2005年09月14日

Bill Evans『Alone』

最も好きなジャズピアニストであるBill Evansの美しすぎるピアノソロアルバム『Alone』
アローン+2
発表年:1968年
ez的ジャンル:水墨画系、快眠系Jazzピアノ
気分は... :不安で眠れない夜に安らぎを・・・

現在の僕はいろんな面で軌道修正を余儀なくされ、今後自分が進むべき道について、かなり迷っている。人前ではそんな姿は極力見せないようにしているが、実際自宅に一人でいるとかなり煮詰まることも多い。そんな状況になると不安で眠れなくなってしまう悪循環に陥る。

そんなピンチを救ってくれるアルバムがBill Evans『Alone』である。ガラス細工のような繊細なピアノ・サウンドは、不安な気持ちを忘れてしまうほど、ただただ美しい。

彼の無駄を省いたシンプルかつ美しい演奏スタイルは、日本文化特有の「わび、さび」に通じる感じがする。多分、僕が彼に惹かれてやまない理由は、そんなところと結び付いているのだと思う。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Here's That Rainy Day」
まずはこの曲で安らぎタイムがスタート!曲名そのままでドシャ降り雨模様の心をやさしく包み込んでくれる。何だか、自分の不安な気持ちを正直に打ち明けている気分になる。

「Time for Love」
そうするうちに2曲目「Time for Love」に突入。
「静」の前半から「動」の後半への展開が、「お前の悩みはわかったけどさぁ。そんなの大したことねぇーじゃん。クヨクヨすんなよ!」と僕を諭してくれる。

「Midnight Mood」
3曲目「Midnight Mood」に突入する頃には、僕の不安はかなり収束に向かっている。
「そうだよなぁ。悩んだところで何も解決しないし、まぁひとまず寝よっ」ってカンジ。

そして、4曲目を聴くことなく、僕は深い眠りの森へと吸い込まれていく...真面目なJazzファンならば5曲目の大作「Never Let Me Go」あたりを大スイセンしないといけないんだろうけどねっ。
posted by ez at 17:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする