2005年09月28日

The Spencer Davis Group 『The Best of Spencer Davis Group』

天才シンガーSteve Winwoodの出発点となったThe Spencer Davis Groupのベスト盤『The Best of Spencer Davis Group』
The Best of Spencer Davis G
発表年:1967年
ez的ジャンル:天才ソウルフル・シンガー系Rock
気分は... :Steveクン本当に10代なの?かなりサバ読んでない?

60年代Rockで一番カッチョ良い曲を教えてくんない?と聞いたら、僕は迷わずThe Spencer Davis Groupの「I'm a Man」を挙げる。
The Whoを筆頭にBeatles、Rolling Stones、Cream、Jimi Hendrix など大好きなアーティストは多数いるけど、曲レベルで言うと、「I'm a Man」のカッチョ良さに対抗できる曲はなかなか見当たらない。

The Spencer Davis Groupと言えば、現在もバリバリ活躍中のSteve Winwoodがその活動の第1歩を印したグループとして有名だ(Steveは1964年から1967年まで在籍)。1981年にSteveのソロ作『Arc Of A Diver』を聴いて以来、ソロ作品、Traffic(Spencer Davis Group脱退後Steveが結成したグループ)、Blind Faith(Eric Claptonもメンバーだった)などSteve関連のアルバムは一通り聴いてきたが、かつて“最高のホワイト・ブルース・シンガー”との賛辞が送られたSteveのソウルフルかつパワフルなボーカルのカッチョ良さがストレートに堪能できるのが、Spencer Davis Group時代の作品だと思う。

オススメ曲を紹介しときやす。

「I'm a Man」
前述の通り、まさに至極の1曲だと思う。
そのソリッドなサウンド、とても十代とは思えない熟したSteveのボーカルを聴いていると、ルンルン気分でウィスキーをロックで飲みたくなりマス(^^*))((*^^)♪あと、最近になって気付いたけど、Doobie Brothersの名曲「Long Train Runnin'」は絶対この曲に影響されているよネッ!

「Gimme Some Lovin'」
「I'm a Man」同様にイントロを聴いただけで、ウキウキ飛び跳ねたくなるマストアイテム。オルガンの音色がまた格別♪こういう曲があるから60年代を侮るなかれ(^-^)ゞ映画好きの人ならば、故ジョン・ベルーシとダン・エイクロイドの名コンビによるコメディ『Blues Brothers 』の中で彼らがカバーしてマス。
ホント、「I'm a Man」、「Gimme Some Lovin'」の2曲を聴けるだけで、このベストアルバムの価値があると思うな。

「Keep on Running」
Spencer Davis Group初のヒット曲。前述のダイナマイト級の2曲と比較すると小粒だが、ノーザン・ソウル好きには十分納得できマス。

一昨年に出た6年ぶりのSteveのソロ『About Time』も久々に大満足のアルバムだった。ラテン風味を加えつつも、ハモンドオルガン弾きまくり、 歌いまくりの原点回帰したようなアルバムは、Spencer Davis Group時代を欲する僕の気分にも十分フィットして楽しめマシタ!
posted by ez at 02:17| Comment(2) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする