発表年:1992年
ez的ジャンル:ベッドルームミュージック系ハウス
気分は... :気分はロンリー?
このブログ初のHouseデス。と言っても現在の僕がCDショップでHouseコーナーに足を踏み入れることはまずアリマシェ〜ン。
我が家のCD棚に一応House専用コーナーもあるけど約8割のアルバムは90年代半ばあたりまでのものじゃないかなぁ?
Houseは基本的には踊るための音楽で、聴くという用途の音楽ではない。聴くにしても曲単位で楽しむものなので、コンピレーションアルバムで十分ってカンジのジャンルだよね。だから、単独アーティストのフルアルバムで愛聴しているものとなると、かなり限られてくる。
そんなキビシイ条件をクリアして、今でも頻繁に聴くHouseアルバムが2枚ある。Lil' Louis & The World『Journey With The Lonely』とMr. Fingers(Larry Heardの別名)『Introduction』の2枚だ。2枚とも1992年のアルバムだけど、Houseを踊るためだけのダンス・ミュージックではなく、聴かせるダンス・ミュージックへと昇華させている。また、静寂、孤独感、儚さを感じさせる独特のクールネスを持っている点も2枚に共通しているかなぁ。
で、今日は多分僕が最も多く聴いているHouseナンバー「Club Lonely」を含む『Journey With The Lonely』を取り上げマス。美しすぎるほどの孤独感が快感となるアルバムざんす!
オススメ曲を紹介しときやす。
「Club Lonely」
前述の通り僕のイチ押しHouseクラシック♪ディープハウス必聴だと思いマ〜ス。僕はこの曲はCDシングルでも持っていて、本当はアルバムバージョン以上にシングル収録のDJ Pierreによるアフロハウス風味満点のリミックスが一番のお気に入りなんだけどねぇ。
「New Dance Beat」
Masters At Work("Little Louie" Vega & Kenny "Dope" Gonzalez)参加曲。MAWが絡んでいるせいか、多少他の曲とテイストが違うかもね!
何かとっても単調なんだけど、クセになるパターンの曲だね。
「Saved My Life」
この曲も大好きでCDシングルも持ってマス。ピアノの響きがイイ感じです。どうもピアノ入りのガラージュ・ハウスとかにメチャ苦茶弱い僕デス。最近ロクな事がない僕の人生を救ってくれる美しい子守唄のような曲デス。
「Dancing in My Sleep」
Joi Cardwellのボーカルがとっても官能的デス。「Club Lonely」や「Saved My Life」のボーカルも彼女なんだけど、そうやって考えると、僕のLil' Louis好きの半分くらいは彼女の魅力的なボーカルのおかげかも?
「Jazzmen」
オトナしめの前半から徐々に高揚して盛り上がっていく展開が気持ちイイ曲。
Lil' Louisと言えば、“変態”という表現で説明されてしまうことが多い。でも、きっと彼はロマンチストだと思う。でなきゃ、こんな美しいアルバムは作れるはずない!