発表年:1971年
ez的ジャンル:永遠のメロディ系シンガーソングライター
気分は... :純粋に音楽って素晴らしい♪
Carole Kingと言えば、「You've Got A Friend」、「It's Too Late」という2大クラシック含む歴史的名盤『Tapestry』(1971年)だよねぇ。何たって『Tapestry』は当時世界で最も売上枚数が多いアルバムだったんだもんね(全世界で2,000万枚以上売れているはずデス)。僕もそんな巨大セールスを記録したという興味のみで『Tapestry』を聴いた。でも、そこにあったのは巨大セールスとは結びつけづらい、飾り気のない素朴でピュアな音楽だった。
あまりのシンプルさに僕は愕然とした同時に、音楽の持つ素晴らしさを彼女に教えてもらった。素直にグッド・ミュージックは人のハートに響き、人を幸福にできるのだと...
そんな彼女の魅力が満載のアルバムが『Music』です。セールス的には『Tapestry』に及ばないけど、彼女のピーク時をとらえたのはこのアルバムだと確信してマス。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Brother, Brother」
エレピとパーカッションが織り成すグルーヴ感がとっても心地よいR&Bテイストのナンバー。Isley Brothersのカバー(アルバム『Brother, Brother, Brother』収録)で聴いた人もいるのでは?ちなみに『Brother, Brother, Brother』には「Sweet Season」、「It's Too Late」のカバーも収録されてヤス。
「It's Going To Take Some Time」
Carpentersのカバーで知られるナンバー。個人的にはCarole自身のこのバージョンの方が、聴いた時の胸キュン度が高いからスキだなぁ。シンプルなアレンジが曲自体の素晴らしさを実感させてくれる。この曲は何度聴いても胸トキメクねぇ。
「Sweet Seasons」
これぞアメリカン・ポップって感じの曲。映画の主題歌に使われ、Top10ヒットとなった。売れっ子ライターとしての彼女の「ヒットの法則」のようなものが垣間見れるよね。
「Some Kind Of Wonderful」
シンガーソングライターらしい素朴なナンバー。全然肩に力が入っていないナチュラルさが爽やかでイイ感じです。
「Music」
彼女の音楽への満ち溢れる愛情が集約されたような曲。ジャズワルツの優雅さとファンキーなテイストがうまくブレンドしてマス。アルバムジャケットのように彼女がピアノを奏で、歌い始めると音楽の妖精が飛び回っているようなワクワク感がとってもグッドっす。
「Song Of Long Ago」
彼女のメロディメーカーとしての本領発揮☆僕の一番のお気に入りの曲。james Taylorのバックコーラスが心暖まりマス。何故かこの曲を聴いていると童心に戻れるんだよねぇ。
『Tapestry』もマストアイテムだけど、R&B好きの人には『Fantasy』(1973年)もオススメです。