発表年:1996年
ez的ジャンル:姉妹グループ系胸キュンR&B
気分は... :胸キュン・ソングでトキメキ☆ましょ!
今日は胸キュン度200%のアルバムBraxtons『So Many Ways』っす。
Braxtonは、人気R&BシンガーToni Braxtonを姉に持つTrina、Towanda、Tamarの姉妹グループ。Toniも元々はグループのメンバーでした。
正直最近のToni Braxtonはあまりキチンと聴いていないっす。ジャケ写真が今のToniとは思えない田舎のお姉さん風のデビュー作『Toni Braxton』(1993年)は大好きだったけどねぇ。「Breathe Again」、「Another Sad Love Song」、「Love Shoulda Brought You Home」あたりはかなり聴いたなぁ。
でも、その後1作ごとにジャケ写真が妖艶になりセレブ度を増していくのと反比例するかのように、僕のToniに対する興味は薄れていきまシタ。僕がToniに期待していたのは、妖艶でセクシーな歌姫ではなく、心に響くメロウなラブソングだったんだろうね。多分に聴かずギライの部分もあるんだろけど...
そんなToni姉さんの成功の勢いを受けて発表されたのがBraxtons『So Many Ways』デス。ちょっとToniに対して引き気味の僕だったので、実はこのアルバムも発売と同時に購入したわけではなく、発売後しばらくして中古盤で1,000円以下で購入した記憶がありマス。でも、これが聴いてビックリ!“なんだとっても胸キュンのアルバムなんじゃん”というのが第一印象。こんなメロウ・アルバムを千円札1枚でおつりがくるなんてとっても得した気がしたなぁ。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Slow Flow」
シングルカットされたミディアムナンバー。R&Bファンの間で根強い人気を誇る名曲デス。その意味ではこのアルバムのハイライト曲かもね。姉妹ならではの息の合ったコーラスワークおよびメロウ・グルーヴと共に甘く切ない恋心が伝わってきマス。
「Only Love」
女性が絶対好きそうな美メロソング。大好きな人のことを思ったり、素敵な恋がしたくなるような胸キュンのラブソング。
「I'd Still Say Yes」
80年代に活躍した女性R&BグループKlymaxxのカバー曲。姉Toniの師匠とも言うべきBabyfaceの作品デス。実は僕にとってKlymaxxはかなり思い入れのあるグループで、グループ最大のヒット曲「I Miss You」は僕の青春のラブソングの1曲っす。
「L.A.D.I.」
僕がアルバムで一番のお気に入りのメロウ・グルーヴ。メロディアスだけど程よくグルーヴ感のあるこの手のタイプの曲に基本的にヤラれやすいっす。ロンティックなアコギがメロウネスを一層高めてくれマス。
「Where's the Good in Goodbye」
しっとり聴かせるスロー。寒い冬の日にピッタリなカンジの曲デス。
「Girl on the Side」
キュートにハジけたポップナンバー。一番元気なカンジの曲かもね!
「In a Special Way」
これまたメロウ好きにはツボとなる美メロスロー。ジンワリと涙腺が熱くなる心に染みる曲デス。
「Boss」
Diana Rossの1979年のヒットシングルのカバー。“Little" Louie Vegaと Kenny "Dope" Gonzalezというハウス界の最強プロデュースチームMasters At Work(MAW)が手掛けており、クラブ仕様の仕上がりになってマス。
結局、Braxtonsとしてはこのアルバム1枚を残したのみ。こんな素晴らしいアルバムなのに残念な限りっす。ちなみにTamarは2000年にソロアルバム『Tamar』を発表していマス。