2005年12月22日

Guy『Guy』

天才Teddy Rileyの表舞台へのデビュー☆Guy『Guy』
Guy
発表年:1988年
ez的ジャンル:元祖New Jack Swing
気分は... :ハネハネ♪┌(・。・)┘♪└(・。・)┐♪

僕はTeddy Rileyファンで、今でもBlackstreetはよく聴く。でも、Blackstreetでかなりお腹一杯大満足になってしまう関係で、Guyは結構聴く機会が減っていた。先日久々に聴こうと思って、CD棚を探していたら、偶然New Edition『Heart Break』を見つけて感動してしまい、また機会を逃してしまった。昨日再度チャレンジし、今度は浮気せずにキチンとGuyのデビューアルバム『Guy』を聴けまシタ。

Teddy Rileyと言えば、ご存知の通り80年代後半のR&Bシーンを席巻したNew Jack Swing(NJS)の生みの親だ。あのハネハネ・グルーヴに当時は熱狂したよねぇ。Keith SweatやBobby Brownのプロデュースで既にシーンに名を轟かせていたTeddyだが、自らが表舞台に立った最初のグループがGuyである。GuyはTeddyとAaron Hall、Timmy Gatlingの3人で結成したグループだ。ただし、この1stアルバム発売直前にTimmyが脱退し、Aaronの兄弟であるDamionが加入した。

僕の場合、NJSのムーブメントと大好きなグループFull Forceのおかげで、かなりR&BとHip-Hopの距離感が縮まったような気がするね。どちらかと言えばR&Bは聴くけど、Hip-Hopは遠慮気味だった僕が、最初にHip-HopのCD(De La Soul『3 Feet High And Rising』)を購入したのは本作の翌年だ。ホントはFull Forceもムチャムチャ紹介したいんだけど、CDが廃盤なのだ〜残念!

で、『Guy』を久々に聴いたら、メチャ良かったんで、全曲紹介しちゃいやす!

「Groove Me」
Guyと言うかNJSの代表曲。タイトル通りのハネハネ系ビートでメロウにグルーヴさせてくれマス。Aaronの少しゴスペル・テイストのボーカルがまた良くマッチしてるよね!The Mohawks「The Champ」をネタで使ってマス。

「Teddy's Jam」
Teddyの遊び心タップリの余興感覚の曲。George Clinton「Atomic Dog」、Trouble Funk「Pump Me Up」ネタです。また、Keith Murray「Sychosymatic」、Public Enemy「Fight the Power」、Redman「Jam 4 U」などでサンプリングされてマス。17年前最初に聴いた時には、オモシロイ曲だとは思ったけど、こんな名曲と騒がれる曲だとは思わなかったねぇ。

「Don't Clap...Just Dance」
「'Round and 'Round (Merry Go 'Round of Love)」
「Spend the Night」
NJSらしいハネハネの3曲。多少青さの残る若さがハジけてるカンジでイイっす。特に「Spend the Night」は、当時人気のあったCameoあたりにも通じるズッシリとしたへヴィネスがあってスキです。

「Piece of My Love」
「Goodbye Love」
極上メロウ・バラード2曲。Teddyの胸キュン・ソングを作る才能は、すでにこの時点で開花してマス。「Piece of My Love」は、En Vogue「I Do Love You」、2pac「Rebel Of The Underground」および「Run Tha Streetz」 、Ice Cube「Turn Off the Radio」の元ネタです。「Goodbye Love」は、女性コーラスも入って80年代ブラコン・テイストが香りマス。こちらはMary J. Blige「Don't Go」でサンプリングされてるし、Teddy自身もBlackstreet「Don't Leave Me(Goodbye Remix) 」でセルフネタ使いをしてマス。

「I Like」
メロウ&スムースのミディアムナンバー。Cru「Loungin' Wit My Cru」の元ネタっす。

「You Can Call Me Crazy」
「My Business」
僕の記憶違いでなければ、この2曲は脱退したTimmyのリードボーカルではないかと思いマス(間違っていたら、どなたか教えてクダサイ)。でも、この2曲が結構良かったりスル。特に「You Can Call Me Crazy」はかなりカッチョ良い曲です。リアルタイムで聴いていた頃は「Groove Me」、「Teddy's Jam」と同じくらい良く聴いていたかも?

ついでに2nd『The Future』(1990年)も聴いたら、こちらもかなり良かったっす。ヤッパリたまにはCD棚を棚卸して、名盤をホコリまみれからレスキューしないとねっ!
posted by ez at 00:59| Comment(2) | TrackBack(1) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする