発表年:2003年
ez的ジャンル:エスニック風味の変態ビートHip-Hop
気分は... :刺激テキ〜ィ!
昨晩は、エスニックな食事だったので、気分がエスニック・ムードっす。
そこで、エスニック風味の変態ビートHip-HopアルバムTimbaland & Magoo『Under Construction Part II』を紹介しマス。
言わずと知れたスーパーHip-Hop/R&BプロデューサーTimbaland、盟友Missy Elliottと共に例の変則(変態)ビートで90年代のHip-Hop/R&Bシーンに大旋風を巻き起こしたのは周知の通りですよね。
でも、Missyがソロ・アーティストとしても不動の地位を築いたのに対して、Magooと組んだTimbaland自身の活動ってそれほどパッとしないよね!アーティストとしても大ブレイクしたKanye Westあたりとも、かなり対照的なカンジがします。相棒(Magoo)がイマイチなのかなぁ?でも、この二人はかなりのマブダチみたいだから、そう簡単にコンビ解消できないのかな?
TimbalandとMagooって、TimbalandがAaliyahやGinuwineでブレイクする前からの仲間なんだってね。NeptunesのPharrellも一緒だったとか...最近まで知らなかった。
『Under Construction Part II』は、Timbaland & Magooのコンビによる第3弾アルバムっす。このタイトルって、Missy Elliott『Under Construction』(2002年)とどう関係しているのかねぇ?Missyのアルバムとの連作ってカンジなのかなぁ??僕はそのあたりの事情をよく知らないんだけど???
このアルバム自体はHip-Hopの最新モデルとは言えないかもしれないけど、刺激的な変態ビートはやっぱり中毒になりマス。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Cop That Shit」
Missy Elliottをフィーチャーしたクラブヒット・ナンバー。Timbalandらしい怪しげな変則ビートを堪能できマス。Eric B. & Rakim「I Know You Got Soul」、Mc Lyte「Paper Thin」ネタ。
「Leavin'」
インド風味のループがクセになるナンバー。Peter, Paul, & Mary「Leavin' On A Jet Plane」ネタ。
「Don't Make Me Take It There」
フィーチャーしたFrank Lee Whiteのフロウにグイグイと引っ張られるナンバー。
「Indian Flute」
「Naughty Eye」
インド路線を強調した2曲。「Indian Flute」は、タイトルの通り、インディアンなフルートのループが脳裏を離れなくなるエスニックなナンバー。シングルカットもされまシタ。「Naughty Eye」は、Timbalandらしいビートとインド・テイストがうまく融合しているナンバー。2曲ともインド系シンガーRaje Shwariをフィーチャーしていマス。
「Can We Do It Again」
密かに好きな、重心の低い変態ビートが脳ミソをユルユルにしてくれるナンバー。ヤバさがプンプン臭ってくるカンジが好きだなぁ。
「N 2 Da Music」
Brandyをフィーチャーしたナンバー。アルバムで一番のお気に入りっす。やや抑え目の変則ビートにBrandyのボーカルが絡むと、それだけで全体が華やかになるから不思議っす。特別Brandyが好きってワケじゃないけど、Timbalandもプロデュースで参加している2004年発表のアルバム『Afrodisiac』はかなりお気に入りのアルバムでした。この曲も『Afrodisiac』の番外編ってカンジで、1セットで聴いていまシタ。
「Hold On」
Wyclef Jeanをフィーチャーしたナンバー。Wyclef絡みならば、もう少しカリビアン・テイストなビートあたりを期待するってのはダメかな??
「Throwback」
鳥の鳴き声のループが印象的なナンバー。L.L. Cool J「Jingling Baby」ネタ。
「I Got Luv 4 Ya」
Heavy D.(懐かしい☆と思うのは僕だけ??)がプロデュースしているナンバー。彼らしいメロディアスでキャッチーな作りになっていマス。アルバム中唯一メロウな曲。
「Naughty Eye II(“Hips”)」
「Naughty Eye」の別バージョン。コチラはBeanie Manをフィーチャーし、とってもジャマイカンな変態ビートが刺激的デス。
全然関係ないけど、昨朝サッカーの国際親善試合「クロアチア対アルゼンチン」をTV観戦した。いやぁ、クロアチアはメチャ強かったねぇ。日本はかなりの覚悟で戦わないと相当厳しいカンジだねぇ。ポイントは相手のサイド攻撃をどう封じるか!そう考えると、左サイドは三都主じゃなくて、中田浩二でしょ!あと、負けたけど、アルゼンチンのリケルメ、テベス、メッシのトリオは魅力的だったねぇ。特に、メッシ、テベスのコンビはW杯本番でも観たいね。