2006年02月28日

Loose Ends『A Little Spice』

UKならではのライトタッチのファッショナブル・ファンク☆Loose Ends『A Little Spice』
A Little Spice
発表年:1984年
ez的ジャンル:ファッショナブル系UKファンク
気分は... :ウキウキ!

学生の頃、あるアーティストの新曲シングルを一定期間の間、一定の地域内のレコード・ショップで買いまくるという某広告代理店のバイトをしていたことがある。アイドル歌手から演歌歌手までアーティストはさまざまだったが、新曲のチャート・アクションにはずみをつけるための一種の販促活動(?)というやつですよ。そのバイトをやって以来、ヒットチャートには興味が無くなったけどねぇ。

そのバイト先の広告代理店へ行くと、クライアント先のレコード会社からもらったものか、LPが山積みになっている一角があって、気に入ったLPがあればタダで貰えた。当時、金無し音楽ファンの僕には、コレが結構ありがたかった。

そんなタダで貰ったLPの1枚がLoose Endsの2ndアルバム『So Where Are You』(1985年)だった。自分でLPを買いたいとまでは思わないけど、何となく聴いてみたいグループというのが、当時の僕にとってのLoose Endsの印象だったのかも?

Loose Endsは、Steve Nichol(key、tp)、Carl “Macca”McIntosh(b)、Jane Eugene(vo)の3人から成るUKのファンク・グループだ。1981年にシングル「In The Sky」でデビューした。Steve Nicholは、Jamのラストアルバム『The Gift』のレコーディングにも参加している。

Loose EndsをはじめSade、Working WeekといったUKのR&B/Funk/Soulグループって、当時はStyle Councilなんかと同じカテゴリーで考えていたね。ジャンルは分からないけど、UKのオシャレな音楽ってイメージだったなぁ。その名残でSadeのアルバムは今でも僕のCD棚では、UKロックのコーナーに置いてある。

この頃は打ち込み系のエレクトリック・ファンク全盛の時期だったけど、UKファンクって、ライトタッチなサウンドが、USファンクには無い魅力だったよね。そんなオシャレなアーバン・ファンクを代表するグループがLoose Endsっす。

Loose Endsのオリジナル・アルバムでCDを持っているのは、『A Little Spice』(1984年)、『Zagora』(1986年)、The Real Chuckeeboo』(1988年)、『Look How Long』(1990年)の4枚だけど、オススメは『A Little Spice』、『Zagora』の2枚かな。中でもデビューアルバム『A Little Spice』は、かなりの名盤だと思いマス。

全曲紹介しときやす。

「Hangin' on a String (Contemplating)」
今でもダンスクラシックとしてクラブ系リスナーに人気の曲。ライトタッチなJam & Lewisといった趣のファッショナブルなナンバー。僕もアルバムで一番のお気に入りデス。でも、この曲って僕が持っている2ndアルバムのLPにも収録されていマス。2ndが日本デビュー盤だったので、そのせいなのかな??

「Choose Me」
いかにも80年代ブラコンらしい曲。夏の夕陽の浜辺なんて光景がピッタリの曲かもね?

「Music Takes Me Higher」
とってもロマンティックでムーディーなミディアム・ナンバー。Jam & Lewisに通じるスペイシーなカンジがイイっす。

「Dial 999」
エレクトリック・ファンクらしいダンス・ナンバー。ラテン・フレイヴァーのアレンジに、思わず腰がクネクネしちゃいます└(^^*)┐

「Tell Me What You Want」
「So Much Love」
打ち込みのセンスの良さを感じずにはいられないファンク・ナンバー2曲。今回聴いていて思ったけど、このこのオシャレなサウンドはプロデューサーのNick Martinelliの手腕によるところが大だったのかもね?

「A Litttle Spice」
このアルバムのハイライトとも言えるタイトル曲。メロウネスたっぷりのボッサ・サウンドにうっとりしていまいマス。Camp Lo「Rockin' It AKA Spanish Harlem」の元ネタとしても有名です。また、クラブ系リスナーの方は、Remixアルバム『Tighten Up,Vol.1』に収録のGangstarrによるRemix(Gangstarr Remix)も見逃せませんよね。Primoカッチョ良すぎマス。

「Let's Rock」
Midnight Starあたりを彷彿させるナンバー。Midnight Starほどねばり腰ではないけど、ボコーダー使いなどがそれっぽいデス。

今回、前述の『So Where Are You』のLPを部屋で探していたら、一緒にTotal ContrastというUKファンクのグループのLPも見つかった。このグループも好きだったけど、全くCD化されていません。残念な限りっす(ToT)
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2006年02月27日

Mary J. Blige『My Life』

90年代以降のR&Bクイーンの傑作2ndアルバム☆Mary J. Blige『My Life』
My Life
発表年:1994年
ez的ジャンル:90年代R&Bクイーンの内省的アルバム
気分は... :ホント、女性はMJBスキだよね!

ここ数ヶ月の僕のiPodヘビーローテーション曲の1つに、昨年出たMary J. Blige(以下MJB)の最新作『The Breakthrough』に収録されている「MJB Da MVP」がある。50 CentとThe Gameのヒット曲「Hate It Or Love It」を気に入ったMJBが同曲のトラックを使った曲だ。さらに嬉しいのは途中で自身のヒット曲をメドレーで歌ってくれている。

最近、その影響で昔のMJBのアルバムをCD棚から引っ張りだして聴くことが多い。その中で一番今の気分にマッチしているのが、2ndアルバム『My Life』(1994年)だ。

Hip-HopモードのR&Bという90年代以降のR&Bを方向付けたデビューアルバム『What's The 411?』(1992年)の影響力は相当大きいものだったと思う。「You Remind Me」、「Real Love」、「Reminisce」、「Love No Limit」、「Sweet Thing」等名曲も揃っていたし、まさに“Queen Of Hip-Hop Soul”ってカンジだったよね。でも一方で、『What's The 411?』の頃は何となくSean Puffy Combs(P. Diddy)の作り上げた“MJB”という商品のイメージもあったなぁ。

その点では『My Life』もPuffyは絡んでいるけど、このアルバムで示された内省的な側面こそアーティストMary J. Bligeの本質が示されたような気がしマス。このアルバムがあったからこそ、その後も『Share My World』(1997年)、『Mary』(1999年)、『No More Drama』(2001年)などの名作をコンスタントに発表し続けて、今日に至っているのだと思いマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Mary Jane (All Night Long)」
シングルカットされたメロウなミディアム・グルーヴ。共に大好きなRick James作品であるRick James「Mary Jane」、Mary Jane Girls「All Night Long」という2曲の合わせ技のようなトラックがイイ感じっす。アルバムで一番のお気に入りっす。

「You Bring Me Joy」
これもシングルカットされたクールネスがカッチョ良いナンバー。Barry White「It's Ecstasy When You Lay Down Next To Me」ネタ。

「I'm the Only Woman」
淡々としたトラックと情感タップリのMJBのボーカルのバランスが魅力的な曲。Curtis Mayfield「Give Me Your Love」ネタ。

「My Life」
Roy Ayersの定番ネタ「Everybody Loves The Sunshine」を使ったトラックをバックに、MJBのリアルな歌が響くタイトル曲。こうした曲にMJBの本質が見えるような気がしマス。

「I'm Going Down」
シングルカットもされたソウル/ファンクグループRose Royceの1976年のヒット曲のカヴァー。オリジナルは『Car Wash』という映画のサントラ盤に収録されていマス。オリジナルの雰囲気をそのまま生かしたカヴァーに仕上がっていマス。

「Don't Go」
メロウネスなトラックが実にロマンティックななスロー。DeBarge「Stay With Me」Guy「Goodbye Love」ネタ。エンディング部分がEarth Wind & Fire「Brazillian Rhyme」っぽいところがスキっす。

「I Love You」
美しく切ないトラック&ボーカルが印象的なナンバー。Isaac Hayes「Ike'S Mood Part1」ネタ。

「No One Else」
Mr. Dalvin、K-Ci HaileyというJodeciコンビによる作品。Al Green「Free at Last」ネタの少しイナタイ感じのトラックが印象的なナンバー。

「Be Happy」
アルバムからの1stシングルとなったヒット曲。「Mary Jane (All Night Long)」と並んでお気に入りの曲デス。Curtis Mayfield「You're So Good To Me」のベースラインをネタにしたトラックがカッチョ良いっす。クラブ系の方はJimmy Spicer「Money (Dollar Bill Y'all) 」ネタのBad Boy Remixも聴き逃せませんね!

それにしても、女性のMJB支持率はスゴイよね!“MJBがキライ!”って言う女性に出会ったことがないかも??だから余計にMJBにハマる...って不純かな???
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2006年02月26日

Jungle Brothers『Done By The Forces Of Nature』

Hip-Hopクラシック☆Jungle Brothers『Done By The Forces Of Nature』
Done By the Forces of Nature
発表年:1989年
ez的ジャンル:ハウス風味のアフリカ回帰系Hip-Hop
気分は... :何か虚脱感で一杯...

昨日は何故だか虚脱感タップリのまま1日を過してしまった。
何故だろう?オリンピックの女子フィギュアで盛り上がりすぎたのか?
いろいろやらなければいけない事が山積みなんだけどね!

まぁ、気持ちがノラない時に、無理に何かをやっても大抵はムダに時間を費やすだけなので、ボーッと1日過し、また今日からスイッチを入れ直しマス。

久々にHip-Hopを!今回はDe La SoulA Tribe Called Questと並ぶNative Tongues一派を代表するグループJungle Brothersの2ndアルバム『Done By The Forces Of Nature』デス。

Jungle BrothersはAfrika Baby Bambaataa、Mike G、Sammy Bの3人組であり、1988年に1stアルバム『Straight Out The Jungle』を発表しまシタ。

『Straight Out The Jungle』もHip-Hopクラシックとして有名だけど、僕にとっては今回紹介する2ndの方が愛聴盤デス。というかこのアルバムがJungle Brothersとの出会いであり、その時のインパクトがかなり強かったもので。あまりセールスには結び付かなかったけど、Hip-Hopとハウスが融合した独自のトラックとアフリカ回帰への思いが相まって、素晴らしい名盤に仕上がっていマス。

参加メンバーも、De La Soul、A Tribe Called Questに加え、Monie Love、Queen Latifah、KRS One、Caron Wheeler(当時Soul II Soul)、Tei Towa(アルバムの大半は当時のNYの彼のウチで作られたらしい)といった僕好みのメンツ。

僕がこのアルバムを購入したのは、90年に入って間もなくだけど、ちょうどHip-Hopもハウスも聴き始めの時期で、どちらのジャンルもまだまだよくわからん時期だった。当時はあまり気付かなかったけど、今このアルバムを聴くと、この頃はHip-Hopとハウスって案外近い所にあったように思えマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Beyond This World」
疾走感溢れるHip-Hopなんだけと、エレクトロなテイスト溢れるオープニング曲。De La SoulA Tribe Called Questあたりの音を想像していたら、いきなり(いい意味で)予想を裏切られた記憶がある。Afrika Bambaataa「Looking for the Perfect Beat」、Jimmy Spicer「Adventures of Super Rhymes」ネタ。

「Feelin' Alright」
個人的にはアルバムで一番好きな曲。Cameo「Rigor Mortis」ネタのトラックがメチャカッチョ良いと思いマス。

「Sunshine」
ちょっと怪しげな陽光といった趣の曲。Alexander O'Neal「Sunshine」Parliament「Flash Light」、Roy Ayers「Life is Just a Moment Pt.2」、John Hammond「Fantasy」、「Shifting Gears」ネタ。

「What U Waitin' 4?」
彼らの代表曲とも呼べれるファンキーなヒップ・ハウス・ナンバー。初めて聴いた時、何か不思議な音空間の曲に聴こえまシタ。Hamilton Bohannon、Earth, Wind & Fire、Kool & the Gang、Parliament、People's Choice、First Choice「Love Thang」などがネタっす。

「U Make Me Sweat」
「Feelin' Alright」の次に好きな曲。単にZappファンなので、「Dance Floor」がネタで嬉しいだけなのですが。でも、とっても粘り腰のトラックに仕上がっていマス。Indeep「Last Night a DJ Saved My Life」、J.B.'s「The Grunt」、Inner Life「I'm Caught Up (In A One Night Love Affair)」も使われていマス。

「Done By The Forces Of Nature」
当時、Jungle DJ “Towa” Towaと名乗っていた若きTei Towaが参加したタイトル曲。Teiさんらしい洒落たトラックに仕上がっていマス。途中に日本語で“自然の力が大地を駆ける!”と言っているように聴こえるんだけど、コレってTeiさんの声なのかな???このフレーズやその後にPharoah Sanders「Elevation」がサンプリングが使われているあたりに、とってもアフリカ的なものを感じる曲デス。

「J. Beez Comin' Through」
これもクラシック・ナンバーとして人気の曲。このあたりはNative Tongues一派らしいファンキーで楽しい曲デス。Jimmy Castor Bunch「The Return of Leroy」、J.B.'s「Introduction to the JB's」、「Same Beat」ネタ。

「In Dayz '2' Come」
とってもクールなトラックがカッチョ良い曲。Junior「Mama Used to Say」、S.O.U.L.「Burning Spear」ネタ。

「Doin' Our Own Dang」
De La Soul、Q-Tip、Monie Love、Queen LatifahをフューチャーしたNative Tongues一派大集合のポッセカット。トラックもNative Tongueらしく楽しげで大盛り上がり間違いナシの曲デス。Commodores「I Like What You Do」、Raw Silk「Do it to the Music」などをネタにしたRemixも聴きものデス。

よ〜し、オリンピック気分はもう忘れて、気合い入れ直して頑張るぞー!
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2006年02月25日

The Knack『Get The Knack』

「My Sharona」だけではない一発屋のデビューアルバム☆The Knack『Get The Knack』
Get the Knack
発表年:1979年
ez的ジャンル:パンク系パワーポップ
気分は... :一発当てたろか!

僕と同年代の方々はThe Knackと聴くと、“一発屋”という印象が強いと思いマス。

Beatlesの再来といった売り文句で、デビューシングル「My Sharona」が年間チャートNo1になるほどの大ヒットを記録したものの、その後はパッとせず、数年後にはシーンから完全に消えていた...という典型的な一発屋パターンのバンドだった。

当時中学生だった僕はBeatlesに一番ハマっていた時期だった。そんな時期に登場した“Beatlesの再来”というThe Knackに対して期待せずにはいられなかったねぇ。アルバムジャケットもBeatlesのアメリカデビュー盤『Meet The Beatles』(1964年)を意識したようなジャケットだしね。ただし、その当時からメンバーのルックスはイマイチだと思ったけどねぇ。いずれにしても、かなりの事前期待値でデビューアルバム『Get The Knack』を予約購入した記憶がある。

で、実際に聴いた印象は“全体的にそんなにBeatlesっぽくないなぁ?”♪もっとメロディアスなサウンドをイメージしていたんだけど、案外パンクの影響を受けたシンプルでストレートなロックだったね。今の言葉で言えば、パンクを通過したパワーポップってカンジかなぁ?

The Knackの場合、どうしても「My Sharona」の印象だけで語られてしまうことが多いんだけど、今聴き返してみると、アルバム全体もよく出来ているし、一発屋のアルバムで片付けてしまうには勿体ない気がしマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Let Me Out」
疾走感溢れるかなりパンキッシュなオープニング・ナンバー。この曲こそがこのバンドの本質だと思うなぁ。今では、アルバム中で一番スキかなぁ。

「Your Number or Your Name」
「Maybe Tonight」
パワーポップ好きが喜びそうなナンバー2曲。この手のナンバーが多いと、もっとBeatlesっぽい印象になったのかもね?

「Good Girls Don't」
アルバムからのセカンド・シングル。「My Sharona」ほどはヒットしなかった。「My Sharona」のようなインパクトには欠けるけど、そんなに悪い曲ではありませんよ。

「My Sharona」
前述のグループ唯一の全米No1となった大ヒットシングル。僕も当時は1日中、♪マ・マ・マ・マイ・シャローナ♪と叫んでいまシタ。今では、このイントロを聴いただけで、思わず笑ってしまう人も多いかもね?

「That's What the Little Girls Do」
購入当時、アルバムで一番好きな曲がコレだった。彼らにBeatlesの再来を期待していた人にとって、最もBeatlesの姿をダブらせることができた曲だと思います。メロディアスな甘酸っぱい系ラブソングです。

「Siamese Twins (The Monkey and Me)」
「Frustrated」
彼らのパンキッシュな部分とパワーポップな部分がうまく融合した曲。今聴き返すと、このあたりのサジ加減の曲が一番しっくりくるねぇ。

久々に朝までコースでカラオケだった。ぐったりして帰ってきたら、何とかオリンピック・フィギュアスケートのエキシビションを観ることができた。荒川静香さんの華麗な演技にウットリしたまま、グッスリ寝ることができまシタZZzzzz
posted by ez at 16:13| Comment(0) | TrackBack(1) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月24日

Tower Of Power『Tower Of Power』

世界最高のホーンセクションと称されたファンキー・グルーヴ☆Tower Of Power『Tower Of Power』
Tower of Power
発表年:1973年
ez的ジャンル:ホーンセクション系白人Funk
気分は... :世界のTOPを目指して、3人娘頑張れぇ〜!

今朝はいよいよ女子フィギュア・フリーですね。
日本の3人娘には世界のTOP目指して頑張って欲しいですね!

安藤美姫チャンには、メダルは難しい状況ですが、順位は気にせず4回転にチャレンジして欲しいですね。その意味では、SP8位は逆に開き直れるかもしれませんね!

村主章枝サンには、得意の魅せる演技で世界中を感動させて欲しいですね。そうすればメダルへの希望の道も開けてくるのでは?

荒川静香サンには、日本のエースとして実力通りの演技で金メダルをゲットして欲しいですね。華麗なイナバウアーを期待しています。

今日紹介するアーティストは、世界のTOP目指す3人娘という強引なこじつけでTower Of Power(略してTOP)っす。Tower Of Powerは、1968年に結成され、1970年代に活躍した白人メンバー主体のFunkバンドっす。TOPと言えば、“世界最高のホーンセクション”と称されたファンキーなホーン・サウンドが魅力っす。スタジオ・ミュージシャンとしても売れっ子でシタ。

僕がTOPのアルバムを聴いたのは、社会人になってからだ。でも、Rock少年だった頃から、その名前だけはよく聞いており、ホーンセクションと言えば、Earth, Wind & Fireでお馴染みのPhenix HornsとTOPくらいしか思い浮かばなかったね。

そんなTOPのアルバムで愛聴しているのが3rdアルバム『Tower Of Power』(1973年)、4thアルバム『Back To Oakland』デス。僕的には『Tower Of Power』は、ジャケットがカッチョ良くて昔から気になっていたアルバムだった。一般的には、『Back To Oakland』が彼らの最高傑作という評価だと思いますが。彼らのアルバムって、ホーンセクションを全面に出したファンキーなナンバーだけではなく、バラードもツボを押さえていて、全体としてしっかり聴かせてくれるのが嬉しいっす。

オススメ曲を紹介しときやす。

「What Is Hip?」
彼らを代表するファンキーなナンバー。僕のTOP初体験がこの曲でした。当然一発KOでした。聴いた瞬間にブラック・ムービー系サントラっぽい印象を受けたかなぁ。Hipって何よ?コレに決まってるじゃん!ってカンジのイカした曲っす。アタックするホーンセクションがカッチョ良いっす。

「Clever Girl」
「Will I Ever Find a Love?」
この2曲は、僕的にはブラック・フィーリング溢れるChichagoってカンジっす。70年代臭さプンプンして逆に好きっす。

「This Time It's Real」
軽快なミディアム・ナンバー。この曲とDoobie Brothers「Little Daring(I Need You)」をセットで聴きたい気分になりマス。

「Get Yo' Feet Back on the Ground」
粘り腰なカンジのファンキー・ナンバー。ノリノリじゃないんだけど、なんかブラック・フィーリングのコクが出まくっているのがこのグループの魅力だと思いマス。

「So Very Hard to Go」
「What Is Hip?」と並ぶ彼らの代表曲。「つらい別れ」という邦題がピッタリの哀愁たっぷりソングです。懐メロ感がかなり高いデス。

「Soul Vaccination」
密かにお気に入りのファンクナンバー。この曲はDoobie Brothers「Long Train Runnin'」あたりと一緒に聴きたくなりマス。リードボーカルのLenny Williamsの声質って、どことなくTom Johnstonに似ている気がしません?僕の中でTOPとDoobiesは相性バッチリなのかもね!

「Just Another Day」
ラストを飾るバラード。ラストにふさわしいアルバム全体の余韻に浸れるカンジのやさしいバラードっす。

TOPについては、こちらのオフィシャル・ファンクラブのサイトに詳しく紹介されています。僕もコチラで勉強させて頂きました。

よ〜し、これからフィギュア応援モードへ突入だ!
posted by ez at 01:42| Comment(4) | TrackBack(3) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする