンバーといった方が馴染みがあるかもしれませんね。

プロデュースはArt Brambila

MaloAztecaSapoといったチカーノ系ラテン・グルーヴがお好きな人であれば、気に入るラテン・ロックだと思います。

ただし、前掲のチカーノ系グループと比較して、ドラマティックな展開やジャズ・フィーリングの大胆な導入など捻りの効いた作品に仕上がっています。

ラテン・ロック好きの人はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Tierra」
Rudy Salas/Steve Salas作。ルーツを感じる神秘的なフルート&ピッコロの音色に続き、Rudy Salasのギターが火を吹く灼熱のラテン・ロックが展開されます。
https://www.youtube.com/watch?v=GuQDadnHMak

「La Feria」
David Torres, Jr./Rudy Salas/Steve Salas作。MaloAztecaSapoあたりがお好きな人は気に入るであろうグルーヴィーなラテン・ロック。Rudy Salasのギターもキマっています。
https://www.youtube.com/watch?v=vUGALI3BQ38

「Together」
Steve Salas作。1980年にヒットした「Together」とは同名異曲です。アコースティックの質感の哀愁メロウ・バラード。中盤はRudy Salasのギターがむせび泣き、終盤はソウル・グループ調のコーラスを聴かせてくれます。

「If I Come This Way」
David Torres, Jr./Rudy Salas作。7分を超える大作。前半はDavid Torres, Jr.のジャズ・フィーリングのピアノが牽引します。中盤以降は美しいハーモニーによるピースフルなラテン・ロックが展開されます。

「Take What's Yours」
David Torres, Jr./Rudy Salas作。アルバムで最もロック色の強い仕上がり。ブラス・ロック調の緩急織り交ぜながら、ロック・グループとしての確かな演奏力を示してくれます。

「Gema」
"Guicho" Cisneros作。メキシコのポピュラー・スタンダードのカヴァー。古き良き伝統の哀愁メロディを素敵なスパニッシュのヴォーカル・ワークで聴かせてくれます。

「Doorsteps Of Your World」
David Torres, Jr.作。David Torres, Jr.の持つジャズ・フィーリングとラテン・ロックに取り込んだクロスオーヴァー感のあるラテン・グルーヴ。

「Barrio Suite」
David Torres, Jr./Rudy Salas/Steve Salas作。バリオ(L.A.のチカーノ居住区)のことを歌った組曲。歌詞・サウンド共にラテン・ロック・オペラといった雰囲気の大作です。

『Stranded』(1975年)
Stranded
posted by ez at 01:37| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月05日

Seek『Journey Into Day』

アトランタのソウル・バンドによるメロウな1枚☆Seek『Journey Into Day』
Journey Into Day
発表年:2003年
ez的ジャンル:アトランタ産ソウル・バンド
気分は... :メロウネスの旅へ・・・

今回はアトランタのソウル・バンドSeekの3rdアルバム『Journey Into Day』(2003年)です。

Seekは1999年にアトランタで結成されたソウル・バンド。

メンバーはFreddy Luster(g、key、prog)、Lisa Terry(vo)、Chris Kounelis(key、syn)、Billy Fields(key、prog)、Brad Hasty(ds)、Tina Howard(per、back vo)という6名。

これまで『Venus & Mars』(1999年)、『Surrender』(2002年)、『Journey Into Day』(2003年)という3枚のアルバムをリリースしています。

3rdアルバムとなる『Journey Into Day』(2003年)には、メンバー以外にアトランタを拠点とするクロスオーヴァーなソウル/ジャズ・ユニットJivaのリーダーKhari Simmons(b)とPaige Lackey Martin(vo)、さらにはAlex Lowe(sax)、Kofi Burbridge(fl)が参加しています。

さらには僕が大好きな女性R&BアーティストAngela Johnsonがソングライティングで参加しています。

アルバム全体として、刺激はないですが、その分、透明感のある至極のメロウ・グルーヴで貫かれています。

特に「Open The Way」「Rise」「Talk About It」「Journety Into Day」という冒頭の4曲がサイコーです。

楽曲はすべてグループのオリジナルです。

全曲紹介しときやす。

「Open The Way」
フェンダー・ローズの音色が心地好いメロウ・ミディアムがオープニング。リラックスした中にもポジティブなヴァイヴが溢れていていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=nUH2S3jPV7M

「Rise」
心地好いギター・カッティングが先導するメロウ・グルーヴ。Lisa Terryの透明感のあるヴォーカルが映えるバカンス・モードの仕上がりです。ゲストのAlex Loweのサックスも雰囲気を盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Hu8Tx4JE7tQ

「Talk About It」
僕好みのメロウ・グルーヴ。メロウネスたっぷりのグルーヴィー・サウンドに乗って、Lisaのヴォーカルが優しく包み込んでくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=NbL63ZILD6g

「Journety Into Day」
Angela Johnsonがソングライティングに参加し、JivaKhari Simmons(b)とPaige Lackey Martin(vo)、さらにKofi Burbridge(fl)も参加しているタイトル曲。ジャジー&メロウな至極のオーガニック・ソウルを堪能しましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=fYM0K3Y5iwU

「Last Night」
Lisaの透明感のあるヴォーカルに魅了されるメロウ・グルーヴ。甘く切ない雰囲気がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=AOgkwcHJaeE

「Something Real」
クールなダンサブル・チューン。どこまでもスムーズな疾走感がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=KGVPF2HXrCQ

「The DJ Song」
この曲もクールなダンサブル・チューン。Jivaにも通じるクロスオーヴァーなダンサブル感を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=BlSiDeLyCYA

「Taken」
思わずフィンガースナップしたくなる小粋なジャジー&メロウ。聴いていると自然にポジティヴな気分になっています。
https://www.youtube.com/watch?v=WGpmpMHgLS4

「Believe Me」
少しコズミックな雰囲気のミディアム・グルーヴ。透明感の中にも少し切々としたLisaのヴォーカルにグッときてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=DWRIACKpdLU

「Right Here (Seekronized Remix)」
CDボーナス・トラックその1。ダンサブルですがSeekらしい透明感のあるメロウネスが引き立つ感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=VYGs3ntNWUs

「Everafter (Tauriva Remix)」
CDボーナス・トラックその2。「Everafter」のTaurivaによるリミックス。クラブ仕様のダンス・チューンを楽しめます。そういえば、以前に紹介したJiva『Sun & Moon』(2007年)には、Jivaによるリミックス「Ever After (Jiva Remix)」が収録されています。
https://www.youtube.com/watch?v=JKrnDKyCOqE

Seekの他作品もチェックを!

『Venus & Mars』(1999年)
seek venus & mars.jpg

『Surrender』(2002年)
Surrender
posted by ez at 02:07| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月04日

Moses Boyd Exodus『Displaced Diaspora』

南ロンドン新世代ジャズのキーマン☆Moses Boyd Exodus『Displaced Diaspora』
DISPLACED DIASPORA
発表年:2018年
ez的ジャンル:新世代南ロンドン・ジャズ
気分は... :ブラック・ディアスポラのジャズ

UK新世代ジャズ・シーンを牽引するドラマー/プロデューサーMoses Boyd率いるMoses Boyd Exodusの初アルバム『Displaced Diaspora』です。

Moses Boydはロンドン出身のドラマー/プロデューサー。これまでMoses Boyd Exodus名義やBinker GoldingBinker & Moses名義で作品をリリースしています。また、The Peter Edwards Trioのメンバーとしてもアルバムをリリースしています。

当ブログにおけるMoses Boyd参加作品は以下の4枚。

 Zara McFarlane『Arise』(2017年)
 Sons Of Kemet『Your Queen Is A Reptile』(2018年)
 Blue Lab Beats『Xover』(2018年)
 Joe Armon-Jones『Starting Today』(2018年)

いずれもUK新世代ジャズ・シーンを象徴する作品であり、Moses Boydの南ロンドン・ジャズ・シーンのキーマンの一人であることがお分かりいただけると思います。

本作と同タイミングでBinker & Mosesの最新作『Alive In The East?』もリリースされたばかりです。

Binker & Moses『Alive In The East?』(2018年)
ALIVE IN THE EAST

『Alive In The East?』は純然たる2018年の新作ですが、本作『Displaced Diaspora』はリリース自体は今年ですが、レコーディング自体は2015年のものです。

その意味では、ロンドンの新世代ジャズが大きく注目される以前のプリミティブな衝動を楽しめる1枚に仕上がっています。

本作におけるMoses Boyd Exodusのメンバーは、Moses Boyd(ds)、Binker Golding(ts)、Theon Cross(tuba)、Dylan Jones(as)、Artie Zaitz (g、org)の5名。Sons Of KemetTheon CrossEzra Collective結成前のDylan Jonesもメンバーとして参加しています。

また、アルト・サックス奏者Kevin HaynesKevin Haynes Grupo Elegua、当ブログではお馴染みのUK女性R&B/ネオソウル/シンガーTerri WalkerBlue Lab Beats『Xover』にも参加していた男性ラッパーLouis Vi、現代のロンドン・ジャズ・シーンを代表するUKジャマイカンの女性シンガーZara McFarlaneがフィーチャリングされています。

それ以外に、後にDylan JonesらとEzra Collectiveを結成するJoe Armon-Jones(syn)、注目の女性ジャズ・サックス奏者(bass clarinet)、Nathaniel Cross(tb)等が参加しています。

僕のイメージするMoses Boyd Exodusらしいサウンドに最も近いのは、2016年に既にシングル・リリースされていた「Rye Lane Shuffle」「Drum Dance」の2曲。

しかしながら、本作を大きく印象づけるのは、Kevin Haynes Grupo Eleguaをフィーチャーした3曲だと思います。特にKevin Haynes Grupo Eleguaらしい土着的なヨルバ語ヴォーカル&バタ・ドラムと、Moses Boyd Exodusらしいエレクトロニクスを用いた進化形ジャズを融合させた「Ancestors」「Rush Hour/Elegua」はインパクト大です。スピリチュアル・ジャズとカリビアン・サウンドを融合させた「Marooned In S.E.6」も実にユニークです。

Moses Boydが主宰するExodus Recordsからのリリースです。

南ロンドン・ジャズ・シーンのキーマンMoses Boydの新世代UKジャズのプリミティブな魅力を満喫しましょう。

楽曲は全てMoses Boydのオリジナルです。

全曲紹介しときやす。

「Rush Hour/Elegua」
Kevin Haynes Grupo Eleguaをフィーチャー。パトカーのサイレン音と共に始まるオープニング。Kevin Haynes Grupo Eleguaによるヨルバ語ヴォーカルとJoe Armon-Jonesのシンセ等による進化形ジャズらしいジャズ・ファンク・グルーヴを融合させています。伝統的なものと新しいものを見事に融合させています。

「Frontline」
Kevin Haynes Grupo Eleguaをフィーチャー。Theon Crossのチューバがいい味出して牽引するアフロ・ジャズ的な演奏です。Artie Zaitzのギターも実に効果的です。

「Rye Lane Shuffle」
2016年のシングル・リリース曲であり、Moses Boydの名を高めた1曲です。フューチャリスティック的なアフロ・ジャズ。Moses Boydのドラミングが生み出すグルーヴと鮮やかなホーン・アンサンブルが実に格好良いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=NbF3StGHMUk

「Drum Dance」
これもシングル「Rye Lane Shuffle」収録曲。Moses Boydが進化形ジャズ・ドラマーらしいドラミングでダンスします。エレクトロニクスも効いてUK新世代ジャズらしいダンサブル・チューンに仕上がっています。少しダークな雰囲気も僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=Z-Nbp5MSHk8

「Axis Blue」
2017年のEP「Time And Space」にも収録されていた楽曲ですが、コチラは別ヴァージョン。EP「Time And Space」ヴァージョンはエレクトロニクスが効かせたUK新世代ジャズらしいサウンドでしたが、本ヴァージョンは正統派ジャズ・ユニットらしい演奏となっています。

「City Nocturne」
Zara McFarlaneをフィーチャー。ノクターンのタイトルに相応しいバラードをZara McFarlaneがしっとりと歌い上げます。

「Waiting On The Night Bus」
Terri WalkerとLouis Viをフィーチャー。ネオソウル/Hip-Hop的なエッセンスを取り入れたメロウ・ジャズに仕上がっています。Terri Walker好きの人であれば、気に入るはず。

「Marooned In S.E.6」
Kevin Haynes Grupo Eleguaをフィーチャー。スピリチュアル・ジャズにカリビアン・テイストの開放感を加味したユニークな演奏ですが、コレが結構いい感じです。感動的なサックス・ソロが胸の奥まで響きます。

「Ancestors」
Kevin Haynes Grupo Eleguaをフィーチャー。Kevin Haynes Grupo Eleguaによる土着的なヨルバ語ヴォーカル&バタ・ドラムとエレクトロニクスを用いた進化形ジャズを融合させた本作らしいジャズ・ワールドで締め括ってくれます。

Binker & Mosesの作品もチェックを!

Binker & Moses『Dem Ones』(2016年)
Dem Ones

Binker & Moses『Journey To The Mountain Of Forever』(2017年)
Journey to the Mountain of for

Binker & Moses『Alive In The East?』(2018年)
ALIVE IN THE EAST
posted by ez at 02:20| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月03日

Bobby Glenn『Shout It Out!』

レア・グルーヴとして再評価の高いモダン・ソウル作品☆Bobby Glenn『Shout It Out!』
SHOUT IT OUT!   シャウト・イット・アウト!
発表年:1976年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ系男性ソウル
気分は... :スパークル!

今回はレア・グルーヴとして再評価の高い1枚、Bobby Glenn『Shout It Out!』(1976年)です。

男性ソウル・シンガーBobby Glennの詳しいプロフィールは不明です。アルバムは今回紹介する『Shout It Out!』(1976年)のみ、それ以外にシングル「Bad Connection」(1989年)、12"シングルRocq-e Harrell & Bobby Glenn「It's Just A Matter Of Time」(1991年)をリリースしています。

L.A.のマイナー・レーベルKoalaからリリースされた本作が注目されるきっかけとなったのが、Hip-Hop界のキングJay-Zの大ヒット・アルバム『The Blueprint』(2001年)の収録曲「Song Cry」のサンプリング・ソースとして、本作収録の「Sounds Like A Love Song」が使われたことです。
Jay-Z「Song Cry」
 https://www.youtube.com/watch?v=w5srnNrICJo

それ以外の文脈としては、絶頂期のEarth, Wind & Fireのメンバーが大挙して参加している作品としてもレア・グルーヴ的価値の高い1枚です。

プロデュースはDouglas GibbsGlen Scott、さらにはEW&FRalph Johnson

レコーディングにはRalph Johnson(ds、per)、Al McKay(g)、Larry Dunn(el-p)、Phillip Bailey(per)といったEW&F勢をはじめ、L.T.D.Henry Davis(b)、John Raines(ds、per)、Rick Severson(g)、Douglas Gibbs(p、el-p、clavinet)、Bob Farrell(p、el-p)、Kenny Moore(p)、Dorothy Ashby(harp)等ミュージシャンが参加しています。

さらにJulia TillmanMaxine Willard WatersOren WatersというThe Watersの面々等がバック・コーラスを務めています。

前述のJay-Z「Song Cry」サンプリング・ソースとなった「Sounds Like A Love Song」に代表されるように、Donny Hathawayを思わせるBobbyのヴォーカルが映えるスロウ〜ミディアム系が本作の魅力です。

それ以外にも、ニュー・ソウル風のモダン・ソウル「Hey Love!」をはじめ、「Morning Song」「Morning Song」「Put Yourself In My Place, Friendといった曲でDonny Hathaway調の感動的なヴォーカルを満喫できます。

また、EW&F的な音を期待する人には、オープニングのブギー・ファンク「Must Be Funk」がおススメです。

レア・グルーヴ/モダン・ソウル好きの人はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Must Be Funk」
Douglas Gibbs/Ralph Johnson作。EW&F勢の参加作品らしいパワフルなブギー・ファンクがオープニング。主役のBobby以上に女性コーラス隊の方が目立っていますが(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=pzS6mBzz_qI

「Hey Love!」
Douglas Gibbs/Phillip Bailey/Ralph Johnson作。僕の一番のお気に入り。Donny Hathawayを思わせるBobbyのヴォーカルにグッとくるニュー・ソウル風のモダン・ソウルです。
https://www.youtube.com/watch?v=hA5SBmkleHc

「Lady, Lady, Lady」
Douglas Gibbs/Ronnie Crowder作。ミュージカルの挿入歌のような雰囲気のポップ調の仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=Yq2CuPu8N-o

「Sounds Like A Love Song」
Douglas Gibbs/Ralph Johnson作。前述のようにJay-Z「Song Cry」のサンプリング・ソースとなった楽曲。Dorothy Ashbyの美しいハープが印象的なビューティフル・ラブ・ソング。Donny Hathaway調のBobbyのヴォーカルが感動的です。
https://www.youtube.com/watch?v=AgXlVnK0dEY

The Whispers、Walter Jackson、Phyllis Hymanがカヴァーしています。また、Jay-Z「Song Cry」以外にも、2Pac & Outlawz「As the World Turns」、Childish Gambino「Almost There」、Stat Quo「I Am Hip Hop」、Gold Roger「Yunus (Neidische Nazis)」、Tory Lanez「Benevolent」のサンプリング・ソースとなっています。
The Whispers「Sounds Like A Love Song」
 https://www.youtube.com/watch?v=UXxcHo0UcW0
Jay-Z「Song Cry」
 https://www.youtube.com/watch?v=w5srnNrICJo
Childish Gambino「Almost There」
 https://www.youtube.com/watch?v=q2XsmWghwfM
Stat Quo「I Am Hip Hop」
 https://www.youtube.com/watch?v=vztksAE4Zrs

「Shout It Out!」
Charles Mays作。タイトル曲はゴスペル調のノリでファンキーに弾けるグルーヴィー・ソウル。

「Morning Song」
Douglas Gibbs作。女性コーラス隊と息の合ったヴォーカル・ワークを聴かせてくれるスケールの大きなミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=tXhcoOOtToU

「Shake A Hand」
Carol Carmichael作。ゴスペル調のミディアム・グルーヴ。

「Ask」
Douglas Gibbs/Ralph Johnson作。Bobbyの伸びやかなヴォーカルが映えるニュー・ソウル調のメロウ・ミディアム。

「Put Yourself In My Place, Friend/Return Of Funk (Reprise)」
Douglas Gibbs/Ralph Johnson作。Donny Hathaway調のビューティフル・バラード。そして、「Return Of Funk」のリプライズでアルバムは幕を閉じます。
https://www.youtube.com/watch?v=mUN9bRAdSSw

今日は祝日だったんですね。すっかり忘れた・・・
posted by ez at 02:48| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月02日

Marty Paich Big Band『The Broadway Bit』

『踊り子』で知られるビッグ・バンド・ジャズ☆Marty Paich Big Band『The Broadway Bit』
ブロードウェイ・ビット<SHM-CD>
録音年:1959年
ez的ジャンル:ウエスト・コースト系ビッグ・バンド・ジャズ
気分は... :歴史が動いた・・・

今回は久々に1950年代カテゴリー作品からMarty Paich Big Band『The Broadway Bit』(1959年)です。

前回の1950年代カテゴリーのエントリーLambert, Hendricks & Ross『The Hottest New Group In Jazz』(1959年)が2011年12月03日だったので、約7年ぶりの1950年代作品の紹介となります。

Marty Paich(1925-1995)はカリフォルニア州オークランド出身のジャズ・ピアニスト/コンポーザー/アレンジャー/バンド・リーダー。名アレンジャーとしてお馴染みですね。TotoDavid Paichの父親としても知られていますね。

そんなMarty Paichのリーダー作で人気なのが、今回紹介する『The Broadway Bit』(通称:『踊り子』)と
『I Get a Boot Out of You』(通称:『お風呂』)の2枚です。

『I Get a Boot Out of You』(1959年)
アイ・ゲット・ア・ブート・アウト・オブ・ユー<SHM-CD>

今回どちらを取り上げるか迷いましたが、ジャケの気分で『踊り子』をセレクト。

レコーディング・メンバーはMarty Paich(p)、Frank Beach(tp)、Stu Williamson(tp)、Bob Enevoldsen(tb、ts)、George Roberts(tb)、Art Pepper(as)、Bill Perkins(ts)、Jimmy Giuffre(bs、clarinet)、Vincent DeRosa(french horn)、Victor Feldman(vibe)、Scott LaFaro(b)、Mel Lewis(ds)といったウエスト・コーストのジャズ・ミュージシャンの面々が名を連ねます。

Art PepperBill Evans Trioでもお馴染みのScott LaFaroの参加が目を引きます。

楽曲はすべてスタンダードのカヴァー。素晴らしいアレンジによる洗練されたスウィンギーなウエスト・コースト・ジャズを楽しめます。

今聴いても十分楽しめる色褪せない1950年代作品だと思います。

全曲紹介しときやす。

「It's All Right With Me」
Cole Porter作。トロンボーンがリードする見事なホーン・アンサンブルと共に疾走します。Victor Feldmanのヴァイヴ・ソロやScott LaFaroのベース・ソロもグッド!今聴いても実に格好良い演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=jgD0sNigKM0

「I've Grown Accustomed To Her Face」
Al Lerner/Frederick Loewe作。ミュージカル『My Fair Lady』(1956年)挿入歌をカヴァー。当ブログではWes Montgomeryのカヴァーも紹介済みです。Jimmy GiuffreのムーディーなクラリネットとArt Pepperのアルト・サックスがリードするロマンティックなビューティフル・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=KGPs6fxtTN4

「I've Never Been In Love Before」
Frank Loesser作。Art Pepperの軽やかなソロと共にスタート。華やかな雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=fY-kX4IIOqY

「I Love Paris」
Cole Porter作。当ブログではDexter GordonDwight Trible With Matthew Halsallのカヴァーも紹介済みです。スパイ・コメディ映画のBGMにハマりそうな演奏が僕好み。抑えたトーンながらも表情豊かなサウンドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=OA5yMuvCs1Q

「Too Close For Comfort」
1956年のブロードウェイ・ミュージカル『Mr. Wonderful』の挿入歌のカヴァー(Jerry Bock/Larry Holofcener/George Weiss作)。当ブログではJohnny Lytleのカヴァーを紹介済みです。ビッグ・バンドらしいスウィンギーで小粋なアンサンブルを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=JIkv4ak4JvY

「Younger Than Springtime/The Surrey With The Fringe On Top」
Richard Rodgers/Oscar Hammerstein IIの名コンビ作品のメドレー。前者はミュージカル『South Pacific(南太平洋)』(1949年)挿入歌、後者はミュージカル『Oklahoma!(オクラホマ)』(1943年)挿入歌です。落ち着いた雰囲気の品のあるアンサンブルが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=3qnhsEQtRFI

「If I Were A Bell」
Frank Loesser作。当ブログではSvante Thuressonのカヴァーを紹介済みです。思わず一緒にフィンガースナップしてしまう、実にいい雰囲気のスウィンギーな演奏を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=MTnT7_Q9SGQ

「Lazy Afternoon」
Jerome Moross/John Latouche作。当ブログでは当ブログではPete La RocaAlive!のカヴァーも紹介済みです。正にレイジーなバラード演奏です。Vincent DeRosaのフレンチ・ホルンやPaichのピアノが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=CX9scFy1dg4

「Just In Time」
Adolph Green/Betty Comden/Jule Styne作。ラストは僕も大好きな名スタンダードで締め括ってくれます。ホーン隊のソロ・リレーと共にスウィンギーに疾走する演奏でこの曲の持つ魅力を余すことなく伝えてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=R6BppCuWj7g

本曲に関して、当ブログではMilano Jazz Dance ComboThe Kenny Clarke-Francy Boland Big BandSvante Thuressonのカヴァーも紹介済みです。

ご興味がある方は『I Get a Boot Out of You』(通称:『お風呂』)やMarty Paichの他作品もチェックを!

『I Get a Boot Out of You』(1959年)
アイ・ゲット・ア・ブート・アウト・オブ・ユー<SHM-CD>

『Jazz for Relaxation』(1956年)
Jazz for Relaxation

『Tenors West』(1956年)
Tenors West

The Jazz City Workshop『The Jazz City Workshop』(1956年)
ザ・ジャズ・シティー・ワークショップ

『A Jazz Band Ball』(1957年)
Jazz Band Ball First Set

『Hot Piano』(1957年)
ホット・ピアノ

『The Picasso of Big Band Jazz』(1957年)
Picasso of Big Band Jazz

『Marty Paich Trio』(1957年)
Marty Paich Trio (Remastered)

『Marty Paich Quartet Featuring Art Pepper』(1958年)
マーティ・ペイチ・カルテット・フィーチャリング・アート・ペッパー (紙ジャケット仕様)

『Take Me Along』(1959年)
Take Me Along by Marty Paich

『Lush Latin & Cool』(1960年)
Lush Latin & Cool

『The Rock-Jazz Incident』(1966年)
ロック・ジャズ・インシデント<SHM-CD>
posted by ez at 03:09| Comment(0) | 1950年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする