2006年01月29日

Regina Belle『Reachin' Back』

レジーナ・シングス・フィリー・クラシックス☆Regina Belle『Reachin' Back』
Reachin' Back
発表年:1995年
ez的ジャンル:90年代版フィリー・ソウル
気分は... :企画力の勝利!

Regina Belleは、彼女が1987年にデビューアルバム『All By Myself』を発表した時からの大ファンっす。

一般的には、Peabo Brysonとのデュエットで大ヒットした1992年のディズニー映画「アラジン」のテーマ曲「A Whole New World 」のイメージが強いと思うんだけど、魂揺さぶる貴重な実力派女性R&Bボーカリストだと思いマッスル。

彼女の4thアルバム『Reachin' Back』は、Reginaによるフィリー・ソウルの名曲カヴァー・アルバムっす!Spinners、Stylistics、Blue Magic、O'jays、Delfonicsといったフィリーを代表するアーティストの曲をカヴァーしてマス(フィリー・ソウルについては以前にMusiqの投稿時に説明しているのでそちらをご参照下さい)。Reginaファンの僕としては、Reginaとフィリー・ソウルってピッタリな組み合わせだと思ったよね!

実際、彼女のエモーショナルかつ変幻自在のボーカルは、見事にフィリーの名曲の数々を自分のモノにしていヤス。まさに企画力の勝利のアルバムだと思いマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Could It Be I'm Falling in Love」
「I'll Be Around」
まずはSpinnersのカヴァー2曲。特に、「Could It Be I'm Falling in Love」はアルバム中一番のお気に入りのダンサブルなナンバーっす。正直オリジナルを超えているのでは?聴いているだけでウキウキ気分☆あっという間に恋に落ちそうな曲デス!

この曲のカヴァーは、少し前にソニーVaioのCMでも流れていたので、そちらで聴いた方も多いのでは?ちなみにあのカヴァーは音楽制作会社サーティ−スによるもので、CD化はされていません。アレもSpinnersのオリジナルというよりも、明らかにReginaのバージョンのカヴァーってカンジだったよね!

少しハウス調に仕上げた「I'll Be Around」のカヴァーもイイっす!アマゾンでこのカヴァーを“ユーロビート調でけしからん!”みたいなレビューを見かけましたが、全然ユーロビートじゃありませんのでご安心を!そもそもフィリーソウルはガラージュ/ハウスとの相性がバッチリなので、全く違和感なく聴けマス♪

「Love T.K.O.」
「Whole Town's Laughing at Me」
Harold Melvin & The Bluenotesでリードボーカルを務めたTeddy Pendergrassのカヴァー2曲。僕が高校の頃、Luther Vandrossと並んで人気の男性R&BボーカリストがTeddy Pendergrassでシタ。Lutherは昨年他界し、Teddyも事故で今では車椅子生活の身...わからないものです。

特に僕はReginaの懐の深さを堪能できる「Love T.K.O.」がスキっす!ちなみに「Love T.K.O.」は、Teddyのバージョンよりも、この曲の作者であるWomack & Womackのバージョンをよく聴いていまシタ。「Love T.K.O.」が収録されているWomack & Womackのアルバム『Love Wars』(1983年)もオススメのアルバムです!

「You Make Me Feel Brand New」
「You Are Everything」
「Hurry up This Way Again」
Stylisticsのカヴァー3曲。「You Make Me Feel Brand New」、「You Are Everything」は説明不要の名曲中の名曲ですよね。「You Are Everything」は、Diana Ross & Marvin Gayeのデュエットで聴いている人の方が多いかもね?この2曲は、Reginaのカヴァーも楽しめるけど、オリジナルがあまりにも偉大なので少し分が悪いかもねっ!それより「Hurry up This Way Again」の方が、オリジナルがそれほど有名でない分、純粋にReginaのボーカルの魅力を堪能できマス。

「Let Me Make Love to You」
フィリーを代表するグループO'jaysの1972年のヒット曲のカヴァー。オリジナル同様に感動のバラードに仕上がっていマス。この手のナンバーを歌わせたら、ホントReginaは天下一品ですな☆

「Just Don't Want to Be Lonely」
「Sideshow」のヒットなどで知られるBlue Magicのカヴァー。多少、オリジナルのカンジとは違うけど、70年代の雰囲気をうまく醸し出したサウンドをバックに、キュートで艶やかなReginaのボーカルが光るミディアム・ナンバーっす。

「Didn't I (Blow Your Mind This Time)」
僕も大好きな「La La Means I Love You」などのヒットでお馴染みDelfonicsの1970年のヒット曲のカヴァー。オリジナルの雰囲気をうまく再現していマス。

1st『All By Myself』(1987年)、2nd『Stay With Me 』(1989年)、3rd『Passion』(1993年)あたりも僕の愛聴盤デス。特に、1st『All By Myself』は隠れた名盤だと思いますよ〜♪
posted by ez at 01:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする