2006年02月03日

Alison Limerick『And Still I Rise』

僕のとっておき!UKハウス/クラブ・ミュージックDivaのミラクルな1枚☆Alison Limerick『And Still I Rise』
And Still I Rise
発表年:1992年
ez的ジャンル:UKハウス/クラブ・ミュージック
気分は... :Seesaaええ加減にせい!

2月に入ってからSeesaaブログの使い勝手が悪くて、かなりへコんでます。記事投稿へのモチベーションも下げモード気味っす。最悪★ホント頼むぜSeesaaさん!

このままじゃいけないので、僕のとっておきの1枚Alison Limerick『And Still I Rise』で上げモードにしよっと☆

Alison Limerickは、Style Councilのバックを努めた経歴なども持つUKのシンガーっす。きっと90年代前半のクラブ・ミュージックにハマっている人にとっては当たり前に好きで、それ以外の人は殆ど知らないというタイプの人だと思いマス。

Mica Paris『Contribution』の記事投稿の時にも書いたけど、80年代後半から90年代前半にかけて、最もハマっていたのは、オシャレなUKクラブ・ミュージックだった。僕の中では、Mica Paris『Contribution』(1990年)、Alison Limerick『And Still I Rise』(1992年)、Titiyo『This is Titiyo』(1993年)の3枚がとっておきのDiva系UKクラブ・ミュージックBest3ってカンジだったね。

今振り返ると、UKクラブ・ミュージックって、僕にとって90年代のAORだったのかも?80年代前半はAOR系の音楽にハマっていた僕だったけど、80年代後半になるとAOR系ってどん詰まり状態だったもんね。それに代わる音楽を探していた矢先に出会ったのがUKクラブ・ミュージックだったんだよね。

AORもUKクラブ・ミュージックも、アーバンでメロウなオシャレな大人の音楽という点では共通しているもんね!という理屈が通じるのは僕だけなのかな???でも、AORって飽和状態の既存フィールドでマニアックなアルバム探しに躍起になっている傾向があるので、発想の転換でこういった方面に目を向けるのも1つの手だと思うんですけど?

オススメ曲を紹介しときやす。

「Make It On My Own」
Alison Limerickの名は知らずとも、この曲だけは聴いたことがある人が多いと思われるクラブ・ミュージックのマストアイテム。僕もこのオープニング曲一発でこのアルバムの虜になりましシタ!ホント、メロウでキャッチーなダンス・ナンバーっす。イントロの♪パッ、パッパ〜♪というコーラスや、サビの♪Now I Can Make It On My Own〜♪And I Owe It All To You〜♪という部分や聴くと、今でも胸がトキメキます。

また、ハウス・ミュージック好きにとっては、Tony Humphriesによるremixバージョンも見逃せないですよね!僕もアルバムとは別にCDシングルで持っていマス。日本ではMylinや荻野目洋子(大沢伸一プロデュース)のカヴァーも有名っす!

「Gettin It Right」
この曲もクラブ・ヒットしたダンスナンバーっす。ジャジーなトランペットがアシッド・ジャズなテイストでいかにもUKらしいっす。R&Bとジャスとハウスがうまくブレンドしている点がUKクラブ・ミュージックの魅力ですよね!この曲もremixバージョンを入手するためにFrankie FoncettとMasters At Workが手掛けるCDシングルも購入しまシタ。

「Where Love Lives (Come On In)」
この曲もクラブヒットしたナンバー。この曲はモロにガラージュっぽいね!それもそのはず、Frankie KnucklesとDavid Moralesという当時のハウス界を代表する最強メンバーが絡んでいマス。この頃は、この二人のクレジットがあるだけで安心◎でしたよね!僕も彼らがRemixしている曲を相当コレクションしまシタ。

「Hear My Call」
胸キュンのスロー。こういった曲が入っている点が単なるハウス・アルバムではないこのアルバムの魅力っす。

「Come Back (For Real
小粋なガラージュ・ナンバー。今回の記事投稿に当たりクレジットを確認していたらArtur Bakerの名を発見した。この人も懐かしいよね。一時期Remixと言えば、この人だったもんね!

「Tell Me What You Mean」
この曲も前述のFrankie KnucklesとDavid MoralesというDef Mixプロダクションによるオシャレなガラージュ。Def Mixと言えば、日本を代表するハウス・クリエイターSatoshi Tomiieの名を忘れちゃいけないよね。Robert Owensのボーカルをフューチャーした彼の「Tears」、「And I Love You」といった曲は今でも僕の胸をトキめかせマス。

「Lets Make A Memory」
これはUKらしく、当時流行のグラウンド・ビートを取り入れたナンバー。何とも心地よいジャジーなダンス・ミュージックっす。

「You & I」
ピアノのイントロを聴いただけの胸キュンのメロウ・グルーヴ。実はこの曲がアルバムで一番スキっす。この曲こそAORファンに聴いて欲しいよね。Alisonのアンニュイなボーカルが一番魅力的なアーバン&ボッサな隠れた名曲だと思いマス。

先に挙げた僕のUKクラブ・ミュージックBest3の3枚は今ではどれも入手しづらい状況だ。こんなグッドミュージックが陽の目を見ないのは不幸なことだと思いマス。
posted by ez at 03:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月02日

Frank Zappa & The Mothers Of Invention『Freak Out!』

没後10年以上経った今も熱狂的に支持されるロック界の奇人Frank Zappa衝撃のデビュー作☆Frank Zappa & The Mothers Of Invention『Freak Out!』
Freak Out
発表年:1966年
ez的ジャンル:元祖アヴァンギャルド・ロック
気分は... :未だにようわからん...

ロック界の奇人Frank Zappaが亡くなってから、もう10年以上が経過しているんだね。

1966年にThe Mothers Of Inventionを率いて今回紹介する『Freak Out!』は発表してから1993年にガンで亡くなるまで、Frank Zappaという人はアヴァンギャルドな姿勢を貫いた筋金入りのミュージシャンだったのだと思う。ヒットチャートとは無縁な中で、これだけ多くの熱狂的な支持を集めた人はいないんじゃないかな。

と偉そうに言うほど僕はZappaについて詳しくないし、正直アルバムも片手で数えられる程度にしか持っていないんだけどねぇ。実は、意識してZappaを少し遠ざけている面もありマス。だって、Zappaにハマって彼の作品を集めはじめたら、JazzにおけるMiles Davisのコレクションと同じで、あまりに枚数が多くて際限なくなるからね。

そんなZappa作品の中で、今でもたまに聴くのが衝撃のデビューアルバム『Freak Out!』っす。このアルバムはLP2枚組で発売されたんだけれど、1966年当時で2枚組みアルバムって少なかったんじゃないかなぁ?他に思い浮かぶアルバムって、Bob Dylanの名作『Blonde on Blonde』(1966年)ぐらいしかないなぁ。しかも、デビューアルバムだからねぇ!

20年近く聴いているんだけど、未だにこのアルバムってわけがわからない。アヴァンギャルドなんだけどポップ...なんだけど毒っ気タップリ...よう分からん...だからもう1回聴いてみよう♪コレがこのアルバムにハマるパターンだと思います。

まさにフリーク・アウト状態になるアルバムっす。

全曲紹介しときやす。

「Hungry Freaks, Daddy」
アメリカの中産階級的価値観への痛烈な批判を、皮肉っぽく歌うロック・ナンバー。ロックなギターとジャジーなバイブの組み合わせが面白い。

「I Ain't Got No Heart」
意外とポップなロック・ナンバーなんだけど、やっぱりどこか人を喰ってるところがあるんだなぁ。

「Who Are The Brain Police?」
静かな前半から一転激しくフリーキーな展開となり、最後はサイケな世界へ突入...とにかくヤバイぞ〜!

「Go Cry On Somebody Else's Shoulder」
ここではなんとドゥーアップを披露☆でも全然スウィートじゃなく、“オメエなんて、いらねぇんだよ”と毒々しい歌詞を平然と歌っていマス。

「Motherly Love」
結構Doorsっぽいナンバー。正確にはDoorsのデビューはこの後なんだけどねぇ。

「How Could I Be Such A Fool」
ポップ・オペラ風のナンバー。この数年後The Whoを初めとするロック・アーティストがロック・オペラに取り組むが、そういった着想を先取りしていたZappaは、やはりタダ者ではないかもね。

「Wowie Zowie」
「You Didn't Try To Call Me」
「Any Way The Wind Blows」
かなりわざとらしいティーン・エイジャー向けのポップソング3曲。あまりのポップさにかなり笑えマス。

「I'm Not Satisfied」
フツーにカッチョ良いナンバーだと思うんだけど、ぞれじゃZappaの思うツボなんだろうね。

「You're Probably Wondering Why I'm Here」
これも少しオペラ風のお行儀の良いポップ・ナンバー。

「Trouble Every Day」
ここからラストまでの4曲がこのアルバムの聴きどころだと思いマス。僕がこのアルバムから離れられないのも、この最後の4曲があるからっす。
この曲はRolling Stonesの最高傑作『Beggars Banquet』(1968年)を2年先取りしているカンジのアーシーなナンバー。後半一気に加速する瞬間がメチャカッチョ良いっす!


なんかこのアルバムを聴いていると、悪ふざけがしたくなるねぇ。久々に馬鹿騒ぎしよ〜っと!
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2006年02月01日

Heatwave『Central Heating』

Michael Jackson等への楽曲提供で有名なRod Tempertonが在籍していたグループ☆Heatwave『Central Heating』
Central Heating
発表年:1978年
ez的ジャンル:メロウ・グルーヴ&ディスコ/ファンク
気分は... :もう2月...早いねぇ。

このアルバムへ辿り着く人って、ディスコ・クラシック好きの人、Michael Jackson、George Benson等を通じてRod Tempertonに興味を持った人、Hip-Hopやフリーソウル好きのクラブ系リスナーの人という3つのルートがあるんじゃないかな?

Heatwaveは、1970年代から80年代初めに活躍したR&B/ディスコグループっす。アメリカ出身のKeithとJohnnieのWilder兄弟を中心とした多国籍メンバーにより結成されたまシタ。活動の拠点がUKだったようで、UKのグループと紹介しておきマス。

『Too Hot To Handle』(1977年)からディスコ・クラシック「Boggie Nights」、逸品スロー「Always And Forever」の2曲が、『Central Heating』(1978年)からディスコナンバー「Groove Line」が大ヒットした。「Always And Forever」はLuther Vandrossのカバーでも有名だよね。個人的には90年代に初めに活動していた日本では全く無名のR&BグループWhistleのカバーを愛聴していまシタ。脱線するけど、Whistleの1st、2ndアルバムはメチャいいっすよ!

話を戻すと、上記のヒット曲以上にHeatwaveが注目される点は、グループに後の大ヒットメイカーRod Tempertonが在籍していたことかもしれないね。グループのキーボード奏者でありソングライターであったRod Tempertonは、後にプロデューサーQuincy Jonesのお抱えソングライターとなり、Quincyと組んでMichael Jacksonの「Off The Wall」、「Rock With You」、「Thriller」、George Bensonの「Love X Love」、 「Give Me The Night」などの大ヒット曲を提供したことは多くの方がご存知ですよね。

その意味ではHeatwaveから既に才能の片鱗が見えるので、そんなTemperton作品を堪能するのもHeatwaveのアルバムの楽しみ方かもしれないね。

Hip-Hop/フリーソウルなどのクラブ系リスナーは、サンプリングネタやクラブの人気曲をゲッチュするという楽しみ方もありますよ〜☆実際、そういった方面の再評価が高まり、1990年に再結成されていマス。

前述の『Too Hot To Handle』、『Central Heating』の2枚が愛聴盤ですが、今回はクラブ系リスナーの人も楽しめる『Central Heating』の方を紹介しマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Groove Line」
R&Bチャートで大ヒットしたディスコナンバー。いかにも当時のディスコ/ファンクといったカンジのノリ重視のナンバーです。レイザーラモンHGも真っ青の♪フウッ♪フウッ♪の掛け声が印象的デス。Public Enemy「Sophisticated Bitch」ネタ。90年代に活躍したギタリストStevie Salasがカヴァーしているようですが、何かビミョーな組み合わせだな?

「Mind Blowing Decisions」
Hip-Hopファンは、Nice & Smooth「How to Flow」、A Tribe Called Quest(featuring Faith Evans & Raphael Saadiq)「Stressed Out」、Aim「Good Disease」などの元ネタとして、あるいはMix Tapeで有名な曲ですよね。と言うことで、クラブ系リスナーはこの曲が一番のお目当てでしょう。とってもメロウで心地よいナンバーっす。僕もこの曲が一番のお気に入りデス。ただし、これはTempertonではなく、Johnnie Wilder作というのが面白いですな。

「Star of a Story」
これまたクラブ系リスナーに人気のメロウ・ナンバー。A Tribe Called Quest「Verses from the Abstract」等の元ネタです。Yam Who?によるカヴァーも人気がありますよね。これはTemperton作っす。ソングライティングもいいけど、アレンジの良さが際立った曲だと思いマス。

「Put the Word Out」
後のMichael Jacksonの一連の作品につながっているようなTempertonらしいディスコナンバー。大音量で聴きたくなるド派手でファンキーな曲っす。

「Happiness Togetherness」
Johnnie Wilder作による小粋なナンバー。美メロとワルツ調のリズムと優しいアレンジがとてもマッチしていマス。Tempertonばかりがクローズアップされるけど、Johnnieの作品もなかなかですね!

「Party Poops」
Temperton作によるEarth,Wind & Fireを彷彿させる爽快なグルーヴ感がカッチョ良いダンスナンバー。Temperton作品ではこの曲が一番のお気に入りっす。

「Leavin' for a Dream」
アルバムのエンディングを飾るTemperton作のドリーミーでロマンティックなバラード。

少し話しが逸れるけど、Quincy Jonesが音楽を担当し、Rod Tempertonも楽曲を提供した映画の1つにSteven Spielberg監督、Whoopi Goldberg主演の「The Color Purple」(1985年)がある。Whoopiの出世作となった感動巨編なんだけど、実は僕が人生で最も大泣きした映画なんだよね。泣ける映画をお探しの方にはオススメっす。
posted by ez at 01:59| Comment(0) | TrackBack(1) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする