発表年:1994年
ez的ジャンル:強力声キャラ系House Diva
気分は... :100% Pure Love!
今年、久々にハマったハウス・アルバムが以前に紹介したLatrice『Illuminate』っす。
僕がハマるハウスは基本的にクール&エレガント&スタイリッシュなDiva系歌モノなので、それにピッタリはまったのがLatrice『Illuminate』だった。家でも聴ける、アルバム単位でも聴けるってカンジがイイっす。
でも振り返ると、90年代初めって、そんなハウス・シーンで輝く個性的なDivaが結構いた気がします。僕的には、Crystal Waters、Ultra Nate、Ce Ce Penistonという3人が特にお気に入りでシタ。この3人については、アルバムのみならず、シングルCDもかなり購入しまシタ。
その中で最も完成度が高いと思うアルバムがCrystal Waters『Storyteller』っす。Crystal Watersと言えば、当時の売れっ子ハウス・プロデュース・チームBasement Boys(Teddy Douglas、Thommy Davis、Jay Steinhourの3人)に見出され、1991年に呪文のようなフレーズで大ヒットした「Gypsy Woman」が有名ですよね。
本作『Storyteller』は1stアルバム『Surprise』(1991年)に続く2ndアルバムっす。1st同様Basement Boysがプロデュースしています。
Crystal Watersと言えば、やはり強力な声キャラの持ち主っていうのが最大の魅力かな。決して、上手いシンガーじゃないけど、クセのあるクールでアンニュイなボーカルは、とても個性的で印象に残るし、クラブミュージックとの相性もバッチリだよね!
同じくBasement Boysに発掘されたUltra Nateあたりと比較すると、Ultra Nateの方がよりブルージーでアンダーグラウンド、Crystal Watersの方がよりポップでキャッチーってカンジかな。要は、Crystal Watersのアルバムは、ハウス・ファンではなくR&Bファンが聴いても十分楽しめるってカンジでしょうか?
オススメ曲を紹介しときやす。
「100% Pure Love」
「Gypsy Woman」と並ぶ彼女の代表曲であるクラシック・ナンバー。このズンドコしたグルーヴ感がたまりません!今も記事を書きながら♪ワン・ハンドレット・パ〜セント☆ピュ〜ア〜ラブ♪と叫んでいマス(多少字余り?)。僕の愛はいつだって100% Pure Loveなんだよ〜っ!わかってるっ!(意味不明)(;¬¬)
「Ghetto Day」
グラウンド・ビートっぽいUKクラブミュージック仕様のミデゥアム・ナンバー。名前の通りとってもクリスタルでカンジっす。こうした曲を聴いていると、彼女がアメリカよりもUKやヨーロッパで人気があるのがわかる気がしマス。
「Regardless」
「I Believe I Love You」
エレクトロHip-Hopテイストなナンバー2曲。このあたりのバラエティがこのアルバムが飽きない要因だと思いマス。彼女がヘタウマなボーカルが、実にHip-Hopのグルーヴ感と実にマッチしてやす。
「Relax」
ポップでキャッチーなアゲアゲ・ナンバー。ほんとモヤモヤしている時には、リラックス気分で踊りまくりましょ!
「What I Need」
Basement Boysらしい正統派ハウス・ダンスナンバー。個人的にはUltra Nate「Rejoicing」あたりとセット聴きたい気分ですな。
「Is It for Me」
とってもスウィンギーでジャジーなミディアム・ナンバー。こうしたジャジーなテイストもBasement Boysの得意技ですね。
「Daddy Do」
とってもクラブ仕様のディープでアッパーなハウス・ナンバー。部屋の明かりを暗くして、踊りたくなりますねぇ♪└|∵ |┐♪
ホント、彼女の声質や歌い回しって、ホント個性的でキュートだと思う。不思議キャラ好きの僕は、声も個性的な女性が好きなのかも???