発表年:1993年
ez的ジャンル:ストリート系男性R&Bグループ
気分は...:やる気満々
今日より、反省モードからやる気満々反攻モードへ転換っす!
それはさておき、間もなくサッカーUEFAチャンピオンズリーグの準々決勝1stlegですね。今晩は、アーセナル対ユベントス、ベンフィカ対バルセロナの2試合。
アーセナル対ユベントスは、かつてのアーセナルのキャプテンで現ユーべのビエラが、アーセナルのホームでファンからどのような反応を受けるのか、興味深いっす。トレセゲ対アンリのフランス代表FW対決も見逃せませんね。ユーべのデル・ピエロ、ネドベドの欠場が残念ですが...
ベンフィカ対バルセロナは、クーマン対ライカールトという、オランダが欧州チャンピオンとなった時の盟友が監督して激突するのは見物ですね。ベストメンバーが揃えば、圧倒的にバルサが有利だと思うけど、DF陣がケガ&出場停止で総崩れ状態なので、ホームのベンフィカにもチャンスがあるかも?
今回は90年代男性R&Bグループの中でお気に入りだったJodeciの2ndアルバム『Diary Of A Mad Band』っす。
Jodeciは、Cedric(K-Ci)とJoel(JoJo)のHailey兄弟とDonald(DeVante Swing)とDalvin(Mr. Dalvin)の DeGrateの兄弟によって結成された男性4人組R&Bグループであり、Boyz II Menのライバル的存在だった。日本では、Boyz II Menの方が圧倒的に注目度が高かったけどね。Jodeciはむしろ、Jodeci自体よりもHailey兄弟がK-Ci & JoJoとして活動を開始してから注目されるようになったカンジだったよね。
僕はJodeciのことなど全く知らなかったが、デビューアルバム『Forever My Lady』(1991年)は発売して間もない時期に購入した記憶がある。80年代後半からのNew Jack Swing(NJS)ブームの中、“第2のGuyの登場”を待ち望んでいた時期に試聴して一発で気に入ったのが『Forever My Lady』だった。
1993年に発表された本作『Diary Of A Mad Band』は、『Forever My Lady』に続く2ndアルバム。1stがNJS全開のハネハネ・ダンスナンバーが多かったのに対して、この2ndではストリート系のチョイ悪感覚を残しつつ、しっかり聴かせるJodeci独自のスタイルを確立し、Boyz II Menあたりとのスタンスの違いを鮮明に打ち出していマス。3rdアルバム『The Show, The After Party, The Hotel』(1995年)も捨て難いけど、曲単位のクオリティはこの2ndの方が高い気がします。
改めて振り返ると、このグループの要はDeVante Swingだったんだよね。K-Ci & JoJoが独立してアルバムを出すまで、好きなわりにはJodeciのメンバーなんて気にも留めていませんでシタ。
その意味では、サウンド・クリエイターとしてのDeVante Swingの才能を再確認できるアルバムっす。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Cry for You」
シングルカットされたスロー・ナンバー。見事なサウンド&コーラスワークを堪能できマス。前半をスロー・オンパレードにするあたりはDeVanteの自信の表れかね!
「Feenin'」
K-Ci & JoJoのボーカルを楽しめるスロー。K-Ci & JoJo時代よりも、あまり熱唱しすぎないこの頃の方がスキっす。あと、ボコーダー大好きの僕にとっては、Teddy Rileyっぽいボコーダー使いは嬉しい限りデス。
「What About Us」
ここではボコーダー使いの本家Zappの名曲「Computer Love」をサンプリング。Zapp、特に「Computer Love」好きの僕は一気にで昇天してしまいまマス。そのサンプリングを除いても、歌よし、コーラスよし、サウンドよしで文句ナシの名曲。勿論、アルバムで一番のお気に入りっす。
「Alone」
Jodeciらしい少し怪しげなストリート感覚が反映されたスロー。このあたりスタイルは後続のグループにも影響を与えたのでは?
「You Got It」
スロー中心の前半から、後半は一気にギアチェンジしてアップします。アップになってもDeVanteの見事な腕前は変わらず♪Sly & The Family Stone「Sing A Simple Song」ネタ。
「Won't Waste You」
1stでも見られた独特の少し引きずり気味の独特のグルーヴ感がクセになるJodeciならではのミディアム・ナンバー。なんと、Misdemenor of Sistaの名でMissy Eliottが参加していマス。Dobie Gray「Drive on, Ride on」ネタ
「In the Meanwhile」
この曲にはTimbalandが参加してマス。その影響か少し変態チックなグルーヴが何ともイイっす。James Brown「Payback」ネタ。
「Sweaty」
この曲もTimbaland & Missy Eliottが参加。まだブレイク前のTimbaland & Missy Eliottを起用するあたりに、DeVante Swingのセンスを感じますなぁ。
ファン方はご存知の通り、国内盤にはボーナストラックとして、Stevie Wonderの名曲「Lately」のカヴァーが収録されていマス。僕のCDは輸入盤なので、未収録っす。ちょっぴり残念!