2005年12月21日

The Allman Brothers Band『At Fillmore East』

ロック史上屈指のライブアルバム☆The Allman Brothers Band『At Fillmore East』
The Allman Brothers at Fillmore East
発表年:1971年
ez的ジャンル:奔放系サザンロック
気分は... :ルーズさが気持ちイイ!

長髪の髭面といったメンバーが、ラフでルーズかつ自由な演奏を熱く繰り広げるというのが僕のサザンロックに抱くイメージだ。このルーズさが僕はたまらなくスキだ。

サザンロックと言えば、Allman Brothers BandとLynyrd Skynyrdという2つのグループを思い浮かべる。特に、サザンロックというジャンルを切り開いたという点ではAllman Brothers Bandが果たした役割は大きいと思いマス。

『At Fillmore East』 は、1971年3月12日、13日のFillmore Eastでのライブを録音したライブアルバムである。伝説のライブハウスFillmore Eastでは数々のアーティストが名演奏を残しているが、Duane Allman(g)、Dickey Betts(g)、Gregg Allman(key)、Berry Oakley(b)、Jai Johanny "Jaimoe" Johanson
(ds)、Butch Trucks(ds)の6人のメンバーによるこの演奏は、そうした中でも屈指の名演と言われている。中でも“スカイドッグ”の異名を持つDuane Allmanの雄弁で自由なギタープレイはまさに圧巻だ。

この天才ギタリストに魅了された一人がEric Claptonだ。このライブの前年にDuaneは、Derek & The Dominos『Layla & Other Assorted Love Songs』のレコーディングに参加している。レコーディング後、ClaptonがDuaneにグループへの参加を要請したがDuaneは断っている。そして、このライブから7ヶ月後の1971年10月にバイク事故でこの世を去ってしまう。享年24歳あまりにも若すぎるよねぇ(‐‐)†

(LP発売時)2枚組で収録7曲のみ、特にB面、D面は1曲しかない。にも関わらず決して冗長にならず、聴かせてしまうあたりが彼らのライブパフォーマンスの凄さだと思いマス。Claptonが惚れこむのも納得デス。

全曲紹介しときやす。

「Statesboro Blues」
いきなりDuaneのゴキゲンなスライドギターが炸裂するオープニング。まずはこれでKO状態でグラグラっす。Gregのボーカルもルーズでカッチョ良いね。

「Done Somebody Wrong」
「Storm Monday」
前半の4曲はブルースのカバーなんだけど、この2曲はいかにもブルースらしい演奏っす。正直あまりに典型的なブルースは多少苦手だったけど、このアルバムでそれが克服できた気がしマス。「Done Somebody Wrong」はスライドが唸りまくりがたまりません。「Storm Monday」は、シブ〜いスローブルース。

「You Don't Love Me」
19分以上に及ぶ大作。最後の部分でクリスマスソングとしてお馴染み「Joy To The World」のフレーズをさりげなく入れているのが、意外にお茶目デス。

「Hot 'Lanta」
後半の3曲はオリジナルナンバー。ギタープレイばかりが注目されがちだけど、Greggのキーボードやリズムセクションも強力っす。特に、ツインドラムは迫力あるっす。

「In Memory Of Elizabeth Reed」
ドラマティックに曲調が変化するジャムセッションが魅力のインストナンバー。スタジオ録音は2ndアルバム『Idlewild South』(1970年)収録されてマス。でも、このライブ演奏の方が数段イイっす。

「Whipping Post」
アルバムラストを飾る20分を越える白熱バトル。これぞライブバンド!圧巻っす。スタジオ録音は1stアルバム『The Allman Brothers Band』(1969年)に収録されていマス。

この後Duaneに続きBerry Oakleyもバイク事故で死亡するという不幸に見舞われる彼らですが、そんな悲運を乗り越えた『Brothers and Sisters』(1973年)あたりは涙ナシには聴けません。あとGreggのソロ『Laid Back』(1973年)も僕の愛聴盤っす。
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2005年12月20日

Dexter Gordon『Our Man In Paris』

ワン・アンド・オンリーの存在感☆Dexter Gordon『Our Man In Paris』
Our Man in Paris
録音年:1963年
ez的ジャンル:骨太系メインストリーム・ジャズ
気分は... :豪快にいこうぜ!

忘年会&徹夜作業でグッタリ...そしたら何故だかJazzが聴きたい気分!
ということでDexter Gordon『Our Man In Paris』です。

僕がJazzサックスプレイヤーDexter Gordonを知ったのは、大学生の時に観た映画『Round Midnight』(1986年)だ。この映画でDexterは、腕は一流だが麻薬とアルコール漬けのため、アメリカを後にしてヨーロッパを放浪するJazzサックス奏者デイル・ターナーを熱演し、結果としてアカデミー最優秀主演男優賞にもノミネートされた。

この映画に興味を覚えたのは、Herbie Hancock(p) 、Freddie Hubbard(tp)、Wayne Shorter(ts,ss) 、Ron Carter(b)、Tony Williams(ds)というVSOPクインテットの黄金メンバーが、ミュージシャン役で出演し、その演奏シーンを披露している点だった。

でも、そんな名だたるミュージシャンの出演がかすんでしまうほど、Dexterの存在感はスゴ味があったね(体格自体も大きいんだけど)。まぁ、自身も麻薬に溺れ、一時期ヨーロッパへ逃避していたDexterにとっては、演じるというよりも、過去の自分を地でいくようなものだったのであろう。ちなみにデイル・ターナーのモデルとなったのは、Jazzジャイアントの一人で僕も大好きなピアニストBud Powellであると言われている。

『Our Man In Paris』は、ヨーロッパへ渡ったDexterの渡欧後初録音作である。しかも、ピアノはBud Powellだ。まさに映画『Round Midnight』で描かれた世界の生き写しのようなアルバムっす。当初ピアノはKenny Drewの予定であったが、都合で来れなくなり、急遽旧友Budにお声が掛かったらしい。

当初はオリジナルを録音する予定だったが、Budが“覚えるのが面倒くせぇ〜”とボヤいたために、急遽スタンダードの録音へと変更となったらしい。でも、これが正解で豪快かつリラックスした演奏を楽しむことができマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Scrapple From The Apple」
エネルギッシュな演奏を堪能できるオープニング・ナンバー。男臭いカンジが何ともいいですな!

「Willow Weep For Me」
余裕タップリのDexterの骨太テナーが実に雰囲気バツグンの曲。とても和みマス。

「Broadway」
快調に歌うテナーが何ともとも気持ちよい。Dexterらしいカッチョ良さに溢れていマス。

「Stairway To The Stars」
シブ〜い大人のバラードといった趣の演奏。バラードでも無骨なカンジがスキっす。

「A Night In Tunisia」
みんなご存知「チュニジアの夜」。数あるこの曲の演奏の中でも、このバージョンはかなり秀逸なのでは? とってもコクがありマス。

「Like Someone In Love」
ボーナストラックとして入っているピアノトリオのみの演奏。まさに映画『Round Midnight』の世界デス。この時期廃人同然だったBudの一瞬の輝きのような演奏を聴けるだけでも嬉しいデス。Budは1966年に永眠したのでシタ。

Dexterの他の作品では、『Doin' All Right』(1961年)、『Dexter Calling』(1961年)、『Go』(1962年)、『One Flight Up』(1964年)、『Gettin' Around』(1965年)あたりが僕の愛聴盤デス。たまには男らしい正統派ジャズもイイっすよ!
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2005年12月19日

Floetry『Flo'Ology』

ネオ・フィリーを盛り上げる女性デュオFloetryの2nd『Flo'Ology』
Flo'Ology
発表年:2005年
ez的ジャンル:UK出身ネオ・フィリー
気分は... :大人の味だよねぇ!

Misiq『Soulstar』を紹介したときにネオ・フィリーのムーブメントについて多少コメントしたけど、今回はネオ・フィリーを盛り上げる女性デュオFloetryの2ndアルバム『Flo'Ology』デス。

Floetryは、ボーカルのMarsha “Songtress” AmbrosiusとMCのNatalie “Flocist” Stewartの女性2人組である。グループ名のFloetryとは、“Flow”と“Poetry”を組み合わせたものであり、その名の通り、ボーカル、ラップ、ポエトリーリーディングを巧みに組み合わせた作品を聴かせてくれる。

2人は共にロンドン出身だが、アメリカに渡りフィラデルフィアを拠点に活動開始!Jazzy Jeff率いるA Touch Of Jazz(ATOJ)の一員として活躍し、Michael Jackson、Bilal、Glenn Lewisなどに作品を提供してきた。以前に紹介したAngie Stone『Stone Love』にも参加してマス。2002年に1stアルバム『Floetic』を発表し、グラミー賞3部門にノミネートされるなど一気にブレイク!

彼女たちの魅力は、大人の落ち着きと程良いグルーヴ感のバランスが何とも気持ちイイってカンジだよね。鍋でいうと、あっさりスープだけど素材のダシがしっかり出ている上品な味ってところかな?特にボーカル、ラップ、ポエトリーリーディングとさまざまな側面から楽しめるのがいいよねっ。

この2ndアルバムは、Darren Henson & Keith Pelzer(元ATOJ)、Scott Storch、Raphael Saadiqらがプロデューサーとして名を連ねてマス。派手ではないけど、味わい深い1枚っす。どちらかと言えば夜向きですな。

オススメ曲を紹介しときやす。

「SupaStar」
Commonをフューチャーした先行シングル。このアルバムのハイライト曲デス。肩の力が抜けたスムースかつソウルフルなグルーヴが最高っす。♪スッパ☆スッパ☆スタ〜♪と思わず口ずさんでしまいヤス。でも全然酸っぱくないよ(つまんね〜)(σー_ー)σ

「Closer」
とってもエッジの効いたナンバー。繊細でソフトな曲が多い中で、いいアクセントになってマス。

「My Apology」
「SupaStar」と同じくScott Storchプロデュースによるナンバー。とっても雰囲気があってムーディーなんだけど、何処となくカワイイ感じがするのがイイっす。「SupaStar」とセットで聴くと気持ちよさ3倍増っす。

「Feelings」
「Sometimes U Make Me Smile」
ジワジワと込み上げてくる美しいバラード2曲。あんまり仰々しくならないところがスキだね。特に「Feelings」がお気に入りデス。

「Imagination」
Raphael Saadiqプロデュース曲。RaphaelとFloetryは聴く前から多分相性良いと思っていたけど、予想通りのソウルフルな出来に満足っすd(^ ^)♪

「I Want U」
とってもアダルトなカンジの曲。ピアノの音色とポエトリーリーディングがオシャレっす。

音楽で盛り上がるフィラデルフィアだが、僕の大好きなアメフト(NFL)では、スーパーボウル出場の有力候補との下馬評が高かったフィラデルフィア・イーグルスが見事にコケてしまった。残念っす(/_;)クスン...
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2005年12月18日

Main Source『Breaking Atoms』

ラージ大先生のヤバすぎる仕事ぶり☆Main Source『Breaking Atoms』
Breaking Atoms
発表年:1991年
ez的ジャンル:殿堂入りHip-Hop
気分は... :ヤバすぎ!

Large Professor、Sir Scratch、K-Cutの3人によって結成されたHip-HopグループMain Sourceのデビュー作『Breaking Atoms』は、ヘッズを唸らせる文句ナシのクラシックだよね!

特に、"EXTRA-P"ことLarge Professorの仕事ぶりには驚くばかりっす。彼は後にNas『Illmatic』作品でプロデューサーとしても大活躍することになるのだが、このデビュー作にして大先生ぶりを存分に発揮してマス。

実はこのアルバムは長年自宅のCD棚の奥の方でほこりをかぶっている状態であった。90年代前半のHip-Hop黄金期の数々のクラシックアルバム群の中でも、カッチョ良いアルバムだという印象は残っていたのだが、A Tribe Called QuestDe La Soul、Jungle Brothers、PharcydePete Rock & C.L. SmoothGang Starrあたりをごひいきで聴いているうちに、ずいぶんご無沙汰してしまっていた。

それが、昨年奇跡的にCD棚から再発掘され(?)久々に聴いてみるとマーベラス\(^∇^)/
ホント殿堂入りの名作だよねっ。以来、こんな名作を忘れていた懺悔の念も含めて、かなりよく聴いてマス。ラージ大先生許してちょ!

よく“捨て曲ナシ”というアルバムの誉め言葉があるけど、このアルバムのスゴイところは“クラシックだらけ”とでも呼べる、とびきりの1曲がテンコ盛りな点だね。こんなアルバムには滅多に出会いないと思うね。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Just Hangin' Out」
アルバムからの2ndシングルカット。仲間とつるんでいる日々を描いた文句ナシのクラシックナンバー。Gwen McCrae「90% of me is you」 、Sister Nancy「Bam Bam」、Skull Snaps「I Turned My Back on Love」、Ike and Tina Turner「Bold Soul Sister」、Mike Bloomfield/Al Kooper/Steve Stills「Season of the Witch」といったネタを使ってマス。

「Looking at the Front Door」
Wild Pitchからの彼らの1stシングルとなった出世作。クールなカッチョ良さがたまりませんなぁ。Donald Byrd「Think Twice」、Third Guitar「Baby Don't Cry」、Detroit Emeralds「You're Getting a Little too Smart」ネタ。

「Large Professor」
ラージ大先生の名を冠した、まさに大先生の独断場の曲。この気持ち良さは何だろうねっ!大ネタMohawks「Chump」をさりげなく使ってマス。

「Peace Is Not the Word to Play」
僕の一番お気に入りのファンキー・ナンバー。アルバムからの3rdシングルカットとなったクラシックっす。S.O.U.L「Peace Of Mind」、MFSB「TLC(Tender Loving Care)」、Meters「Britches」Miles Davis「Right Off」ネタ

「Vamos a Rapiar」
Pete Rockもプロデューサーに名を連ねているソウルフルなナンバー。Three Sounds「Repeat After Me」ネタ。

「Live at the Bar-Be-Que」
Nas、Akinyeleなどが参加したポッセ・カット(仲間で競い繰り広げる曲)の名作。Nasはこの曲への参加でシーンに名を広め、デビュー作『Illmatic』へと向かうのであった。Melvin Van Peebles「Won't Bleed Me」、Bob James「Nautilus」ネタ。

「Watch Roger Do His Thing」
インディレーベルから発売した彼らの1stシングル。デビュー作にして、この貫禄だもんね☆シブすぎ〜っ!Funkadelic「You'll Like it Too」ネタ。

ヤバイと言えば、サッカーのUEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦バルセロナ対チェルシー」もヤバすぎ!これは1回戦じゃなくて決勝戦のカードだよね。きっと来年のドイツW杯決勝よりも面白い試合になるはずデス。絶対見逃せないよねっ。
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2005年12月17日

Bruce Springsteen『The River』

Boss & E Street Bandの持つエナジーが見事に爆発したアルバム☆Bruce Springsteen『The River』
River
発表年:1980年
ez的ジャンル:リリシズム系直球ロック
気分は... :それでも今日を懸命に生き抜く...

今週のNHK衛星第2で「ロック誕生50年」という映像でロック史を振り返るTV番組をやっていた。その中でBruce Springsteenを久々に見た。E Street Bandを従えて代表曲「Born To Run」を演奏する若き“Boss”の姿に改めて惚れ惚れしたねぇ。

高校生の頃、僕のお気に入りアメリカン・ロックBest3は、Jackson Browne、Bruce Springsteen、Tom Petty & The Heartbreakersの3アーティストだった。ある評論家の言葉を借りれば、アメリカン・リリシズムを代表するアーティストってカンジだね。佐野元春、浜田省吾、尾崎豊あたりは彼らの影響をモロに受けているよね。

3人のうち、Jackson Browne、Tom Pettyについては今でもフツーに大ファンであったと公言できるけど、“Boss”ことBruce Springsteenにのめり込んでいたと言うのは、何故だか気恥ずかしいんだよね。

多分、Springsteenで最も有名なアルバムは『Born In The USA』(1984年)であり、あのアルバム以降の“アメリカの国民的ロッカー”みたいなイメージで“Springsteen好きなんだ!”って思われるのに抵抗感があるからかもしれない。

僕にとってのBossは、1st『Greetings From Asbury Park Nj』(1973年)から、『Wild The Innocent & The E Street Shuffle』(1974年)、『Born To Run』(1975年)、『Darkness On The Edge Of Town』(1978年)、そして本作『The River』(1980年)までの5枚がサイコーだね。LPからCDで買い直したのも、この5枚に『Nebraska』(1982年)を加えた6枚だ。

『The River』は僕がリアルタイムで聴いた最初のアルバムであり、今聴いてもBossのピークを凝縮したアルバムだと思う。このアルバムの最大の魅力は、Bossと当時世界一カッチョ良い思っていたバックバンドE Street Bandが抜群の一体感でシンプルかつタイトなロックンロールをデリバリーしてくれている点だと思う。

それまでのBossのアルバムって、どれも素晴らしいんだけど、エネルギッシュなライブでのパワーが出し切れていない印象もあった。その意味で、『The River』はBoss & E Street Band本来の魅力が最も反映されたスタジオ作だと思う。

Stevie Van Zandt(g)、Garry Tallent(b)、Max Weinberg(ds)、Roy Bittan(p)、Danny Federic(org)Clarence Clemons(sax)から成るE Street BandもBossと同じくらい魅力的デス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「The Ties That Bind」
「Sherry Darling」
「Jackson Cage」
「Two Hearts」
2枚組アルバムの1枚目冒頭4曲のエナジーはカッチョ良すぎ!この4曲だけでもこのアルバムを聴く価値アリだと思うね。ライブ感覚溢れるこの疾走感こそが、僕がBoss & E Street Bandに期待するもの!これだけRock'n Rollを古臭くなくかつパワフルに演奏するアーティストは他に思い浮かばないよね。

「Hungry Heart」
アルバムからの1stシングルとなったヒットナンバー。Roy Bittanのピアノが印象的だよね。なんか無骨なメロウネスがたまりません!

「Independence Day」
「The River」
味わい深い詩のバラード2曲。街の吟遊詩人として、懸命に日々を生きる人々の悩み、希望を代弁してくれるのもBossが支持される大きな要因だよね。

「I Wanna Marry You」
Bossらしいラブソング。メロウな中にもホロにがいリアリティがあるから余計にロマンティックだよね。

「Point Blank」
へヴィーなカンジがずっしり圧し掛かるナンバー。人生のダークな部分にも目を背けず、切り込むのがBossがBossたる所以だね。

「I'm A Rocker」
直球勝負のRock'n Roll♪BossがElvis Presleyに憧れていたというのが納得できる!

「The Price You Pay」
これぞアメリカン・リリシズムの醍醐味を味わえる曲。Jackson Browne、Tom Petty にも言えるんだけど、このジンワリと胸を熱くしてくれるカンジが何ともいえないね。

「Fade Away」
「Drive All Night」
甘く切ないのバラード2曲。愛する人が去っていった男のやるせない気持ちが痛々しいほど伝わってくる。

最近のBossのアルバムも悪くはないけど、あまりにもいろんなものを背負いすぎているし、仕方ないことだけどHungry Heartではないしね...
posted by ez at 07:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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