2017年02月02日

Peter Brown『Back to the Front』

Madonna「Material Girl」作者の3rdアルバム☆Peter Brown『Back to the Front』
BACK TO THE FRONT
発表年:1983年
ez的ジャンル:コンテンポラリー・ポップ・ダンス
気分は... :マテリアル・ガール!

今回は80年代のコンテンポラリー・ポップ・ダンス作品、Peter Brown『Back to the Front』(1983年)です。

Peter Brownは1953年イリノイ州ブルー・アイランド生まれのシンガー・ソングライター/プロデューサー。

70年代後半にマイアミのT.K. Recordsおよび傘下のDriveから「Do You Wanna Get Funky with Me」(1977年、全米チャート第18位、同R&Bチャート第3位)、「Dance With Me」(1978年、全米チャート第8位、同R&Bチャート第5位)、「Crank It Up (Funk Town)」(1979年、全米R&Bチャート第9位)といったヒットを放っています。特に「Dance With Me」ではマイアミ・ソウルの女王Betty Wrightが参加しています。

アルバムとしては『A Fantasy Love Affair』(1977年)、『Stargazer』(1979年)、『Back to the Front』(1983年)、『Snap』(1984年)という4枚のアルバムをリリースしています。

これらのヒット曲以上にPeter Brownの名を有名にしたのが、Madonnaの大ヒット曲「Material Girl」をRobert Ransと共に書いたことかもしれません。

3rdアルバムとなる本作は70年代ディスコから進化した80年代ならではのコンテンポラリーなポップ・ダンス作品に仕上がっています。「Material Girl」Madonnaに楽曲提供する直前のアルバムであり、大ヒット曲を生み出すに至った彼のポップなダンス感覚を楽しめる1枚になっています。

アルバムにはMichael Boddicker(syn)、David Boruff(sax)、Jerry Hey(tp)等のミュージシャンが参加しています。また、バック・ヴォーカルでThe WatersJulia WatersMaxine WatersVenetta FieldsBecky Lopez-PorterTerry Woodが参加しています。

ディスコ/ダンス・チューン狙いならば、「Baby Gets High」「Overnight Sensation」というシングル2曲や「Danger」あたりがオススメです。

個人的には「Material Girl」を予感させるポップ・センスが発揮された「Heaven In Your Eyes」「The Love Game」「Satisfaction Guaranteed」「Give Me Up」あたりに惹かれました。

80年代前半らしいコンテンポラリーなポップ・ダンス・サウンドを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Give Me Up」
Peter Brown/Robert Vavrik作。AOR的なポップ・ロックでアルバムは幕を開けます。

「Heaven In Your Eyes」
Peter Brown/Robert Vavrik作。僕の一番のお気に入りはコレ。Peter Brownのソングライターとしてのポップ・センスが一番発揮されているのがコレなのでは?

「Overnight Sensation」
Peter Brown/Robert Rans作。シングルにもなった哀愁モードのエレクトリック・ダンス。80年代ならではの哀愁エレクトリック・サウンドが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=m3ola8Qfm_o

「Lover Come Back」
Peter Brown/Robert Rans作。メロディアスなラブ・バラード。Brownの伸びやかで素直なヴォーカルが似合います。

「Satisfaction Guaranteed」
Peter Brown/Robert Vavrik作。ギター・カッティングが印象的なダンス・チューン。ポップ・チャートを意識したダンス・サウンドが本作らしいスタンスなのでは?Jerry Heyらのホーン隊が盛り上げてくれます。

「Baby Gets High」
Peter Brown作。シングル曲として全米R&Bチャート第49位、同ディスコ・チャート第6位となっています。Peter Brownらしいダンス・チューンを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=vrQBkjgO3m4

「Shall We Dance」
Oscar Hammerstein II/Richard Rodgers作のスタンダードをカヴァー。あの同名邦画でお馴染みの曲です。スタンダード然とした仕上がりはアルバムの中で正直浮いています。ご愛嬌ということで。

「Danger」
Peter Brown/Robert Rans作。「Overnight Sensation」と同じ路線の哀愁エレクトリック・ダンス。80年代好きの人はグッとくる哀愁のメロディ・ラインです。

「The Love Game」
Peter Brown/Robert Rans作。本編のラストはダンサブルな爽快ポップで締め括ってくれます。80年代全米Top40のヒット曲がお好きな人は気に入るタイプの曲だと思います。

再発CDには「Baby Gets High (7")」「Baby Gets High (12")」「Overnight Sensation (12")」「Overnight Sensation (Instrumental)」の4曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

Peter Brownの他作品もチェックを!

『A Fantasy Love Affair』(1977年)
ア・ファンタジー・ラヴ・アフェアー+1[国内プレス盤 / 最新リマスター / 日本語解説付き](CDSOL-5624)

『Stargazer』(1979年)
Stargazer

『Snap』(1984年)
SNAP
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2017年02月01日

Strange Fruit Project『From Divine (Special Edition)』

デビュー・アルバムのスペシャル・エディション☆Strange Fruit Project『From Divine (Special Edition)』
FROM DIVINE SPECIAL EDITION
発表年:2004年
ez的ジャンル:ジャジー系アングラHip-Hop
気分は... :奇妙な果実...

今回はテキサスのHip-HopグループStrange Fruit Projectの1stアルバム『From Divine』(2002年)のスペシャル・エディション『From Divine (Special Edition)』(2004年)です。

S1(Symbolic One)MythMyoneの3人組であるStrange Fruit Projectの紹介は3rdアルバム『The Healing』(2006年)、2ndアルバム『Soul Travelin'』(2004年)に続き3回目となります。

本作『From Divine (Special Edition)』は、2ndアルバム『Soul Travelin'』(2004年)がヒットしたことで、1stアルバム『From Divine』の一部構成を組み替え、ジャケも含めて新装リリースしたものです。

アングラ・ジャジーHip-Hopの名盤『Soul Travelin'』(2004年)がお好きな人であれば、ジャジー・メロウなトラック満載の本作も気に入るはずです。

『Soul Travelin'』同様に、女性シンガーLysoulがヴォーカルで参加しています。

「A Place」「Ooh Wee」「Aquatic Groove」「In The Garden」「Keep It Moving」「Tropical Rum」「Maintain (Liquid Soul Mix)」「Hypnotix」あたりが僕のオススメです。

久々に聴きましたが、このユニットにしか生み出せない格別のジャジー・メロウを堪能できます。

全曲紹介しときやす。

「Intro」
川の流れる音が聞こえてくるイントロ。

「Feel」
Lysoulの女性ヴォーカルが印象的な哀愁ジャジー・メロウ。乾いたジャジー・メロウ感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=IyoseT92Id4

「Stand Up」
派手さはありませんが、ジャジー・メロウな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=pgdbfphO8QI

「A Place」
メロウ・エレピとヴォコーダー・ヴォーカルが印象的です。淡々とした中にもアングラ・ジャジー・メロウHip-Hopらしい魅力が詰まっています。
https://www.youtube.com/watch?v=xqqwX5mC2nQ

「Ooh Wee」
Lysoulの女性ヴォーカルやメロウ・エレピが加わった本トラックを本作のハイライトに挙げる人も多いのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=cLQ0t3Nu3bY

「Waitin'」
Earth,Wind & Fire「You and I」をサンプリングしたトラックが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=1S-OQzpl8hc

「Clap Yo Hands」
J Dillaにも通じる乾いたビートはが印象的です。

「Aquatic Groove」
Lysoulの女性ヴォーカルを交えた幻想的なジャジー・サウンドはこのユニットらしいかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=btgqx9ox50o

「In The Garden」
心地好いミディアム・グルーヴのトラックがいいですね。カフェ・タイムのジャジーHip-Hopといった感じでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=RxHUqbIXTQg

「Keep It Moving」
なかなかキャッチーな哀愁ジャジー・メロウ。メロウネスがジワジワきます。
https://www.youtube.com/watch?v=fcljUPzrv8Y

「Tropical Rum」
ラテン・フレイヴァーの効いたトラックが僕好み。ラテン・リズムが哀愁ジャジー・メロウな上モノとよくマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=kFLwH5OKM4Q

「Maintain (Liquid Soul Mix)」
『Soul Travelin'』からの人気シングル「All The Way」にカップリングされたLiquid Soul MixがSpecial Editionに収録されました。このグループらしいジャジー・トラックを存分に楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=JeH2fIgY97E

「Hypnotix」
このユニットの美学が貫かれたジャジー・メロウ。少しコズミックなアクセントもいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=Tey7eMxQRGk

「The Night/Outro」
ジャジーな雰囲気で本編のラストを締め括ってくれます。

「Back Drop」
哀愁モードのビターなジャジー・サウンドがいい感じです。

「Form Divine」
哀愁トラックにリリックを畳み掛けます。

Strange Fruit Projectの過去記事もご参照下さい。

『Soul Travelin'』(2004年)
SOUL TRAVELIN’

『The Healing』(2006年)
The Healing
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2017年01月30日

Airto『Virgin Land』

ジャズ・ロックなブラジリアン・フュージョン作品☆Airto『Virgin Land』
ヴァージン・ランド
発表年:1974年
ez的ジャンル:ジャズ・ロック系ブラジリアン・フュージョン
気分は... :フェデラー、ナダル両者に拍手!

テニスの全豪オープン男子シングルス決勝「フェデラー対ナダル」のレジェンド対決は感動的でしたね。

錦織選手以外のテニスの試合で涙腺が緩くなったのは久々でした。
勝ったフェデラー、敗れたナダルと試合の明暗は分かれましたが、見事な復活という点では両者が勝者であり、称賛されるべきですね。

今回はブラジル人ドラマー/パーカッション奏者Airto Moreiraが1974年にリリースした『Virgin Land』です。

これまで当ブログで紹介したAirto Moreira作品は以下の6枚。

 『Free』(1972年)
 『Fingers』(1973年)
 『Identity』(1975年)
 『I'm Fine, How Are You?』(1977年)
 『Touching You...Touching Me』(1979年)
 『Samba de Flora』(1988年)

本作『Virgin Land』は、『Free』(1972年)、『Fingers』(1973年)に続くCTI移籍第3弾アルバムとなります。

レコーディングがL.A.とN.Y.で行われ、Airto Moreira(ds、per、vo)、奥方Flora Purim(vo)をはじめ、George Duke(key、p、syn)、()、()、Milcho Leviev(key)、Kenny Ascher(p、mellotron)、David Amaro(g)、Gabriel DeLorme (g)、Alex Blake(b)、Stanley Clarke(b)、Eddie Daniels(clarinet)、George Marge(oboe、piccolo)、Jane Taylor(bassoon)といったミュージシャンが参加しています。

プロデュースはドラマーのBilly Cobham。少し意外な起用にも思えますが、レコーディング・メンバーのピープル・ツリーを考えれば、そうでもないのかもしれませんね。

アルバム全体としては、Airtoらしいブラジリアン・フュージョンに、ジャズ・ロックなフィーリングが加わったプログレッシヴ・ブラジリアン・フュージョンとでも呼びたくたくなる作品に仕上がっています。

Return To Forever色の強い『Free』、南米色の強い『Fingers』、そしてジャズ・ロックな本作『Virgin Land』と三者三様のCTIでの3作品を聴き比べるのも楽しいのでは?

全曲紹介しときやす。

「Stanley's Tune」
Stanley Clarke作。ブラジリアン・リズムが軽快に鳴り響くクロスオーヴァー・ジャズ。本作らしいジャズ・ロック的なフィーリングもあります。
https://www.youtube.com/watch?v=eZjBSv2HQvI

「Musikana」
Gabriel DeLorme作。作者Gabriel DeLormeとDavid Amaroのギター・アンサンブルが素晴らしいアフロ・ブラジリアンなフォーキー・ジャズ。ミステリアスなブラジリアン・サウンドがお好きな人は気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=Mc2mDI7r3OA

「Virgin Land」
Airto Moreira作。ブラジル未開の大地のブラジリアン・フュージョン。Airto、David Amaro、George Duke、Stanley Clarkeのテンションの高いプレイを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=nm3w6e1FCNs

「Peasant Dance」
Milcho Leviev作。トライバル・フィーリングのブラジリアン・ジャズ・ファンク。クラリネット、オーボエ、ピッコロの音色がアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=oCmXWyb62jQ

「Lydian Riff」
Milcho Leviev作。雄大かつエキゾチックな雰囲気のクロスオーヴァー・ジャズ。作者Milcho Levievのミステリアスなキーボードの音色が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=f5xfizP2jZg

「Hot Sand」
Airto Moreira作。Airto自身の力強いスキャットと共に始まるブラジリアン・クロスオーヴァー。ヒートアップしたサウンドは迫力満点です。George Dukeのアープ・シンセが効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=N29oXP3LSV0

「I Don't Have To Do What I Don't Want To Do」
Airto Moreira/Gabriel DeLorme作。ユニークな雰囲気のフュージョン・チューン。本作らしいジャズ・ロック・フィーリング
https://www.youtube.com/watch?v=hVsvtTQeHEg

Airto Moreiraの過去記事もご参照下さい。

『Free』(1972年)
Free

『Fingers』(1973年)
フィンガーズ

『Identity』(1975年)
アイデンティティー

『I'm Fine, How Are You?』(1977年)
アイム・ファイン、ハウ・アー・ユー?(紙ジャケット仕様)

『Touching You...Touching Me』(1979年)
Touching You...Touching Me

『Samba de Flora』(1988年)
Samba de Flora
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2017年01月29日

The Seshen『Flames & Figures』

ベイエリア産フューチャー・ソウル・バンド☆The Seshen『Flames & Figures』
Flames & Figures [帯・解説付 / 国内流通仕様盤CD] (BRTRU330)
発表年:2016年
ez的ジャンル:ベイエリア産フューチャー・ソウル
気分は... :睡蓮の花言葉は清純な心・・・

今回は新作アルバムからベイエリア産フューチャー・ソウル作品、The Seshen『Flames & Figures』(2016年)です。

昨秋に購入し、年内に紹介しようと思っていたのですが、他作品の関係で後回しにしてしまい、気づけば紹介がかなり遅くなってしまいました。

The Seshenは日系4世のAkiyoshi Ehara(b)を中心に、サンフランシスコで結成されたフューチャー・ソウル・バンド。

現在のメンバーはAkiyoshi Ehara(b)、Lalin St. Juste(vo)、Kumar Butler(software instrument)、Mahesh Rao(key)、Kasha Rockland(vo)、Mirza Kopelman(per)、Chris Thalmann(ds)という7名。ハイチ系アメリカ人の女性シンガーLalin St. JusteはAkiyoshi Eharaの公私のパートナーです。

グループは2012年に1stアルバム『The Seshen』をセルフ・リリース。これが評判となり、Tru Thoughtsとの契約に成功し、2014年にEP『Unravel EP』をリリースいています。

また、Hiatus KaiyoteThundercatTune-Yards等のオープニング・アクトも務めています。

そして、満を持して制作されたのがTru Thoughtsでの第1弾アルバムとなる本作『Flames & Figures』(2016年)です。

アルバム全体としては、鮮やかなエレクトリック・サウンドによる音空間とLalin St. Justeのキュートなヴォーカルが印象的なフューチャー・ソウル作品に仕上がっています。ベイエリアからこういったサウンドが生まれてくるのは少し意外な気もしました。

独特のポップ感覚は聴き重ねるうちにクセになります。

Hiatus Kaiyoteあたりがお好きな人は楽しめるのでは?

全曲紹介しときやす。

「Distant Heart」
ミステリアスなエレクトリック・ソウルがオープニング。

「Right Here」
僕好みのフューチャー・ソウル。ヴィヴィドなエレクトリック・サウンドをバックに、Lalin St. Justeのキュートなヴォーカルが栄えます。

「Spectacle」
幻想的なフューチャー・ソウル。近未来的なポップ感覚がいい感じです。

「Other Spaces」
トライバル感覚のフューチャー・ソウル。このバンドらしいハイブリッド・サウンドを楽しめます。

「Already Gone」
エレクトロ・ポップ的な味わいの仕上がり。B級的な味わいが逆にいい感じです。

「Flames & Figures」
タイトル曲はアンビエントR&B感覚の深淵な雰囲気です。目を閉じて聴いていると引き込まれます。
https://www.youtube.com/watch?v=h-T6dIWpxWU

「Waiting For You」
オルタナ感覚のフューチャー・ソウル。キュートなのに儚い歌声の哀愁感が印象的です。

「Firewalker」
本作らしい立体感のあるエレクトリック・サウンドとLalin のキュートなヴォーカルのマッチしたドリーミー・ソウル。

「Fallen Skies」
音空間の広がりが印象的なハイブリッド・ダンス・チューン。白日夢の中のダンス・チューンといった趣ですね。

「Periphery」
ヴィヴィドなポップ感覚が魅力のエレクトリック・ソウル。アルバムの中でも一番キャッチーな仕上がりなのでは?

「Time's Up」
オルタナな面白さのあるフューチャー・ソウル。このバンドらしい個性を楽しむことができます。

「All I Know」
幻想的なエレクトリック・サウンドによるサウンド・スケープ的な仕上がり。

「Colors Collide」
ラストがバンドらしいドライブ感のあるサウンドで躍動します。こういった曲があと1、2曲あっても良かった気が・・・

バンド名はエジプトの言葉で睡蓮(すいれん)を意味するらしいです。
posted by ez at 02:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月28日

Drama『Open Invitation』

Gerald Levertプロデュースの女性R&Bグループ☆Drama『Open Invitation』
Open Invitation by Drama
発表年:1994年
ez的ジャンル:Levert系90年代女性R&Bグループ
気分は... :そこにはドラマが???

90年代女性R&Bグループ作品からDrama『Open Invitation』(1994年)です。

DramaThea NormanMalinda JenkinsRegina Craigという3名による女性R&Bグループ。

グループはLevertGerald Levertが行ったオーディションに合格し、Jimmy Jam & Terry LewisPerspective RecordsからGerald Levert/Edwin "Tony" Nicholasのプロデュースでアルバム『Open Invitation』(1994年)をリリースしています。

結局、グループはこのアルバム1枚でシーンから姿を消してしまいましたが、本作『Open Invitation』は90年代女性R&Bグループ好きならば満足度の高い1枚に仕上がっています。

Jimmy Jam & Terry LewisGerald Levertがエグゼクティブ・プロデューサーに名を連ねています。

メイン・プロデュースはGerald Levert/Edwin "Tony" Nicholasですが、それ以外にGerald Levertが手掛けた男性R&BグループRude Boysの元メンバーJoe Little III、Malindaの兄Marc Jenkins、さらにPerspective勢からLo-Key?Lance Alexanderprof t.Tony Tolbert)も一部楽曲をプロデュースしています。

Gerald Levertが見込んだグループだけあって、ヴォーカルワークの実力は確かなものがあります。

シングルになった「Not Today」あたりもいいですが、「Does It Get Any Better (Part I)」「No Games」「Break It Down」といったこの時代らしいダンサブルなミディアム・グルーヴ、胸キュンなバラード「From Girl To Boy」、Jam & Lewis的な「Good 'N' Plenty」あたりが僕のオススメです。

90年代女性R&Bグループ好きの人はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Not Today」
Edwin "Tony" Nicholas/Gerald Levert/Joe Little III/Marc Jenkinsプロデュース。1stシングルにもなったミディアム・グルーヴ。若々しくもタフなヴォーカルで惹きつけます。
https://www.youtube.com/watch?v=RRUMJzSnPJo

「Does It Get Any Better (Part I)」
Edwin "Tony" Nicholas/Gerald Levertプロデュース。この時期の女性R&Bグループ好きの人であれば、気に入るであろうNJS+ヒップ・ホップ・ソウルな仕上がり。キュートなダンサブル感がいいですね。LevertののSean Levertがバック・コーラスで参加しています。
https://www.youtube.com/watch?v=d1wvL4Y_00Q

「See Me」
Edwin "Tony" Nicholas/Gerald Levertプロデュース。この曲もシングルにもなりました。重心の低いビートをバックに、キャッチーなヴォーカルワークで歌い上げていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=J57t5CG8oYg

「No Games」
Edwin "Tony" Nicholas/Gerald Levertプロデュース。ソングライティングにはメンバー3名も加わっています。ラップと共にスタートするシングル向きのキャッチーなヒップ・ホップ・ソウル。グループのキュートな魅力が弾けます!
https://www.youtube.com/watch?v=SJQ5NjmLHsc

「Good Man」
Regina Craig作。Gerald Levertのオーディションで歌いデビューのきっかけを作った楽曲です。ア・カペラによる感動ヴォーカルで魅了します。Edwin "Tony" Nicholas/Gerald Levertプロデュース。

「From Girl To Boy」
Edwin "Tony" Nicholas/Gerald Levertプロデュース。素敵な美メロ・バラード。恋する女心を切々と歌い上げる、胸キュン・モードの仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=jlSq1Sr7ezg

「Tell Me Something Good」
Rufusのヒット曲をカヴァー(Stevie Wonder作)。Rufusのオリジナルは『Rags to Rufus』(1974年)に収録されています。このヒット曲をレゲエのエッセンスを取り入れたトークボックス入りのファンク・グルーヴで楽しませてくれます。

「Call Me」
Edwin "Tony" Nicholas/Gerald Levertプロデュース。ヴォーカル・グループとしての実力を示してくれるミディアム・バラード。

「Open Invitation」
Edwin "Tony" Nicholas/Gerald Levertプロデュース。タイトル曲は切ない女心を歌うバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=1IMYsiQUuIk

「Good 'N' Plenty」
Lance Alexander(Lo-Key?)/prof t.プロデュース。唯一のPerspective系プロデューサー陣による制作。Jam & Lewis好きの人であれば気に入るであろうキャッチーなダンス・チューンです。このタイプがあと1、2曲あるとさらに良かったかも?
https://www.youtube.com/watch?v=nhoHFPaPRok

「No Shame」
Edwin "Tony" Nicholas/Gerald Levertプロデュース。じっくり聴かせるミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=2oEXOEQo9xc

「Break It Down」
Edwin "Tony" Nicholas/Gerald Levertプロデュース。ソングライティングにはメンバー3名も加わっています。シンセの音色&低音ビートが印象的なダンサブルなミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=6Ki8MmreW6s

「Does It Get Any Better (Part II)」
「Does It Get Any Better」のパート2ですが、パート1と異なり、しっとりと聴かせてアルバムを締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=pS25YgO0TWE

こういった実力派グループがアルバム1枚で消えてしまうなんて、音楽業界の厳しさを痛感してしまいます。
posted by ez at 12:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする