発表年:1997年
ez的ジャンル:ダスト系ブレイク・ビーツ
気分は... :この疾走感は『24』にピッタリ!
最近、ある人のオススメで遅まきながら『24』のSeason Iを観た。噂には聞いていたけど、確かにハマるのがよくわかるね!1日24時間の出来事を24回で観せるというアイデアも面白いけど、それを飽きさせずに観せるストーリーもなかなかよく考えられているね!でも、フツー1日にあんなに多くの出来事は起きないでしょ!と突っ込みたくはなるけどねぇ!
『24』のようなノンストップの緊張感が漂うドラマを観てたら、久々にChemical Brothersが聴きたくなりまシタ。
ご存知の通りThe Chemical Brothersは、マンチェスター大学出身のTom RowlandsとEd Simmonsによるブレイク・ビーツの最高峰ユニットです。彼らのブレイクをきっかけに“デジタル・ロック”なんて呼び方も生まれましたよね!
今回愛聴していた1st『Exit Planet Dust』(1995年)、2nd『Dig Your Own Hole』(1997年)、3rd『Surrender』(1999年)の3枚を久々に聴いたけど、2nd『Dig Your Own Hole』がダントツにカッチョ良かった!
全曲紹介しときやす。
「Block Rockin' Beats」
アルバムの先行シングルにもなった人気曲。これぞChemicalってカンジの曲だよね!この1曲のみでアドレナリンが出まくり間違いナシ。この曲を聴くと、デジタル・ロックと呼びたくなるのも少しはわかる気がしマス。23 Skidoo「Coup」ネタ。
「Dig Your Own Hole」
「Block Rockin' Beats」の興奮が冷め止まぬうちに、この太いベースラインが脳天を直撃するタイトル曲に突入。大抵の人は、この段階で脳ミソが溶けまくっているのでは?アルバムで1、2位を争うカッチョ良い曲だと思いマス。
「Elektrobank」
大音量で聴きたいとってもRockな曲。
「Piku」
直球勝負のハードなオープニング3曲の次は、少し変化球のHip-hopテイスト・ナンバー。
「Setting Sun」
このアルバムのハイライトの1曲。マンチェスターの同郷OasisのNoel Gallagherのボーカルをフィーチャーしたシングル曲。僕はOasisにはあまり興味が無い(Blurは好きだったけど)人なんだけど、話題性に負けてシングルまで購入してしまいまシタ僕が大好きなサイケな仕上がりデス。。Beatles「Tomorrow Never Knows」ネタ。
「It Doesn't Matter」
「Don't Stop The Rock」
「Get Up On It Like this」
ディスコチックな3曲。敢えてチープに仕上げたあたりがニクイねぇ。John Schroeder「Money Runner」ネタの「Get Up On It Like this」が短い曲だけどかなりファンキーでスキっす。
「Lost In The K-Hole」
ベースラインが印象的なポップ・ナンバー。アルバムで唯一ソフトなカンジっす。Sound Experience「Devil With The Bust」ネタ。
「Where Do I Begin」
女性ボーカルをフューチャーした美しくも、儚いカンジの乾いたナンバー。トム・クルーズ主演の映画『ヴァニラ・スカイ』にも使われていましたよね。
「The Private Psychedelic Reel」
アルバムのラストを飾るデジタル・ラーガ・ロックとも呼ぶたく曲。シタール大好きな僕のハートを鷲づかみにする最もお気に入りの曲デス。Mercury RevのJonathan Donahueが参加していマス。
当時、この曲と同じくシタール大活躍のIndian Vibes「Mathar」(1997年)も大好きだったなぁ。この2曲に「Mathar」のオリジナルであるThe Dave Pike Set「Mathar」(1969年)、Dave Pike SetのメンバーVolker Kriegelのソロ作「Zoom」(1971年)を加えた4曲セットが僕のシタール満喫パターンっす。
『24』を観終わって1つ気付いたことがある。最近、篠原涼子が好きで1月から彼女が主演のドラマ『アンフェア』を観ているんだけど、コレって明らかに『24』のパクリだよね!何かガッカリ...┏(-_-;)┓