2005年10月16日

Blondie『The Best of Blondie』

70年代末から80年代初めに音楽シーンを席巻したセックス・シンボルDeborah Harry率いるBlondieの魅力満載の1枚『The Best of Blondie』
軌跡!ザ・ベスト・オブ・ブロンディ
発表年:1981年
ez的ジャンル:セクシー系七変化パンク/ニューウェイヴ
気分は... :何かはじけたいよねぇ!

Blondieと聞いてピンと来なくても、サッポロビールDraft OneのCM曲として、知らず知らずのうちに大ヒット曲「Tide Is High(邦題:夢見るNO.1)」を聴き、思わず♪I'm gonna be your number one♪と口ずさんでいた人も多いのでは?

BlondieのボーカリストDeborah Harry(Debbie Harry)はセックス・シンボル的な存在だった。当時中学だった僕から見て、“パンク/ニューウェイヴのマリリン・モンロー”ってイメージがあったなぁ。NYのパンク/ニューウェイヴバンドとしてスタートした彼らだけど、振り返るとヒット曲はポップ、ディスコ、レゲエ、ラップなど実に多彩なんだよねぇ。

僕はあまりベスト盤って好きじゃないんだけど、Blondieについては“多彩なヒットシングルを楽しむべし”という意味で『The Best of Blondie』を取り上げマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Heart Of Glass」
Blondie初のNo1ヒットとなったダンスナンバー。♪ポコポコ♪チープな音が今でもとっても気持ちイイね。今聴いてもこの曲が一番飽きない☆永遠のヒットソングってカンジだよね。Missy Elliottの大ヒット「Work It」のサンプリングネタとしても有名デス

「Call Me」
1980年の全米No1ヒットであり、当時のディスコの定番ナンバー。セックス・シンボルとしてのDeborah Harryのフェロモン出まくりの曲。最近の人にはピンと来ないかもしれないけど、当時のディスコヒットの中に、かなりの割合でロック系のアーティストの曲が含まれていたんだよね。ちなみにこの曲はリチャード・ギア主演の「American Gigolo」という映画のサントラの曲デス。

「Sunday Girl」
「Dreaming」
キャッチーなポップ・ナンバー2曲。特に、「Sunday Girl」は一番お気に入りだったなぁ。妖艶でセクシーなイメージが強かったDeborah Harryだけど、この2曲では彼女のチャーミングなカンジがイイんだよね。

「Tide Is High」
前述の1980年の全米No1ヒット。オリジナルはThe Paragonsというジャマイカのコーラスグループの曲デス。僕がBlondieに期待していたのは「Sunday Girl」のような曲だったので、Blondieが何でレゲエなの?って肩透かしを食った印象がありヤス。そんな僕もこの夏は缶ビール片手にこの曲を結構聴いたけどねぇ♪今思うと「夢見るNO.1」って邦題はピッタリな気がするねっ。

「Rapture」
1981年の全米No1ヒット☆しかもラップ♪多分、全米チャートで初めてNo1になったラップの曲なんじゃないかな。当時の僕は“ラップ”という音楽スタイルの存在すら知らなかったし、この曲が大好きなJohn Lennon「Woman」のチャートアップの邪魔をしていたので、あまりいい印象は無かったんだよね(前年12月にJohn Lennonが射殺され、死後最初に出たシングルが「Woman」)。「Tide Is High」同様に今はイイ曲だと思うけどね。Foxy Brown「I'll Be(D & A Remix)」、Krs-One「Step Into A World」などのサンプリングネタに使われていマス。

この記事書いていたら、急にCars、Talking Headsあたりのニューウェイブ・バンドが聴きたくなってきまシタ。
posted by ez at 01:18| Comment(2) | TrackBack(4) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする