発表年:1965年
ez的ジャンル:ロックのマストアイテム
気分は... :今夜も『あいのうた』で号泣(; ;)。。。
Beatlesについては“ロック史の最重要グループ”という説明以外何も必要ないのかもしれない。
Beatles、Rolling Stones、Whoという別格扱いのロック3大グループの中で、Rolling Stones、Whoは今でもフツーによく聴くけど、Beatlesを最近聴くことは正直あまりない。でも、僕が今でもBeatlesの影響を大きく受けていることに変わりはない。
僕が洋楽を聴き始めた頃、Beatlesはとっくに解散していた。
にもかかわらず、僕はBeatlesにズッポリのめり込み、その結果、現在のような音楽好きになったと言っても過言ではない。特に、中学生の頃は、試験勉強のように(いやそれ以上だね)Beatlesの楽曲や歴史を覚えるのに必死だったなぁ。
だから、中3の時に起こったJohn Lennon射殺のニュースは大ショックだった。
購入したばかりのJohn Lennon(& Yoko Ono)のニューアルバム『Double Fantasy』(1980年)を自宅で聴いている時に、友人から“Johnが殺された!”との電話をもらい、受話器を握りにながら事態をなかなか把握できず呆然としていた記憶がある。
Beatlesのアルバムは全作品マストなので、1枚だけ選ぶのは至難の技だけど、なんだかんだ言っても6th『Rubber Soul』(1965年)と7th『Revolver』(1966年)の2枚が一番好きかなぁ。特に、一番聴いた頻度が高いアルバムが本作『Rubber Soul』デス。この作品は、脱アイドル化し、ロックシーン全体の先導者・革新者として、新たなアプローチを試みていった中期Beatlesの最初のアルバムと位置づけられマス。全体的には、とても内省的だけど、そこが魅力のアルバムだよね。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Drive My Car」
Paul McCartneyらしい、ドライブ感溢れるハードなロックナンバー。Paulのベースがカッチョイイ!昔よく♪ビビ〜ッ、ビビ〜ッ、イェ〜♪というコーラスを叫んでいたなぁ!
「Norwegian Wood (This Bird Has Flown)」
村上春樹の小説「ノルウェイの森」でもお馴染みのJohnの名曲。George Harrisonが初めてシタールを使った曲でもあり、このシタールがほんわかムードをうまく醸し出しているよねっ。
「You Won't See Me」
アルバムの中ではかなり地味な曲だけど、このコーラスワークがBeatlesらしくてスキだなぁ。
「Nowhere Man」
とってもポップなメロディと、居場所がないひとりぼっちの自分を見つめる内省的な歌詞のギャップが魅力の曲。中学生の一時期、勝手にこの曲を自分のテーマ曲にしていた。今思うと、俺って孤独だったのかなぁ?
「Michelle」
Paulのセンスが光る美しくロマンティックなラブソング。中学生の頃エラク洒落た曲だと思ったねぇ。昔はかなりの人気曲だったけど、今はどうなのかねぇ?
「Girl」
男を狂わせる女の子について歌うJohnのレイジーなナンバー。結局Johnを狂わせたのはYokoなのだが...
「In My Life」
僕のBeatlesマイ・フェイバリット・ソング。Johnが思い出の地ペニーレインをテーマに書き上げた感動的な名曲。間奏のGeorge Martinによるハープシコードのような美しいピアノの音色がセンチメンタル気分をさらにアップしてくれる。この曲を聴いているだけで、自然と胸が熱くなり涙がこみ上げてくるんだよねぇ。映画「For The Boys」の中でBette Midlerが歌うこの曲のカヴァーも涙なしは聴けません。
「If I Needed Someone」
最後に忘れちゃいけないGeorge Harrisonのナンバー。後期Beatlesでその才能を存分に発揮したGeorgeだけど、この曲はそれ以前に彼が書いた作品の中で最高傑作だと思いヤス。先日紹介したByrdsにも通じるサイケなムードを持った曲デス。
『あいのうた』を観て「In My Life」を聴いたら、理由もなく大泣きしてしまった。