発表年:1975年
ez的ジャンル:アフリカの女王系ボーカル・アルバム
気分は... :これぞ粋でいなせな音楽って言うんじゃない?
このアルバムにハマる要素はいくつかある。まずは古代王国の気丈な女王様といった雰囲気のMarlenaの姿が印象深いアルバムジャケット!恐る恐る彼女と視線を合わせるとジャケットのなかに吸い込まれてしまいそうだ{{{{(+_+)}}}}また、『Who Is This Bitch, Anyway?』というなんともお行儀の悪い(;¬_¬)アルバムタイトルも何かを期待させるでしょ!
でも、アルバムの最大の魅力は、ボーカルとバックとの絶妙な関係にある。ジャス/フュージョン系豪華メンバーが集まりながら、あくまでもMarlenaのボーカルのバッキングに徹しているのが何とも粋だね( ^∇^)σそば屋で日本酒を一杯ってカンジかな(ってわかる???)
70年代のジャス/フュージョン系ミュージシャンがバックを固める女性ボーカル・アルバムに、僕はめっぽう弱い。Patti Austin 『End Of A Rainbow』(1977年) 、Roberta Flack『Feel Like Makin' Love』(1975年)なんかもそんなアルバムかな。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Street Walking Woman」
アルバムのオープニング曲。最初3分半ぐらいは延々と男女の会話が続く...いい加減2曲目にスキップしようとすると、いきなりアッパーな16ビートが二人の会話を切り裂く☆その後ファンキーな16ビートとスウィングする4ビートが交互に入れ替わるスリリングな流れに完全にノックアウトされる。
「You Taught Me How To Speak In Love」
個人的にはアルバム中最もお気に入りの曲☆この曲はサザンオールスターズ「いとしのエリー」の元ネタでは?と噂される曲である☆そんなことを抜きにしても芳醇でコクのあるシブ〜イ名曲だと思う。
「Feel Like Makin' Love」
一般的にはこのアルバムのハイライトと言われている曲☆Marlenaの控え目なボーカルが次第にエモーショナルなものへと変貌していく、静から動への展開に否応無く高揚感が高まってくる。ちなみに前述のRoberta Flack『Feel Like Makin' Love』のタイトル曲と同じである。両バージョンを聴き比べるのもまた良し。さらにGeorge Bensonのバージョン(1983年)も加えて聴くとサイコーデス!
なんで僕はフェンダーローズの音色にこんなにメロメロになるだろうね(∩_∩;)P