2019年05月14日

Miles Davis『In Concert』

『On The Corner』の世界を実践したライヴ録音☆Miles Davis『In Concert』
イン・コンサート
発表年:1973年
ez的ジャンル:エレクトリック・マイルス
気分は... :未完の美!

今回はジャズ界の帝王Miles Davisの作品から、エレクトリック・マイルス時代<の1枚、『In Concert』(1973年)です。

ジャズ界の帝王Miles Davisに関して、これまで当ブログで紹介した作品は以下の18枚。

 『Bag's Groove』(1954年)
 『'Round About Midnight』(1955、56年)
 『Cookin'』(1956年)
 『Miles Ahead』(1957年)
 『Milestones』(1958年)
 『Someday My Prince Will Come』(1961年)
 『E.S.P.』(1965年)
 『Miles Smiles』(1966年)
 『Nefertiti』(1967年)
 『Filles De Kilimanjaro』(1968年)
 『In A Silent Way』(1969年)
 『Live Evil』(1970年)
 『On The Corner』(1972年)
 『Get Up With It』(1970、72、73、74年)
 『Dark Magus』(1974年)
 『Agharta』(1975年)
 『The Man With The Horn』(1981年)
 『Tutu』(1986年)

本作『In Concert』(1973年)は、1972年9月29日のN.Y.Philharmonic Hallでのライヴ・コンサートを録音したものです。

録音時期はファンクネスを前面に打ち出した話題作『On The Corner』(1972年)の3カ月後であり、同作の音世界を実践しようとしたライブになっています。そのあたりは『On The Corner』と同じCorky McCoyがジャケを手掛けている点にも反映されています。

レコーディング・メンバーはMiles Davis(tp)以下、Carlos Garnett(ss、ts)、Cedric Lawson(el-p、syn)、Reggie Lucas(el-g)、Khalil Balakrishna(el-g)、Michael Henderson(el-b)、Al Foster(ds)、Badal Roy(tablas)、James Mtume(per)。

プロデュースはTeo Macero

『On The Corner』のダークサイドとでも呼びたくなる暗黒のグルーヴが印象的な演奏が続きます。その意味でMilesと共に、ドラムの>Al Foster、パーカッションのJames Mtumeが目立っています。

また、Teo Maceroの見事な編集スキルで完成度を高めた『On The Corner』に対して、本作には未完成な魅力があります。賛否両論あると思いますが、予測不能のグダグダ感が面白いと思います。

全編通しで聴くには、それなりの忍耐が必要ですが、エレクトリック・マイルスというブラックホールが、いろいろなものを飲み込んでいくような異様な音世界を楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

Disc1

「Rated X」
スタジオ・ヴァージョンは後に『Get Up With It』収録。得体の知れない暗黒グルーヴが会場をジワジワと浸食していきます。そんな暗黒グルーヴの中でMilesのエレクトリック・トランペットが不気味に響き渡ります。未完ならではのケミストリーがあって面白いのでは?アフロビートやインド音楽のエッセンスも僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=7ylLFQVsWzU 
※途中で終わっています

「Honky Tonk」
この曲もスタジオ・ヴァージョンは『Get Up With It』収録。これがMiles流ホンキー・トンクなのでしょうか(笑)。アヴァンギャルドなギター・プレイに続き、ブルージーな演奏が展開されます。

「Theme from Jack Johnson」
『A Tribute to Jack Johnson』をモチーフにした演奏。Al Fosterの叩き出すビートに先導され、阿波踊り的グルーヴが展開されます♪エライヤッチャ〜エライヤッチャ〜♪Milesのトランペットも阿波踊り的グルーヴによくフィットしています。最初は奇異に聴こえた阿波踊り的グルーヴが何度も聴くうちにクセになります。

「Black Satin/The Theme」
スタジオ・ヴァージョンは『On The Corner』収録。『On The Corner』のような完成されたグルーヴになっていませんが、このグダグダな感じが未完ならではの楽しさなのでは?それでも後半の演奏はかなり格好良いと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=4hqM0Zu1WL8

Disc2

「Ife」
スタジオ・ヴァージョンは後に『Big Fun』収録。約28分という長尺の演奏。前半は本作らしい暗黒グルーヴで押し通します。扇動的なパーカッシヴ感が僕好み。不穏なCedric Lawsonな鍵盤や、地を這うMichael Hendersonのベースも目立ちます。グダグダの中盤を経て、後半は一気にギアを上げますが、再びスローダウンし、コズミックな雰囲気の中でMilesのトランペットが妖しく響きます。

「Right Off/The Theme」
スタジオ・ヴァージョンは『A Tribute to Jack Johnson』収録。Al Foster、Mtumeが繰り出すリズムの先導され、覚醒的でコズミックな数奇な音世界にトリップします。そんな中でMilesのエレクトリック・トランペットが不気味な存在感を示します。Cedric Lawsonの鍵盤も効いていますね。

Youtubeに曲単位の音源少ないので、フルアルバム音源を紹介しておきます。
『In Concert (Full Album) 』
https://www.youtube.com/watch?v=tCen_K1W1w0

Miles Davisの過去記事もご参照下さい。

『Bag's Groove』(1954年)
バグズ・グルーヴ

『'Round About Midnight』(1955、56年)
'Round About Midnight

『Cookin'』(1956年)
クッキン

『Miles Ahead』(1957年)
Miles Ahead

『Milestones』(1958年)
マイルストーンズ+3

『Someday My Prince Will Come』(1961年)
Someday My Prince Will Come

『E.S.P.』(1965年)
E.S.P.

『Miles Smiles』(1966年)
マイルス・スマイルズ

『Nefertiti』(1967年)
ネフェルティティ + 4

『Filles De Kilimanjaro』(1968年)
キリマンジャロの娘

『In A Silent Way』(1969年)
In a Silent Way (Dlx)

『Live Evil』(1970年)
ライヴ・イヴル

『On The Corner』(1972年)
Blu-spec CD オン・ザ・コーナー

『Get Up With It』(1970、72、73、74年)
ゲット・アップ・ウィズ・イット

『Dark Magus』(1974年)
ダーク・メイガス

『Agharta』(1975年)
Agharta

『The Man With The Horn』(1981年)
The Man with the Horn

『Tutu』(1986年)
TUTU<SHM-CD>
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2019年05月13日

『今の気分は...2019年5月13日編』

過去記事から10曲セレクトするシリーズです。

そこで、今回はAOR/シティ・ミュージックな10曲セレクトしてみました。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Morris Mobley「Movin' On」
https://www.youtube.com/watch?v=K89-nSThT1w
From 『Movin' On』(2018年)
Movin’ On

ikkubaru「Amusement Park」
https://www.youtube.com/watch?v=JMrBBvW_DF8
From 『Amusement Park』(2014年)
Amusement Park

Talc「Closing Time Pt 2」
https://www.youtube.com/watch?v=IHchy83u6sM
From 『Licensed Premises Lifestyle』(2008年)
Licensed Premises Lifestyle

State Cows「Come To The Point」
https://www.youtube.com/watch?v=VLNxnW5dmHs
From 『State Cows』(2010年)
STATE COWS

Celso Fonseca「Agora Dancei」
https://www.youtube.com/watch?v=lRmZfM5gB0Q
From 『No Meu Filme』(2011年)
No Meu Filme

Jeff Hendrick「Our First Dance」
https://www.youtube.com/watch?v=hmcSp_77Sw8
From 『Color Blind』(2010年)
COLOR BLIND

Topher Mohr「Look at the Stars」
https://www.youtube.com/watch?v=w8yOhCMTufM
From 『Phlowers』(2015年)
フラワーズ

Joao Sabia「Meu IeIeIe」
https://www.youtube.com/watch?v=iRhDKFYgx3s
From 『Nossa Copacabana』(2015年)
ノッサ・コパカバーナ

The Spandettes「All I've Got to Give」
https://www.youtube.com/watch?v=P7sJVG0BS14
From 『Sequin Sunrise』(2015年)
スパンコール・サンライズ

Thee East L.A. Philharmonic「I Love Los Angeles」
https://www.youtube.com/watch?v=W_Uc2ANILEI
From 『Thee East L.A. Philharmonic』(2012年)
Thee East L.a.  Philharmonic
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2019年05月12日

Anderson .Paak『Ventura』

『Oxnard』の双子アルバム☆Anderson .Paak『Ventura』
Ventura
発表年:2019年
ez的ジャンル:西海岸Hip-Hop/R&B
気分は... :どっちがお好き?

西海岸Hip-Hop/R&Bを牽引する今最も旬なアーティストAnderson .Paakの最新作『Ventura』です。

1986年生まれのL.A.を拠点に活動する男性R&Bシンガー/ラッパー/プロデューサー/ドラマーAnderson .Paakについて、当ブログで紹介したのは以下の4枚。

 『Venice』(2014年)
 『Malibu』(2016年)
 NxWorries『Yes Lawd!』(2016年)
 『Oxnard』(2018年)

前作『Oxnard』(2018年)に続く、Dr. DreAftermath第2弾アルバムであり、『Oxnard』と同じくDr. Dreがエグゼクティヴ・プロデューサーを務めています。

昨年末リリースの前作『Oxnard』から短いスパンでの新作リリースですが、本作『Ventura』『Oxnard』と同時制作されたものであり、2枚は双子のようなアルバムです。

前作のタイトル『Oxnard』が自らが生まれ育った街の名前であったのに対して、本作『Ventura』のタイトルはOxnardの隣りの街の名のようです。この2つの街の二重性を意識し、2枚のアルバムが出来上がったようです。

前作『Oxnard』Dr. Dreとの共同作業による制約があったのに対し、本作『Ventura』はPaakに委ねられた部分が大きく、よりPaakの意志が反映されたアルバムに仕上がっているようです。

2枚を聴き比べると、Hip-Hop色の強かった『Oxnard』に対して、本作『Ventura』はR&B/ソウル色が目立つ1枚に仕上がっています。というか、R&BとHip-Hopのバランスが本来のPaakらしくなったと言った方が適切かもしれませんね。

個人的にはソウルフルでメロウなテイストの本作の方が好みですね。

アルバムにはAndre 3000Outkast)、Smokey RobinsonLalah HathawayJazmine SullivanSonyae EliseBrandyNate Doggがフィーチャリングされています。

Anderson .Paak本人以外に、Jairus "J.Mo" MozeeFredwreckThe AlchemistDem JointzPomoVicky NguyenMatthew "Callum Connor" MarisolaKieferPharrell Williamsがプロデュースしています。

また、Dr. DreFocus (元Chicのベーシストだった故Bernard Edwardsの息子)がミックスを担当しています。

アーバン・メロウ・グルーヴ「King James」レジェンドSmokey Robinsonをフィーチャーしたソウル・チューン「Make It Better」といったシングル曲をはじめ、Andre 3000をフィーチャーしたメロウ・ミディアム「Come Home」、次世代ピアニスト/ビートメイカーKieferらしいセンスが冴えるメロウなHip-Hopトラック「Yada Yada」Brandyをフィーチャーしたダンサブル・チューン「Jet Black」Pharrell Williamsプロデュースのキャッチーな「Twilight」、ソウルフルな「What Can We Do?」あたりがおススメです。

本作のみでも十分楽しめますが、『Oxnard』と対比して聴くのも楽しいのでは?

全曲紹介しときやす。

「Come Home」
Andre 3000をフィーチャー。本作を象徴するメロウ・ミディアム。少しクセのあるPaak節とメロウな味わいをうまくバランスさせているのがいいですね。終盤はAndre 3000のラップで盛り上げてくれます。NxWorries「Best One」をサンプリングし、Norelle、BJ The Chicago KidSiR、Vicky Nguyenがバック・コーラスを務めています。
Anderson .Paak/Jairus "J. Mo" Mozeeプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=RgYESJ3GGT8

「Make It Better」
ソウル界のレジェンドSmokey Robinsonをフィーチャー。本作らしいソウルフルな味わいを満喫できるスウィートな1曲に仕上がっています。Paakの声質と御大Smokeyの声質の相性がバッチリですね。Anderson .Paak/Fredwreck/The Alchemistプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=7Jj83FOlBF8

「Reachin' 2 Much」
Lalah Hathawayをフィーチャー。Dem Jointz/Pomo/Vicky Nguyenプロデュース。コンテンポラリー感のあるアーバンR&Bグルーヴで駆け抜けます。
https://www.youtube.com/watch?v=_2NzCWKcPaA

「Winners Circle」
Vicky Nguyen/Kelsey Gonzalezプロデュース。この曲はジャジーHip-Hop調の仕上がり。Paakの小気味よいフロウを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=3tcbxVU6inM

「Good Heels」
Jazmine Sullivanをフィーチャー。Anderson .Paak/Pomoプロデュース。約1分40分の小曲ですが、素敵なメロウR&Bに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=6OV2v-Q5TXA

「Yada Yada」
Callum Connor/Kieferプロデュース。当ブログでも絶賛の次世代ピアニスト/ビートメイカーKieferらしいセンスが冴えるメロウなHip-Hopトラック。
https://www.youtube.com/watch?v=9DJez2SmlOI

「King James」
Callum Connor/Kieferプロデュース。アルバムからのリード・シングル。爽快に疾走する僕好みのアーバン・メロウ・グルーヴ。アーバン・ムードを高めてくれるホーン・サウンドもグッド!SiRがバック・コーラスを務めています。
https://www.youtube.com/watch?v=8IDmv0MoxR8

「Chosen One」
Sonyae Eliseをフィーチャー。Anderson .Paakプロデュース。Paak節が炸裂するHip-Hopチューン。Mac DeMarco「On the Level」をサンプリングし、Kelsey Gonzalez、Jose Rios、Ron AvantというPaak作品ではお馴染みのメンバーがバッキングを務めます。バック・コーラスはSiR、Cocoa Sarai。
https://www.youtube.com/watch?v=MArfipoYBzU

「Jet Black」
Brandyをフィーチャー。Pomoプロデュース。華のあるBrandyのヴォーカルが映えるキャッチーなダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=wYMrdzca92g

「Twilight」
Pharrell Williamsプロデュース。Pharrellはバック・ヴォーカルでも参加。Pharrellらしいポップでキャッチーなダンス・チューンに仕上がっています。やり過ぎない寸止めな感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=EBqvvNydW_k

「What Can We Do?」
Nate Doggをフィーチャー。Fredwreckプロデュース。ラストはソウルフルなテイストで締め括ってくれます。タブラやエレクトリック・シタール風のアクセントがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=acWYKtThYeg

Anderson .Paak関連の過去記事もご参照下さい。

『Venice』(2014年)
Venice

『Malibu』(2016年)
MALIBU [国内仕様盤 / 帯・解説付き](ERECDJ218)

NxWorries『Yes Lawd!』(2016年)
Yes Lawd!

『Oxnard』(2018年)
OXNARD
posted by ez at 01:39| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月10日

The Blow Monkeys『Whoops! There Goes The Neighbourhood』

Leon Sylvers IIIらを迎えた4th☆The Blow Monkeys『Whoops! There Goes The Neighbourhood』
Whoops! There goes the neighbourhood
発表年:1989年
ez的ジャンル:UKブルーアイド・ソウル
気分は... :Whoops!

Dr.Robert率いるUKブルーアイド・ソウル・グループThe Blow Monkeysの4thアルバム『Whoops! There Goes The Neighbourhood』(1989年)です。The Blow Monkeysの紹介は、3rdアルバム『She Was Only A Grocer's Daughter』(1987年)、2ndアルバム『Animal Magic』(1986年)に続き3回目となります。

僕の場合、リアルタイムで熱心に聴いたのは、『Animal Magic』(1986年)、『She Was Only A Grocer's Daughter』(1987年)の2枚です。

以前にも書きましたが、『Animal Magic』収録の「Digging Your Scene」
『She Was Only A Grocer's Daughter』収録の「It Doesn't Have To Be This Way」の2曲は当時の僕のヘビー・ローテーションでした。

「Digging Your Scene」(From 『Animal Magic』
 https://www.youtube.com/watch?v=no5XeOJHxK8
「It Doesn't Have To Be This Way」(From 『She Was Only A Grocer's Daughter』
 https://www.youtube.com/watch?v=y_ra8X_8waA

その点、本作『Whoops! There Goes The Neighbourhood』(1989年)には上記のようなキラー・チューンはありません。その意味で、少し物足りなさを感じた記憶がありますが、今回改めて聴き直したら、意外に充実している気がしてきました。

4thアルバムとなる本作『Whoops! There Goes The Neighbourhood』におけるメンバーは、Dr. Robert(vo、g)、Neville Henry(sax)、Mick Anker(b)、Tony Kiley(ds、drum machines)という4名。

Dr. Robert以外に、Leon Sylvers IIIStephen HagueJulian Mendelsohn等のプロデューサーが起用されています。

特に、ShalamarDynasty、The Whispers、Lakesideなどを手掛け、80年代西海岸を代表するレーベルSolarの看板プロデューサーであったLeon Sylvers IIIの起用が注目でです。

シングル曲は「This Is Your Life」「It Pays To Belong」「Wait」

それ以外であれば、Stephen Hagueプロデュースの「Squaresville」、Leon Sylvers IIIプロデュースの「No Woman Is An Island」、Julian Mendelsohnプロデュースの「Bombed Into The Stoneage」あたりがおススメです。

『Animal Magic』(1986年)、『She Was Only A Grocer's Daughter』(1987年)を気に入った人は、本作もチェックしてみては?

全曲紹介しときやす。
※輸入盤CD仕様(盤により収録曲異なるのでご注意を!)

「This Is Your Life」
Dr Robertプロデュース。シングルにもなったダンス・チューンがオープニング。キラキラしたダンス・サウンドがこの時代らしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=f7K1zGNUtSA

「Wait」 ※国内盤未収録
Dr Robertプロデュース。US女性シンガーKym Mazelleをフィーチャー。UKチャート第7位となったヒット・シングル。当時流行のハウスをエッセンスを全面に打ち出したダンス・チューンです。ハウス隆盛だった当時の音楽シーンを思い出します。
https://www.youtube.com/watch?v=VC2Iys5svBI

「No Woman Is An Island」
Leon Sylvers IIIプロデュース。Leon Sylvers III絡みではコレが一番好き。Leon Sylvers IIIらしさとBlow Monkeysらしさが一番自然に融合しているダンサブル・チューンだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=j6fb_jqQqiQ

「It Pays To Belong」
Stephen Hagueプロデュース。Pet Shop Boysなども手掛けたStephen HagueによるUKらしいダンサブル・サウンドとBlow Monkeysらしいブルーアイド・ソウルのエッセンスが上手く融合した僕好みの1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=tLKZmdyAYic

「Mercy Pity Peace & Love」
Leon Sylvers IIIプロデュース。Blow Monkeys×Leon Sylvers IIIのケミストリーを感じるファンク・チューン。改めて聴き直すとなかなか興味深いですね。

「Squaresville」
Stephen Hagueプロデュース。個人的に一番のお気に入りはコレ。ポップなダンス・サウンドとブルーアイド・ソウル・フィーリングのバランスが絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=0idhLiKlXiY

「Come On Down」
Leon Sylvers IIIプロデュース。コレは少し意外なミディアム・グルーヴ。ただし、今イチBlow Monkeysにフィットしていないような気も・・・

「Sweet Talking Rapist At Home」
Leon Sylvers IIIプロデュース。Dr Robertのセクシーな魅力を前面に打ち出した1曲。甘く危険な雰囲気が漂います。

「Bombed Into The Stoneage」
Julian Mendelsohnプロデュース。Dr Robertのヴォーカルが映えるメロウ・ミディアム。魅惑のUKブルーアイド・ソウルに仕上がっています。

「Let's Emigrate」
Julian Mendelsohnプロデュース。妖しげなダンサブル・チューン。Neville Henryのサックスを大きくフィーチャーしています。

「The Love Of Which I Dare Not Speak」
Marius De Vries/The Blow Monkeysプロデュース。ダンサブル・サウンドにアーシーな味わいをミックスさせ、独特の雰囲気を持った1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=B_lVtKf7NWs

「This Is Your Life ('88)」
Stephen Hagueプロデュース。「This Is Your Life」のロング・ヴァージョン。
https://www.youtube.com/watch?v=yRImdNtNp10

「Squaresville (Longer)」
Stephen Hagueプロデュース。「Squaresville」のロング・ヴァージョン。

The Blow Monkeysの他の初期作品もチェックを!

『Limping for a Generation』(1984年)
Limping For A Generation ~ Deluxe Edition (from UK)

『Animal Magic』(1986年)
アニマル・マジック(紙ジャケット仕様)

『She Was Only A Grocer's Daughter』(1987年)
オンリー・ア・グローサーズ・ドーター
posted by ez at 00:41| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月09日

Gary McFarland『Scorpio And Other Signs』

12星座をテーマにした万華鏡のような音世界☆Gary McFarland『Scorpio And Other Signs』
gary mcfarland scorpio and other signs.jpg
発表年:1968年
ez的ジャンル:万華鏡ジャズ/ポップ/ラウンジ
気分は... :僕の星座はどんな音?

名アレンジャー/ヴァイヴ奏者Gary McFarland『Scorpio And Other Signs』(1968年)です。

これまで当ブログで紹介したGary McFarland作品は以下の5枚。

 The Gary McFarland Sextet『Point Of Departure』(1963年)
 『Soft Samba』(1964年)
 『Does the Sun Really Shine on the Moon』(1968年)
 『Today』(1969年)
 Gary McFarland/Peter Smith『Butterscotch Rum』(1971年)

本作『Scorpio And Other Signs』(1968年)は12星座をテーマにした12曲が収録された作品です。

名アレンジャーMcFarlandらしいジャズ、ポップ、ロック、R&B、ラテン/ボサノヴァなど多彩なサウンドを駆使した万華鏡のような音世界を満喫できます。

どの曲もキャッチーですが、ヒップな魅力がある「Take Care ... Beware (Capricorn)」、ヴァイヴの響きがロマンティックな「Days Dipped In Dreams (Pisces)」、女性ヴォーカル入りのモッド・ジャズ「Trying To Find A Way (Aries)」、スキャット入りボッサ「Thanks, But No Thanks (Gemini)」、お茶目なラテン・リズムの「Can't Help Dancing (Libra)」The Baron Von Ohlen Quartetの格好良いカヴァーでも知られるグルーヴィーな「Runaway Heart (Scorpio)」あたりがおススメです。

あなたの星座の楽曲はどんなサウンドなのか、チェックするのも楽しいのでは?

全曲紹介しときやす。

「Take Care ... Beware (Capricorn)」
「やぎ座」。ドリーミーな優雅さとスリリングな緊張感が交錯します。クラブジャズ好きが気に入りそうなヒップな魅力もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=OhpuxCdtRuc

「Whatever - Whenever (Aquarius)」
「みずがめ座」。ゆっくりと時が流れていくような叙情的サウンド。素敵なホーン&ストリングス・アレンジと口笛が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=ejzwLpJ-6iE

「Days Dipped In Dreams (Pisces)」
「うお座」。ヴァイヴの響きが心地好いピュアでロマンティックな1曲。美しくも繊細な音世界がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=UcfDG3Mx7sw

「Trying To Find A Way (Aries)」
「おひつじ座」。女性ヴォーカル入りのモッド・ジャズは実にヒップです。吸い込まれそうな妖しい魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=g_XTRheOYU8

「No Other Way (Taurus)」
「おうし座」。どことなく寂しげな哀愁ジャズ・グルーヴ。アシッドな雰囲気もあります。グルーヴィーなオルガン、涼しげなフルートが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=nDoKfZDb9wM

「Thanks, But No Thanks (Gemini)」
「ふたご座」。スキャット入りのメロウ&ソフトリーなラウンジ・ボッサ。McFarlandお得意のパターンですね。
https://www.youtube.com/watch?v=CAJAW9PoQuI

「Sad Eyes (Cancer)」
「かに座」。タイトルの通り、哀愁のジャジー・サウンドが静かに流れていきます。ミュート・トランペットの寂しげな響きがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=H1WCqY9ZiIk

「Long Live The King (Leo)」
「しし座」。誇り高き獅子のごとく、気高いサウンドが躍動します。メリハリの効いたMcFarlandのアレンジ・センスが冴えます。
https://www.youtube.com/watch?v=gpi40CUDI1o

「Close Your Eyes And Follow Me (Virgo)」
「おとめ座」。眼を閉じて聴けば、そこには楽園があるはず・・・哀愁ギターに美しくも儚いムードが漂います。
https://www.youtube.com/watch?v=iJQ3vWXbL0w

Square One「Dayz to Come」のサンプリング・ソースとなっています。
Square One「Dayz to Come」
 https://www.youtube.com/watch?v=SC4kHdP-Lcs

「Can't Help Dancing (Libra)」
「てんびん座」。お茶目なラテン・リズムの楽しげなメロウ・ラウンジ。小躍りするようなフルートが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=hS3VFuScA4A

「Runaway Heart (Scorpio)」
「さそり座」。軽やかなヴァイヴの音色が映えるグルーヴィーな仕上がり。ダイナミックかつソフトリーな感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=S_QNuOan-tc

The Baron Von Ohlen Quartetの格好良いカヴァーも要チェック!
The Baron Von Ohlen Quartet feat. Mary Ann Moss「Runaway Heart」
 https://www.youtube.com/watch?v=KPaRmpGIFqI

「I Don't Need The Rain To See The Rainbows (Sagittarius)」
「いて座」。ピアノ&ヴァイヴが印象的なビューティフル・サウンドでロマンティックに締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=0hg8bhOLT-M

Gary McFarlandの過去記事もご参照下さい。

The Gary McFarland Sextet『Point Of Departure』(1963年)
ポイント・オブ・デパーチャー

『Soft Samba』(1964年)
ソフト・サンバ

『Does the Sun Really Shine on the Moon』(1968年)
ダズ・ザ・サン・リアリー・シャイン・オン・ザ・ムーン?(紙ジャケット仕様)

『Today』(1969年)
トゥデイ  (紙ジャケット仕様)

Gary McFarland/Peter Smith『Butterscotch Rum』(1971年)
バタースコッチ・ラム
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