2017年10月02日

Champaign『How 'Bout Us』

ヒット曲「How 'Bout Us」収録のブラコン作品☆Champaign『How 'Bout Us』
ハウ・バウト・アス(期間生産限定盤)
発表年:1981年
ez的ジャンル:ブラコン/AOR
気分は... :シャンパン飲みたい・・・

今回は80年代ブラコン/AOR作品からChampaign『How 'Bout Us』(1981年)です。

Champaignはイリノイ州シャンペーンで結成された黒人・白人混合のヴォーカル&インストゥルメンタル・グループ。僕も最初は誤解していましたが、お酒のシャンパンではなく出身地に由来するグループ名です。

メンバーはPauli Carman(vo)、Rena Jones(vo)、Howard Reeder(g)、Michael Day(key、g)、Dana Walden(key、syn)、Rocky Maffit(ds、per、vo)、Michael Reed(b)の7名。

The ManhattansやTyrone Davisを手掛けたことで知られるプロデューサーLeo Grahamのバックアップでコロンビアとの契約に成功し、デビュー・アルバムとなる本作『How 'Bout Us』(1981年)をリリースし、シングル「How 'Bout Us」が全米チャート第12位、同R&Bチャート第4位のヒットとなりました。

その後、コロンビアから『Modern Heart』(1983年)、『Woman in Flames』(1984年)という2枚のアルバムをリリースしています。

90年代に入り再結成し、アルバム『Champaign IV』(1991年)をリリースしています。さらに2008年以降、メンバーのPauli CarmanがChampaign名義のアルバムを4枚リリースしています。

さて本作『How 'Bout Us』(1981年)ですが、前述のLeo Grahamがプロデュースを務め、さらに共同プロデューサーとしてJames Mackの名がクレジットされています。

どうしてもロマンティックなヒット曲「How 'Bout Us」が目立つアルバムですが、アーバン・ダンサー「Can You Find the Time?」、ディスコ・ファンク「Whiplash」、サンプリング・ソースとしても人気の「I'm on Fire」、シカゴ・ソウル調の「Spinnin'」、アーバン・メロウな「Dancin' Together Again」あたりもオススメです。

グループ名の由来とは異なりますが、シャンパンが飲みたくなるようなアーバンな魅力に溢れたブラコン作品です。

全曲紹介しときやす。

「Can You Find the Time?」
Gary Mackey/Danny McLane作。オープニングは爽快なアーバン・ダンサー。シングルにもなりました。個人的にもアルバムで一番のお気に入り。都会的な疾走感がひたすら心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=67GW4omVWO8

「Party People」
Tony Craig/Terry Shaddick/Joe South作。Olivia Newton-John「Physical」の作者として知られるTerry Shaddickらが書いた曲をファンキーなミディアム・グルーヴで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=DhXAJEo_W_o

「Whiplash」
Michael Day作。シンセ・サウンドが煌びやかなディスコ・ファンク。80年代前半らしいダンサブル・サウンドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=lo_kSjb8CLA

「I'm on Fire」
Barry Ruff/Gene Avaro/Renee Ruff作。アルバムからの3rdシングル。男女ヴォーカル・グループとしての魅力を堪能できるバラードです。Santana調の哀愁ギターも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=dV_gRMtjBAs

Potna Deuce「Cool Thang」 、Soul Scream「TOu-KYOu」、Daz Dillinger feat. Snoop Dogg, E-White & Uncle Reo「I Got Dat Fire」、Brother Ali「Ear to Ear」、Cookin' Soul, Nahright, Skyzoo & Sha Stimuli feat. Donny Goines「On Fire」、Sadat X「On Fire」等のサンプリング・ソースになっています。
Potna Deuce「Cool Thang」
 https://www.youtube.com/watch?v=a6bNfy42w1U
Soul Scream「TOu-KYOu」
 https://www.youtube.com/watch?v=BM9dENf1pYY
Daz Dillinger feat. Snoop Dogg, E-White & Uncle Reo「I Got Dat Fire」
 https://www.youtube.com/watch?v=NbkP9Le4lRI
Brother Ali「Ear to Ear」
 https://www.youtube.com/watch?v=FazVo_HXQg8
Cookin' Soul, Nahright, Skyzoo & Sha Stimuli feat. Donny Goines「On Fire」
 https://www.youtube.com/watch?v=xU6gRn6TKPs
Sadat X「On Fire」
 https://www.youtube.com/watch?v=Za71LstD0OA

「How 'Bout Us」
Dana Walden作。前述のようにグループの代名詞となる大ヒット曲。当時の僕はロック少年でしたが、全米Top40を追いかける中で、何となくこの曲に惹かれた記憶があります。楽曲自体はメンバーのDana WaldenとMichael Dayが組んでいたバンドThe Water Brothers Band、1975年のシングルのリメイクです。ブラコン好きにはたまらないアーバンなメロウ・バラードです。煌びやかでロマンティックな80年代らしいムードがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=YBUqDr14DEw

Brotherhood of Man、Eddie Lovette、Grayson Hugh & Betty Wright、Lulu、Johnny Mathisがカヴァーしています。
The Water Brothers Band「How 'Bout Us」
 https://www.youtube.com/watch?v=-kX1evKBvng
Eddie Lovette「How 'Bout Us」
 https://www.youtube.com/watch?v=fu-vm7jOocI
Grayson Hugh & Betty Wright「How 'Bout Us」
 https://www.youtube.com/watch?v=OXN1COipDQo
Lulu「How 'Bout Us」
 https://www.youtube.com/watch?v=nJhBBa17CmM
Johnny Mathis「How 'Bout Us」
 https://www.youtube.com/watch?v=jeXjchuuF2o

「Spinnin'」
Michael Day/Dave Pirner作。ファンク調でスタートしますが、本編はシカゴ・ソウル調の軽快なステップのミディアム・グルーヴ。聴けば聴くほど好きになるソウル・ヴォーカル・グループらしい1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=XxS8314g4v4

「Dancin' Together Again」
Richard Reicheg作。「How 'Bout Us」と同タイプのアーバンなメロウ・ミディアム。このグループらしいヴォーカル・ワークを存分に楽します。
https://www.youtube.com/watch?v=Sf2KdfGn7os

「Lighten Up」
Pauli Carman/Michael Day作。粘り腰のミディアム・ファンクですが爽快コーラスが上手く中和させています。
https://www.youtube.com/watch?v=JMA9qWSGnKs

「If One More Morning」
Dana Walden作。ラストは60年代モータウン調のポップなダンス・チューンで軽快に締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=paxZURnI3Zo

再発CDには「How 'Bout Us」「I'm on Fire」のシングル・ヴァージョンがボーナス・トラックとして追加収録されています。

『Modern Heart/Woman in Flames』(1983/1984年)※2in1CD
MODERN HEART/WOMAN IN FLAMES
posted by ez at 00:45| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月01日

Andre Mehmari/Juan Quintero/Carlos Aguirre『Serpentina』

南米フォルクローレ・スーパー・トリオ!☆Andre Mehmari/Juan Quintero/Carlos Aguirre『Serpentina』
Serpentina セルペンティーナ
発表年:2017年
ez的ジャンル:南米フォルクローレ・スーパー・トリオ
気分は... :ワン・アップ・・・

新作アルバムからAndre MehmariJuan QuinteroCarlos Aguirreというブラジル、アルゼンチンの人気フォルクローレ・アーティスト3名が共演した話題作『Serpentina』です。

南米フォルクローレ・スーパー・トリオと呼びたくなる3名の共演盤に歓喜している音楽ファンは多いのでは?僕もそんな一人です。

1977年リオデジャネイロ生まれのピアニスト/コンポーザーAndre Mehmariについては、サンパウロ出身のマルチ奏者/コンポーザーAntonio Loureiroとの共演作『MehmariLoureiro Duo』(2016年)を紹介済みです。

アルゼンチン、トゥクマン出身のシンガー・ソングライター/ギタリストJuan Quinteroについては、Mariano Cantero(ds、per、vo)、Andres Beeuwsaert(p、key、vo)とのトリオAca Seca Trio『Ventanas』(2009年)を紹介済みです。

1965年アルゼンチン、エントレリオス州セギーの生まれのシンガー・ソングライター/ピアニスト/ギタリストCarlos Aguirreについては、『Orillania』(2012年)を紹介済みです。

これまでも交流のあった3名でしたが、約4年の準備期間を経て2017年3月ブラジル・サンパウロに集まり、3人のみで一気に創り上げた作品が本作『Serpentina』です。プロデュースはAndre Mehmari

楽曲は3名の過去のレパートリーや今回のために書き下ろした新曲、さらにブラジル、アルゼンチンの音楽交流を象徴する名盤Mercedes Sosa/Leon Gieco/Milton Nascimento『Corazon Americano』(1986年)から2曲カヴァーしています。

アルバム全体の印象としては、Andre MehmariJuan QuinteroCarlos Aguirreを迎えて、現代音楽+フォルクローレなケミストリーを起こした1枚という印象を受けます。

静かなる音楽/クワイエット・コーナー的な作品がお好きな人にとっては、大満足な1枚ではないかと思います。Quintero、Aguirreの味わい深く感動的なフォルクローレ・ワールドに、Mehmariの現代ブラジル音楽的な感性が加わることで、ワン・アップしたフォルクローレを楽しむことができます。

きっと今年のベスト・ディスクに挙げる人も多い1枚なのでは?
当ブログでも年末恒例『ezが選ぶ2017年の10枚』の有力候補となりそうです。
個人的にこの秋のヘビロテ間違いなしの1枚です。

『Serpentina』EPK
https://www.youtube.com/watch?v=Bd1Cdxh0m1E

全曲紹介しときやす。

「El Diminuto Juan」
Jorge Fandermole/Carlos Aguirre作。Aguirreのオリジナルは『Orillania』に収録されています。『Orillania』ヴァージョンにはJuan Quinteroも参加しています。Mehmariの現代音楽的なピアノが加わったことで、オリジナルのフォーキーな味わいに新たな魅力が上乗せされています。

「Clavelito Blanco」
Justiniano Torres Aparicio作。Aca Seca Trio『Avenido』(2006年)収録曲の再演です。Mehmariの美しくドラマチックなピアノをバックに、Quinteroのヴォーカルが躍動します。

「Tucuman」
Juan Quintero/Andre Mehmari作。Quinteroの故郷を題した新曲を、Mehmariのピアノ、シンセをバックに3人で歌い上げます。静かなる音楽/クワイエット・コーナー好きの人はグッとくる深遠な美しさを持つ仕上がりです。

「Entre Rios」
Andre Mehmari作。この3人の共演に相応しい感動的な仕上がり。美しい絵画のような音世界にグッと惹き込まれます。

「Los tres deseos de siempre」
Carlos Aguirre作。オリジナルはCarlos Aguirre Grupo『Crema』(2000年)に収録されています。透明感のあるAguirreワールドにMehmariのアコーディオンがいいアクセントを加えています。

「San Vicente」
『Corazon Americano』収録曲のカヴァー(Milton Nascimento/Fernando Brant作)。緩急をつけたアレンジが秀逸な素晴らしいフォルクローレ。澄み切った音世界の美しさにただただ感動するばかりです。

「Sueno con Serpientes」
『Corazon Americano』収録曲のカヴァー(Silvio Rodriguez/Luis Eduardo Aute作)。琴の音色も取り入れつつ、南米フォルクローレらしい民族色を強調した仕上がり。

「Cruce」
Andre Mehmari/Bernardo Maranhao作。オリジナルは『Canteiro』(2011年)に収録されています。雲がゆったりと流れていくかのような壮大な味わい深さがあります。

「Tata y Meme」
Juan Quintero作。Aca Seca Trio『Aca Seca Trio』(2003年)収録曲の再演です。こMehmariのアコーディオンが先導し、パンデイロが響くブラジル色の強い仕上がりで聴かせてくれます。

「Beatriz Durante」
Carlos Aguirre作。オリジナルはCarlos Aguirre Grupo『Crema』(2000年)に収録されています。オープニングの「El Diminuto Juan」と同じく、フォルクローレな味わいとMehmariの現代音楽的なピアノが融合した、このスーパー・トリオならではのケミストリーを感じる仕上がり。

「Chorinho da Cantareira」
Carlos Aguirre作。AguirreのピアノとMehmariのバンドリンが織り成すインスト。

「Ida e Volta」
Andre Mehmari/Rita Alterio作。オリジナルは『Canteiro』(2011年)に収録されています。静かなる音楽らしい引き算の美学を満喫できる演奏です。こういった曲でのQuinteroの味わい深いヴォーカルは格別ですね。

「Abraco」
Andre Mehmari作。オリジナルは『As Estacoes Na Cantareira』(2015年)に収録されています。Mehmari作品がAguirre、Quinteroとの共演でフォルクローレな魅力が加わっている感じがいいですね。

「O Mantra de Miguel」
Andre Mehmari作。『Ao Vivo No Auditorio Ibirapuera』(2013年)に収録されていた楽曲です。ジワジワと感動が込み上げてきます。ここでもMehmariの音世界にAguirre、Quinteroがいいアクセントをつけています。

「Bandera」
Juan Quintero作。オリジナルはLuna Monti y Juan Quintero『Despues De Usted』(2015年)に収録されています。Mehmariのピアノに先導され、Quinteroが軽快なフォルクローレを歌い上げます。

「Coplas al Agua」
Juan Quintero作。Aca Seca Trio『Aca Seca Trio』(2003年)収録曲の再演です。ピアノ、ヴィオラン、ベースのみの演奏をバックにQuinteroがしみじみと歌い上げます。

「Rezo」
Carlos Aguirre作。Aguirreのオリジナルは『Orillania』に収録されています。ここではMehmariの美しいヴィオラに魅了されます。

「Paseo」
Juan Quintero作。ラストは本作らしいフォルクローレ+現代音楽なサウンドで楽しく和やかな雰囲気で締め括ってくれます。

Andre MehmariJuan QuinteroCarlos Aguirreに関わる過去記事や、本作収録曲のオリジナルが収められた作品もチェックを!

Andre Mehmari『Ao Vivo No Auditorio Ibirapuera』(2013年)
Ao Vivo No Auditorio

Andre Mehmari『As Estacoes Na Cantareira』(2015年)
As Estacoes Na Cantareira

Andre Mehmari & Antonio Loureiro『MehmariLoureiro Duo』(2016年)
MehmariLoureiro duo メマーリロウレイロ・デュオ

Aca Seca Trio『Aca Seca Trio』(2003年)
Aca Seca Trio

Aca Seca Trio『Avenido』(2006年)
アベニード

Aca Seca Trio『Ventanas』(2009年)
Ventanas

Carlos Aguirre Grupo『Crema』(2000年)
Carlos Aguirre Grupo(Crema)

Carlos Aguirre『Orillania』(2012年)
Orillania

Mercedes Sosa/Leon Gieco/Milton Nascimento『Corazon Americano』(1986年)
Corazon Americano
posted by ez at 02:36| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月30日

Melba Moore『Melba』

Van McCoyプロデュースによるダンサブル・レディ・ソウル☆Melba Moore『Melba』
Melba
発表年:1976年
ez的ジャンル:Buddah系ダンサブル・レディ・ソウル
気分は... :去る人、来る人・・・

女性R&BシンガーMelba Mooreが1976年にリリースした『Melba』(1976年)です。

1945年N.Y.生まれの女性R&BシンガーMelba Mooreについて、当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Peach Melba』(1975年)
 『A Portrait of Melba』(1977年)
 『Closer』(1980年)

本作『Melba』(1976年)は、『Peach Melba』(1975年)、『This Is It』(1976年)に続くBuddahでの第3弾アルバムです。

Van McCoyがプロデュースした『This Is It』からタイトル曲「This Is It」がダンス・ヒットした流れを汲んだダンス/ディスコ色の強い1枚に仕上がっています。

プロデュースはVan McCoyCharles Kipps

レコーディングにはGordon Edwards(b)、Eric Gale(g)、Richard Tee(key)、Steve Gadd(ds)、Chris Parker(ds)というStuffの面々をはじめ、Hugh McCracken(g)、Leon Pendarvis(key)、Crusher Bennett(congas、per)等のミュージシャンが参加しています。

個人的には本作らしいダンサブル・サウンドを楽しめる「The Way You Make Me Feel」「Good Love Makes Everything Alright」「Ain't No Love Lost」「The Greatest Feeling」「(I Need) Someone」あたりがオススメです。

前作で自信をつけたVan McCoyがMelba Mooreの魅力を上手く引き出している1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「The Way You Make Me Feel」
オススメその1。Charles Kipps作。シングルにもなったダンス・トラックがオープニング。エレガントなダンサブル・サウンドとMelbaのキュート・ヴォーカルがマッチした爽快な高揚感がいいですね。個人的にも一番のお気に入り曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=r1ubrFTIlsg

「Good Love Makes Everything Alright」
オススメその2。Richard Harris/Van McCoy作。この曲もシングルになりました。素敵なコーラス隊と共にMelbaのキュート・ヴォーカルが躍動します。7分半を超える長尺ですが、重厚なサウンドで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=xPoGpvT99OA

「The Long and Winding Road」
Beatlesの名曲カヴァー(John Lennon/Paul McCartney作)。ミュージカル出身のMelbaにフィットする1曲ですが、アルバムの構成上は少し違和感があるかも?
https://www.youtube.com/watch?v=hh0AHQ9Bhx8

「Ain't No Love Lost」
オススメその3。Curtis Mayfield作品のカヴァー。オリジナルは1972年にリリースされたPatti Joヴァージョンです。Curtis自身のヴァージョンはアルバム『Got to Find a Way』(1974年)に収録されています。本ヴァージョンはPatti Joヴァージョンをよりダンサブルにした印象を受けます。
https://www.youtube.com/watch?v=AEGO4b_TmRc

Patti Jo「Ain't No Love Lost」
 https://www.youtube.com/watch?v=G_hYEXMbLJs
Curtis Mayfield「Ain't No Love Lost」
 https://www.youtube.com/watch?v=hiI-l7kxW7M

「The Greatest Feeling」
オススメその4。Richard Harris/Van McCoy作。壮大なオーケストレーションを配したフィラデルフィア・サウンド的なダンス・トラックです。
https://www.youtube.com/watch?v=g1ZQsA4Z7Do

「Mighty Clouds of Joy」
Buddy Buie/Robert Nix作。B.J. Thomas、1971年のヒット曲をカヴァー。ゴスペル・フィーリングのビューティフル・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=icQjK-uMBKo

「(I Need) Someone」
オススメその5。Charles Kipps作。エレガントなオーケストレーション&コーラス隊を配した軽快なダンサブル・チューン。Melbaの透明感のあるヴォーカルが栄えます。

「So Many Mountains」
Joe Cobb/Van McCoy作。Melbaのキュート・ヴォーカルとバック・コーラスにおるヴォーカル・アレンジにグッとくる少しイナたいダンサブル・チューンで締め括ってくれます。

他のMelba Moore作品もチェックを!

『Peach Melba』(1975年)
Peach Melba

『This Is It』(1976年)
THIS IS IT (EXPANDED EDITION)

『A Portrait of Melba』(1977年)
Portrait of Melba

『Melba '78』(1978年)
Melba

『Closer』(1980年)
CLOSER

『What a Woman Needs』(1981年)
WHAT A WOMAN NEEDS(EXPANDED)

『The Other Side of the Rainbow』(1982年)
OTHER SIDE OF THE RAINBOW

『Never Say Never』(1982年)
NEVER SAY NEVER(PLUS BONUS)

『Read My Lips』(1985年)
READ MY LIPS (EXPANDED)

『A Lot of Love』(1986年)
A LOT OF LOVE (EXPANDED)
posted by ez at 06:08| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月29日

Ali『Crucial』

UK男性R&Bシンガーのソウル魂!☆Ali『Crucial』
Crucial
発表年:1998年
ez的ジャンル:UK男性R&Bシンガー
気分は... :コレってUS産じゃないの!

今回は90年代R&B作品からUK男性R&BシンガーAl『Crucial』(1998年)です。当時から評価の高かった男性R&B/ソウル・アルバムです。

AlことAlistair Tennantは、1973年ロンドン生まれの男性R&Bシンガー

Wayne HectorらとのユニットRhythm-N-Bassとして90年代前半にシングルを数枚リリースしています。その後、Wayne HectorとはAliwayというユニットでも活動しています。

そのAlistair Tennantがソロ・シンガーとしてリリースしたアルバムが本作『Crucial』(1998年)です。本国UKではアルバム・タイトルが『Bitter Honey』の盤もあります。

このアルバム1枚のみでシーンから消えてしまい、あの人は今・・・というアーティストになっていましたが、今年に入って突如Ali Tennant名義でアルバム『Get Loved』をリリースしています。

Ali Tennant『Get Loved』(2017年)
Get Loved

アルバム『Crucial』に話を戻すと、UK男性R&Bシンガーとは思えない、70年代サザン・ソウル調のソウル・チューンが印象的です。90年代後半にこの路線で勝負しようとする心意気も本作の支持が高い理由なのでは?

The Family StandThe Characters(Charles Farrar/Troy Taylor)Salaam RemiといったUS R&Bシーンでお馴染みのアーティスト/プロデューサーがプロデュースを手掛けています。それ以外にBob Brockman/Roger RussellGlen SunDexter Simmonsがプロデューサーとして名を連ねます。また、Aliwayの盟友Wayne Hectorもヴォーカル・アレンジ&バック・ヴォーカル等でアルバムに大きく貢献しています。

前述のようなソウル・モードのAliを満喫したいのであれば、シングルになった「Love Letters」をはじめ、「So In Love」「Crucial」「Tomorrow」あたりがオススメです。

キャッチーさでいえば、大ネタKeni Burke「Risin' To The Top」をサンプリングしたSalaam Remiプロデュースの「Feelin' You」Smif-N-Wessun「Bucktown」をサンプリングしたThe Charactersプロデュース曲「In And Out Of My Life」Steve Parks「Movin' In The Right Direction」をサンプリングした「Bitter Honey」、William Bell「I Forgot To Be Your Lover」をサンプリングした「Whatever You Want」あたりもオススメです。

ソウルフルですが、キャッチーさも忘れていないバランス感覚が絶妙の1枚です。

僕が所有するのはUS輸入盤ですが、盤によって多少収録曲が異なるのでご注意ください。

全曲紹介しときやす。 ※US盤仕様

「Love Letters」
The Family Standプロデュース。アルバムに先駆けてシングルにもなりました。70年代USサザン・ソウルの香り漂うキャッチーなミディアム。伸びやかなAliのソウルフル・ヴォーカルを満喫できます。

「Tomorrow」
Bob Brockman/Roger Russellプロデュース。Aliのソウル魂を満喫できるオーセンティックなミディアム・バラード。しみじみと伝わってくる正攻法のバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=rMPagzPPRJo

「In And Out Of My Life」
The Charactersプロデュース。Smif-N-Wessun「Bucktown」をサンプリングしたダンサブルなミディアム・グルーヴ。男性R&Bグループ調のヴォーカル・ワークがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=an0v3qZbW1Y

「Whatever You Want」
Glen Sunプロデュース。William Bell「I Forgot To Be Your Lover」をサンプリングした少しイナたいミディアム・グルーヴ。Wayne HectorとAliのAliwayコンビによるヴォーカル・アレンジが冴えます。
https://www.youtube.com/watch?v=xS2zwp_qVi0

「Sure」
Bob Brockman/Roger Russell作。これもイナたいサザン・ソウル調の仕上がり。予備知識がなければUKソウルだとは思わないでしょう。

「Wish You Better」
The Family Standプロデュース。ポジティブなヴァイヴのミディアム。一歩前へ進む後押しをしてくれそうな1曲です。

「Crucial」
The Family Standプロデュース。タイトル曲はオーセンティックなソウルフル・バラード。Aliの自信に満ちた歌いっぷりがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=bhMs5oyCJMc

「Since Loving You Is Crucial (Reprise)」
The Family Standプロデュース。「Crucial」の余韻に浸るリプライズ。

「It Only Takes A Minute」
本作では裏方に徹していたAliwayの盟友Wayne Hectorをフィーチャー。ソウル調のバラードとは雰囲気が異なるR&B系美メロ・バラードに仕上がっています。The Family Standプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=G6Rj4_kD1c0

「Crazy Don't」
The Family Standプロデュース。都会的なミディアムR&B。Aliのセクシーな側面を満喫できます。

「Bitter Honey」
Dexter Simmonsプロデュース。Steve Parks「Movin' In The Right Direction」をサンプリングしたミディアム・グルーヴ。Steve Parks「Movin' In The Right Direction」大好きな僕としては嬉しい1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=UcAe5vjhi6c

「So In Love」
Bob Brockman/Roger Russellプロデュース。再びソウル・モードで歌い上げるビューティフル・バラード。このバラードをイチオシする人も多いのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=LdNjFPcPRuo

「Feelin' You」
Salaam Remiプロデュース。Keni Burke「Risin' To The Top」をサンプリングしたキャッチーなアーバン・ミディアム。シングルにもなりました。さすがはSalaam Remiという仕事ぶりです。
https://www.youtube.com/watch?v=eKuWYoKW_kM

「Maybe Today」
The Family Standプロデュース。ラストは伸びやかに歌い上げるミディアムで爽やかに締め括ってくれます。

ちなみに国内盤にはStevie Wonder「Lately」のカヴァーがボーナス・トラックとして追加収録されています。

Ali『Crucial』(1998年) ※国内盤
クルーシャル
posted by ez at 03:39| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月28日

Joao Gilberto『Joao Voz E Violao』

熟成のボサノヴァ・ワールド☆Joao Gilberto『Joao Voz E Violao』
JOAO VOZ E VIOLAO
録音年:2000年
ez的ジャンル:ボサノヴァ・パイオニア
気分は... :セピア色の音楽・・・

今日の僕はセピア色の音楽が聴きたい気分・・・

セレクトしたのはボサノヴァ創成の功労者の一人であるシンガー/ギタリストJoao Gilberto『Joao Voz E Violao』(2000年)です。

Joao Gilbertoの紹介は、『Ela E Carioca(En Mexico)』(1970年)に続き2回目の紹介となります。

僕の場合、Joao Gilbertoのアルバムって何枚か持っている割には、それ程熱心に聴き込んでいるわけではありません。

そんなJoao Gilbertoの作品群の中で、今の僕に一番フィットするのが本作『Joao Voz E Violao』(2000年)かもしれません。いい枯れ具合のJoaoの囁きヴォーカルとシンプルな弾き語りによる飾り気のないサウンドが、スッと心の中に溶け込んでいきます。老練ならではの味わい深さがたまりません。

プロデュースはCaetano Veloso

アルバム・タイトルの通り、Joaoの声とギターのみの老練なボサノヴァ・ワールドを存分に楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「Desde que o Samba e Samba」
Caetano Veloso作品のカヴァー。当ブログではSpinetti/Dadi/Ceccarelli/PetreniDaniela Basso/Ernesto Salgueiroのカヴァーを紹介済みです。Joaoの囁きヴォーカルとCaetano作品の相性の良さを感じる素敵なオープニング。体の何処にも無駄な力が入っていない感じがサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=_AfRLW7qMWs

「Voce Vai Ver」
Antonio Carlos Jobim作品のカヴァー。Joao Gilbertoらしいボサノヴァを楽しめます。サラッとした感じが逆にいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=aldLqSUEUEo

「Eclipse」
キューバの偉大な音楽家Ernesto Lecuonaの作品。『Ela E Carioca(En Mexico)』(1970年)でも歌っていた楽曲の再演です。年輪を重ねてきたJoaoのヴォーカルの味わい深さがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=8qm7LefX8Vk

「Nao Vou Pra Casa」
Antonio de Almeida/Roberto Roberti作。円熟したメロウネスにグッとくるシンプル・イズ・ベストな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=yDAYO4MQ3qk

「Desafinado」
Antonio Carlos Jobim/Newton Mendonca作のボサノヴァ名曲カヴァー。『Chega De Saudade』(1959年)、『Getz/Gilberto』(1964年)等でも歌っていた楽曲の再演です。お馴染みの楽曲の老練ヴァージョンといったところでしょうか。

本曲に関して、当ブログではこれまでNara LeaoRoberto MenescalGary McFarlandTania MariaOs 3 MoraisO QuartetoGal Costaのヴァージョンも紹介済みです。

「Eu Vim da Bahia」
Gilberto Gil作品のカヴァー。『Joao Gilberto(邦題:三月の水)』(1973年)でも歌っていた楽曲の再演です。実に小気味いい演奏で楽しませてくれます。本曲に関して、当ブログではDaniela Basso/Ernesto Salgueiroのカヴァーも紹介済みです。

「Coracao Vagabundo」
Caetano Veloso作品のカヴァー。当ブログではCaetano Veloso自身の再録ヴァージョンやLeila Pinheiroのカヴァーを紹介済みです。哀愁のメロディをJoaoの囁きヴォーカルが歌い上げると、何とも言えぬ熟成を感じます。

「Da Cor do Pecado」
Bororo作。シンプルながらも小粋なセンスを感じる1曲。Joaoの美学が伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=LYSO1GMewqI

「Segredo」
Herivelto Martins/Marino Pinto作。この老練な味わいはJoao Gilbertoにしか出せない味わいかもしれませんね。セピア色が似合うボサノヴァです。

「Chega de Saudade」
Vinicius De Moraes/Antonio Carlos Jobim作のボサノヴァ名曲カヴァー。『Chega De Saudade』(1959年)でも歌っていた楽曲の再演です。40年以上の歳月が流れても、Joao Gilbertoのボサノヴァ・ワールドの鮮度が落ちていないことを証明するかのような1曲でアルバムは幕を閉じます。

本曲に関して、当ブログではこれまでTania MariaDaniela Basso/Ernesto SalgueiroJon HendricksGretchen Parlatoのカヴァーも紹介済みです。

Joao Gilbertoの他作品もチェックを!

『Chega De Saudade』(1959年)
Chega De Saudade (import)

『O Amor, O Sorriso E A Flor』(1961年)
O AMOR O SORRISO E A FLOR

『Joao Gilberto』(1962年)
JOAO GILBERTO

『Ela E Carioca(En Mexico)』(1970年)
Ela E' Carioca

『Joao Gilberto(邦題:三月の水)』(1973年)
三月の水

『Amoroso』(1977年)
AMOROSO (イマージュの部屋)

『Brasil』(1981年)
Brasil

『Joao』(1991年)
Joao  (I Really Samba)
posted by ez at 03:21| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする