2019年03月12日

Lee "Scratch" Perry & The Upsetters『Super Ape』

ダブ・アルバムの金字塔☆Lee "Scratch" Perry & The Upsetters『Super Ape』
Super Ape
発表年:1976年
ez的ジャンル:レジェンド系ダブ/レゲエ
気分は... :超猿獣の衝撃!

今回はダブ/レゲエのレジェンドLee "Scratch" Perryが、自身のハウス・バンドThe Upsettersと創り上げたダブ・アルバムの傑作『Super Ape』(1976年)です。

レゲエ/ダブ愛好家ならずとも、音楽好きであれば名盤としての認知度の高い1枚ですね。

日曜、月曜と不眠不休で仕事に没頭し、肉体的疲労と精神的高揚という心身アンバランス状態の今の僕にとって、一番の良薬となりそうなのがレゲエ/ダブ・サウンドかもしれません。

本作のようなドープなダブ・サウンドを聴いていると、その危険なサウンドに雑念が吸い取られ、心を無にできるのが良薬たる所以です。

ジャマイカのダブ・シーンのパイオニアLee "Scratch" Perryが、そのイノベーターぶりを示したダブ・アルバムの金字塔が本作『Super Ape』(1976年)です。

Lee "Scratch" Perryが手掛けた膨大な作品群のごく僅かしか聴いていない僕ですが、やはり本作『Super Ape』(1976年)はインパクトが大きいですね。

The Upsettersによるルーツ・レゲエの極上グルーヴと鬼才Lee "Scratch" Perryの神業が相俟って、中毒的なダブ・ワールドへ誘ってくれます。

プロデュースは勿論Lee "Scratch" Perry

レコーディングにはBoris Gardiner(b)、Michael "Mikey Boo" Richards(ds)、Anthony "Benbow" Creary(ds)、Earl "Chinna" Smith(g)、Keith Sterling(p)、Lee "Scratch" Perry(conga、per)、Noel "Skully" Simms(conga)、Bobby Ellis(horns)、"Dirty" Harry Hall(horns)、Herman Marquis(horns)、Vin Gordon(tb)、Egbert Evans(fl)、Prince Jazzbo(toasting)、Barry Llewellyn(back vo)、Earl Morgan(back vo)といったミュージシャンが参加しています。

Tony Wrightが手掛けたジャケもインパクト大ですね。
でも中身のインパクトはジャケ以上!

レゲエ/ダブ愛好家以外の人でも聴いて損はしない危険な音世界だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Zion's Blood」
Perryの魔術によって、コンガの効いたルーツ・レゲエ・グルーヴがエコー効きまくり異空間へ放り込まれた感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=qFWr6hlbcJQ

本曲はDevon Irons「When Jah Come」(1976年)と同じリズム・トラックです。
Devon Irons「When Jah Come」
 https://www.youtube.com/watch?v=ntUoIeA4iSg

「Croaking Lizard」
Prince Jazzboによるエコーの効いたトースティングが印象的です。聴いているうちにトリップ感覚に陥りそうになります。
https://www.youtube.com/watch?v=RdDlpQ-E7kE

本曲はMax Romeo & The Upsetters「Chase the Devil」(1976年)と同じリズム・トラックです。
Max Romeo & The Upsetters「Chase the Devil」
 https://www.youtube.com/watch?v=6TsL_QXWmiM

「Black Vest」
ドープなダブ・ワールドに引きずり込まれる危険な1曲。こういうダビー・サウンドを聴いていると雑念を払拭でき、頭の中がスッキリするから不思議!ノスタルジックなホーン隊もグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=rQJ7PcX4AxY

本曲はMax Romeo & The Upsetters「War Ina Babylon」(1976年)と同じリズム・トラックです。
Max Romeo & The Upsetters「War Ina Babylon」
 https://www.youtube.com/watch?v=_ILjMmfAGXQ

「Underground」
ソウルフルな女性コーラスが印象的な1曲。地を這うベースと妖しく響くドラムによるリズム・セクションもサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=JaMy-5aZImY

Petter & Looptroop「Top Dogz」、The Last Emperor「The Underground」等のサンプリング・ソースとなっています。
The Last Emperor「The Underground」
 https://www.youtube.com/watch?v=IY2AWIBK6ls

「Curly Dub」
Perryがこれでもかと言わんばかりにダビー・サウンドで攻めてきます。Vin Gordonの味のあるトロンボーンの音色がグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=qwUF6IqTI0c

「Dread Lion」
コレもかなりドープ!ダビーな哀愁ルーツ・レゲエが妖しく揺らめきます。不気味なメロディカの響きがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=fj6SEc93_2I

本曲はDean Fraser「Concrete Castle King」(1975年)と同じリズム・トラックです。
Dean Fraser「Concrete Castle King」
 https://www.youtube.com/watch?v=o7q2z2aLSmc

「Three in One」
コンガの効いたパーカッシヴなレゲエ・グルーヴと涼しげなフルートがダブ・ワールドに包まれている感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ZPwsfdqDbgs

「Patience」
暗闇の奥から聞こえてくるかのようなレゲエ・グルーヴにPerryマジックが加わり、覚醒的な音世界に引きずり込まれます。
https://www.youtube.com/watch?v=SRduyz5abCo

「Dub Along」
華のある女性コーラスでさえエコーかけまくりのPerryの徹底ぶりで本作を唯一無二の個性的作品にしているのでしょうね。
https://www.youtube.com/watch?v=cyVvR66W0YE

本曲はBlue Bells「Come Along」(1976年)と同じリズム・トラックです。
Blue Bells「Come Along」
 https://www.youtube.com/watch?v=gUIVZXQzd_Y

「Super Ape」
ダブという反則技的な表現手法の奥義を見せつけてくれるタイトル曲。僕でも吹けそうな適当な笛の音色がジャマイカン・レゲエらしくていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=JRZdEqpTmD4

Murs & 9th Wonder「Are You Ready?」のサンプリング・ソースとなっています。
Murs & 9th Wonder「Are You Ready?」
 https://www.youtube.com/watch?v=JSEcAN_e_Kw

本作の続編『Return of the Super Ape』(1977年)やLee "Scratch" PerryThe Upsettersによるもう1つの傑作Max Romeo & The Upsetters『War Ina Babylon』(1976年)もセットでどうぞ!

『Return of the Super Ape』(1977年)
Return of the Super Ape

Max Romeo & The Upsetters『War Ina Babylon』(1976年)
War Ina Babylon
posted by ez at 03:47| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月10日

Allison Miller's Boom Tic Boom『Glitter Wolf』

女性ジャズ・ドラマー、独自感性の最新作☆Allison Miller's Boom Tic Boom『Glitter Wolf』
Glitter Wolf
発表年:2019年
ez的ジャンル:女流ドラマー系現代ジャズ
気分は... :感性を磨くべし・・・

今回は新作ジャズからAllison Miller's Boom Tic Boom『Glitter Wolf』です。

Allison Miller's Boom Tic BoomはN.Y.を拠点とする女性ジャズ・ドラマーAllison Millerが率いるユニット。

Allison MillerはワシントンD.C.出身。N.Y.を拠点に20年近いレコーディング歴を持つ実力派女性ドラマー/コンポーザー/シンガー。

これまでソロ名義で『5am Stroll』(2004年)、『Boom Tic Boom』(2010年)、『No Morphine, No Lilies』(2013年)、Allison Miller's Boom Tic Boom名義で『Live At Willisau』(2012年)、『Otis Was a Polar Bear』(2016年) 、女性ピアニストCarmen Staafの共同名義で『Science Fair』(2018年)といったアルバムをリリースしています。

『Otis Was a Polar Bear』(2016年) 以来のAllison Miller's Boom Tic Boom名義での新作となる本作『Glitter Wolf』

正直、これまで彼女のリーダー作を聴いたことがありませんでしたが、何の予備知識もなくCDショップのJTNC的新作ジャズ・アルバム試聴コーナーで聴いたところ、その独特の感性を持つジャズ・ワールドに魅了され、衝動買いしてしまいました。

本作におけるAllison Miller's Boom Tic BoomのメンバーはAllison Miller(ds、vibe、celesta)、Myra Melford(p、harmonium)、Jenny Scheinman(violin)、Kirk Knuffke(cornet)、Ben Goldberg(clarinet)、Todd Sickafoose(b)。メンバーに女性ミュージシャンが多い点が印象的です。

メンバー以外にJohn Santos(per)、David Flores(per)、John Hatfield(per)がゲストとして参加しています。

プロデュースはAllison MillerJulie Wolf

アレンジ&ソングライティングもAllison Miller(共作含む)。

僕が本作に惹かれたのは、CDショップのJTNC的新作コーナーで聴いたものの、JTNC的文脈とは異なるワールド・ジャズを独自に昇華させたような現代ジャズ・ワールドに魅了されたからだと思います。その意味ではミステリアス&エキゾチックなジャケ・イメージをそのまま演奏に反映したかのようなサウンドを楽しめます。

何の予備知識もなく聴くと、欧米以外のミュージシャンの作品だと思う方も多いのでは?

女性ミュージシャンならではの繊細な感性と、女性ミュージシャンとは思えない力強い演奏が入り混じった感じがたまりません。

独特の感性を持つ現代ジャズをぜひご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「Congratulations And Condolences」
何処となくエキゾチックなアンサンブルに惹きつけられるオープニング。女性メンバーが多いユニットとは思えない、男気のある演奏でグイグイ突き進みます。Myra Melfordのピアノ・ソロも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=wiuj-dRUfgk

「The Ride」
Allisonのドラム・ソロと共にスタート!静かなる暴動といったムードのエレガント&アヴァンギャルドなレゲエ調の演奏がいいですね。Jenny Scheinmanのヴァイオリン・ソロにも魅了されます。
https://www.youtube.com/watch?v=PuE1QjG77I4

「Malaga」
タイトルはスペインのリゾート地マラガのことですかね。しなやかさと力強さを併せ持つ演奏がいいですね。何処となく地中海の香りのするワールド・ジャズ的な雰囲気も好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=kD5HsnTtNqM

「Zev - The Phoenix」
美しく雄大な演奏が印象的です。古代文明の神話の世界にタイムスリップしたかのような雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=J6G1w6elqMA

「Daughter And Sun」
今ジャズ的センスとAllisonならではのミステリアスな感性を融合させたようなアンサンブルを楽しめます。ここではAllisonのドラム・ソロも満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=FbtUA7bgWRo

「White Wolf」
Todd Sickafooseのベースが牽引するスリリングで美しい演奏に魅了されます。Jenny Scheinmanのヴァイオリン、Kirk Knuffkeのコルネットも活躍する、このユニット編成らしい音世界を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=4ynUlILVon0

「Welcome Hotel」
ワールド・ジャズ/レゲエ調の開放的な演奏です。バカンス・モードのワールド・ミュージックがお好きな人も気に入るのでは?Jenny Scheinmanのヴァイオリンが実にいい雰囲気を演出してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Lfhs6jRqCM8

「Vine And Vein」
2分半強の短い演奏ですが、少しノスタルジックで美しいアンサンブルを披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=8TY5oHqbIPw

「Glitter Wolf」
タイトル曲はAllisonのダイナミックなドラミングが演奏を牽引します。一気にテンポアップし、トライバルに疾走する後半の演奏はモロに僕好み!
https://www.youtube.com/watch?v=d5N2iwVjLYA

「Valley Of The Giants」
ラストはAllison とJazz Study (Lead Ensemble Of The Thailand Jazz Workshop)の共作。楽園モードのピースフルなワールド・ジャズで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=En3XsVkCAIo

Allison Millerの他作品もチェックを!

Allison Miller『5am Stroll』(2004年)
5am Stroll

Allison Miller『Boom Tic Boom』(2010年)
Boom Tic Boom

Allison Miller『No Morphine, No Lilies』(2013年)
No Morphine No Lillies

Allison Miller's Boom Tic Boom『Otis Was a Polar Bear』(2016年)
Otis Was a Polar Bear

Allison Miller & Carmen Staaf『Science Fair』(2018年)
SCIENCE FAIR
posted by ez at 00:26| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月09日

Le Gent『Le Gent』

元GuyのTimmy GatlingプロデュースのNJS作品☆Le Gent『Le Gent』
Le Gent
発表年:1991年
ez的ジャンル:NJS系男性R&Bグループ
気分は... :カラフル・ファッション・・・

今回は90年代男性R&Bグループ作品からLe Gent『Le Gent』(1991年)です。

Le Gentは、Ron WilsonLarry GatlingScott WeatherspoonEric Whiteの4名が結成した男性R&Bグループ。

メンバーのうち、Larry Gatlingは元GuyTimmy Gatlingの兄弟であり、Timmy Gatling自身も第5のメンバー的な存在だったようです。また、Ron Wilsonは往年のR&BシンガーJackie Wilsonの息子という情報もありますが、定かではありません。

グループ唯一のアルバム『Le Gent』(1991年)は、前述のTimmy Gatlingが全面プロデュースしています。

アルバムにはForce M.D.'sAntoine "T.C.D." LundyTrisco Pearsonがゲスト参加しています。

僕の一番のお気に入りのNJS「Need A Good Woman」、シングルにもなった「Need A Good Woman」、キャッチー&セクシーな「Good To Go Sex-U-O」、爽快コーラスで盛り上げてくれる「Momma Done Told Me」あたりのダンサブル・チューンが魅力です。

パンチには欠けますが、90年代好きであれば楽しめる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Le Gently (Intro)」
アルバムのイントロ。

「Woman's Heart」
アルバムに先駆けてリリースされたデビュー・シングル。爽快に駆け抜けていくダンサブル・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=VBNFPA2Q7yI

「Need A Good Woman」
僕の一番のお気に入り。NJS好きにはたまらない!軽快なハネハネ感が格好良すぎる、ミラクルな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=pexdu7AcH2I

「Let It Flow」
メロディアスなミディアム・バラード。スウィート・コーラスがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=Z3oH6DX9hoo

「Good To Go Sex-U-O」
キャッチー&セクシーなダンサブル・チューン。このサウンド・プロダクション好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=dcOx5SqQkxE

「Time For Love」
オーセンティックなバラードを甘くセクシーに歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=5uAK3ResgLk

「Easy To Love」
男臭くグイグイくるNJS。マッチョな雰囲気で迫ってくるダンサブル・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=WJAoZrzlw4Y

「Do You Really Want My Love」
シンセのダンサブル・サウンドと甘く危険な香りのするヴォーカルの組み合わせがグッド!後半にはChilli Moeのラップ・パートがあります。

「Our Love」
スロウ系ではコレが一番好き。Ron Wilsonと女性シンガーFelicia Mossによるロマンディックなデュエット。
https://www.youtube.com/watch?v=By7XKHjtHNc

「Momma Done Told Me」
Force M.D.'sのAntoine "T.C.D." LundyとTrisco Pearsonがバック・コーラスで参加。爽快コーラスで盛り上げてくれるダンサブル・チューン。Chilli Moeによるラップ・パートもあります。
https://www.youtube.com/watch?v=Jn82xP3rwWM

「Please Please Please」
ポップ・ソウルなミディアム・グルーヴ。他の曲にはないグループの魅力を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=fm2cdbb9RC0

「Need A Good Woman (Reprise)」
「Need A Good Woman」のリプライズはChilli Moeのラップ入り。

少し疲労が蓄積気味・・・
今必要なのは質の良い睡眠かもしれない。
posted by ez at 02:57| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月08日

Sons & Daughters Of Lite『Let The Sun Shine In』

レア・グルーヴ方面で再評価の高い1枚☆Sons & Daughters Of Lite『Let The Sun Shine In』
レット・ザ・サン・シャイン・イン [紙ジャケット仕様/完全限定生産盤]
発表年:1978年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ系ハイブリッド・ブラック・ジャズ
気分は... :ストレス発散!

昨日はストレス発散のために中古CD屋巡りへ
久々にオトナ買いしてしまいました。

今回はレア・グルーヴ方面で再評価の高いブラック・ジャズ作品、Sons & Daughters Of Lite『Let The Sun Shine In』(1978年)です。

Sons & Daughters Of Liteは、西海岸オークランドで結成された黒人ミュージシャン集団。

本作『Let The Sun Shine In』(1978年)が唯一のアルバムとなります。

本作におけるメンバーはBasuki Bala(as、ss、bs、fl、per、vo)、Marty Payne (tp、flh、back vo)、Paul Fenner III(ts)、Michael Oliver Warren(b、tb)、Marc Smith(b)、Jdlinkomo(p、el-p、syn、per、vibe、back vo)、Terry Lawyer(ds)、Snip Milton Jr.(ds)、Babatunde Olatunji (congas、bongos、per)、Jeanne Cuffey(vo)、Lakiba(vo)、Kalamu Chache(back vo)。

アフロ、ブラジル、ラテンのエッセンスを取り入れたスピリチュアル・ジャズ×フュージョンなハイブリッド・ブラック・ジャズを楽しめるアルバムです。

再評価を高めるきっかけとなったレア・グルーヴ人気曲「Let The Sun Shine In」「Darkuman Junktion」の2曲が有名ですが、ハイブリッドな漆黒グルーヴの「Operation Feed Yourself」「A Real Thing」、呪術的スピリチュアル・ブラック・ジャズ「Ju Ju's Door」もおススメです。

聴く者を虜にする魔性の漆黒グルーヴをご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「Let The Sun Shine In」
ヴァイヴのメロウな響きのイントロに続き、黄昏モードの男女ヴォーカルによるスピリチュアル・ジャズが展開されます。中盤以降はホーン隊も活躍するパーカッシヴなサンバ・フュージョンでダンサブルにテンポアップしていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=CAQF2Gr7sZQ

「Fly Away」
哀愁モードのソウルフル・バラード。寂しげな男性ヴォーカルと女性コーラス隊の掛け合いがいいですね。ここでもヴァイヴがいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=VxDJHFy_KPk

「Operation Feed Yourself」
アフロ×ラテンのハイブリッド・ファンク・グルーヴ。妖しく艶やか女性ヴォーカルが導く魔女の漆黒ファンク・グルーヴといった感じがクセになります。
https://www.youtube.com/watch?v=fRMa8GOZJ1I

「A Real Thing」
スピリチュアル・ブラック・ジャズ×ブラジリアン・フュージョンといった趣の仕上がり。独特の漆黒グルーヴにヤラれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ZwF4oY9NvBA

「Ju Ju's Door」
タイトルの通り、アフロ・ジャズのエッセンスを取り入れたミステリアスなスピリチュアル・ブラック・ジャズ。呪術的な魔力を持ったかのような演奏にグイグイ惹き込まれます。
https://www.youtube.com/watch?v=YswkbSg3K7c

「Darkuman Junktion」
Gilles Petersonもヘヴィ・プレイした漆黒のジャズ・ファンク。アフロ・ファンク的なブラック・ジャズ・フィーリングを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=xaxbRucIshY

今、頭の中はきのこ鍋で一杯!
近々必ずありつくぞ!
posted by ez at 00:27| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月07日

Urban Mystic『GR III: Old School 2 Nu Skool』

Old SchoolとNu Skoolの両面を楽しめます!☆Urban Mystic『GR III: Old School 2 Nu Skool』
Griii: Old School 2 Nu Skool
発表年:2009年
ez的ジャンル:本格派男性R&B
気分は... :バランス感覚が大事!

今回は2000年代男性R&B作品からUrban Mystic『GR III: Old School 2 Nu Skool』(2009年)です。

1984年フロリダ生まれの男性R&BシンガーUrban Mystic(本名Brandon Williams)の紹介は、デビュー・アルバム『Ghetto Revelations』(2004年)に続き2回目となります。

3rdアルバムとなる本作『GR III: Old School 2 Nu Skool』(2009年)でも、流行のR&Bサウンドにも配慮しつつ、本格派R&Bシンガーらしい一本筋の通ったR&B作品に仕上がっています。タイトルの通り、Old SchoolなUrban Mystic、Nu SkoolなUrban Mysticの両面を楽しめます。

Cecile BarkerMark GordonScott StorchMike CityKay GeeNaughty by Nature)、Roc FaRealPeter PanSteve MoralesTerence "Tramp Baby" AbneyDerrick "Big D" BakerD. DrummondE. Warrenといった多彩なプロデューサーが起用されています。

アフリカン・アメリカン大統領誕生を祝うSam Cookeの大名曲カヴァー「Obama: A Change Has Come」、Yung Jocをフィーチャーし、シングルにもなったダンサブル・チューン「Main Squeeze」、Kay Gee(Naughty by Nature)プロデュースの「Can't Stop, Won't Stop」、Beenie Manをフィーチャーしたダンスホール・レゲエ「So Fly」Delegation「Oh Honey」のサンプリングがキャッチーな「Days of Our Lives」あたりが目立ちますかね。

個人的には「2 Good 2 B True」「Why Can't We?」「Best Part of the Day」「I'll B Good 2 You」「If I Ever Needed Someone」Van Morrisonのカヴァー)といった本格派R&Bシンガーらしいバラードもおススメです。

こういったバランス感覚の本格派男性R&Bアルバムは貴重だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Obama: A Change Has Come」
Cecile Barkerプロデュース。前作『Ghetto Revelations II』(2006年)でも取り上げていたSam Cookeの大名曲カヴァーを再び取り上げています。タイトルにあるようにオバマ大統領の就任を祝ったヴァージョンです。 アフリカン・アメリカン大統領誕生に新時代の到来という希望を込めて歌い上げています。
https://www.youtube.com/watch?v=Copsg4sxcWc

「2 Good 2 B True」
Cecile Barker/Peter Panプロデュース。本格派R&Bシンガーらしい素晴らしいミディアム・バラード。少し塩辛いディープ・ヴォーカルと美しいサウンドの組み合わせの塩梅が絶妙です。ムーディーなサックスもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=H-QaxKPgQYE

「Can't Stop, Won't Stop」
Kay Gee(Naughty by Nature)/Terence "Tramp Baby" Abneyプロデュース。(当時の)流行のR&Bスタイルを取り入れつつも、本格派R&Bシンガーらしい芯の太さを感じる仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=D2bsqBCP72o

「Throw It Back」
Mark Gordonプロデュース。歌力を見せつけるかのようにディープに歌い上げるバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=wcEaaTHcDeI

「Main Squeeze」
Derrick "Big D" Bakerプロデュース。Yung Jocをフィーチャー。アルバムに先行して2008年にシングル・リリースされています。ラップとオートチューン・ヴォーカルを駆使したダンサブルな哀愁チューンです。Urban Mysticらしいかは???ですが、この時代らしいキャッチーな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=uIquVcSAWkM

「So Fly」
Scott Storchプロデュース。ダンスホール・レゲエの大物Beenie Manをフィーチャー。イケイケのダンスホール・スタイルで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=lil8qnnCyhU

「Why Can't We?」
Steve Moralesプロデュース。Phyllisiaをフィーチャー。素敵なメロウ・バラードをデュエットで歌い上げます。ムーディーなサックスがロマンティック・ムードを演出します。
https://www.youtube.com/watch?v=fSnwYT9EaIc

「Best Part of the Day」
Mark Gordonプロデュース。メロウ・エレピがナビゲートするミディアム・バラード。歌唱力があるものの決して歌いすぎない感じもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=9af7z_8CTB8

「Days of Our Lives」
Roc FaRealプロデュース。P. Chaseのラップをフィーチャー。Delegation「Oh Honey」のサンプリングがキャッチーなメロウ・ミディアム。「Oh Honey」大好きな僕としては嬉しい1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=oWYhVIA1Jfk

「Let's Go Shawty」
Mark Gordonプロデュース。この時代らしい哀愁R&Bグルーヴですが、僕好みでいえば少しビミョーですかね。
https://www.youtube.com/watch?v=YEGEOPu7Gt4

「I'll B Good 2 You」
Roc FaRealプロデュース。Urban Mysticの魅力を満喫できるビューティフル・バラード。ここでも本格派なのに熱唱し過ぎないのがいいですね。

「It Wasn't Me」
Mike Cityプロデュース。派手さはありませんがジワジワくるR&Bグルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=KT9kp-d_MWo

「I'm Waiting」
D. Drummond/E. Warren/Cecile Barkerプロデュース。Shaggy/Ce'cileをフィーチャー。開放的なレゲエ・チューンです。Urban Mysticらしいかはわかりませんが、こういうメロウなレゲエ・チューン大好きです。

「If I Ever Needed Someone」
Cecile Barkerプロデュース。ラストはVan Morrisonのカヴァーで締め括ってくれます。オリジナルは当ブログでも紹介した『His Band And The Street Choir』(1970年)に収録されています。このカヴァー・セレクトのセンスがサイコーです。Van Morrison作品ならではのコクを見事に表現したゴスペル調バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=8W24VvIfqr0

Urban Mysticの他作品もチェックを!

『Ghetto Revelations』(2004年)
Ghetto Revelations

『Ghetto Revelations II』(2006年)
Ghetto Revelations 2

『Love Intervention』(2013年)
Love Intervention

『Soulful Classics』(2015年)
Soulful Classics
posted by ez at 01:58| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする