2006年04月22日

Beyonce『Dangerously In Love』

時代を象徴するポップ・アイコンの大ヒット・ソロデビュー作☆Beyonce『Dangerously In Love』
Dangerously in Love
発表年:2003年
ez的ジャンル:ポップ・アイコン系コンテンポラリーR&B
気分は... :♪┌(・。・)┘♪└(・。・)┐♪

このブログでBeyonceって、意外な登場なのか?それともフツーなのか?

昔の僕ならば、Britney Spears、Jennifer Lopez、Destiny’s Child、AshantiといったアーティストのCDを購入して聴くなんてことは、まずあり得なかったかなぁ。音楽の中身以前にポップ・アイコンの作品に手を出すこと自体に抵抗があったんだろうねっ!まぁ、頭硬いよね( ̄へ ̄)

その反省からか、単に若い女性とのコミュニケーションに役立つためか(笑)、最近はこうしたポップ・アイコンの作品も、頑張って(?)聴いていマス。というか、聴いてみると“案外いいじゃん?”ってカンジだね。でも、購入は専ら中古CDの特売セールでの購入が多いんだけど(^ ^;

そんなポップ・アイコン作品の中で、その完成度に最も感心したのが昨年解散したDestiny's ChildのリーダーであったBeyonceのソロ・デビュー作『Dangerously In Love』(2003年)っす。

次々とヒット曲を輩出し、2004年のグラミー賞を5部門で受賞したこのアルバムについては、いろんな所で語り尽くされた感もあるけど、まぁおさらいのつもりで整理しときますねぇ。

ジャケ好きの僕としては、音楽以前に妖艶なBeyonceの姿に釘付けデス。
“XXが見えるのでは?”とジャケを見るたびに目を細めて凝視してしまいマス(笑)

スケベオヤジの戯言はさておき、改めて聴くと、アーティストBeyonceと同時に、そうしたポップアイコンを演出するプロデューサーBeyonceのスゴ腕に感心させられますな。とっても70年代を意識した作りにオヤジは参ったねぇ!

オススメ曲を紹介しときやす。

「Crazy In Love」
まぁ何はともあれ、このアルバムと言えば、Jay-Zをフィーチャーしたこの曲ですよね。あまり洋楽を聴かない若い女の子やオッサンもこの曲だけは知ってるよねぇ。音楽のみならずPVも印象的でしたよね。さんまとキムタクがこのPVをパロったのは笑えたけど。

70年代ソウル・ファンとしては、Chi-Lites「Are You My Woman (Tell Me So)」のホーン部分をネタとして使ったトラックが何ともウレシイですね。でも、「Crazy In Love」大好きの女の子に「Are You My Woman」を聴かせると、“拍子抜けした!”、“大ウケ!”みたいな反応が多いのは何故?

「Naughty Girl」
「Baby Boy」
エキゾチックで妖艶な雰囲気の2曲。「Naughty Girl」は、最初の♪セクシィ〜♪の一言で昇天しそうです。Donna Summer「Love To Love You Baby」ネタ。「Baby Boy」はSean Paulと共演していますね。僕はどうもSean Paulは苦手なんだけど、この曲の雰囲気には合っているかもね。

「Hip Hop Star」
OutKastのBig BoiとSleepy Brownをフィーチャーしたナンバー。ロック・テイストのエッジが効いたトラックはカッチョ良くていいと思いマス。

「Be With You」
「Me, Myself And I」
しっとりとしたスロー2曲。「Be With You」は、Bootsy's Rubber Band「I'd Rather Be With You」、Shuggie Otis「Strawberry Letters 23」 ネタのトラックをベースに、とてもエレガントな仕上がりになってマス。「Me, Myself And I」はメロウネスたっぷりの仕上がりにウットリですね。

「Signs」
Missy Ellliottプロデュース&参加の美しいスロー。Missyにしてはオーソドックスな仕上がりっす。もっと変則ビートで攻めて欲しかったね!

「That's How You Like It」
「Crazy In Love」に続きJay-Zの登場。ゴシップネタには興味の無い僕だけど、現在のこの二人の仲ってどうなのよ?
わかりづらいけど、僕も大好き、みんな大好きDebarge「I Like It」ネタっす。

「The Closer I Get To You」
今は亡きLuther Vandrossとのデュエット・ナンバー。Lutherの声を聴いていると、胸に熱いものが込み上げてきマス。

僕は元々この曲がメチャ好きなんだよね。オリジナルは「Juicy Fruit」でお馴染みのMutumeで、本バージョン以外にもRoberta Flack & Donny Hathawayなどのカヴァーが存在しますね。以前に他の記事でも書いたけど、個人的にはDennis Brown & Janet Kayによるラヴァーズ・ロック(レゲエのラブソング)のカヴァーが一番のお気に入りっす。

「Dangerously In Love 2」
Destiny's Childのバージョンでもお馴染みのナンバーっすね。とっても切ないカンジがいいですよな。

「Gift From Virgo」
とってもジャジーでメランコリックな素敵なナンバー。この地味目の作品の充実ぶりにBeyonceがただのポップ・アイコンではなく、才能あるアーティストであることを証明してくれるよね。

この曲はShuggie Otis「Rainy Day」ネタです。「Be With You」でもShuggie Otisネタを使っており、この激シブのネタ使いもオヤジを歓喜させますね。

ちなみにShuggie Otisは、伝説の黒人ミュージシャンJohnny Otisの息子っす。Al Kooperのバックアップでデビューしまシタ。「Be With You」で使われた「Strawberry Letters 23」はBrothers Johnsonがカヴァーして大ヒットしまシタ。クラブDJやTortoiseなどのポストロック勢からの再評価も高まっていますよね。

Destiny’s Childもそのうち紹介しや〜す。
posted by ez at 00:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする