発表年:1977年
ez的ジャンル:アーバン系ジャズ・ファンク/レア・グルーヴ
気分は... :チェケラッチョ!!(=^ェ^=)
昨日はサッカーUEFAチャンピオンズリーグ準決勝「ビジャレアル対アーセナル」がありましたね。結果はスコアレス・ドローでアーセナルが見事勝ち上がり!初の決勝進出ですね。
僕も2、3年前まではイングランド・プレミアではアーセナルのサッカーがダントツで好きだったんだけど、ここ1、2年はすっかりチェルシーに浮気していまシタ。ベンゲル監督ゴメンなさいm(_ _)mそれにしてもリーグ戦ではサッパリなのに、チャンピオンズリーグでの変貌ぶりはミラクルですな。
アーセナルはベンゲル監督をはじめ、アンリ、ピレス等のフランス人が多いので、パリでの決勝はホームの雰囲気で戦えるかもしれませんね!
そして、いよいよ数時間後にはもう1つの準決勝「バルセロナ対ミラン」のキックオフっす。バルサの勝利を信じてマス。ロナウジーニョの体調が万全になっていることを願うばかりっす。
今回はフリーソウル、レア・グルーヴ方面のファン方に大人気のアルバムJames Mason『Rhythm Of Life』っす。
James Masonは、Roy Ayersのバンドのギタリストとして活躍していた人っす。僕がJames Masonのことを知ったのは、多くの人と同じようにフリーソウルのコンピアルバムっす。『Free Soul Visions』に「Slick City」、『Free Soul Impressions』に「Good Thing」が収録されてまシタ。
ホント、こういうアルバムはフリーソウルのムーヴメントが無かったら、絶対出会うことのないアルバムだったろうね。Free Soulに感謝!感謝っすねぇ。
中身は、とってもクールでフュージョンなジャズ・ファンク。僕的には絶頂期のStevie Wonderをアーバンかつグルーヴィーにしたカンジのサウンドがとっても気に入りまシタ。あとこの手のアルバムって、サウンド的にはバッチリだけどボーカルものが2、3曲で残念なんてパターンが多いけど、このアルバムは全編に女性ボーカルがフューチャーされているのが何ともウレシイですね。
メンバーは、James Mason(g、key、vo)、Gene Torres(b)、Mustafa Khaliq Ahmed(ds、conga)、Narada Michael Walden(ds)、Dwayne Perdue(ds)、Justo Almario(s)、Philip Woo(p)、Clarice Taylor(vo)、Mbewe Ninoska Escobar(vo)。Narada Michael Waldenがドラムというのが興味深いですね。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Sweet Power Your Embrace」
多くのDJ御用達のレア・グルーヴ・クラシックですね。クールだけどエキサイティングなサウンドに思わず体が動いてしまうジャズ・ファンク・ナンバー。
「Good Thing」
前述のフリーソウルで人気のミディアム・ナンバー。甘く危険な都会の夜なカンジが何とも好きですねぇ♪
「Free」
ハウス・ファンに人気のブラジリアン・フュージョン・テイストなナンバー。この曲は確かにフロアで盛り上がりそうな、長回しで踊りたい曲だよねぇ。Cosmic Villageがカヴァーしていますよね。
「Funny Girl」
密かにお気に入りのMasonのギター・カッティングとNaradaのドラムがカッチョ良いグルーヴ・ナンバー。週末にオールナイトでまったりと飲んでいる時に聴きたい曲。
「Slick City」
説明不要のフリーソウル・クラシック。僕も思わず手拍子したくなる!この曲にはStevie Wonderのミラクルな作品群に通じる完璧さを感じヤス。
「Rhythm of Life」
これも人気の高速フュージョン・グルーヴ。疾走感がたまりませんね。グイグイ引っ張るカンジの女性ボーカル(Clarice Taylor)もいいですね。
「Hey Hey Hey」
Mason自身もボーカルを披露してくれるミディアム・グルーヴ。タイトルが似ている訳じゃないけど、何となくPaul McCartney & Wings「Hi Hi Hi」とセット聴きたくなってきまシタ。♪へ〜イ、へ〜イ、へ〜イ♪に続いて♪ハ〜イ、ハ〜イ、ハ〜イ♪なんてイイ感じなのでは?
「I've Got My Eyes on You」
実はアルバムで一番のお気に入りナンバー。この曲を聴いていると否応なく気持ちが高揚してきます。ワクワク感に満ち溢れたグルーヴですな。
「Dreams」
アルバムのラストはほのぼのナンバー。アルバムの最後にこの曲を聴くととってもホッとします。
こんな完璧なアルバムが売れなかったのも不思議だし、こんな素晴らしい作品をクリエイトできるアーティストがその後コンスタントに作品を発表していないのも不思議ですね。
そう言えば、Amazon.co.jpの本作レビュー欄に、レビュアー名:James Mason、タイトル:I am James Masonのレビューがあった(勿論全部英語っす)。James Mason本人なのか?