2018年06月07日

Youth Edition『Anything is Possible』

R&Bファンも楽しめる男性ゴスペル・グループ作品☆Youth Edition『Anything is Possible』
Anything Is Possible
発表年:1998年
ez的ジャンル:コンテンポラリー・ゴスペル・グループ
気分は... :情熱を解き放つ!

今回は90年代コンテンポラリー・ゴスペルからR&Bファンも楽しめる1枚、Youth Edition『Anything is Possible』(1998年)です。

Youth EditionKevin VasserKeith VasserVan MoodyReggie Tillmanの4人がシカゴで結成した男性ゴスペル・グループ。

そのYouth Edition唯一のアルバムが『Anything is Possible』(1998年)です。

プロデュースはPercy Bady

彼らについて何の予備知識もなく男性R&Bグループ作品だと思って購入しましたが、購入後にゴスペル・アルバム・チャートに入った作品だと知った次第です。

ただし、コンテンポラリー・ゴスペル作品なので、歌詞さえ気にしなければ実力派男性R&Bヴォーカル・グループとして楽しめると思います。

バラード中心ですが、それなりにメリハリがある構成やグッド・ヴァイヴに満ちているのでアルバム1枚飽きることなく聴くことができます。本格派ヴォーカル・グループですが、熱唱が突出しすぎず全体のバランス感覚に優れた点も僕好みです。

安定感のある本格派ヴォーカルは聴く者を心を解き放ってくれるはずです!

全曲紹介しときやす。

「All Day Long」
サウンドだけで聴けば、当時流行のR&Bサウンドを取り入れたオープニング。このグループらしくありませんが悪くなりません。
https://www.youtube.com/watch?v=4hzvZjEiigc

「Your Love Lifted Me」
素晴らしいヴォーカル・ワークと共に始まるミディアム。このグループやコンテンポラリー・ゴスペルの魅力がジワジワと伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=t7ehZg5JOOk

「The Sun Will Shine Again」
ライヴ感のあるバッキングと共に実力派グループらしいヴォーカルワークを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=qXgvOi8U95g

「Interlude」
インタールードその1。

「Anything Is Possible」
タイトル曲はシングルにもなりました。実力派グループであることを示してくれるバラード。オーセンティックな中にグループの自信を垣間見ることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=zmJEUjV7ph8

「Best Friend」
爽快コーラスがグッドなR&B調ミディアム・グルーヴ。美メロR&B好きの人も気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=yNxWlnlyNeY

「Use Me」
1997年にリリースされたデビュー・シングル。ダンサブルなミディアム・グルーヴはR&Bファンも楽しめるはず!哀愁シンセがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=UUHgPmsuyMw

「Get On Up」
女性コーラスやラップ風ヴォーカルによるアクセント、低音グルーヴなどが印象的な1曲。アルバムにメリハリをつけています。
https://www.youtube.com/watch?v=9oS4Y2kJyIY

「Tell Me」
感動的なビューティフル・バラード。素敵な歌声が聴く者を優しく包み込んでくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=L8EfCP9AEnY

「I Believe In Love」
前曲からの流れがいいですね。柔らかい雰囲気のバラードには愛が満ちています。
https://www.youtube.com/watch?v=5I5F2YiAFWU

「Interlude」
インタールードその2。

「Keep On Keepin' On」
リラックスした雰囲気の中で楽しげな歌声を聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=qLZTANl6PWw

「Do, Do, Do, Do, Do」
コンテンポラリー・ゴスペルらしいグッド・ヴァイヴが伝わってくる。
https://www.youtube.com/watch?v=KjvhAnVDJ7w

「Workin' For Your Good」
ラストはYvette Grahamの女性ヴォーカルをフィーチャーした素敵なバラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=3HoEnX_xiIk

気づけばサッカーW杯開幕まで1週間ですね。
相変わらず、日本代表に対してはネガティヴなコメントが目立ちますが、個人的には良い方向に向かっている気がします。楽観視するつもりはありませんが、それほど悲観する状況でもない気がします。開幕が待ち遠しいですね。
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2018年06月06日

Sound Directions『The Funky Side Of Life』

Madlibのファンク・プロジェクト☆Sound Directions『The Funky Side Of Life』
Funky Side of Life
発表年:2005年
ez的ジャンル:Madlibファンク・プロジェクト
気分は... :マインドフルネス&エンゲージメント!

今回は人気Hip-HopアーティストMadlibのサイド・プロジェクトの1つSound Directions名義の『The Funky Side Of Life』(2005年)です。

Madlib(本名:Otis Jackson Jr.)に関して、当ブログでは以下の6作品を紹介済みです。

 Madlib『Shades Of Blue』(2003年)
 Jaylib『Champion Sound』(2003年)
 Yesterdays New Quintet『Stevie』(2004年)
 Talib Kweli & Madlib『Liberation』(2007年)
 Jackson Conti『Sunjinho』(2008年)
 Quasimoto『Yessir, Whatever』(2013年)

Sound Directionsはファンクにアプローチした>Madlibによるプロジェクトであり、架空ジャズ・ユニットのサイド・プロジェクトYesterdays New Quintetの更なるサイド・プロジェクトといった感じですね。

プロデュースはMadlib本人。

Sound Directionsのメンバーとして、Otis Jackson Jr. (ds、kalimba、key、sound effects、voices)、Morgan Adams III(vo、key、org)、Derek Brooks(el-b、syn)、Joe Johnson(ds、per)という4名がクレジットされていますが、Madlibが一人四役というのはYesterdays New Quintetと同じパターンです。

しかし、Yesterdays New Quintetと大きく異なる点もあります。Madlib本人以外に外部ミュージシャンが多数参加している点です。

特に、ホーン・アレンジも手掛けたTodd SimonMadlib『Shades Of Blue』にも参加していたMalcom Catto、ギタリストのDan UbickなどConnie Price率いるConnie Price & The Keystonesのメンバーが多数参加しています。

Marcos Valle「Wanda Vidal」、Billy Brooks「Fourty Days」、Lesiman「Play Car」、Cliff Nobles & Co.「The Horse」等のカヴァーも楽しいですが、「Theme For Ivory Black」「The Funky Side Of Life」「A Divine Image」といったオリジナルもなかなかです。

奇才ならではのファンク・ワールドを満喫しましょう!

全曲紹介しときやす。

「Directions」
David Axelrodのカヴァー。オリジナルは『Songs of Experience』(1969年)に収録されています。本作らしいホーン・サウンドが印象的なカヴァーです。

「Dice Game」
Young-Holt Unlimited「Rubber Lips」のドラムをサンプリングしたファンク・グルーヴ。シャープなビートとジャジー・サウンドの組み合わせがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=sv8jClaYZR0

「Wanda Vidal」
Marcos Valleのカヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介した『Garra』(1971年)に収録されているクラブシーンでも再評価の高い曲です。ここではグルーヴィー・オルガンが印象的なインスト・カヴァーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=2j1rZRymdRI

「Fourty Days」
Billy Brooksのカヴァー。A Tribe Called Quest「Luck of Lucien」のサンプリング・ソースとしてもお馴染みのオリジナルは『Windows of the Mind』(1974年)に収録されています。ATCQ大好きの僕としては嬉しいカヴァーです。哀愁ファンク・グルーヴがいい味出しています。
https://www.youtube.com/watch?v=Hfblathmt_c

「Play Car」
Lesimanのカヴァー。オリジナルは『Here And Now Vol. 2』(1974年)に収録されています。この再評価の高いイタリアン・ライブラリー名曲をレア・グルーヴ・テイストのファンク・グルーヴで聴かせてくてます。

Blu feat. Edan「Ronald Morgan」のサンプリング・ソースとなっています。
Blu feat. Edan「Ronald Morgan」
 https://www.youtube.com/watch?v=EmUCSeyn93o

「A Divine Image」
少しダビーな雰囲気も漂うアヴァンギャルドな仕上がり。D'Wayne Kellyのアープ・ストリング・アンサンブルが効果的です。

「The Funky Side Of Life」
タイトル曲はMalcom Cattoがドラムを叩いています。タイトル通りの重量ファンク・グルーヴを楽しめます。

「Theme For Ivory Black」
僕の一番のお気に入り。架空のブラックスプロイテショーンのサントラといった趣ですね。ダーク&コズミックなグルーヴにHip-Hop的エッセンスも加わった文句なしの仕上がりです。

「The Horse」
Cliff Nobles & Co.のカヴァー。オリジナルは『The Horse』(1968年)に収録されています。オリジナルのダイナミックなノリの良さを受け継ぎつつ、Madlibらしいスパイスで格好良さを増強しています。
https://www.youtube.com/watch?v=t4FsGOQ9w24

「One For J.J. (Johnson)」
Bobby Womack & J.J. Johnson『Across 110th Street』(1972年)収録の「Harlem Clavinet」J.J. Johnson作)のリメイク。アシッドなオルガン・サウンドがたまりません。

Blu「Jazzmen」のサンプリング・ソースとなっています。
Blu「Jazzmen」
 https://www.youtube.com/watch?v=EreuayLLxyo

「On The Hill」
Oliver Sainのカヴァー。オリジナルは『Main Man』(1972年)に収録されています。Madlibらしいグルーヴ感を楽しめるカヴァーになっています。ここでのホーン・アレンジは Connie Price。
https://www.youtube.com/watch?v=tgTbsnfK2h4

Madlib関連の過去記事もチェックを!

Madlib『Shades Of Blue』(2003年)
Shades of Blue

Jaylib『Champion Sound』(2003年)
Champion Sound

Yesterdays New Quintet『Stevie』(2004年)
Stevie: Instrumental Tribute to Stevie Wonder

Talib Kweli & Madlib『Liberation』(2007年)
Liberation

Jackson Conti『Sunjinho』(2008年)
Sujinho

Quasimoto『Yessir, Whatever』(2013年)
Yessir Whatever
posted by ez at 00:16| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月04日

Foxy『Foxy』

マイアミ・ディスコ・バンドのデビュー・アルバム☆Foxy『Foxy』
フォクシー[日本初CD化 / 国内プレス盤 / 最新リマスター / 日本語解説付き](CDSOL-5655)
発表年:1976年
ez的ジャンル:T.K.系マイアミ産ディスコ
気分は... :マイアミ・ビーチ!

今回はマイアミ産ディスコ、Foxy『Foxy』(1976年)です。

キューバ生まれのシンガー/ギタリストIsh Ledesmaを中心にフロリダで結成されたディスコ・バンドFoxyの紹介は、4thアルバム『Party Boys』(1979年)に続き2回目となります。

他のFoxy作品と同じくT.K. Records傘下のDashからのリリースです。

プロデュースはRay Martinez

本作におけるメンバーはIsh Ledesma(g、vo)、Arnold Pasiero(b)、Richie Puente Jr.(timbales、congas、per、p)、Charlie Murciano(p、el-p、syn)、Joe Galdo(ds、per、back vo)、Gary Ortiz(vo)の6名。Richie Puente Jr.Tito Puenteの息子です。

メンバー以外にRay Martinez(p)、Vinnie Tanno(flh)、Mike Lewis(fl)がレコーディングに参加しています。

全6曲、マイアミらしいビーチ・モードのメロウ・ダンサーを存分に楽しめるセッション・バンドとしての実力を示してくれます。

特に1stシングルになった爽快メロウ・グルーヴ「Let's Love」、ビーチ・モードのメロウ・ダンサー「You Make Me Hot」、軽快なディスコ・ダンサー「People Fall In Love (While Dancing)」あたりが僕のおススメです。

夏が待ちきれなくなるマイアミ産ディスコです。

全曲紹介しときやす。

「You Make Me Hot」
Ish Ledesma作。マイアミ産ディスコらしいビーチ・モードの爽快メロウ・ダンサー。軽快なギター・カッティングとキラキラ感のあるシンセの音色がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=0q050NOmQJ8

「People Fall In Love (While Dancing)」
Ish Ledesma作。軽快なギター・カッティングと共に疾走するディスコ・ダンサー。ホーン&ストリングスも冴えます。
https://www.youtube.com/watch?v=oFQQw4g9IdI

「Get Off Your Aahh And Dance」
Arnold Pasiero/Ish Ledesma/Ray Martinez/Steve Alaimo作。2ndシングルにもなったクール&メロウなインスト・ディスコ。パーカッション・ブレイクも格好良いです。
https://www.youtube.com/watch?v=A0Xu_S5UyXk

「Baby, I'm Leaving」
Arnold Pasiero/Gary Ortiz/Ish Ledesma/Joe Galdo/Richie Puente Jr.作。ティンバレスの効いたマイアミらしいサウンドを楽しめる哀愁メロウ・ダンサー。
https://www.youtube.com/watch?v=SwVSgpInU5g

「What's It Take」
Ish Ledesma/Richie Puente Jr.作。イントロのピアノ&ストリングスにグッとくるメロウなミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=v_TrZ9CcIg0

「Let's Love」
Ish Ledesma作。1stシングルにもなったフリーソウル好きの人も気に入りそうな爽快メロウ・グルーヴ。恋のビート・モードといった雰囲気がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=QISGL_i7Ndo

以上がオリジナル6曲ですが、再発CDには「The Way You Do The Things You Do (12" Version)」「Get Off Your Aahh! And Dance (Part 1)」「You Make Me Hot (Single Version)」「Let's Love (12" Version)」「The Way You Do The Things You Do (12" Instrumental Version)」「The Way You Do The Things You Do (Single Version)」という6曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

シングルになったThe Temptations、1964年のシングル曲のカヴァー「The Way You Do The Things You Do (Single Version)」Smokey Robinson/Bobby Rogers作)の追加収録が嬉しいですね。
「The Way You Do The Things You Do (Single Version)」
https://www.youtube.com/watch?v=GmU4v0SgAUg

ご興味はある方はFoxyの他作品もチェックを!

『Get Off』(1978年)
ゲット・オフ

『Hot Numbers』(1979年)
ホット・ナンバー [国内プレス盤 / 最新リマスター / 日本語解説付き](CDSOL-5605)

『Party Boys』(1979年)
パーティー・ボーイズ ![世界初CD化 / 国内プレス盤 / 最新リマスター / 日本語解説付き]

『Live』(1980年)
ライヴ[日本初CD化 / 国内プレス盤 / 最新リマスター / 日本語解説付き](CDSOL-5623)
posted by ez at 00:11| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月03日

Nicola Conte & Spiritual Galaxy『Let Your Light Shine On』

ブラック・ジャズにアプローチしたマエストロの最新作☆Nicola Conte & Spiritual Galaxy『Let Your Light Shine On』
レット・ユア・ライト・シャイン・オン
発表年:2018年
ez的ジャンル:マエストロ系アフロ/ブラック・ジャズ
気分は... :広大なスピリチュアル・ワールドへ・・・

今回は新世代ヨーロピアン・ジャズのマエストロNicola Conteの最新作『Let Your Light Shine On』です。

純粋なオリジナル・アルバムとしては『Love & Revolution』(2011年)以来、約7年ぶりの新作となります。また、この新作リリースに合わせて、今月来日公演も予定されています。

イタリアを代表するジャズ・プロデューサー/アーティストNicola Conteに関して、これまで当ブログで紹介した作品は以下の4枚。

 『Other Directions』(2004年)
 『Rituals』(2008年)
 『Love & Revolution』(2011年)
 『Free Souls』(2014年)
 Nicola Conte Presents Stefania Dipierro『Natural』(2016年)

Nicola Conte & Spiritual Galaxy名義でリリースされた『Let Your Light Shine On』。その名義の通り、スピリチュアル・ジャズやアフロ/ブラック・ジャズへのアプローチを深めたアルバムに仕上がっています。

地元のイタリア、バーリでのレコーディング以外に、南アフリカ、ヨハネスブルクでのセッションも含まれ、このあたりにも本作の色合いが反映されています。

レコーディング・メンバーは、LTCSchema Sextetの活動で知られるイタリア人ピアニストPietro Lussu(p、el-p)、同じくSchema SextetのメンバーであるGianluca Petrella (tb、mini moog)、活動休止中のフィンランドの人気バンドThe Five Corners QuintetのメンバーTeppo Makynen(Teddy Rok(ds、per)、スウェーデンのイケメン・サックス奏者Magnum Lindgren(ts、fl)、ライブのレギュラー・メンバーも務めたイタリア人ベーシストLuca Alemanno(b)、アメリカ人サックス奏者Logan Richardson(ds)といったNicola Conte作品でお馴染みのメンバーが多数参加しています。

新顔として、南ロンドン・ジャズ・シーンの最重要ミュージシャンShabaka Hutchingsと共に『Wisdom Of Elders』(2016年)をレコーディングしたShabaka And The AncestorsのメンバーTumi Mogorosi (ds)およびNduduzo Makhathini(el-p)という南アフリカのミュージシャン、『Afro Physicist』(2014年)、『Escape Velocity』(2016年)といったアルバムで注目を集めるフロリダ出身のUSトランぺッターTheo Croker(tp)やN.Y.ニュースクール大学で学び、『Cosm'ethic』(2013年)、『Aforemention』(2016年)といったアルバムの評価も高いイタリア人ドラマーTommaso Cappellato(ds)といった"今ジャズ"期待のミュージシャンの参加も要チェックです。

さらにAbdissa Assefa(congas、per)、Tlale Makhene(congas、per)、Seby Burgio(org)、Mike Rubini(bs)等ミュージシャンが参加しています。

また、ヴォーカル陣はNicola Conte作品ではお馴染み、ガーナ系のUK女性シンガーBridgette Amofahをはじめ、新進イタリア人女性シンガーCarolina Bubbico、当ブログでも最新作『Arise』を紹介したUKジャマイカンの女性シンガーZara McFarlane、さらにZoe Modicaという4名が起用されています。

このように参加メンバーのピープル・ツリーだけでもワクワク感で一杯ですね。

マエストロのジャズ・ワールドの成熟と同時に、南ロンドンの次世代ジャズや今ジャズとの接点も見える点に思わずニンマリしています。

JTNCあたりでは完全に無視されているNicola Conteですが、そんな壁を作ることが無意味だと分からせてくれる1枚だと思います。

『Let Your Light Shine On』Trailer(「Me Do Wo/Cosmic Peace」)
https://www.youtube.com/watch?v=7u473vfMYX8

マエストロの底力とセンスの良さを再認識しましょう!

全曲紹介しときやす。

「Uhuru Na Umoja」
Bridgette Amofah/Carolina Bubbico/Nicola Conte作。本作を象徴するアフロ・ジャズがオープニング。土着的なアフリカン・リズムをバックに、Bridgette AmofahとCarolina Bubbicoが艶やかなヴォーカルを聴かせてくれます。

「Ogun」
アフリカ民謡のカヴァー。Zara McFarlaneが素晴らしいヴォーカルを披露する深淵な美しさに溢れたスピリチュアル・ジャズに仕上がっています。

「Cosmic Peace」
Bridgette Amofah/Nicola Conte/Gianluca Petrella作。マエストロらしいフロア仕様のコズミックなアフロ・ジャズ・ダンサー。Bridgette Amofahのヴォーカルが躍動します。クラブジャズ好きの人はぜひチェックを!

「Universal Rhythm」
Bridgette Amofah/Nicola Conte/Gianluca Petrella作。この曲ではエチオピアン・ジャズにアプローチしています。エチオピアン・ジャズならではのグルーヴ感を満喫できます。これに難なく対応するBridgette Amofahのヴォーカルもグッド!

「Mystic Revelation of the Gods」
Nicola Conte/Magnum Lindgren作。本作らしいアプローチのアフロ・ジャズ・ファンク。土着的ジャズ・ファンクを楽しめます。作者Magnum Lindgrenの妖しげなフルートが効果的です。

「Let Your Light Shine On」
Nicola Conte/Gianluca Petrella作。タイトル曲はZoe Modicaがリード・ヴォーカルを務める、ビートを効かせたミディアム・グルーヴ。ポジティヴなヴァイヴに溢れたアフロ・テイストのソウル・チューンといった趣です。

「Space Dimensions」
Carolina Bubbico/Nicola Conte作。Carolina Bubbicoがリード・ヴォーカルをとるスピリチュアル・フィーリングの深淵なコズミック・ジャズ。

「Tribes From the Unknown」
Nicola Conte作。タイトルの通り、土着的リズムが強調されたアフロ・ジャズ。こういった演奏でもスタイリッシュな隠し味を忘れないのがマエストロらしいのでは?

「Me Do Wo」
Bridgette Amofah/Nicola Conte作。「Cosmic Peace」と同タイプのアフロ・ジャズ・ダンサー。リード・ヴォーカルはBridgette Amofah。アフロビート感覚の覚醒的オルガンもグッド!

「Essence of the Sun」
Carolina Bubbico/Nicola Conte作。70年代のPharoah Sandersを彷彿させる演奏をバックに、Zoe Modicaが感動的なヴォーカルを聴かせてくれるスプリチュアル・ジャズ。

「Love Power」
Bridgette Amofah/Carolina Bubbico/Nicola Conte作。「Universal Rhythm」と同じくエチオピアン・ジャズ風のアプローチですが、Bridgette Amofahのソウルフル・ヴォーカルと見事に調和させています。

「Afro Black」
Carolina Bubbico/Nicola Conte作。本編ラストは70年代Black Jazz Recordsを意識したようなモーダルなブラック・ジャズ。マエストロの思いが伝わってくる演奏です。

「Mystic Revelation of the Gods (Swahili Version)」
CDボーナス・トラック。「Mystic Revelation of the Gods」の別テイクです。

Nicola Conteの他作品もチェックを!

『Jet Sounds』(2000年)
Jet Sounds

『Bossa Per Due』(2001年)
Bossa Per Due

『Jet Sounds Revisited』(2001年)
Jet Sounds Revisited

『Other Directions』(2004年)
Other Directions

『Rituals』(2008年)
リチュアルズ

『Love & Revolution』(2011年)
ラヴ&レヴォリューション

『Free Souls』(2014年)
nicola conte free souls.jpg

Nicola Conte Presents Stefania Dipierro『Natural』(2016年)
ナチュラル(NATURAL)(直輸入盤帯ライナー付国内仕様)
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2018年06月02日

Anthony David『The Powerful Now』

実力派男性R&Bシンガーの間違いない1枚☆Anthony David『The Powerful Now』
The Powerful Now
発表年:2016年
ez的ジャンル:実力派男性R&Bシンガー
気分は... :温もりのR&B!

温もりのあるヴォーカルが魅力の男性R&BシンガーAnthony David『The Powerful Now』(2016年)です。

ジョージア州サバンナ出身の男性R&BシンガーAnthony Davidに関して、これまで当ブログで紹介したのは以下の4枚。

 『3 Chords & the Truth』(2004年)
 『The Red Clay Chronicles』(2006年)
 『As Above So Below』(2011年)
 『Love Out Loud』(2012年)

現時点での最新作となる『The Powerful Now』(2016年)はShanachieからのリリース。日本では殆ど話題になることがなく、スルー状態になっていましたがようやく入手できたので、遅まきながら紹介したいと思います。

本作でAnthonyと共にソングライティング&プロデュースで活躍しているのがEddie Stokes

それ以外にAnthony David作品ではお馴染みのShannon Sandersをはじめ、Reesa ReneeDaniel JonesJalon Smith等がソングライティング&プロデュースで関与しています。

The Foreign Exchange絡みの活動で知られる女性シンガーCarmen Rodgersをはじめ、MylahReesa Reneeがフィーチャリングされています。

派手さやプロダクションの豪華さはありませんが、インディ作品らしくAnthony Davidというアーティストのスタンス、メッセージがストレートに伝わってくるのがいいですね。

オープニングを飾る「Ride On」、PVにIndia.Arieも登場する「Beautiful Problem」、オトナの素敵なラブ・ソング「Booed Up」、ダンサブルな「I Don't Mind」、ロック・バンド311のカヴァー「Amber」、ビューティフル・バラード「Ayodele (Joy Comes Home)」、Carmen Rodgersとのデュエット「Charge」あたりが僕のおススメです。

実力派男性R&Bシンガーの間違いない1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Ride On」
Anthony David/Eddie Stokes作&プロデュース。Anthonyの強い意志が伝わってくるソウル・チューン。Anthony Davidというアーティストの芯を感じることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=24T34Ozc27s

「The Powerful Now」
Anthony David/Eddie Stokes作。Eddie Stokesプロデュース。聴く者を鼓舞してくれるパワフルなミディアム・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=usdVqpqUZ9A

「Beautiful Problem」
Robin Lernert/Shannon Sanders作。Shannon Sandersプロデュース。PVには彼のデビューのきっかけを作った恩人India.Arieも出演しています。美しくも切ないバラードを実直に歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=dFeM3i8WVJI

「Booed Up」
Anthony David/Eddie Stokes/Jamilah Windham作。Anthony David/Eddie Stokesプロデュース。Mylahをフィーチャーした本作のハイライトといえるグッド・バラード。オトナのラブ・ソングな感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=nRi_O12KEeQ

「I Don't Mind」
Anthony David/Eddie Stokes作。Eddie Stokesプロデュース。軽くラテン・フレイヴァーの効いたダンサブル・サウンドとオートチューンを効かせたヴォーカルがマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=pcnG3SqcoQA

「Amber」
Nick Hexum作。Anthony David/Eddie Stokesプロデュース。ネブラスカ出身のロック・バンド311のレゲエ調の名曲をカヴァー。本ヴァージョンはオリジナルの雰囲気を継承しつつ、レゲエ色は排したメロウ・フォーキーに仕上がっています。デビュー・アルバム『3 Chords & the Truth』の雰囲気に近いかもしれませんね。

「Out of My League」
Anthony David作。Anthony Davidプロデュース。ロッキンな雰囲気を醸し出すオルタナな仕上がり。

「Road to Baxley」
Anthony David/Eddie Stokes作&プロデュース。ヴィンテージ×Hip-Hopな仕上がり。独特の雰囲気を醸し出しています。

「Ayodele (Joy Comes Home)」
Anthony David/Eddie Stokes作&プロデュース。聴く者を大きな愛で優しく包み込んでくれるビューティフル・バラード。心を一つにしてくれるパワーがあります。

「Never Again」
Anthony David/Silky Gates/Reesa Renee/Anthony Robinson作。Anthony David/Reesa Reneeプロデュース。Reesa Reneeをフィーチャー。ジャジーなネオソウルは悪くありませんが、もう一工夫欲しい気も?

「Charge」
Daniel Jones/Carmen Rodgers作。Daniel Jonesプロデュース。Carmen Rodgersをフィーチャー。元々は彼女のアルバム『Stargazer』(2015年)に収録されていたものです。そのせいか他の楽曲とは雰囲気が異なります。派手さはありませんが、グッド・シンガー同士のデュエットによる感動バラードはジワジワきます。
https://www.youtube.com/watch?v=IB4MVKnzlXQ

「Inevitable」
Anthony David/Jalon Smith/Eddie Stokes作。Jalon Smith/Eddie Stokesプロデュース。ラストは聴く者に勇気を与えてくれるミディアム・バラードで締め括ってくれます。

Anthony Davidの他作品もチェックを!

『3 Chords & the Truth』(2004年)
3コーズ&ザ・トゥルース

『The Red Clay Chronicles』(2006年)
レッド・クレイ・クロニクルズ

『Acey Duecy』(2008年)
Acey Duecy

『As Above So Below』(2011年)
Above So Below

『Love Out Loud』(2012年)
Love Out Loud
posted by ez at 11:23| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする