発表年:1977年
ez的ジャンル:青春の苦悩系ロック
気分は... :それでも僕は走り続ける...
Jackson Browneの『Late For The Sky』(1974年)、『The Pretender』 (1976年)、『Running On Empty』(1977年)、『Hold Out』(1980年)の4枚は、僕が墓場まで持っていくアルバムだと思う。
このブログで取り上げてきたアーティストのリストと、Jackson Browneというのはかなりギャップがあるかもしれないよね。でも、僕は青春真っ盛りの時期に前述の4枚のアルバムに出会い、以来の僕の人生のさまざまな節目において、これらのアルバムの影響を受けてきた。というか、人生に迷った時は必ずJackson Browneを聴き、自分は何者なのか?自分は何処へ進みたいのか?を自問自答する。すると、不思議と迷いが吹っ切れて、また走り出すことができるんだよね。
別に、カッコいい曲を書くわけでもない、歌が上手いわけでもない。でも、人生に悩みながらも、自分と正直に向き合い、前進していく彼の歌はものすごい説得力があるんだよね。特に、僕みたいな不器用な生き方しかできない人間にとっては、共感できることが多いのかもしれないなぁ。
『Running On Empty』は、単なるコンサート・ライブ録音ではなく、ツアー中のホテルやバスでの演奏も収められているJackson Browneらしいライブアルバムです。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Running On Empty」
アルバムの冒頭を飾るタイトル曲。疾走感あふれる演奏と歌が僕を勇気づけてくれる。地平線まで続く一本道に置かれたドラムセットが印象的なアルバム・ジャケットをイメージしながら聴くと、さらに思い入れが強くなるんだよねぇ。
Running on - running on empty
Running on - running blind
Running on - running into the sun
But I'm running behind
「Love Needs A Heart」
真実の愛は何かを考えたくなる曲。不器用でもいいからハートだけは忘れたくないよね。ちなみにJackson BrowneとLowell George、Valerie Carterの共作曲であり、Valerie Carterのバージョンも好きデス。
「The Load-Out」
「Stay」
アルバムのラスト2曲はメドレーとなっている。コンサート・ツアーという旅と人生をオーバーラップさせてくれる感動的な「The Load-Out」と、バンドメンバーが次々とボーカルを努める大盛り上がりのエンディング「Stay」。この2曲には個人的な思い入れもって、昔公園で彼女と二人してウォークマンで聴いていたことを今も鮮明に覚えている。「The Load-Out」で涙腺が緩くなり、「Stay」を聴くとウルウル状態のまま笑顔となる。子供みたいだよねっ(/o\)
最近、いろいろ迷うことが多い。でも「Running On Empty」を聴き、僕はまた走り続ける。その先に何が待っているのかはわからない。でも、僕は走り続ける...なんて、僕のキャラと合わないかな?