2019年03月05日

Jimmy Smith『I'm Movin' On』

Grant Greenらとのトリオ編成。ブルージーな1枚☆Jimmy Smith『I'm Movin' On』
I'm Movin on
録音年:1963年
ez的ジャンル:ブルージー・オルガン・トリオ
気分は... :余計なものを削ぎ落しす!

今回はジャズ・オルガンの神様Jimmy Smith『I'm Movin' On』(1963年)です。

これまで当ブログで紹介したJimmy Smith作品は以下の5枚。

 『Crazy! Baby』(1960年)
 『Midnight Special』(1960年)
 『Back at the Chicken Shack』(1960年)
 『The Cat』(1964年)
 『Root Down』(1972年)

1963年にレコーディングされた本作『I'm Movin' On』は、1967年にBlue Noteからリリースされました。

レコーディング・メンバーはJimmy Smith(org)、Grant Green(g)、Donald Bailey(ds)というトリオ編成。

正直、派手さのないブルージーな味わいの演奏が続くアルバムですが、その渋さが魅力かもしれません。

目立つのはグルーヴィーな「Back Talk」や軽やかなタイトル曲「I'm Movin' On」ですが、「Hotel Happiness」「Cherry」「T'ain't No Use」といったブルージーな演奏にもグッときます。

何枚かJimmy Smith作品を聴いた後に、聴いた方がフィットする作品かもしれませんが、ブルージーなオルガン・ジャズを試したい方はチェックを!

全曲紹介しときやす。

「I'm Movin' On」
Hank Snow作。Hank Snow、1950年のカントリー・ヒットをカヴァー。SmithのオルガンとGreenのギターが織り成す軽やかなグルーヴが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=5ZY0GeAbico

「Hotel Happiness」
Earl Shuman/Leon Carr作。Brook Bentonのカヴァー。抑えたトーンでテンポを落とした演奏が芳醇で深いブルージー感を生み出しています。
https://www.youtube.com/watch?v=-0wCDRKMbqA

「Cherry」
Ray Gilbert/Don Redman作。余分なものを削ぎ落したSmithの引き算的なオルガンを存分に楽しめます。ここでのGreenのギターはSmithのブルージー・オルガンの引き立て役に徹しています。
https://www.youtube.com/watch?v=-sOJbBWp1PI

「T'ain't No Use」
Burton Lane/Herbert Magidson作。ブルース・フィーリングに溢れたディープなオルガン・プレイを満喫できます。バーボンでも飲みながら聴きたい音です!
https://www.youtube.com/watch?v=mqWB_06HmRc

「Back Talk」
Jimmy Smith作。Smithらしいソウルフル&グルーヴィーなオルガンが心地好い演奏です。そんなSmithのプレイに呼応するようにGreenもソウル・フィーリングのソロを披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=DpeEWOYzVUc

「What Kind of Fool Am I?」
Leslie Bricusse/Anthony Newley作。ミュージカル『Stop The World - I Want To Get Off』(1962年)のために書かれた楽曲をカヴァー。本編ラストは味わい深いオルガン・ソロで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=3Fg51CeO9zI

僕の保有するCDには以下の2曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

「Organic Greenery」
Jimmy Smith作。。SmithのオルガンとGreenのギターだからこそ生まれるブルース・フィーリングがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=I7pTgwR4FsM

「Day In, Day Out」
Rube Bloom/Johnny Mercer作のスタンダードをカヴァー。本作らしい余計なものを削ぎ落した演奏です。さり気ないGreenのメロウ・ギターと勿体ぶったようなビブラートのかかったSmithのオルガンのコントラストが面白いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=XWQHpMpQsh4

Jimmy Smithの過去記事もご参照下さい。

『Crazy! Baby』(1960年)
クレイジー・ベイビー

『Midnight Special』(1960年)
ミッドナイト・スペシャル

『Back at the Chicken Shack』(1960年)
Back at the Chicken Shack

『The Cat』(1964年)
ザ・キャット

『Root Down』(1972年)
ルート・ダウン
posted by ez at 03:05| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月04日

Luiz Eca Y La Sagrada Familia『La Nueva Onda del Brasil』

サイケ×ジャズ・サンバ×ソフト・ロック☆Luiz Eca Y La Sagrada Familia『La Nueva Onda del Brasil』
La Nueva Onda Del Brasil
発表年:1970年
ez的ジャンル:サイケ調ブラジリアン・ソフト・ロック
気分は... :課外活動!

ブラジルの最高峰ジャズ・サンバ・トリオTamba Trioのリーダー、ピアニストLuiz Ecaが率いるLuiz Eca Y La Sagrada Familiaのアルバム『La Nueva Onda del Brasil』(1970年)です。

本作『La Nueva Onda del Brasil』(1970年)は、Luiz EcaTamba Trio(当時はTamba 4)を一時期離れていた時期に、リリースしたアルバムです。

内容はジャズ・サンバを基調としつつも、サイケデリックなエッセンスや、大胆なホーン・アレンジも取り入れたセルメン調ソフト・ロックに仕上がっています。

Luiz Eca自身がミュージック・ディレクターを務めています。

レコーディングにはLuiz Eca(p)以下、Mauricio Maestro(b、vo)、Getulio Pereira(ds)、Nana Vasconcelos(per、vo)、Nelson Angelo(strings、vo)、()、
Jose Da Silva(tb)、Bill Vogel(tp、vo)、Claudio Roditi(tp、vo)、Ion Muniz(sax)、Joyce(vo)、Angela Viana(vo)、Carminha(vo)、Rose(vo)、Wilson Simonal(vo)等のミュージシャンが参加しています。

若き日のJoyceをはじめ、Nana VasconcelosWilson Simonalの参加に目を引きます。

Milton Nascimento「Homen Da Sucursal」
Jorge Ben「Pais Tropical」Antonio Adolfo「Juliana」「Sa Marina」といった有名曲のカヴァーが目立ちます。

それ以外にサイケでグルーヴィーな「Atras Das Portas Da Tarde」、Luiz Eca作の「La Vamos Nos」Joyce作の「Please Garcon」あたりもおススメです。

Tamba TrioTamba 4では聴けないLuiz Ecaの音世界を楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Homen Da Sucursal/Barravento」
Fernando Brant/Milton Nascimento作の「Homen Da Sucursal」、Sergio Ricardo作の「Barravento」のメドレー。変幻自在のリズムに先導されソフト・ロック調ヴォーカルと豪快なホーン・サウンドが躍動します。ビリンバウのソロやアヴァンギャルドな雰囲気もグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=qjN3dglzOEs

「Pais Tropical」
Jorge Ben作品のカヴァー。オリジナルは『Jorge Ben』(1969年)に収録されています。ここではドラマティックで華やかな「Pais Tropical」を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=ezYBYFG0QjM

当ブログではオリジナル以外にSom Okey 5Gal Costa‎Aquarius Y Luiz Antonio‎Aldemaro Romero Y Su Onda Nuevaのカヴァーも紹介済みです。

「Juliana」
Tiberio Gaspar/Antonio Adolfo作。Antonio Adolfoのオリジナルは当ブログでも紹介した『Antonio Adolfo E A Brazuca』(1969年)のオープニング曲として収録されています。アヴァンギャルドなソフトロックといった仕上がりがグッド!

「Atras Das Portas Da Tarde」
Nelson Angelo/Sergio Flaksman作。本作らしいサイケ・モードでグルーヴィーなジャズ・サンバを楽しめます。少しトライバルな感じも僕好み。

「La Vamos Nos」
Luiz Eca/Ruy Guerra作。ソフトロックなヴォーカルワークとメリハリの効いたサウンドぼ組み合わせがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=0jsLeZkx1zo

「Sequestro」
ダバダバ・スキャットと開放的グルーヴは70年代初めのイタリア映画のサントラっぽい雰囲気もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=qTc9mKJmVDY

「Se Voce Pensa」
Roberto Carlos作。素敵なコーラスワークとエレガントで変幻自在のジャズ・サンバ・サウンドが印象的です。

「Sa Marina」
Tiberio Gaspar/Antonio Adolfo作。「Pretty World」のタイトルでも知られる名曲をカヴァー。当ブログではBirgit LystagerSergio Mendes & Brasil '66ヴァージョンを紹介済みです。この楽曲自体が大好きですが、本ヴァージョンはホーン・サウンドが効果的に配されています。
https://www.youtube.com/watch?v=frmaV-V7Vb0

「Yemele」
Chico Faitosa/Luis Carlos Vinhas作。ここラテン風味の演奏を聴かせてくれます。ラテン・ソウル/ファンク、チカーノ・ソウルあたりとセットで聴いても合いそうです。

「Please Garcon」
Joyce作品をカヴァー。当ブログではUmas & Outrasヴァージョンも紹介済みです。最後はソフト・サイケなフォーキー・サウンドで締め括ってくれます。

Tamba Trio、Tamba 4の過去記事もご参照ください。

Tamba Trio『Tamba Trio』(1962年)
デビュー

Tamba Trio『Avanco』(1963年)
アヴァンソ

Tamba 4『We And The Sea』(1967年)
二人と海

Tamba 4『Samba Blim』(1968年)
サンバ・ブリン(紙ジャケット仕様)

Tamba Trio『Tamba Trio』(1975年)
タンバ・トリオ(紙ジャケット仕様)
posted by ez at 01:02| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月03日

Louam『Wreckless Love』

90年代愛に満ちた北欧女性R&B☆Louam『Wreckless Love』
レックレス・ラヴ
発表年:2019年
ez的ジャンル:北欧女性R&B
気分は... :なでしこかクラシコか・・・

今回は新作から北欧女性R&B作品、Louam『Wreckless Love』です。

Louamは1989年ノルウェー、オスロ生まれの女性R&Bシンガー。彼女の両親は東アフリカ、エリトリアからの移民です。

2017年にシングル「Freaky Things」でデビュー。その後4枚のシングルをリリースしており、本作Louam『Wreckless Love』が待望のデビュー・アルバムとなります。

メイン・プロデューサーはスウェーデン人プロデューサーAngus "Lowgan" Trujillo
それ以外にノルウェー人アーティストThomas "JNS" Jones、スウェーデン人Jonatan GusmarkLudvig Eversによるプロデュース/ソングライティング・ユニットMoonshineBoxxesもプロデュースを手掛けています。

アルバムには「Like 90's R&B」「Mary J. Blige」といったモロに90年代R&B愛を感じる楽曲もありますが、決して90年代女性R&Bの焼き直しではなく、90年代女性R&Bのメロディアスなエッセンスと2019年の最新R&Bサウンドを融合させているのがいいですね。

Louam自身はこれまでリリースしてきたシングルとアルバムを明確に切り分けしているようですが、国内盤にはボーナス・トラックとして、これまでのシングル5曲が追加収録されています。この5曲も充実しており、アルバム本編のみではわからないLouamの音世界を楽しむことができます。

NaoH.E.R.あたりがお好きな人もフィットする1枚だと思います。

新世代の北欧女性R&Bをご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「Faded」
アルバムのイントロ。

「Wreckless Love」
Angus "Lowgan" Trujilloプロデュース。タイトル曲は90年代R&B的な美メロと2019年仕様のR&Bサウンドが融合した本作らしい1曲に仕上がっています。僕はこの1曲でK.O.されました。

「Mesmerize Me」
Angus "Lowgan" Trujilloプロデュース。アルバムからのリード・シングル。アンビエントなR&Bサウンドは昨今のトレンドに合致していますが、北欧R&Bならではの空気感があるのもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-gQ49aB5eww

「Big Loop」
Moonshine/Thomas "JNS" Jonesプロデュース。メロディアスながらもヒンヤリとした質感のサウンドが本作らしいのでは?

「Roll The Dice」
次曲へのインタールード。

「On Me」
Angus "Lowgan" Trujilloプロデュース。先々週紹介したグラミー受賞の女性R&Bの超新星H.E.R.にも通じるミディアム。甘く切ない感じがたまりません。

「Like 90's R&B」
Thomas "JNS" Jonesプロデュース。タイトルからして90年代モードのダンサブル・チューン。ただし、ヒップホップ・ソウルのエッセンスを巧みに取り込んでいますが、単なる90年代オマージュではなく、2019年仕様にアップデートしているのが好感持てます。

「Remember」
インタールード。

「Mary J. Blige」
Angus "Lowgan" Trujilloプロデュース。90年代のR&BクイーンMary J. Bligeの名を冠した楽曲。ある意味反則技ですが(笑い)。ただし、モロにMJBなヒップホップ・ソウルではありません。キャッチーなエレクトリック・ブギーに心躍ります!

「No One」
Boxxesプロデュース。90年代のメロディアスなエッセンスと現行R&Bらしいサウンドを巧みに融合した仕上がり。艶っぽいLouamのヴォーカルを満喫できます。

ここからは国内盤ボーナス・トラック。これまでリリースしてきたシングル5曲を追加収録。これはかなりのお得盤です。

「Freaky Things」
前述のようにデビュー・シングル。Thomas "JNS" Jonesプロデュース。メロウ&クラッピングな爽快R&Bグルーヴ。透明感のあるLouamのヴォーカルが映えるキュートな1曲に仕上がっています。

「BabyBaby」
2ndシングル。Arschtritt Lindgrenプロデュース。フロア仕様のエレクトリックなダンス・チューンです。アルバム本編で聴けないLouamワールドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=nYseBdObYu4

「No Time」
3rdシングル。Thomas "JNS" Jonesプロデュース。トークボックスを織り交ぜたファンク・チューン。US西海岸の現行ファンク/ブギーを意識したような仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=ZpPl3anR49E

「All Cool」
4thシングル。Lorenz Schimpfプロデュース。ダンスホール・レゲエのエッセンスも織り交ぜたエレクトリックなダンス・チューン。なかなかキャッチーな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=QlkgMO75e00

「Rescue Me」
5thシングル。Angus "Lowgan" Trujilloプロデュース。低音ファンク・グルーヴが印象的なダンサブル・チューン。エフェクトのかかったLouamのヴォーカルも含めて、現行R&Bらしい1曲に仕上がっているのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=hCv15SKEoyw

今日は間もなく、女子サッカーなでしこの米国遠征第2戦の中継が始まり、その45分後にはバルサとマドリーのエル・クラシコも待っています。どちらを観るべきか迷っています・・・
posted by ez at 03:41| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月01日

Guesss『Guesss』

スロウが魅力の男性R&Bデュオ☆Guesss『Guesss』
GUESSS
発表年:1994年
ez的ジャンル:男性R&Bデュオ
気分は... :ブレない自分を貫く・・・

今回は90年代男性R&BグループからGuesss『Guesss』(1994年)です。

我が家のCD棚の90年代男性R&Bコーナーを物色していて、しばらく聴いていない1枚として20年ぶり位に通しで聴いたら、なかなか良かったのでエントリーすることにしました。

Guesssは、セントルイス出身のDarryl GerdineDeron Ironsによる男性R&Bデュオ。

グループ唯一のアルバムである本作『Guesss』(1994年)は、ジャケのイメージを裏切る、素敵なR&Bヴォーカル作品に仕上がっています。

実力派プロデューサーMichael J. Powellをはじめ、Carlas "Ceci" ClossonKinchelowPaul D. Allenがプロデュースを手掛けています。

デビュー・シングル「Shu-B」、Michael J. Powellの手腕が冴える「Tell Me Where It Hurts」
元メンバーEmanuel "E.J." Johnsonもゲスト参加したEnchantmentのカヴァー「It's You That I Need」、名曲の風格漂う「He Say, She Say」といった極上スロウがズラリと並びます。

アップ系であれば、「Give Me One More Chance」「Make Up Your Mind」あたりがおススメです。

90年代男性R&B好きの方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Shu-B」
アルバムに先駆け、1991年にシングル・リリースされていた楽曲。このユニットらしく若々しいヴォーカルでセクシーに迫る極上スロウ。90年代男性R&Bグループ好きにはたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=lqEjlHoTQmw

「My Reason (For Loving Someone Else)」
オーセンティックですが、彼らの魅力がジワジワと伝わってくるバラード。甘く切ない感じがいいですね・・・
https://www.youtube.com/watch?v=IU65xmaojzs

「Tell Me Where It Hurts」
この曲は1993年にシングル・リリースされた楽曲。目を閉じて味わいたい胸キュンの感動バラード。Michael J. Powellの手腕が冴える名曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=5qOA9kDl6sg

「Give Me One More Chance」
スロウ系が魅力のアルバムですが、Michael J. Powellプロデュースによる、このダンサブル・チューンもキャッチーで悪くありません。
https://www.youtube.com/watch?v=UR0iE17n84M

「Same Ole Story」
さり気ないですが、実力派ディオであることを感じさせるミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=-9rj2HBNOwM

「It's You That I Need」
Enchantmentのカヴァー。オリジナルはアルバム『Once Upon A Dream』(1977年)に収録されています。本家Enchantmentの元メンバーEmanuel "E.J." Johnsonがゲスト・ヴォーカリストとして参加というオマケ付き!大先輩の胸を借り、メンバー2人が伸び伸びと名曲を歌い上げる秀逸カヴァー。
https://www.youtube.com/watch?v=K3nZ6084prk

「Wakdatpaddi」
セクシー・モードで迫る妖しげなHip-Hop調ミディアム・グルーヴ。ラップ調ヴォーカルも披露しています。流れにアクセントをつける狙いでしょうが、少しアルバムで浮いているかも?
https://www.youtube.com/watch?v=qYoMJ7IfDsk

「Tonight」
若々しいハイトーン・ヴォーカルで伸びやかに歌い上げるミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=5Vpm6zq1VTs

「Mystery Love Affair」
90年代男性R&Bグループらしいベッドタイム・モードのセクシー・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=MNenb-W15UI

「Don't Tell Me」
セクシー・モードのダンサブル・チューン。悪くはないですが、何かが足りない気もします。
https://www.youtube.com/watch?v=HJNfh5rxNH0

「He Say, She Say」
後半ではコレが一番の聴きもの。Carlas "Ceci" Clossonプロデュースによる名曲の風格が漂う極上バラード。このデュオを魅力を見事に引き出しています。
https://www.youtube.com/watch?v=9RuKAxVlQBU

「Make Up Your Mind」
ラストはダンサブルなミディアム・グルーヴで締め括ってくれます。アップ系でいえば、「Give Me One More Chance」に次ぐ出来栄えだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=ORdWgujZK4M

いよいよ3月に突入!
2月に方を付けるべきことが未処理のままで少し焦り気味です・・・
posted by ez at 00:36| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月28日

Build An Ark『Love (Part 1)』

L.A.スピリチュアル・ジャズ・プロジェクト第3弾☆Build An Ark『Love (Part 1)』
ラヴ
発表年:2009年
ez的ジャンル:L.A.スピリチュアル・ジャズ・プロジェクト
気分は... :ピースフル・ジャズ・・・

今回はL.A.のスピリチュアル・ジャズ・プロジェクトBuild An Arkの3rdアルバム『Love (Part 1)』(2009年)です。

US西海岸の奇才ミュージシャン/プロデューサーCarlos Ninoを中心としたスピリチュアル・ジャズ・プロジェクトBuild An Arkの紹介は、1stアルバム『Peace With Every Step』(2004年)、2ndアルバム『Dawn』(2007年)に続き3回目となります。

それまでのアルバム同様に、L.A.ジャズ・シーンのミュージシャン総動員で、ラブ&ピースなスピリチュアル・ジャズ・ワールドを展開します。

プロデュースはCarlos Nino

Carlos Nino(per)、Miguel Atwood-Ferguson(violin、viola、p、french horn)、Phil Ranelin(tb)、Nick Rosen(g、b)、Tracy Wannomae(fl、bcla、ts)、Tara Speiser(bassoon)、Yaakov Levy(fl、ts)、Trevor Ware(b)、Tony Austin(ds)、Dwight Trible(org)、Brandon Coleman(p、org)、Jim Lang(org、p)、John Rangel(p)、Damon Aaron(g)、Andres Renteria(g、ds、per)、Chis Lea(fl)、Kharon Harrison(ds)、Derf Reklaw(congas)、Brendan Willard(as)、Amy Sanchez(french horn)、Alfredo Rivera(ts)、Leon Mobley(djembe)、Peter Jacobson(cello)、Rebekah Raff(harp)、Paul Livingstone(sirar)、Michael White(violin)等が参加しています。

また、Carlos NinoDwight TribleDexter StoryTracey HartWaberi JordanGaby HernandezAzul NinoDamon AaronMark MaxwellMia Doi TodJim LangWaberi JordanKamau DaaoodCarmen Lundy等がヴォーカルとして名を連ねます。

前作『Dawn』(2007年)と同じく、Miguel Atwood-Fergusonの貢献が大きいですね。

作者Phil Ranelin自身も参加している「How Do We End All This Madness」(Phil Ranelin)、「Sweet Thing」Van Morrison)、「Love Is Everywhere」Pharoah Sanders)といったカヴァーが目を引きますが、オリジナルも充実しています。

スウィンギーに疾走する「This Prayer: For The Whole World」Dwight Tribleによる深淵な「Celebrate」、Waberi Jordanのヴォーカルが感動的な「Sunflowers In My Garden」、前半と後半のコントラストが鮮やかな「In The Park」、Build An Arkらしいピースフル・ジャズ「World Peace Now」をはじめ、Build An ArkらしいL.A.スピリチュアル・ジャズ・ワールドを楽しめます。

愛に満ちたスピリチュアル・ジャズ・ワールドは、聴く者の心を整えてくれるはずです。

全曲紹介しときやす。

「Love」
Nick Rosen/Miguel Atwood-Ferguson作。美しく穏やかな愛に満ちたオープニング。Miguel Atwood-Fergusonによる素晴らしいアレンジを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=XK2dBaBPuqg

「This Prayer: For The Whole World」
Yaakov Levy作。Tracey HartとWaberi Jordanのヴォーカルと共にスウィンギーに疾走します。生命感に満ちたエモーショナルなアンサンブルがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=BX7GyihLcQQ

「How Do We End All This Madness ?/Play The Music!」
Phil Ranelin作の「How Do We End All This Madness ?」をカヴァー。オリジナルはWendell Harrison & Phillip Ranelin『Message From The Tribe』(1972年)に収録されています。作者Phil Ranelin自身も参加しています。ブラック・ジャズ名曲を現行L.A.ジャズらしいアンサンブルで聴かせてくれます。「How Do We End All This Madness ?」に続き、Sun Ra & His Arkestraへ捧げられた「Play The Music!」(Yaakov Levy作)へ展開します。
https://www.youtube.com/watch?v=z8is6L9j4Yk

「Celebrate」
Dwight Trible作。Dwight Tribleらしい深淵なソウルフル・ヴォーカルによるスピリチュアル・ジャズに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=RJsSNhVYe98

「Sweet Thing/Sweet Thing Reprise」
Van Morrison作「Sweet Thing」のインスト・カヴァー。オリジナルは『Astral Weeks』(1968年)に収録されています。牧歌的な味わいのフォーキー・ジャズとして聴かせてくれます。その余韻を楽しむかのようにMiguel Atwood-Ferguson作の「Sweet Thing Reprise」へ続いていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=Q7MoyzXVX90

「Funs Theme」
Andres Renteria/Miguel Atwood-Ferguson作。作者Andres Renteriaのギターとストリングスが織り成す繊細で美しい音世界に浸りましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=VeA7b6ZZbP0

「Sunflowers In My Garden」
Waberi Jordan作。作者Waberi Jordanのリード・ヴォーカルを中心としたエモーショナルなヴォーカル・ワークに感動する1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=rHNEcIa6kF8

「Love Is Everywhere」
Pharoah Sanders作品をカヴァー。オリジナルは『Love In Us All』(1974年)に収録されています。Build An Arkらしいカヴァー・セレクトですが、演奏時間が1分半というはあまりに短いのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=bCDZrWrdA04

「In The Park」
Mark Maxwell作。童心に帰ったかのようなコーラスワークが印象的なワルツ調の序盤から、中盤以降はDerf Reklawのコンガがパーカッシヴに響くトライバルな展開へ様変わりします。
https://www.youtube.com/watch?v=qGjmBNXAehA

「World Music」
Build An Ark作。Kharon Harrisonによるポエム、Paul Livingstoneによるシタールが印象的です。

「World Peace Now」
Miguel Atwood-Ferguson作。Miguel Atwood-Fergusonらしい美学に満ちたピースフル・ジャズを満喫できます。今をときめくBrandon Colemanのハモンドがいい味出しています。
https://www.youtube.com/watch?v=Mu1sLcVoGiQ

「May It Be So」
Jim Lang作。作者Jim Langの美しいピアノ、Miguel Atwood-Fergusonのヴィオラ、コーラス隊が織り成す厳かなゴスペル調バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=IJevoaXSEQ0

「More Love」
Build An Ark作。アルバムの余韻を楽しむエンディング。

国内盤CDボーナス・トラックとして、「World Peace Now (Rehearsal Track 1)」が追加収録されています。

本作の続編として、『Love Part 2』(2010年)も制作されています。

『Peace With Every Step』(2004年)
ピース・ウィズ・エヴリー・ステップ

『Dawn』(2007年)
ドーン

『Love Part 2』(2010年)
ラヴ・パート2 [限定盤]

『The Stars Are Singing Too』(2011年)
THE STARS ARE SINGING TOO ~10 YEARS ANNIVERSARY SPECIAL 2001-2011~
posted by ez at 02:13| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする