発表年:1974年
ez的ジャンル:裏EW&F系フュージョン
気分は... :太陽が眩しすぎる!
先週末に続き、朝までコースで飲み明かし、只今起床っす。
正直太陽が眩しすぎる!かなりグロッキー状態っす。
いい加減、自分がオヤGであることを自覚せねばいけませんなぁ(≧_≦)
さて、今回は荒川静香さん金メダルあめでとう(遅いかな?)&浅田真央チャン世界ジュニア金メダル祈願(4回転ループ成功して欲しいね)ということで、ゴールド・ムード満点のジャケットが印象的なアルバムRamsey Lewis『Sun Goddess』(1974年)っす。
『Sun Goddess』は、Jazz界の大物キーボード奏者の一人であるRamsey Lewisによる70年代を代表するJazzファンク/フュージョン・アルバムっす。で何よりこのアルバムの興味は、Earth,Wind & FireのMaurice Whiteがプロデュースで参加し、Philip Bailey、John Graham、Verdine Whiteといったメンバーも含めて、裏EW&Fとも呼べるEW&F色の強いナンバーが収録されている点だと思いマス。
ご存知の通り、Maurice WhiteはEW&F結成前にドラマーとしてRamsey Lewis Trioに参加していまシタ。そんな経緯で師匠への恩返し的なプロデュースだったのかもね。また、EW&F勢参加アルバムということでは『Routes』 (1980年)も見逃せませんね。同アルバム収録の「Whisper Zone」もEW&Fファン必聴の1曲だと思いマス。
実際には本アルバムでのMaurice Whiteプロデュース曲は2曲のみなんだけど、かなりインパクトがありマス。
全曲紹介しときやす。
「Sun Goddess」
Maurice Whiteプロデュースのタイトル曲。この1曲のみでも、このアルバムを聴く価値がありマス。Maurice White、Philip Baileyのボーカルを聴いていると、EW&Fの作品を聴いているように錯覚してしまうよね。John Grahamのギターカッティングもカッチョ良いっす。
EW&Fのライブ・レパートリーでもあり、EW&Fバージョンは傑作ライブ『Gratitude』(1975年)に収録されていマス。Pete Rock & C.L. Smooth「Escapism」、Potna Deuce「Fiasco」、Detroits Most Wanted「All about Ya Yo」、Mr.Complex「Visualize」ネタ。
「Living for the City」
Stevie Wonderの名曲のカヴァー(オリジナルはアルバム『Innervisions』収録)。Jazzファンクなカヴァーに仕上げています。こうやって聴いてみると『Innervisions』をはじめとする絶頂期のStevieのアルバムとJazzファンクって結構接点があるんだなぁ!って改めて気付きますねぇ♪
「Love Song」
いきなりのストリングスな展開に、一瞬Donald Byrdでお馴染みSky High Productionを思い出させるメロウなJazzファンク。
「Jungle Strut」
タイトルの通り、ジャングルの雰囲気たっぷりのアフロ・テイストな曲。
「Hot Dawgit」
この曲もMaurice Whiteプロデュース作品。出だしはブルージーに始まるが、程なくファルセット・ボイスでEW&Fワールドへ突入しマス。EW&Fファンとしては、もっとEW&F色が強くてもイイカンジっす。Public Enemy「Yo' Nigga」、Paris「Long Hot Summer」ネタ。
「Tambura」
とっても70年代フュージョンらしいキーボードを堪能できるナンバー。Cannibal Ox「Battle For Asgard」、Company Flow「Linoleum」、Rahzel「Bubblin, Bubblin (Pina Colada)」、The Coup「Fuck a Perm」ネタ。
「Gemini Rising」
目まぐしく展開が変化するジャス・テイスト濃い目のナンバー。70年代のブラック・ムービーのサントラなんかに合いそうなカンジっす。
他のRamsey Lewis作品では、『The In Crowd』(1965年)、『Tequila Mockingbird』(1977年)あたりが愛聴盤デス。あとは大好きな「Something About You」収録の『Don't It Feel Good』(1975年)と前述の『Routes』あたりがが欲しいんだけど、CD化されていないみたいですね。残念!