2005年12月03日

New Edition『Heart Break』

人気アイドルグループが少年から大人への成長を見せてくれた傑作New Edition『Heart Break』
Heart Break
発表年:1988年
ez的ジャンル:Jam & Lewis系R&B
気分は... :そろそろウォッカの気分...

だんだん寒さが本格化してきましたねぇ。

ここ数年僕の冬のアルコール定番はウォッカお湯割りデス。寝る前に50度のウォッカをウォッカ6:お湯4ぐらいで割り、コップ1杯分飲んで、体をポカポカにしてから寝る。寝る前なので、つまみは食べないと決めているのだが、ついついお菓子などをつまみたくなる。そんな誘惑を断ち切るためには、スウィートなR&B/Soul系バラードをおつまみ代わりにするのが一番なんだよね。

今年も1週間前ほどからウォッカ解禁にしてマ〜ス。そんな中で懐かしいおつまみを発見した。それがNew Edition『Heart Break』だ。CD棚の80年代後半R&BエリアからGuyの1stを探していたら、久々に『Heart Break』を見つけた。聴いてみると、やっぱりこれは名盤だね!ということで即紹介することにしやシタ。

New Editionと言えば、Bobby Brown、Johnny Gill、Ralph Tresvant、Ricky Bell、Michael Bivins、Ronald De Voe(Ricky、Michael、Ronaldの3人は後にBell Biv DeVoeを結成)といったスターが在籍した、一世を風靡したアイドルグループだったよね。『Heart Break』はグループの看板だったBobby Brownが脱退し、新たにJohnny Gill加入後の第1弾アルバムです。

僕はNew Editionのファンではなかったし、それ以前のヒット曲も知っていたがアルバムを購入するほどではなかった。で、このアルバムを購入した理由はたった1つプロデュースがJam & Lewisだからだ。当時の僕はJam & Lewisマニアだったので。

中身は、アップ中心の前半、スロー中心の後半に大きく分けられるんだけど、後半のスローがとにかく秀逸デス。こんなの聴かされたら、ウォッカ1杯のつもりが、知らぬ間にもう1杯飲んでそうなカンジだよねっ。

オススメ曲を紹介しときやす。

「If It Isn't Love」
アルバムからの1stシングル。当時流行っていたGo-Goのリズムをバックに軽快ながらもメロウなミディアム・ナンバー。Trick Daddy「Ain't A Thug」のネタにもなってマス。とっても80年代らしいサウンドです。Go-Goと言えば、Trouble Funk、Euあたりを当時よく聴いていたなぁ。

「Where It All Started」
Jam & Lewisらしいハネハネ&メロウな打ち込みサウンドを堪能できるナンバー。この頃のJam & Lewis作品って、とってもクリスマスシーズンにマッチしている気がするね。この曲も聴いていると、クリスマスのイルミネーションが浮かんでくるなぁ。

「You're Not My Kind of Girl」
アルバム後半の秀逸スロー大会の幕開けとなるアルバムからの2ndシングル。切ない歌なんだけど、美メロ&キラキラサウンドにウットリっす。青春の甘酸っぱいカンジがグーだねっ!

「Can You Stand the Rain」
大ヒットした3rdシングル。彼らの大人のグループへの成長を感じられる正統派バラード。この手もバラードもJam & Lewisはお得意ですな。
Gラップ好きの人はSide 2 Syde「Can You Stand the Pain」の元ネタです。

「Competition」
JohnnyとRalphという新たな二枚看板が交互にソロを披露する感動ナンバー。ジンワリと胸に込み上げてきマス。純粋に曲の良さだけで言えば、この曲がイチバンかも?

「I'm Comin' Home」
Jam & Lewisの本領発揮のバラード。このクールネス&メロウネスはJam & Lewisにしか作れないサウンドだよね。Jam & Lewisファンとしては、この1曲のみでアルバムを購入した価値があると思いやシタ。ホント、名曲っす。

「Boys to Men」
アルバムの最後を締めくくる名曲。これまたJam & Lewisらしい打ち込みサウンドをバックにJohnnyとRalphが少年から大人への成長を堂々と歌い上げる。

「Boys to Men」に感銘した4人の少年が、この曲名に由来する“Boyz II Men”というグループを結成し、New Editionの後継者となった...なんかとってもいいエピソードだよね。
posted by ez at 01:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする