2017年04月10日

The New Rotary Connection『Hey, Love』

ラスト作にはクロスオーヴァーな魅力があります☆The New Rotary Connection『Hey, Love』
ヘイ、ラヴ
発表年:1971年
ez的ジャンル:クロスオーヴァー系ソウル
気分は... :そこに愛はある?

今回はサイケデリック・ソウル・グループRotary ConnectionThe New Rotary Connection名義でリリースしたラスト・アルバム『Hey, Love』(1971年)です。

Minnie Ripertonが在籍し、Charles Stepneyがプロデュース&アレンジを手掛けていたサイケデリック・ソウル・グループRotary Connectionの紹介は、1stアルバム『Rotary Connection』(1967年)、4thアルバム『Songs』(1969年)に続き3回目となります。

結果的にグループのラスト作となった本作『Hey, Love』(1971年)は、The New Rotary Connection名義でのリリースとなっています。

Charles Stepneyのプロデュース&アレンジは不変ですが、メンバーは大幅に再編されています。

本作におけるレコーディング・メンバーはMinnie Riperton(vo)、
Kitty Haywood(vo)、Shirley Wahls(vo)、Dave Scott(vo)、Charles Stepney(p、el-p、org、harpsichord)、Phil Upchurch(g)、Pat Ferreri(g)、Sydney Simms(b)、Donny Simmons(ds)、Master Henry Gibson(congas)。女性3名+男性1名のヴォーカル陣の再編が目立ちます。

Minnie Ripertonは、既に『Come To My Garden』(1970年)でソロ・デビューしており、本作ではヴォーカル陣の中に1名という感じで特別目立っている感じではありません。

本作で目立つのはCharles Stepneyがプロデュース&アレンジの手腕です。初期のサイケデリック・ソウルというよりは、ソウル/ゴスペル、ジャズ、フォークのフィーリングを強調したクロスオーヴァー・サウンドと美しいヴォーカルワークが魅力の1枚に仕上がっています。

楽曲はCharles StepneyMinnie Ripertonの公私のパートナーであったRichard Rudolphの楽曲が殆どです。同じCadet Recordsのレーベル・メイトTerry Callierの作品も1曲取り上げています。

Jocelyn BrownをフィーチャーしたNuyorican Soulのカヴァーでもお馴染みの「I Am The Blackgold Of The Sun」Chaka Khanもカヴァーした「Love Has Fallen On Me」、ピースフル・ソウルなタイトル曲「Hey, Love」、本作らしいクロスオーヴァー感のある「Vine Of Happiness」、美しいハーモニーの「If I Sing My Song」あたりがオススメです。

"Minnie Riperton在籍のグループ"ということを抜きにして楽しめる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「If I Sing My Song」
Charles Stepney/Richard Rudolph作。Charles Stepneyのドラマチックなストリングス・アレンジをバックに美しいハーモニーで魅了するオープニング。軽いジャズ・フィーリングがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-nY2fln55Rs

「The Sea & She」
Richard Rudolph作。ヘブンリー・モードのビューティフル・ソング。ある意味Rotary Connectionらしい雰囲気かもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=6l4z2E7LI0Y

「I Am The Blackgold Of The Sun」
Charles Stepney/Richard Rudolph作。ゴスペル/ソウル+ロック+ラテンなクロスオーヴァー・チューンは本作のハイライトかもしれませんね。。イントロのアコギの美しい音色もグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=SsY_rRFncGU

当ブログでも紹介したJocelyn BrownをフィーチャーしたNuyorican Soulのカヴァーでもお馴染みの曲ですね。
Nuyorican Soul feat. Jocelyn Brown「I Am The Blackgold Of The Sun」
 https://www.youtube.com/watch?v=ZBeFJZnU1Ag

「Hanging Round The Bee Tree」
Richard Rudolph作。Dave Scottの男性ヴォーカルを前面フィーチャーした感動バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=od5Vt1w12dE

「Hey, Love」
Charles Stepney/Richard Rudolph作。タイトル曲はDave Scottの男性ヴォーカルがリードをとるピースフル・ソウル。バック・コーラスとの掛け合いも素晴らしいですね。ニューソウル的な魅力もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=sjPMLLWZHMU

「Love Has Fallen On Me」
Charles Stepney/Lloyd Webber作。女性ヴォーカル陣が素晴らしいヴォーカルワークで楽しませてくれます。本作らしいゴスペル/ソウル色の強い1曲い仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=6gH9XX_5hIc

Chaka Khanがアルバム『Chaka』(1978年)でカヴァーしていましたね。また、Common feat. Lily Allen「Drivin' Me Wild」、Pigeon John「As We Know It」のサンプリング・ソースとなっています。
Chaka Khan「Love Has Fallen On Me」
 https://www.youtube.com/watch?v=P6JhYpVB6K8
Common feat. Lily Allen「Drivin' Me Wild」
 https://www.youtube.com/watch?v=M6Mj6wPgQso

「Song For Everyman」
Terry Callier作。Terry Callierからなのか、フォーキーな味わいに仕上げています。
https://www.youtube.com/watch?v=n9CV0XrfXTc

「Love Is」
Charles Stepney/Richard Rudolph作。美しいヴォーカル・ワークを重視したラブ&ピースな仕上がり。Charles Stepneyらしいドラマチックなアレンジが栄えます。
https://www.youtube.com/watch?v=OfmJ23fDLW4

「Vine Of Happiness」
Charles Stepney/Richard Rudolph作。ラストも美しいヴォーカル・ワークで締め括ってくれます。ソウル+ジャズ+フォーキーなクロスオーヴァー感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=b1Db6YSfs3E

Rotary Connectionの他作品もチェックを!

『Rotary Connection』(1967年)
Rotary Connection

『Aladdin/Dinner Music』(1968年、1970年) ※2in1CD
Aladdin / Dinner Music

『Songs』(1969年)
ソングス

『Songs/Hey, Love』(1969年、1971年) ※2in1CD
SONGS/HEY-LOVE
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2017年04月09日

Tall Black Guy『Let's Take A Trip』

Diggs Dukeらも参加!デトロイト出身の次世代ビートメイカー☆Tall Black Guy『Let's Take A Trip』
Let's Take A Trip
発表年:2016年
ez的ジャンル:デトロイト系ビートメイカー
気分は... :探偵ジョー!

今回はデトロイト出身の気鋭ビートメイカーTall Black Guyの2ndアルバム『Let's Take A Trip』です。

Tall Black Guy(TBG)(本名:Terrel Wallace)はデトロイト出身のビートメイカー。名前の通り長身らしいです。現在はUKを拠点にしています。

シカゴ出身のラッパーDee JacksonとのHip-Hopユニット80's Babiesとして活動すると同時に、Fela Kutiのリメイク「Water No Enemy」Gilles Petersonの人気コンピ『Brownswood Bubblers Seven』(2011年)に収録されたことで注目されるようになります。

2013年にはTall Black Guy名義の1stアルバム『8 Miles to Moenart』をリリース。1stアルバム『Offering For Anxious』が話題となり、もうすぐ発売される2ndアルバム『Civil Circus』への注目度も高まっている、ワシントン出身の異才シンガーソングライター/マルチ・インストゥルメンタリストDiggs Duke、ジャジーHip-Hop好きにはお馴染み、Othello名義の作品を当ブログでも数多く紹介してきたOzay Moore等をフィーチャリングしています。

同作は?uestloveThe Roots)、D'Angeloといった大物アーティストからも称賛されています。

さらにはJazzy Jeffが主催し、先進アーティストを集めるプロジェクトPlaylist Reteartに招かれ、当ブログでもイチオシの新進R&BアーティストSiRらとコラボしています。

2016年にはYusef Rumperfield名義でのアルバム『Jazz In Motion‎』(※アナログ盤のみ)をリリースしています。

そして、昨年11月にTall Black Guy名義でリリースされた2ndアルバムが本作『Let's Take A Trip』です。今年2月に国内盤がリリースされました。

僕が所有するのは国内盤であり、ジャケも上記のものですがオリジナルUK盤はジャケが異なるのでご注意を!

Tall Black Guy『Let's Take A Trip』 ※UK盤
Let's Take a Trip

デトロイト出身ということで故J Dillaの系譜を継ぎつつ、次世代ビートメイカーとしての進化も見せてくれる濃密な1枚に仕上がっています。

80's BabiesYusef Rumperfield名義で自身をフィーチャリングしています。

また、前作にも参加していたDiggs DukeOzay MooreOthello)に加え、当ブログでも紹介したL.A.ネオソウル・バンドMoonChild、L.A.出身のピアニストで当ブログでも2ndアルバム『The Awakening』(2014年)を紹介したDaniel Crawford、Hip-HopユニットEulorhythmicsのメンバーとしても活動していたKenny Keys、僕も好きなジャジーHip-HopユニットSounds Goodのメンバーとしても活動し、ドイツの気鋭レーベルMelting Pot Musicにも所属していたプロデューサー/MC/トランぺッターMiles Bonny、さらにはMario SweetRommel DonaldMasegoといったアーティストをフィーチャリングしています。

TBGのこれまでのキャリアや本作の参加メンバーのピープルツリーを見ただけでも、僕好みのアーティストであると言えるでしょう。Diggs DukeOzay MooreOthelloMoonChildというフィーチャリング・アーティストの名前だけで購買意欲がそそられました。

決して派手なアルバムではありませんが、J Dilla経由の次世代ビートメイカーとしての才能を存分に見せつけてくれます。Hip-Hop×ネオソウル×ジャズなフィーリングはThe SoulquariansやジャジーHip-Hop好きの人にフィットするはずです。あるいは、JTNC的なHip-Hop/ネオソウルを探している方も楽しめるかも・・・

今の僕の音楽嗜好にフィットするHip-Hop作品です。

全曲紹介しときやす。

「A Train Is Coming.....」
Eric B & Rakim等でもお馴染みの声ネタ♪This is a journey into Sound♪(「Train Sequence」ネタ)と共に始まるアルバムのイントロ。浮遊するJ Dilla的ビートを聴くことができます。

「One Device, One Method, One Thing」
哀愁モードのジャジーHip-Hop。寂しげなドープ感がいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=27o5ujv6cQ4

「Rockin From Beginning To End」
Kenny Keysのフェンダーローズをフィーチャー。メロウなローズの音色がミステリアスに響きます。

「This One Is For The Ladies And Gents」
Miles Bonnyをフィーチャー。トランペット、フリューゲルホーン、ヴォーカルを披露してくれます。ジャジー&メロウHip-Hop好きには間違いないトラックに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=1T4OIw8fj7c

Miles BonnyがJoe Goodと組むHip-HopユニットSounds Goodの3rdアルバム『Midnight Music』(2006年)が大好きで、当ブログでも紹介したつもりでいたのですが、未紹介であることに気づきました。そのうち紹介したいと思います。

Sounds Good『Midnight Music』(2006年)
MIDNIGHT MUS

「The Kids Are Listening Interlude」
インタールード。

「Don't Box Me In」
80's Babiesをフィーチャー。盟友Dee JacksonとのタッグでThe Soulquarians的なネオソウル・フィーリングのHip-Hopを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=1ljOQNeL_F0

「Beware Of The Groove」
Mario Sweetのヴォーカルをフィーチャー。少しダークトーンのトラックは不気味な中に哀愁が漂います。

「Come With Me And Fly」
Yusef Rumperfield名義で自身をフィーチャリング。今ジャズ・フィーリングのトラックがいい感じです。Tall Black Guyのセンスを実感できる1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=UFCi_WLJ1N4

「Is There More To Life」
Diggs Dukeをフィーチャー。YouTubeに音源がないのが残念ですが、本作のハイライト的なトラックなのでは?派手さはありませんが、Diggs DukeとTall Black Guyの音世界がシンクロしている感じにグッときます。

「I Will Never Know」
L.A.ネオソウル・バンドMoonChildをフィーチャー。次世代らしい引き算のネオソウルを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=dXH-ImXGHJo

「Mario Smith Speaks On」
Daniel Crawfordの鍵盤をフィーチャー。Mario Smithのスポークン・ワードによるインタールード的な小曲です。

「Things Deeper Than My Skin」
Ozay Moore(Othello)をフィーチャー。Othello大好きだった僕には嬉しいコラボです。哀愁メロウなフィーリングにグッときます。

「Peace And Love」
Rommel DonaldのギターとMasegoのサックス&ヴォーカルをフィーチャー。美しくも寂しげな哀愁メロウ・トラックが印象的な1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=jFnoTS86va8

国内盤には「I Will Never Know (TBG Remix)」「This Is For You Gee (ATHII 1990-2015)」の2曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。リミキサーとしての評価の高いTBGなので、「I Will Never Know (TBG Remix)」あたりはオリジナル・ヴァージョンと聴き比べると楽しいと思います。
「I Will Never Know (TBG Remix)」
https://www.youtube.com/watch?v=ab-OjoM4WQA

セットで1stアルバム『8 Miles to Moenart』(2013年)もチェックを!

『8 Miles to Moenart』(2013年)
8 Miles to Moenart
posted by ez at 02:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月08日

Lava『Prime Time』

"北欧のToto"と称されるグループの3rd☆Lava『Prime Time』
プライム・タイム (PRIME TIME) (直輸入盤帯ライナー付国内仕様)
発表年:1982年
ez的ジャンル:フュージョン系北欧AOR
気分は... :トライ・イット!

今回は北欧AORからLava『Prime Time』(1982年)です。

Lavaはノルウェーで1977年に結成されたバンド。オリジナル・メンバーはPer HillestadSvein Dag Haugeら4名。

グループは『Lava』(1980年)、『Cruisin』(1981年)、『Prime Time』(1982年)、『Fire』(1984年)、『The Rhythm Of Love』(1990年)、『Polarity』(2003年)、『Alibi』(‎2005年)、『Symphonic Journey』(2009年)といったアルバムをリリースしています。

"北欧のToto"として3rdアルバムとなる本作『Prime Time』(1982年)も含めて、初期作品の再評価が高いグループですね。

しかしながら、グループの基本はAORというより、インストゥルメンタル中心のジャズ・ファンク/フュージョン・バンドという感じではないでしょうか。本作も本編全8曲をヴォーカル曲とインスト曲が半分ずつ占めます。

CDインナーのクレジットによれば、本作におけるメンバーはPer Kolstad(p、org、el-p)、Geir Langslet(syn、org、el-p)、Sigurd Kohn(as)、Svein Dag Hauge(g)、Per Hillestad(ds、per)、Rolf Graf(b)、Egil Eldoen(vo)の7名。ライナーノーツによれば、Egil Eldoenはサブメンバー扱いのようですが・・・

オリジナルLP8曲のみで聴くと、少し物足りなさも感じますが、国内盤CDにはヴォーカル入りの3曲がボーナス・トラックで追加収録されており、それらが加わることでAOR作品としての魅力が向上していると思います。

個人的には、メロウ・グルーヴ「Late At Night」、"北欧のToto"らしいアーバン・ミディアム「Hard Times」、ライト・ジャズ・ファンク「Prime Time」、ブラジリアン・フュージョン調の「Holiday」、ボーナス・トラックの「Hold On」「Take Me To The Water」がオススメです。

とりあえず、「Late At Night」「Hold On」の2曲を聴けば、本盤の魅力を実感できると思います。

全曲紹介しときやす。

「Hard Times」
前作『Cruisin』にも参加していた女性シンガーSidsel Endresenが参加し、Egil Eldoenとデュエットしています。"北欧のToto"と称されるのがよく分かるアーバン・ミディアムです。Dag Haugeの雰囲気のあるギターがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=1Auasg6gvbY

「Juliet」
ポップ・ロック調のヴォーカル曲。個人的にはタイプの曲ではありませんが、AOR好きの人は楽しめるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=fpXkDPUCvn8

「Empty Shadows」
Egil Eldoenのヴォーカルを前面に打ち出したビューティフル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=vHl3kpSyP30

「2.12」
Sigurd Kohnのサックスをフィーチャーしたインスト。サマー・フュージョン感があります。

「Prime Time」
タイトル曲はライトなジャズ・ファンク・チューン。聴いていると、昔大好きだったSpyro Gyra「Jubilee」あたりと一緒に聴きたくなります。
https://www.youtube.com/watch?v=5MCD_-xlCDM

「Late At Night」
僕の一番のお気に入り。ブリージーなメロウ・グルーヴはモロに僕好み!初めて聴くのに懐かしい気分にさせてくれます!
https://www.youtube.com/watch?v=rSysxbB_B5E

「Tea Beat」
80年代フュージョン作品らしいメロウなインスト。当時のフュージョン作品にありがちなパターンの音ですがコレが80年代ですよね。

「Holiday」
本編のラストはアコギの美しい響きにグッとくるブラジリアン・フュージョン調のインスト。インスト曲ではコレが一番好き!
https://www.youtube.com/watch?v=ndYLNHZO2iw

国内盤CDにはボーナス・トラックとして以下の3曲のヴォーカル曲が追加収録されています。この3曲でCD全体の充実度がかなりアップしていると思います。

「DJ (Long Version)」
タイトルから連想するように、ダンサブルな仕上がり。ラテン風味の隠し味の効いたファンキーなドライブ感がいいですね。

「Hold On」
歌ものであれば、「Late At Night」に次ぐお気に入り。AOR好きの人にはグッとくるロマンティックなメロウ・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=dddKSATdrWo

「Take Me To The Water」
躍動するポップ・ロック。このグループのロック・グループとしての側面を楽しめる演奏です。

Lavaの他作品もチェックを!

『Lava』(1980年)
ラーヴァ (LAVA)

『Cruisin』(1981年)
クルージン (CRUISIN) (直輸入盤帯ライナー付国内仕様)

『Fire』(1984年)
ファイア (FIRE) (直輸入盤帯ライナー付国内仕様)

『The Rhythm Of Love』(1990年)
The Rhythm of Love

『Polarity』(2003年)
Polarity

『Alibi』(‎2005年)
Alibi
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2017年04月07日

Delegation『Eau De Vie』

Ken Goldプロデュース!アーバンなディスコ作品☆Delegation『Eau De Vie』
Eau De Vie ~ Expanded Edition (from UK)
発表年:1979年
ez的ジャンル:Denne & Gold系UKソウル・グループ
気分は... :ブランデーはお好き???

今回はUKのソウル・グループDelegationの2ndアルバム『Eau De Vie』(1979年)です。

人気曲「Oh Honey」で知られるUKのソウル・グループDelegationの紹介は、その「Oh Honey」が収録されたデビュー・アルバム『The Promise Of Love』(1977年)に続き2回目となります。

結局、デビュー・アルバム以上の成功を収めることはなかったDelegationですが、本作『Eau De Vie』(1979年)はディスコ/ソウル・ファンのみならずAORファンからも支持される再評価の高い1枚です。

前作からLen Coleyが脱退し、新たにBruce Dunbarしており、Ricky BaileyRay PattersonBruce Dunbarというグループ体制になっています。

プロデュースは前作と同じくKen Gold。殆どのソングライティングもMicky DenneKen Goldの強力コンビDenne & Goldが手掛けています。

レコーディングには、Robert J. Ahwai(g)、Lynton Naiff (key)、Graham Jarvis (ds)、Dil Katz(b)、 Alan Jones(b)等が参加しています。

「Heartache No. 9」「Darlin' (I Think About You)」「Put A Little Love On Me」といった鮮やかなギター・カッティングが心地好いアーバン・ディスコ、僕の一番のお気に入りのアーバン・ダンサー「One More Step To Take」、アーバン・ナイト気分の「You And I」、メロウ・バラード「Blue Girl」などDenne & Gold作品の充実ぶりが目立ちます。

また、メンバーのペンによる「Stand Up (Reach For The Sky)」も爽快アーバン・ダンサーでかなり格好良いです。

どうしてもヒット曲「Oh Honey」がクローズ・アップされがちのグループですが、それだけではないことを証明してくれる魅力的なアルバムだと思います。アルバム全体でみれば、『The Promise Of Love』よりも本作の方が充実しているのでは?

とりあえず、「One More Step To Take」「Darlin' (I Think About You)」「You And I」あたりを聴いてもらえれば、本作の良さを実感できると思います。

全曲紹介しときやす。

「Heartache No. 9」
Micky Denne/Ken Gold作。Robert J. Ahwaiの鮮やかなギター・カッティングが心地好いアーバン・ディスコがオープニング。都会的な疾走感がたまりません!ダンス系の楽曲を中心にサンプリング・ソースとしても人気です。
https://www.youtube.com/watch?v=XRkZwSq5KFc

「Sho' 'Nuff Sold On You」
Micky Denne/Ken Gold作。ラテン・フレイヴァーを効かせたアーバンなファンキー・メロウ。
https://www.youtube.com/watch?v=KmfMB3DabRA

「One More Step To Take」
Micky Denne/Ken Gold作。僕の一番のお気に入り。Denne & Gold作品の素晴らしさを実感できるアーバン・ダンサー。シティ・ミュージック好きの人も気に入るはず!Da Lupune「Voyeur」でサンプリングされています。
https://www.youtube.com/watch?v=m9dadchuDCQ

Da Lupune「Voyeur」
 https://www.youtube.com/watch?v=_sZslYSCc_Q

「Blue Girl」
Micky Denne/Ken Gold作。AORファンにオススメのメロウ・バラード。「Oh Honey」にも通じるキーボードの音色がグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=ZKOxt4PPH7s

「Darlin' (I Think About You)」
Micky Denne/Ken Gold/Lynton Naiff作。「Heartache No. 9」と同タイプのギター・カッティングが牽引するダンス・チューン。Chicあたりと一緒に聴きたくなります。
https://www.youtube.com/watch?v=TLChM4nQpJI

「You And I」
Micky Denne/Ken Gold作。アーバン・ナイトな気分のダンサブル・チューン。グループとDenne & Goldの相性の良さを実感できます。ダンス系の楽曲を中心にサンプリング・ソースとしても人気です。
https://www.youtube.com/watch?v=Gp-PyzscBrs

「Stand Up (Reach For The Sky)」
Ray Patterson/Ricky Bailey作。メンバーのペンによる作品でDenne & Gold作品とは一味違った爽快アーバン・ダンサーに仕上がっています。コレもかなり好き!RevelationやShotgunがカヴァーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=7DUYmnL5HO4

「Welcome To My World」
Bruce Dunbar/Ray Patterson/Ricky Bailey作。オーセンティックなソウル・バラードでヴォーカル・グループらしさ見せてくれます。でも本作の中では少し分が悪いかも?Lil Menace「I Miss You」、Bullet Brak「You Know I Am」でサンプリングされています。
https://www.youtube.com/watch?v=goYvIbqAoYw

「Put A Little Love On Me」
Micky Denne/Ken Gold作。ラストもアーバン・ディスコで締め括ってくれます。Proux「Lovin Me」でサンプリングされています。
https://www.youtube.com/watch?v=hGYBRWR-vBg

僕の保有する国内盤CDには「You And I (Single Version-Remix1987)」「Put A Little Love On Me (Special Remix)」の2曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

『The Promise Of Love』(1977年)
ザ・プロミス・オブ・ラヴ+2(紙ジャケット仕様)

『Delegation II』(1981年)
Delegation II ~ Expanded Edition (from UK)

『Deuces High』(1982年)
ジューセス・ハイ
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2017年04月06日

Pier Bucci『Amigo』

チリ出身プロデューサーによるラテン・トライバル・ミニマル☆Pier Bucci『Amigo』
AMIGOS
発表年:2010年
ez的ジャンル:ラテン・トライバル・ミニマル
気分は... :桜舞うころ・・・

今回はラテン・トライバル・ミニマル作品Pier Bucci『Amigo』(2010年)です。

Pier Bucciはチリ出身のDJ/プロデューサー。現在はドイツ、ベルリンを拠点に活動しています。

Pier Bucciのソロ名義以外にも、SkipsapiensMamboturMonne AutomneMaluco等のさまざまなユニット名義でも多くの作品をリリースしています。

本作『Amigo』(2010年)は、『Familia』(2005年)に続く2枚目のソロ名義作品です。

アルバムには、フレンチ・ロック・バンドHoldenの女性ヴォーカリストArmelle Pioline、チリのロック史に残る重要バンドLos Prisionerosの中心メンバーJorge Gonzalezチリのミクスチャー・バンドLa Floripondioやネオ・クンビア・バンドChico Trujilloでも活動するAldo Asenjo (Macha)、さらにWashington Mirandaといったヴォーカリストがフィーチャーされています。

アルバム・タイトルやジャケからは華やかなラテン・ハウスをイメージするかもしれませんが、中身はエクスペリメンタルなラテン・トライバル・ミニマルといったサウンドが占めます。ヴォーカル曲でもヴォーカルはサウンドの一部であり、クール&ミニマルな美学で貫かれています。

Victor Jaraの代表曲のリメイク「Canto Libre」、フォルクローレ的なエレクトロニカ「Eternelle」、ノスタルジックなのにフューチャリスティックな哀愁ラテン・トライバル「Verte Tan」、少しダーク・トーンのトライバル・ミニマル「Wayna Wasi」あたりが僕のオススメです。

ありそうで無かった中毒性の高いラテン・トライバル・ミニマル作品だと思います。

全曲紹介しときやす。

「La Cortina De Hierro Y El Pajaro Cantor」
Jorge Gonzalezをフィーチャー。静寂のラテン・エレクトロニカ。アンビエントな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=CxJG83iLX4o

「Canto Libre」
歌を通じて社会変革を目指した「ヌエバ・カンシオン(新しい歌)」運動の旗手であり、軍事政権下で虐殺されたチリ・フォルクローレの英雄的シンガー・ソングライターVictor Jara(1932-1973年)の代表曲をリメイク。Armelle Piolineのヴォーカルをフィーチャーしたトライバルなミニマル・チューンに仕上がっています。クールなトライバル感が僕好み!
https://www.youtube.com/watch?v=RCf6-eDJnDc

「Papa Guede」
トライバル・リズムと土着的ヴォイスが織り成す覚醒的なダンス・ミュージック。トライバルとエレクトロニカの折り合いの付け方が絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=Q6N8cn8x_cI

「Cuando」
Aldo Asenjo (Macha)をフィーチャー。ミニマルなパーカッシヴ・サウンドと哀愁モードのラテン・ヴォーカルの組み合わせが独特の雰囲気を醸し出します。
https://www.youtube.com/watch?v=Kh591AbI_fo

「Eternelle」
Armelle Piolineのヴォーカルをフィーチャー。フォルクローレ的なエッセンスを取り入れたエレクトロニカ・チューン。癒し系のエレクトロニカといった趣がいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=XYy9vrQ484c

「Verte Tan」
Aldo Asenjo (Macha)をフィーチャー。ミサ曲調のヴォーカル+哀愁ラテン・トライバル・ミニマルがノスタルジックなのにフューチャリスティックという不思議な音世界に誘います。
https://www.youtube.com/watch?v=CZG0Lu1eou8

「Iskrenne」
ミニマルなインスト・チューン。エレクトロニカ好き人向けの仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=ngEsBLudP00

「Wayna Wasi」
少しダーク・トーンのトライバル・ミニマル。ジワジワくるトライバル・ビートが僕好み。未開の地のミニマル・チューンって感じが好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=MrLyc2xbeCg

「La Payaya」
Jorge Gonzalezをフィーチャー。ラストは覚醒的なラテン・リズムにヤラれるテック・ハウスで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=D-QVbP5q7R0

「For Free」
https://www.youtube.com/watch?v=KAt8nFdl1vc

Pier Bucciの他作品もチェックを!

Pier Bucci『Familia』(2005年)
Familia

Skipsapiens『Skipsapiens』(2001年)
Skipsapiens

Skipsapiens『Eco』(2005年)
Eco

Mambotur『Atina.Latino』(2002年)
Atina Latino

Mambotur『Al.Frente』(2005年)
Al.Frente

Monne Automne『Introducing Light & So』(2004年)
Introducing Light & So

Maluco『Right Time』(2008年)
Right Time
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