2005年10月23日

SWV『New Beginning』

90年代を代表する女性R&BグループSWVの忘れがちだけど、実は名作の2nd『New Beginning』
New Beginning
発表年:1996年
ez的ジャンル:美メロ系女性R&B
気分は... :ピンクレディーよりもキャンディーズでしょ!

僕の子供の頃の一番のアイドルはキャンディーズだった。当時の彼女たちはピンクレディーと並ぶトップアイドルであり、小学校のクラスはピンクレディー派とキャンディーズ派に二分されたものだ。でも、正直売れていたという点ではキャンディーズは常にピンクレディーの後塵を拝していたけどねぇ。この1番手と2番手の違いって、今思うと大きな差なんよだよねぇ。

現在懐かしのアイドルとしてピンクレディーの映像が取り上げられることがあっても、キャンディーズの映像を見ることは殆どないもんね。きっと若い世代の人たちもピンクレディーのメンバーが、ミーちゃん(未唯)とケイちゃん(増田啓子)であることは知っていても、キャンディーズのメンバーがランちゃん(伊藤蘭)、スーちゃん(田中好子)、ミキちゃん(藤村美樹)であることを知っている人は案外少ないんじゃないかな?

90年代に活躍した女性R&BグループであるSWVとTLCも、前述のキャンディーズとピンクレディーのような関係だったと思う。当時は人気を二分するグループ同士だったけど、現在でもTLCが90年代を代表するグループとして評価されているのに対して、SWVが語られることは殆どないよねぇ。僕はSWVの方が文句なく好きだったけどねぇ。

SWVと言えば、「Weak」、「I'm So Into You」、「Right Here」、「Anything」といった名曲がズラリと並ぶデビューアルバム『It's About Time』(1992年)と1stのシングルリミックス・アルバム『Remixes』(1994年)の2枚がマストアイテムということになるよねぇ。特に、Michael Jackson「Human Nature」をサンプリングした「Right Here」のHuman Nature Duetバージョンは今でも僕のヘビーローテーションっす。

でも、僕にとってSWVの最高傑作はダントツで2nd『New Beginning』だなぁ。前述の2枚のアルバムの頃のハジけたフレッシュさからは一転して、成熟した大人のグループって仕上がりになってヤス。オーソドックスな分、今聴いてもそれほど時代を感じない完成度が高いアルバムだと思いマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「You're The One」
アルバムからの1stシングルとなったミディアム・ナンバー。なんか落ち着いたハネ具合が今聴いても気持ちイイです。

「Whatcha Need」
「You're The One」同様のビート感を持つグルーヴィーなミディアム・ナンバー。ホント、この曲と「You're The One」はセットで交互にで延々と聴き続けたくなるね。

「On & On」
EPMDのEric Sermonをフィーチャーしたパーティ調のナンバー。Eric Sermonらしいファンキーさがゴキゲンだね。

「Use Your Heart」
シングルカットされたメロウ&スムーズなナンバー。最近気付いたんだけど、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのNeptunesがプロデュースしてるんだよね。まだ売れっ子になる前のプロデュース作だけど、彼ららしくない(?)正統派なカンジが最高っす。B.T. Express「If It Don't Turn You On (You Oughta Leave It Alone)」をサンプリング。

「What's It Gonna Be」
Babyface風のアコースティックギターの音色がロマンティックなナンバー。とっても聴かせマス。

「Don't Waste Your Time」
個人的にはアルバムで一番スキな曲です。バックで流れるピアノがとっても印象的だし、彼女たちらしい美しいコーラスワークも堪能できマス。

なんかキャンディーズの「アン・ドゥ・トロワ」が聴きたいなぁ。♪あなたの胸に耳をあてれば〜♪
posted by ez at 01:13| Comment(0) | TrackBack(2) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする