発表年:1990年
ez的ジャンル:ファッション・ブランド系UKソウル
気分は... :たまには銀座でメシでもどうよ?
80年代後半から90年代前半にかけて、僕のウォークマン占有率が最も高かったのAcid Jazz、グラウンド・ビートなんかに代表されるオシャレなUKクラブ・ミュージックだったかもしれない。UKソウルも純粋なR&B/SoulというよりもUKクラブ・ミュージックという感覚で聴いていた。
ちなみにAcid Jazzとは、Londonのクラブを中心とした踊るためのJazzのムーブメントであり、The Brand New Heavies、Ronny Jordan、US3あたりが有名かな?グラウンド・ビート(Ground Beat)とは、90年代初頭に流行った、ゆったり&ズシリと重い打ち込みビートが特徴のクラブ・ミュージックのことで、Soul II Soulの大ヒット「Keep On Movin'」がその典型デス。
そんなUKソウルのなかで、僕の最もお気に入りアルバムがMica Paris『Contribution』デス。まずジャケがオシャレでしょ。どこかのファッション・ブランドのイメージポスターみたいだもんね。なんたって名前がParisだしね(彼女の本名はMichelle Wallenなんだけど)。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Contribution」
Eric B & RakimのRakimのラップをフィーチャーしたタイトル曲。
でも、サウンドはグラウンド・ビートです。とってもクールなんだけどメロウなカンジがイイっす。今思うと、グラウンド・ビートでラップするRakimって何か不思議!
「If I Love U 2 Nite」
あのPrince殿下が書き下ろし、きっとこの曲で悩殺される人も多いのではと思う名曲デス。さすが殿下!とてもスウィートかつ少しけだるいセクシーなカンジがたまりません。
「Just to Be With You」
当時の売れっ子のサウンド・クリエイターMantronikプロデュースの典型的なUKクラブ・ミュージック。
「I've Been Watching You」
Micaの伸びやかなボーカルを楽しめるポップでとってもキャッチーな曲デス。
「More Love」
一般的には、「Contribution」、「If I Love U 2 Nite」、「Just to Be With You」の3曲がこのアルバムとハイライトと言われると思うけど、僕はこの曲がダントツでお気に入り。結構、無理やり他人に聴かせる曲の1つデス。パーカッシヴかつクールな打ち込みサウンドとエモーショナルなボーカルのバランスが絶妙デス。Funkadelic「You'll Like It Too」ネタ。
こんな名盤なのにヒットしたのはUKのみで、アメリカでは全く見向きもされなかったのは残念な限りo(><)oだからこそ、隠れた名盤として愛着があるんだけどねっ。