2017年09月26日

Shakti With John McLaughlin『Natural Elements』

McLaughlinがインド人ミュージシャンと組んだユニット☆Shakti With John McLaughlin『Natural Elements』
Natural Elements
発表年:1977年
ez的ジャンル:インド音楽系アコースティック・フュージョン
気分は... :民族フュージョンの妖しい魅力・・・

エレクトリック・マイルス作品への参加や、Mahavishnu Orchestraで知られる超絶技巧派ギタリストJohn McLaughlinがインド人ミュージシャンと結成したアコースティック・ユニットShakti『Natural Elements』(1977年)です。

Shaktiは、McLaughlinがJohn McLaughlin(g)、L. Shankar(Lakshminarayana Shankar)(violin)、Zakir Hussain(tabla、per)、Vikku Vinayakram(ghatam、mridangam)という3名のインド人ミュージシャンと共に1975年結成。

Mahavishnu Orchestraとの大きな違いは、McLaughlinがエレクトリック・ギター主体のサウンドからアコースティックなサウンドに全面移行した点です。

Shakti結成に伴い、McLaughlinは『Inner Worlds』(1976年)でMahavishnu Orchestraとしての活動に終止符を打ちます。

Shakti名義としては、『Shakti With John McLaughlin』(1976年)、『A Handful of Beauty』(1977年)、『Natural Elements』という3枚のアルバムを短期間に集中リリースし、活動に区切りをつけています。

その後McLaughlinは1999年にRemember Shakti名義でShaktiを再結成しています。再結成といってもMcLaughlin、Zakir Hussain以外は新メンバーですが。

さて、本作『Natural Elements』(1977年)はShakti名義のラスト作ですが、3枚のアルバムの中では最も聴きやすいかもしれません。ShaktiというユニットでMcLaughlinがやりたかったアコースティックな民族フュージョン・サウンドが本作で結実しているのでは?

プロデュースはJohn McLaughlin。楽曲はすべてJohn McLaughlinおよびL. Shankarによるオリジナルです。

僕の場合、タブラの妖しげな響きが放つグルーヴが大好きなのですが、そういった人にはかなりフィットする1枚だと思います。また、民族フォーキーとでも呼びたくなるインド・テイストのフォーキー・グルーヴも魅力的です。

独創的な民族フュージョンは今聴いても新鮮です。

全曲紹介しときやす。

「Mind Ecology」
McLaughlinのアコースティック・ギター、タブラを始めとする打楽器のパーカッシヴ・リズム、L. Shankarのコズミックな弦の響きが一体化した強烈なグルーヴに圧倒されるオープニング。つかみはO.K.です。
https://www.youtube.com/watch?v=s6O-Z_x_-Pk

「Face to Face」
McLaughlinのアコギの美しい響きに、打楽器やヴァイオリンの音色が折り重なる民族フォーキーな仕上がり。秋の季節が似合いそうな民族フォーキー・サウンドなのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=eUy9SXBQZNM

「Come On Baby Dance with Me」
作者であるL. Shankarのヴァイオリンが主役の1曲。2分にも満たない演奏ですが、実に小気味良く聴き応え十分です。
https://www.youtube.com/watch?v=2Wj_R3yjNfo

「The Daffodil and the Eagle」
緩急をつけたメリハリのある演奏で、アコースティック・ギター、ヴァイオリン、インド打楽器という編成の面白さを存分に伝えてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Dcpdjwn3DEU

「Happiness Is Being Together」
開放的なアコースティック・グルーヴは、タイトルの通り幸福感に満ちたサウンドです。ラテンな隠し味も効いており、インド音楽+ラテンな民族フュージョンを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=oda9LF00pFw

「Bridge of Sighs」
ミステリアスな雰囲気が支配する民族フォーキー。ロード・ムーヴィーのBGMとかにフィットしそうですね。
https://www.youtube.com/watch?v=bDfMFPle3ac

「Get Down and Sruti」
タブラが妖しく響くインド的なサウンドですが、モロにインド音楽ではなくMcLaughlinらしいフュージョン・サウンドに仕上がっています。McLaughlinのギターとL. Shankarのヴァイオリンの応酬も聴き応えがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=XG7kHV_Fw-M

「Peace of Mind」
タイトルの通り、美しいピースフル・サウンドでShaktiの歴史が幕を閉じます。
https://www.youtube.com/watch?v=j2AZ_OBhJWY

Shaktiの他作品やRemember Shaktiの作品もチェックを!

『Shakti With John McLaughlin』(1976年)
Shakti / John Mclaughlin

『A Handful of Beauty』(1977年)
Handful of Beauty

Remember Shakti『Remember Shakti』(1999年)
Remember Shakti

Remember Shakti『The Believer』(2000年)
The Believer

Remember Shakti『Saturday Night in Bombay』(2001年)
Saturday Night in Bombay
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2017年09月25日

George Clinton『You Shouldn't-Nuf Bit Fish』

時代の音を積極的に取り入れた意欲作☆George Clinton『You Shouldn't-Nuf Bit Fish』
You Shouldn't
発表年:1983年
ez的ジャンル:本家P-Funk
気分は... :お楽しみ満載!

今回はP-Funk軍団の総帥George Clintonの2ndソロ・アルバム『You Shouldn't-Nuf Bit Fish』(1983年)です。

Funkadelic/ParliamentをはじめとするP-Funk軍団の総帥George Clintonの紹介は、1stソロ・アルバム『Computer Games』(1982年)に続き2回目となります。

契約上のトラブル等で活動が滞っていたものの、起死回生の1stソロ『Computer Games』(1982年)から「Atomic Dog」が全米R&BチャートNo.1となり、健在ぶりを示したGeorge Clinton。

その『Computer Games』に続く2ndソロ・アルバムが『You Shouldn't-Nuf Bit Fish』(1983年)です。

『Computer Games』(1982年)の陰で、あまり話題になることが少ないアルバムかもしれませんね。実際、『Computer Games』ほどのチャート・アクションはありませんでした。

僕も『Computer Games』の次は、Prince殿下のPaisley Park Recordsからリリースされた『The Cinderella Theory』(1989年)、『Hey Man, Smell My Finger』(1993年)のイメージが強いですね。

そんな存在感の薄いアルバムですが、聴いてみるとその充実ぶりにビックリ!長年スルーしていたことを反省した次第です。

レコーディングにはJunie Morrison(key、g、vo)、Bootsy Collins(b、ds、g)、Garry Shider(g、vo)、Michael Hampton(g)、Eddie Hazel(g)、Andre Foxxe(g)、DeWayne "Blackbyrd" McKnight(g、key)、 Lige Curry,(b)、Michael Payne (b、key、vo)、Bernie Worrell(key)、David Spradley(key)、Doug Duffy(key)、Ron Cron(key)、Larry Fratangelo(per)、Maruga Booker(per)、Maceo Parker(sax)、Fred Wesley(tb)、Larry Hatcher(tp)、Richard Griffith(tp)、Darryl Clinton(vo)等のP-Funk軍団お馴染みのメンバーが勢揃いしています。

プロデュースはGeorge Clinton自身。さらにJunie MorrisonGarry Shiderが共同プロデュースしている曲もあります。

アルバム全体としては、本作と同じ1983年に大ヒットしたDavid Bowie「Let's Dance」を意識した(パロった)エレクトリック・ブギー「Last Dance」、ラップを取り入れたエレクトロ・ファンク「Nubian Nut」、1983年の話題曲となったHerbie Hancock「Rockit」を意識したかのようなスクラッチ音が聴こえる「You Shouldn't-Nuf Bit Fish"」など時代の音を積極的に取り入れようとするスタンスが感じられます。

それ以外に格好良いギター・サウンドのファンク・チューン「Quickie」Heatwave「Boogie Nights」のフレーズを拝借したブギー・ファンク「Silly Millameter」あたりも楽しめるはずです。

改めて聴き直すと、色々と聴き所、お楽しみが多く個人的に再評価が高い1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Nubian Nut」
George Clinton/David Spradley/Lane Strickland/Fela Kuti作。シングルにもなったオープニング。ラップを取り入れたエレクトロ・ファンク。この時期にHip-Hopのエッセンスを取り入れる先見性がGeorge Clintonのセンスなのかもしれませんね。作者にアフロビートの創始者Fela Kutiが含まれているのも興味深いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=5wAxVgmmkRc

「Quickie」
Andre Williams/Ron Ford/Janice Evans/Stephanie Linn作。Junie Morrisonとの共同プロデュースです。格好良いギター・サウンドが印象的なダンサブルなファンク・チューン。Funkadelic/Parliamentよりもスマートなキャッチーさがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=wiPizq1OEG8

Knucklehedz「All She Wanted」のサンプリング・ソースになっています。
Knucklehedz「All She Wanted」
 https://www.youtube.com/watch?v=8gLB4rf8H8g

「Last Dance」
Bootsy Collins/Robert Johnson/Stephanie Linn作。前述のように、David Bowie「Let's Dance」を意識したエレクトリック・ブギーに仕上がっています。コーラスはモロに「Let's Dance」です(笑)。Kanye Westの先を行く早回し高音ヴォーカル等の遊び心も含めてP-Funk総帥らしい1曲に仕上がっているのでは?>、
https://www.youtube.com/watch?v=ps9SYLw7if8

Erick Sermon「Hittin' Switches」のサンプリング・ソースになっています。
Erick Sermon「Hittin' Switches」
 https://www.youtube.com/watch?v=CqMDF5NLi_M

「Silly Millameter」
Bob Bishop/Lushawn Clinton/Doug Duffy作。Heatwave「Boogie Nights」のフレーズを拝借したブギー・ファンク。軽やかなホーン・サウンドやラテン/ブラジリアンなパーカッションもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=yyE_9MZEZDQ

「Stingy」
Michael Hampton/Lige Curry/Gary Cooper/Stephanie Linn作。儚いエレポップ調サウンドが印象的なエレクトロ・ファンク。ある意味80年代前半らしい音かもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=DD-89IryjMo

「You Shouldn't-Nuf Bit Fish"」
Michael Payne/Robert Johnson/Stephanie Linn作。タイトル曲はスペイシーなエレクトロ・ファンク。スクラッチ音を織り交ぜているあたりは、本作と同じ1983年にヒットしたHerbie Hancock「Rockit」を意識したものでしょうね。
https://www.youtube.com/watch?v=8U8Zo-KG2sY

George Clintonの他作品もチェックを!

『Computer Games』(1982年)
コンピューター・ゲームス

『Some of My Best Jokes Are Friends』(1985年)
george clinton some of my best jokes are friends.jpg

『R&B Skeletons in the Closet』(1986年)
R & B Skeletons in the Clos

『The Cinderella Theory』(1989年)
The Cinderella Theory

『Hey Man...Smell My Finger』(1993年)
Hey Man Smell My Finger

『T.A.P.O.A.F.O.M』(1996年)
Tapoafom
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2017年09月24日

Kamasi Washington『Harmony Of Difference』

L.A.ジャズのキーマン、最新作はアート・イベントのために書かれた組曲☆Kamasi Washington『Harmony Of Difference』
Harmony of Difference [帯・解説付 / 国内仕様輸入盤CD] (YTCD171JP)
発表年:2017年
ez的ジャンル:L.A.スピリチュアル・ジャズ
気分は... :ハーモニーを創るアート!

L.A.ジャズを牽引する、今最も旬なジャズ・サックス奏者Kamasi Washingtonの最新ミニ・アルバム『Harmony Of Difference』です。

1981年L.A.生まれのジャズ・サックス奏者Kamasi Washingtonの紹介は、Flying LotusBrainfeederからリリースされ、各方面から絶賛されたCD3枚組超大作『The Epic』(2015年)に続き2回目となります。

壮大なスケールの進化形スピリチュアル・ジャズを提示した前作『The Epic』(2015年)は、所謂Jazz The New Chapterな今ジャズ作品群の中でも最もインパクトのあった1枚でした。

それだけに次作への期待が大きかったKamasi Washingtonですが、最新作『Harmony Of Difference』はNYのホイットニー美術館で開催される美術イベント《ホイットニー・ビエンナーレ2017》のために書かれた楽曲から構成されるミニ・アルバムとなりました。

これらの楽曲はA.G. Rojasが手掛けたフィルム、Kamasiの女兄弟であるAmani Washingtonが手掛けたアートワークと共に初演されたそうです。その意味ではフィルム、アートワーク、音楽の3つで1つのアート作品として楽しむべきなのでしょうね。CDにはAmani WashingtonのアートワークやA.G. Rojasのフィルムの画像も収められています。

まぁ、時間を掛けて練った3枚組超大作の次の作品としては、他のアーティストとの交流で瞬発的に創り上げたミニ・アルバム位が丁度いいのかもしれませんね。

本作はUKの人気レーベルYoung Turksからリリースというのも興味深いですね。。当ブログでも紹介した、UK期待の男性R&Bシンガーのデビュー・アルバムSampha『Process』Young Turksからのリリースでした。

今回の収録曲は全6曲。これらは6楽章から成る組曲ということらしいです。また、本作のテーマとして作曲技法のひとつである“対位法"の可能性の探求というものがあるらしいです。僕は小難しくジャズを聴くタイプではないので、あまりそういった点に囚われずに聴きたいと思いますが・・・

レコーディングにはKamasi Washington(ts)以下、Thundercat(el-b)、Terrace Martin(as)、Ronald Bruner Jr.(ds)、Cameron Graves(p)、Brandon Coleman(key)、Miles Mosley (b)、Tony Austin(ds、per)、Ryan Porter(tb)、Dontae Winslow(tp)、Matt Haze(g)、Dexter Story(back vo)等のミュージシャンが参加しています。多くのミュージシャンが『The Epic』に続いての参加ですが、改めて眺めるといいメンバーが揃っていますね。

前述のように6曲の組曲ですが、5つのテーマの曲が最後の「Truth」で融合するという構成になっています。まず5曲の演奏を個別に楽しみ、最後にそれらが織り成す壮大なハーモニーを楽しむという2段構えの聴き方ができます。

まぁ、あまり小難しいことを考えずに聴いても、直観的に感動が湧き上がってくる素晴らしいジャズ作品です。『The Epic』に続きハマりそうです。

全曲紹介しときやす。

「Desire」
感動的なスピリチュアル・ジャズがオープニング。Kamasiのサックスをはじめ、音楽に込めた願いが心の奥までジワジワと響いてきます。

「Humility」
Kamasi、Ryan Porter、Dontae Winslowの三菅によるアンサンブル&ソロにグッとくる格好良いジャズ・ダンシング。L.A.スピリチュアル・ジャズ×クラブジャズ的なエキサイティング感がいいですね。

「Knowledge」
息の合ったメンバーとL.A.スピリチュアル・ジャズらしい壮大なアンサンブルを聴かせてくれます。感動的なドキュメンタリーのエンディング・テーマのような雰囲気がありますね。特にRyan Porterのトロンボーンがいい味出しています。

「Perspective」
Kamasiの情熱的なブロウを楽しめる演奏ですが、アーバンな雰囲気も醸し出すバランスの良さがグッド!

「Integrity」
ブラジリアン・フレイヴァーを取り入れた楽園モードのピースフル・ジャズ!明日への活力になる生命感のある演奏です。こういう路線は個人的に大歓迎!

「Truth」
ラストは本作のハイライトと呼ぶべき13分半の大作。『Harmony Of Difference』というタイトルの答えがココにあります。ここまで示された5曲がこの大作で融合し、1つの壮大なハーモニーを奏でて結実します。
https://www.youtube.com/watch?v=rtW1S5EbHgU

Kamasi Washingtonの他作品もチェックを!

Young Jazz Giants『Young Jazz Giants』(2004年)
Young Jazz Giants

『The Proclamation』(2007年)
ザ・プロクラメイション

『The Epic』(2015年)
The Epic
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2017年09月23日

People's Pleasure With L.A.'s No.1 Band Alive & Well『Do You Hear Me Talking To You?』

究極のレア・グルーヴ!遂に世界初CD化☆People's Pleasure With L.A.'s No.1 Band Alive & Well『Do You Hear Me Talking To You?』
ドゥ・ユー・ヒア・ミー・トーキング・トゥ・ユー?
発表年:1976年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ系ソウル/ファンク
気分は... :究極のレア・グルーヴ!

今回は遂に世界初CD化が実現した究極のレア・グルーヴ作品People's Pleasure With L.A.'s No.1 Band Alive & Well『Do You Hear Me Talking To You?』(1976年)です。

今回、レア・グルーヴ好きにはお馴染みPヴァイン・レコードのGroove-Diggersシリーズの1枚として世界初CD化が実現しました。

女性ヴォーカル・デュオPeople's Pleasureとバック・バンドAlive & Wellによるローカル盤として制作されたのが本作『Do You Hear Me Talking To You?』です。

謎のグループですね。特にジャケに写る2人の女性シンガー(姉妹のようです)については、名前すらクレジットされていません。

それでも究極のレア・グルーヴ!中身は折り紙つきです。本作のハイライトと呼べる「World Full Of People」「Do You Hear Me Talking To You?」といったダンサブルなファンク・チューンが目を引きます。「World Full Of People」と並ぶ人気曲であろうフリーソウルな「Dreaming Our Lives Away」もオススメです。

それ以外の曲はバラード系の構成で、「I'd Like To Stay」「A Feeling Inside」あたりが個人的にはオススメです。

レア・グルーヴ好きの方はこの機を逃さないように!

全曲紹介しときやす。

「Do You Hear Me Talking To You?」
オススメその1。タイトル曲は軽快なホーンが鳴り響く、開放的なディスコ・チューン。ファンキーなディスコ・サウンドがお好きな人ならば間違いありません。

「Dreaming Our Lives Away」
オススメその2。キュートな女性ヴォーカル2人が栄えるドリーミーなミディアム・ソウル。フリーソウル好きの人が気に入りそうな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=3vxZYDqFJCU

「Lonely People」
ファンキー・メロウなミディアム。ロッキン・ギターが目立ちます。
https://www.youtube.com/watch?v=yHVMZtB2_yc

「Heavenly Feeling」
黄昏モードのメロウ・サウンドが心地好いインスト主体のミディアム・バラード。

「World Full Of People」
オススメその3。本作のハイライトと呼べるファンク・グルーブ。シングル盤は何故かEveryday People名義(当ブログでも紹介したKool & The Gangの弟分的ファンク・グループThe Everyday Peopleとは同名異グループ)でリリースしています。パーカッシヴなグルーヴと哀愁モードのヴォーカルが何とも言えない雰囲気を醸し出します。
https://www.youtube.com/watch?v=Jk7XnVBoirs

「I'd Like To Stay」
オススメその4。しみじみと歌い上げるラブ・バラード。切ないヴォーカルにグッときます。哀愁モードのアコギがいい感じです。

「A Feeling Inside」
オススメその5。優しい女性ヴォーカルが包み込むビューティフル・バラード。バラード系では「I'd Like To Stay」と並ぶお気に入り。

「A Thank You Song」
いきなりジャズ調ヴォーカルに・・・少し唐突な感じがします。

「Fantasies And Dreams」
本編ラストはしっとりとした黄昏モードのバラードで締め括ってくれます。

「I'd Like To Stay (7inch Version)」
CDボーナス・トラック。前述のEveryday People名義のシングル「World Full Of People」のB面曲だったヴァージョンです。

ご興味がある方は本作と同時にリリースされたGroove-Diggersシリーズのコンピ『グルーヴ・ディガーズ ~メロウ&エモーショナル Vol.~』あたりもチェックしてみては?
『グルーヴ・ディガーズ ~メロウ&エモーショナル Vol.~』
グルーヴ・ディガーズ ~メロウ&エモーショナル Vol.~
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2017年09月22日

Beto Caletti『Eu Quero Um Samba』

ブラジル音楽愛に満ちたアルゼンチン人SSW/ギタリストのデビュー作☆Beto Caletti『Eu Quero Um Samba』
beto caletti eu quero um samba.jpg
発表年:1997年
ez的ジャンル:アルゼンチン人ブラジリアンSSW/ギタリスト
気分は... :ブラジル音楽愛・・・

今回はアルゼンチン人SSW/ギタリストBeto Calettiの1stアルバム『Eu Quero Um Samba』(1997年)です。

アルゼンチン、ブエノスアイレス出身ながらもブラジル音楽に傾倒し、ブラジリアン・スタイルを追求するSSW/ギタリストBeto Calettiの紹介は『Esquinas』(2004年)に続き2回目となります。

Agustin Pereyra Lucenaの流れを汲む「ブラジル人よりもブラジルらしい」アルゼンチン人アーティストBeto Calettiの記念すべき1stアルバムです。

Beto Caletti自身がプロデュース&アレンジを手掛けています。

レコーディングにはEsteban Martinez Prieto(b、p、harp、surdo)、Marcelo Rapadura(pandeiro、conga、clave)、Renato dos Santos(pandeiro、ganza)、Juan Cruz Urquiz(tb)、Bebe Ferreyra(tb)、Pablo Rodriguez(as、fl)等が参加しています。

アルバムはMPB名曲カヴァーとオリジナルが半々の構成で、爽快なアコースティック・メロウといった雰囲気の1枚に仕上がっています。

Calettiのブラジル音楽愛を感じるMPB名曲カヴァーにも惹かれますが、個人的には爽快メロウなオリジナルもかなりグッときました。

アルゼンチン人だからこそわかるブラジル音楽の魅力が伝わってくるかのような1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Eu Quero Um Samba」
Haroldo Barbosa/Janet De Almeida作。Joao Gilbertoヴァージョンでもお馴染みのサンバ名曲のカヴァーがオープニング。当ブログではLuciana Souzaのカヴァーも紹介済みです。爽快メロウなアコースティック・グルーヴは実に心地好いですね。ホーン・サウンドも華やかな雰囲気を醸し出します。

「Me Diga」
Beto Caletti作。さり気なさに惹かれるアコースティック・サンバ。こんなサンバを聴きながら、マッタリ過ごすのもいいのでは?

「Dom de Iludir」
Caetano Veloso、<作品のカヴァー。当ブログでも紹介したGal Costaヴァージョンでもお馴染みですね。Calettiの美しいギターと素敵なオーケストレーションに魅了されるバカンス・モードの仕上がりです。

「Romance」
Djavan作。オリジナルは『Meu Lado』(1986年)に収録されています。Djavanらしいメロディの魅力を見事に引き出しています。Calettiのブラジル音楽への造詣の深さを感じます。

「Magia」
Beto Caletti作。僕の一番のお気に入り。柔らかな 木漏れ日のような爽快さがあるアコースティック・メロウ。聴いているだけで穏やかな気持ちになれます。

「Chorinho da Mare」
Beto Caletti作。ギタリストBeto Calettiを楽しむショーロ。一つ一つの音色が活き活きしています。

「Clareza」
Beto Caletti作。コンテンポラリーなアレンジが冴える日本人好みの素敵なメロウ・ボッサ。

「Quem te Viu, Quem te Ve」
Chico Buarqueの名曲をカヴァー。当ブログではNara LeaoSonia RosaSylvia Vrethammarヴァージョンも紹介済みです。シンプルながらもCalettiのブラジル音楽愛を感じる好カヴァーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=LAGLYQJ2y2c

「Noturnal」
Beto Caletti作。プログラミングを取り入れた異色曲。正直、Calettiがコレをやらなくてもいい気がしますが。

「Samba do Aviao」
Antonio Carlos Jobim作。当ブログではAgustin Pereyra LucenaAzymuthのカヴァーも紹介済みです。Calettiの透明感のあるギターを満喫できる好カヴァーに仕上がっています。

「Eu Quero Um Samba」
ラストは「Eu Quero Um Samba」の別ヴァージョン。デモ・ヴァージョンのようなシンプルな演奏で楽しませてくれます。

Beto Calettiの他作品もチェックを!

『Teavesia Brasileira』(1999年)
Travessia Brasileða

『Notorious En Vivo』(2003年)
Notorious En Vivo

『Esquinas』(2004年)
エスキーナス~街角

『En Vivo En Japao』(2005年)
En Vivo En Japon

『Tess』(2008年)
Tess

『Bye Bye Brasil』(2011年)
Bye Bye Brasil

『Dios Tiempo』(2013年)
Dios Tiempo
posted by ez at 19:37| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする