発表年:1977年
ez的ジャンル:クール摩天楼AOR
気分は... :昔はオシャレな音楽と言えばコレだった!
僕が中学・高校時代に最もオシャレな音楽だと思っていたのはAORだった。
僕がAOR(Adult Oriented Rock)というジャンルを最初に強く意識させたのが中学生の時に 聴いたこのアルバムである。こんな洗練された音楽があることを知り、少なからずショックを受けた。それからBobby Caldwell、Boz Scaggsなんかに興味を持つようになった。
Steely Danの魅力と言えば、多数の腕利きミュージシャンを贅沢に使い、ROCK、JAZZ、R&B、POPSなど様々なスパイスを絶妙にブレンドしたクロスオーバーな音世界だ。今思うと、Donald Fagenのあのクールでキザな鼻づまりボーカルにも中毒気味だったのかもしれないかな?
オススメ曲を紹介しときやす。
「Peg」
当時、シングルカットされたこの曲が一番キャッチーで好きだったなぁ。
Hip-HopファンにはDe La Soul「Eye Know」のサンプリング・ネタと言えばわかるかも。
今でもこのイントロを聴いただけで嬉しくなり、顔がニヤけるね。
「Black Cow」
アルバムのオープニングを飾るゴージャスムードの曲。
最初は不思議なカンジの曲に聴こえたが、聴くたびにいい曲だと思えるようになってきた。
「Aja」
中学生の僕にとって、この曲こそ“大人の音楽”ってイメージが強かったなぁ。
アルバムジャケットのイメージとも合致する幻想的でクールな世界に憧れたよね。
「Deacon Blues」
Donald Fagenのキザなボーカルが最も堪能できる曲。
中学生の僕に断片的に聞こえてきたgamblers、saxophone、Scoth whiskeyなどの歌詞の一部が、僕のイメージを増幅させていた気がする。
「Josie」
都会のクールで少し怪しげなカンジを醸し出す曲
もしかしたら、今聴くとこの曲が一番好きかも?
Steely Dan活動停止後に発表されたDonald Fagenのソロアルバム『The Nightfly』(1982年)も高校時代に我が家のターンテーブルを最も占領したアルバムです。