オトナな女性R&Bグループ☆
4KaST『Any Weather』♪


発表年:1998年
ez的ジャンル:女性R&Bグループ
気分は... :落ち着き&みずみしさ!
今回は90年代女性R&Bグループから
4KaST『Any Weather』(1998年)です。
4KaSTは、
Kisha、
Kia (
Kia Jeffries)、
Sharissa (
Sharissa Dawes)、
Tashという4名がN.Y.で1995年に結成したグループ。
メンバーのうち、
Kiaはかつて
Oscarという女性グループのメンバーでした。また、
Sharissaは
4KaST解散後、
『No Half Steppin'』(2002年)、
『Every Beat of My Heart』(2005年)という2枚のソロ・アルバムをリリースしています。
本作
『Any Weather』(1998年)はグループ唯一のアルバム。
Gerald Issac、
Troy Oliver、
Bert Price、
Malik Pendleton、
Flavahood(Darryl "Big Baby" McClary/Mike "Suga Mike" Allen)、
Vincent Herbert、
Herb Middleton、
Keny Kornegay、
Darin Whittington等の多様なプロデューサーが起用されています。
なかなかのプロデューサー陣がそれぞれいい仕事をした好アルバムですが、商業的成功を収めることはできませんでした。
それでも90年代女性R&Bグループ好きは十分楽しめる1枚だと思います。
落ち着いた雰囲気のオトナR&Bながらも、キャッチーかつみずみずしい魅力があります。
シングルにもなった
「I Tried」、
「Miss My Lovin'」、キャッチーなミディアム・グルーヴの
「It's All Up To You」や
「If I Could」、オトナ・ヒップホップ・ソウルな
「You Owe Me」や
「You Know」、素敵なバラードの
「The Rose」、
「Rainy Daze」、
「Because I Love You」など僕好みのトラックに溢れています。
ガールズ・グループとは一味違うオトナ女性R&Bグループを満喫しましょう!
全曲を紹介しときやす。
「Ed Lover (Intro)」雨音交じりのイントロ
https://www.youtube.com/watch?v=FiodA_Qhr0A「Miss My Lovin'」Mic Geronimoのラップをフィーチャー。シングルにもなりました。Nashiem Myrickプロデュース。
James Brown「The Payback」ネタのグルーヴが心地よい、90年代女性R&Bグループらしい1曲に仕上がっています。グルーヴィーながらも落ち着いた雰囲気のオトナR&Bになっているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-FTFpMVeLS8「I Tried」アルバムからの1stシングル。US R&Bチャート第46位となっています。Gerald Issac/Troy Oliverプロデュース。抑えたホーンながらも、しっかり聴かせてくれるミディアム。ジワジワと胸の奥に沁み渡ってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=t0kmOKi9fkI「Rain Drop (Interlude) 」インタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=OSguh5eUdF0「If I Could」Darryl "Big Baby" McClaryプロデュース。甘く切ないミディアム・グルーヴ。キャッチーなヴォーカルワークがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=t22IMsCipQY「It's All Up To You」Greg Smithプロデュース。90年代女性R&Bグループらしい雰囲気にグッとくる、僕好みのメロディアスなミディアム・グルーヴ。聴いていると自然と愛おしい思いが湧き上がってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=wzUbeGX8w1Y「The Rose」Bert Price/Lova Boiプロデュース。名バラードの雰囲気を醸し出す本トラックも大好き!透明感のあるリード・ヴォーカルとキャッチーなコーラスに魅せられます。
https://www.youtube.com/watch?v=_jQv6z7U3wU「How Can I」Malik Pendletonプロデュース。落ち着いた雰囲気のオトナR&Bですが、その一方でみずみずしい雰囲気もあるのが4KaSTの魅力かもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=CqcA2gsDSFw「Reality (Interlude)」インタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=IauuGULJRm4「You Owe Me」Flavahood(Darryl "Big Baby" McClary/Mike "Suga Mike" Allen)プロデュース。抑えたトーンのオトナ・ヒップホップ・ソウル。ここでも落ち着きとみずみずさのバランスにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=VZfiV69230s「You Know」Tracey Leeのラップをフィーチャーしたヒップホップ・ソウル。Vincent Herbertプロデュース。決して歌いすぎず、甘く切ないグルーヴ感を重視しているのがいいですね。。
https://www.youtube.com/watch?v=yMzy3fXZIwk「This Feeling」Herb Middletonプロデュース。妖しげなグルーヴィー・サウンドと素晴らしいヴォーカル・ワークに魅せられるダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=HqT3bwtEGs0「Any Weather」Herb Middletonプロデュース。タイトル曲は雨音と共に始まるバラード。ヴォーカル・ワークがしっかりしているグループなので、オーセンティック・バラードがよく似合います。
https://www.youtube.com/watch?v=m_A12rnqtQ8「Big Lez (Interlude)」インタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=PjhEnFzWOY8「I Spoke To You (Interlude)」インタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=EZ5XL5ogqW4「Rainy Daze」Keny "Smoove" Kornegay/Daryl "88" Youngプロデュース。僕好みの甘く切ないバラード。彼女たちの素晴らしいヴォーカル・ワークを存分に堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=6aTRDHpUGug「Because I Love You」Kia Jeffries/Darin Whittingtonプロデュース。本編ラストはピュア・ムードのオーセンティックなラブ・バラードで感動的に締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=n0ni7f8MxqoCDにはさらにア・カペラのシークレット・トラックが1曲収録されています。
ご興味がある方は
Sharissaのソロ・アルバムもチェックを!
Sharissa『No Half Steppin'』(2002年)

Sharissa『Every Beat of My Heart』(2005年)
